JPS6146082A - 圧電アクチユエ−タ - Google Patents
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- JPS6146082A JPS6146082A JP59167327A JP16732784A JPS6146082A JP S6146082 A JPS6146082 A JP S6146082A JP 59167327 A JP59167327 A JP 59167327A JP 16732784 A JP16732784 A JP 16732784A JP S6146082 A JPS6146082 A JP S6146082A
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Classifications
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- H10N—ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10N30/00—Piezoelectric or electrostrictive devices
- H10N30/20—Piezoelectric or electrostrictive devices with electrical input and mechanical output, e.g. functioning as actuators or vibrators
- H10N30/204—Piezoelectric or electrostrictive devices with electrical input and mechanical output, e.g. functioning as actuators or vibrators using bending displacement, e.g. unimorph, bimorph or multimorph cantilever or membrane benders
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- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Dispersion Chemistry (AREA)
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- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は、少なくとも一対の電歪板を中央電極を介して
積層接合することtこより形成される/<イモルフ型圧
電素子を用いてなる圧電アクチュエータに関する。
積層接合することtこより形成される/<イモルフ型圧
電素子を用いてなる圧電アクチュエータに関する。
バイモルフ型圧電素子は、小型力1つ軽量でしめ\も低
電力にて作動させ得るものであり、またaの圧電素子と
比較して大きな変位を得ること力くできることから、近
年、各方面で7クチユエータとして利用することについ
て注目されてl、%る。し力)し、このようなバイモル
フ型圧電素子をアクチュエータとして用いるうえで問題
とされること11、従来は、その外側部分に電極層が剥
き出しで露呈していることから1作動端付近で11その
出力を外部に伝達する伝達機構との摺動動作によって電
極層が傷ついたり0、剥離してしまう等とl、%つた不
具合を生じることである。また、このようなノくイモル
フ型圧電素子を、アクチュエータとして高温多湿条件下
で使用すると、電極取出端での絶縁性力く低下し、リー
ク電流によって所定の電圧を印カロすることができなく
なり、その変位および発生力が低下するといった欠点を
生じるものであった。
電力にて作動させ得るものであり、またaの圧電素子と
比較して大きな変位を得ること力くできることから、近
年、各方面で7クチユエータとして利用することについ
て注目されてl、%る。し力)し、このようなバイモル
フ型圧電素子をアクチュエータとして用いるうえで問題
とされること11、従来は、その外側部分に電極層が剥
き出しで露呈していることから1作動端付近で11その
出力を外部に伝達する伝達機構との摺動動作によって電
極層が傷ついたり0、剥離してしまう等とl、%つた不
具合を生じることである。また、このようなノくイモル
フ型圧電素子を、アクチュエータとして高温多湿条件下
で使用すると、電極取出端での絶縁性力く低下し、リー
ク電流によって所定の電圧を印カロすることができなく
なり、その変位および発生力が低下するといった欠点を
生じるものであった。
したがって、このようなバイモルフ型圧電素子を用いて
なる従来の圧電アクチュエータにあっては、その使用条
件によっては動作上の信頼性の点で難点があるもので、
何らかの対策を講じることが望まれている。
なる従来の圧電アクチュエータにあっては、その使用条
件によっては動作上の信頼性の点で難点があるもので、
何らかの対策を講じることが望まれている。
たとえばハイブリッド型ICなどといった半導体部品で
は、その絶縁性、耐環境性を向上させる目的で、基板上
に素子を搭載した後、全体を樹脂材にてコート処理する
ことが一般に行なわれているが、このようなコート処理
にはきわめて高い信頼性が要求されているため、従来か
らシリコン系ハードコート材に代表されるような二液硬
化形相脂材が使用されている。そして、このような樹脂
コート層によれば、耐湿性、絶縁性等の点で優れている
といった利点を奏するものであるが、その一方において
、その一連の処理工程に数時間を要し、作業性の面で大
きな問題となるばかりでなく、その処理時に反応を促進
させるためには1(t。
は、その絶縁性、耐環境性を向上させる目的で、基板上
に素子を搭載した後、全体を樹脂材にてコート処理する
ことが一般に行なわれているが、このようなコート処理
にはきわめて高い信頼性が要求されているため、従来か
らシリコン系ハードコート材に代表されるような二液硬
化形相脂材が使用されている。そして、このような樹脂
コート層によれば、耐湿性、絶縁性等の点で優れている
といった利点を奏するものであるが、その一方において
、その一連の処理工程に数時間を要し、作業性の面で大
きな問題となるばかりでなく、その処理時に反応を促進
させるためには1(t。
°C前、後の高温状態を維持することが必要とされる等
の欠点をもつものであった。これに対し、その作業時間
が短く、しかも常温に近い温度にて硬化するコート材と
して、紫外線硬化形の樹脂材を用いる方法も従来から知
られているが、上述したようなIC等の半導体部品に使
用するには、絶縁性、耐湿性等の面で問題を生じること
から、これを使用することは事実上不可能であった。
の欠点をもつものであった。これに対し、その作業時間
が短く、しかも常温に近い温度にて硬化するコート材と
して、紫外線硬化形の樹脂材を用いる方法も従来から知
られているが、上述したようなIC等の半導体部品に使
用するには、絶縁性、耐湿性等の面で問題を生じること
から、これを使用することは事実上不可能であった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり′
、その両側面に電極層が形成された少なくとも一対の電
歪板を中央電極を介して積層接合してなるバイモルフ型
圧電素子の外側部に対し、成。
、その両側面に電極層が形成された少なくとも一対の電
歪板を中央電極を介して積層接合してなるバイモルフ型
圧電素子の外側部に対し、成。
形容易で可撓性や耐摩耗性に優れた薄い絶縁性樹脂コー
ト層を形成するという簡単な構成によって、従来問題と
されていた電極層の損傷や使用条件下によって左右され
る絶縁上の不具合を簡単かつ確実に解消し、アクチュエ
ータとしての信頼性を大幅に向上させ得るとともに、コ
ート層を形成するにあたって常温で硬化処理し得るなど
、作業性の面で優れ、コスト的にも安価である圧電アク
チュエータを提供するものである。
ト層を形成するという簡単な構成によって、従来問題と
されていた電極層の損傷や使用条件下によって左右され
る絶縁上の不具合を簡単かつ確実に解消し、アクチュエ
ータとしての信頼性を大幅に向上させ得るとともに、コ
ート層を形成するにあたって常温で硬化処理し得るなど
、作業性の面で優れ、コスト的にも安価である圧電アク
チュエータを提供するものである。
以下、本発明を図面に示した実施例を用いて詳細に説明
する。
する。
第1図(a)、(b)は本発明に係る圧電アクチュエー
タの一実施例を示すものであり、これらの図において、
全体を符号1で示す圧電アクチュエータを構成するバイ
モルフ型圧電素子は、周知のように、一対の電歪板H1
,H2を有し、かつこれら電歪板H1,H2の外側面に
電極層AI、A2を形成した状態でその間に介装される
中央電極Bに対しvIGして接合され、これによりその
一端が作動端として揺動動作するものである。なお、図
中3はバイモルフ型圧電素子1の他端側に形成された電
極取出端部で、前記中央電極Bの一端が外方に延設され
ている。そして、この電極取出端部3において、前記各
電極層A I、A 2および中央電極Bからのリードは
、端子T 1.T 2.T 3に接続されている。
タの一実施例を示すものであり、これらの図において、
全体を符号1で示す圧電アクチュエータを構成するバイ
モルフ型圧電素子は、周知のように、一対の電歪板H1
,H2を有し、かつこれら電歪板H1,H2の外側面に
電極層AI、A2を形成した状態でその間に介装される
中央電極Bに対しvIGして接合され、これによりその
一端が作動端として揺動動作するものである。なお、図
中3はバイモルフ型圧電素子1の他端側に形成された電
極取出端部で、前記中央電極Bの一端が外方に延設され
ている。そして、この電極取出端部3において、前記各
電極層A I、A 2および中央電極Bからのリードは
、端子T 1.T 2.T 3に接続されている。
さて、本発明によれば、上述した構成によるバイモルフ
型圧電素子1において、その外側面の全体にわたって絶
縁性樹脂コート層2を形成し、これにより従来に比べ耐
摩耗性等を向上させるとともに、絶縁性、ざらに可撓性
等をも保証し得るようにし、これによりこのバイモルフ
型圧電素子1を、アクチュエータとして使用する際にお
ける信頼性を大幅に向上させ得るように構成したところ
に特徴を有している。
型圧電素子1において、その外側面の全体にわたって絶
縁性樹脂コート層2を形成し、これにより従来に比べ耐
摩耗性等を向上させるとともに、絶縁性、ざらに可撓性
等をも保証し得るようにし、これによりこのバイモルフ
型圧電素子1を、アクチュエータとして使用する際にお
ける信頼性を大幅に向上させ得るように構成したところ
に特徴を有している。
すなわち、本発明は、上述したバイモルフ型圧電素子1
が電子部品でありながら半導体部品はどの絶縁性が要求
されず、ある程度の高い絶縁性が確保し得る紫外線硬化
形樹脂材を使用することが可能で、さらにその紫外線硬
化形樹脂材はその絶縁性が二液性の樹脂材に比べてやや
劣るものの成形時の作業性に優れ、常温状態、特にバイ
モルフ型圧電素子lの使用温度で硬化処理ができ、しか
も薄い被膜層として付着させることができ、可撓性の面
で優れ、また耐摩耗性、耐擦傷性、さらに耐湿性等にも
優れている等といった点を考慮してなされたものである
、そして、このような条件を満足し得るに適した絶縁性
樹脂コート層2の材料として、たとえば紫外線硬化形の
多官能アクリル系樹脂材を用いるとよいことが実験によ
り確認されている。
が電子部品でありながら半導体部品はどの絶縁性が要求
されず、ある程度の高い絶縁性が確保し得る紫外線硬化
形樹脂材を使用することが可能で、さらにその紫外線硬
化形樹脂材はその絶縁性が二液性の樹脂材に比べてやや
劣るものの成形時の作業性に優れ、常温状態、特にバイ
モルフ型圧電素子lの使用温度で硬化処理ができ、しか
も薄い被膜層として付着させることができ、可撓性の面
で優れ、また耐摩耗性、耐擦傷性、さらに耐湿性等にも
優れている等といった点を考慮してなされたものである
、そして、このような条件を満足し得るに適した絶縁性
樹脂コート層2の材料として、たとえば紫外線硬化形の
多官能アクリル系樹脂材を用いるとよいことが実験によ
り確認されている。
このような紫外線硬化形樹脂材を用いて上述したバイモ
ルフ型圧電素子1の外側部に対し絶縁性樹脂コート層2
を成形する場合の製造方法を、第2図(a)、 (b)
、 (c)を示しており、これらの図において、符号
10は上述した多官能アクリル系樹脂材、光開始材温剤
を混合した紫外線硬化層樹脂材混合液11が入っている
容器、12はヒータ、13は紫外線ランプ、14はその
光を反射さぜ光を上述した混合液11が付着したバイモ
ルフ型圧電素子1の外側郡全体に照射させるためのミラ
ーである。なお、15は混合液11への浸されたバイモ
ルフ型圧電素子1を吊下げ状態で搬送するためのベルト
である。
ルフ型圧電素子1の外側部に対し絶縁性樹脂コート層2
を成形する場合の製造方法を、第2図(a)、 (b)
、 (c)を示しており、これらの図において、符号
10は上述した多官能アクリル系樹脂材、光開始材温剤
を混合した紫外線硬化層樹脂材混合液11が入っている
容器、12はヒータ、13は紫外線ランプ、14はその
光を反射さぜ光を上述した混合液11が付着したバイモ
ルフ型圧電素子1の外側郡全体に照射させるためのミラ
ーである。なお、15は混合液11への浸されたバイモ
ルフ型圧電素子1を吊下げ状態で搬送するためのベルト
である。
そして、このような構成において、まず、前述したよう
に予めユニットとして組立形成してなるバイモルフ型圧
電素子1を、第2図(a)に示すように、前記容器10
中の混合液11に漬け、その電極層A 1.A 2およ
び作動端、電極取出端部3側の端面を含む外側郡全体に
混合液11を付着させる。
に予めユニットとして組立形成してなるバイモルフ型圧
電素子1を、第2図(a)に示すように、前記容器10
中の混合液11に漬け、その電極層A 1.A 2およ
び作動端、電極取出端部3側の端面を含む外側郡全体に
混合液11を付着させる。
次に、このバイモルフ型圧電素子1を混合液ll中から
取出し、同図(b)で示すように、ヒータ12.12に
て約60℃程度で数分間熱処理を行ない、前述した混合
液11の溶剤を蒸発させる。そして、その後、同図(C
)に示すように、このバイモルフ型圧電素子lに対し紫
外線ランプ13およびミラー14にて紫外線を数秒間照
射させることにより、前記混合液11中の光開始材が樹
脂材に作用してこの樹脂材は、バイモルフ型圧電素子1
の外側部に層状にて硬化することとなる。
取出し、同図(b)で示すように、ヒータ12.12に
て約60℃程度で数分間熱処理を行ない、前述した混合
液11の溶剤を蒸発させる。そして、その後、同図(C
)に示すように、このバイモルフ型圧電素子lに対し紫
外線ランプ13およびミラー14にて紫外線を数秒間照
射させることにより、前記混合液11中の光開始材が樹
脂材に作用してこの樹脂材は、バイモルフ型圧電素子1
の外側部に層状にて硬化することとなる。
上述した説明から明らかなように、紫外線硬化形樹脂材
を用いて絶縁性樹脂コート層2を成形するようにすると
、その処理時の作業性がよいばかりでなく、大きな設備
等を必要とせず、きわめて短時間でコート層2の成形処
理を行なうことが可能となるもので、その実用上の効果
は大きい。
を用いて絶縁性樹脂コート層2を成形するようにすると
、その処理時の作業性がよいばかりでなく、大きな設備
等を必要とせず、きわめて短時間でコート層2の成形処
理を行なうことが可能となるもので、その実用上の効果
は大きい。
ここで、上述したバイモルフ型圧電素子1の電極層A
1.A 2;B間の絶縁性は、109Ω以上であれば実
用上問題がないと言えるが、上述した樹脂材によれば1
010Ω以上のコート層2としての被膜を容易に形成で
きるため、上述した条件を満足し得るものである。また
、上述した樹脂材による絶縁性樹脂コート層2によれば
、10〜50ル程度以下の厚さにて被装することが充分
可能であるため、バイモルフ型圧電素子1の変位時の抵
抗も小さく、その動作上何ら支障ないものである。
1.A 2;B間の絶縁性は、109Ω以上であれば実
用上問題がないと言えるが、上述した樹脂材によれば1
010Ω以上のコート層2としての被膜を容易に形成で
きるため、上述した条件を満足し得るものである。また
、上述した樹脂材による絶縁性樹脂コート層2によれば
、10〜50ル程度以下の厚さにて被装することが充分
可能であるため、バイモルフ型圧電素子1の変位時の抵
抗も小さく、その動作上何ら支障ないものである。
さらに、上述したバイモルフ型圧電素子1は、キューり
温度以上に加熱すると、その電歪板上に形成されていた
分極が破壊されて圧電効果を失うことがあるが、本発明
のように紫外線硬化形樹脂材を用いたものでは何ら支障
ないものである。すなわち、上述したキューり温度は材
質によっても異なるが、たとえばチタン酸ジルコン酸鉛
(PZT)系では 100〜200°C程度のものが多
く、このキューり温度に達しないまでも、高温状態が加
ゎると分極が劣化する現象が生じるもので1通常はキュ
ーり温度の半分(約100℃)以下を使用温度とするも
のが多い、そして、この点において、紫外線硬化形樹脂
材を用いた絶縁性樹脂コート層2成形方法では、混合液
11中の溶剤を蒸発させる際に50〜60℃程度で加熱
する以外には熱することはないため、上述したような分
極の劣化等といった問題は生じることがないものである
。なお、上述した混合液11中の溶剤は室温でも蒸発さ
せることも可能である。
温度以上に加熱すると、その電歪板上に形成されていた
分極が破壊されて圧電効果を失うことがあるが、本発明
のように紫外線硬化形樹脂材を用いたものでは何ら支障
ないものである。すなわち、上述したキューり温度は材
質によっても異なるが、たとえばチタン酸ジルコン酸鉛
(PZT)系では 100〜200°C程度のものが多
く、このキューり温度に達しないまでも、高温状態が加
ゎると分極が劣化する現象が生じるもので1通常はキュ
ーり温度の半分(約100℃)以下を使用温度とするも
のが多い、そして、この点において、紫外線硬化形樹脂
材を用いた絶縁性樹脂コート層2成形方法では、混合液
11中の溶剤を蒸発させる際に50〜60℃程度で加熱
する以外には熱することはないため、上述したような分
極の劣化等といった問題は生じることがないものである
。なお、上述した混合液11中の溶剤は室温でも蒸発さ
せることも可能である。
第3図(a) 、 (b) 、 (c)は本発明の別の
実施例を示すものであり、この実施例では、バイモルフ
型圧電素子1の基端部側に形成される電極取出端部3に
おけるリード接続端3a、3b、さらにバイモルフ型圧
電素子取付台5上のリード接続端部分をマスキング処理
して絶縁性樹脂コート層2を形成し、その後にリード線
を接続するようにした場合を示している。また、この実
施例では、バイモルフ型圧電素子lの作動端側に作動伝
達部6を一体的に連結して設け、その外側部にも一連に
絶縁性樹脂コート層2を形成した場合を示している。
実施例を示すものであり、この実施例では、バイモルフ
型圧電素子1の基端部側に形成される電極取出端部3に
おけるリード接続端3a、3b、さらにバイモルフ型圧
電素子取付台5上のリード接続端部分をマスキング処理
して絶縁性樹脂コート層2を形成し、その後にリード線
を接続するようにした場合を示している。また、この実
施例では、バイモルフ型圧電素子lの作動端側に作動伝
達部6を一体的に連結して設け、その外側部にも一連に
絶縁性樹脂コート層2を形成した場合を示している。
すなわち、この種のバイモルフ型圧電素子1の外側部に
絶縁性樹脂コート層2を全体にわたって形成して被覆す
るうえで、問題とされることは、その基端から引出され
る電極取出端部3でのリード接続部と、その作動端での
外部への作動伝達機構との連結部との取扱いで、本実施
例のように構成すれば実用上の利点は大きい。
絶縁性樹脂コート層2を全体にわたって形成して被覆す
るうえで、問題とされることは、その基端から引出され
る電極取出端部3でのリード接続部と、その作動端での
外部への作動伝達機構との連結部との取扱いで、本実施
例のように構成すれば実用上の利点は大きい。
第4図はその電極取出端部での変形例を示すものであり
、この場合には、バイモルフ型圧電素子1の基端部に、
それぞれ電極を兼ねるかしめ治具4および取付台5を接
合して設け、その外側部を電極リード部を残して全体に
絶縁性樹脂コート層2を形成した場合で、その作用効果
は前述した実施例と同様であることは明らかであろう。
、この場合には、バイモルフ型圧電素子1の基端部に、
それぞれ電極を兼ねるかしめ治具4および取付台5を接
合して設け、その外側部を電極リード部を残して全体に
絶縁性樹脂コート層2を形成した場合で、その作用効果
は前述した実施例と同様であることは明らかであろう。
ところで、上述した各実施例構造において、バイモルフ
型圧電素子1と、絶縁性樹脂コート層2の樹脂材との線
膨張係数が異なると、高温、低温時において接合部に応
力が発生し、樹脂コート層2の剥離、変位特性の劣化等
が生じることがあるが、上述した紫外線硬化形の樹脂材
では、その被覆時に使用する混合液11での反応希釈材
の混合量を制御する等によってその硬度を制御すること
ができるものである。したがって、本発明によれば、上
述した構成を採用することによって、耐絶縁性、耐摩耗
性、耐環境性を確保したうえで、上述した内部応力を吸
収し得る程度の可撓性をもつ軟らかい材料を用いること
ができるもので、その利点は大きい。
型圧電素子1と、絶縁性樹脂コート層2の樹脂材との線
膨張係数が異なると、高温、低温時において接合部に応
力が発生し、樹脂コート層2の剥離、変位特性の劣化等
が生じることがあるが、上述した紫外線硬化形の樹脂材
では、その被覆時に使用する混合液11での反応希釈材
の混合量を制御する等によってその硬度を制御すること
ができるものである。したがって、本発明によれば、上
述した構成を採用することによって、耐絶縁性、耐摩耗
性、耐環境性を確保したうえで、上述した内部応力を吸
収し得る程度の可撓性をもつ軟らかい材料を用いること
ができるもので、その利点は大きい。
しかし、一般に、樹脂材は硬度を下げるとピンホール等
が生じ易く、吸水性が増大して防水性が低下するといっ
た問題を生じることがある。また、他の部材との摺動に
対して消耗し易く、傷付き易い等といった問題もある。
が生じ易く、吸水性が増大して防水性が低下するといっ
た問題を生じることがある。また、他の部材との摺動に
対して消耗し易く、傷付き易い等といった問題もある。
このような問題を解消するためには、第5図(a)、(
b)に示すような二重の絶縁性樹脂コート層2(20,
21)構造とすればよいものである。 。
b)に示すような二重の絶縁性樹脂コート層2(20,
21)構造とすればよいものである。 。
これを詳述すると、この実施例では、バイモルフ型圧電
素子1の外側部に、まず、内層(20)として軟性樹脂
材を被覆して形成するとともに、その外側に外W(21
)として硬性樹脂材を被覆し、これによりアクチュエー
タとしての信頼性をより向上させ得るように構成したも
のである。ここで、上述した内側の軟性樹脂層20には
、線膨張係数の違いによる接着部の応力、バイモルフ型
圧電素子 。
素子1の外側部に、まず、内層(20)として軟性樹脂
材を被覆して形成するとともに、その外側に外W(21
)として硬性樹脂材を被覆し、これによりアクチュエー
タとしての信頼性をより向上させ得るように構成したも
のである。ここで、上述した内側の軟性樹脂層20には
、線膨張係数の違いによる接着部の応力、バイモルフ型
圧電素子 。
1が変形するときにコート層2に加わる応力を吸収する
ための密着性のよい軟性材料が、また外側の硬性樹脂層
21には、アクチュエータとしての作動端での潤滑性、
耐摩耗性、耐擦傷性および耐環境性を向上させ得る硬性
材料が用いられる。
ための密着性のよい軟性材料が、また外側の硬性樹脂層
21には、アクチュエータとしての作動端での潤滑性、
耐摩耗性、耐擦傷性および耐環境性を向上させ得る硬性
材料が用いられる。
このような二重構成による絶縁性樹脂コート層2は、第
7図に示すように、軟性樹脂材混合液16を入れた容器
10aと、硬性樹脂材混合液17を入れた容器10bと
、ヒータ箱(12)、紫外線ランプ13を有するミラー
箱(14)との間を、図中イーロ畔ハ畔二瞬ホ呻への順
序で動かし、各樹脂材をコート層として付若させるとよ
いものである。
7図に示すように、軟性樹脂材混合液16を入れた容器
10aと、硬性樹脂材混合液17を入れた容器10bと
、ヒータ箱(12)、紫外線ランプ13を有するミラー
箱(14)との間を、図中イーロ畔ハ畔二瞬ホ呻への順
序で動かし、各樹脂材をコート層として付若させるとよ
いものである。
なお、軟性樹脂材が所定の耐湿性、絶縁性を有している
場合には、硬性樹脂材をバイモルフ型圧電素子1の作動
端側にのみ被覆するようにしてもよいものである。
場合には、硬性樹脂材をバイモルフ型圧電素子1の作動
端側にのみ被覆するようにしてもよいものである。
また、上述した紫外線硬化形樹脂材としては、他官能ア
クリレートを主成分とするものが多いが、エポキシ系、
ウレタン系の紫外線硬化形樹脂材でもよいことは明らか
であろう、さらに、本発明は、上述したように、バイモ
ルフ型圧電素子1の外側部に絶縁性樹脂コート層2を形
成してアクチュエータとしての信頼性を向上させるよう
にした点に特徴を有するものであり、作業性を向上させ
得る場合には、紫外線硬化形樹脂材に限定されず、二液
反応硬化形樹脂材を用いるようにしてもよいものである
。
クリレートを主成分とするものが多いが、エポキシ系、
ウレタン系の紫外線硬化形樹脂材でもよいことは明らか
であろう、さらに、本発明は、上述したように、バイモ
ルフ型圧電素子1の外側部に絶縁性樹脂コート層2を形
成してアクチュエータとしての信頼性を向上させるよう
にした点に特徴を有するものであり、作業性を向上させ
得る場合には、紫外線硬化形樹脂材に限定されず、二液
反応硬化形樹脂材を用いるようにしてもよいものである
。
また、上述した第5図に示す実施例では、本発明に係る
圧電アクチュエータを、バイモルフ型のリレースイッチ
に応用した場合をも合せて示している。これを簡単に説
明すると、図中22はその先端に可動接点23を有し前
記バイモルフ型圧電素子1下部の樹脂コート層21上に
形成されたプリント配線、24は前記可動接点23に対
向する固定接点で、この固定接点24は図示せぬ基板上
に形成されたプリント配線25上に設けられている。そ
して、これら各接点23.24からの信号線は絶縁性樹
脂コート層2によって被覆されたバイモルフ型圧電素子
1側の端子T 1.T 2.T 3とは、完全に分離さ
れた状態で端子T4.T5として外部に引出され、所要
のスイッチ動作を行なうものである。ここで、上述した
バイモルフ型圧電素子1は、たとえば本発明者が先に提
案した「電歪振動装置駆動回路;特願昭59−7582
3号」等によって駆動されるもので、ここではその説明
は省略する。
圧電アクチュエータを、バイモルフ型のリレースイッチ
に応用した場合をも合せて示している。これを簡単に説
明すると、図中22はその先端に可動接点23を有し前
記バイモルフ型圧電素子1下部の樹脂コート層21上に
形成されたプリント配線、24は前記可動接点23に対
向する固定接点で、この固定接点24は図示せぬ基板上
に形成されたプリント配線25上に設けられている。そ
して、これら各接点23.24からの信号線は絶縁性樹
脂コート層2によって被覆されたバイモルフ型圧電素子
1側の端子T 1.T 2.T 3とは、完全に分離さ
れた状態で端子T4.T5として外部に引出され、所要
のスイッチ動作を行なうものである。ここで、上述した
バイモルフ型圧電素子1は、たとえば本発明者が先に提
案した「電歪振動装置駆動回路;特願昭59−7582
3号」等によって駆動されるもので、ここではその説明
は省略する。
第7図は本発明に係る圧電アクチュエータを、作動端を
残して筐体内に収容配置させるようにしたユニー/ ト
化構造の応用例を示すもので、図中30は基板、31a
、31bは前記バイモルフ型圧型素子1作動端での揺動
範囲を拘束するストッパ、32はカバー、33は端子T
1.T 2.T 3を引出してなる端子部、34はユ
ニット取付用ねじで、また図中矢印X、Y方向のいずれ
かから変位出力を取出しことができるものである。
残して筐体内に収容配置させるようにしたユニー/ ト
化構造の応用例を示すもので、図中30は基板、31a
、31bは前記バイモルフ型圧型素子1作動端での揺動
範囲を拘束するストッパ、32はカバー、33は端子T
1.T 2.T 3を引出してなる端子部、34はユ
ニット取付用ねじで、また図中矢印X、Y方向のいずれ
かから変位出力を取出しことができるものである。
第8図はバイモルフ型圧電素子1の揺動変位を、シーソ
ー機構を介して取り出すようにしたユニット構造の応用
例を示すものである。ここで、図中35はバイモルフ型
圧電素子1の作動端に設けられた作動伝達レバー、36
は支点37にて揺動自在に支持されたシーソー機構で、
その動作は明らかであろう、なお、上述した作動伝達レ
バー35が第3図に示した実施例のように絶縁性樹脂コ
ート層2内に一体的に設けられている場合には、シーソ
ー機構36との接合部での潤滑性はよく、伝達効率がよ
いといった利点を得ることが可能となる。
ー機構を介して取り出すようにしたユニット構造の応用
例を示すものである。ここで、図中35はバイモルフ型
圧電素子1の作動端に設けられた作動伝達レバー、36
は支点37にて揺動自在に支持されたシーソー機構で、
その動作は明らかであろう、なお、上述した作動伝達レ
バー35が第3図に示した実施例のように絶縁性樹脂コ
ート層2内に一体的に設けられている場合には、シーソ
ー機構36との接合部での潤滑性はよく、伝達効率がよ
いといった利点を得ることが可能となる。
第9図は上述したシーソー機構36の先端を折曲げて直
接バイモルフ型圧電素子1の作動端に接合させた場合の
例で、これは圧電素子1がコート層2にて絶縁されてい
るために可能となるものである。
接バイモルフ型圧電素子1の作動端に接合させた場合の
例で、これは圧電素子1がコート層2にて絶縁されてい
るために可能となるものである。
第10図は本発明による圧電アクチュエータを、たとえ
ば硬貨処理装置の処理部に適用した場合を示すもので、
図中40はバイモルフ型圧電素子1の作動端に設けられ
た鍵機構、41はこれに係合する係合部41aを有しか
つ常時はばね42にて図中時計方向(硬貨軌道44の閉
方向)に付勢された開閉機構板で、支軸41bにて回転
可能に支持されている。また、43は軌道板44a。
ば硬貨処理装置の処理部に適用した場合を示すもので、
図中40はバイモルフ型圧電素子1の作動端に設けられ
た鍵機構、41はこれに係合する係合部41aを有しか
つ常時はばね42にて図中時計方向(硬貨軌道44の閉
方向)に付勢された開閉機構板で、支軸41bにて回転
可能に支持されている。また、43は軌道板44a。
44bによって形成された軌道44内を転動してくる硬
貨、45はその軌道44からの排出用の開口である。こ
こで、上述したバイモルフ型圧電素子1として、第5図
にて示した二重のコート層2を形成してなるものを用い
た場合には、その耐摩耗性が向上しているため、その作
動端にて直接硬貨43の転勤方向を変更させて処理する
ことも可能である。
貨、45はその軌道44からの排出用の開口である。こ
こで、上述したバイモルフ型圧電素子1として、第5図
にて示した二重のコート層2を形成してなるものを用い
た場合には、その耐摩耗性が向上しているため、その作
動端にて直接硬貨43の転勤方向を変更させて処理する
ことも可能である。
なお、本発明は上述した実施例構造に限定されず、各部
の形状、構造等を、適宜変形、変更することは自由であ
る。たとえば上述した各実施例では、バイモルフ型圧電
素子1として一対の電歪板H1,H2からなるものを用
いた場合について説明したが、これに限定されず、第1
1図に示すような多層式の電歪板を採用したものにも適
用できることは明らかであろう。
の形状、構造等を、適宜変形、変更することは自由であ
る。たとえば上述した各実施例では、バイモルフ型圧電
素子1として一対の電歪板H1,H2からなるものを用
いた場合について説明したが、これに限定されず、第1
1図に示すような多層式の電歪板を採用したものにも適
用できることは明らかであろう。
また、上述した一部の実施例では、バイモルフ型圧電素
子1の外側部に絶縁性樹脂コート層2を形成するにあた
って、その作動端に作動伝達部6を一体的に設けてコー
ト処理した場合を示し、これによりコート後に接合作業
を行なう場合に比べて全体の組立性の点で有利であると
いった利点があり、実用上はこのようにすることが望ま
しいが、勿論これに限定されるものではない、さらに、
バイモルフ型圧電素子1において、その基端で予め配線
処理を行ない、これをマスキングしてコート処理を行な
うようにした場合を説明しており、このようにすれば上
述した作動端側と同様に実用上の利点は大きいものであ
るが、この点に関してもこれに限定されることはない。
子1の外側部に絶縁性樹脂コート層2を形成するにあた
って、その作動端に作動伝達部6を一体的に設けてコー
ト処理した場合を示し、これによりコート後に接合作業
を行なう場合に比べて全体の組立性の点で有利であると
いった利点があり、実用上はこのようにすることが望ま
しいが、勿論これに限定されるものではない、さらに、
バイモルフ型圧電素子1において、その基端で予め配線
処理を行ない、これをマスキングしてコート処理を行な
うようにした場合を説明しており、このようにすれば上
述した作動端側と同様に実用上の利点は大きいものであ
るが、この点に関してもこれに限定されることはない。
また、上述したバイモルフ型圧電素子1の電極取出端部
3からのリード引出構造として、たとえば第12図また
は第13図に示すような取付台5を利用することも考え
られる。これを簡単に説明すると、第12図において、
5a、5b、5cはバイモルフ型圧電素子1側から引出
されたリードの取付台5上での電極接続部で、このよう
な接続作業後にこれらを取付台5裏面の基板30との接
合面を除いてコート処理し、その後基板30上に形成し
た端子部5d 、5e 、5fと接合させ、基板30上
のプリント配線30aにて外部に引出すようにしてもよ
いものである。
3からのリード引出構造として、たとえば第12図また
は第13図に示すような取付台5を利用することも考え
られる。これを簡単に説明すると、第12図において、
5a、5b、5cはバイモルフ型圧電素子1側から引出
されたリードの取付台5上での電極接続部で、このよう
な接続作業後にこれらを取付台5裏面の基板30との接
合面を除いてコート処理し、その後基板30上に形成し
た端子部5d 、5e 、5fと接合させ、基板30上
のプリント配線30aにて外部に引出すようにしてもよ
いものである。
さらに、第13図は取付台5の外方端に電極接続部5a
、5b、5cが形成され、この部分を除いてコート処理
を行ない、その後基板30側との接続を行なう場合で、
この場合にはこれら部材間の接合を紫外線硬化形の接着
剤を用いて接合するようにしてもよい、そして、このと
きには取付台5は透明な材料にて形成し、紫外線が透過
するようにすればよいものである。
、5b、5cが形成され、この部分を除いてコート処理
を行ない、その後基板30側との接続を行なう場合で、
この場合にはこれら部材間の接合を紫外線硬化形の接着
剤を用いて接合するようにしてもよい、そして、このと
きには取付台5は透明な材料にて形成し、紫外線が透過
するようにすればよいものである。
また、上述した実施例では、バイモルフ型圧電素子1に
絶縁性樹脂コート層2を形成するにあたって、樹脂混合
液11中に浸漬する場合を説明したが、本発明はこれに
限定されず、たとえば上述した混合液11を含ませたロ
ーラ間を通過させてバイモルフ型圧電素子1の両側面に
絶縁性樹脂コート層2を形成するといった変形例も考え
られるものである。
絶縁性樹脂コート層2を形成するにあたって、樹脂混合
液11中に浸漬する場合を説明したが、本発明はこれに
限定されず、たとえば上述した混合液11を含ませたロ
ーラ間を通過させてバイモルフ型圧電素子1の両側面に
絶縁性樹脂コート層2を形成するといった変形例も考え
られるものである。
以上説明したように、本発明に係る圧電アクチュエータ
によれば、その両側面に電極層が形成された少なくとも
一対の電歪板を中央電極を介して積層接合してなるバイ
モルフ型圧電素子の外側部に対し、絶縁性樹脂コート層
を形成するようにしたので、簡単かつ安価な構成にもか
かわらず。
によれば、その両側面に電極層が形成された少なくとも
一対の電歪板を中央電極を介して積層接合してなるバイ
モルフ型圧電素子の外側部に対し、絶縁性樹脂コート層
を形成するようにしたので、簡単かつ安価な構成にもか
かわらず。
従来問題とされていた電極層の損傷や使用条件下によっ
て左右される絶縁上の不具合を簡単かつ確実に解消し、
アクチュエータとしての信頼性を大幅に向上させ得ると
ともに、絶縁性樹脂コー+−2の成形加工もきわめて簡
単に行なえ、作業性の面で優れている等といった種々優
れた効果がある。
て左右される絶縁上の不具合を簡単かつ確実に解消し、
アクチュエータとしての信頼性を大幅に向上させ得ると
ともに、絶縁性樹脂コー+−2の成形加工もきわめて簡
単に行なえ、作業性の面で優れている等といった種々優
れた効果がある。
第1図(a)、(b)は本発明に係る圧電アクチュエー
タの一実施例を示す横断側面図およびその縦断側面図、
第2図(a) 、 (b) 、 (c)はその特徴とす
る絶縁性樹脂コート層の成形方法を説明するための製造
工程図、第3図(a)、(b)は本発明の別の実施例を
示す横断側面図およびその縦断側面図、第4図はその要
部拡大断面図、第5図(a)、(b)は本発明の他の実
施例を示す縦断側面図およびその要部横断側面図、第6
図はその製造工程図、第7図ないし第13図は本発明に
係る圧電アクチュエータの応用例をそれぞれ示す概略説
明図である。 1・・・・バイモルフ型圧電素子(圧電アクチュエータ
)、2・・争・絶縁性樹脂コート層、3(3a、3b)
・・・・電極取出端部、5・・・・バイモルフ型圧電素
子取付台、6・・・・作動伝達部、11・・・・紫外線
硬化形樹脂材混合液、16・・・・軟性樹脂材混合液、
17・・・° ・硬性樹脂材混合液、20−・・・軟
性樹脂層、21・・・・硬性樹脂層、Hl、H2・・・
・電歪板、 Al、A2−・・・電極層、B(Bl。 B 2) ・・・争中央電極、T 1.T 2.T 3
・・・φ端子部。 第1図 第2図 第3図 ・ 第6図 第7図 第8図 篇10図 騎11図
タの一実施例を示す横断側面図およびその縦断側面図、
第2図(a) 、 (b) 、 (c)はその特徴とす
る絶縁性樹脂コート層の成形方法を説明するための製造
工程図、第3図(a)、(b)は本発明の別の実施例を
示す横断側面図およびその縦断側面図、第4図はその要
部拡大断面図、第5図(a)、(b)は本発明の他の実
施例を示す縦断側面図およびその要部横断側面図、第6
図はその製造工程図、第7図ないし第13図は本発明に
係る圧電アクチュエータの応用例をそれぞれ示す概略説
明図である。 1・・・・バイモルフ型圧電素子(圧電アクチュエータ
)、2・・争・絶縁性樹脂コート層、3(3a、3b)
・・・・電極取出端部、5・・・・バイモルフ型圧電素
子取付台、6・・・・作動伝達部、11・・・・紫外線
硬化形樹脂材混合液、16・・・・軟性樹脂材混合液、
17・・・° ・硬性樹脂材混合液、20−・・・軟
性樹脂層、21・・・・硬性樹脂層、Hl、H2・・・
・電歪板、 Al、A2−・・・電極層、B(Bl。 B 2) ・・・争中央電極、T 1.T 2.T 3
・・・φ端子部。 第1図 第2図 第3図 ・ 第6図 第7図 第8図 篇10図 騎11図
Claims (3)
- (1)その両側面に電極層が形成された少なくとも一対
の電歪板を中央電極を介して積層接合してなるバイモル
フ型圧電素子を用いた圧電アクチュエータにおいて、前
記バイモルフ型圧電素子の外側部には、絶縁性樹脂コー
ト層が形成されていることを特徴とする圧電アクチュエ
ータ。 - (2)絶縁性樹脂コート層は、紫外線硬化形樹脂材にて
形成されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の圧電アクチュエータ。 - (3)絶縁性樹脂コート層は、硬度の異なる二種類の樹
脂材にて形成された内、外二層からなり、その内層は軟
性樹脂材にて、外層は硬性樹脂材にてそれぞれ形成され
ていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の圧
電アクチュエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59167327A JPS6146082A (ja) | 1984-08-10 | 1984-08-10 | 圧電アクチユエ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59167327A JPS6146082A (ja) | 1984-08-10 | 1984-08-10 | 圧電アクチユエ−タ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6146082A true JPS6146082A (ja) | 1986-03-06 |
Family
ID=15847687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59167327A Pending JPS6146082A (ja) | 1984-08-10 | 1984-08-10 | 圧電アクチユエ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6146082A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6365688A (ja) * | 1986-09-05 | 1988-03-24 | Sumitomo Special Metals Co Ltd | 圧電積層アクチユエ−タの製造方法 |
US5600357A (en) * | 1990-02-23 | 1997-02-04 | Seiko Epson Corporation | Drop-on-demand ink-jet printing head |
WO1999013518A1 (en) * | 1997-09-08 | 1999-03-18 | Ngk Insulators, Ltd. | Piezoelectric/electrostriction device |
WO1999025033A1 (en) * | 1997-11-12 | 1999-05-20 | Deka Products Limited Partnership | Piezo-electric actuator operable in an electrolytic fluid |
US6186619B1 (en) | 1990-02-23 | 2001-02-13 | Seiko Epson Corporation | Drop-on-demand ink-jet printing head |
JP2001339106A (ja) * | 2000-05-26 | 2001-12-07 | Hitachi Metals Ltd | 圧電アクチュエータ素子 |
JP2006253416A (ja) * | 2005-03-10 | 2006-09-21 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | スイッチング素子とスイッチング素子を用いた競泳用タッチ板 |
JP2014075433A (ja) * | 2012-10-03 | 2014-04-24 | Tdk Corp | 圧電素子およびその製造方法 |
JP2017092167A (ja) * | 2015-11-06 | 2017-05-25 | 日本特殊陶業株式会社 | 圧電アクチュエータおよびその製造方法 |
CN110098317A (zh) * | 2018-01-30 | 2019-08-06 | 太阳诱电株式会社 | 层叠压电陶瓷部件和压电器件 |
-
1984
- 1984-08-10 JP JP59167327A patent/JPS6146082A/ja active Pending
Cited By (20)
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