JP2643890B2 - トンネルトランジスタ - Google Patents

トンネルトランジスタ

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電界効果型のトンネルト
ランジスタに関し、特に、大きなピーク・バレー比を有
する負性抵抗特性が得られ、動作マージンの広いトンネ
ルトランジスタの構造に関するものである。このトンネ
ルトランジスタは超高集積回路の基本素子として利用さ
れる。
【0002】
【従来の技術】高性能な半導体集積回路を実現するため
には、高性能・多機能のトランジスタが必要である。多
機能が実現できるものとしては、半導体表面におけるp
+ −n+ 接合でのトンネル現象を利用する、通常のSi
MOSFETやGaAs MESFETとは動作原理
の異なる電界効果型のトンネルトランジスタが提案され
ている。
【0003】このデバイスについては、例えば、本出願
人の出願に係る特開昭58−96766号公報(特公平
6−12821)や特開平5−41520号公報などに
記載されている。このトランジスタはMOSFETの微
細化の極限で問題となってくるトンネル効果を積極的に
利用したものであり、微細化に適する構造と共に負性抵
抗特性の利用により多機能動作を実現することができ、
集積回路の高密度化が可能になる。
【0004】図4は、従来のこの種のトンネルトランジ
スタの模式断面図である。同図において、31は半絶縁
性GaAs基板、32はn+ 型GaAsソース領域、3
3はp+ 型GaAsドレイン領域、34は、ノンドープ
のAl0.5 Ga0.5 Asからなる真性AlGaAs絶縁
層、35はAlからなるゲート電極、36、37は、A
uからなり、それぞれソース領域、ドレイン領域にオー
ミック接触するソース電極とドレイン電極である。
【0005】図5は、図4に示した従来のトンネルトラ
ンジスタのゲート下の基板表面に形成されるチャネル領
域とドレイン領域間のバンド図であり、Ecは伝導帯
端、Evは価電子帯端、Efはフェルミレベル、Ecf
はチャネル領域のフェルミレベルからドレイン領域の伝
導帯までのエネルギー差、Evfはドレイン領域のフェ
ルミレベルからチャネル領域の価電子帯までのエネルギ
ー差である。
【0006】次に、図4、図5を参照してこの従来のト
ンネルトランジスタの動作について説明する。ソース電
極36をアース電位とし、ゲート電極35には電圧を印
加せず、ドレイン電極37に正の電圧を印加すると、n
+ 型GaAsソース領域32とp+ 型GaAsドレイン
領域33との間は基板を介して順方向バイアスになる。
このバイアス方向は逆方向バイアスに比べドレイン電流
が流れ易いが、キャリアの拡散電流が顕著とならない電
圧以下(GaAsで0.7V以下)にしておけば、ほと
んど電流は流れない。
【0007】次に、ゲート電極35に大きな正の電圧を
印加すると、ソース・ドレイン間の基板表面のポテンシ
ャルが下げられてポテンシャル井戸が形成され、1012
cm-2程度の電子が蓄積したチャネル領域が形成され
る。その結果、このチャネル領域は電子濃度が大きいた
め縮退した半導体となり、等価的にn+ 型GaAsとな
る。このため、n+ 型GaAsソース領域32とチャネ
ル領域は完全な導通状態となる。
【0008】一方、チャネル領域とドレイン領域(p+
型GaAs)との間は図5に示すようにエサキダイオー
ド(トンネルダイオード)と同様の接合(トンネル接
合)が形成される。ソース・ドレイン間に小さな順方向
電圧を印加すると、チャネル領域の伝導帯の電子がドレ
イン領域の価電子帯の空の状態にトンネルするようにな
るため、順方向電圧に応じて増加する電流が流れる。
【0009】ソース・ドレイン間電圧が増加すると、こ
の伝導帯と価電子帯のエネルギー的な重なりが少なくな
ってくるため、電流は一旦減少する。さらに電圧を増加
すると、チャネル領域の伝導帯の電子やドレイン領域の
正孔が熱的にポテンシャル障壁(Ecf、Evf)を乗
り越えるようになり、再び電流(拡散電流)が増加す
る。この時、ドレイン領域はチャネル領域よりも大きな
縮退度となるように設計しておく必要があるため、Ec
fがEvfより大きくなっており(50meV〜100
meV)、拡散電流としては主に正孔電流が流れる。
【0010】したがって、電流−電圧特性にはN型の負
性抵抗特性が現れる。トンネル電流の大きさは半導体チ
ャネル層に誘起される電子の濃度に依存するため、この
負性抵抗特性はゲート電極に印加する電圧により制御さ
れることになり、ゲート制御可能な双安定回路などの機
能を有するトランジスタが得られる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のトンネ
ルトランジスタでは、ドレイン領域からチャネル領域へ
の正孔による大きな拡散電流が流れるため、負性抵抗特
性の谷電流(バレー電流)が大きくなっており、負性抵
抗特性の性能指標となるピーク・バレー比が小さくなっ
ている。また、この正孔電流はほとんどゲート電圧によ
り制御されない。このような理由から、この素子を用い
た機能回路の動作マージンが狭くなり、回路設計が困難
であった。
【0012】本発明はこの点に鑑みてなされたものであ
って、その目的は、第1に、ピーク・バレー比を高める
ことであり、第2に、拡散電流に対するゲート電圧の制
御性を向上させることであって、このことにより、より
性能の高いトンネルトランジスタを提供しようとするも
のである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によれば、ノンドープまたは低不純物濃度の
第1導電型のチャネル領域と、前記チャネル領域の一方
の端部に接して設けられた第1導電型のソース領域と、
前記チャネル領域の他方の端部に接して設けられた、該
チャネル領域のバンドギャップよりも狭いバンドギャッ
プの半導体材料により形成され、第2導電型の不純物が
高濃度にドープされて縮退したバンド構造を持つドレイ
ン領域と、前記チャネル領域の上に設けられたキャリア
供給層および/または絶縁層と、前記キャリア供給層ま
たは前記絶縁層の上に形成されたゲート電極と、前記ソ
ース領域上および前記ドレイン領域上にそれぞれ設けら
れたソース電極およびドレイン電極と、を有することを
特徴とするトンネルトランジスタ、提供される。
【0014】
【作用】本発明のトンネルトランジスタにおいては、ド
レイン領域にチャネル領域よりもバンドギャップ幅の狭
い半導体を用いるため、トンネル電流が増加して正孔に
よる拡散電流が相対的に減少し、大きなピーク・バレー
比が得られる。また、ドレイン領域にチャネル領域より
もバンドギャップ幅の狭い半導体を用いたことにより、
拡散電流における電子電流の比率が高くなり、結果的
に、ゲート電圧による拡散電流に対する制御性が高ま
る。
【0015】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。 [第1の実施例] 図1は、本発明の第1の実施例の層構造を示す断面図で
ある。図1において、11は半絶縁性GaAs基板、1
2はn+ 型GaAsソース領域、13は、アクセプタ濃
度が5×1019cm-3でIn0.15Ga0.85Asからなる
+ 型InGaAsドレイン領域、14は、n型のAl
0.5 Ga0.5 Asからなるn型AlGaAs電子供給層
(キャリア供給層)、15はAlからなるゲート電極、
16、17は、Auからなり、それぞれソース領域、ド
レイン領域にオーミック接触するソース電極とドレイン
電極である。
【0016】図2は、本実施例のトンネルトランジスタ
のゲート下の基板表面に形成されるチャネル領域とドレ
イン領域間のバンド図であり、Ecは伝導帯端、Evは
価電子帯端、Efはフェルミレベル、Ecfはチャネル
領域のフェルミレベルからドレイン領域の伝導帯までの
エネルギー差、Evfはドレイン領域のフェルミレベル
からチャネル領域の価電子帯までのエネルギー差であ
る。
【0017】次に、図1、図2を参照して、本実施例の
トンネルトランジスタの動作について説明する。本実施
例の従来例との相違点は、第1に、ドレイン領域のバン
ドギャップ幅がチャネル領域(基板)のそれより狭くな
っていることであり、第2に、ゲート下に選択ドープヘ
テロ接合が形成されている点である。この第2の特徴に
より、ゲート電極に電圧を印加しない状態で、チャネル
領域はすでに電子が蓄積したディプリーション状態にな
っている。そして、ここに蓄積される電子の濃度はゲー
ト電極15に印加される電圧によって制御される。
【0018】p+ 型InGaAsドレイン領域(In
0.15Ga0.85As)13のバンドギャップ幅は約1.2
eVと、チャネル領域(GaAs)のそれよりも約0.
2eV小さくなっている。このため、チャネル・ドレイ
ン間のトンネル確率は従来のドレインにGaAsを用い
た場合よりも大幅に大きくなり、トンネル電流が増大す
る。一方、正孔による拡散電流はEvfに依存するが、
この大きさは従来例の場合とほとんど同じであるため、
正孔による拡散電流は変わらない。したがって、相対的
にトンネル電流に比べて正孔による拡散電流が減少する
ことになり、ピーク・バレー比が向上する。
【0019】また、チャネル領域の縮退度はゲート電圧
で変化するが最大50meV程度である。このため、狭
バンドギャップドレイン領域の縮退度が0.1eV程度
であってもEcfはEvfよりも50meV程度小さく
なり、拡散電流はチャネル領域からの電子電流が主とな
る。このような状況ではバレー電流が電子の拡散電流に
よって決められるようになるが、もともと正孔電流に隠
されていた電流成分であるため、ピーク・バレー比は従
来例よりも大きい。
【0020】而して、電子による拡散電流はチャネル領
域のキャリア濃度に依存しており、そして上述したよう
にキャリア濃度はゲート電圧によって制御可能であるた
め、この電流はゲート電圧により制御されることにな
る。このように、本願発明のトンネルトランジスタで
は、トンネル電流ばかりでなく拡散電流もゲート電極に
よる制御が可能となり、負性抵抗特性を有するトランジ
スタ特性全体をゲートで制御できることになる。
【0021】次に、本発明の第1の実施例の製造方法に
ついて説明する。まず、半絶縁性GaAs基板上に厚さ
500nmのノンドープGaAsをMBE(Molecular
Beam Epitaxy)法により成長させた。ソース領域をエッ
チングで堀り、そこにSeドープのn+ 型GaAsを気
相成長(VPE)法により埋め込んだ。次に、ドレイン
領域をエッチングしてそこにZnドープのp+ 型In
0.15Ga0.85AsをVPE法により埋め込んだ。ソース
領域は、埋め込み法に代えイオン注入などの不純物導入
法によって形成するようにしてもよい。また、VPE法
に代え有機金属気相成長(MOCVD)法を用いてソー
ス領域やドレイン領域を埋め込むようにしてもよい。
【0022】さらに、この構造の上に30nmのn型A
0.5 Ga0.5 AsをMBE法により形成した。続い
て、ゲート電極となるAl膜を蒸着し、このAl膜およ
びn型Al0.5 Ga0.5 Asをゲート形状に加工した。
最後に、Au電極をn+ 型GaAsソース領域上および
+ 型InGaAsドレイン領域上に形成して本実施例
の構造を完成させた。
【0023】ゲート幅10μmの素子において、負性抵
抗特性のピーク・バレー比として従来デバイスよりも数
倍大きな15が得られ、また、トンネル電流および拡散
電流がゲート電圧で制御されたトランジスタ特性が得ら
れた。
【0024】[第2の実施例] 図3は、本発明の第2の実施例の層構造を示す模式図で
ある。図3において、21は半絶縁性GaAs基板、2
2はn+ 型GaAsソース層、28はノンドープGaA
sチャネル層、23はp型のIn0.15Ga0.85Asから
なるp+ 型InGaAsドレイン層、24は、n型のA
0.5 Ga0.5 Asからなるn型AlGaAs電子供給
(キャリア供給層)、25はAlからなるゲート電
極、26、27は、Auからなり、それぞれソース層、
ドレイン層にオーミック接触するソース電極とドレイン
電極である。
【0025】この第2の実施例のトンネルトランジスタ
の動作は第1の実施例の場合と同様である。この構造
は、その作成過程で複数の再成長工程を経なくても良い
ため、作成が容易になるとともに、トンネル接合界面に
おける不純物の取り込みが少なくなるという利点があ
る。特に、後者により一層のピーク・バレー比の向上を
図ることができる。
【0026】次に、この第2の実施例の作製方法につい
て説明する。まず、半絶縁性GaAs基板上に、MBE
法により、ソース層となるn+ 型GaAs層を500n
mの厚さに、チャネル層となるノンドープGaAs層を
100nmの膜厚に、ドレイン層となるp+ 型In0.15
Ga0.85Asを200nmの膜厚にそれぞれ連続的に成
長させた。ソース層までエッチングしてn+ −i−p+
構造の側面を露出させ、MBE法によりn型Al0.5
0.5 Asを30nmの厚さに再成長させた。続いて、
ゲート電極となるAl膜を蒸着してこのAl膜およびn
型Al0.5 Ga0.5 Asをゲート形状に加工した。最後
に、Au電極をn+ 型GaAsソース層上およびp+
InGaAsドレイン層上に形成して本実施例の構造を
完成させた。
【0027】ゲート幅10μmの素子において、トンネ
ル電流および拡散電流がゲート電圧で制御されたトラン
ジスタ特性が得られ、そして負性抵抗特性のピーク・バ
レー比としては第1の実施例よりも大きな20が得られ
た。
【0028】[実施例の変更]以上好ましい実施例につ
いて説明したが、本発明はこれら実施例に限定されるも
のではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内におい
て各種の変更が可能である。例えば、実施例では、基板
や狭バンドギャップ幅のドレイン領域などの半導体材料
としてGaAsやIn0.15Ga0.85Asしか示さなかっ
たが、Si、Ge、SiGe、InP、InGaAs、
GaSbなどの他の半導体材料を用いても同様の効果を
得ることができる。
【0029】また、基板、ソース領域(層)、チャネル
領域(層)の半導体は必ずしもホモ接合を形成する同種
の半導体である必要はなく、ヘテロ接合を形成する異種
の半導体であってもよい。また、電子供給層としては、
n型AlGaAsに代え、n型のInAlAs、In
P、GaP、AlGaPなど他の半導体材料を用いても
よい。また、電子供給層に代え、ノンドープのAlGa
As、InAlAs、InP、GaPなどの絶縁性を示
す半導体や、SiO2 、Si34 、AlN、Al2
3 などの絶縁体を用いていわゆるMIS(Metal-Insula
tor-Semiconductor )FET構造に構成してもよい。さ
らに、n型の半導体層と絶縁体とを組み合わせてMIS
S(Metal-Insulator-Semiconductor-Semiconductor )
FET構造としてもよい。
【0030】ゲート電極材料としてはAlしか示さなか
ったが、ショットキー接合を形成する他の金属材料や低
抵抗の半導体材料でもよい。また、ソースおよびドレイ
ン電極はAuしか示さなかったが、ソースおよびドレイ
ン領域とオーミック接合を形成する他の金属材料や低抵
抗半導体材料でもよい。
【0031】上記実施例では、ソースおよびチャネルの
伝導型がn型のものしか示さなかったが、これらの領域
がp型となるように全ての領域の伝導型を反対にした構
造でも本発明が適用できることは明かである。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による電界
効果型トンネルトランジスタは、チャネル領域−ドレイ
ン領域間にn+ −p+ 接合を形成するとともにドレイン
領域のバンドギャップ幅をチャネル領域の半導体層のそ
れよりも狭くしたものであるので、トンネル電流が増加
し、また拡散電流における電子の比率を高めることがで
きる。したがって、本発明によれば、大きなピーク・バ
レー比が得られるとともに、ゲート電圧による拡散電流
の制御が可能となり、動作マージンの大きな機能回路の
実現が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す断面図。
【図2】図1の実施例のチャネル領域−ドレイン領域間
のバンド図。
【図3】本発明の第2の実施例を示す断面図。
【図4】従来例の断面図。
【図5】図4の従来例のチャネル領域−ドレイン領域間
のバンド図。
【符号の説明】
11、21、31 半絶縁性GaAs基板 12、32 n+ 型GaAsソース領域 22 n+ 型GaAsソース層 13 p+ 型InGaAsドレイン領域 23 p+ 型InGaAsドレイン層 33 p+ 型GaAsドレイン領域 14、24 n型AlGaAs電子供給層(キャリア供
給層) 34 真性AlGaAs絶縁層 15、25、35 ゲート電極 16、26、36 ソース電極 17、27、37 ドレイン電極 28 ノンドープGaAsチャネル層 Ec 伝導帯端 Ev 価電子帯端 Ef フェルミレベル Ecf 伝導帯端−フェルミレベル間エネルギー Evf 価電子帯端−フェルミレベル間エネルギー

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノンドープまたは低不純物濃度の第1導
    電型のチャネル領域と、前記チャネル領域の一方の端部
    に接して設けられた第1導電型のソース領域と、前記チ
    ャネル領域の他方の端部に接して設けられた、該チャネ
    ル領域のバンドギャップよりも狭いバンドギャップの半
    導体材料により形成され、第2導電型の不純物が高濃度
    にドープされて縮退したバンド構造を持つドレイン領域
    と、前記チャネル領域の上に設けられたキャリア供給層
    および/または絶縁層と、前記キャリア供給層または前
    記絶縁層の上に形成されたゲート電極と、前記ソース領
    域上および前記ドレイン領域上にそれぞれ設けられたソ
    ース電極およびドレイン電極と、を有することを特徴と
    するトンネルトランジスタ。
  2. 【請求項2】 前記ソース領域および前記ドレイン領域
    が、前記チャネル領域を構成しているノンドープまたは
    低不純物濃度の第1導電型の半導体基板の表面領域内に
    形成されていることを特徴とする請求項1記載のトンネ
    ルトランジスタ。
  3. 【請求項3】 半導体基板上に、前記ソース領域、前記
    チャネル領域および前記ドレイン領域がこの順に積層さ
    れ、前記キャリア供給層または前記絶縁層が前記チャネ
    ル領域の側面に形成されていることを特徴とする請求項
    1記載のトンネルトランジスタ。
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