JPS6144397B2 - - Google Patents

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JPS6144397B2
JPS6144397B2 JP12983881A JP12983881A JPS6144397B2 JP S6144397 B2 JPS6144397 B2 JP S6144397B2 JP 12983881 A JP12983881 A JP 12983881A JP 12983881 A JP12983881 A JP 12983881A JP S6144397 B2 JPS6144397 B2 JP S6144397B2
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JP
Japan
Prior art keywords
heating chamber
waveguide
power supply
partition plate
supply port
Prior art date
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Application number
JP12983881A
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English (en)
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JPS5832388A (ja
Inventor
Ryoichi Furusawa
Tsutomu Nishikawa
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP12983881A priority Critical patent/JPS5832388A/ja
Publication of JPS5832388A publication Critical patent/JPS5832388A/ja
Publication of JPS6144397B2 publication Critical patent/JPS6144397B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電子レンジに関する。
電子レンジにおいて、加熱室壁に設けられる電
波給電口は、他の部品配置等の都合上、壁面の中
央よりはずれた位置におかれる場合がある。例え
ば、赤外線センサを用いて調理物の温度を測定し
ながら自動調理を行なう電子レンジでは、赤外線
センサは通常加熱室天面中央に位置する必要があ
り、そのため加熱室天面に設けられた給電口の位
置が天面中央からずれる。尚、このとき、加え
て、上記赤外線センサの検知範囲を妨害しないた
めに加熱室内に供給された電波を撹拌するスタラ
羽根も小型化しなければならない。
従つて加熱室の電界分布は中央部より周辺部の
方が強くなり、加熱室周辺部に載置された調理物
が仕上つていても中央部に載置された調理物は仕
上つていないという現象が生じた。また斯る調理
では赤外線センサが加熱室中央部に配された調理
物の発する赤外線、つまり温度を検知し、斯る検
知結果を電子制御手段、例えばマイクロコンピユ
ータで判断して調理終了か否かを判断する。ゆえ
に、加熱室の周辺部に配された調理物が仕上つて
いても中央部に配された調理物が仕上つていない
ため調理は続行されるので、中央部の調理物が仕
上つて調理が終了した時点では周辺部に載置され
た調理物は過加熱状態となるという問題があつ
た。
従来、斯る問題点を除去せんとして第1図に示
す電子レンジが開発された。
第1図において、1は加熱室、2は該加熱室1
の天面中央に穿設された小孔3上に設けられたセ
ンサーボツクスであり、該ボツクス2内には小孔
3を介して入射する赤外線を検知するための赤外
センサ、チヨツパ等からなる赤外線検知手段(図
示せず)が収納されている。4は第1モータ5に
より回転駆動するターンテーブル、6は加熱室1
天面の中心部から少し離れた位置に設けられた給
電口7により加熱室1と連通する導波管、8は該
導波管の一端に装着された高周波供給手段として
のマグネトロンであり、該マグネトロン8は導波
管6を介して高周波を加熱室1内に供給する。9
は上記給電口7のマグネトロン8側の一縁に固着
された導電性の電波案内板であり、該電波案内板
9は加熱室1の底面中央に向いている。10は天
面に装着されたスタラ羽根であり、該スタラ羽根
10は第2モータ10により回転駆動されると共
に上記赤外線センサの検知範囲を妨害しないよう
に装着されている。
上記装置において、マグネトロン8より発せら
れた高周波は導波管6を介して加熱室1内に送ら
れる。このとき、上記給電口7に電波案内板9が
装着されているため、斯る電波案内板9に導かれ
て電波は加熱室1中央方向に進行する。具体的に
は導波管6内で垂直方向に向いていた電界(図中
矢印で図示)が給電口7付近では斯る給電口7と
略平行となる。このとき電波案内板9がない場
合、電波は給電口7の開口面に対して垂直方向に
進むが、第1図の如く電波案内板9があるので、
電界が斯る案内板9の影響を受けて電波は加熱室
1の底面中央つまりターンテーブル4の中心方向
に進むようになる。
従つて第1図装置では給電口7から発せられた
高周波は加熱室1中央に向つて進行するので加熱
室1中心部付近の電界強度は電波案内板9がない
場合に較べて強くなり、調理中に周辺部の調理物
が仕上つているのに中心部の調理物は仕上つてい
ないという問題は生じなくなつた。また電波案内
板9がない場合は電界が加熱室1の周辺部に集中
していたのでスタラ羽根10があるといえども均
一な電界を形成することができなかつたが、第1
図装置では中央に強電界を形成するように構成し
たのでスタラ羽根10によりほぼ均一な電界を形
成できるようになつた。
ところが、上記電波案内板9は加熱室1内に突
出しているため、組立作業中に案内板9に、作業
者の手が当るなどして、変形し易い欠点がある。
変形した案内板は所期の電界分布を作り出すこと
ができない。
本発明は斯る問題点に鑑みてなされたもので、
加熱室壁面において斯る中心より外れた位置に穿
設された給電孔より加熱室中央部に電波を供給す
ることが可能な電子レンジを提供せんとするもの
である。
本発明者は種々の実験を行なつた。
第2図は本発明者が行なつた実験に用いた一実
験装置を示し、11は加熱室、12は該加熱室1
1の天面13に穿設された給電口14を介して加
熱室11と連通する導波管であり、該導波管12
は上記給電口14と対向する上壁12aより垂下
しかつ上下動可能な仕切板15を有している。尚
図は加熱室11の右半分を示すもので図中一点鎖
線が加熱室の中心線16である。また導波管12
の図示しない一端にはマグネトロンが装着されて
いる。更に上記加熱室11底面は実質的には調理
物載置台に相当し、本装置ではターンテーブルと
した。
次に上記実験装置を用いた一実験方法を説明す
る。まず加熱室底面の中心付近に水入りのビーカ
17を載置する。次いで上記仕切り板15下端1
5aと給電口14との距離A及び上記仕切り板1
5と給電口14のマグネトロン側一端14aに垂
直な面との面間距離Bを調整することにより上記
ビーカ17内の水が吸収するエネルギー量がどの
ように変化するかを調べた。尚、両面間距離Bの
調整は、仕切り板15を種々の位置に設定した構
造を準備することにより行なわれた。
尚実験結果の説明を容易にするために上記装置
における主要箇所の実寸法を示しておく。まず加
熱室11は高さ210mm、導波管12の延在方向と
同方向の長さ330mm、加熱室11中心から給電口
14の一端壁14bまでの距離65mmである。また
給電口14の導波管12延在方向の長さ45mm、導
波管12の一端壁12bと仕切り板15との面間
距離30mmとなつている。更に上記ビーカ17が内
径が110mm、高さ150mmのものを2つ用い(図では
1つしか示さず)上記中心線16を中心として近
接対称配置され、かつ夫々のビーカには水が1
ずつ入つている。
第3図,第4図は本実験の一実験結果を示すグ
ラフであり、夫々横軸には距離A,Bを、また縦
軸にはビーカ17内の水が吸収したエネルギー量
(吸収電波量)を夫々とつている。尚、第3図の
結果は距離Bを15mmとし、また第4図結果は距離
Aを5mmとすると共に約2分間マグネトロンを駆
動したときの結果である。
第3図のグラフより距離Bが15mmのとき距離A
が5〜10mmのとき吸収エネルギー量が最大となる
ことが、また第4図のグラフより距離Aが5mmの
とき距離Bが10〜20mmで吸収エネルギー量が最大
となることがわかつた。
本発明者は斯る実験結果を考察検討した結果以
下の結果を得た。即ち、吸収エネルギー量が最大
となる時、上記仕切り板15下端15aと給電口
14の一端14aとに規定された実開口部18の
開口面に対する垂線は加熱室11底辺(ターンテ
ーブル)の略中心部に向つていることがわかつ
た。尚図中領域X,Yは夫々B=15mm、5mm≦A
≦10mmの条件及びA=5mm、10mm≦B≦20mmの条
件での上記垂線での可変範囲である。
また、吸収エネルギー量が最大となるというこ
とは、つまり加熱室11底辺のビーカ17載置位
置において電界が最大となるということである。
ここに上記装置において加熱室11底辺はターン
テーブルとなり、かつ既述したようにビーカ17
は中心線を中心に近接対称配置されているのでタ
ーンテーブルの中心部付近の電界が最高になつた
とき両ビーカ17中の水の吸収ターンテーブル量
も最大となる。
従つて、実開口部18の垂線方向が電界の最強
部つまり電波の進行方向となる。
第5図は本実験における他の実験例を示すグラ
フであり、上記仕切り板15と導波管12の終端
面12bとの面間距離Dの上記吸収エネルギー量
への及ぼす影響を調べた結果である。尚グラフ中
横軸には距離Dを、縦軸には吸収エネルギー量を
とつた。また斯る実験において、上記距離A,B
は夫々5mm、15mmとした。
第5図のグラフより明らかな如く、距離Dが30
mm以上では吸収エネルギー量は安定しているが距
離Dが30mm未満では、ほぼ距離Dに比例して減少
している。
ここに上記30mmという数値に電子レンジにおけ
る基本周波数(2450MHz)の1/4波長に相当する
ものであり、マグネトロンの発振波長λと距離D
との関係を調べた所、距離Dがλ/4以上では吸
収エネルギー量は一定となるという結果を得た。
また距離Dがλ/4以上でも仕切り板15の下
端15aから実開口部18の開口面に対する垂線
が導波管12の終端面12bと交差した場合吸収
エネルギー量も大きく減少することがわかつた。
従つて距離Dは発振高周波の波長をλとすると
λ/4以上でかつ仕切り板15の下端15aから
実開口部18に垂直な垂線が導波管12の終端面
12bと交差しないことが好ましい。
更に本発明者の実験から、仕切り板15と導波
管12の終端面12bとの間の導波管12の天面
12aの一部(以下、蓋体と称す)12a′は上記
仕切り板15の下端15aの高さより高いことが
望ましいことがわかつた。
斯る蓋体12a′を例えば第6図の如く、仕切り
板15の下端15aから傾斜させ、上記終端面1
2b側で上記下端15aより低くなるように設け
ると吸収エネルギー量は大きく減少することを見
出した。ただし斯る現象は第6図に示した構成だ
けに限るものではなく蓋体12a′の一部分でも上
記下端15aより低くなれば生じる。
尚第6図において第2図と同一箇所には同一番
号を付して説明を省略した。
本発明は斯る知見に基づいてなされたもので以
下一実施例につき本発明を説明する。第7図,第
8図は本発明の一実施例を示し赤外線センサー付
電子レンジに応用したものである。尚本実施例に
おいて第1図の従来例と同一箇所には同一番号を
付して説明を省略する。
本実施例と第1図従来例との相違は給電口7と
対向する導波管6の天面6aにおいて、段差を設
けた点である。
斯る段差は、加熱室1天面1aの給電口7の一
端より垂直に延在する高さaの終端面21と、該
終端面21の上端より垂直に曲折し、導波管6の
延在方向と同方向の長さがdである蓋体22と、
該蓋体22の一端より垂直に延在し上端が導波管
6の天面6aに接続されている仕切り板23とか
らなる。
また上記仕切り板23の下端と給電口7のマグ
ネトロン8側一端とにより規定される実開口部2
4の開口面に対する垂線はターンテーブル4の略
中央に向かうように構成される。
具体的にはターンテーブル4から加熱室天面1
aまでの高さを210mm、加熱室天面1a中央
つまり小孔3から給電孔7までの長さを65
mm、上記長さa、dを5mm、30mmとすると共に給
電口7の導波管6の延在方向と同方向の長さ
を42.5mmとし、第2図の実験装置においてBで表
わした長さbは12.5mmとなるように構成した。
斯る電子レンジでは給電口7から供給される高
周波はほぼ加熱室1底面中央に供給され、斯る位
置において電界が強くなるのでスタラ羽根10に
より加熱室1内に均一な電界分布を形成でき、均
一加熱を行なうことができた。
本発明によれば、給電口からの電波の放射方向
を変化させる構造が実質的に導波管内に位置する
ので、電子レンジの製造中に、斯る構造が変形す
るといつたことはほとんどなくなり、作業が容易
となる。又、本発明において、仕切り板と導波管
の終端壁面との間の距離を電波波長の1/4以上と
することにより電波の供給効率がより向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す断面図、第2図は本発明
における実験装置を示す部分断面図、第3図乃至
第5図は夫々本発明に至る実験結果を示すグラ
フ、第6図は本発明の請求の範囲に含まれない装
置を示す要部断面図、第7図乃至第8図は本発明
の一実施例を示す断面図及び要部拡大断面図であ
る。 1…加熱室、6…導波管、7…給電口、8…マ
グネトロン(高周波供給手段)、23…仕切り
板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 給電口を有する加熱室、該加熱室の上記給電
    口を介して連通する導波管、該導波管を介して上
    記加熱室に電波を供給する高周波供給手段からな
    り、上記導波管は上記給電口との対向管壁面より
    垂設された仕切り板を有し、該仕切り板の下端は
    上記給電口に達しないように配設され、かつ上記
    仕切り板と上記導波管の終端壁面との間に存在す
    る上記導波管の上記対向管壁面は上記仕切り板の
    下端より低位に位置しないことを特徴とする電子
    レンジ。 2 特許請求の範囲第1項において、上記仕切り
    板と上記導波管の終端壁面との間の距離は、上記
    電波波長の1/4以上であることを特徴とする電子
    レンジ。
JP12983881A 1981-08-19 1981-08-19 電子レンジ Granted JPS5832388A (ja)

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JPS5832388A JPS5832388A (ja) 1983-02-25
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