JPS6145816B2 - - Google Patents

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JPS6145816B2
JPS6145816B2 JP53030194A JP3019478A JPS6145816B2 JP S6145816 B2 JPS6145816 B2 JP S6145816B2 JP 53030194 A JP53030194 A JP 53030194A JP 3019478 A JP3019478 A JP 3019478A JP S6145816 B2 JPS6145816 B2 JP S6145816B2
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JP
Japan
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mirror
slit
plane
plane mirror
photoreceptor
Prior art date
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JP53030194A
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English (en)
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JPS54122132A (en
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Toyokazu Satomi
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP3019478A priority Critical patent/JPS54122132A/ja
Publication of JPS54122132A publication Critical patent/JPS54122132A/ja
Publication of JPS6145816B2 publication Critical patent/JPS6145816B2/ja
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  • Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は、複写機における感光体スリツト露
光方法に関する。 本発明者は、先に、静止的に載置された原稿に
対し、結像レンズ系の像界側に配設された2枚の
平面鏡を移動させて、感光体をスリツト露光する
方法を提案した(特願昭52―16505号(特開昭53
―102041号公報))。 この発明は、この感光体スリツト露光方法の改
良に係るものであるので、先ず、特願昭52―
16505の方法について簡単に説明し、あわせて、
その問題点を述べる。 第1図において、符号1は原稿載置ガラス、符
号2は結像レンズ系、符号A,Bは平面鏡、符号
3は感光体を、それぞれ示している。 複写されるべき原稿は、原稿載置ガラス1上
に、原稿面を下方に向けて、平面的に載置され
る。 結像レンズ系2は、原稿載置ガラス1の中央部
下方に、配設位置を定められている。この結像レ
ンズ系2の像界側には、平面鏡AおよびBが、配
設されている。平面鏡AおよびBは、長方形形状
であつて、その長手方向として定義された方向を
図面に垂直な方向に向けて、その鏡面AM,BM
が、原稿載置ガラス1に対して所定の角度傾いて
対向するように、かつ、上記鏡面AM,BMが相
互に所定の角度をもつて対向するように配設され
ている。 原稿載置ガラス1上に載置された原稿からの光
が、結像レンズ系2に入射すると、結像レンズ系
2による結像光束の一部が鏡面AMにより反射さ
れ、さらに、鏡面BMにより反射され、原稿の一
部が装置空間内に結像する。 感光体3は、その周面の一部を、上記原稿の一
部の結像面に合致させて配設されている。という
より、実際には、定められた感光体態位に対し
て、原稿の一部の像が感光体3の周面部に結像す
るように、平面鏡A,Bの配位が定められるので
ある。 さて、感光体3の周面部と、結像面との合致部
には、図示されないスリツト部材により、スリツ
ト露光部SLが設定される。いうまでもなく、ス
リツト露光部SLの位置は、装置空間に固的され
ている。 このスリツト露光部SLにより、原稿側におい
ては、原稿走査スリツト幅SSが定まる。すなわ
ち、平面鏡A,Bが始動位置、すなわち、実線に
示す位置にあるとき、スリツト露光部SLには、
原稿載置ガラス1の左端側の原稿走査スリツト幅
Sが対応する。 平面鏡A,Bは一体的に矢印Cで示す方向へ、
一定の速さで距離SMを移動する。すると、それ
に応じて、感光体3のスリツト露光部SL上に結
像する部分は、順次連続的に変化し、平面鏡A,
Bが停止位置すなわち、破線で示す位置に位置す
るとき、スリツト露光部SLには、原稿載置ガラ
ス1の右端側の原稿走査スリツト幅SSが対応す
る。従つて、平面鏡A,Bが移動するとき、スリ
ツト露光部SL上で原稿の像も移動する。従つ
て、この像の移動の速さに合せて、感光体3を矢
印方向へ回動させれば、感光体3はスリツト露光
されて、原稿に対応する潜像が形成されるのであ
る。 図中、原稿載置ガラス1の左端のK0点は、原
稿走査開始点を示し、このK0点は、スリツト露
光部SLにおいては、露光開始点K1点に対応す
る。 原稿走査スリツトは、矢印Dの方向へ、距離S
S+S0だけ移動する。ここにS0は原稿載置ガラス
1の有効長さを示す。この、原稿走査スリツトの
移動により、S0+2S1の領域が走査されるが、こ
の領域を有効複写領域と称する。原稿原稿のスリ
ツト走査がなされる間、有効複写領域は、所定の
照度分布をもつて、全領域が照明されるか、また
は、原稿のスリツト走査に合せて、照明光学系に
よりスリツト照明される。 上記照度分布は、感光体3の被露光部が、いた
るところ同じ光学的条件で露光されるという条件
を満すように定められる。上記条件は、スリツト
照明走査の場合にも課せられる。この場合、スリ
ツト状の照明部の長手方向における照度分布は、
照明ランプの発光部分布の調整によつて所望のも
のが得られるし、照明部の移動に応じて、照明ラ
ンプの発光量を増減させることによつて、上記条
件を満足させることができる。 さて、平面鏡A,Bの移動に伴い、感光体3を
露光する結像光束の反射位置は、鏡面AM,BM
上で、平面鏡の幅方向すなわち、平面鏡の長手方
向に垂直な方向で鏡面に平行な方向で変位するた
め、平面鏡A,Bは、結像光束の幅の細いことに
かかわらず、図示の鏡面幅を必要とする。図から
明らかなように、平面鏡Aはともかく、平面鏡B
の鏡面幅はかなり大きい。このような、大きな平
面鏡Bを、感光体3の近傍で移動させねばならな
いという点に、このスリツト露光方法の問題があ
つた。 ところで、上記スリツト露光方法は、可変倍複
写機に適用した場合に効果的である。それは、こ
のスリツト露光方法においては、平面鏡A,B
の、倍率変換に伴う変位が1次元的であり、平面
鏡A,Bの移動機構は、これらを2次元的に移動
させるのみでよいので比較的構造が簡単であり、
さらに、感光体スリツト露光のための平面鏡の移
動速度が倍率の大きさに係らず一定であるからで
ある。 しかしながら、上記スリツト露光方法を、可変
倍複写機に適用した場合、平面鏡Bのみならず、
平面鏡Aの鏡面幅もまた、相当に大きなものとな
つてしまうのである。 本発明の目的は、このような不都合を除去すべ
く、上記スリツト露光方法を改良することであ
る。 以下、本発明を説明する。 上記の不都合、すなわち、平面鏡A,Bの鏡面
幅が大きくなるということは、平面鏡A,Bを一
体的に並進運動させるという点に起因している。 本発明の特徴とする所は、平面鏡A,Bを別箇
に、それぞれ異なる方向へ並進運動させる点に在
る。このようにするとことにより、平面鏡A,B
の鏡面幅を上記スリツト露光方法における大きさ
より、小さくでき、あるいは、平面鏡A,Bの移
動距離も小さくできる。 従つて、本発明の適用により上述の不都合を回
避でき、装置の小型化も可能となる。 本発明による感光体スリツト露光方法において
平面鏡A,Bの並進運動の方向(一般に、平面鏡
Aに対する上記方向をα、平面鏡Bに関するもの
をβで示す。)は、相互に異なるが、これらの方
向α,βは、平面鏡の鏡面幅を上述した方法に比
して小さくできるように、あるいは鏡面幅と平面
鏡の移動距離とを共に小さくしうるように選ばれ
る。 以下、具体的例によつて、説明する。 第2図に示す例は、平面鏡Aの移動方向αを、
原稿載置ガラス1と平行とし、平面鏡Bの移動方
向βを、その鏡面BMに垂直な方向に、選択した
場合を示している。平面鏡A,Bは、それぞれ、
α方向、β方向へ、実線で示す位置から破線で示
す位置まで、それぞれ、所定の速さで移動し、こ
れによつて、矢印方向へ回動する感光体3のスリ
ツト露光が行なわれる。 平面鏡A,Bの移動距離や移動速さについて
は、後述するが、第1図と比較して、平面鏡A,
Bの鏡面幅、とくに平面鏡Bの鏡面幅が著しく小
さくなることが明らかである。 さて、前述した如く、第1図に示すスリツト露
光方法は、可変倍式の複写方式に良く適合する
が、本発明によるスリツト露光方法も、可変倍式
の複写方式に適用した場合、特に平面鏡Bの鏡面
幅の縮小に関し、極めて有効である。そこで、以
下においては、本発明を、可変倍方式に適用した
場合について説明する。そして、本発明による効
果を明らかにするため、第1図に示す方法を可変
倍式の複写方式に適用した場合について、第3図
に即して説明する。 第3図において、結像レンズ系2、平面鏡A,
Bの等倍時の位置は一点鎖線により示され、変倍
時の位置は実線および破線により示されている。
これらの光学系の、等倍時の配位は、第1図に示
す配位と同一である。このように、変倍式の複写
装置になると、平面鏡A,Bはともに、第3図に
示す如き鏡面幅を必要とする。第1図と比較する
ことによつて、平面鏡Aの鏡面幅が大きくなつて
いることが分る。 まず、倍率の切換えにともなう、結像レンズ系
2および平面鏡A,Bの変位量を与えておく。こ
の目的のために、図示の如くx方向、y方向を定
める。また図面に垂直な方向をz方向とする。 そして、変倍にともなう結像レンズ系2の変位
のx成分をxh,y成分をyh、z成分をzh
し、平面鏡A,Bの変位のx,y成分を、それぞ
れ、xM,yMとする。これらの量のうち、zh
は、第3図中に図示されず、平面鏡A,Bの変位
に関しては、その変位量δが示されている。い
うまでもなく、δ=√2 M2 Mである。 結像レンズ系2をx方向へ変位させるのは、等
倍時と変倍時とで、原稿走査開始点K0と露光開
始点K1との位置関係を同一に保つためであり、
結像レンズ系2をz方向へ変位させるのは、等倍
時と変倍時とで、感光体3上に形成される静電潜
像のz方向における縁端部を一致させるためであ
る。 xh,yh,zh,xM,yMは、簡単な幾何光学
的計算によつて次のように与えられる。 xh=1−m/1+m・xKh=f/m−f zh=1―m/1+m・zKM=f/2m(m−1)・tan(θ/2) ここに、mは変倍時における倍率すなわち、複
写物の大きさの原稿の大きさに対する比率をあら
わしている。xKは、原稿走査開始位置K0と原稿
載置ガラス1の中央部との距離すなわちS0/2であ
る。またZKは原稿載置ガラス1のz方向の有効
幅の1/2の大きさを示す。 さらに、θなる角は、結像レンズ系2の光軸
上をすすむ光線が、結像点においてy方向となす
角を示している。すると、1/2θなる角は、一
体的に移動する平面鏡A,Bの移動方向Cとx方
向のなす角であり、さらに、変倍にともなう平面
鏡A,Bの変位方向と、y方向とのなす角に等し
い。 また、平面鏡A,Bの変位距離SM(等倍時)、
M0(変倍時)は、それぞれ、 M0=m(S+S)/2cos(θ/2) と与えられる。 また、平面鏡A,Bの移動速さVMは、等倍時
と変倍時とで互いに等しく、感光体3の周面の移
動速さをV0とすると、 と与えられる。 このような可変倍方式の複写機に対し、本発明
を適用した1例を、第4図に示す。この例では、
平面鏡A,Bの移動方向α,βは、それぞれ、鏡
面AM,BMに垂直な方向に選択されている。す
なわち、平面鏡Aは、鏡面AMに垂直に、感光体
3に接近するように移動し、平面鏡Bは鏡面BM
に垂直に、感光体3から遠ざかるように移動し
て、スリツト露光を行なう。なお、図が相当に繁
雑であるので、以下、変倍時における平面鏡A,
Bを、それぞれ、符号AV,BVで示すことにす
る。また、必要に応じて、停止位置における、こ
れら平面鏡を、それぞれ、符号A1,B1,AV1V1
で示す。第3図との比較により、平面鏡Bの鏡面
幅が著しく縮小されうることがわかる。 さて、平面鏡A,Bの等倍時における移動距離
をSM1,SM2,変倍時における移動距離をSM10
M20,変倍に伴う変位量を、δ,δとす
る。 まず、これらの量を、一般的にもとめてみよ
う。 この目的のために、第3図に示す光学系構成を
利用する。すなわち、第5図は、第3図の平面鏡
A,Bの始動時および停止時におけるポジシヨン
を、結像レンズ系2および感光体3との関係にお
いて示している。なお、この図は等倍時の状態を
示している。 まず、移動距離SM1,SM2(第4図参照)を求
める。 SM1は、第5図における平面鏡Aの、始動位置
と停止位置における鏡面の距離に等しく、SM2
平面鏡Bの始動位置と停止位置における鏡面の距
離に等しい。そこで、図に示すように、始動位置
における平面鏡A,Bの鏡面の交叉点をE、停止
位置における同交叉点をGとする。また、x方向
に対する鏡面AMの角をθA,鏡面BMの角をθB
とする。次に、E点,G点から、それぞれ、平面
鏡A1の鏡面、平面鏡Bの鏡面へ垂線をおろし、
その足を、それぞれ、F,Hとする。上述した所
にしたがつて、移動距離SM1,SM2は、それぞ
れ、線分EF,線分GHの長さに等しい。 ところで、線分EGの長さは、一体的に移動す
る平面鏡A,Bの移動距離であり、第1図に符号
Mで示す距離に等しく、これは、前出の式に従
つて、
【式】である。 また、線分EGとx方向との角度は、第3図を
参照して明らかなように、1/2θである。従つ て、∠EGFはθA1/2θとなる。すると、すな わちSM1は、 と与えられる。 同様にして、すなわちSM2は、 同様の計算を、変倍時における平面鏡AV,BV
移動量SM10,SM20について行なうことができ、
これらは、 M20=m(S+S)/2cos(θ/2)sin
(θB−1/2θ) と与えられる。 第6図は、等倍時における平面鏡A,B(第3
図)と変倍時における同平面鏡の位置関係を示し
ている。第3図との比較により、線分EJが、第
3図中のδに相当することは、容易に理解され
るであろう。 ところで、線分EPの長さは、変倍にともなう
平面鏡の変位量のy方向成分を示すが、これは、
すでに、yM=f/2m(m−1)と与えられてい る。するとこれから
【式】とな る。 第4図に示す、本発明の適用例における平面鏡
A,Bの変位量δ,δは、それぞれ、線分
EL,ENの長さとして与えられる。 一方、図から明らかに、∠LEJ=θA−1/2θで あり、∠NEP=θBである。従つて、δ,δ
は、以下のように、求めることができる。 同様の考察によつて、第4図に示す適用例にお
ける平面鏡A,Bの移動速さVMA,VMBをもとめ
ることができ、これは、前出のVMを用いて、 VMA=VMsin(θA−θ/2), VMB=VMsin(θB+θ/2)と求められる。 ここで、この式と、前出のSM1=SMsin(θA
−1/2θ)、SM2=SMsin(θB+1/2θ)と
を一緒 にして考えて見るにsin(θA−θ/2),sin(θB+ 1/2θ)は1を越えることがないから、VMA,VM B <VM;SM1,SM2<SMである。 このことは、第4図に示す本発明の適用例によ
れば、第3図に示すスリツト露光方法に比して、
平面鏡Bの鏡面幅を著しく縮小しうるのみでな
く、平面鏡の移動距離、移動速さともに、これを
減少させうるのである。 第7図乃至第8図は、第3図に即して説明した
可変倍方式への、本発明の他の適用例を示す。こ
れらの適用例において、平面鏡Aの移動方向αは
x方向すなわち、原稿載置面に平行に選択され、
平面鏡Bの移動方向βは、鏡面BMに垂直な方向
に選択されている。平面鏡Aは、等倍時には符号
Aで示す始動位置から付号A1を符した停止位置
まで移動し、変倍時には、符号AVを符した始動
位置から、符号AV1を符した停止位置まで移動す
る。同様に平面鏡Bは、等倍時には、符号Bを符
した始動位置から、符号B1を符した停止位置ま
で移動し、変倍時には、符号BVを符した始動位
置から、符号BV1を符した停止位置まで移動す
る。 第7図に示す側においては、平面鏡Aの移動量
M1,SM10は、それぞれ、次のように与えられ
る。 M10=m(S+S)/2・1−tan(θ
2)/tanθ また、平面鏡Bの移動量SM2,SM20は次のよ
うに与えられる。 SM2=(S+S)/2cos(θ/2)・sin
(θB+1/2θ) SM20=m(S+S)/2cos(θ/2)・s
in(θB+1/2θ) 平面鏡A,Bの移動速さVMA,VMBは、等倍
時、変倍時で変化せず、次のように与えられる。 VMA=V/2cos(θ/2)・1−tan(θ
/2)/tanθMB=V/2cos(θ/2)・sin(θB+θ
/2) 変倍に伴う、平面鏡A,Bの変位量δ,δ
は、 δ=yM・1/cos(θ/2) δ=yM・1/cos(θ/2) と与えられ、この変位は、図に示すように、y軸
に対し、1/2θの角をもつて、右下方へ行なわれ る。 第8図に示す例においては、変倍に伴い、平面
鏡Aは、x方向右側へ変位する。その変位量δ
は yM・〔1/tanθ+tanθ/2〕 で与えられる。一方平面鏡Bの変位は鏡面BMに
垂直であつて、その変位量δは、次のように与
えられる。 M1,SM10,SM2,SM20,VMA,VMBなどの
量は、第7図に示す例におけると同一である。 第9図に示す例においては、変倍に伴い、平面
鏡Aは、y方向と1/2θをもつて、右下方へ変位 し、平面鏡Bは、鏡面BMに垂直な方向へ変位す
る。その変位量δ,δは、それぞれ、次のよ
うに与えられる。 δ=yM/cos(θ/2) M1,SM10,SM2,SM20,VMA,VMBなどの
量は、第7図に示す例におけると同一である。 ここで、第3図に示す従来方法例、第4図、第
7図、第8図、第9図に示す本発明の方法例にお
ける、平面鏡A,Bの鏡面幅、移動量、移動速さ
を、具体的な数値によつて比較してみよう。移動
量については、等倍時、すなわちm=1の場合に
ついて比較する。 S0=300mm、S2=20mm,θ=20度,θA=50
度,θB=30度、変倍時の倍率m=0.647とする
と、上記各方法例に対する上記量の具体的数値
は、次表の如くなる。ただし、鏡面幅は多少のよ
ゆうを見込んだ概略寸法である。
【表】
【表】 この表から明らかなように、本発明によつて、
平面鏡、特に、平面鏡Bの鏡面幅を著しく縮減さ
せることができ、なおかつ、平面鏡A,Bの移動
量をも短縮させることができる。また、移動量の
短縮に伴つて、移動速さも低減する。従つて逆
に、従来の方法における移動速さで、平面鏡の移
動を行なえば、感光体スリツト露光の速さを増す
ことができ、複写能率を大幅に向上させることが
可能である。 最後に、第7図に示す例の場合について、平面
鏡A,Bを移動させ、変位させる機構の1例を、
第10図に即して説明する。 第10図において、平面鏡Aはブラケツト10
に固定されている。ブラケツト10はガイドバー
11に滑動可能に装備されている。このガイドバ
ー11は支持体12により側板13に固定されて
いる。同様に、平面鏡Bはブラケツト15に固定
されているが、このブラケツト15は、支持体1
7により側板13に固定されたガイドバー16に
滑動可能に装備されている。側板13は、平面鏡
A,Bの長手方向の一端部側にあるが、他端部側
には他の側板があり、側板13と、この他の側板
とは対をなして、ブラケツト10,15を保持す
る。ガイドバー11による平面鏡Aの案内方向
は、第7図に示すx方向に平行な方向に定めら
れ、ガイドバー11による平面鏡Bの案内方向
は、水面鏡Bの鏡面に垂直な方向に定められてい
る。また、側板13には、プーリー33,34,
36,37,38が回動自在に設けられている。
さらに側板13には、平面鏡A,Bを移動させる
ための、駆動軸30が嵌装され、この駆動軸には
フレキシブルジヨイントにより駆動力を伝達しう
るようになつている。 駆動軸30には、駆動用プーリー31,32が
固装されている。さて、駆動用プーリー32、プ
ーリー36,37,38にはワイヤー39が掛け
まわされ、駆動用プーリー31、、プーリー3
3,34にはワイヤー35が掛けまわされてい
る。このワイヤー35はブラケツト10の係止ピ
ン10aに固定されており、ワイヤー39はブラ
ケツト15の係止ピン15aに固定されている。 側板13には、軸受け13a,13a1,13
b,13b1が形成されているが、このうち、軸受
け13a,13bには、ねじが切られている。 軸受け13a,13a1には、変位軸18が嵌装
され、軸受け13b,13b1には、変位軸19が
嵌装されている。変位軸18,19の上部端18
a,19aにはねじが切られており、この部分は
従つて、軸受け13a,13bと螺合する。変位
軸18,19は互いに平行であつて且つ、第7図
に示すy方向と1/2θだけ右下りに傾いている。 これらの変位軸18,19は支持体20,21に
より回動自在に支持され、支持体20,21はそ
れぞれ、装置本体の不動部材に固定されている。
変位軸18,19の下端部には、それぞれスプロ
ケツト23,24が固装され、これらスプロケツ
トは、チエン25により駆動源に連結されてい
る。 さて、感光体スリツト露光時には、駆動軸30
が反時計方向へ回動し、これによつて平面鏡A,
Bが所定の方向へ移動して、感光体のスリツト露
光が行なわれる。平面鏡A,Bの移動速さに応じ
て、駆動用プーリー31,32の径が定められ
る。 変倍に伴い、平面鏡A,Bを変位させるには、
駆動源の駆動力をチエン25によりスプロケツト
23,24に伝達して、変位軸18,19を回動
させる。すると、変位軸18,19の上方端部に
設けられたねじ部の作用により、側板13ごと、
平面鏡A,Bが、変位軸18,19に平行に移動
するのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来、提案されている感光体スリツ
ト露光方法を説明するための図、第2図は、本発
明による感光体スリツト露光方法を説明するため
の図、第3図は、第1図に示す方法を可変倍複写
方式に適用した状態を示す図、第4図乃至第9図
は、本発明を説明するための図、第10図は、本
発明を実施するための、平面鏡変位移動機構の1
例を示す説明図的正面図である。 1……原稿載置ガラス、2……結像レンズ系、
3……感光体、A,B……平面鏡。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複写すべき原稿を、定位置に平面的に載置
    し、原稿載置面の有効複写領域全域に対応して配
    設態位を定められた結像レンズ系の像界側に、長
    方形形状の平面鏡Aを、長手方向が上記原稿載置
    面に平行な定方向を向き、その鏡面AMが上記原
    稿載置面に対し定角度傾くように、かつ上記長さ
    方向に垂直な所定の方向αへ並進的に移動しうる
    ように配設して、上記結像レンズ系による結像光
    束の少くとも一部を反射するようにし、 長方形形状の平面鏡Bを、上記像界側に、長手
    方向が平面鏡Aの長手方向と平行で、その鏡面
    BMが鏡面AMと上記原稿載置面に、それぞれ所
    定の角度をもつて対向するように、且つ、平面鏡
    Aと一定の関係を保つて、自らの長手方向に垂直
    な所定の方向βへ並進的に移動しうるように配設
    して、鏡面AMにより反射される光束を、鏡面
    BMによりさらに反射させて、装置空間の定位置
    に定められたスリツト状の露光部に結像させるよ
    うにし、 感光体表面をして上記露光部を幅方向へ等速で
    通過せしめ、 感光体表面の移動に同期して、上記平面鏡Aお
    よびBを、互いに異なる所定の方向α,βへ、そ
    れぞれ所定の速さで移動せしめるようにしたこと
    を特徴とする、複写機における感光体スリツト露
    光方法。 2 特許請求の範囲第1項において、 有効複写領域全域が、所定の照度分布に照明さ
    れることを特徴とする、複写機における感光体ス
    リツト露光方法。 3 特許請求の範囲第1項において、 有効複写領域が、感光体表面の移動に同期し
    て、照明光学系により、スリツト照明走査される
    ことを特徴とする、複写機における感光体スリツ
    ト露光方法。 4 特許請求の範囲第1項または、第2項または
    第3項において、 平面鏡Aの移動方向αが、鏡面AMに垂直な方
    向であり、平面鏡Bの移動方向βが、鏡面BMに
    垂直な方向であることを特徴とする、複写機にお
    ける感光体スリツト露光方法。 5 特許請求の範囲第1項または第2項または第
    3項において、 平面鏡Aの移動方向αが原稿載置面に平行な方
    向であつて、平面鏡Bの移動方向が鏡面BMに垂
    直な方向であることを特徴とする、複写機におけ
    る感光体スリツト露光方法。 6 特許請求の範囲第1項または第2項または第
    3項または第4項または第5項において、 結像レンズ系の配設位置、平面鏡A,Bの始動
    位置を、複写物の大きさの、原稿の大きさに対す
    る比率の変化に応じて変化させることを特徴とす
    る、複写機における感光体スリツト露光方法。
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