JPS6145874A

JPS6145874A - 交流エレベ−タ−の制御装置

Info

Publication number: JPS6145874A
Application number: JP59168657A
Authority: JP
Inventors: 昇荒堀; 秀明高橋
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1984-08-10
Filing date: 1984-08-10
Publication date: 1986-03-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の利用分野〕本発明は交流エレベータ−の制御装置に係シ、特に電源
の容量が小さくともエレベータ−を安全、かつ、効率よ
く運転するのに好適なインバータでエレベータ−駆動用
誘導電動機を駆動するようにした交流エレベータ−の制
御装置に関するものである。

〔発明の背景〕

従来の交流エレベータ−は、加速時は一次電圧制御によ
シ誘導電動機のトルクを制御し、定速走行時は商用電源
を印加して同期速度近辺で運転するようにしてある。し
たがって、誘導電動機の滑シＳが１から０までを使用す
ることになり、起動および加速時の誘導電動機の効率の
悪さにより一次電流が大きくなる。このため、エレベー
タ−用の建屋電源設備が大きくなり、特に非常用自家発
電設備の容量は誘導電動機定格容量の数倍の容量が必要
であった。しかし、中小ビルでは、この上うな大容量の
自家発電設備を備えることは困難な場合が多い。ところ
で、どうしても小容量の自家発電設備でエレベータ−を
運転したいときは、例えば、本発明の出願人が先に提案
した特開昭５８−１６５６９４号公報に示してあるよう
に、誘導電動機の低速側巻線で運転するようにすること
が行われていたが、この場合は、一定の低速度で運転さ
れることになり、運転効率が悪くなる。つまシ、自家発
電設備の容量が小さいといっても、乗客が１人乗ってい
て上昇運転する場合は、小容量の電源でも運転できるの
で、低速側巻線で運転する必要がなくなるが、上記では
無条件に低速側巻線で運転することに力るので、運転効
率が悪くなるという問題があった。

〔発明の目的〕

本発明は上記に鑑みてなされたもので、その目的とする
ところは、建屋電源設備の容量が小さくともエレベータ
−を安全、かつ効率よく運転することができるエレベー
タ−の制御装置を提供することにある。

〔発明の概要〕

本発明の特徴は、三相交流電源からとの三相交流電源か
らの交流を直流に変換するコンバータに入力する電流も
しくは電力を検出する検出手段と、この検出手段からの
出力が所定値以上のときに低速運転指令を発して上記コ
ンバータからの直流を任意の電圧、周波数の交流に変換
するインバータの出力で駆動されるエレベータ−を駆動
する誘導電動機を低速駆動して上記エレベータ−の速度
を下げる低速運転手段とを具備する構成とした点にある
。

〔発明の実施例〕

以下本発明を第１図、第３図、第４図に示した実施例お
よび第２図を用いて詳細に説明する。

第１図は本発明のエレベータ−の制御装置の一実施例を
示す全体構成図である。第１図において、１は三相交流
電源、２は交流電源１の三相交流Ｒ９Ｓ、Ｔを一度直流
に変換するダイオードから力るコンバータ、３はコンバ
ータ１で得られた直流を可変周波数の交流に変換するイ
ンバータで、インバータ３からの交流によシエレベータ
ーを駆動する三相誘導電動機４を駆動するようにしてあ
る。

５は誘導電動機４の回転速度を検出する速度検出器、６
は交流電源１の電流を検出する電流検出器、７は速度指
令発生機、８は自家発電時閉路する接点、９は速度指令
発生器７からの速度指令ｖｓと速度検出器５からの速度
帰還信号ＶＦＲとを入力としてインバータ３の出力電圧
とその周波数とを演算によって決定する演算部、１０は
演算部９の出力を増幅してインバータ３のパワートラン
ジスタのベースを駆動するペースドライブ回路である。

建屋電源設備は、エレベータ−の起動から停止に至るま
で十分な電力を供給できるように設計されるが、中には
電源設備容量に余裕がなく、電圧が下がることがある。

このとき、電源電圧■は次式にしたがって下がり、ＶＴ；　Ｖ　Ｉ　ｃｏｓθ＝　１　／　η（ｋｗ　）　
　　　・・−−−−・−・（１）ここに、　工　；“電
源電流ｃｏｓθ；電源からみた力率 η　；電動機力率同じ電動機出力を得るためには、電流工が増える。

電流工が増えると、建屋側電源トランスとエレベータ−
制御盤間の配線による電圧降下が大きくなシ、好ましく
ない。

そこで、第１図に示す本発明に係る実施例においては、
交流電源１の電流を電流検出器６で検出し、その検出信
号を速度指令発生器７に入力し、電流値が所定の値以上
になったときは、速度指令発生器７から出力する速度指
令Ｖｇを下げるようにしてある。このようにすれば、誘
導電動機４の出力が下がり、電源異常が生じても自動的
に電流Ｉが減少し、建屋電源設備に悪影響を及ばずこと
が少なくなる。また、停電等により交流電源１を非常用
自家発電設備に切り換えてエレベータ−を運転するとき
は、電源の容量不足を補うことができる。自家発電設備
は高価であるが、中小ビルでは、容量を十分満足できる
自家発電設備を準備できない場合が多いが、このときも
、上記したように、電流を検出して誘導電動機４の回転
速度を下げるようにすれば、自家発電設備の容量が小容
量であっても、これが電流のリミッタとして働らくので
、自家発電設備のエンジンストップの発生を防止するこ
とができる。

第２図は本発明に係る制御装置の動作原理を説明するだ
めの線図で、第２図（ａ）はエレベータ−速度、同図（
ｂ）は入力電流、同図（Ｃ）は入力電力と時間との関係
を示し、各図ともａは定格速度の場合、ｂは加速度を同
じとして速度を下げた場合、Ｃは加速度と速度を下げた
場合のものである。第２図かられかるように、速度を下
げると入力電流および入力電力が下がジ、また、加速度
を下げると加速時のエネルギーが下がるので、さらに電
流、電力が下がる。

これよシ、非常用自家発電設備容量が小さいとき１．速
度あるいは加速度を下げると、入力電流、入力電力が下
がるので、容量不足による自家発電設備の事故の発生を
防止することができる。

第３図は第１図の電流検出器６の出力信号を処理する速
度指令発生器７内の電流検出回路の一実施例を示す回路
図である。交流電源１のＴ相電流（Ｋ、Ｓ相でもよい）
を電流検出器（変流器）６で検出し、その出力をダイオ
ードブリッジ１１により直流に変換し、抵抗１２とコン
デンサ１３とからなるフィルターでリップルを除去して
比較器１５の一方の入力とする。一方、＋１５■の定電
圧電源を可変抵抗器工６と抵抗器１７とで分圧した電圧
を比較器１５に比較電圧として入力し、電源電流が所定
値以上になったときに比較器１５よシ″′Ｈ”レベルの
出力を送出するようにし、この出力でトランジスタ２１
をオンとし、リレー２２をオンするようにしてある。な
お、１４．１８〜２０は抵抗である。

リレー２２の常開接点２２ａと第１図の自家発電時閉路
する接点８とはそれぞれ速度指令発生器７の低速運転指
令リレー２３と直列接続してＤＣ４８Ｖに接続してあシ
、接点８が閉路しているときにリレー２２がオンして接
点２２ａが閉路したときは、低速運転指令リレー２３に
電圧が印加され、リレー２３がオンして速度指令発生器
７よシ低速度指令が発生される。このとき、低速度指令
の頌きを下げて、加速度を下げるようにしてもよい。

上記した本発明の実施例によれば、コンバータ２の交流
入力電流を検出して交流入力電流が所定値以上になった
ときには、速度指令発生器７からの速度指令を下げるよ
うにしてあるので、誘導電動機４の速度が下がシ、交流
電源１からの電流が下がシ、建屋の電源設備、特に非常
用自家発電設備の容量が小さくともエレベータ−を安全
、かつ、効率よく運転することができる。これにともな
い、非常用自家発電設備の容量を小さくすることができ
る。

第４図は本発明の他の実施例を示す第１図に相当する全
体構成図で、第１図と同一部分は同じ符号で示し、ここ
では説明を省略する。第４図においては、交流電源１の
Ｓ相とＴ相間の電圧を電圧検出器２４で検出し、電圧検
出器２４からの電圧信号Ｖと電流検出器６の出力をレベ
ル変換器２５で所定のレベルにした電流信月１とを掛算
器２６に入力して、掛算器２６で電力Ｐを算出し、この
電力Ｐを比較器１５の一方の入力とし、以下第３図と同
様にしてリレー２２をオンさせるようにしてある。この
ようにして、所定の電力より大きい電力を消費するとき
は誘導電動機４の速度を下げて、電力の増大を抑制する
ようにした。したがって、同様の効果が得られる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、建屋の電源設備
、特に非常用自家発電設備の容量が小さくともエレベー
タ−を安全、かつ、効率よく運転するととができ、自家
発電設備の容量を小さくすることができるという効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図１ｄＪ発明のエレベータ−の制御装置の一実施例
を示す全体構成図、第２図は本発明に係る制御装置の動
作原理を説明するための線図、第３相当する全体構成図
である。１・・・交流電源、２・・・コンバータ、３・・・イン
バータ、４・・・三相誘導電動機、５・・・速度検出器
、６・・・電流検出器、７・・・速度指令発生器、８・
・・自家発電時閉路する接点、９・・・演算部、１０・
・・ベースドライブ回路、１１・・・ダイオードブリッ
ジ、１５・・・比較器、２１・・・トランジスタ、２２
・・・リレー、２３・・・低速運転指令リレー、２４・
・・電圧検出器、２６・・・掛算器。

Claims

【特許請求の範囲】１、三相交流電源と、該交流電源からの交流を直流に変
換するコンバータと、該コンバータからの直流を任意の
電圧、周波数の交流に変換するインバータと、該インバ
ータの出力で駆動されるエレベーターを駆動する誘導電
動機と、前記インバータからの出力の電圧、周波数を制
御する制御部とからなるものにおいて、前記三相交流電
源から前記コンバータに入力する電流もしくは電力を検
出する検出手段と、該検出手段からの出力が所定値以上
のときに低速運転指令を発して前記誘導電動機を低速駆
動して前記エレベーターの速度を下げる低速運転手段と
を具備することを特徴とする交流エレベーターの制御装
置。２、前記低速運転手段は、前記三相交流電源を非常用自
家発電設備に切り換えたときのみ前記検出手段からの出
力が所定値以上のときに低速運転指令を発するように構
成してある特許請求の範囲第１項記載の交流エレベータ
ーの制御装置。