JPS6144751A - 低火度陶土シ−トの製造方法 - Google Patents
低火度陶土シ−トの製造方法Info
- Publication number
- JPS6144751A JPS6144751A JP16469284A JP16469284A JPS6144751A JP S6144751 A JPS6144751 A JP S6144751A JP 16469284 A JP16469284 A JP 16469284A JP 16469284 A JP16469284 A JP 16469284A JP S6144751 A JPS6144751 A JP S6144751A
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- JP
- Japan
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- sheet
- fibers
- low
- china clay
- pottery
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(発明の技術分野)
本発明は低火度陶土シートに関するものである。
(発明の技術的背景とその問題点)
現在、学校教材や陶芸教室で使用されている陶器粘土の
一形態として陶土シートがある。
一形態として陶土シートがある。
これは、珪石、長石、陶土、粘土等の窯業原料とパルプ
を混合し、水性スラリーとして、これを凝集、抄紙して
作ったシート状物である。
を混合し、水性スラリーとして、これを凝集、抄紙して
作ったシート状物である。
この陶土シートは、原料が窯業原料であるために−1,
100℃以上で1通常1.250°Cで焼成することに
よって、各種加工したシートが造形されて、形を維持で
きる陶芸品となる。しかし、この陶土シートは1.25
0℃程度で焼成しなければならないのが欠点で、学校や
陶芸教室では、1,000℃以上で焼成できる炉設備を
持っているところは少なく、陶土シートがなかなか利用
されない点がある。
100℃以上で1通常1.250°Cで焼成することに
よって、各種加工したシートが造形されて、形を維持で
きる陶芸品となる。しかし、この陶土シートは1.25
0℃程度で焼成しなければならないのが欠点で、学校や
陶芸教室では、1,000℃以上で焼成できる炉設備を
持っているところは少なく、陶土シートがなかなか利用
されない点がある。
また、低温焼結性セラミックペーパーというものがある
が、これは、窯業原料に特殊な焼結材としてリン酸カル
/ウムや珪酸ソーダを添加したもので、これを凝集、抄
紙して作ったセラミックスペーパーである。
が、これは、窯業原料に特殊な焼結材としてリン酸カル
/ウムや珪酸ソーダを添加したもので、これを凝集、抄
紙して作ったセラミックスペーパーである。
このセラミックスペーパーは700〜1,000℃で焼
結できる点では低火度になっている。しかし、このペー
パーは未焼成状態では密封したポリエチレン袋に入れて
も1ケ月以上放置すると、固化したり、ゲル化してシー
トとして使用できなくなるという欠点があった。
結できる点では低火度になっている。しかし、このペー
パーは未焼成状態では密封したポリエチレン袋に入れて
も1ケ月以上放置すると、固化したり、ゲル化してシー
トとして使用できなくなるという欠点があった。
(発明の目的)
本発明では、前記のような欠点を除去し、あるいはこれ
らの欠点を補なうのに十分なもので、シート状で長期間
保存が効き、造形性が良<、700〜900℃で焼成し
ても十分な強度がでる陶土シートの製造方法を提供する
ものである。
らの欠点を補なうのに十分なもので、シート状で長期間
保存が効き、造形性が良<、700〜900℃で焼成し
ても十分な強度がでる陶土シートの製造方法を提供する
ものである。
(発明の概要)
すなわち1本発明は、長石、珪石、陶石、タルク等の窯
業原料に、低融点のガラスフリットおよび水不溶性で融
点降下の作用のある金属酸化物を添加してなる焼結性固
形分に対して、有機繊維および無機繊維をそれぞれ2〜
6重量係添加した水性スラリーを作成し、凝集剤を添加
することにより、前記固形分を繊維に吸着凝集させ、し
かる後、抄造することによりシート状物とすることを特
徴とする低火度陶土シートの製造方法である。
業原料に、低融点のガラスフリットおよび水不溶性で融
点降下の作用のある金属酸化物を添加してなる焼結性固
形分に対して、有機繊維および無機繊維をそれぞれ2〜
6重量係添加した水性スラリーを作成し、凝集剤を添加
することにより、前記固形分を繊維に吸着凝集させ、し
かる後、抄造することによりシート状物とすることを特
徴とする低火度陶土シートの製造方法である。
(発明の詳述)
陶土シートは、従来、窯業原料を王に使用してパルプと
ともに凝集、抄紙を行ってシートを作っていた。この場
合は、焼結温度が1. I D O〜1.300℃であ
り、前述のように使用できる炉を持った学校、陶芸教室
は少なかった。
ともに凝集、抄紙を行ってシートを作っていた。この場
合は、焼結温度が1. I D O〜1.300℃であ
り、前述のように使用できる炉を持った学校、陶芸教室
は少なかった。
実際学校、陶芸教室では、i、 OCI 0℃以下の炉
が多く、陶土シートもそれに合わせて、700〜900
℃程度の低火度陶土シートが必要になってきた。
が多く、陶土シートもそれに合わせて、700〜900
℃程度の低火度陶土シートが必要になってきた。
低火度焼成を行なうためには、窯業原料に、低融点ンガ
ラスのフリットや窯業原料がガラス化しやすくするため
に酸化鉛、酸化ホウ素、酸化カルシウム、酸化マグネシ
ウム等の水不溶性で融点降下作用のある金属酸化物を添
加してシート化するのが良い。水不溶性のものを用いる
理由は抄造時に溶解しない必要があるからである。しか
し、低火度にした場合に、パルプのような有機繊維のみ
を使用すると、低火度にはなるが強度が3点曲げで30
KP/d程度と低下してしまう。従来の陶土シートは1
.250°Cで焼成したものは、3点曲げ強度が70”
9/cr/L以上であり、この程度の強度が低火度陶土
シートでも必要となる。
ラスのフリットや窯業原料がガラス化しやすくするため
に酸化鉛、酸化ホウ素、酸化カルシウム、酸化マグネシ
ウム等の水不溶性で融点降下作用のある金属酸化物を添
加してシート化するのが良い。水不溶性のものを用いる
理由は抄造時に溶解しない必要があるからである。しか
し、低火度にした場合に、パルプのような有機繊維のみ
を使用すると、低火度にはなるが強度が3点曲げで30
KP/d程度と低下してしまう。従来の陶土シートは1
.250°Cで焼成したものは、3点曲げ強度が70”
9/cr/L以上であり、この程度の強度が低火度陶土
シートでも必要となる。
そこで、繊維として2アスベスト、アルミナファイバー
、ガラスファイバー等の無機繊維で焼成温度にも熔融し
ないものを使用すると、□低火度になり1例えば850
°Cで焼結したものでも、3点曲げ強度は1ooKy/
cIi1以上となる。
、ガラスファイバー等の無機繊維で焼成温度にも熔融し
ないものを使用すると、□低火度になり1例えば850
°Cで焼結したものでも、3点曲げ強度は1ooKy/
cIi1以上となる。
しかし、このシートは、凝集、抄紙性能が悪く、また、
シート化したものの造形性につい−ては、兜や鶴を作る
とクラックや繊維のライヌカ−が出て使用できないもの
となる。
シート化したものの造形性につい−ては、兜や鶴を作る
とクラックや繊維のライヌカ−が出て使用できないもの
となる。
本発明では、凝集・抄紙性が良く、シートの造形性が良
く、低火度焼成できて、その時の6点曲げ強度が70K
Sl’/ci以上の低火度陶土シートを発明した。
く、低火度焼成できて、その時の6点曲げ強度が70K
Sl’/ci以上の低火度陶土シートを発明した。
焼結性原料としては、長石、珪石、陶土、タルク等の混
合した窯業原料に、前述のガラスフリットと金属酸化物
を添加し、かかる焼結性固形分に無機と有機の繊維を混
合して水性スラリーとなし、これを凝集、抄紙してシー
トを作る方法である。
合した窯業原料に、前述のガラスフリットと金属酸化物
を添加し、かかる焼結性固形分に無機と有機の繊維を混
合して水性スラリーとなし、これを凝集、抄紙してシー
トを作る方法である。
無機繊維と有機繊維は、焼結性固形分に対してそれぞれ
2〜6重量係添加するが一無機繊維が2重量%以下であ
ると強度が低く、6重量%以上であると抄紙性が悪くな
る。また有機繊維が2重量%以下だと造形性が悪く、6
重量%以上であると強度が低下する。
2〜6重量係添加するが一無機繊維が2重量%以下であ
ると強度が低く、6重量%以上であると抄紙性が悪くな
る。また有機繊維が2重量%以下だと造形性が悪く、6
重量%以上であると強度が低下する。
凝集剤としては、硫酸パン士のような無機系の凝集剤の
ほかに、ポリアクリルアミド系の高分子系の凝集剤があ
る。無機系と高分子系の凝集剤を併用すれば、相乗効果
的に水性スラリー中の固形分粉体の捕獲率が高まること
があり、水性スラリー中の焼結性固形分と繊維の比率と
ほとんど同等の比率で固形分と繊維を含有する陶土シー
トを得ろことができろ。
ほかに、ポリアクリルアミド系の高分子系の凝集剤があ
る。無機系と高分子系の凝集剤を併用すれば、相乗効果
的に水性スラリー中の固形分粉体の捕獲率が高まること
があり、水性スラリー中の焼結性固形分と繊維の比率と
ほとんど同等の比率で固形分と繊維を含有する陶土シー
トを得ろことができろ。
なお、焼成によって繊維の中でパルプ等の有機繊維は燃
焼して焼失するが、無機繊維は焼成温度では溶融するこ
となく陶器中に残存し、これが焼成して得られる陶器や
タイルの強度の向上に害鳥するものである。
焼して焼失するが、無機繊維は焼成温度では溶融するこ
となく陶器中に残存し、これが焼成して得られる陶器や
タイルの強度の向上に害鳥するものである。
以下に、本発明の具体的な実施例を述べる。
なお1組成は全て重量比である。
〈実施例1〉
(A)試料の調整
(B)凝集剤
先ず、酸化ホウ素20部とガラスフリット20部を50
0 rnl程度のボールミルに入れて48時間粉砕する
。21程・度の容器に水1.000部とノζルブ10部
を入れて、30分はど攪拌して、パルプを叩解する。こ
こへ、あらかじめ粉砕しておいた酸化ホウ素とガラスフ
リットを入れ、続けて、含水率30%の高級焼粘土20
0部とアヌベヌト10部を入れ、2〜3分攪拌混合し、
水性スラリーを作る。
0 rnl程度のボールミルに入れて48時間粉砕する
。21程・度の容器に水1.000部とノζルブ10部
を入れて、30分はど攪拌して、パルプを叩解する。こ
こへ、あらかじめ粉砕しておいた酸化ホウ素とガラスフ
リットを入れ、続けて、含水率30%の高級焼粘土20
0部とアヌベヌト10部を入れ、2〜3分攪拌混合し、
水性スラリーを作る。
この水性スラリーに15%硫酸バンド水溶液20部と0
.2 %水溶液高分子凝集剤30部を添加し、30秒は
ど攪拌して凝集させる。
.2 %水溶液高分子凝集剤30部を添加し、30秒は
ど攪拌して凝集させる。
以上のようにして凝集した試料は=3QQmm角の抄紙
機で抄紙して、300a角で厚さが2群の陶土シートが
製造できろ。
機で抄紙して、300a角で厚さが2群の陶土シートが
製造できろ。
このようにしてできた陶土シートで、鶴を折ると良好な
鶴ができる。
鶴ができる。
この鶴を、電気炉で酸化雰囲気で800℃で焼成を行う
と、艮好な鶴の陶器ができ上る。
と、艮好な鶴の陶器ができ上る。
(また、この温度の陶器片を、5点曲げ試験機で強度を
測定すると、83KLi/a+tの強度であった。
測定すると、83KLi/a+tの強度であった。
〈実施例2〉
(A)試料の調整
「高級焼粘土(含水率30%)(高崎粘土■製) 2
00部(B)凝集剤 以上のような組成(A)、(Blを用いて、以下は実施
例1と同様にして、兜を作ると艮好な兜ができた。
00部(B)凝集剤 以上のような組成(A)、(Blを用いて、以下は実施
例1と同様にして、兜を作ると艮好な兜ができた。
また、6点曲げ強度の試験結果は78”i / C1に
であった。
であった。
(発明の効果)
このようにして得られた低火度陶土シートは。
従来の陶土シートに比して、十分強度があり、凝集・抄
紙性が良く、造形性も優れている。
紙性が良く、造形性も優れている。
また、700〜9’00°Cで焼成できるので、通常の
炉がある学校、陶芸教室で使用できるとともに、従来1
,200℃以上で焼成していた場合に。
炉がある学校、陶芸教室で使用できるとともに、従来1
,200℃以上で焼成していた場合に。
省エネルギーの効果がでてくる。
更に言えば、この低火度陶土シートは、省エネルギーで
、薄板となっているので、工業的な利用として、大型薄
肉陶管、波板陶板等の利用ができるメリットがある。
、薄板となっているので、工業的な利用として、大型薄
肉陶管、波板陶板等の利用ができるメリットがある。
特許用2願人
凸版印刷株式会社
代表者鈴木和夫
Claims (1)
- (1)長石、珪石、陶石、タルク等の窯業原料に、低融
点のガラスフリットおよび水不溶性で融点降下作用のあ
る金属酸化物を添加してなる焼結性固形分に対して、有
機繊維および無機繊維をそれぞれ2〜6重量%添加した
水性スラリーを作成し、凝集剤を添加することにより、
前記固形分を繊維に吸着凝集させ、しかる後、抄造する
ことによりシート状物とすることを特徴とする低火度陶
土シートの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16469284A JPS6144751A (ja) | 1984-08-06 | 1984-08-06 | 低火度陶土シ−トの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16469284A JPS6144751A (ja) | 1984-08-06 | 1984-08-06 | 低火度陶土シ−トの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6144751A true JPS6144751A (ja) | 1986-03-04 |
Family
ID=15798046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16469284A Pending JPS6144751A (ja) | 1984-08-06 | 1984-08-06 | 低火度陶土シ−トの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6144751A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62156689A (ja) * | 1985-12-27 | 1987-07-11 | 瀬戸製土株式会社 | 手芸用陶磁器粘土 |
JPH03159949A (ja) * | 1989-11-14 | 1991-07-09 | Nippon Shokubai Kagaku Kogyo Co Ltd | セラミック成形体およびその製造方法 |
-
1984
- 1984-08-06 JP JP16469284A patent/JPS6144751A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62156689A (ja) * | 1985-12-27 | 1987-07-11 | 瀬戸製土株式会社 | 手芸用陶磁器粘土 |
JPH0417436B2 (ja) * | 1985-12-27 | 1992-03-25 | Seto Seido Kk | |
JPH03159949A (ja) * | 1989-11-14 | 1991-07-09 | Nippon Shokubai Kagaku Kogyo Co Ltd | セラミック成形体およびその製造方法 |
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