JPS6142875B2 - - Google Patents
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- JPS6142875B2 JPS6142875B2 JP53131910A JP13191078A JPS6142875B2 JP S6142875 B2 JPS6142875 B2 JP S6142875B2 JP 53131910 A JP53131910 A JP 53131910A JP 13191078 A JP13191078 A JP 13191078A JP S6142875 B2 JPS6142875 B2 JP S6142875B2
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- JP
- Japan
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- compound semiconductor
- gaas
- type compound
- type
- sio
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- Expired
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- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 claims description 26
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 claims description 19
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 4
- 150000004767 nitrides Chemical class 0.000 claims description 2
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 2
- 229910001218 Gallium arsenide Inorganic materials 0.000 description 16
- 229910004298 SiO 2 Inorganic materials 0.000 description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000004888 barrier function Effects 0.000 description 3
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
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- Non-Volatile Memory (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はMIS(Metal−Insulatov−
Semiconductor)構造半導体装置、特にヘテロ接
合を用いた化合物半導体のMIS構造半導体装置に
関する。
Semiconductor)構造半導体装置、特にヘテロ接
合を用いた化合物半導体のMIS構造半導体装置に
関する。
GaAsに代表される化合物半導体はSi中の電子
の易動度より高い電子易動度を有するため、マイ
クロ波半導体デバイス材料および高速デイジタル
デバイス材料としてSiより勝れており、すでに
GaAsメタルシヨツトキバリヤ(Meral Schottky
Barrier)電界効果トランジスタ(以下GaAs
MESFET)はSiバイポーラ・トランジスタの特
性限界を打破するマイクロ波トランジスタとして
実用化されている。このGaAs MESFETを回路
素子として用いた論理回路はSiトランジスタによ
る論理回路の3倍以上の速度で動作することが報
告されている。しかしながらGaAs MESFETは
通常ノーマリ・オン型(ゲート零バイアスで電流
が流れている)であるため速度は速いがゲート当
りの消費電力が大きく、高集積化がむづかしい。
そのためSi MOSFETと同様のエンハンス型
GaAs FETの開発が強く望まれ、すでにいくつ
かの試みがなされている。
の易動度より高い電子易動度を有するため、マイ
クロ波半導体デバイス材料および高速デイジタル
デバイス材料としてSiより勝れており、すでに
GaAsメタルシヨツトキバリヤ(Meral Schottky
Barrier)電界効果トランジスタ(以下GaAs
MESFET)はSiバイポーラ・トランジスタの特
性限界を打破するマイクロ波トランジスタとして
実用化されている。このGaAs MESFETを回路
素子として用いた論理回路はSiトランジスタによ
る論理回路の3倍以上の速度で動作することが報
告されている。しかしながらGaAs MESFETは
通常ノーマリ・オン型(ゲート零バイアスで電流
が流れている)であるため速度は速いがゲート当
りの消費電力が大きく、高集積化がむづかしい。
そのためSi MOSFETと同様のエンハンス型
GaAs FETの開発が強く望まれ、すでにいくつ
かの試みがなされている。
その1つはGaAs上に気相成長によつてSiO2,
Si3N4等の絶縁物を成長させてMIS構造にするも
のであるが、この場合SiO2等は単にGaAsに接し
ているためだけであるため境界での表面準位が多
くエンハンス型FETの動作をしない。
Si3N4等の絶縁物を成長させてMIS構造にするも
のであるが、この場合SiO2等は単にGaAsに接し
ているためだけであるため境界での表面準位が多
くエンハンス型FETの動作をしない。
他はSiの場合と同じようにGaAsそのものを酸
化させるもので陽極酸化法によつて形成する試み
が多くなされている。しかしながら現在までの報
告では表面準位の少ない良好なMOS構造は得ら
れていない。
化させるもので陽極酸化法によつて形成する試み
が多くなされている。しかしながら現在までの報
告では表面準位の少ない良好なMOS構造は得ら
れていない。
最近、酸素をドープしたAlxGa1-xAsをGaAs上
に成長させたMIS構造を報告している(Appl.
phys.Lett.Vol32、No.10、15May 1978、pp678−
679)。AlxGa1-xAsは格子定数がGaAsに近いため
境界での表面準位は非常に少ないが禁止帯幅が
GaAsよりわずかに大きいだけであるため、空間
電荷電流が流れてしまい。充分絶縁物として動作
しない。
に成長させたMIS構造を報告している(Appl.
phys.Lett.Vol32、No.10、15May 1978、pp678−
679)。AlxGa1-xAsは格子定数がGaAsに近いため
境界での表面準位は非常に少ないが禁止帯幅が
GaAsよりわずかに大きいだけであるため、空間
電荷電流が流れてしまい。充分絶縁物として動作
しない。
本発明はこれらの化合物半導体MIS構造の欠点
を除去するためになされたもので、上述の種々の
化合物半導体MIS構造の長所を総合し、かつ新し
い構造を提供するものである。
を除去するためになされたもので、上述の種々の
化合物半導体MIS構造の長所を総合し、かつ新し
い構造を提供するものである。
本発明によれば、
半絶縁性化合物半導体基板上にn型化合物半導
体、該n型化合物半導体より禁止帯幅の広いp型
化合物半導体が該順序にエピタキシヤル成長さ
れ、更にその上に酸化物あるいは窒化物絶縁層が
成長され、該絶縁層上に金属電極が設けられ、p
型化合物半導体層がpn接合の接触電位差によつ
て完全に空乏層化していることを特徴とするMIS
構造半導体装置 が得られる。
体、該n型化合物半導体より禁止帯幅の広いp型
化合物半導体が該順序にエピタキシヤル成長さ
れ、更にその上に酸化物あるいは窒化物絶縁層が
成長され、該絶縁層上に金属電極が設けられ、p
型化合物半導体層がpn接合の接触電位差によつ
て完全に空乏層化していることを特徴とするMIS
構造半導体装置 が得られる。
以下本発明の実施例を図面を用いて説明する。
第1図イ,ロ,ハは各々本発明の一実施例である
GaAsFETの断面構造およびMIS構造部分のエネ
ルギーバンド図を示すものである。
第1図イ,ロ,ハは各々本発明の一実施例である
GaAsFETの断面構造およびMIS構造部分のエネ
ルギーバンド図を示すものである。
まず第1図イに示すように半絶縁性GaAs基板
10上に実効ドナー密度約2×1015cm-3のn型
GaAs11が約2μm、実効アクセプタ濃度約1
×1017cm-3のp型Al0.5Ga0.5As12が約500Åエピ
タキシヤル成長されており、その上にCVD法に
よるSiO213が約700Å成長されている。更にAl
によるゲート電極14がこのSiO2上に設けられ
ている。ソース151およびドレイン152用
n+領域はイオン注入によつて形成され、その上
にAuGeNi等によるオーミツク電極161,16
2が設けられている。
10上に実効ドナー密度約2×1015cm-3のn型
GaAs11が約2μm、実効アクセプタ濃度約1
×1017cm-3のp型Al0.5Ga0.5As12が約500Åエピ
タキシヤル成長されており、その上にCVD法に
よるSiO213が約700Å成長されている。更にAl
によるゲート電極14がこのSiO2上に設けられ
ている。ソース151およびドレイン152用
n+領域はイオン注入によつて形成され、その上
にAuGeNi等によるオーミツク電極161,16
2が設けられている。
またAl0.5Ga0.5As層の厚さと実効アクセプタ濃
度はpn接合の接触電位差によつて完全に空乏層
化されるように設計されている。したがつてゲー
トが零バイアスのときのエネルギーバンド図は第
1図ロに示すようにGaAs11、Al0.5Ga0.5As1
2のいずれにも空間電荷があり、ゲートバイアス
が零でもSiO213中に電界が生じている。
度はpn接合の接触電位差によつて完全に空乏層
化されるように設計されている。したがつてゲー
トが零バイアスのときのエネルギーバンド図は第
1図ロに示すようにGaAs11、Al0.5Ga0.5As1
2のいずれにも空間電荷があり、ゲートバイアス
が零でもSiO213中に電界が生じている。
ゲートに正の電圧が加えられるとエネルギーバ
ンド図は第1図ハに示すようになりGaAs11と
Al0.5Ga0.5As12の境界18の電位が擬フエルミ
レベル17より低くなりここに電子が誘起され
る。しかしながらAl0.5Ga0.5As12中にはすべに
空間電荷があるため、Al0.5Ga0.5As12とSiO21
3との境界19にはほとんど電子は誘起されな
い。
ンド図は第1図ハに示すようになりGaAs11と
Al0.5Ga0.5As12の境界18の電位が擬フエルミ
レベル17より低くなりここに電子が誘起され
る。しかしながらAl0.5Ga0.5As12中にはすべに
空間電荷があるため、Al0.5Ga0.5As12とSiO21
3との境界19にはほとんど電子は誘起されな
い。
すなわち、通常絶縁物と化合物半導体の境界に
は多数のトラツプが存在するが、本発明では上述
の如く、この境界に電子が蓄積されることがない
のでトラツプに捕獲されることもなく、これら界
面トラツプが素子の電気的特性に悪影響を与える
ことはない。さらに絶縁膜を用いることにより熱
放出でバリアを越える電子がなくゲートリーク電
流もない。またヘテロ界面の境界19は表面準位
は少なく電子の移動度も大きくて、同一デイメン
シヨンのSi FETの数倍速い動作が可能である。
は多数のトラツプが存在するが、本発明では上述
の如く、この境界に電子が蓄積されることがない
のでトラツプに捕獲されることもなく、これら界
面トラツプが素子の電気的特性に悪影響を与える
ことはない。さらに絶縁膜を用いることにより熱
放出でバリアを越える電子がなくゲートリーク電
流もない。またヘテロ界面の境界19は表面準位
は少なく電子の移動度も大きくて、同一デイメン
シヨンのSi FETの数倍速い動作が可能である。
上記実施例においては化合物半導体材料として
GaAs,AlxGa1-xAsを用いた場合について述べた
が、例えばInxGa1-xAsyP1-y等他の化合物半導体
を用いた場合にも全く同様の構造および効果が実
現できることはもちろんである。
GaAs,AlxGa1-xAsを用いた場合について述べた
が、例えばInxGa1-xAsyP1-y等他の化合物半導体
を用いた場合にも全く同様の構造および効果が実
現できることはもちろんである。
更にここでは本発明のMIS構造半導体装置の実
施例としてFETに適用した場合について述べた
が、電荷転送素子(CCD)等他のデバイスに適
用した場合にも、表面準位が少なく、易動度の大
きなしたがつて高速のMIS構造化合物半導体装置
が得られることはもちろんである。
施例としてFETに適用した場合について述べた
が、電荷転送素子(CCD)等他のデバイスに適
用した場合にも、表面準位が少なく、易動度の大
きなしたがつて高速のMIS構造化合物半導体装置
が得られることはもちろんである。
第1図イ,ロ,ハは各々本発明の一実施例を示
すFETの断面図およびMIS構造部分のエネルギ
ーバンド図で、10:半絶縁性GaAs、11:n
型GaAs、12:p型Al0.5Ga0.5As、13:
SiO2、14:ゲート金属電極、151:ソース
n+領域、152:ドレインn+領域、161,1
62:オーミツク電極、17:動作領域の擬フエ
ルミレベル、18:n型GaAsとp型Al0.5Ga0.
5Asとの境界、19:p型Al0.5Ga0.5AsとSiO2と
の境界、である。
すFETの断面図およびMIS構造部分のエネルギ
ーバンド図で、10:半絶縁性GaAs、11:n
型GaAs、12:p型Al0.5Ga0.5As、13:
SiO2、14:ゲート金属電極、151:ソース
n+領域、152:ドレインn+領域、161,1
62:オーミツク電極、17:動作領域の擬フエ
ルミレベル、18:n型GaAsとp型Al0.5Ga0.
5Asとの境界、19:p型Al0.5Ga0.5AsとSiO2と
の境界、である。
Claims (1)
- 1 半絶縁性化合物半導体基板上にn型化合物半
導体、該n型化合物半導体より禁止帯幅の広いp
型化合物半導体が該順序にエピタキシヤル成長さ
れ、更にその上に酸化物あるいは窒化物絶縁層が
成長され、該絶縁層上に金属電極が設けられ、前
記p型化合物半導体層がpn接合の接触電位差に
よつて完全に空乏層化していることを特徴とする
MIS構造半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13191078A JPS5558576A (en) | 1978-10-26 | 1978-10-26 | Mis structure semiconductor device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13191078A JPS5558576A (en) | 1978-10-26 | 1978-10-26 | Mis structure semiconductor device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5558576A JPS5558576A (en) | 1980-05-01 |
JPS6142875B2 true JPS6142875B2 (ja) | 1986-09-24 |
Family
ID=15069029
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13191078A Granted JPS5558576A (en) | 1978-10-26 | 1978-10-26 | Mis structure semiconductor device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5558576A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2489045A1 (fr) * | 1980-08-20 | 1982-02-26 | Thomson Csf | Transistor a effet de champ gaas a memoire non volatile |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5161265A (en) * | 1974-11-25 | 1976-05-27 | Handotai Kenkyu Shinkokai | 335 zokukagobutsuhandotaisoshi |
-
1978
- 1978-10-26 JP JP13191078A patent/JPS5558576A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5161265A (en) * | 1974-11-25 | 1976-05-27 | Handotai Kenkyu Shinkokai | 335 zokukagobutsuhandotaisoshi |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5558576A (en) | 1980-05-01 |
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