JPS6144363Y2 - - Google Patents

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JPS6144363Y2
JPS6144363Y2 JP9738780U JP9738780U JPS6144363Y2 JP S6144363 Y2 JPS6144363 Y2 JP S6144363Y2 JP 9738780 U JP9738780 U JP 9738780U JP 9738780 U JP9738780 U JP 9738780U JP S6144363 Y2 JPS6144363 Y2 JP S6144363Y2
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JP
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heat transfer
transfer block
plate
collector electrode
electron beam
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JP9738780U
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JPS5720758U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は進行波管などの電子ビーム管、特に集
電極(コレクター)が接地点から電気的に絶緑さ
れている進行波管の集電極冷却装置に関する。
従来この種の冷却装置は、放熱体が取付けられ
る保持板の反対面に熱伝導路を形成する伝熱板お
よび電気絶緑板を介して電子ビーム管の円筒状の
集電極収納用嵌合孔を有する伝熱ブロツクを配置
し、この伝熱ブロツクおよび伝熱板の電気絶緑板
への固定はメタライズ加工、メツキ処理およびは
んだ付加工等の製造技術を用いて行われていた。
この種の冷却装置は放熱特性が良好であり有用
であるが、伝熱ブロツクおよび伝熱板を構成する
銅等の金属とアルミナセラミツク等を使用した電
気絶緑板との熱膨張係数に相異があることから、
伝熱ブロツクおよび伝熱板の電気絶緑板との接合
面の表面積が大きくなればなる程、接合面に掛か
る機械的応力が増大する。
その結果、冷却装置構成部品の中でも機械的強
度の劣る電気絶緑板に微少クラツクが入り伝熱ブ
ロツクと伝熱板又は保持板との間の耐圧を低下さ
せる危険が多分にあり冷却装置の製造はもとより
進行波管等の製品歩留の低下を招く怖れがあつ
た。
これらの従来構造による欠点を除去する目的で
本考案者等は既に実願昭54−1866号(実開昭55−
102152号)により、伝熱ブロツクおよび伝熱板の
電気絶緑板との接合面に一つ又は複数個の溝を設
けたことを特徴とする電子ビーム管の集電極冷却
装置を提供した。
本考案の目的は、実願昭54−1866号(実開昭55
−102152号)の冷却装置を更に改良し熱応力を緩
和しうる集電極冷却装置を提供することである。
本考案においては、更に実質的に接着面積の大
きい放熱体構造において異種材料の熱膨張係数の
相異による機械的応力の緩和に有効な放熱体構造
を提供し、伝熱ブロツクおよび伝熱板の電気絶緑
板との接合面に少なくとも互に交又する二つの溝
を設けるとともに、電子ビーム管の集電極収納用
嵌合孔の長手方向と直角を成す方向に設けられた
伝熱ブロツクの溝は伝熱ブロツクに薄肉部を残し
て2分割するごとく深く切込まれた集電極冷却装
置が得られる。
以下実施例を用いて本考案を説明する。
第1図および第2図は本考案による電子ビーム
管の集電極冷却装置の一実施例を示し、特に電子
ビーム管として進行波管を用いた場合を示してい
る。同図において進行波管(集電極側部分のみ図
示)1の集電極11を冷却する冷却装置12は、
集電極11で発生する熱を一旦伝導させるための
伝熱ブロツク13、伝熱板14および電気絶緑板
15から構成されている。伝熱ブロツク13の中
央付近には集電極11の外経と同等の内経を有す
る円筒状の嵌合孔16があけられており、更に伝
熱ブロツク13にはその外側面から嵌合孔16に
達し、かつ嵌合孔16の長手方向に延在し、電気
絶緑板15と平行に設けられた第1の割り溝17
が形成されている。又伝熱ブロツク13にはその
外側面から嵌合孔16に達し、かつ嵌合孔16の
長手方向に沿つて延在した第2の割り溝18が嵌
合孔16を中心として第1の割り溝17から90゜
離れ、かつ熱伝導方向28と対向した位置に形成
されている。第1の割り溝17と第2の割り溝1
8によつて伝熱ブロツク13から切り離された切
片部19を形成する。更に伝熱ブロツク13およ
び伝熱板14の電気絶緑板15との接合面には、
中心を通る十文字の溝30および31が対称位置
に形成されており嵌合孔16の長手方向に直角を
成す方向に形成された伝熱ブロツク13の溝30
aは伝熱ブロツク13に薄肉部20を残して2分
割するごとく深く切込まれている。又これら溝3
0および31は接合面の表面積が4等分になるよ
うに設けられている。21は伝熱ブロツク13の
切片部19に割り溝17とほぼ直角に交わるよう
に形成された集電極固定用ねじ22を通すための
貫通孔であり、23は集電極固定用ねじ22が螺
合されるねじ穴であつて、ねじ22が貫通孔21
に挿入され、更に割り溝17を貫通してねじ穴2
3に螺合される。電気絶緑板15は電気的絶緑体
でかつ、熱伝導率が良好なベリリアセラミツク板
から成り、両面には各々伝熱ブロツク13および
伝熱板14が図示の如くはんだ付或いはろう付で
接着されている。
伝熱ブロツク13と集電極11の締付け嵌合
は、第1の割り溝17と交わるように伝熱ブロツ
ク13に取付けられた集電極固定用ねじ22を固
く締付けることで行われる。すなわち、ねじ22
の締付けによつて伝熱ブロツク13の切片部19
が集電極11の外経部に強く押しつけられ固定さ
れる。そして、集電極11で発生する熱は伝熱ブ
ロツク13に低い熱抵抗で良好に伝導される。伝
熱ブロツク13および伝熱板14は熱伝導率の高
い銅などを用いるのが良い。遅波回路24と集電
極11はその間に介在する絶緑円筒25で電気的
に絶緑される。この遅波回路24の外周囲には電
子ビーム集束用の磁気集束装置26が配設され、
冷却装置12と合せて金属性の保持板27上にね
じ止め(図示せず)などの方法で固定される。
このような構造の電子ビーム管の集電極冷却装
置においては、集電極11で発生する熱は伝熱ブ
ロツク13、および切片部19、電気絶緑板1
5、伝熱板14、保持板27の順に熱伝導路28
のごとく伝達し、保持板27の底面に設けられた
適当な放熱フイン(図示せず)により放散され
る。
以上述べたように、本考案の実施例に示す冷却
装置では、伝熱ブロツク13および伝熱板14の
電気絶緑板15との接合面に十文字の溝30およ
び31を設け、接合面を等分割すると同時に、伝
熱ブロツク13に設けられた嵌合孔16の長手方
向に直角を成す溝30aが伝熱ブロツク13に薄
肉部20を残して2分割するごとく深く切込まれ
ている為、熱膨脹係数の異る異種材料をはんだ付
やろう付で接着した際に発生する接合面の機械的
応力を緩和すると同時に、進行波管の集電極11
より伝熱ブロツク13に与えられる急熱シヨツク
に対しても伝熱ブロツク13の熱膨脹を深く切込
まれた溝30aによつて緩和し、機械的強度の弱
い電気絶緑板15に発生し易い微小クラツクを完
全に防止でき、耐圧の低下も招くことは無い。
なお、上記実施例においては、電子ビーム管と
して進行波を用いた場合について述べたが本考案
はこれに限定されるものでは無く、他の電子ビー
ム管の集電極冷却装置として適用できることは勿
論である。
又、伝熱ブロツクおよび伝熱板の接合面の溝を
十文字としたが、電子ビーム管の消費電力や接合
面の面積を考慮し、溝の数および位置を任意に選
定でとることも勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による電子ビーム管の集電極冷
却装置の一実施例を示す部分軸断面図、第2図は
第1図のA−A断面図である。 1……進行波管、11……集電極、12……冷
却装置、13……伝熱ブロツク、14……伝熱
板、15……電気絶緑板、16……嵌合孔、17
……第1の割り溝、18……第2の割り溝、19
……切片部、20……伝熱ブロツクの薄肉部、2
1……通し孔、22……集電極固定用ねじ、23
……ねじ穴、24……遅波回路、25……絶緑円
筒、26……磁気集束装置、27……保持板、2
8……熱伝導路、30,31……十文字の溝、3
0a……十文字溝30の切込延長溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 保持板に伝熱板および電気絶緑板を介して電子
    ビーム管の集電極収納用嵌合孔を有する伝熱ブロ
    ツクを装着した電子ビーム管の集電極冷却装置に
    おいて、前記伝熱ブロツクおよび伝熱板の電気絶
    緑板と接合する面に少なくとも互に交叉する二つ
    の溝を設けるとともに、電子ビーム管の集電極収
    納用嵌合孔の長手方向と直角を成す方向に設けら
    れた伝熱ブロツクの溝は伝熱ブロツクに薄肉部を
    残し2分割するごとく深く切込まれたことを特徴
    とする電子ビーム管の集電極冷却装置。
JP9738780U 1980-07-10 1980-07-10 Expired JPS6144363Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9738780U JPS6144363Y2 (ja) 1980-07-10 1980-07-10

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9738780U JPS6144363Y2 (ja) 1980-07-10 1980-07-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5720758U JPS5720758U (ja) 1982-02-03
JPS6144363Y2 true JPS6144363Y2 (ja) 1986-12-13

Family

ID=29459172

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JP9738780U Expired JPS6144363Y2 (ja) 1980-07-10 1980-07-10

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JP (1) JPS6144363Y2 (ja)

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JPS5720758U (ja) 1982-02-03

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