JPS6145246B2 - - Google Patents
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- JPS6145246B2 JPS6145246B2 JP53103117A JP10311778A JPS6145246B2 JP S6145246 B2 JPS6145246 B2 JP S6145246B2 JP 53103117 A JP53103117 A JP 53103117A JP 10311778 A JP10311778 A JP 10311778A JP S6145246 B2 JPS6145246 B2 JP S6145246B2
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Landscapes
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Description
本発明は、研削盤あるいは旋盤等のように、工
具を工作物軸線方向へ相対移動させて工作物の加
工を行う工作機械を制御する数値制御装置、さら
に詳しくは、工作物に軸線方向を異にして設けら
れた複数の加工面のそれぞれに対応して工具の工
作物軸線方向の基準割出位置を絶体座標値で設定
記憶し、この各加工面毎に記憶された基準割出位
置を基準にして各加工面内における工具の工作物
軸線方向の送りを制御するようにした数値制御装
置に関し、その目的とするところは、センタ穴の
ばらつき等の原因で工作物の軸線方向位置にずれ
が生じても、簡単な操作によつて工作物の軸線方
向のずれが補正されるようにし、センタ穴のばら
つき等による基準割出位置のずれが問題となるよ
うな工作物を加工する場合でも短時間で加工を行
えるようにすることにある。 一般に、軸線方向位置を異にして設けられた複
数の加工面を数値制御で研削加工する場合、各加
工面毎に工具の基準割出位置を設定記憶し、この
基準割出位置を基準にして各加工面内における工
具の工作物軸線方向への移動を制御するようにし
ている。このため、センタ穴の深さのばらつき等
によつて工作物の軸線方向位置にずれが生じ、設
定記憶されている基準割出位置と実際の割出位置
との間にずれが生ずると、正確な研削加工を行う
ことができない欠点がある。また、加工する加工
面の一端または両端に段部がある場合には、工具
と段部の側面が干渉し、工具を破損したり工作物
を損傷させたりすることもある。 このような基準割出位置のずれによつて生ずる
不具合をなくすためには、各加工面毎の基準割出
位置を工作物の軸線方向のずれによつて補正する
ようにすればよいが、工具の工作物に対する相対
割出位置は、工具の現在位置のデータをそのまま
割出位置のデータとして記憶させることができる
等の理由で絶対座標値で表わされるため、各加工
面の基準割出位置を修正するためには、各加工面
毎に記憶されている基準割出位置のデータをそれ
ぞれ修正しなければならず、修正作業に時間がか
かる。すなわち、センタ穴のばらつき等によつて
生じる基準割出位置にずれが問題となるような工
作物を加工する場合には、工作物を加工する前に
工作物の軸方向のずれを測定して全加工面の基準
割出位置のデータを修正しなければならないわけ
で、このような工作物を従来の数値制御装置で加
工すると、基準割出位置のデータの修正に時間が
かかり、工作物を短時間で加工できなくなつてし
まう。 本発明にかかる点に鑑みてなされたもので、砥
石車を特定の加工面の基準割出位置に位置決めし
た後で指令を与えることにより工作物の軸方向の
位置偏差量を自動的に検出するとともに、複数の
スタツクテーブルの内で制御パラメータが書込ま
れているスタツクテーブルを自動的に検索し、検
索されたスタツクテーブルに記憶された基準割出
位置データのみを検出された偏差によつて順次補
正するようにしたことを特徴とするものである。 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図において、10は研削盤のベツドで、
このベツド10の前方にはテーブル11が左右方
向(Y軸方向)へ移動できるように載置され、ベ
ツド10の側面に取付けられたパルスモータ12
によつてY軸方向へ移動されるようになつてい
る。このテーブル11上には、モータ13によつ
て回転駆動される主軸14を軸架する主軸台15
と、心押台センタ16を軸架する心押台17とが
載置されており、主軸14には主軸センタ18と
駆動ピン19とが固着されている。そして、この
主軸台センタ18と心押台16の間には複数の加
工面を有する多段形状の工作物Wが挾持され、駆
動ピン19に係合している。 一方、ベツド10の後方には、砥石駆動用モー
タ20によつて回転駆動される砥石車21を軸架
する砥石台22が工作物Wの軸線と直方する方向
(X軸方向)に移動できるように案内されてお
り、ベツド10の後方に固着されたパルスモータ
23と図略の油圧シリンダとによつて移動される
ようになつている。パルスモータ12および23
はパルス発生回路24から指令パルスの与えられ
るパルスモータ駆動回路25,26にそれぞれ接
続されており、パルスモータ駆動回路25,26
に指令パルスが与えられると指令パルスの数に応
じて砥石台22とスライドテーブル11とが移動
される。これによつて砥石台22とテーブル11
との相対位置が変化せしめられて工作物Wの研削
加工が行われるわけであるが、心理台17の砥石
側側面には砥石修正用のドレツサ27が固着され
ており、砥石台22とテーブル11の相対位置変
化によつて砥石車21の修正も行われる。また、
ベツド10上の、工作物Wを挾んで砥石車21と
対向する位置には、工作物加工面の寸法を測定
し、加工面の寸法が所定の寸法になると定寸信号
を送出する定寸装置28が設けられており、図略
の油圧シリンダによつて前進後退されるようにな
つている。本実施例では加工面の寸法が粗研削完
了の寸法となると定寸信号ASIを出力し、加工面
の寸法が精研削完了の寸法および仕上げ寸法にな
ると、それぞれ定寸信号AS2およびAS3を出力
するものが使用されている。 30はパルス発生回路24およびデータ書込装
置31とともに数値制御装置を構成する中央演算
装置で、マイクロプロセツサ等の小形の演算処理
装置によつて構成されており、メモリMと、アド
レスバスMABとデータバスMDBとを介して接続
されている。この中央演算装置30にはパルス発
生回路24、データ書込装置31の他に、強電回
路との間で信号の交換を行う強電インタフエイス
32と、手動操作で砥石台22およびテーブル1
1を移動させるための操作スイツチ等が取付けら
れた操作盤回路33とが、データバスDB、アド
レスバスABを介して接続されている。 第2図は中央演算装置30のアドレスマツプを
示し、1番地からE000番地(16進表示)までは
メモリMのアドレスに割振られ、E001番地から
E800番地までが、入出力要素のアドレスに割振
られている。1番地からE000番地までの記憶エ
リアは、指定された研削方式で工作物を加工する
ための制御プログラム、データ書込装置31から
の指令によつて制御データの書込みを行うMDIプ
ログラム等を記憶するプログラム記憶エリアと、
一時的なデータを記憶するデータ記憶エリアと、
指定された研削方式で工作物を加工するための制
御パラメータを記憶するパラメータ記憶エリアと
に大別されるが、書換えの必要ないプログラム記
憶エリアは不揮発性の半導体メモリPROMで構成
され、書換えが必要なパラメータ記憶エリアはコ
アメモリで構成されている。また一時的なデータ
を記憶するデータ記憶エリアは揮発性の半導体メ
モリRAMによつて構成されている。 コアメモリからなるパラメータ記憶エリアには
第3図に示すように、30組のスタツクテーブルが
設けられており、こられのスタツクテーブルのそ
れぞれに研削方式とこの研削方式で必要な制御パ
ラメータとを記憶するようになつている。本実施
例では3つの異つた多段工作物の制御データをこ
のスタツクテーブルに記憶させるようになつてお
り、一本の工作物につき、研削方式と制御パラメ
ータを最大で10組まで記憶することができる。し
たがつて、加工面の数が10個以下の工作物であれ
ば、任意個数の加工面を有する工作物の加工を行
うことができる。なお、制御プログラムの記憶エ
リアには、工作物の加工面に応じた研削方式と制
御パラメータとを読出して多段の工作物を全自動
で加工するための自動運転プログラムも記憶され
ている。研削方式を表わすデータは第4図に示す
ようにスタツクテーブルの3番目のデータエリア
である2番地に記憶されており、3番地以後に制
御パラメータが記憶されている。なお、0番地と
1番地は、パラメータの記憶されているスタツク
エリアかどうかの判別等に使用される制御フラツ
グとなつている。 データ書込装置31はこのスタツクテーブルへ
研削方式と制御パラメータとを書込む装置で、第
5図にその操作パネルの一例を示す。操作パネル
には、研削方式や制御パラメータを書込むための
数値キー50と命令キー51とが設けられている
だけでなく、書込まれた研削方式に必要な制御パ
ラメータの書込みを数値制御装置側から要求する
ために発光ダイオードからなる表示ランプL10
0〜L410が設けられている。また、操作パネ
ルには6個の表示窓が設けられており、こられの
表示窓の奥には適切な桁数の数値表示器52〜5
7が配設されている。これによつて、砥石台とテ
ーブルの現在位置表示が行われる外、研削方式や
制御パラメータ等の表示が行われる。なお、SW
10は、工作物の種類を指定するスイツチを示
し、3種類の工作物のプログラムを行う場合に
は、このスイツチSW10を順番に切換えてデー
タの書込みを行うようになつている。 数値キー50は、第7図に示すように数値キー
エンコーダ70に接続されており、0〜9の数値
キーが押圧されると、押圧された数値キーに応じ
たコードデータCDとトリガ信号KTSとが数値キ
ーエンコーダ70から出力される。数値キーエン
コーダ70から出力されるコードデータCDは、
書込データを表示する数値表示器52をなす6個
の表示ユニツトDP10〜DP15の最下位桁DP
15の入力端子に入力端子に入力され、トリガ信
号KTSはシフト制御回路71に与えられる。6
個の表示ユニツトDP10〜DP15は、いずれ
も、データラツチ回路と、デコード回路と、ドラ
イブ回路と表示器とを1体化したもので、ラツチ
したデータを出力する出力端子を有している。書
込データを表示する6個の表示ユニツトDP10
〜DP15においては下位桁の出力端子から出力
されるデータが上位桁の入力端子へとシリアルに
接続され、また出力端子から出力されるデータは
E030番地およびE032番地の入出力アドレスを有
するゲートバツフアGB1,GB2を介してデータ
入力バスDIφ〜DI15に接続されている。ま
た、シフト制御回路71はトリガ信号KTSが与
えられると、発振器OSCから出力されるパルス
に同期して出力端子1から出力端子6へと順番に
パルスを1個づつ出力するものでこれらのパルス
は、表示ユニツトDP10〜DP15のラツチ端子
に与えられるようになつている。したがつて、数
値キー50が押圧されると、押圧された数値が最
下位桁の表示ユニツトDP15に表示されるとと
もに、最下位桁の数値は1つ上の桁へシフトさ
れ、数値キー50が押される度に入力された数値
が順次上位桁へシフトされて、数値キーによつて
入力されたデータが表示される。また、中央演算
装置30から入出アドレスE030,E032を指定す
るアドレスデータが出力され、データ入力信号
DINが送出されるとゲートバツフアGB1,GB2
が開かれ表示ユニツトDP10〜15に表示され
ているデータが中央演算装置30によつて読込ま
れる。なお、72は中央演算処理装置30から出
力されるアドレスデータをデコードするデコーダ
を示し、73は、入力データバスDIφ〜DI1
5,DOφ〜DO15と中央演算装置30のデータ
バスDφ〜D15を接続する双方向性のバツフア
を示す。 一方、命令キー51は命令キーエンコーダ74
に接続されており、押圧された命令キーに応じた
コードが命令キーエンコーダ74から出力され、
E020番地の入出力アドレスを有するゲートバツ
フアGB3を介指て入力データバスDIφ〜DI15
に出力されるまた、命令キー51が押圧される
と、命令キーエンコーダ74からトリガ信号
CTSが出力され、これが割込信号INT8として中
央演算装置30に与えられる。中央演算装置30
はこの割込信号INT8によつて割込みが掛けられ
ると、数値キー50によつて設定された研削方式
を表わすデータや制御パラメータを所定のスタツ
クテーブルに記憶するようになつている。また、
切換スイツチSW10から送出される信号もゲー
トバツフアGB3を介して中央演算装置30に与
えられるようになつている。 さらに、現在データを表示する数値表示器53
をなす表示ユニツトDP20〜DP25、研削順序
および研削方式を表示する数値表示器54,55
をなす表示ユニツトDP30〜DP33、砥石台お
よびテーブルの現在位置を表示する数値表示器5
6,57をなす表示ユニツトDP40〜46,DP
50〜55にはEO22〜EO2Eまでの入出力ア
ドレスが割振られており、中央演算装置30によ
つてこれらのアドレスが指定され書込信号WEが
出力されると、指定されて表示ユニツトに出力デ
ータバスDOφ〜DO15のデータが取込まれこれ
が表示される。また、制御パラメータの書込を要
求する表示ランプL100〜L410および運転
状態等を表示する表示ランプL10〜L22は、
入出力アドレスEO20およびEO34〜EO3C
を有するバツフアレジスタBR10〜BR15に接
続されており、中央演算装置30によつて点滅が
制御される。 第6図は操作盤回路33に接続される操作盤の
一例で、運転モード切換スイツチ、手動パルス発
生器MPG、起動スイツチ等が設けられている。
この操作盤に取付けられているスイツチの監視
は、RTC発生回路34から10mS毎に発生される
割込信号INT3の割込みによつて周期的に実行さ
れるベイシツクルーチン(図略)によつて行わ
れ、運転モードスイツチがMDIの位置に切換えら
れると、データ書込装置31からの割込信号INT
8を受付けてデータ書込用のルーチンMDIを実行
し、運転モードが自動に切換えられると、自動運
転プログラムAUTOを実行するようになつてい
る。また、手動パルス発生器MPGを回転させる
と、その回転方向によつて割込信号INT6または
INT7が中央演算装置30に与えられ、手動送り
が行われるようになつている。 第1図のパルス発生回路24は自動送りまたは
手動送り運転のときに、中央演算装置30によつ
て指定された数のパルスをパルスモータ駆動回路
25,26に出力するもので、第8図に示すよう
な回路構成となつている。中央演算装置30から
は、移動軸と移動方向が正方向か負方向かを表わ
すデータと発振周期および分周率を表わすデータ
と移動量を表わすデータとかデータバツフアDB
を介して与えられ、これらのデータは、それぞれ
入出力アドレスE000,E006,E004番地のアドレ
スを有するバツフアレジスタBR20〜BR22に
ラツチされる。また、E002番地のアドレスが指
定されると、プリセツトカウンタ80のロード端
子LOAD信号が与えられるようになつている。 バツフアレジスタBR21にラツチされたデー
タの内の周期を表わすデータは、DA変換器81
によつてアナログ信号に変換され、VF変換器8
2に与えられる。これによつてVF変換器82か
らは指定された周期でパルスが出力されるように
なり、これが分周路83に与えられる。分周回路
83は、バツフアレジスタBR21にラツチされ
たデータの分周率を表わすデータによつてパルス
を1/10もしくは1/100に分周したりパルスを直接
出力したりするもので、この分周回路83から出
力されるパルスは、ゲート回路84とプリセツト
カウンタ80の減算端子DOWNとに与えられる
ようになつている。ゲート回路84はバツフアレ
ジスタBR20にラツチされた移動軸と移動方向
を表わすデータによつてゲートの切換を行い、パ
ルスモータ駆動回路25または26の正転端子
または逆転端子のいずれかにパルスを供給す
る。 一方、プリセツトカウンタ80は、バツフアレ
ジスタBR22にセツトされた移動量を初期値と
し、分配パルスによつてこの初期値を減じて行う
ようになつており計数値が零となると、これが零
検出回路85によつて検出され、零検出回路85
から分配完了信号CDNDENが出力される。この
信号CONDENは、中央演算装置30に割込信号
INT2として与えられて次のパルス分配のデータ
を要求するとともに、プリセツトカウンタ80に
ロード信号として与えられ、パルス分配中に中央
演算装置30によつてバルフアレジスタBR22
にセツトされた移動量をプリセツトカウンタ80
にロードするようになつている。 次に、制御データの書込み時と自動運転時およ
び操作と、中央演算装置30の動作をフローチヤ
ートに基づいて説明する。 今、制御データの書込を行うものとすれば、操
作盤の運転モードスイツチをMDIの位置に切換え
た後に、データ書込装置31の操作パネル上のス
イツチSW10を、データを書込む工作物の番号
に合せ、この後、数値キー50と命令キー51と
によつて次のような順序で制御データを書込んで
行く。 1 研削順序の書込み 研削順序は、一本の工作物に設けられた多数の
加工面の内、何番目の加工面に関するデータを書
込んでいるのかを識別するために入力するもの
で、最初の加工面であれば、研削順序の命令キー
を押した後、1の数値キーを押し、この後書込み
の命令キーを押す。また、2番目以後の加工面の
データを入力する場合には、研削順序の前に設け
られているランプL100が点灯するのでこれに
応じて加工面の番号に対応した数値キーを押圧
し、書込みの命令キーを押す。 研削順序の命令キーが押圧されると、データ書
込装置31の命令キーデコーダ74からトリガ信
号CTSが出力され、中央演算装置30に割込信
号INT8が与えられる。これにより、中央演算装
置30は第9図に示すMDIルーチンのプログラム
を読出して実行する。MDIルーチンの最初のステ
ツプ110では、押圧された命令キーが研削順序
のキーであるかどうかを、命令キーエンコーダ7
4から出力されるコードによつて判別し、押圧さ
れたキーが研削順序であることが判別されると、
ステツプ111に移行しMDIフラツグをセツトす
るとともに、MDIカウンタの計数値を−2にす
る。なお、MDIカウンタは制御データの書込みス
テツプを制御するもので、MDIカウンタの計数値
が−2のときは研削順序のデータを入力するステ
ツプであることを示し計数値が−1であるときは
加工段数のデータを入力するステツプであること
を示す。また、MDIカウンタの計数値が正になる
と、第12図に示すMDIテーブルのコラムを順番
指定し、設定された研削方式に応じた制御パラメ
ータの書込みを要求するのに用いられる。そし
て、この後、ステツプ112になると、E036番
地のバツフアレジスタBR12へビツト0が
“1”で他のビツトが“0”のデータを転送して
ランプL100を点灯させ、メインルーチンへ復
帰する。次に数値キーが押圧されると、これは書
込データ表示用の表示ユニツトDP15に表示さ
れ、作業者に、入力した研削順序番号が報知され
る。続いて書込みの命令キーが押圧されると、中
央演算装置30に再び割込みが掛けられ、MDIル
ーチンを再び実行する。このときにはMDIフラツ
グがセツトされているため、これがステツプ11
3で判別され、ステツプ114へ進む。ステツプ
114は押圧された命令キーが書込みの命令キー
かどうかを判別するステツプで書込みの命令キー
が押圧されたことが判別されると第10図に示す
書込み処理ルーチンWRITEにジヤンプし書込み
処理が行われる。 書込み処理ルーチンWRITEの最初の4ステツ
プ、ステツプ130〜133では、MDIカウンタ
の内容によつて書込みが行われたデータが何のデ
ータであるかを判別し、MDIカウンタの内容によ
つてステツプ134,149,151,156,
160のいずれかにジヤンプする。この場合には
MDIカウンタが−2となつているのでステツプ1
34以後のルーチンへ移行する。ステツプ134
へ移行すると表示ユニツトDP15によつて表示
されるデータを内部へ読込み、ステツプ135に
なると、スイツチSW10によつて設定されてい
る工作物の番号を読込む。そして、ステツプ13
6で工作物の番号と研削順序のデータとで、研削
方式と制御パラメータを記憶するスタツクテーブ
ルをパラメータ記憶エリアから選択し、ステツプ
137で研削順序を研削順序表示用の表示ユニツ
トDP30,31に表示する。例えば、工作物の
番号を1とすれば、研削順序は1であるので、ス
テツプ136で30個のスタツクテーブルの内の最
初のスタツクテーブルが選択される。 ステツプ138になると研削順序が1から10の
間にあるかどうかを判別し、1か10の間にあれ
ば、ステツプ139へ移行し、そうでなければス
テツプ145へ移行する。この場合には、研削順
序が1であるのでステツプ139へ移行し、選択
されたスタツクテーブルの2番地に書込ポインタ
をセツトする。さらにステツプ140で研削順序
が1であるかどうかを判別し、研削順序が1であ
る場合にはステツプ141でMDIカウンタの計数
値を−1にし、ステツプ142で前にプログラム
されていた工作物の加工面の数を加工段数とし
て、現在データ表示用の表示ユニツトDP20〜
DP25に表示し、ステツプ143でランプL1
01を点灯してメインルーチンへ復帰する。な
お、加工段数の判別は、スタツクテーブルの1番
地に“1”が書込まれているスタツクテーブルの
数を計数することによつて行なわれる。 2 加工段数の書込み ステツプ143でランプL101が点灯される
ため、作業者は、加工段数のデータを入力する。
例えば加工段数が3段であれば、数値キーで3を
入力し、この後、書込み命令キーを押圧すればよ
い。この場合にも書込みキーが押圧されるので、
第10図の書込み処理ルーチンWRITEのプログ
ラムが実行される。そして、MDIカウンタの計数
値によつて数値キーで入力されたデータが段数の
データであることが判明され、ステツプ149へ
移行する。ステツプ149になると、設定された
段数を現在データ表示ユニツトDP20〜DP25
によつて表示するとともに、設定された段数に対
応して数のスタツクテーブルの1番地に1を書込
み、これらのスタツクの2番地以後をクリヤし
て、研削方式と制御パラメータの書込みに備え
る。そして、ステツプ150でMDIカウンタを0
にした後、メインルーチンに復帰する。 3 研削方式の書込み 本実施例においては研削方式と制御パラメータ
の書込みは、中央演算装置30の指示に従つて順
番に行なうようになつている。作業者が次ステツ
プの命令キーを押すと、操作パネル上のランプL
100〜L410内の1つが点灯され、作業者は
点灯したランプで指示されたデータの書込みを行
う。このような制御を行なうために中央演算装置
30のPROMの記憶エリアには、第11図に示す
ような、制御パラメータの種類に対応するランプ
がどの入出力アドレスのどのビツト位置に接続さ
れているかを示すランプアドレステーブルと、第
12図に示すような、各研削方式において必要な
制御パラメータが何であるかをランプアドレステ
ーブルのテーブル番号で記憶したMDIテーブルと
が設けられている。また、ランプアドレステーブ
ルには、数値キーで入力されるデータをスタツク
テーブルのどの位置に記憶させたらよいかを判別
するためにデータも記憶されている。なお、研削
方式の書込の際には第11図に示すランプアドレ
ステーブルのみが使用される。 次ステツプの命令キーが押圧されると中央演算
装置30は、第9図のステツプ117でこれを判
別しステツプ118へ進む。ステツプ118では
MDIカウンタが零であるかどうかを判別し、零で
なければステツプ121へ直接進み、零であれ
ば、ステツプ119,120でスタツクテーブル
に書込まれている研削方式のデータを読出し、こ
れを表示ユニツトDP32,DP33に出力した
後、ステツプ121へ進む。この場合にはスタツ
クテーブルがクリアされているため零が表示され
る。この後、ステツプ121でMDIカウンタをな
して、ステツプ122で計数値が1であるかどう
かを判別し、計数値が1であればステツプ129
へ進み、1でなければステツプ123へ進む。こ
の場合にはMDIカウンタの計数値が1であるの
で、ステツプ129に進む。ステツプ129では
第11図に示すランプアドレステーブルの0番の
テーブルをサーチしステツプ126へ進む。ステ
ツプ126になると、テーブル0に記憶されてい
るランプアドレスとビツト位置データを読出し、
ステツプ127で読出された入出力アドレスへビ
ツト位置データを出力してランプL102を点灯
させる。これにより作業者に対して研削方式のデ
ータを入力することが指示される。 作業者はこれに従つて研削方式のデータを数値
キーで入力し、この後、書込みの命令キーを押
す。本実施例の場合には、第1表に示したような
8種類の研削方式を指定することができ加工面に
最適な研削方法を設定する。
具を工作物軸線方向へ相対移動させて工作物の加
工を行う工作機械を制御する数値制御装置、さら
に詳しくは、工作物に軸線方向を異にして設けら
れた複数の加工面のそれぞれに対応して工具の工
作物軸線方向の基準割出位置を絶体座標値で設定
記憶し、この各加工面毎に記憶された基準割出位
置を基準にして各加工面内における工具の工作物
軸線方向の送りを制御するようにした数値制御装
置に関し、その目的とするところは、センタ穴の
ばらつき等の原因で工作物の軸線方向位置にずれ
が生じても、簡単な操作によつて工作物の軸線方
向のずれが補正されるようにし、センタ穴のばら
つき等による基準割出位置のずれが問題となるよ
うな工作物を加工する場合でも短時間で加工を行
えるようにすることにある。 一般に、軸線方向位置を異にして設けられた複
数の加工面を数値制御で研削加工する場合、各加
工面毎に工具の基準割出位置を設定記憶し、この
基準割出位置を基準にして各加工面内における工
具の工作物軸線方向への移動を制御するようにし
ている。このため、センタ穴の深さのばらつき等
によつて工作物の軸線方向位置にずれが生じ、設
定記憶されている基準割出位置と実際の割出位置
との間にずれが生ずると、正確な研削加工を行う
ことができない欠点がある。また、加工する加工
面の一端または両端に段部がある場合には、工具
と段部の側面が干渉し、工具を破損したり工作物
を損傷させたりすることもある。 このような基準割出位置のずれによつて生ずる
不具合をなくすためには、各加工面毎の基準割出
位置を工作物の軸線方向のずれによつて補正する
ようにすればよいが、工具の工作物に対する相対
割出位置は、工具の現在位置のデータをそのまま
割出位置のデータとして記憶させることができる
等の理由で絶対座標値で表わされるため、各加工
面の基準割出位置を修正するためには、各加工面
毎に記憶されている基準割出位置のデータをそれ
ぞれ修正しなければならず、修正作業に時間がか
かる。すなわち、センタ穴のばらつき等によつて
生じる基準割出位置にずれが問題となるような工
作物を加工する場合には、工作物を加工する前に
工作物の軸方向のずれを測定して全加工面の基準
割出位置のデータを修正しなければならないわけ
で、このような工作物を従来の数値制御装置で加
工すると、基準割出位置のデータの修正に時間が
かかり、工作物を短時間で加工できなくなつてし
まう。 本発明にかかる点に鑑みてなされたもので、砥
石車を特定の加工面の基準割出位置に位置決めし
た後で指令を与えることにより工作物の軸方向の
位置偏差量を自動的に検出するとともに、複数の
スタツクテーブルの内で制御パラメータが書込ま
れているスタツクテーブルを自動的に検索し、検
索されたスタツクテーブルに記憶された基準割出
位置データのみを検出された偏差によつて順次補
正するようにしたことを特徴とするものである。 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図において、10は研削盤のベツドで、
このベツド10の前方にはテーブル11が左右方
向(Y軸方向)へ移動できるように載置され、ベ
ツド10の側面に取付けられたパルスモータ12
によつてY軸方向へ移動されるようになつてい
る。このテーブル11上には、モータ13によつ
て回転駆動される主軸14を軸架する主軸台15
と、心押台センタ16を軸架する心押台17とが
載置されており、主軸14には主軸センタ18と
駆動ピン19とが固着されている。そして、この
主軸台センタ18と心押台16の間には複数の加
工面を有する多段形状の工作物Wが挾持され、駆
動ピン19に係合している。 一方、ベツド10の後方には、砥石駆動用モー
タ20によつて回転駆動される砥石車21を軸架
する砥石台22が工作物Wの軸線と直方する方向
(X軸方向)に移動できるように案内されてお
り、ベツド10の後方に固着されたパルスモータ
23と図略の油圧シリンダとによつて移動される
ようになつている。パルスモータ12および23
はパルス発生回路24から指令パルスの与えられ
るパルスモータ駆動回路25,26にそれぞれ接
続されており、パルスモータ駆動回路25,26
に指令パルスが与えられると指令パルスの数に応
じて砥石台22とスライドテーブル11とが移動
される。これによつて砥石台22とテーブル11
との相対位置が変化せしめられて工作物Wの研削
加工が行われるわけであるが、心理台17の砥石
側側面には砥石修正用のドレツサ27が固着され
ており、砥石台22とテーブル11の相対位置変
化によつて砥石車21の修正も行われる。また、
ベツド10上の、工作物Wを挾んで砥石車21と
対向する位置には、工作物加工面の寸法を測定
し、加工面の寸法が所定の寸法になると定寸信号
を送出する定寸装置28が設けられており、図略
の油圧シリンダによつて前進後退されるようにな
つている。本実施例では加工面の寸法が粗研削完
了の寸法となると定寸信号ASIを出力し、加工面
の寸法が精研削完了の寸法および仕上げ寸法にな
ると、それぞれ定寸信号AS2およびAS3を出力
するものが使用されている。 30はパルス発生回路24およびデータ書込装
置31とともに数値制御装置を構成する中央演算
装置で、マイクロプロセツサ等の小形の演算処理
装置によつて構成されており、メモリMと、アド
レスバスMABとデータバスMDBとを介して接続
されている。この中央演算装置30にはパルス発
生回路24、データ書込装置31の他に、強電回
路との間で信号の交換を行う強電インタフエイス
32と、手動操作で砥石台22およびテーブル1
1を移動させるための操作スイツチ等が取付けら
れた操作盤回路33とが、データバスDB、アド
レスバスABを介して接続されている。 第2図は中央演算装置30のアドレスマツプを
示し、1番地からE000番地(16進表示)までは
メモリMのアドレスに割振られ、E001番地から
E800番地までが、入出力要素のアドレスに割振
られている。1番地からE000番地までの記憶エ
リアは、指定された研削方式で工作物を加工する
ための制御プログラム、データ書込装置31から
の指令によつて制御データの書込みを行うMDIプ
ログラム等を記憶するプログラム記憶エリアと、
一時的なデータを記憶するデータ記憶エリアと、
指定された研削方式で工作物を加工するための制
御パラメータを記憶するパラメータ記憶エリアと
に大別されるが、書換えの必要ないプログラム記
憶エリアは不揮発性の半導体メモリPROMで構成
され、書換えが必要なパラメータ記憶エリアはコ
アメモリで構成されている。また一時的なデータ
を記憶するデータ記憶エリアは揮発性の半導体メ
モリRAMによつて構成されている。 コアメモリからなるパラメータ記憶エリアには
第3図に示すように、30組のスタツクテーブルが
設けられており、こられのスタツクテーブルのそ
れぞれに研削方式とこの研削方式で必要な制御パ
ラメータとを記憶するようになつている。本実施
例では3つの異つた多段工作物の制御データをこ
のスタツクテーブルに記憶させるようになつてお
り、一本の工作物につき、研削方式と制御パラメ
ータを最大で10組まで記憶することができる。し
たがつて、加工面の数が10個以下の工作物であれ
ば、任意個数の加工面を有する工作物の加工を行
うことができる。なお、制御プログラムの記憶エ
リアには、工作物の加工面に応じた研削方式と制
御パラメータとを読出して多段の工作物を全自動
で加工するための自動運転プログラムも記憶され
ている。研削方式を表わすデータは第4図に示す
ようにスタツクテーブルの3番目のデータエリア
である2番地に記憶されており、3番地以後に制
御パラメータが記憶されている。なお、0番地と
1番地は、パラメータの記憶されているスタツク
エリアかどうかの判別等に使用される制御フラツ
グとなつている。 データ書込装置31はこのスタツクテーブルへ
研削方式と制御パラメータとを書込む装置で、第
5図にその操作パネルの一例を示す。操作パネル
には、研削方式や制御パラメータを書込むための
数値キー50と命令キー51とが設けられている
だけでなく、書込まれた研削方式に必要な制御パ
ラメータの書込みを数値制御装置側から要求する
ために発光ダイオードからなる表示ランプL10
0〜L410が設けられている。また、操作パネ
ルには6個の表示窓が設けられており、こられの
表示窓の奥には適切な桁数の数値表示器52〜5
7が配設されている。これによつて、砥石台とテ
ーブルの現在位置表示が行われる外、研削方式や
制御パラメータ等の表示が行われる。なお、SW
10は、工作物の種類を指定するスイツチを示
し、3種類の工作物のプログラムを行う場合に
は、このスイツチSW10を順番に切換えてデー
タの書込みを行うようになつている。 数値キー50は、第7図に示すように数値キー
エンコーダ70に接続されており、0〜9の数値
キーが押圧されると、押圧された数値キーに応じ
たコードデータCDとトリガ信号KTSとが数値キ
ーエンコーダ70から出力される。数値キーエン
コーダ70から出力されるコードデータCDは、
書込データを表示する数値表示器52をなす6個
の表示ユニツトDP10〜DP15の最下位桁DP
15の入力端子に入力端子に入力され、トリガ信
号KTSはシフト制御回路71に与えられる。6
個の表示ユニツトDP10〜DP15は、いずれ
も、データラツチ回路と、デコード回路と、ドラ
イブ回路と表示器とを1体化したもので、ラツチ
したデータを出力する出力端子を有している。書
込データを表示する6個の表示ユニツトDP10
〜DP15においては下位桁の出力端子から出力
されるデータが上位桁の入力端子へとシリアルに
接続され、また出力端子から出力されるデータは
E030番地およびE032番地の入出力アドレスを有
するゲートバツフアGB1,GB2を介してデータ
入力バスDIφ〜DI15に接続されている。ま
た、シフト制御回路71はトリガ信号KTSが与
えられると、発振器OSCから出力されるパルス
に同期して出力端子1から出力端子6へと順番に
パルスを1個づつ出力するものでこれらのパルス
は、表示ユニツトDP10〜DP15のラツチ端子
に与えられるようになつている。したがつて、数
値キー50が押圧されると、押圧された数値が最
下位桁の表示ユニツトDP15に表示されるとと
もに、最下位桁の数値は1つ上の桁へシフトさ
れ、数値キー50が押される度に入力された数値
が順次上位桁へシフトされて、数値キーによつて
入力されたデータが表示される。また、中央演算
装置30から入出アドレスE030,E032を指定す
るアドレスデータが出力され、データ入力信号
DINが送出されるとゲートバツフアGB1,GB2
が開かれ表示ユニツトDP10〜15に表示され
ているデータが中央演算装置30によつて読込ま
れる。なお、72は中央演算処理装置30から出
力されるアドレスデータをデコードするデコーダ
を示し、73は、入力データバスDIφ〜DI1
5,DOφ〜DO15と中央演算装置30のデータ
バスDφ〜D15を接続する双方向性のバツフア
を示す。 一方、命令キー51は命令キーエンコーダ74
に接続されており、押圧された命令キーに応じた
コードが命令キーエンコーダ74から出力され、
E020番地の入出力アドレスを有するゲートバツ
フアGB3を介指て入力データバスDIφ〜DI15
に出力されるまた、命令キー51が押圧される
と、命令キーエンコーダ74からトリガ信号
CTSが出力され、これが割込信号INT8として中
央演算装置30に与えられる。中央演算装置30
はこの割込信号INT8によつて割込みが掛けられ
ると、数値キー50によつて設定された研削方式
を表わすデータや制御パラメータを所定のスタツ
クテーブルに記憶するようになつている。また、
切換スイツチSW10から送出される信号もゲー
トバツフアGB3を介して中央演算装置30に与
えられるようになつている。 さらに、現在データを表示する数値表示器53
をなす表示ユニツトDP20〜DP25、研削順序
および研削方式を表示する数値表示器54,55
をなす表示ユニツトDP30〜DP33、砥石台お
よびテーブルの現在位置を表示する数値表示器5
6,57をなす表示ユニツトDP40〜46,DP
50〜55にはEO22〜EO2Eまでの入出力ア
ドレスが割振られており、中央演算装置30によ
つてこれらのアドレスが指定され書込信号WEが
出力されると、指定されて表示ユニツトに出力デ
ータバスDOφ〜DO15のデータが取込まれこれ
が表示される。また、制御パラメータの書込を要
求する表示ランプL100〜L410および運転
状態等を表示する表示ランプL10〜L22は、
入出力アドレスEO20およびEO34〜EO3C
を有するバツフアレジスタBR10〜BR15に接
続されており、中央演算装置30によつて点滅が
制御される。 第6図は操作盤回路33に接続される操作盤の
一例で、運転モード切換スイツチ、手動パルス発
生器MPG、起動スイツチ等が設けられている。
この操作盤に取付けられているスイツチの監視
は、RTC発生回路34から10mS毎に発生される
割込信号INT3の割込みによつて周期的に実行さ
れるベイシツクルーチン(図略)によつて行わ
れ、運転モードスイツチがMDIの位置に切換えら
れると、データ書込装置31からの割込信号INT
8を受付けてデータ書込用のルーチンMDIを実行
し、運転モードが自動に切換えられると、自動運
転プログラムAUTOを実行するようになつてい
る。また、手動パルス発生器MPGを回転させる
と、その回転方向によつて割込信号INT6または
INT7が中央演算装置30に与えられ、手動送り
が行われるようになつている。 第1図のパルス発生回路24は自動送りまたは
手動送り運転のときに、中央演算装置30によつ
て指定された数のパルスをパルスモータ駆動回路
25,26に出力するもので、第8図に示すよう
な回路構成となつている。中央演算装置30から
は、移動軸と移動方向が正方向か負方向かを表わ
すデータと発振周期および分周率を表わすデータ
と移動量を表わすデータとかデータバツフアDB
を介して与えられ、これらのデータは、それぞれ
入出力アドレスE000,E006,E004番地のアドレ
スを有するバツフアレジスタBR20〜BR22に
ラツチされる。また、E002番地のアドレスが指
定されると、プリセツトカウンタ80のロード端
子LOAD信号が与えられるようになつている。 バツフアレジスタBR21にラツチされたデー
タの内の周期を表わすデータは、DA変換器81
によつてアナログ信号に変換され、VF変換器8
2に与えられる。これによつてVF変換器82か
らは指定された周期でパルスが出力されるように
なり、これが分周路83に与えられる。分周回路
83は、バツフアレジスタBR21にラツチされ
たデータの分周率を表わすデータによつてパルス
を1/10もしくは1/100に分周したりパルスを直接
出力したりするもので、この分周回路83から出
力されるパルスは、ゲート回路84とプリセツト
カウンタ80の減算端子DOWNとに与えられる
ようになつている。ゲート回路84はバツフアレ
ジスタBR20にラツチされた移動軸と移動方向
を表わすデータによつてゲートの切換を行い、パ
ルスモータ駆動回路25または26の正転端子
または逆転端子のいずれかにパルスを供給す
る。 一方、プリセツトカウンタ80は、バツフアレ
ジスタBR22にセツトされた移動量を初期値と
し、分配パルスによつてこの初期値を減じて行う
ようになつており計数値が零となると、これが零
検出回路85によつて検出され、零検出回路85
から分配完了信号CDNDENが出力される。この
信号CONDENは、中央演算装置30に割込信号
INT2として与えられて次のパルス分配のデータ
を要求するとともに、プリセツトカウンタ80に
ロード信号として与えられ、パルス分配中に中央
演算装置30によつてバルフアレジスタBR22
にセツトされた移動量をプリセツトカウンタ80
にロードするようになつている。 次に、制御データの書込み時と自動運転時およ
び操作と、中央演算装置30の動作をフローチヤ
ートに基づいて説明する。 今、制御データの書込を行うものとすれば、操
作盤の運転モードスイツチをMDIの位置に切換え
た後に、データ書込装置31の操作パネル上のス
イツチSW10を、データを書込む工作物の番号
に合せ、この後、数値キー50と命令キー51と
によつて次のような順序で制御データを書込んで
行く。 1 研削順序の書込み 研削順序は、一本の工作物に設けられた多数の
加工面の内、何番目の加工面に関するデータを書
込んでいるのかを識別するために入力するもの
で、最初の加工面であれば、研削順序の命令キー
を押した後、1の数値キーを押し、この後書込み
の命令キーを押す。また、2番目以後の加工面の
データを入力する場合には、研削順序の前に設け
られているランプL100が点灯するのでこれに
応じて加工面の番号に対応した数値キーを押圧
し、書込みの命令キーを押す。 研削順序の命令キーが押圧されると、データ書
込装置31の命令キーデコーダ74からトリガ信
号CTSが出力され、中央演算装置30に割込信
号INT8が与えられる。これにより、中央演算装
置30は第9図に示すMDIルーチンのプログラム
を読出して実行する。MDIルーチンの最初のステ
ツプ110では、押圧された命令キーが研削順序
のキーであるかどうかを、命令キーエンコーダ7
4から出力されるコードによつて判別し、押圧さ
れたキーが研削順序であることが判別されると、
ステツプ111に移行しMDIフラツグをセツトす
るとともに、MDIカウンタの計数値を−2にす
る。なお、MDIカウンタは制御データの書込みス
テツプを制御するもので、MDIカウンタの計数値
が−2のときは研削順序のデータを入力するステ
ツプであることを示し計数値が−1であるときは
加工段数のデータを入力するステツプであること
を示す。また、MDIカウンタの計数値が正になる
と、第12図に示すMDIテーブルのコラムを順番
指定し、設定された研削方式に応じた制御パラメ
ータの書込みを要求するのに用いられる。そし
て、この後、ステツプ112になると、E036番
地のバツフアレジスタBR12へビツト0が
“1”で他のビツトが“0”のデータを転送して
ランプL100を点灯させ、メインルーチンへ復
帰する。次に数値キーが押圧されると、これは書
込データ表示用の表示ユニツトDP15に表示さ
れ、作業者に、入力した研削順序番号が報知され
る。続いて書込みの命令キーが押圧されると、中
央演算装置30に再び割込みが掛けられ、MDIル
ーチンを再び実行する。このときにはMDIフラツ
グがセツトされているため、これがステツプ11
3で判別され、ステツプ114へ進む。ステツプ
114は押圧された命令キーが書込みの命令キー
かどうかを判別するステツプで書込みの命令キー
が押圧されたことが判別されると第10図に示す
書込み処理ルーチンWRITEにジヤンプし書込み
処理が行われる。 書込み処理ルーチンWRITEの最初の4ステツ
プ、ステツプ130〜133では、MDIカウンタ
の内容によつて書込みが行われたデータが何のデ
ータであるかを判別し、MDIカウンタの内容によ
つてステツプ134,149,151,156,
160のいずれかにジヤンプする。この場合には
MDIカウンタが−2となつているのでステツプ1
34以後のルーチンへ移行する。ステツプ134
へ移行すると表示ユニツトDP15によつて表示
されるデータを内部へ読込み、ステツプ135に
なると、スイツチSW10によつて設定されてい
る工作物の番号を読込む。そして、ステツプ13
6で工作物の番号と研削順序のデータとで、研削
方式と制御パラメータを記憶するスタツクテーブ
ルをパラメータ記憶エリアから選択し、ステツプ
137で研削順序を研削順序表示用の表示ユニツ
トDP30,31に表示する。例えば、工作物の
番号を1とすれば、研削順序は1であるので、ス
テツプ136で30個のスタツクテーブルの内の最
初のスタツクテーブルが選択される。 ステツプ138になると研削順序が1から10の
間にあるかどうかを判別し、1か10の間にあれ
ば、ステツプ139へ移行し、そうでなければス
テツプ145へ移行する。この場合には、研削順
序が1であるのでステツプ139へ移行し、選択
されたスタツクテーブルの2番地に書込ポインタ
をセツトする。さらにステツプ140で研削順序
が1であるかどうかを判別し、研削順序が1であ
る場合にはステツプ141でMDIカウンタの計数
値を−1にし、ステツプ142で前にプログラム
されていた工作物の加工面の数を加工段数とし
て、現在データ表示用の表示ユニツトDP20〜
DP25に表示し、ステツプ143でランプL1
01を点灯してメインルーチンへ復帰する。な
お、加工段数の判別は、スタツクテーブルの1番
地に“1”が書込まれているスタツクテーブルの
数を計数することによつて行なわれる。 2 加工段数の書込み ステツプ143でランプL101が点灯される
ため、作業者は、加工段数のデータを入力する。
例えば加工段数が3段であれば、数値キーで3を
入力し、この後、書込み命令キーを押圧すればよ
い。この場合にも書込みキーが押圧されるので、
第10図の書込み処理ルーチンWRITEのプログ
ラムが実行される。そして、MDIカウンタの計数
値によつて数値キーで入力されたデータが段数の
データであることが判明され、ステツプ149へ
移行する。ステツプ149になると、設定された
段数を現在データ表示ユニツトDP20〜DP25
によつて表示するとともに、設定された段数に対
応して数のスタツクテーブルの1番地に1を書込
み、これらのスタツクの2番地以後をクリヤし
て、研削方式と制御パラメータの書込みに備え
る。そして、ステツプ150でMDIカウンタを0
にした後、メインルーチンに復帰する。 3 研削方式の書込み 本実施例においては研削方式と制御パラメータ
の書込みは、中央演算装置30の指示に従つて順
番に行なうようになつている。作業者が次ステツ
プの命令キーを押すと、操作パネル上のランプL
100〜L410内の1つが点灯され、作業者は
点灯したランプで指示されたデータの書込みを行
う。このような制御を行なうために中央演算装置
30のPROMの記憶エリアには、第11図に示す
ような、制御パラメータの種類に対応するランプ
がどの入出力アドレスのどのビツト位置に接続さ
れているかを示すランプアドレステーブルと、第
12図に示すような、各研削方式において必要な
制御パラメータが何であるかをランプアドレステ
ーブルのテーブル番号で記憶したMDIテーブルと
が設けられている。また、ランプアドレステーブ
ルには、数値キーで入力されるデータをスタツク
テーブルのどの位置に記憶させたらよいかを判別
するためにデータも記憶されている。なお、研削
方式の書込の際には第11図に示すランプアドレ
ステーブルのみが使用される。 次ステツプの命令キーが押圧されると中央演算
装置30は、第9図のステツプ117でこれを判
別しステツプ118へ進む。ステツプ118では
MDIカウンタが零であるかどうかを判別し、零で
なければステツプ121へ直接進み、零であれ
ば、ステツプ119,120でスタツクテーブル
に書込まれている研削方式のデータを読出し、こ
れを表示ユニツトDP32,DP33に出力した
後、ステツプ121へ進む。この場合にはスタツ
クテーブルがクリアされているため零が表示され
る。この後、ステツプ121でMDIカウンタをな
して、ステツプ122で計数値が1であるかどう
かを判別し、計数値が1であればステツプ129
へ進み、1でなければステツプ123へ進む。こ
の場合にはMDIカウンタの計数値が1であるの
で、ステツプ129に進む。ステツプ129では
第11図に示すランプアドレステーブルの0番の
テーブルをサーチしステツプ126へ進む。ステ
ツプ126になると、テーブル0に記憶されてい
るランプアドレスとビツト位置データを読出し、
ステツプ127で読出された入出力アドレスへビ
ツト位置データを出力してランプL102を点灯
させる。これにより作業者に対して研削方式のデ
ータを入力することが指示される。 作業者はこれに従つて研削方式のデータを数値
キーで入力し、この後、書込みの命令キーを押
す。本実施例の場合には、第1表に示したような
8種類の研削方式を指定することができ加工面に
最適な研削方法を設定する。
【表】
例えば、加工面1を研削加工するにはプランジ
定寸送り研削が最適であるとすれば、1の数値キ
ーを押して、書込みキーを押す。 書込みの命令キーが押圧されると、これがステ
ツプ114で判別されて、第10図の書込みルー
チンWRITEへジヤンプし、MDIカウンタの計数
値が1となつていることで、書込まれたデータが
研削方式のデータであることが判別され、ステツ
プ151へ進む。ステツプ151になると、数値
キーで入力された研削方式のデータを表示ユニツ
トDP10〜D15から読込み、ステツプ152
で読込んだ研削方式が111または12のいずれかで
あるかどうかを判別する。この場合には研削方式
が1であるのでステツプ154へと移行して読込
まれた研削方式を研削方式表示用の表示ユニツト
DP32,33によつて表示し、この後、ステツ
プ155で、読込まれた研削方式のデータを選択
されたスタツクテーブルの2番地に書込んでメイ
ンルーチンへ復帰する。 4 制御パラメータの書込み 制御パラメータの書込みも、研削方式の書込み
と同様に次ステツプの命令キーを押すことから行
われる。次ステツプの命令キーが押圧されると、
前記の場合と同様にこれがステツプ117で判別
され、MDIカウンタの計数値が1となつているの
で、ステツプ118から121へと移行してMDI
カウンタを歩進させ計数値を2とする。この後、
ステツプ122へ移行してMDIカウンタの計数値
が1であるかどうかが判別されるがこの場合には
計数値が2であるのでステツプ123へ進む。ス
テツプ123になると第12図に示したランプア
ドレステーブルを参照して設定された研削方式と
MDIカウンタの計数値からテーブル番号の選択が
行われる。そして、ステツプ124で読出された
データが−1かどうかによつてテーブルの終りで
あるかどうかを判別し、データが−1である場合
にはステツプ111へジヤンプし、ステツプ11
1でMDIカウンタを−2にセツトした後、ステツ
プ112でランプL100を点灯させる。一方、
データが、−1でない場合にはステツプ126へ
移行して、読出された番号のテーブルのランプア
ドレスとビツト位置データを読出す。この場合に
は研削方式が1であり、MDIカウンタの計数値が
2となつているため、ステツプ123で第12図
のMDIテーブルからテーブル番号のデータとして
1が読出され、ステツプ126で第11図のラン
プアドレステーブルの1番目のテーブル記憶され
ているランプアドレスのデータEO36とビツト
位置のデータ3が読出される。この後、ステツプ
127になると、E036番地に3ビツト目だけが
“1”のデータが転送され、これによつてランプ
L103が点灯される。また、ステツプ128
で、スタツクテーブルの3番地から3バイトにわ
たつて記憶されているデータが読出され、これが
データ表示用の表示ユニツトDP20〜DP25に
表示される。この場合には、スタツクテーブルが
クリアされているため零が表示される。 作業者は、ランプL103の点灯によつて次に
入力しなければならない制御パラメータが砥石台
原位置のデータであることを判別できるため、数
値キーを用いて砥石台原位置のデータを入力し、
この後書込みの命令を押す。なお、本実施例では
砥石台原位置のデータとして、早送り開始点にお
ける砥石車21の加工面と工作物軸芯との距離を
2倍して値を設定するようになつており、作業者
は砥石原位置のデータを工作物の直径寸法に対応
させて設定することができる。 書込みの命令キーが押されると、これがステツ
プ114で判別され、第10図の書込ルーチンへ
ジヤンプする。通常の制御パラメータの書込みに
おいては、全てステツプ133またはステツプ1
61からステツプ156へ移行する。ステツプ1
56になると、数値キーで入力されたデータを、
第11図に示すランプアドレステーブルのデータ
ストア位置を参照してスタツクテーブルの所定の
記録エリアにストアする。また、これに続くステ
ツプ157では、スタツクテーブルに書込まれた
データを再び読出し、これに現在データ表示用の
表示ユニツトDP20〜DP25に出力する。作業
者が数値キーで入力してデータは書込みデータ表
示の表示ユニツトDP10〜DP15によつて表示
されているため、作業者は、書込データ表示用の
表示ユニツトDP10〜15の表示と現在データ
表示用の表示ユニツトDP20〜25の表示との
間の食い違いによつて、データ書込装置31また
は、スタツクテーブルを構成するコアメモリ等に
異常が生じたことを判別することもできる。 このようにして、砥石台原位置のデータの書込
みが完了すると、再び次ステツプの命令キーを押
す。これにより、ステツプ121でMDIカウンタ
が歩進され、ステツプ123,126,127で
次に入力すべき制御パラメータのランプが点灯さ
れる。この場合には第12図のMDIテーブル示さ
れた研削方式1の3番目のテーブル番号が2であ
るため、第11図のランプアドレステーブルを参
照してE036番地の4ビツト目に接続されている
ランプL104が点灯され、次に入力すべき制御
パラメータがテーブル割出位置のデータであるこ
とが報知される。これにより、作業者は数値キー
と書込みの命令キーとによつてテーブル割出位置
のデータを入力する。なお、本実施例では、テー
ブルの現在位置データをテーブル割出位置のデー
タとして直接プログラムできるように、テーブル
割出位置をテーブル原位置を原点とした絶対座標
値として入力するようにしており、テーブルの割
出動作も入力された絶対座標値に基づいて行うよ
うになつている。 以下同様にして制御パラメータの書込が順番に
行われるわけであるが、研削順序が1で研削方式
が1である場合には、研削後砥石修正有無のステ
ツプの書込みが完了すると、次にランプL200
〜L207を順番に点灯して砥石修正のための制
御パラメータの書込みを要求し、これに続いて、
ランプL300〜L308を順番に点灯してブラ
ンジ研削に必要な制御パラメータの書込みを要求
する。定寸研削の場合スパークアウトは行なわな
いで、ランプL309は点灯されず、スパークア
ウト時間の書込みは要求しない。なお、定寸研削
の場合の空研、粗研、精研における送り量は、送
り制御には使用されないが、空研開始点までの早
送り量を演算したり、オーバストロークを検出し
たりするのに用いられる。 このようにして、設定された研削方式に必要な
制御パラメータの書込みが完了すると、ステツプ
123でテーブル番号として−1が読出されるた
め、ステツプ124からステツプ111へ移行し
てMDIカウンタを−2にセツトし、ステツプ11
2でランプL100を点灯してメインルーチンに
復帰する。これにより、ランプの点灯はL308
から、研削順序を示すL100に移動し、作業者
に、第1加工面の制御パラメータの書込みが完了
し、次に研削順序のデータを入力しなければなら
ないことが報知される。 5 2段目以後のデータの書込み 2段目以後の加工面の研削方式と制御パラメー
タを記憶させる場合も前記の場合と同様の手順で
行う。2段目以後のデータを書込む場合には加工
面の位置に対応して、研削順序のデータとして2
〜10までのデータを数値キーで入力して後、書込
みの命令キーを押す。 これにより、中央演算装置30はステツプ13
6でスタツクテーブルの切換えを行つた後、ステ
ツプ140からステツプ143へと分岐してMDI
カウンタの計数値を零にし、第9図のステツプ1
21へジヤンプする。これにより、MDIカウンタ
の計数値や1にセツトされ、ステツプ129,1
26,127によつて研削方式の書込みを要求す
るランプL102が点灯される。この後、作業者
が研削方式を数値キーで入力し書込キーを押す
と、表示ユニツトDP32,33によつて新しい
研削方式が表示される。続いて次ステツプの命令
キーが押されると、ステツプ123で新しい研削
方式に必要な制御パラメータの内の1番目のパラ
メータを第11図、第12図に示すテーブルから
サーチし、これによつて、ランプを点灯させる。
作業者はこれに従つて制御パラメータを数値キー
で入力し、書込キーを押す。これにより書込まれ
たデータがスタツクテーブルの所定の記憶エリア
に記憶され、これに続いて次ステツプの命令キー
を押圧すると次に入力すべき制御パラメータを指
示すべくランプの点灯位置が変化せしめられる。 砥石修正に関する制御パラメータは各加工面に
対して共通で良いため、2段目以後においては砥
石修正に関するパラメータの書込みを要求しない
ように第12図のテーブルが作られている。例え
ば2段目の研削方式が両側切込デツドストツプ研
削であるものとするとすれば、トラバース行程の
書込みが完了して次ステツプのキーを押すとラン
プL400が点灯しトラバース研削の制御パラメ
ータの書込みを要求する。そして、タリー時間ま
での書込みが終ると、研削方式のランプL100
が点灯して書込みの完了が報知される。 6 テーブル位置のプレイバツク また、本実施例の数値制御装置においては、テ
ーブルの現在位置をテーブルの割出位置として入
力することができる第1のプレイバツク機能と、
制御パラメータとして記憶されている第1加工面
のテーブル割出位置と、手動送りによつて第1加
工面のテーブル割出位置に割出されたテーブル位
置との偏差によつて全ての加工面のテーブル割出
位置のデータを修正する第2のブレイバツク機能
を有している。第1のプレイバツク機能を用いれ
ば、テーブルの位置を直接入力することができる
ため、設計図面からテーブルの割出位置を各加工
面毎に演算しなくてもよく、第2のプレイバツク
機能を用いればセンタ穴の大小等によつて生ずる
全加工面のテーブル割出位置のずれを1度に補正
することができ、センタ穴のばらつきによつて生
じる工具の割出位置のずれを短時間を修正するこ
とができる。 この第1および第2のプレイバツク機能を使用
する場合には、研削方式を入力するステツプで、
研削方式のデータとして、11または12を設定
すればよい。研削方式として11または12が設
定されると、これがステツプ152で判別され、
ステツプ153で研削方式の番号がプレイバツク
レジスタPBMRにセツトされる。この後、次ステ
ツプキーを2回押し書込みのステツプをテーブル
割出位置まで移動させ、書込みの命令キーを押
す。すると、ステツプ160,161によつてプ
レイバツクレジスタPBMRの内容が判別され、第
13図に示す第1プレイバツクルーチンPB1ま
たは第14図に示す第2プレイバツクルーチン
PB2が実行される。 第1プレイバツクのルーチンPB1では、最初
のステツプ190で選択された加工面に対応する
スタツクテーブルのテーブル割出位置を記憶する
メモリアドレスに書込みポインタをセツトし、ス
テツプ191でポインタのセツトされた記憶エリ
アにテーブルの現在位置データを書込む処理が行
われる。また、第2プレイバツクのルーチンPB
2においては、最初のステツプ193で研削順序
が1であるかどうかを判別し、1であればステツ
プ194で、工作物指定用のスイツチSW10に
よつて指定される工作物に対応したスタツクテー
ブルエリア最初のスタツクテーブルをサーチし、
サーチされたスタツクテーブルの6番地のアドレ
スデータを読出しポインタにセツトする。例え
ば、No.1の工作物が指定されていれば、30個のス
タツクテーブルの内の最初のスタツクテーブルが
選択され、選択されたスタツクテーブルの6番地
のアドレスD007が読出しポインタにセツトさ
れる。そして、ステツプ195で、スタツクテー
ブルの6番地から3バイトのデータエリアに記憶
されているテーブル割出位置のデータを読出し、
ステツプ196で、読出されたデータと、図略の
現在位置記憶用カウンタに記憶されているテーブ
ル現在位置のデータとの間の偏差を演算する。そ
して、ステツプ197で、読出されたテーブル割
出位置のデータから偏差を減算または加算してデ
ータを修正し再び元の記憶エリアに記憶する。こ
れにより、スイツチSW10で指定された工作物
の第1加工面のテーブル割出位置のデータが修正
され、研削加工時には、テーブル11が最初に設
定されたテーブル割出位置に正確に割出される。 ステツプ198は、全ての加工面に対応したテ
ーブル割出位置のデータの修正が完了したかを確
認するステツプで、次のスタツクテーブルにデー
タが書込まれているかどうかによつてこれを判別
し、次のスタツクテーブルにデータが書込まれて
いる場合にはステツプ199へ移行し、次のスタ
ツクテーブルにデータが書込まれていない場合に
は全加工面のテーブル割出位置のデータの修正が
完了しているものと判断してメインルーチンへ復
帰する。ステツプ199になると、読出しポイン
タの読出しアドレスを+80(16進)して読出しア
ドレスを次のスタツクテーブルの6番地に変更
し、ステツプ2000で、読出しポインタで指定
されているエリアからテーブル割出位置のデータ
を読出してこれをステツプ196で演算された偏
差で修正し、再び元の記憶エリアに書込む。そし
て、この後、ステツプ198へ戻り、ステツプ1
99と200のプログラムを繰返し実行する。 したがつてプレイバツクルーチンPB2のプロ
グラムが実行されると、各加工面毎に設定記憶さ
れているテーブル割出位置のデータが、工作物W
の軸方向のずれによつて生ずる偏差によつて全て
修正され、加工時には全ての加工面において工具
が正確な位置に割出されて研削加工が行われる。
このため、工具の割出位置のずれが問題となるよ
うな工作物が加工する場合でも、上述の第2のプ
レイバツク機能を用いれば、割出位置のずれは短
時間に修正され、割出位置のデータ修正のために
加工に要する時間が長くなることはない。 次に、このようにして書込まれた制御パラメー
タによつて自動的に研削加工を行う場合の動作を
説明する。本実施例の数値制御装置においては、
工作物を全自動で加工するために、各加工面を指
定された異つた研削方式で研削するための動作の
他に、テーブルを加工面の変更に伴つて指定され
た割出し位置に割出す動作や、砥石修正を行う動
作も制御するようになつており、これらの動作を
組合せて、工作物を全自動で加工する。また、こ
れらの各動作は、砥石台油圧前進、砥石台切込
み、テーブル右進、定寸信号チエツク等というよ
うないくつかの基本的な動作(以下基本動作と呼
ぶ)の組み合せによつて制御するようになつてお
り、PROMの記憶エリアにはこれらの基本動作を
行わせるための多数のサブルーチンと、これらの
サブルーチンを組み合せて各動作を行わせるため
に、各動作を行うのに必要なサブルーチンを動作
の順序に応じて記憶させたシーケンステーブルが
記憶されている。第15図a〜第18図aは自動
運転で使用される代表的な動作を示し、第15図
aは自動運転開始用テーブル割出動作、第16図
aは研削方式1の研削動作、第17図aはテーブ
ル割出動作、第18図aは研削方式4の研削動作
を表わしている。また、第15図b〜第18図b
にこれらの動作を行うためのシーケンステーブル
を示す。それぞれのシーケンステーブルには、基
本動作を実行するためのサブルーチンの番号の他
に次に行うステツプの番号が書かれている。ま
た、基本動作を行うサブルーチン内で定寸信号の
オンオフを判別したり、トラバース回数を判別し
たりする場合には、条件成立の場合のジヤンプ先
ステツプ番号と、条件不成立の場合のジヤンプ先
ステツプ番号とがそれぞれ次ステツプ番号欄とジ
ヤンプ先ステツプ番号欄に書かれている。また、
こられのシーケンステーブルには、図のようなデ
ータの他に、サブルーチン内で使用されるパラメ
ータが付加されている。例えば、サブルーチンが
送りのルーチンであれば、送り量および送り速度
が記憶されているエリアのアドレスデータが付加
され、サブルーチンがソレノイドをオンオフする
ルーチンであれば、オンオフすべきソレノイドの
入出力アドレスとビツト位置のデータがパラメー
タとして付加されている。 中央演算装置30は、運転モードが自動に切換
えられると、第19図に示す自動運転ルーチン
AUTOのプログラムをRTC発生回路34から送
出される割込信号INT3に同期して10mSおきに
実行し、前述のような基本動作の組み合せからな
る複数の動作を組み合せて工作物を自動的に加工
させる。 自動運転ルーチンAUTOの最初にステツプ2
08では、自動運転フラツグAUTFが1かどう
かをテストし、自動運転が開始されたかどうかを
判別する。1でなければステツプ209へ移行し
て起動スイツチが押されているかどうかをテスト
し、起動スイツチが押されていればステツプ21
0で自動運転フラツグAUTFを1にセツトし、
ステツプ211でAUTカウンタを−1にセツト
してメインルーチンに復帰する。ステツプ212
は、パルス分配完了フラツグDENがセツトされ
1の状態にあるかどうかをテストするステツプ
で、1でないときは何らの処理を行わずにメイン
ルーチンに復帰し、1であればステツプ213に
移行してAUTカウンタが−1であるかをテスト
し、−1であれだステツプ214で第15図bに
示す自動運転開始用テーブル割出動作のシーケン
ステーブルをサーチし、ステツプ215でAUT
カウンタを+1にする。そして、ステツプ216
でサブルーチン番号読出し用のシーケンスカウン
タSEQカウンタを零リセツトした後、ステツプ
217でシーケンステーブルのSEQカウンタで
指定された場所に記憶されているサブルーチン番
号を読出す。自動運転開始時には、第15図bに
示すテーブルの最初に記憶されているサブルーチ
ン番号4が読出される。 ステツプ218は、読出されたサブルーチン番
号のデータが−1であるかどうかによつてシーケ
ンステーブルの終りを判別するもので、−1であ
る場合には、現在行つている動作が完了したもの
として第21図に示すサブルーチンSTBSで次に
行う動作のシーケンステーブルをサーチしてスイ
ツチ216へ戻る。一方、読出されたサブルーチ
ン番号が−1でない場合には、ステツプ219へ
移行して、読出されたサブルーチン番号で指定さ
れたサブルーチンのプログラムを実行する。そし
て、ステツプ220で、SEQカウンタの内容を
第16図bに記憶されている次ステツプ番号また
はジヤンプ先ステツプ番号に変更し、ステツプ2
17へ戻る。 したがつて、自動運転の開始時にはステツプ2
19で第16図bに示すシーケンステーブルに登
録されているサブルーチン4,24,36,3
9,30のプログラムを実行し、Y軸割出用テー
ブルの初期化、テーブルの割出し等を行う。そし
て、この後次動作のシーケンステーブルをサーチ
するサブルーチンSTBSにジヤンプする。 サブルーチンSTBSのステツプ221〜225
は、ステツプ220で+1されたAUTカウンタ
の計数値で、次に行うべき動作を判別するステツ
プで、本実施例では、AUTカウンタの計数値が
1〜5であるとき、次に行う動作がそれぞれテー
ブル割出動作、研削動作、加工中のドレス動作、
加工完了後のドレス動作、加工完了動作であると
判別する。 次に行う動作がテーブル割出し動作であるとき
には、ステツプ226で一つの加工面の研削が終
つた後でドレス(砥石修正)を行うかどうかを判
別し、ドレスを行う場合には、ステツプ227で
ドレス位置割出用のシーケンステーブルをサーチ
し、ステツプ228でAUTカウンタの計数値を
2にしてメインルーチンへ復帰する。一方、研削
後にドレスを行わない場合には、ステツプ229
で次の研削位置にテーブルを割出すシーケンステ
ーブルをサーチし、ステツプ230で全ての加工
面の研削が完了したかを判別する。そして、全て
の加工面の研削が完了している場合にはステツプ
231,232に移行して、研削後にドレスを行
うかどうか、または、ドレス後の研削本数が設定
値と一致したかどうかを判別し、いずれの条件も
満たしていないときはステツプ233でAUTカ
ウンタの計数値を4にしてメインルーチンに復帰
し、いずれか一方の条件を満足している場合に
は、ステツプ235でテーブルをドレス位置に割
出すためのシーケンステーブルをサーチし、ステ
ツプ235でAUTカウンタを3にセツトして復
帰する。 また、次に行う動作が研削動作であれば、ステ
ツプ236で指定された研削方式で加工面を加工
するためのシーケンステーブルをサーチして、ス
テツプ237でAUTカウンタを零リセツトし、
次に行う動作が加工中のドレスであればステツプ
238でドレスを行うためのシーケンステーブル
をサーチしてステツプ239でAUTカウンタを
零リセツトしてメインルーチンに復帰する。同様
にして、次に行う動作が最終ドレスであればステ
ツプ240でドレスのためのシーケンステーブル
をサーチしてメインルーチンへ復形し、加工完了
であればステツプ241で、砥石台とテーブルを
原位置に復帰させるシーケンステーブルをサーチ
し、ステツプ242でAUTカウンタの計数値を
5にしてメインルーチンへ戻る。そして、工作物
の加工が完了するとAUTカウンタの計数値が6
となり、これがステツプ225で判別されてステ
ツプ243に移行し、自動運転フラツグAUTF
を0にして自動運転を停止する。 このようにしてサーチされたシーケンステーブ
ルの内容が第19図に示す自動運転ルーチン
AUTOで順番に実行されることにより、加工面
の加工とテーブルの割出しが繰返し行われて工作
物が自動的に研削加工されるわけであるが、工作
物Wを自動で加工する前に、砥石車21が第1加
工面の加工開始位置に位置するようにテーブル1
1を手動送りで位置決めし、前述したプレイバツ
クルーチンPB2によるテーブル割出位置の修正
を行えば、工作物Wに設けられた各加工面毎に設
定されているテーブル割出位置のデータが、工作
物Wの軸線方向位置のずれを補正するように修正
され、工作物に形成されている加工面の全てが正
確に研削され、また、砥石車21が加工面の端に
ある段部の側面等に干渉することが未然に防止さ
れる。 次に、基本動作を行う多数のサブルーチンの
内、パルス分配に関連するものについて説明す
る。サブルーチン21は、プランジ研削を行うと
きにデータテーブルの初期化を行うルーチンで第
22図に示すように、ステツプ250〜254の
ステツプでコアメモリ内の加工面に対応するスタ
ツクテーブルから、各送りにおける送り量、送り
速度、送り停止時間、スパークアウト時間等の制
御パラメータを読出し、PAMの記憶エリアに再
配置して記憶させている。なお、ステツプ251
では砥石台を空研削開始位置まで移動させる早送
りの移動量をスタツクテーブルに記憶されている
各送りにおける送り量と研削直径(仕上げ寸法)
とのデータから演算して、RAMエリアに記憶さ
せている。 サブルーチン36およびサブルーチン38は砥
石台22または、テーブル11を移動させるルー
チンで、このサブルーチンは、空研、粗研、精
研、微研時において砥石車の切込みを行う場合に
使用されるだけでなく、テーブル11のトラバー
ス動作にも使用される。サブルーチン36が呼び
出された場合には第22図に示すようにステツプ
260で送りが定量送りであることを表わす
PTPフラツグをセツトし、サブルーチン38が
呼び出された場合にはステツプ261で送りが定
寸送りであることを表わすTSNフラツグをセツ
トしてからステツプ262へ移行する。ステツプ
262になると、シーケンステーブルに付加され
ている移動方向指定用のパラメータを読出して
MVFLGレジスタにセツトし、ステツプ263で
RAMに記憶されている速度データをシーケンス
テーブルに付加されているアドレスデータを参照
して読出しFEEVLレジスタにセツトする。そし
て、ステツプ264で移動量をRAMエリアから
読出してPLTOTLレジスタにセツトし、この
後、第24図に示すパルス分配ルーチンPGENに
ジヤンプする。 このパルス分配ルーチンPGENは、サブルーチ
ン36,38から継続して実行されるだけでな
く、パルス発生回路24から送出される割込信号
INT2による割込要求によつて実行される。 パルス分配ルーチンPGENへジヤンプすると、
ステツプ270で、DENフラツグを零にセツト
した後、ステツプ271で指令移動量レジスタ
PLTOTLが零かどうかを判別し、零であればス
テツプ272でDENフラツグを1にしてメイン
ルーチンに復帰し、零でなければステツプ273
以下のルーチンへ進む。ステツプ273ではサブ
ルーチンでFEEVLレジスタにセツトされた速度
データをE006番地へ出力してパルス発生回路2
4のバツフアレジスタBR21にセツトし、ステ
ツプ274ではTSNフラツグがセツトされてい
るかどうかによつて定寸送りであるか定量送りで
あるかを判別する。そして、定寸送りである場合
には、ステツプ275で送りパルス数のデータと
して1をE004番地に出力してステツプ277に
移行し、定寸送りでない場合にはステツプ276
で送り速度に応じた1回当りの送り量を演算して
これをE004番地に出力し、ステツプ277に移
行する。これにより、1もしくは所定の送り量の
データがバツフアレジスタBR22にセツトされ
る。 ステツプ277では、E002番地に無意味な情
報を出力して、プリセツトカウンタ80にロード
信号を与え、ステツプ278では、MVFLGレジ
スタにセツトされている移動方向のデータを
E000番地に出力して、バツフアレジスタBR20
にセツトする。これにより、ゲート回路84から
パルスが出力されるようになり、砥石台22また
はテーブル11が所定へ移動を開始する。この
後、ステツプ279で、砥石台22およびテーブ
ル11の現在位置を記憶している現在位置カウン
タに移動量を減算または加算して砥石台22また
はテーブル11の現在位置を修正し、ステツプ2
80で、指令移動量レジスタPLTOTLから移動
量を減算する。この後、ステツプ281で定寸送
りであるかどうかを再度判別し、定寸送りでない
場合には、そのままメインルーチンへ復帰し、定
寸送りである場合にはステツプ282でDENフ
ラツグを1にしてメインルーチンへ復帰する。 自動運転のルーチンAUTのステツプ212で
は、DENフラツグの状態をテストし、DENフラ
ツグが1であれば自動運転のためのプログラムを
実行するようにしてる。したがつて、定寸送りの
場合には、所定の軸へパルスが1パルス分配され
る度に自動運転ルーチンAUTが実行され、シー
ケンステーブルで指定されたサブルーチン内部で
定寸装置からの定寸信号の状態がテストされる。
そして、定寸信号が送出されると、今迄行つてい
たパルス分配を停止して次のサブルーチンを呼び
出し、他のシーケンス動作や、送り速度の異なる
分配を開始する。また、定量送りの場合には、ス
テツプ276で出力したパルス数のパルス分配が
完了する度にパルス発生回路24から割込みが掛
けられ、パルス分配ルーチンPGENを何度も実行
する。そして、指令された量だけ、砥石台22ま
たはテーブルが移動された指令移動量レジスタ
PLTOTLが零になると、自動運転ルーチンAUT
が実行され、次の動作に移つて行く。 なお、上記実施例においては、第1加工面のテ
ーブル割出位置にテーブルを手動で割出し、この
割出されたテーブルの現在位置と、第1加工面の
テーブル割出位置として記憶されている割出位置
との偏差によつて全ての加工面のテーブル割出位
置のデータを修正するようにしていたが、他の加
工面のテーブル割出位置にテーブルを手動割出
し、この割出された加工面の割出位置として記憶
されているテーブル割出位置とテーブルの現在位
置との偏差によつて全ての加工面のテーブル割出
位置データを修正するようにしてもよい。 また、上記実施例においてはテーブルを工作物
軸線方向へ移動させて、工具を各加工面の基準割
出し位置に位置決めするようにしていたが、旋盤
等のように工具を工作物軸線方向へ移動できる工
作機械においては、工具を移動さて位置決めを行
うようにすればよい。 以上述べたように、本発明の数値制御装置にお
いては、砥石車を特定の加工面の基準割出位置に
位値決めした後で指令を与えることにより工作物
の軸方向の位置偏差量を自動的に検出し、この検
出された偏差に基づいて複数のスタツクテーブル
内に記憶された基準割出位置のデータを全て補正
するように構成したので、センタ穴のばらつき等
によつて生じる割出位置のずれが問題となる工作
物を加工する場合でも、割出位置のデータの修正
を正確にかつ短時間で修正して、かかる工作物を
高精度に加工できる利点がある。 また、本発明においては、複数のスタツクテー
ブルの内で制御パラメータが書込まれているスタ
ツクテーブルを自動的に検索し、検索されたスタ
ツクテーブルに記憶された基準割出位置のデータ
のみを検出された偏差によつて順次補正するよう
に構成したので、修正すべき基準割出位置が記憶
されているメモリの番地を指定することなく、加
工面のそれぞれに対応した基準割出位置のデータ
を自動的に修正でき、作業性が極めて良い利点が
ある。 さらに、本発明においては、砥石車を特定の加
工面の基準割出位置に位置決めするだけで工作物
の位置ずれ量を正確に検出できるため、工作物の
位置ずれを検出するのに格別なセンサを必要とし
ないだけでなく、高精度な位置補正が可能になる
利点がある。
定寸送り研削が最適であるとすれば、1の数値キ
ーを押して、書込みキーを押す。 書込みの命令キーが押圧されると、これがステ
ツプ114で判別されて、第10図の書込みルー
チンWRITEへジヤンプし、MDIカウンタの計数
値が1となつていることで、書込まれたデータが
研削方式のデータであることが判別され、ステツ
プ151へ進む。ステツプ151になると、数値
キーで入力された研削方式のデータを表示ユニツ
トDP10〜D15から読込み、ステツプ152
で読込んだ研削方式が111または12のいずれかで
あるかどうかを判別する。この場合には研削方式
が1であるのでステツプ154へと移行して読込
まれた研削方式を研削方式表示用の表示ユニツト
DP32,33によつて表示し、この後、ステツ
プ155で、読込まれた研削方式のデータを選択
されたスタツクテーブルの2番地に書込んでメイ
ンルーチンへ復帰する。 4 制御パラメータの書込み 制御パラメータの書込みも、研削方式の書込み
と同様に次ステツプの命令キーを押すことから行
われる。次ステツプの命令キーが押圧されると、
前記の場合と同様にこれがステツプ117で判別
され、MDIカウンタの計数値が1となつているの
で、ステツプ118から121へと移行してMDI
カウンタを歩進させ計数値を2とする。この後、
ステツプ122へ移行してMDIカウンタの計数値
が1であるかどうかが判別されるがこの場合には
計数値が2であるのでステツプ123へ進む。ス
テツプ123になると第12図に示したランプア
ドレステーブルを参照して設定された研削方式と
MDIカウンタの計数値からテーブル番号の選択が
行われる。そして、ステツプ124で読出された
データが−1かどうかによつてテーブルの終りで
あるかどうかを判別し、データが−1である場合
にはステツプ111へジヤンプし、ステツプ11
1でMDIカウンタを−2にセツトした後、ステツ
プ112でランプL100を点灯させる。一方、
データが、−1でない場合にはステツプ126へ
移行して、読出された番号のテーブルのランプア
ドレスとビツト位置データを読出す。この場合に
は研削方式が1であり、MDIカウンタの計数値が
2となつているため、ステツプ123で第12図
のMDIテーブルからテーブル番号のデータとして
1が読出され、ステツプ126で第11図のラン
プアドレステーブルの1番目のテーブル記憶され
ているランプアドレスのデータEO36とビツト
位置のデータ3が読出される。この後、ステツプ
127になると、E036番地に3ビツト目だけが
“1”のデータが転送され、これによつてランプ
L103が点灯される。また、ステツプ128
で、スタツクテーブルの3番地から3バイトにわ
たつて記憶されているデータが読出され、これが
データ表示用の表示ユニツトDP20〜DP25に
表示される。この場合には、スタツクテーブルが
クリアされているため零が表示される。 作業者は、ランプL103の点灯によつて次に
入力しなければならない制御パラメータが砥石台
原位置のデータであることを判別できるため、数
値キーを用いて砥石台原位置のデータを入力し、
この後書込みの命令を押す。なお、本実施例では
砥石台原位置のデータとして、早送り開始点にお
ける砥石車21の加工面と工作物軸芯との距離を
2倍して値を設定するようになつており、作業者
は砥石原位置のデータを工作物の直径寸法に対応
させて設定することができる。 書込みの命令キーが押されると、これがステツ
プ114で判別され、第10図の書込ルーチンへ
ジヤンプする。通常の制御パラメータの書込みに
おいては、全てステツプ133またはステツプ1
61からステツプ156へ移行する。ステツプ1
56になると、数値キーで入力されたデータを、
第11図に示すランプアドレステーブルのデータ
ストア位置を参照してスタツクテーブルの所定の
記録エリアにストアする。また、これに続くステ
ツプ157では、スタツクテーブルに書込まれた
データを再び読出し、これに現在データ表示用の
表示ユニツトDP20〜DP25に出力する。作業
者が数値キーで入力してデータは書込みデータ表
示の表示ユニツトDP10〜DP15によつて表示
されているため、作業者は、書込データ表示用の
表示ユニツトDP10〜15の表示と現在データ
表示用の表示ユニツトDP20〜25の表示との
間の食い違いによつて、データ書込装置31また
は、スタツクテーブルを構成するコアメモリ等に
異常が生じたことを判別することもできる。 このようにして、砥石台原位置のデータの書込
みが完了すると、再び次ステツプの命令キーを押
す。これにより、ステツプ121でMDIカウンタ
が歩進され、ステツプ123,126,127で
次に入力すべき制御パラメータのランプが点灯さ
れる。この場合には第12図のMDIテーブル示さ
れた研削方式1の3番目のテーブル番号が2であ
るため、第11図のランプアドレステーブルを参
照してE036番地の4ビツト目に接続されている
ランプL104が点灯され、次に入力すべき制御
パラメータがテーブル割出位置のデータであるこ
とが報知される。これにより、作業者は数値キー
と書込みの命令キーとによつてテーブル割出位置
のデータを入力する。なお、本実施例では、テー
ブルの現在位置データをテーブル割出位置のデー
タとして直接プログラムできるように、テーブル
割出位置をテーブル原位置を原点とした絶対座標
値として入力するようにしており、テーブルの割
出動作も入力された絶対座標値に基づいて行うよ
うになつている。 以下同様にして制御パラメータの書込が順番に
行われるわけであるが、研削順序が1で研削方式
が1である場合には、研削後砥石修正有無のステ
ツプの書込みが完了すると、次にランプL200
〜L207を順番に点灯して砥石修正のための制
御パラメータの書込みを要求し、これに続いて、
ランプL300〜L308を順番に点灯してブラ
ンジ研削に必要な制御パラメータの書込みを要求
する。定寸研削の場合スパークアウトは行なわな
いで、ランプL309は点灯されず、スパークア
ウト時間の書込みは要求しない。なお、定寸研削
の場合の空研、粗研、精研における送り量は、送
り制御には使用されないが、空研開始点までの早
送り量を演算したり、オーバストロークを検出し
たりするのに用いられる。 このようにして、設定された研削方式に必要な
制御パラメータの書込みが完了すると、ステツプ
123でテーブル番号として−1が読出されるた
め、ステツプ124からステツプ111へ移行し
てMDIカウンタを−2にセツトし、ステツプ11
2でランプL100を点灯してメインルーチンに
復帰する。これにより、ランプの点灯はL308
から、研削順序を示すL100に移動し、作業者
に、第1加工面の制御パラメータの書込みが完了
し、次に研削順序のデータを入力しなければなら
ないことが報知される。 5 2段目以後のデータの書込み 2段目以後の加工面の研削方式と制御パラメー
タを記憶させる場合も前記の場合と同様の手順で
行う。2段目以後のデータを書込む場合には加工
面の位置に対応して、研削順序のデータとして2
〜10までのデータを数値キーで入力して後、書込
みの命令キーを押す。 これにより、中央演算装置30はステツプ13
6でスタツクテーブルの切換えを行つた後、ステ
ツプ140からステツプ143へと分岐してMDI
カウンタの計数値を零にし、第9図のステツプ1
21へジヤンプする。これにより、MDIカウンタ
の計数値や1にセツトされ、ステツプ129,1
26,127によつて研削方式の書込みを要求す
るランプL102が点灯される。この後、作業者
が研削方式を数値キーで入力し書込キーを押す
と、表示ユニツトDP32,33によつて新しい
研削方式が表示される。続いて次ステツプの命令
キーが押されると、ステツプ123で新しい研削
方式に必要な制御パラメータの内の1番目のパラ
メータを第11図、第12図に示すテーブルから
サーチし、これによつて、ランプを点灯させる。
作業者はこれに従つて制御パラメータを数値キー
で入力し、書込キーを押す。これにより書込まれ
たデータがスタツクテーブルの所定の記憶エリア
に記憶され、これに続いて次ステツプの命令キー
を押圧すると次に入力すべき制御パラメータを指
示すべくランプの点灯位置が変化せしめられる。 砥石修正に関する制御パラメータは各加工面に
対して共通で良いため、2段目以後においては砥
石修正に関するパラメータの書込みを要求しない
ように第12図のテーブルが作られている。例え
ば2段目の研削方式が両側切込デツドストツプ研
削であるものとするとすれば、トラバース行程の
書込みが完了して次ステツプのキーを押すとラン
プL400が点灯しトラバース研削の制御パラメ
ータの書込みを要求する。そして、タリー時間ま
での書込みが終ると、研削方式のランプL100
が点灯して書込みの完了が報知される。 6 テーブル位置のプレイバツク また、本実施例の数値制御装置においては、テ
ーブルの現在位置をテーブルの割出位置として入
力することができる第1のプレイバツク機能と、
制御パラメータとして記憶されている第1加工面
のテーブル割出位置と、手動送りによつて第1加
工面のテーブル割出位置に割出されたテーブル位
置との偏差によつて全ての加工面のテーブル割出
位置のデータを修正する第2のブレイバツク機能
を有している。第1のプレイバツク機能を用いれ
ば、テーブルの位置を直接入力することができる
ため、設計図面からテーブルの割出位置を各加工
面毎に演算しなくてもよく、第2のプレイバツク
機能を用いればセンタ穴の大小等によつて生ずる
全加工面のテーブル割出位置のずれを1度に補正
することができ、センタ穴のばらつきによつて生
じる工具の割出位置のずれを短時間を修正するこ
とができる。 この第1および第2のプレイバツク機能を使用
する場合には、研削方式を入力するステツプで、
研削方式のデータとして、11または12を設定
すればよい。研削方式として11または12が設
定されると、これがステツプ152で判別され、
ステツプ153で研削方式の番号がプレイバツク
レジスタPBMRにセツトされる。この後、次ステ
ツプキーを2回押し書込みのステツプをテーブル
割出位置まで移動させ、書込みの命令キーを押
す。すると、ステツプ160,161によつてプ
レイバツクレジスタPBMRの内容が判別され、第
13図に示す第1プレイバツクルーチンPB1ま
たは第14図に示す第2プレイバツクルーチン
PB2が実行される。 第1プレイバツクのルーチンPB1では、最初
のステツプ190で選択された加工面に対応する
スタツクテーブルのテーブル割出位置を記憶する
メモリアドレスに書込みポインタをセツトし、ス
テツプ191でポインタのセツトされた記憶エリ
アにテーブルの現在位置データを書込む処理が行
われる。また、第2プレイバツクのルーチンPB
2においては、最初のステツプ193で研削順序
が1であるかどうかを判別し、1であればステツ
プ194で、工作物指定用のスイツチSW10に
よつて指定される工作物に対応したスタツクテー
ブルエリア最初のスタツクテーブルをサーチし、
サーチされたスタツクテーブルの6番地のアドレ
スデータを読出しポインタにセツトする。例え
ば、No.1の工作物が指定されていれば、30個のス
タツクテーブルの内の最初のスタツクテーブルが
選択され、選択されたスタツクテーブルの6番地
のアドレスD007が読出しポインタにセツトさ
れる。そして、ステツプ195で、スタツクテー
ブルの6番地から3バイトのデータエリアに記憶
されているテーブル割出位置のデータを読出し、
ステツプ196で、読出されたデータと、図略の
現在位置記憶用カウンタに記憶されているテーブ
ル現在位置のデータとの間の偏差を演算する。そ
して、ステツプ197で、読出されたテーブル割
出位置のデータから偏差を減算または加算してデ
ータを修正し再び元の記憶エリアに記憶する。こ
れにより、スイツチSW10で指定された工作物
の第1加工面のテーブル割出位置のデータが修正
され、研削加工時には、テーブル11が最初に設
定されたテーブル割出位置に正確に割出される。 ステツプ198は、全ての加工面に対応したテ
ーブル割出位置のデータの修正が完了したかを確
認するステツプで、次のスタツクテーブルにデー
タが書込まれているかどうかによつてこれを判別
し、次のスタツクテーブルにデータが書込まれて
いる場合にはステツプ199へ移行し、次のスタ
ツクテーブルにデータが書込まれていない場合に
は全加工面のテーブル割出位置のデータの修正が
完了しているものと判断してメインルーチンへ復
帰する。ステツプ199になると、読出しポイン
タの読出しアドレスを+80(16進)して読出しア
ドレスを次のスタツクテーブルの6番地に変更
し、ステツプ2000で、読出しポインタで指定
されているエリアからテーブル割出位置のデータ
を読出してこれをステツプ196で演算された偏
差で修正し、再び元の記憶エリアに書込む。そし
て、この後、ステツプ198へ戻り、ステツプ1
99と200のプログラムを繰返し実行する。 したがつてプレイバツクルーチンPB2のプロ
グラムが実行されると、各加工面毎に設定記憶さ
れているテーブル割出位置のデータが、工作物W
の軸方向のずれによつて生ずる偏差によつて全て
修正され、加工時には全ての加工面において工具
が正確な位置に割出されて研削加工が行われる。
このため、工具の割出位置のずれが問題となるよ
うな工作物が加工する場合でも、上述の第2のプ
レイバツク機能を用いれば、割出位置のずれは短
時間に修正され、割出位置のデータ修正のために
加工に要する時間が長くなることはない。 次に、このようにして書込まれた制御パラメー
タによつて自動的に研削加工を行う場合の動作を
説明する。本実施例の数値制御装置においては、
工作物を全自動で加工するために、各加工面を指
定された異つた研削方式で研削するための動作の
他に、テーブルを加工面の変更に伴つて指定され
た割出し位置に割出す動作や、砥石修正を行う動
作も制御するようになつており、これらの動作を
組合せて、工作物を全自動で加工する。また、こ
れらの各動作は、砥石台油圧前進、砥石台切込
み、テーブル右進、定寸信号チエツク等というよ
うないくつかの基本的な動作(以下基本動作と呼
ぶ)の組み合せによつて制御するようになつてお
り、PROMの記憶エリアにはこれらの基本動作を
行わせるための多数のサブルーチンと、これらの
サブルーチンを組み合せて各動作を行わせるため
に、各動作を行うのに必要なサブルーチンを動作
の順序に応じて記憶させたシーケンステーブルが
記憶されている。第15図a〜第18図aは自動
運転で使用される代表的な動作を示し、第15図
aは自動運転開始用テーブル割出動作、第16図
aは研削方式1の研削動作、第17図aはテーブ
ル割出動作、第18図aは研削方式4の研削動作
を表わしている。また、第15図b〜第18図b
にこれらの動作を行うためのシーケンステーブル
を示す。それぞれのシーケンステーブルには、基
本動作を実行するためのサブルーチンの番号の他
に次に行うステツプの番号が書かれている。ま
た、基本動作を行うサブルーチン内で定寸信号の
オンオフを判別したり、トラバース回数を判別し
たりする場合には、条件成立の場合のジヤンプ先
ステツプ番号と、条件不成立の場合のジヤンプ先
ステツプ番号とがそれぞれ次ステツプ番号欄とジ
ヤンプ先ステツプ番号欄に書かれている。また、
こられのシーケンステーブルには、図のようなデ
ータの他に、サブルーチン内で使用されるパラメ
ータが付加されている。例えば、サブルーチンが
送りのルーチンであれば、送り量および送り速度
が記憶されているエリアのアドレスデータが付加
され、サブルーチンがソレノイドをオンオフする
ルーチンであれば、オンオフすべきソレノイドの
入出力アドレスとビツト位置のデータがパラメー
タとして付加されている。 中央演算装置30は、運転モードが自動に切換
えられると、第19図に示す自動運転ルーチン
AUTOのプログラムをRTC発生回路34から送
出される割込信号INT3に同期して10mSおきに
実行し、前述のような基本動作の組み合せからな
る複数の動作を組み合せて工作物を自動的に加工
させる。 自動運転ルーチンAUTOの最初にステツプ2
08では、自動運転フラツグAUTFが1かどう
かをテストし、自動運転が開始されたかどうかを
判別する。1でなければステツプ209へ移行し
て起動スイツチが押されているかどうかをテスト
し、起動スイツチが押されていればステツプ21
0で自動運転フラツグAUTFを1にセツトし、
ステツプ211でAUTカウンタを−1にセツト
してメインルーチンに復帰する。ステツプ212
は、パルス分配完了フラツグDENがセツトされ
1の状態にあるかどうかをテストするステツプ
で、1でないときは何らの処理を行わずにメイン
ルーチンに復帰し、1であればステツプ213に
移行してAUTカウンタが−1であるかをテスト
し、−1であれだステツプ214で第15図bに
示す自動運転開始用テーブル割出動作のシーケン
ステーブルをサーチし、ステツプ215でAUT
カウンタを+1にする。そして、ステツプ216
でサブルーチン番号読出し用のシーケンスカウン
タSEQカウンタを零リセツトした後、ステツプ
217でシーケンステーブルのSEQカウンタで
指定された場所に記憶されているサブルーチン番
号を読出す。自動運転開始時には、第15図bに
示すテーブルの最初に記憶されているサブルーチ
ン番号4が読出される。 ステツプ218は、読出されたサブルーチン番
号のデータが−1であるかどうかによつてシーケ
ンステーブルの終りを判別するもので、−1であ
る場合には、現在行つている動作が完了したもの
として第21図に示すサブルーチンSTBSで次に
行う動作のシーケンステーブルをサーチしてスイ
ツチ216へ戻る。一方、読出されたサブルーチ
ン番号が−1でない場合には、ステツプ219へ
移行して、読出されたサブルーチン番号で指定さ
れたサブルーチンのプログラムを実行する。そし
て、ステツプ220で、SEQカウンタの内容を
第16図bに記憶されている次ステツプ番号また
はジヤンプ先ステツプ番号に変更し、ステツプ2
17へ戻る。 したがつて、自動運転の開始時にはステツプ2
19で第16図bに示すシーケンステーブルに登
録されているサブルーチン4,24,36,3
9,30のプログラムを実行し、Y軸割出用テー
ブルの初期化、テーブルの割出し等を行う。そし
て、この後次動作のシーケンステーブルをサーチ
するサブルーチンSTBSにジヤンプする。 サブルーチンSTBSのステツプ221〜225
は、ステツプ220で+1されたAUTカウンタ
の計数値で、次に行うべき動作を判別するステツ
プで、本実施例では、AUTカウンタの計数値が
1〜5であるとき、次に行う動作がそれぞれテー
ブル割出動作、研削動作、加工中のドレス動作、
加工完了後のドレス動作、加工完了動作であると
判別する。 次に行う動作がテーブル割出し動作であるとき
には、ステツプ226で一つの加工面の研削が終
つた後でドレス(砥石修正)を行うかどうかを判
別し、ドレスを行う場合には、ステツプ227で
ドレス位置割出用のシーケンステーブルをサーチ
し、ステツプ228でAUTカウンタの計数値を
2にしてメインルーチンへ復帰する。一方、研削
後にドレスを行わない場合には、ステツプ229
で次の研削位置にテーブルを割出すシーケンステ
ーブルをサーチし、ステツプ230で全ての加工
面の研削が完了したかを判別する。そして、全て
の加工面の研削が完了している場合にはステツプ
231,232に移行して、研削後にドレスを行
うかどうか、または、ドレス後の研削本数が設定
値と一致したかどうかを判別し、いずれの条件も
満たしていないときはステツプ233でAUTカ
ウンタの計数値を4にしてメインルーチンに復帰
し、いずれか一方の条件を満足している場合に
は、ステツプ235でテーブルをドレス位置に割
出すためのシーケンステーブルをサーチし、ステ
ツプ235でAUTカウンタを3にセツトして復
帰する。 また、次に行う動作が研削動作であれば、ステ
ツプ236で指定された研削方式で加工面を加工
するためのシーケンステーブルをサーチして、ス
テツプ237でAUTカウンタを零リセツトし、
次に行う動作が加工中のドレスであればステツプ
238でドレスを行うためのシーケンステーブル
をサーチしてステツプ239でAUTカウンタを
零リセツトしてメインルーチンに復帰する。同様
にして、次に行う動作が最終ドレスであればステ
ツプ240でドレスのためのシーケンステーブル
をサーチしてメインルーチンへ復形し、加工完了
であればステツプ241で、砥石台とテーブルを
原位置に復帰させるシーケンステーブルをサーチ
し、ステツプ242でAUTカウンタの計数値を
5にしてメインルーチンへ戻る。そして、工作物
の加工が完了するとAUTカウンタの計数値が6
となり、これがステツプ225で判別されてステ
ツプ243に移行し、自動運転フラツグAUTF
を0にして自動運転を停止する。 このようにしてサーチされたシーケンステーブ
ルの内容が第19図に示す自動運転ルーチン
AUTOで順番に実行されることにより、加工面
の加工とテーブルの割出しが繰返し行われて工作
物が自動的に研削加工されるわけであるが、工作
物Wを自動で加工する前に、砥石車21が第1加
工面の加工開始位置に位置するようにテーブル1
1を手動送りで位置決めし、前述したプレイバツ
クルーチンPB2によるテーブル割出位置の修正
を行えば、工作物Wに設けられた各加工面毎に設
定されているテーブル割出位置のデータが、工作
物Wの軸線方向位置のずれを補正するように修正
され、工作物に形成されている加工面の全てが正
確に研削され、また、砥石車21が加工面の端に
ある段部の側面等に干渉することが未然に防止さ
れる。 次に、基本動作を行う多数のサブルーチンの
内、パルス分配に関連するものについて説明す
る。サブルーチン21は、プランジ研削を行うと
きにデータテーブルの初期化を行うルーチンで第
22図に示すように、ステツプ250〜254の
ステツプでコアメモリ内の加工面に対応するスタ
ツクテーブルから、各送りにおける送り量、送り
速度、送り停止時間、スパークアウト時間等の制
御パラメータを読出し、PAMの記憶エリアに再
配置して記憶させている。なお、ステツプ251
では砥石台を空研削開始位置まで移動させる早送
りの移動量をスタツクテーブルに記憶されている
各送りにおける送り量と研削直径(仕上げ寸法)
とのデータから演算して、RAMエリアに記憶さ
せている。 サブルーチン36およびサブルーチン38は砥
石台22または、テーブル11を移動させるルー
チンで、このサブルーチンは、空研、粗研、精
研、微研時において砥石車の切込みを行う場合に
使用されるだけでなく、テーブル11のトラバー
ス動作にも使用される。サブルーチン36が呼び
出された場合には第22図に示すようにステツプ
260で送りが定量送りであることを表わす
PTPフラツグをセツトし、サブルーチン38が
呼び出された場合にはステツプ261で送りが定
寸送りであることを表わすTSNフラツグをセツ
トしてからステツプ262へ移行する。ステツプ
262になると、シーケンステーブルに付加され
ている移動方向指定用のパラメータを読出して
MVFLGレジスタにセツトし、ステツプ263で
RAMに記憶されている速度データをシーケンス
テーブルに付加されているアドレスデータを参照
して読出しFEEVLレジスタにセツトする。そし
て、ステツプ264で移動量をRAMエリアから
読出してPLTOTLレジスタにセツトし、この
後、第24図に示すパルス分配ルーチンPGENに
ジヤンプする。 このパルス分配ルーチンPGENは、サブルーチ
ン36,38から継続して実行されるだけでな
く、パルス発生回路24から送出される割込信号
INT2による割込要求によつて実行される。 パルス分配ルーチンPGENへジヤンプすると、
ステツプ270で、DENフラツグを零にセツト
した後、ステツプ271で指令移動量レジスタ
PLTOTLが零かどうかを判別し、零であればス
テツプ272でDENフラツグを1にしてメイン
ルーチンに復帰し、零でなければステツプ273
以下のルーチンへ進む。ステツプ273ではサブ
ルーチンでFEEVLレジスタにセツトされた速度
データをE006番地へ出力してパルス発生回路2
4のバツフアレジスタBR21にセツトし、ステ
ツプ274ではTSNフラツグがセツトされてい
るかどうかによつて定寸送りであるか定量送りで
あるかを判別する。そして、定寸送りである場合
には、ステツプ275で送りパルス数のデータと
して1をE004番地に出力してステツプ277に
移行し、定寸送りでない場合にはステツプ276
で送り速度に応じた1回当りの送り量を演算して
これをE004番地に出力し、ステツプ277に移
行する。これにより、1もしくは所定の送り量の
データがバツフアレジスタBR22にセツトされ
る。 ステツプ277では、E002番地に無意味な情
報を出力して、プリセツトカウンタ80にロード
信号を与え、ステツプ278では、MVFLGレジ
スタにセツトされている移動方向のデータを
E000番地に出力して、バツフアレジスタBR20
にセツトする。これにより、ゲート回路84から
パルスが出力されるようになり、砥石台22また
はテーブル11が所定へ移動を開始する。この
後、ステツプ279で、砥石台22およびテーブ
ル11の現在位置を記憶している現在位置カウン
タに移動量を減算または加算して砥石台22また
はテーブル11の現在位置を修正し、ステツプ2
80で、指令移動量レジスタPLTOTLから移動
量を減算する。この後、ステツプ281で定寸送
りであるかどうかを再度判別し、定寸送りでない
場合には、そのままメインルーチンへ復帰し、定
寸送りである場合にはステツプ282でDENフ
ラツグを1にしてメインルーチンへ復帰する。 自動運転のルーチンAUTのステツプ212で
は、DENフラツグの状態をテストし、DENフラ
ツグが1であれば自動運転のためのプログラムを
実行するようにしてる。したがつて、定寸送りの
場合には、所定の軸へパルスが1パルス分配され
る度に自動運転ルーチンAUTが実行され、シー
ケンステーブルで指定されたサブルーチン内部で
定寸装置からの定寸信号の状態がテストされる。
そして、定寸信号が送出されると、今迄行つてい
たパルス分配を停止して次のサブルーチンを呼び
出し、他のシーケンス動作や、送り速度の異なる
分配を開始する。また、定量送りの場合には、ス
テツプ276で出力したパルス数のパルス分配が
完了する度にパルス発生回路24から割込みが掛
けられ、パルス分配ルーチンPGENを何度も実行
する。そして、指令された量だけ、砥石台22ま
たはテーブルが移動された指令移動量レジスタ
PLTOTLが零になると、自動運転ルーチンAUT
が実行され、次の動作に移つて行く。 なお、上記実施例においては、第1加工面のテ
ーブル割出位置にテーブルを手動で割出し、この
割出されたテーブルの現在位置と、第1加工面の
テーブル割出位置として記憶されている割出位置
との偏差によつて全ての加工面のテーブル割出位
置のデータを修正するようにしていたが、他の加
工面のテーブル割出位置にテーブルを手動割出
し、この割出された加工面の割出位置として記憶
されているテーブル割出位置とテーブルの現在位
置との偏差によつて全ての加工面のテーブル割出
位置データを修正するようにしてもよい。 また、上記実施例においてはテーブルを工作物
軸線方向へ移動させて、工具を各加工面の基準割
出し位置に位置決めするようにしていたが、旋盤
等のように工具を工作物軸線方向へ移動できる工
作機械においては、工具を移動さて位置決めを行
うようにすればよい。 以上述べたように、本発明の数値制御装置にお
いては、砥石車を特定の加工面の基準割出位置に
位値決めした後で指令を与えることにより工作物
の軸方向の位置偏差量を自動的に検出し、この検
出された偏差に基づいて複数のスタツクテーブル
内に記憶された基準割出位置のデータを全て補正
するように構成したので、センタ穴のばらつき等
によつて生じる割出位置のずれが問題となる工作
物を加工する場合でも、割出位置のデータの修正
を正確にかつ短時間で修正して、かかる工作物を
高精度に加工できる利点がある。 また、本発明においては、複数のスタツクテー
ブルの内で制御パラメータが書込まれているスタ
ツクテーブルを自動的に検索し、検索されたスタ
ツクテーブルに記憶された基準割出位置のデータ
のみを検出された偏差によつて順次補正するよう
に構成したので、修正すべき基準割出位置が記憶
されているメモリの番地を指定することなく、加
工面のそれぞれに対応した基準割出位置のデータ
を自動的に修正でき、作業性が極めて良い利点が
ある。 さらに、本発明においては、砥石車を特定の加
工面の基準割出位置に位置決めするだけで工作物
の位置ずれ量を正確に検出できるため、工作物の
位置ずれを検出するのに格別なセンサを必要とし
ないだけでなく、高精度な位置補正が可能になる
利点がある。
第1図は本発明にかかる数値制御装置と研削盤
の概略構成を示す図で研削盤の平面図にブロツク
図を併記した図、第2図は第1図における中央演
算装置30のアドレスマツプを示す図、第3図は
スタツクテーブルの配置を示す図、第4図はスタ
ツクテーブル内に研削方式データと制御パラメー
タが記憶された状態を示す図、第5図はデータ書
込装置31の操作パネルの正面図、第6図は操作
盤の正面図、第7図はデータ書込装置31の電気
回路図、第8図はパルス発生回路24の電気回路
図、第9図,第10図は研削方式と制御パラメー
タの書込みを行うルーチンを示すフローチヤー
ト、第11図は制御パラメータとこれに対応する
ランプのアドレスを記憶したテーブルを示す図、
第12図は各研削方式で必要な制御パラメータの
種類を記憶したテーブルを示す図、第13図,第
14図はプレイバツク処理を行うサブルーチンを
示す図、第15図a,b〜第18図a,bは自動
運転のときに使用される各種の動作とそのシーケ
ンステーブルを示す図、第19図および第20図
は自動運転を行うためのルーチンを示すフローチ
ヤート、第21図および第22図は基本動作を行
うサブルーチンの一例を示す図、第23図はパル
ス分配ルーチンを示すフローチヤートである。 10……ベツド、11……テーブル、12,2
3……パルスモータ、14……主軸、15……主
軸台、17……心押台、21……砥石車、22…
…砥石台、24……パルス発生回路、25,26
……パルスモータ駆動回路、30……中央演算装
置、31……データ書込装置、32……強電イン
タフエイス、33……操作盤回路、34……
RTC発生回路、50……数値キー、51……命
令キー、70……数値キーエンコーダ、71……
シフト制御回路、74……命令キーエンコーダ、
80……プリセツトカウンタ、81……DA変換
器、82……VF変換器、83……分周回路、8
4……ゲート回路、85……零検出回路、BR1
0〜BR22……バツフアレジスタ、DP10〜
DP55……表示ユニツト、GB1〜GB3……ゲ
ートバツフア、L10〜L410……表示ラン
プ、M……メモリ、W……工作物。
の概略構成を示す図で研削盤の平面図にブロツク
図を併記した図、第2図は第1図における中央演
算装置30のアドレスマツプを示す図、第3図は
スタツクテーブルの配置を示す図、第4図はスタ
ツクテーブル内に研削方式データと制御パラメー
タが記憶された状態を示す図、第5図はデータ書
込装置31の操作パネルの正面図、第6図は操作
盤の正面図、第7図はデータ書込装置31の電気
回路図、第8図はパルス発生回路24の電気回路
図、第9図,第10図は研削方式と制御パラメー
タの書込みを行うルーチンを示すフローチヤー
ト、第11図は制御パラメータとこれに対応する
ランプのアドレスを記憶したテーブルを示す図、
第12図は各研削方式で必要な制御パラメータの
種類を記憶したテーブルを示す図、第13図,第
14図はプレイバツク処理を行うサブルーチンを
示す図、第15図a,b〜第18図a,bは自動
運転のときに使用される各種の動作とそのシーケ
ンステーブルを示す図、第19図および第20図
は自動運転を行うためのルーチンを示すフローチ
ヤート、第21図および第22図は基本動作を行
うサブルーチンの一例を示す図、第23図はパル
ス分配ルーチンを示すフローチヤートである。 10……ベツド、11……テーブル、12,2
3……パルスモータ、14……主軸、15……主
軸台、17……心押台、21……砥石車、22…
…砥石台、24……パルス発生回路、25,26
……パルスモータ駆動回路、30……中央演算装
置、31……データ書込装置、32……強電イン
タフエイス、33……操作盤回路、34……
RTC発生回路、50……数値キー、51……命
令キー、70……数値キーエンコーダ、71……
シフト制御回路、74……命令キーエンコーダ、
80……プリセツトカウンタ、81……DA変換
器、82……VF変換器、83……分周回路、8
4……ゲート回路、85……零検出回路、BR1
0〜BR22……バツフアレジスタ、DP10〜
DP55……表示ユニツト、GB1〜GB3……ゲ
ートバツフア、L10〜L410……表示ラン
プ、M……メモリ、W……工作物。
Claims (1)
- 1 工作物の軸線方向位置を異にして設けられた
複数の加工面のそれぞれに設定された基準割出位
置を基準にして各加工面内における砥石車の工作
物軸線方向の移動を制御するようにした研削盤に
用いる数値制御装置であつて、前記基準割出位置
のデータを含む加工用の制御パラメータを各加工
面毎に記憶するスタツクテーブルを複数形成した
データ記憶手段と、このデータ記憶手段の各スタ
ツクテーブルの特定位置に各加工面の基準割出位
置を絶対座標値で書込むデータ書込手段と、前記
砥石車を手動操作によつて特定の加工面の基準割
出位置に位置決めする手動位置決め手段と、この
手動位置決め手段によつて位置決めされた砥石車
の現在位置を検出する現在位置検出手段と、この
現在位置検出手段によつて検出された砥石車の絶
対位置と前記データ記憶手段の特定のスタツクテ
ーブルに記憶されている前記特定の加工面の基準
割出位置との偏差を演算する偏差演算手段と、前
記複数のスタツクテーブルのそれぞれについて制
御パラメータが書込まれているか否かを順次判別
する判別手段と、この判別手段にて制御パラメー
タが書込まれていると判別されたスタツクテーブ
ルに記憶されている基準割出位置のデータを前記
偏差演算手段によつて演算された偏差にて修正す
るデータ修正手段と、外部からの指令によつて前
記偏差演算手段と判別手段とデータ修正手段とを
有効にする指令手段と、前記データ修正手段によ
つて修正された基準割出位置を基準として各加工
面内において砥石車の工作物軸線方向の移動を制
御する制御手段とから構成されることを特徴とす
る数値制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10311778A JPS5524881A (en) | 1978-08-24 | 1978-08-24 | Numerical control device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10311778A JPS5524881A (en) | 1978-08-24 | 1978-08-24 | Numerical control device |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9277178A Division JPS5518383A (en) | 1978-07-28 | 1978-07-28 | Numerical controller for controlling grinding |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5524881A JPS5524881A (en) | 1980-02-22 |
JPS6145246B2 true JPS6145246B2 (ja) | 1986-10-07 |
Family
ID=14345639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10311778A Granted JPS5524881A (en) | 1978-08-24 | 1978-08-24 | Numerical control device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5524881A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6119568A (ja) * | 1984-02-27 | 1986-01-28 | Toyoda Mach Works Ltd | 円弧面加工装置における現在位置表示装置 |
JPS6125212A (ja) * | 1984-07-12 | 1986-02-04 | Hitachi Seiki Co Ltd | Nc加工情報の変換機 |
JPS6252606A (ja) * | 1985-08-31 | 1987-03-07 | Toyoda Mach Works Ltd | 数値制御装置 |
JPH0255593A (ja) * | 1988-08-20 | 1990-02-23 | Toyota Motor Corp | 制御用モータのコントローラ |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5076754A (ja) * | 1973-11-08 | 1975-06-23 | ||
JPS52106563A (en) * | 1976-03-03 | 1977-09-07 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | Manipulator |
-
1978
- 1978-08-24 JP JP10311778A patent/JPS5524881A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5076754A (ja) * | 1973-11-08 | 1975-06-23 | ||
JPS52106563A (en) * | 1976-03-03 | 1977-09-07 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | Manipulator |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5524881A (en) | 1980-02-22 |
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