JPS6143263Y2 - - Google Patents

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JPS6143263Y2
JPS6143263Y2 JP13513881U JP13513881U JPS6143263Y2 JP S6143263 Y2 JPS6143263 Y2 JP S6143263Y2 JP 13513881 U JP13513881 U JP 13513881U JP 13513881 U JP13513881 U JP 13513881U JP S6143263 Y2 JPS6143263 Y2 JP S6143263Y2
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JP
Japan
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gear
electromagnetic brake
rotor
circuit
step motor
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JP13513881U
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JPS5842686U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (1) 本考案の技術分野 本考案は水晶時計の秒針の針振れ防止機構に
関するものである。更に、詳言すればスチツプ
モーターに係合し駆動される四番歯車の軸心の
一方に装着されている秒針の針振れをステツプ
モーターの性能を低下させることなく防止せし
める新規な水晶時計の針振れ防止機構に関する
ものである。
(2) 従来技術とその問題点 従来からステツプモーターによる駆動装置を
有する水晶時計においては、当該ステツプモー
ターの回転振動に伴なう四番歯車に装着された
秒針の針振れは、宿命的に有しており、これを
防止すべく各種の手段が講じられていた。
例えば、第1図に示す如く、ステツプモータ
ー1のローター2と係合して駆動される四番歯
車3の軸部に押えバネ4を介在せしめて四番歯
車3の振れを止めることで当該四番歯車3に装
着された秒針(図示せず)の針振れを防止する
構成であり、また、前記と類似な押えバネを使
用し、ローター2及び四番歯車3の軸芯を共に
押えて針振れを防止する構成等も知られてい
た。また更に、他の実施例としては四番歯車3
とローターカナ2aとの係合部にグリスを塗布
して四番歯車3の振動を押え針振れを防止する
手段等も知られていたが、前者の押えバネ4を
使用する構成においては、ステツプモーター1
へ押えバネ4による機械的負荷が加わるため、
ステツプモーター1の性能を著しく低下せしめ
ていた。更に、押えバネ4によるバネ圧で。摺
動部の損耗が生じ、また更に押えバネ4の寸法
管理の難しさなどで経時的に針振れ効果が変化
し易い等の欠点を有していた。
また、後者のグリス塗布の手段ではグリス自
体の経時的特性劣化、あるいは塵埃等の附着が
生じ易い等の問題が有り、いずれも確実で効果
的な針振れ防止を期すことが困難な欠点を有す
るものであつた。
(3) 本考案の目的 本考案は上記欠点に鑑み案出されたものであ
り、即ち、ステツプモーター本来の性能を低下
せしめることなく、また、機械的負荷の伴なう
摺動部を有することもなく、極めて効果的に四
番歯車を規正し、確実で経時変化のない長寿命
の水晶時計の針振れ防止機構を提供することを
目的とする。
(4) 本考案の構成 以下、本考案に係る水晶時計の針振れ防止機
構の好適な一実施例である第2図及び第3図に
基づき詳細に説明する。
第2図及び第3図で5は駆動回路であり、水
晶発振器6及び分周回路7で構成され、第4図
イに示す間欠パルスを導出するものである。8
はステツプモーターであり、8aはステーター
である。9は永久磁石からなるローターであ
る。9aは前記ローター9の軸芯に連結された
ローターカナである。10は前記ローター9を
駆動せしめるための駆動コイルである。該駆動
コイル10は前記駆動回路5の分周回路7に接
続され、第4図イに示す間欠パルスが印加され
る。11は四番歯車である。該四番歯車11は
前記ローター9のローターカナ9aと係合して
駆動されるものであり、軸芯の所定位置には鉄
心11aを装着しており、電磁ブレーキ13に
よる磁気制動を受け得るように形成されてい
る。また、四番歯車11の軸芯の一方には秒針
(図示せず)が装着されている。12は遅延回
路である。該遅延回路12は、例えば、第2図
に示す如く抵抗R1,R2及びコンデンサーC1
C2で構成されており、駆動回路5の分周回路
7から導出される、例えば、第4図イに示す間
欠パルスを当該遅延回路12を介して第4図ロ
に示す如く立上りの波形を所定の微少時間△t
だけ常に遅れた遅延パルスとして、電磁ブレー
キ13の励磁コイル13bへ印加せしめるもの
である。13は電磁ブレーキである。該電磁ブ
レーキ13は、ブレーキヨーク13aに励磁コ
イル13bを巻回しており、励磁コイル13b
は前記遅延回路12を介して導出される遅延パ
ルス、即ち、第4図ロに示す遅延パルスにより
励磁されるものであり、しかして前記四番歯車
11の軸芯に装着された鉄心11aに磁化され
たブレーキヨーク13aで磁気制動を加えるも
のである。
(5) 本考案の作用 第2図及び第3図において、駆動回路5の水
晶発振器6からの出力信号を分周回路7で分周
して導出される間欠パルスは第4図イに示す如
くしてステツプモーター8の駆動コイル10に
印加される。と同時に遅延回路12を介して第
4図ロに示す如く所定の微少時間△tだけ遅れ
た遅延パルスとして電磁ブレーキ13の励磁コ
イル13bへ印加される。従つて、ステツプモ
ーター8は駆動コイル10に印加された第4図
イに示す間欠パルスにより駆動されるものであ
るが、ローター9の回転始動時は、電磁ブレー
キ13の励磁コイル13bにはまた電圧が印加
されていないため、即ち、所定の微少時間△t
だけ前記駆動コイル10に印加される間欠パル
スより遅れているため、電磁ブレーキ13によ
る磁気制動はまだ四番歯車11に作動しておら
ず、従つて、ステツプモーター8のローター9
の回転始動時の負荷は四番歯車11を含む所定
の輪列の駆動のみとなり、当初のステツプモー
ター8の性能が効果的に使われて駆動されるも
のである。
しかる後、遅延回路12で所定の微少時間△
tだけ遅れ遅延パルスが電磁ブレーキ13の励
磁コイル13bに印加されるため、四番歯車1
1の軸芯に装着された鉄心11aは電磁ブレー
キ13のブレーキヨーク13aによる磁気制動
を受けながら駆動されるものである。
かくして、次の所定時間t1後、ステツプモー
ター8の駆動コイル10及び電磁ブレーキ13
の励磁コイル13bにそれぞれ印加されている
間欠パルス及び遅延パルスの1パルスの電圧が
零となるためローター9は停止し、電磁ブレー
キ13の磁気制動は解除されるが、ここで、電
磁ブレーキ13の励磁コイル13bに印加され
ている遅延パルスの電圧が零になるのは所定の
微少時間△t1だけ遅れるため、即ち、ローター
9が停止した直後の微少時間△t1だけ電磁ブレ
ーキ13による磁気制動がまだ四番歯車11の
鉄心11aに残り作動しているため、当該四番
歯車11は、ローター9の停止時に生ずる振動
を受けることなくローター9の停止と共にスム
ーズに停止されるものである。
かくして、四番歯車11に装着された秒針の
針振れは電磁ブレーキ13により確実に規正さ
れ防止されるものである。
(6) 本考案の効果 (イ) ステツプモーターのローターの回転が停止
した直後も所定時間だけ電磁ブレーキで四番
歯車に磁気制動が作動しているため、四番歯
車に装着された秒針の針振れは確実に防止さ
れ、また、電磁ブレーキによる磁気制動で、
即ち、磁気的係合で四番歯車を規正している
ため、制動による機械的摺動部が伴なわず、
従つて、機械的損耗がなく、経時変化の極め
て少ない長寿命の針振れ防止機構を提供出来
る。
(ロ) 四番歯車、装着された秒針の針振れを防止
すべく、当該四番歯車を規正する電磁ブレー
キによる磁気制動は、ステツプモーターのロ
ーターが回転始動してから所定時間後におい
て作動するように構成しているため、ステツ
プモーターの回転始動時の負荷とならず、従
つて、ステツプモーターの性能を低下させる
ことのない水晶時計の針振れ防止機構を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の水晶時計の針振れ防止機構の一
実施例を示す断面図である。第2図は本考案に係
る水晶時計の針振れ防止機構の一実施例を示す機
構の説明図である。第3図は本考案に係る水晶時
計の針振れ防止機構の一実施例を示す構成図であ
る。第4図イは第2図に示す分周回路から導出さ
れる間欠パルスの波形図である。第4図ロは第2
図に示す遅延回路を介して電磁ブレーキの励磁コ
イルに印加される遅延パルスの波形図である。 5……駆動回路、7……分周回路、8……ステ
ツプモーター、9……ローター、10……駆動コ
イル、11……四番歯車、11a……鉄心、12
……遅延回路、13……電磁ブレーキ、13b…
…励磁コイル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水晶発信器の出力信号を分周して導出する駆動
    回路からの間欠パルスにより駆動されるステツプ
    モーターが駆動コイル.ステーター及び永久磁石
    からなるローターで形成され、前記ローターに連
    結するローターカナにより四番歯車を含む輪列を
    駆動する水晶時計において、四番歯車の振動を防
    止すべく設置した電磁ブレーキと、前記駆動回路
    の分周回路から導出される間欠パルスを所定時間
    遅延せしめて前記電磁ブレーキの励磁コイルに印
    加すべく介設した遅延回路と、前記電磁ブレーキ
    の磁気制動で規正される四番歯車の軸心に装着し
    た鉄心とを具備したことを特徴とする水晶時計の
    針振れ防止機構。
JP13513881U 1981-09-11 1981-09-11 水晶時計の針振れ防止機構 Granted JPS5842686U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13513881U JPS5842686U (ja) 1981-09-11 1981-09-11 水晶時計の針振れ防止機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13513881U JPS5842686U (ja) 1981-09-11 1981-09-11 水晶時計の針振れ防止機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5842686U JPS5842686U (ja) 1983-03-22
JPS6143263Y2 true JPS6143263Y2 (ja) 1986-12-06

Family

ID=29928521

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13513881U Granted JPS5842686U (ja) 1981-09-11 1981-09-11 水晶時計の針振れ防止機構

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JP (1) JPS5842686U (ja)

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JPS5842686U (ja) 1983-03-22

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