JPS6142921B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6142921B2
JPS6142921B2 JP4062580A JP4062580A JPS6142921B2 JP S6142921 B2 JPS6142921 B2 JP S6142921B2 JP 4062580 A JP4062580 A JP 4062580A JP 4062580 A JP4062580 A JP 4062580A JP S6142921 B2 JPS6142921 B2 JP S6142921B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer
polymer latex
latex
weight
flocculant
Prior art date
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Expired
Application number
JP4062580A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56135502A (en
Inventor
Tadashi Saeki
Kojiro Matsumoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumika Polycarbonate Ltd
Original Assignee
Sumika Polycarbonate Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumika Polycarbonate Ltd filed Critical Sumika Polycarbonate Ltd
Priority to JP4062580A priority Critical patent/JPS56135502A/ja
Publication of JPS56135502A publication Critical patent/JPS56135502A/ja
Publication of JPS6142921B2 publication Critical patent/JPS6142921B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は重合体の回収方法に関するものであ
る。 さらに詳しくは、重合体粒子の密度を高め、脱
水ケーキの含水率を低下させると共に微小粒子の
発生を抑える改善された重合体の回収方法に関す
る。 乳化重合法により種々の重合体が製造されてい
るが、乳化重合法では凝集−分離−乾燥の回収工
程を必要とする。 重合体粒子は、凝集剤の働きにより凝集体を形
成するが、この凝集体はぶどう状の集合体であり
粒子間の結合力はひじように弱いものである。こ
のような凝集体の脱水ケーキの含水率はひじよう
に高く、乾燥効率がひじように悪い。さらに結合
力の弱さから粒子の微粉化がおこり、重合体粒子
の密度が低下する。この重合体粒子の密度低下
は、製品の成形時に種々のトラブル発生の原因と
なつている。 このため、凝集力の強い凝集剤を用いたり、ま
た凝集後さらに高温処理する方法が採られている
が、凝集力の増加にも限界があり、また処理工程
が複雑になり満足するものが得られていない。 本発明者等は、かかる問題点に鑑み鋭意研究し
た結果、重合体の一次凝集体分散液作成後、さら
にその一次凝集体上にゴム質または/およびグラ
フト重合体を凝集させることによつて、重合体粒
子の密度を高め、脱水ケーキの含水率を低下させ
ると共に微小粒子の発生を抑えることができるこ
とを見出し、本発明に至つた。 本発明における硬質重合体とは、芳香族ビニ
ル、シアン化ビニルおよび不飽和カルボン酸アル
キルエステルの群より選ばれた二種以上からなる
共重合体である。 特にα−アルキルスチレンを一成分とする耐熱
性に優れる共重合体であることが好ましい。例え
ば、α−メチルスチレン−アクリロニトリル共重
合体、α−メチルスチレン−アクリロニトリル−
スチレン共重合体、α−メチルスチレン−メタク
リロニトリル共重合体、α−メチルスチレン−メ
チルメタクリレート共重合体、α−メチルスチレ
ン−アクリロニトリル−メチルメタクリレート共
重合体が挙げられる。 また、ゴム質重合体とは、共役ジエン系ゴムま
たは共役ジエンを50重量%以上含む共役ジエン−
他オレフイン共重合体である。例えば、ポリブタ
ジエン、プタジエン−スチレン共重合体、ブタジ
エン−アクリロニトリル共重合体等である。 さらにグラフト重合体とは、かかるゴム質重合
体に芳香族ビニル、シアン化ビニルまたは/およ
び不飽和カルボン酸アルキルエステルをグラフト
した重合体である。 グラフト重合体に占めるゴム質重合体量が30重
量%以上であることが本発明の効果達成のため特
に好ましい。 ゴム質重合体ラテツクスまたは/およびグラフ
ト重合体ラテツクスの添加量(固形分)は特に制
限されるものではなく、任意に選定することがで
きるが、好ましくは硬質重合体ラテツクス(固形
分)100重量部を基準として10〜100重量部であ
る。 添加されたゴム質重合体ラテツクスまたは/お
よびグラフト重合体ラテツクスを単独で凝集させ
ることなく一次凝集体上に凝集させるためには、
一次凝集体分散液中に硬質重合体ラテツクスを凝
集させるために用いられた凝集剤が多量に残存し
ないようにしておくことが望ましい。 一次凝集体を形成させる凝集剤およびゴム質重
合体ラテツクスまたは/およびグラフト重合体ラ
テツクスを一次凝集体上に凝集させる凝集剤とし
ては、公知の凝集剤を用いることができる。例え
ば塩酸、硫酸等の無機酸、酢酸、修酸等の有機
酸、および硫酸マグネシウム、塩化カルシウム等
の塩である。 硬質重合体ラテツクスに添加される凝集剤の量
は、ラテツクスの安定性ならびに凝集剤の種類に
より任意に決定することができる。特に硬質重合
体ラテツクス(固形分)100重量部当り0.05〜10
重量部であることが好ましい。又、ゴム質重合体
ラテツクスまたは/およびグラフト重合体ラテツ
クスを添加した後に添加される凝集剤の量もラテ
ツクスの安定性、凝集剤の種類および一次凝集体
とゴム質重合体ラテツクスまたは/およびグラフ
ト重合体ラテツクス(固形分)との重量比率によ
り任意に決定することができる。 特にゴム質重合体ラテツクスまたは/およびグ
ラフト重合体ラテツクス(固形分)100重量部当
り0.01〜10重量部であることが好ましい。 なお、ゴム質重合体ラテツクスまたは/および
グラフト重合体ラテツクスを一次凝集体上に凝集
させるために用いられる凝集剤は、一次凝集体形
成時に用いられる凝集剤より凝集能力の強いもの
である方が好ましい。例えば、硫酸マグネシウム
(一次)→硫酸アルミニウム、塩化カルシウム
(一次)→硫酸アルミニウムの組合せである。 硬質重合体ラテツクスと凝集剤とによる凝集処
理時間には特に制限はないが、30秒〜2時間であ
ることが好ましい。また、一次凝集体上への凝集
処理時間にも特に制限はないが、1分〜2時間で
あることが好ましい。 以下に実施例を用いて本発明を詳細に説明す
る。 実施例 1 反応器に表1に示された各成分を仕込み、窒素
置換後70℃で8時間反応させた。その後、凝集槽
に得られた硬質重合体ラテツクス(a〜c)を移
送し、表2に示される硫酸マグネシウム溶液を添
加して90℃、30分間にて一次凝集体分散液を作成
した。 別途製造されたゴム質重合体ラテツクス(イ)、グ
ラフト重合体ラテツクス(ロ)、(ハ)および硫酸アルミ
ニウム溶液を表2の割合で一次凝集体分散液の凝
集槽に添加し、90℃、30分間にて一次凝集体上に
凝集させた。 ゴム重合体ラテツクス(イ):ブタジエン−スチレン
共重合体(ブタジエン90%) グラフト重合体ラテツクス(ロ):ポリブタジエン50
重量%、スチレン35重量%およびアクリロニト
リル15重量%からなるグラフト重合体 グラフト重合体ラテツクス(ハ):ポリブタジエン50
重量%、スチレン35重量%およびメチルメタク
リレート15重量%からなるグラフト重合体 重合体(1〜4)スラリー(脱水ケーキ)の含
水率および乾燥後の重合体(1〜4)の密度およ
び粒度分布を表3に示す。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 比較例 1 実施例で形成された硬質重合体ラテツクス(a
〜c)の一次凝集体分散液をゴム質重合体ラテツ
クスまたはグラフト重合体ラテツクスを添加する
ことなく分離−乾燥処理を施した。 重合体(5〜7)スラリーの含水率および乾燥
後の重合体(5〜7)の密度および粒度分布を表
4に示す。
【表】 比較例 2 実施例で用いられた硬質重合体ラテツクス(a)
100重量部を凝集させることなくグラフト重合体
ラテツクス(ロ)30重量部とラテツクス状態で混合
し、その後硫酸マグネシウム0.5%溶液120重量部
を添加し、90℃、30分間で凝集させた。 重合体(8)スラリーの含水率および乾燥後の重合
体(8)の密度および粒度分布を表5に示す。
【表】
【表】 Γ重合体スラリー(脱水ケーキ)の含水率 塩析されたスラリーを遠心脱水機を用いて
1800rpmで5分間脱水し脱水ケーキを得た。この
脱水ケーキ1.5Kgを80℃のオーブンで24時間乾燥
させ、重量減少より含水率を算出した。 Γ重合体の密度および粒度分布 乾燥された重合体1Kgを10ヘンシエルミキサ
ーを用いて3400rpmで10分間撹拌処理した後、常
法に従い密度、粒度分布を測定した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 重合体を回収する方法において、硬質重合体
    ラテツクスに凝集剤を添加して一次凝集体分散液
    を作成後、ゴム質重合体ラテツクスまたは/およ
    びグラフト重合体ラテツクスを添加−混合し、さ
    らに凝集剤を添加して一次凝集体上にゴム質重合
    体または/およびグラフト重合体を凝集させるこ
    とを特徴とする重合体の回収方法。
JP4062580A 1980-03-28 1980-03-28 Recovery of polymer Granted JPS56135502A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4062580A JPS56135502A (en) 1980-03-28 1980-03-28 Recovery of polymer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4062580A JPS56135502A (en) 1980-03-28 1980-03-28 Recovery of polymer

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56135502A JPS56135502A (en) 1981-10-23
JPS6142921B2 true JPS6142921B2 (ja) 1986-09-25

Family

ID=12585713

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4062580A Granted JPS56135502A (en) 1980-03-28 1980-03-28 Recovery of polymer

Country Status (1)

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JP (1) JPS56135502A (ja)

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Publication number Publication date
JPS56135502A (en) 1981-10-23

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