JPS6142757Y2 - - Google Patents

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JPS6142757Y2
JPS6142757Y2 JP5194083U JP5194083U JPS6142757Y2 JP S6142757 Y2 JPS6142757 Y2 JP S6142757Y2 JP 5194083 U JP5194083 U JP 5194083U JP 5194083 U JP5194083 U JP 5194083U JP S6142757 Y2 JPS6142757 Y2 JP S6142757Y2
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tool
special
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special tool
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  • Automatic Tool Replacement In Machine Tools (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
本考案は、複数台の工作機械群に工具を搬送す
るための工具自動搬送装置に関する。 複数台の工作機械群を電子計算機にて一括制御
する群管理システムの本質は、多種少量生産シス
テムの人為的要素を削減し合理的な生産管理を行
うことを目的とすることから、群管理システム導
入時にはワークの自動搬送システムが採用されて
いることが多い。然し、一方、従来の群管理シス
テムに於いては、多品種ワークの加工作業を高能
率に遂行にするために、ワークの種類に限定され
ることの少ない汎用工具(フライス,ドリル,タ
ツプ,リーマ各工具)のみならず、ワークの種類
によつて異なるが極めて高能率な切削作業を得る
ことが出来る特殊工具(多軸ドリル、多刃工具)
も含めて、多種多量の工具がシステムに投入され
ている。 また、これら多種多量の使用工具は予め定めら
れたスケジユールで使用されるものばかりでなく
その使用が極めて変則的なものになることが多
い。即ち、緊急に突発した新規なワークの加工、
工作機械の使用不能に基ずくスケジユール変更な
どによつて、使用工具が使用される工作機械とそ
の使用される時期は、常に予め定められたスケジ
ユールから変更されうるものである。 従つて、現在の管理システムでは、かくの如く
複雑多岐に亘る多種多量の使用工具を可能な限り
工作機械個有の工具貯蔵マガジンに収容し、緊急
時には必要に応じて作業者に取換補充させること
を余儀なくしている。 然しながら、このような方法では、工作機械個
有の工具貯蔵マガジンの収容能力を大巾に向上さ
せるといえども自ずから限度があり、作業者の工
具取換補充による機械遊休が頻繁に発生すること
になるため、多種少量生産システムの省力化と機
械稼動効率向上に著しい支障を来たしている。 このような観点に立つて、近年、群管理システ
ムに投入される多種多量の使用工具を、人為的要
素を少なくして、合理的に管理することが極めて
重要な課題となつて来た。 本考案の第1の目的は、群管理システムに投入
される工作機械群を既設の自動工具交換装置付工
作機械で構成し、該工作機械群から離れた位置に
集中工具格納装置を設け、該集中工具格納装置か
ら前記工作機械群に供給用工具移送装置によつて
必要な工具を自動的に搬送した主軸に着脱させる
ことにより、工具管理の人為的要素を工具室など
の限定された地域に集約して系統的な工具管理を
実現すると共に、群管理システム投入のための新
規な工作機械を不要とした極めて経済的な複数工
作機械の工具自動搬送装置の提供にある。 本考案の第2の目的は、第1の目的に記載の複
数工作機械の工具自動搬送装置に於いて、前記自
動工具交換装置付工作機械の工具貯蔵マガジンに
は補充取換えの頻度が比較的少ない汎用工具(た
とえば、フライス,ドリル,タツプなどの工具)
を貯蔵し、前記集中工具格納装置にはワーク毎に
特別に用意されかつ数量は少ないが補充取換え頻
度が極めて多い特殊工具を格納して、機外から工
作機械に搬入する工具を出来るだけ少なくし、ま
た工具の搬送手段として供給用工具移送装置と返
還用工具移送装置とを独立した通路に設けて工具
を一方向に搬送することにより、工具の搬送速度
を向上させ、工作機械単位の工具搬送時間の短縮
化を計ることが出来、複数工作機械からの頻繁な
工具要求やスケジユール変更及び不測の事故など
に基ずく供給工具の緊急的変更などに迅速に対応
しうるようにした複数工作機械の工具自動搬送装
置の提供にある。 本考案の第3の目的は、第2の目的に記載の複
数工作機械の工具自動搬送装置に於いて、工具貯
蔵マガジンに貯蔵される汎用工具の主軸着脱は工
作機械独自の工具交換手段で行なわしめ、また集
中工具格納装置に格納され機外から供給される特
殊工具の主軸着脱は前記工具交換装置から独立し
た経路の工具着脱手段で行なわしめることによ
り、機外から供給される多種類の特殊工具の主軸
着脱を既設工作機械の自動工具交換装置の構成を
大巾に変更することなく可能とし、さらに多種少
量生産システムに、高能率な切削作業を目的とす
る特殊工具(多軸ドリル,多刃工具など)を容易
に投入し得るようにしてパフオーマンス・コスト
比を向上させるようにした複数工作機械の工具自
動搬送装置の提供にある。 本考案の第4の目的は、第2の目的に記載の複
数工作機械の工具自動搬送装置に於いて、前記工
具貯蔵マガジンに収容されている汎用工具のうち
工具寿命若しくは欠損などによつて更生を要する
汎用工具及び新規に更生されて前記集中工具格納
装置から持来たされた汎用工具を、工作機械独自
の工具交換装置と前記工具着脱装置との連携動作
で臨機に取換えることにより、自動サイクル中に
汎用工具の更生を可能にした複数工作機械の工具
自動搬送装置の提供にある。 本考案の第5の目的は、第1の目的に記載の複
数工作機械の工具自動搬送装置に於いて、前記工
具搬送路を移動する供給用工具移送装置及び辺還
用工具移送装置をそれぞれ高架位置に設けて工具
搬送路とワーク搬送路とを独立させ、工具とワー
クの搬送上の干渉を取除くことにより、工具とワ
ークの搬送プログラムを容易に作成し得るように
すると共に、スケジユール変更及び不測の事故な
どの発生に伴う搬送プログラムの変更をも容易に
行なわしめるようにした複数工作機械の工具自動
搬送装置の提供にある。 以下、本考案一実施例を図に従つて詳細に説明
する。第1図は、本考案の群管理システムに於け
るライン構成の一実施例である。図に於いて、
1,2及び3は自動工具交換装置付工作機械(以
下本考案一実施例ではマシニングセンタと呼ぶ)
であつて、必要に応じて工具を自動交換しなが
ら、被加工物の切削作業を予め定められたスケジ
ユールに従つて自動的に遂行するものである。ま
た、前記マシニングセンタ1にはワークパレツト
を工作機械に搬入するための搬入コンベア4a及
びワークパレツトを工作機械から搬出するための
搬出コンベア4bが、マシニングセンタ2には搬
入コンベア5a及び搬出コンベア5bbが、さら
にマシニングセンタ3には搬入コンベア6a及び
搬出コンベア6bが、それぞれ連結されている。
搬入コンベア4a及び5aと搬出コンベア4b及
び5bとの間には、マシニングセンタ1及び2に
搬入コンベアからワークパレツトを供給したり、
さらにマシニングセンタから搬出コンベアにワー
クパレツトを排出したりするための方向変換可能
なパレツト搬出入装置1a及び2aがそれぞれ設
置されている。また、マシニングセンタ3は特願
昭46−96183の如く構成され、搬入コンベア6a
と搬出コンベア6bとの間に機械テープルが移動
したとき、前記搬出、入コンベアのパレツト搬
出、入手段でパレツト交換が行なわれるので、前
記パレツト搬出入装置1a,2aは不要である。 前記搬入コンベア4a,5a及び6aはそれぞ
れ方向変換装置12を介してワークパレツト搬送
用の搬送コンベア10b,10c,10d及び1
0eに連結され、また前記搬出コンベア4b,5
b及び6bはそれぞれ方向変換装置12を介して
ワークパレツト搬送用の搬送コンベア9b,9
c,9d及び9eに連結されている。さらに、搬
送コンベア9b,10bは、方向変換装置12を
介して搬送コンベア7に連結していると共に、搬
送コンベア9e及び10eは、方向変換装置12
を介して搬送コンベア8に連結されており、前記
マシニングセンタ1,2及び3はこれらワークパ
レツトの搬送コンベア群で閉ループ状に囲まれて
いる。また、搬送コンベア9aは、それぞれ方向
変換装置12,12aを介して、一方はワークパ
レツトを格納するパレツト格納棚16aに、他方
は前記搬送コンベア7に各々連結されている。さ
らに、搬送コンベア10aは、一方は方向変換装
置12,12b及び搬送コンベア11を介してワ
ークパレツト格納棚16bに、他方は方向変換装
置12を介して前記搬送コンベア7に各々連結さ
れている。 また、パレツト格納棚16aと16bとの間に
は、該格納棚に沿つて上下、左右に移動可能でか
つ格納棚にパレツトを搬出入するためのスタツカ
クレーン17が設けられている。パレツト格納棚
16a及び16bの一端には、第1図のように、
パレツト上のワークを取換えるためのワーク取換
位置16c及び16dが設けられており、該ワー
ク取換位置で未加工または半加工の新しいワーク
に取換えられたパレツトは、前記スタツカクレー
ン17によつて前記格納棚16a及び16bに搬
入せしめられる。また、前記ワーク取換位置に
は、前記方向変換装置12a,12bへ搬送コン
ベアから持ち来たされた加工済のワークパレツト
が前記スタツカクレーン17によつて戻されるよ
うになつていて、パレツト上の加工済ワークは作
業者の手によつて末加工または半加工のワークと
交換される。 さらに、パレツト格納棚16a及び16bに格
納されているパレツトは、前記マシニングセンタ
から要求に応じて、前記スタツカクレーン17に
よつて、方向変換装置12a又は12bに持ち来
たされる。 尚、前記スタツカクレーン17及びパレツト格
納棚16a,16bは、特願昭47−109110に詳述
される構成と同一のものである。 前記パレツト格納棚16bと搬送コンベア11
の各々に隣接した区域には、多軸ドリルなどの特
殊工具と再研削や欠損などで再生された汎用工具
を多数格納するための集中工具格納装置18a及
び18b(以下本考案一実施例では工具格納棚と
呼ぶ)が設けられ、該工具格納棚18a及び18
bの両端には、それぞれ特殊工具搬出位置22
(第4図)及び特殊工具搬入装置23が設けられ
ている。第4図にも示されるように工具格納棚1
8a及び18bの近傍には、該格納棚へ前記特殊
工具搬入位置23にある工具を搬入したり、また
格納棚から前記特殊工具搬出位置22へマシニン
グセンタ1,2及び3から要求されている工具を
搬出したりするための工具受渡し装置19a及び
19b(本考案一実施例ではスタツカークレーン
と呼ぶ)が、上下左右各方向に移動可能に設けら
れている。 さらに、マシニングセンタ1,2及び3の主軸
頭(第1図,1b,2b及び3b)の近傍には、
主に現在加工中のワークに使用する工具を収納す
るための特殊工具格納装置13,14及び15が
それぞれ設置されており、また該装置には、次加
工のワークに使用する工具であつて工具格納棚1
8a,18bから持ち来たされた特殊工具及び更
生した汎用工具を一時的に待機させるための特殊
工具待機装置13a,14a及び15aそれぞれ
連結されている。 本考案一実施例では、前記特殊工具収納装置と
特殊工具待機装置とを含めて使用工具収納装置と
呼ぶ。 かくして、前記工具格納棚18a,18bの特
殊工具搬出位置22と特殊工具待機装置13a,
14a及び15aの間を連絡するように、高架位
置に、供給用工具移送装置20a,20b及び2
0cが各々独立に配設されていて、同じ高架位置
に閉ループ状に設けれたレール24a,24b及
び24cに案内されて自走式に走行することが出
来る。また、前記供給用工具移送装置20a,2
0b及び20cは各マシニングセンタ1,2及び
3とそれぞれ対応関係にあり、それぞれ独立した
レール24a,24b及び24cを走行して、対
応するマシニングセンタの特殊工具待機位置に工
具を搬入する。 さらに、前記レール上には、供給用工具移送装
置が複数個載置されており、その各々は単独走行
が可能であると共に、互に連結して走行すること
も可能である。 一方、前記特殊工具収納装置13,14及び1
5と前記工具格納棚18a及び18bの特殊工具
搬入位置23の間を連絡するように、高架位置
に、返還用工具移送装置21a,21b及び21
cが各々独立に配設されていて、同じ高架位置に
直線状に設けられたレール25a,25b及び2
5cに案内されて自走式に走行することが出来
る。 また、該帰還用工具移送装置21a,21b及
び21cの構造は、前記供給用工具移送装置20
a,20b及び20cと全く同一のものであり、
さらにそれぞれ独立したレール25a,25b及
び25cを走行して対応するマシニングセンタの
特殊工具収納装置13,14及び15から特殊工
具搬入位置23に使用済工具を返還する。 以上の如く、本考案一実施例の群管理システム
に於いて、そのライン構成の主要部を挙げると下
記のようになる。
【表】 以下、上記各項について詳細に説明する。 (1) 工作機械 本考案一実施例では、複数台工作機械群を自動
工具交換装置付工作機械で構成させているが、そ
の形式、種類は何ら限定されるものではない。 第2図は、その具体的な一例を示すもので、特
公昭47−33112などにも詳細に述べられているよ
うに、公知のマシニングセンタである。即ち、コ
ラム31の側面の案内面に主軸頭30が上下方向
(Y方向)に移動可能に設けられ、さらに前記コ
ラム31に連結されたベツド35には水平平面内
に於いて前記主軸頭30の主軸軸線と直角な方向
(X方向)に移動可能なサドル34が載置されて
いる。また該サドルには水平平面内に於いて前記
主軸軸線と平行な方向に(Z方向)に移動可能な
キヤリエツジ33が載置されている。キヤリエツ
ジ33には、複数割出し可能なインデツクステー
ブル32が設けられ、かつ図示されていないが該
インデツクステーブル上には特願昭48−082337記
載のパレツト固定装置が取付けられている。ま
た、コラム31の頂部には、工具を主軸軸線と平
行に把持する工具把持装置41を垂直平面内に於
いて等角度4位置に配設せしめたスパイダーアー
ム40が、主軸軸線と平行な方向に移動可能でか
つ4位置に旋回割出し可能に設けられている。4
位置に配設された前記工具把持装置41のうち1
つは、前記スパイダーアーム40が旋回割出しさ
れる毎に、常に主軸軸線の移動軌跡上に位置せし
められ、前記スパイダーアームの動作に基づいて
主軸への工具着脱を行なわしめる。前記主軸頭3
0とは反対側のコラム側面には、フライス工具、
ドリル工具などの汎用工具を閉ループ状にかつ主
軸軸線と直角な方向に貯蔵する工具貯蔵マガジン
37が回動割出し可能に設けられている。該工具
貯蔵マガジン37は、第2図のように、マガジン
駆動装置36で回動せしめられるので、後記する
ツインアーム38で交換することが出来る工具交
換準備位置(第2図に於いてはTC1点)に必要な
工具が持ち来たされる。さらに、コラム31の上
部に於いて、前記工具貯蔵マガジン37と前記ス
パイダーアーム40との間に案内体42が設けら
れており、該案内体42には工具を保持しながら
運搬するためのツールキヤリヤ39が、第2図に
於いて、左右方向に移動可能に設けられている。
該ツールキヤリヤ39は、右側移動端TC2に於い
て、前記スパイダーアーム40の工具把持装置4
1と工具の受渡しを行い、左側移動端に於いて、
ツインアーム38を介して前記工具貯蔵マガジン
37の工具交換準備位置TC1にある工具ホルダ4
3と工具の受渡しを行う。 この場合、前記したように、工具貯蔵マガジン
37は、工具ホルダ43を介して、工具を主軸軸
線と直角な方向に貯蔵しているので、前記ツール
キヤリヤ39の工具保持部は、左側移動端近傍に
接近する途上で、自動的に90゜(工具貯蔵マガジ
ンの工具把持方向)旋回する。 従つて、ツインアーム38のマガジン工具把持
方向の出入り動作及び180゜(及び90゜)旋回動
作で、前記工具貯蔵マガジン37とツールキヤリ
ヤ39との間で工具交換が行なわれる。 なお、本考案一実施例で使用されるマシニング
センタは、すべて電子計算機から切削に関する情
報を受け、該情報に基づいて切削作業を行うもの
である。 (2) 特殊工具収納装置 第3図、第7図〜第9図には、第1図の特殊工
具収納装置13,14及び15の具体的構成が示
されている。以下本考案一実施例でいう特殊工具
には工具寿命などで再砕削された汎用工具も含さ
れる。第3図に於いて、マシニングセンタ1の主
軸頭30の近傍には、特殊工具移送台52が載置
されており、該特殊工具移送台52の主軸頭側端
部には主軸頭30の移動方向と平行な方向に延び
る案内側板51aと51bとがそれぞれ設けられ
ている。案内側板51aと51bとは、特殊工具
を保持する特殊工具ホルダ(たとえば55a〜5
5h)が挾持されるのに充分な間隔が保たれてお
り、この間隔部に前記特殊工具ホルダ(たとえば
55a〜55h)が使用される順序に重ね合わせ
て収納される。この個所の具体的な構成は第7,
8,9図に示されている。第7図に於いて、案内
側板51aと51bの双方にはストツパ121が
それぞれ対向して出入り可能に設けられ、該スト
ツパ121は案内側板のエンドカバー123に着
座されたバネ122によつて常時押圧されてい
る。従つて、ストツパ121の先端部は常時案内
側板51a及び51bの内側に突出しており、ま
た該ストツパ121の先端部に傾斜面が削設され
ているので特殊工具ホルダ(たとえば54a)が
上方に向つて移動するとき該特殊工具ホルダ54
aの上縁部で前記ストツパ121は自動的に引込
められ、通過後再び突出して、特殊工具ホルダの
落下を防止する。 前記案内側板51a,51bで構成される特殊
工具ホルダの収納案内路の下端部には、第7,
8,9図のように特殊工具ホルダを押し上げて前
記ストツパ121第7図)に係止させるために上
下方向に昇降可能な垂直上下台131が設けられ
ており、該垂直上下台131は特殊工具移動台5
2の内壁面(第9図)に取付けられた垂直案内体
132にダブテールなどで案内されている。また
該垂直上下台132は、第9図に示すように、逆
L字形をしており、その上面に特殊工具ホルダの
ダブテール溝を案内するための突出部が突設され
ており、下部面に油圧シリンダ130の出力軸が
螺着されている。 さらに、前記案内側板51a及び51bにそれ
ぞれ隣設され且前記案内側板51aと51bとで
丁度コ字状をなす背面側板51cには、上部軸固
定台129a及び下部軸固定台129bを介し
て、2個の垂直案内軸124aと124b(第7
図)が特殊工具ホルダ収納案内路に対してほぼ左
右対称的且つ該案内路と平行に設けられている。 この2個の垂直案内軸124aと124bに
は、第9図で示すように、出し入れ可能なフオー
ク510を有するエレベーテングキヤリヤ125
が前記垂直案内軸124a,124bに沿つて昇
降可能に設けられている。該エレベーテングキヤ
リヤ125の昇降駆動装置は、第8図に示されて
いる。即ち、前記垂直案内軸124a又は124
bのいずれか一方(本考案一実施例では124
b)に軸線に沿つて長溝を削設し、該溝にチエー
ン149を埋設する。該溝にチエーン149に
は、前記エレベーテングキヤリヤ125にウオー
ム歯車146と同軸的に軸承されたスプロケツト
ホイール148が噛合している。 また、ウオーム歯車146は、油圧モータ14
5の出力軸に連結されたウオーム147と噛合し
ており、油圧モータ145の回転に伴つて前記ス
プロケツトホイール148は回転せしめられるの
で、前記エレベーテングキヤリヤ125は垂直案
内軸124a,124bに案内されて上下方向に
昇降することが出来る。 一方、前記エレベーテングキヤリヤ125に
は、第8図に示すように、前記垂直案内軸124
bに削設された切欠部150a……150n(第
9図)と係合離脱可能なピストンロツド151b
がピストン151aと共に設けられ、その先端部
が常時バネ153によつて前記垂直案内軸124
bの外径部に押し付けられている。前記垂直案内
軸124bに削設される切欠部は、第9図のよう
に、傾斜面を有しているので、前記エレベーテン
グキヤリヤ125の上昇動作では前記ピストンロ
ツド151bはバネ153に逆つて自動的に押込
められ、また前記エレベーテングキヤリヤ125
の下降動作では液圧室151cに圧油を導入して
ピストンロツド151bを後退させ、切欠部との
係合を解除する。前記ピストン151aの後方に
伸びる小径部には、ドツク154が取付けられ、
該ドツク154と係合確認リミツトスイツチ15
5a及び係合解除確認リミツトスイツチ155b
との踏接で前記切欠部150a……150nとピ
ストンロツド151bとの係合離脱が確認され
る。 さらに、前記エレベーテングキヤリヤ125の
中央には、第9図に於いて左方向に出入り可能な
フオーク510が設けられており、該フオーク5
10の側部に取付けられたラツク503には、前
記エレベーテングキヤリヤ125にウオーム歯車
506と同心的に軸承されるピニオン505が噛
合している。また、ウオーム歯車506は、前記
キヤリヤ125後部に設けられた油圧モータ50
9の出力軸と連結されたウオーム507と噛合し
ている。 かくして、油圧モータ509が回転すると、ウ
オーム507,ウオーム歯車506,ピニオン5
05及びラツク503を介して、フオーク510
が、第9図に於いて、左右方向に移動する。ま
た、フオーク510の上面には、切欠部514a
及び514bが位相を異にして刻設されており、
プラシジヤ513aと513bと係合離脱が可能
である。従つて、フオーク510が前進端に達す
ると、プランジヤ513bと切欠部514bとが
係合して前進端リミツトスイツチ511bが作動
する。フオーク510が後退端に達すると、プラ
ンジヤ513aと切欠部514aとの係合で後退
端リミツトスイツチ511aが作動する。 本考案一実施例では、特殊工具ホルダの昇降装
置として、エレベーテングキヤリヤ125と油圧
シリンダ130の異つた装置がそれぞれ用意され
ている。即ち、前記油圧シリンダ130は、特殊
工具収納案内路に特殊工具ホルダを逐次収容させ
るためのものであり、1つのワークを加工するの
に必要な全特殊工具ホルダを前記特殊工具収納案
内路に収納させるまで作動する。 また、前記全特殊工具ホルダのうち最後のもの
が油圧シリンダ130で持ち上げられ、該特殊工
具ホルダで第7図のステツプアツプ確認リミツト
スイツチ500が踏接されると、第9図のフオー
ク510が突き出され、前記特殊工具収納案内路
の頂部にある特殊工具ホルダが後記する工具着脱
装置に移し変えられる毎に、前記エレベーテング
キヤリヤ125が上昇して特殊工具ホルダのステ
ツプアツプが行なわれる。 (3) 特殊工具待機装置 第3図の特殊工具収納装置13の特殊工具収納
案内路下部には、特殊工具移送台52が接続され
ている。特殊工具移送台52は、特殊工具を把持
した特殊工具ホルダ(たとえば54a)を移送す
るためのもので、工具ホルダ移送面の中央部に工
具ホルダのダブテール溝83(第6図)と合致し
て該工具ホルダを移送するための突出した案内部
53(第3図、第7図)が設けられている。また
該案内部53のほぼ中央に、第7図に示すように
チエーン135が走行するための溝部が設けられ
ており、該溝内を走行するチエーン135は前記
垂直上下台131の近傍位置に軸承されたスプロ
ケツトホイール134及び後述する第13図のス
プロケツトホイール219にそれぞれ噛合してい
る。スプロケツトホイール134は特殊工具移送
台52の外壁に固定された油圧モータ133で回
転駆動される。さらに、前記チエーン135に
は、数個所にわたつてリンク部にローラ137を
軸承せしめたフツク136が取付けられている。 かくして、前記特殊工具ホルダは特殊工具移送
台52上をローラ137で押されながら移送さ
れ、第7図の垂直上下台131上に搬入される。
一方、第3図に於いて、特殊工具移送台52の右
端部には、案内板50aと50bが互に垂直に設
けられており、またそれぞれの間には特殊工具ホ
ルダ(たとえば54a)が挾持されるのに充分な
間隔が保たれており、この間隔部に特殊工具ホル
ダが重ね合わせられて収納されている。この個所
の具体的な構成は、第13図、第14a図、第1
4b図、第14c図及び第15図に示されてい
る。第3図の案内側板50aと50bとにそれぞ
れ隣接して、第13図及び第15図の背面側板5
0cが設けられている。該背面側板50cには、
前記案内側板50aと50bとによつて構成され
る特殊工具ホルダ収納案内路と平行的に、垂直案
内軸141が軸固定台142を介して取付けられ
ている。垂直案内軸141には、エレベーテング
キヤリヤ144が上下方向に移動可能に設けられ
ており、また該キヤリヤ144には前記特殊工具
ホルダ収納案内路に向けてフオーク部143が突
設されている。該フオーク部143は、背面側板
50cに設けられた切欠部を通して前記収納案内
路内に突き出され、該フオーク部上面に特殊工具
ホルダ54a〜54dが積載される。 さらに一方、前記エレベーテングキヤリヤ14
4には、前記垂直案内軸141の切欠部528a
〜528nと択一的に係合離脱可能なピストンロ
ツド151bが設けられ、該ピストンロツド15
1bは常時バネ153によつて前記垂直案内軸1
41に押しつけられている。前記垂直案内軸14
1に削設される切欠部は、第15図のように、傾
斜面を有しているので、前記エレベーテングキヤ
リヤ144の上昇動作では前記ピストンロツド1
51bはバネ153に逆つて自動的に押し込めら
れる。また、前記エレベーテングキヤリヤ144
の下降動作では液圧室151cに圧油を導入して
ピストンロツド151bを後退させ、切欠部との
係合を解除する。 ピストン151aの後方に伸びる小径部には、
ドツク529が取付けられ、該ドツク529と係
合確認リミツトスイツチ530及び係合解除確認
リミツトスイツチ531との踏接で前記切欠部5
28a〜528nとピストンロツド151bとの
係合離脱が確認される。なおエレベーテングキヤ
リヤ144の昇降用駆動装置は、前記特殊工具収
納装置13のエレベーテングキヤリヤ125のも
のと同一である。 この場合のエレベーテングキヤリヤ144は、
第13図のように、供給用工具移送装置20a,
20b,20cから特殊工具ホルダが供給される
毎に、ピストンロツド151bを垂直案内軸14
1の切欠部258a〜258nから解除させ、昇
降用駆動装置によつて1段(1ステツプ)づつ下
降する。従つて、案内側板50aと50bで構成
される特殊工具収納案内路の頂部は、常に特殊工
具ホルダを収納するためのスペースを有すること
になる。 次に、案内側板50aと50bとからなる特殊
工具ホルダ収納案内路の最下部に於いて、第13
図に示すように、案内側板50bには、特殊工具
ホルダが通過するのに充分な切欠部215が設け
られており、該切欠部215に対向する案内側板
50aの側面には、前記エレベーテングキヤリヤ
144によつて最下部ES点(第13図)まで下
降させられた特殊工具ホルダを特殊工具移送台5
2に送り出すための油圧シリンダ223が固設さ
れている。(2点鎖線)。 特殊工具ホルダ収納案内路の最下部ES点より
一段上に特殊工具ホルダを停止させるために、前
記油圧シリンダ223の上方に油圧シリンダ22
0が設けられている。油圧シリンダ220のピス
トンロツド221の先端部は、特殊工具ホルダの
ダブテール溝83に出入可能である。 従つて、該ピストンロツド221が突出される
と、該ピストンロツドより上方に積み重ねられた
複数特殊工具ホルダは下降することが出来ない。
また、特殊工具ホルダ51aが油圧シリンダ22
3によつて特殊工具移送台52に送り出されかつ
油圧シリンダ223の出力軸が引込められると、
第13図のフオーク部143はエレベーテングキ
ヤリヤ144と共に上昇し、直上に待機する特殊
工具ホルダ54bの下面に当接する。しかる後、
ピストンロツド221を引込め、フオーク部14
3を下降させ、前記特殊工具ホルダ54bをES
点に持ち来たす。 かくして、前記油圧シリンダ223によつて特
殊工具移送台52に送り出された特殊工具ホルダ
54aは、スプロケツトホイール219と噛合す
るチエーン135のフツク136及びローラ13
7(第7図)で、第7図の特殊工具ホルダ収納案
内路最下部ET点まで移送される。 第13図の案内側板50aと50bからなる特
殊工具ホルダ収納案内路の頂部には、後記する供
給用工具移送装置20a,20b及び20cの工
具ホルダロツク機構を緩めるためのロツク解除装
置518が設けられているが、その詳細は工具移
送装置のところで説明する。 (4) 工具着脱装置 本考案一実施例では、工具着脱装置の内に前記
(1)の項で記載したマシニングセンタのスパイダー
アーム40も含まれることになるが、該スパイダ
ーアーム40は既に説明されているので、ここで
は省略する。 第3図の前記工具収納装置13の上部には、支
台532が設けられているが、該支台532の前
記案内側板51a及び51bの頂部との接続部に
は、前記両案内側板から成る収納案内路内を上昇
して来た特殊工具ホルダ(たとえば55b)を水
平平面内で主軸軸線と直角な方向、主軸軸線と平
行な方向さらに主軸軸線と直角な方向とシーケン
シヤルに移動させるための駆動装置が設けられて
いる。 第10図〜第12図には、該駆動装置の具体的
構成が示されている。即ち、第10図において、
特殊工具収納装置13(第3図)を上方に移動す
る特殊工具ホルダは、案内側板51aと該案内側
板51aに取付けられたガイド板536aと53
6d、さらに案内側板51bと該案内側板51b
に取付けられたガイド板536bと536cによ
り、案内される。また、案内側板51aと51b
とで構成される特殊工具収納案内路に沿つて、該
案内路頂部の上昇端リミツトスイツチ537(第
10図)を踏むまで前記エレベーテングキヤリヤ
125(第9図)で持ち上げられた特殊工具ホル
ダ55bは、案内側板51aに固定された油圧シ
リンダ60に押圧され(第12図)、案内側板5
1bの頂部側面に隣接された移動体57(第10
図、第12図)へ該移動体のダブテール案内93
で案内され移送される(R点→T点)。 また、移動体57は、主軸軸線と平行な方向へ
を台532のダブテール案内56(第12図)に
案内され、かつ固定台58の背部に固定された油
圧シリンダ59によつて押圧され移動可能である
(T点→Q点)。第10図に於いて、油圧シリンダ
59によつて移動体57と共に特殊工具ホルダ5
5bがQ点まで移動させられると、待機している
シフター98の2つのフオーク部94a,94b
に挾持される。 フオーク部94a,94bは、支台532の前
面に於いて、シフター98と共にスパイダーアー
ム40の出入り軸線と直角な方向に移動可能に設
けられ、特殊工具ホルダの工具をスパイダーアー
ム40の工具把持部に把持させる(Q点→O
点)。フオーク部94a,94bを有するシフタ
ー98は、第11図に示されるように、支台53
2の前面とフロントカバ552との間で挾持さ
れ、フロントカバ552の案内溝547に案内部
551が挿着されている。また、シフター98の
下面に削設されるラツク100は、フロントカバ
552に設けられた油圧モータ95の歯車99と
噛合している。第10図のフオーク部94a,9
4bは、図の如く、O,P,Q点の3位置に特殊
工具ホルダを停止させる。この3位置のうちP点
は、主軸から戻された特殊工具をスパイダーアー
ムの工具把持装置から一旦はずし、第1図の返還
用工具移送装置21a,21b及び21cで吊り
上げるために必要な位置である。めに必要な位置
である。 かくして、シフター駆動の油圧モータ95の直
上には、シフター位置決め検出装置534(第1
0図)が設けられ、シフター98の3位置停止が
検出される。即ち、第11図に於いて、シフター
98の案内部551の底部には、3つの異なる切
欠部548,549及び550が削設されてい
て、該切欠部548,549及び550と係合離
脱可能なプランジヤ540,541及び542が
フロントカバ552にそれぞれ摺動可能に設けら
れている。該プランジヤ540,541及び54
2は、バネ543で常時押圧されているので、シ
フター98の切欠部548,549及び550と
係合すると、該プランジヤ540,541及び5
42とリミツトスイツチ544,545及び54
6との当接が解除される。リミツトスイツチ54
4は、シフター左行端(第10図cm2はO点)確認
リミツトスイツチである。リミツトスイツチ54
5は、シフター中間位置(第10図ではO点)確
認リミツトスイツチである。リミツトスイツチ5
45は、シフター中間位置(第10図ではP点)
確認リミツトスイツチである。リミツトスイツチ
546は、シフター右行端(第10図ではQ点)
確認リミツトスイツチである。また、これ等のリ
ミツトスイツチは、プランジヤとの当接解除で位
置確認信号を出す。 第10図には、スパイダーアーム40に把持さ
れた特殊工具の停止位置O点に於いて、該特殊工
具ホルダの後部に位置して、回転形クランプ装置
62が固定台64を介して支台532に取り付け
られている(第3図)。第16図には、この場合
の特殊工具ホルダ55aと、回転形クランプ装置
62との具体的構造が示されている。即ち、特殊
工具ホルダ55aには工具挿着のためのテーパ穴
が穿設され、また該テーパ穴の奥に設けられた挿
入穴115には摺割部117を有すると共に内部
に特殊工具ホルダST1のプルスタツド120を挿
入するための穴を有するホルダ116が回転を拘
束されかつ摺動可能に設けられている。また、ホ
ルダ116の摺割部117には互に向き合うよう
に一対の係止片118の一端が枢動ピン119に
よつて枢動可能に設けられている。係止片118
の他端は、特殊工具ホルダ55aの両側面に固定
されたホルダ121の摺割部121aに遊嵌的に
挾持され、さらに該他端に固定された止めピン1
22は前記摺割部121a内部に延びる切欠溝1
23に移動可能に嵌着されている。また、前記特
殊工具ホルダ55aの後部に取付けられたブラツ
ケト14にはロツクネジ83が螺合されており、
該ロツクネジ83の先端部115は前記ホルダ1
16に対して軸方向に拘束されかつ回動自在に連
結されている。かくして、ロツクネジ83によつ
てホルダ116が、図に於いて、上下方向に摺動
せしめられると、係止片118は枢動ピン119
を中心に枢動され、先端部が特殊工具ST1のプル
スタツド120突起部に係合したり或いは突起部
との係合が解除されたりする。一方、前記回転ク
ランプ装置62の出力軸113は、軸方向に移動
可能であると共に軸回転が可能であり、また該出
力軸113の先端にはスプラインを介して係合部
111が設けられている。係合部111は、出力
軸113の先端にあるストツパにバネ112によ
つて常時押圧されており、さらに前記ロツクネジ
83の角形ネジヘツド225と係合出来るように
係合穴が設けられている。 本考案一実施例では、スパイダーアーム40に
主軸と工具の受渡しを行なわしめているが、例え
ば、機外から搬入する工具を主軸に着脱させるた
めに、前記スパイダーアーム40と異つた着脱装
置を設けることも可能である。従つて、本発明の
要旨は、実施例に限定されるものではなく、要旨
を逸脱しないすべての変形例も含むものであるこ
とは言うまでもない。 (5) 特殊工具識別装置 第6図には、特殊工具ホルダ(たとえば55
a)の側面に取付けられた特殊工具識別符号板8
1が示されている。該識別符号板81には、特殊
工具の識別符号(以下本考案一実施例では工具番
号と呼ぶ)を2進化符号で表示する複数個のドツ
グが取りつけられている。また、該識別符号板8
1は、特殊工具ホルダ55aに挿着される特殊工
具ST1〜STnの番号に応じて、任意に取り換えが
可能である。さらに、これらドツグ列で表示され
る工具番号を識別する識別装置は、たとえば第1
3図の如く案内側板50aに取付けられリミツト
スイツチ群からなる特殊工具識別装置156で良
い。しかし、本考案一実施例に於ける識別装置
は、単に一例であつて、本考案の要旨がこれによ
つて限定されるものではない。即ち、該識別装置
は、特殊工具の識別符号体(本考案一実施例では
ドツグ列)の種類によつて、自ずから異なつたも
のになり、たとえば特願昭43−79280に記載の無
線感応式発光体と光感応素子との組合せ或いは実
願昭47−099301に記載の穴明カードと光感応素子
との組合せ若しくは磁性体ドツグと磁気感応素子
との組合せなど、各種変形したものが考えられ
る。 (6) 供給用(返還用)工具移送装置 前記した如く、工具格納棚18a及び18b
(第1図)とマシニングセンタとの間で特殊工具
若しくは再研削した更生済汎用工具の移送を行な
わしめるために、供給用工具移送装置20a,2
0b及び20cと返還用工具移送装置21a,2
1b及び21cがそれぞれ高架位置に走行可能に
設けられているが、第17図、第18a図及び第
18b図には該工具移送装置の具体的構造が示さ
れている。第17図に於いて、レール(たとえば
24a)の両側面には8個所に亘つて転動可能な
コロ161aが転がり接触せしめられ、さらにコ
ロ161aは前記レール24aの両側面に対向し
たボデイ本体165aと補助ボデイ165bに軸
161bを介して回転自在に軸承されている。ボ
デイ本体165aと補助ボデイ165bとは、そ
の上部に於いて、ハウジング166で連結されて
いる。ハウジング166には、レール24aの上
面に4個所に亘つて転り接触するコロ162が回
転可能に設けられているが、第17図に示されて
いるものはそのうちの一対である。即ち、一対の
コロ162は、スプロケツトホイール163を間
に挾んで、ハウジング166に回転自在に軸承さ
れた軸169に固定され、また軸169の一端は
ハウジング166の一側面に設けられた減速装置
167の出力軸に連結される。減速装置167に
は電動機168が取付けられ一般的な減速機構
(たとえばウオーム機構)を経て前記電動機16
8の回転が適当な速度に減速されて出力軸に伝達
される。かくして前記スプロケツトホイール16
3は適当な回転数で回転せしめられるが、該スプ
ロケツトホイール163はレール24aの上部に
埋め込まれたチエーン164と噛合しているの
で、スプロケツトホイール163の回転に伴つて
前記ボデイ本体165aと補助ボデイ165b及
びハウジング166は一体的にレール上を移動す
る。 第1図のレール24a,24b及び24cの下
部には、前記工具待機装置13a,14a及び1
5aに各々対応して、第17図のように分岐点確
認装置350が設けられ、供給用工具移送装置2
0aが移送して来て、軸161bの突出部161
cが該分岐点確認装置350に当接すると、電動
機168の回転は減速停止する。 さらに、第17図に於いて、ボデイ本体165
aの下端部には切欠部172aが設けられ、該切
欠部172aの両内壁には案内溝172bがそれ
ぞれ対向して設けられる。切欠部172aの前記
内壁面の一部にはリンク機構を用いた伸縮装置の
一端が取りつけられている。また、該伸縮装置の
他端は、特殊工具ホルダを吊り上げるためのフツ
ク181が取り付けられている。前記伸縮装置
は、第18a図に示す如く、枢動ピン(たとえば
188)で枢着し互に枢動可能に交叉させた交叉
リンク186aと186b,186cと186
d,186eと186f及び186gと186h
のうち、リンク186aの一端をリンク186d
の一端に、リンク186bの一端をリンク186
cの一端に、リンク186cの他端をリンク18
6fの一端に、リンク196dの他端をリンク1
86eの一端に、リンク186fの他端をリンク
186gの一端に、リンク186eの他端をリン
ク186hの一端にそれぞれ枢着させた伸縮リン
ク機構を有し、該伸縮リンク機構を並列的に用意
して互に上部連結軸170a,170bと下部連
結軸171a,171bとで連結したものであ
る。 また、リンク186aの連結軸170aの両端
部に回転自在に設けられたガイドコロ169はボ
デイ165aの案内溝172bに沿つて左右方向
に案内され、リンク186bの連結軸170bは
ボデイ165aの切欠部172aの内壁に固定さ
れている。さらに、リンク186hの連結軸17
1aの両端部に回転自在に設けられたガイドコロ
169はフツク181の案内溝172dに沿つて
左右方向に案内され、リンク186gの連結軸1
71bはフツク181の切欠部172dの内壁に
固定される。 前記した如く、並列的に用意された伸縮リンク
機構のうち、交叉リンク186gとリンク186
hの枢動ピンは、引掛け軸185として互に連結
されている。該引掛軸185は、フツク181に
摺動可能に設けられたロツクピン189の切欠部
191と対向して、後記する如く係合が可能であ
る。ロツクピン189は、特殊工具ホルダ(たと
えば54d)のT形溝80(第6図、第18b
図)に挿入されるT形部193を有したフツク1
81の該T形部中央に設けられており、一端をT
形部193より若干突き出し、他端に前記切欠部
191を設けている。 また、該ロツクピン189はガイドブツシユ1
92で案内されると共に、皿バネ190によつて
顎部189aを介して下方に押圧される(第18
a図)。さらに、該ロツクピン189に削設され
ているラツク555は、第13図の特殊工具待機
装置の頂上に設けられた前記ロツク解除装置51
8と係合可能なクラツチ板525a(第14a
図)と連動するピニオン556に噛合する。従つ
て、第18a図のフツク181が特殊工具ホルダ
のT形溝80に挿入されると、第18b図のよう
に皿バネ190に押圧されてロツクピン189が
特殊工具ホルダのT形溝80の底部80aに当接
し且つフツク181のT形部193が前記T形溝
80の上顎部80bに圧接され、フツク181と
特殊工具ホルダとのクランプが行なわれる。かく
して、特殊工具ホルダの搬送中の落下事故が防止
される。 さらに、第18a図に於いて、連結軸170a
の中央部には、固定板187を介してボデイ16
5aに固定された電動式直動装置183の出力軸
に取付けられた連結部184が回転可能に取り付
けられている。従つて、電動式直動装置183の
出力軸が、第18a図に於いて左方向に移動せし
められると、第17図及び第18a図のガイドコ
ロ169が案内溝172b,172dに案内され
て直進するので、リンク186aとリンク186
bとでなす角θは小さくなり、各リンクの枢動ピ
ンのピツチが大きくなる。かくして、フツク18
1は、第18a図に於いて、下方向に移動せしめ
られる。電動式直動装置の出力軸が右方向に移動
せしめられると、フツク181は、第18a図に
於いて、上方に移動せしめられる。このとき、フ
ツク181に固定された3個の上下案内軸180
a,180b及び180cがボデイ165aに上
下移動可能に設けられているので、フツク181
は安定した上下動作を行うことが出来る。 また、前記した如く、前記ロツクピン189の
上部には切欠部191が設けられているので、電
動式直動装置の出力軸が左行し、リンク機構の前
記引掛け軸185がフツク181に対して立上つ
たとき、引掛け軸185が切欠部191に当接
し、バネ190に逆つてピン189を上方に引上
げる。従つて、このとき、第18b図のT形部1
93とT形溝180との固定状態が解放される。 第1図の特殊工具搬出装置22と特殊工具待機
装置13a,14a及び15aの工具搬入口と
は、構造的にその高さが異なつたものになるの
で、特殊工具待機装置の工具搬入口には第13図
及び第14a図のようなロツク解除装置518が
付設されている。即ち、供給用工具移送装置20
a,20b及び20cは、前記特殊工具搬出位置
22では第18a図の電動式直動装置183でフ
ツク181を最大限伸延させて特殊工具ホルダを
掴んだり離したりすることが出来るが、前記特殊
工具待機装置の工具搬入口では第18a図のフツ
ク181を中途まで伸延させた状態で特殊工具ホ
ルダを離さなければならない。従つて、特殊工具
待機位置の工具搬入口では、リンク機構の引掛け
軸185でロツクピン189を持ち上げることが
出来ない。 前記ロツク解除装置518の具体的構造は、第
14a図に示されている。フツク181のロツク
ピン189(第18a図)と噛合するピニオン5
65の軸端には、第14b図及び第14c図の2
点鎖線で表わす爪525bを有するクラツチ板5
25aが固着されており、特殊工具ホルダが、供
給用工具移送装置20a,20b及び20cで上
方から下降され(第14b図)、特殊工具待機装
置の搬入口に持ち来たされると、前記クラツチ板
525aと対向する位置に第14b図及び第14
c図の実線で表わす爪523bを有するクラツチ
板523aが配設されている。該クラツチ板52
3aは、ラツク524と噛合するピニオン557
の軸端に固着されている。また、クラツチ板52
3aの隣接部には、第14c図のように該クラツ
チ板523aで時計方向に回動せしめられたクラ
ツチ板525aの爪525bを、フツク181を
特殊工具ホルダのT形溝80から抜き出す場合
に、案内するための案内溝527が設けられてい
る。 かくして、フツク181は、ロツク解除の状態
で特殊工具ホルダのT形溝80から抜き出され
る。 一方、返還用工具移送装置21a,21b及び
21c(第1図)の構造は、供給用工具移送装置
20a,20b及び20c(第1図)と全く同一
のものである。 さらに、該返還用工具移送装置は、後記にて詳
細に記述するように、特殊工具の主軸着脱時に生
ずる特殊工具ホルダーの一時待機動作も行うもの
であつて、この点前記供給用工具移送装置と動作
パターンを異にしている。 (7) 集中工具格納装置及び工具受渡し装置 集中工具格納装置は特殊工具及び再研などで更
生した汎用工具を格納するためのものであり、第
1図で概略説明を加えた工具格納棚18a及び1
8bがこれに相当する。第4図には、工具格納棚
18a及び18bの具体的構造が示されている。 工具格納棚18aと工具格納棚18bとは、構
造的に全く同一のものであるから、以下工具格納
棚18bについてのみ説明する。 工具格納棚18bには、特殊工具ホルダ(たと
えば54)を貯蔵するための棚が、図に於いて4
段5列に亘つて、設けられており、該格納棚はベ
ース73に載置されている。また、工具格納棚1
8bの近傍には該工具格納棚と前記特殊工具移送
装置との間で、工具の受渡しを行う工具受渡し装
置が設けられている。即ち、工具格納棚18bに
沿つてベース73上を延びる下部レール72bが
設けられている。また、下部レール72bと平行
に延びる上部レール72aが、工具格納棚18b
の上部に固定された支持台77並びにベース上の
他の支持台(図示せず)により支持されている。 上部レール72aと下部レール72bとで案内
されるスタツカークレーン19bは、下部レール
で案内される台車71bと、上部レールで案内さ
れる上部案内体71aと、上部案内体71aと台
車71bとの間で垂直に立てられた一対の垂直ガ
イド74と、該垂直ガイド74に案内されて垂直
方向に上下動するキヤリエツジ75と、さらにキ
ヤリエツジ75上に於いて工具格納棚18bに対
して出入り可能なフオーク76とから構成され
る。スタツカークレーン19bは、前述したパレ
ツト搬出入するためのスタツカークレーン17と
構造的には類以したものであり、その詳細は特願
昭47−109110に記載されている。 本考案に基づく集中工具格納装置18a及び1
8bは棚形式を有しているが、本考案の要旨とす
るところは該集中工具格納装置18a,18bに
限定されるものではない。即ち、自動工具交換装
置付工作機械に使用される、公知の、工具貯蔵マ
ガジンでも良い。また工具取換え装置としては本
考案一実施例に限定されるものではなく、工具取
換機能を有するものならば、すべてのものを包含
する。 以上の如く構成される本考案一実施例の作用を
説明する。 第19図には、電子計算機で一括制御される群
管理システムのモデルが、ブロツク図で示されて
いる。 図に於いて、電子計算機200には補助記憶手
段として磁気ドラム205が接続され、タイプラ
イタ201及びテープリーダ202などの入力設
定手段から入力されるワーク加工のための全ての
情報(ワーク番号、切削条件、使用工具番号等)
が予め定められたスケジユールに従つて該磁気ド
ラム205に記録される。 また、電子計算機200には、インターフエイ
ス206を介して、マシニングセンタ制御回路2
07−1,207−2,……,207−n,パレ
ツト・スタツカークレーン制御回路211、パレ
ツト搬送コンベア制御回路212、工具・スタツ
カークレーン制御回路213、工具搬送装置制御
回路214、特殊工具供給制御回路208及び工
具交換制御回路700などの出力手段がそれぞれ
接続されており、さらにパレツト番号読取装置2
03a,203b及び203c,パレツトクラン
プ位置決め装置204、特殊工具番号続取装置1
56などの入力手段にも接続されている。 かくして、電子計算機200は、タイプライタ
ー201若しくはテープリーダ202などの入力
設定手段から入力される各種実行プログラムに基
づいて、前記磁気ドラム205に記録している情
報を前記出力手段に何時伝達するか、または該出
力手段から返還されるフイードバツク信号若しく
は前記パレツト番号読取装置203a,203b
及び203c、パレツトクランプ装置204及び
特殊工具番号読取装置156からの入力信号で前
記磁気ドラム205の内容をどのように修正する
かなどの処理を行なうことが出来る。 本考案の一実施例に於ける主要な実行プログラ
ムは以下のように大別することが出来る。 1 ワーク供給プログラム 2 特殊工具及び更正した汎用工具の供給プログ
ラム 3 工具交換プログラム 以下、前記各項目に記載の実行プログラムを詳
明する。 1 ワーク供給プログラム ワーク供給プログラムを実行するために、第1
9図の磁気ドラム205に用意されるフアイルの
主要のものは下記の如くである。 (A) マシンバツフアフアイル (MTBUF) 第20図 このフアイルは、群管理システムに投入された
工作機械が予め定められたスケシユールで消化し
なければならないワークパレツトの番号を記録す
るものであり、第19図のタイプライタ201ま
たはテープリーダ202で入力されるものであ
る。また、このフアイルは、群管理システムに投
入される工作機械の番号に応じて設けられてい
る。 従つて、このフアイルには、工作機械の機械番
号記録番地(a)、当該工作機械で現在加工中のワー
クパレツトの番号記録番地(b)、当該工作機械で次
に加工されるべきワークパレツトの番号記録番地
(c)、さらに予め定められたスケジユールに基づい
て当該工作機械で加工されるべきワークパレツト
であつて第1図のパレツト格納棚16a及び16
bに格納されたワークパレツトの番号記録番地(d)
j)がそれぞれ設けられている。 (B) コンベアフアイル (CVE) 第21図 このフアイルは、第1図のパレツト格納棚16
a及び16bからスタツカークレーン17によつ
てパレツト搬送コンベアに投入され若しくは搬出
コンベア4b,5b及び6bからパレツト搬送コ
ンベアに搬入されるワークパレツトの番号を記録
するためのものである。 従つて、ワークパレツトがパレツト搬送コンベ
アから第1図の搬入コンベア4a,5a,6aに
分岐搬入されると、該ワークパレツトの番号はこ
のフアイルから消去される。 このフアイルの記録・消去は、第19図のパレ
ツト・スタツカークレーン制御回路211の搬出
完了信号及びパレツト搬送コンベア制御回路21
2の搬入完了信号若しくは分岐完了信号に基づい
て、電子計算機200によつて自動処理される。 (C) パレツトフアイル (PLF) 第23図 このフアイルは、ワークパレツトが加工される
べき工作機械の番号を工程順に従つて記録するた
めのものであり、第19図のタイプライター20
またはテープリーダ202で入力されるものであ
る。 従つて、このフアイルには、ワークパレツトの
番号記録番地(a)、該ワークパレツトが工程順に搬
入されるべき工作機械の番号記録番地(b),(c),…
…,(j)がそれぞれ設けられている。 第19図の電子計算機200は、マシニングセ
ンタ制御回路207−1,207−2,……,2
07−nからの加工完了信号によつて、該フアイ
ルの該当工作機械番号に加工完了記号を付する。
このようにしておくと、電子計算機200がワー
クの加工状況を確認したり、またフアイル処理を
するのに便利である。 (D) ツールフアイル (TOOLF) 第24図 このフアイルは、ワークパレツトの加工作業に
必要な工具を使用順序に従つて記録するためのも
のである。 従つて、このフアイルには、ワークパレツトの
番号記録番地A、ワークの工程内容に応じた使用
工具の番号T1,……Toと工具の所要加工時間
TM1,……TMoなどの記録番地がそれぞれ設け
られている。 今、第19図のマシニングセンタ制御回路20
7−1から嬉工完了信号がインターフエース20
6を介して電子計算機200に与えられると、第
32図、第33図のフローチヤート図に示される
手順で、電子計算機200の処理が開始される。 即ち、第32図のブロツク571に従つて、第
19図の電子計算機200からパレツト搬送コン
ベア制御回賄212にパレツト交換指令の信号が
出され第1図のパレツト搬出入装置1aは待機中
のパレツト(たとえばPxn−1)をマシニングセ
ンタ1へ、且加工済のパレツト(たとえばPxn)
を搬出コンベア4bへ、それぞれ交換する。かく
して、マシニングセンタ1のワークテーブル上の
ワークパレツトRxn−1が位置決めクランプされ
ると、第19図のようにプレツト位置決めクラン
プ204から完了信号が電子計算機200に伝達
される。電子計算機200は、マシニングセンタ
制御回路207−1に切削情報を伝達し、ワーク
パレツトPxn−の切削作業が開始される。 また、電子計算機200は磁気ドラム205か
ら前記マシンバツフアフアイル(第20図)を電
子計算機の演算部に読み出し、下記に列挙する如
き処理を行う。 (a) 第32図のブロツク572に従つて、まず、
現加工用パレツト番号記録番地bに記録される
パレツト番号Pxnを抹消し、次加工用パレツト
番号記録番地cにあるパレツト番号Pxn−
前記記録番地bに移し変える。 (b) また、第32図のブロツク573に従つて、
現加工用パレツト番号記録番地bに移し変えら
れたパレツト番号Pxn−を調べて同一種類の
ワークパレツトがあるかどうかを判定する。即
ち、本考案一実施例の群管理システムに投入さ
れるワークは、1ロツト当り最大10個が限度
で、多品種に亘るものと仮定し、パレツト番号
は3桁とする。 従つて、パレツト番号の上2桁(例えば
Px,Py……等)は被加工物の種類を表示し、
下1桁(例えばn,n−……等)は同一種
類のワークを順次番号化したものである。 かくして、ワークを、下1桁の番号の大きい
ものから、順に例えばn,n−……として
工作機械で加工されるように予めプログラムし
ておくと、現加工用パレツト番号記録番地bに
移し変えられたパレツト番号Pxn−の下1桁
を調べ、零ならば後続する同一部品は無く、零
でないならば後続する同一部品は有ると判定出
来る。 (c) 零でないならば(第32図のブロツク57
4)、第32図のブロツク575に従つてパレ
ツト番号記録番地d〜j内に記録されかつパレ
ツト番号Pxn−の上2桁が同一(即ちPxであ
るということ)で下1桁がPxn−より1つ若
いパレツト番号Pxn−を探索する。探索の結
果(第32図のブロツク576)、見いだされ
た該当パレツト番号Pxn−は第20図の次加
工用パレツト番号記録番地cに移し変えられる
と共に、第32図のブロツク577,582に
従つて、該番号Pxn−と呼び出し指令とが第
19図のパレツトスタツカークレーン制御回路
211に伝達される。 一方前記探索の結果(第32図のブロツク5
76)、見い出されなければ、該当パレツトは
末だ第1図のパレツト格納棚16a,16bに
格納されていないので、作業者にパレツトの格
納を要求する(第32図のブロツク580)。 (d) 零であるならば(第32図のブロツク57
4)同一部品の後続が無いので、第32図のブ
ロツク581に従つて記録番地d(第20図)
のパレツト番号(たとえばPyn)は次加工用パ
レツト番号記録番地cに移し変えられ、さらに
呼び出し指令と共に第19図のパレツトスタツ
カークレーン制御回路211に伝達される(第
32図のブロツク852)。 前記(a)〜(d)に記載の如く、マシンバツフアフア
イルの処理を終了した電子計算機200は、第3
3図のブロツク854に従つて、磁気ドラム20
5(第19図)からパレツトフアイル(第23
図)を読出し、該フアイルのうちパレツト番号
Pxn−(またはPyn)の記録番地を抽出して、
該パレツトを呼び出している工作機械(マシニン
グセンタ1)の機械番号に呼出し表示をつける。
このようにしておくと、ワークパレツトがどこの
機械から呼び出されているか探索することが出来
る。 また、第33図のブロツク585に従つて、第
1図のスタツカークレーン17は、呼び出し指令
を受けたワークパレツトPxn−(またはPyn)
をパレツト格納棚16aまたは16bから方向変
換装置12aまたは12bに搬出する。この時点
で、第32図のブロツク586の如く、第19図
の電子計算機200は磁気ドラム205、から第
21図のコンベアフアイルを読出し、該フアイル
にパレツト番号Pxn−(またはPyn)を記録す
る。 さらに、第1図の前記方向変換装置12aまた
は12bに搬出されたワークパレツトPxn−
(またはPyn)は、搬送コンベア9a,7,10
b(或いは搬送コンベア11,10a,10b)
を経て、マシニングセンタ1の搬入コンベア4a
分岐点まで搬送されて来ると、該分岐点に付設さ
れているパレツト番号読取装置203a(第1図
及び第19図)によつてワークパレツト番号が電
子計算機200に伝達され、果してマシニングセ
ンタ1で呼び出し中のワークパレツトであるかど
うかが確認される(第33図のブロツク58
7)。 確認の結果(第33図のブロツク588)、呼
び出し中のものでなければ通過させるが、呼び出
し中のものであれば、該ワークパレツトPxn−
(またはPyn)は、第33図のブロツク589の
如く、電子計算機200からパレツト搬送コンベ
ア制御回路212(第19図)に駆動指令が与え
られ、方向変換装置12で分岐され、搬入コンベ
ア4aに搬入され、該搬入コンベア上のパレツト
待機位置まで持ち来たされる。 しかる後、第33図のブロツク591に従つ
て、第19図の電子計算機200は、マシニング
センタ制御回路207−1から加工完了信号の有
無を確認し、その結果に基づいて下記に列挙する
ような処理を行う。 (a) 作業完了信号を確認すると、電子計算機20
0は直ちにPxn−とPxn−(若しくはPxn
とPyn)とのパレツト交換指令を第16図
のパレツト搬送コンベア制御回路212に伝達
する。(第33図のブロツク592とブロツク
594) (b) 作業完了信号の確認が出来ないとき、ワーク
パレツトをそのまま待機させる。(第33図の
ブロツク593) (c) さらに、第21図のコンベアフアイルに記録
されたパレツト番号Pxn−(またはPyn)を
抹消する。 かくして、電子計算機200は、ワーク供給の
ためのプログラム処理を終了する。2 特殊工具
供給プログラム 特殊工具供給プログラムは、第19図の電子計
算機200で処理されるべきものであるが、ここ
では該プログラムを処理するための独立した制御
システムを抽出し、該システムに基づいてプログ
ラム処理を行なわしめる過程を説明する。 本考案に基づく特殊工具供給制御回路208の
制御ブロツク図が、第29図及び第30図に示さ
れている。該制御回路208は、第19図の電子
計算機200に接続され、入出力信号は全て電子
計算機200と該制御装置との間で交信せしめら
れるものとする。 特殊工具供給プログラムを遂行するために、第
19図の磁気ドラム205に設けられたフアイル
には、下記に列挙するものがある。 (a) クレーンPフアイル (CRNP) 第22図 このフアイルは、工具格納棚にある特殊工具及
び更生した汎用工具の搬出入を工具受渡し手段と
してのスタツカークレーン19a,19b(第1
図)で行なわしめる場合に、キーワード的役割を
果す重要なフアイルである。 電子計算機200は、このフアイルに記録され
るデータに基づいて、工作機械(マシニングセン
タ)に搬送すべき特殊工具及び更生済汎用工具を
抽出し、以後述べる複雑なプログラム処理を行
う。 このフアイルには、使用済となつてマシニング
センタから辺還用工具移送装置21a,21b及
び21c(第1図)で運び帰されるべき特殊工具
と、工具室に要求した新規な特殊工具及び更生し
た汎用工具のうち、工具格納指令を受けたものだ
けが記録されると共に、同じこのフアイルの別の
記録番地には、マシニングセンタがワークパレツ
トを要求したとき該呼び出し指令に基づいて該当
ワークパレツト番号が記録される。即ち、工具格
納棚に搬入すべき工具番号と、マシニングセンタ
から呼び出しがかけられたパレツト番号とが混成
して記録される。 従つて、このフアイルには、辺還用工具移送装
置21a,21b及び21cが運び帰す特殊工具
の番号記録番地a,b及びc、マシニングセンタ
が呼び出しているワークパレツトの番号記録番地
d……,Kが設けられている。番号記録番地d,
……Kには、呼び出し順位の早いものから遂次記
録される。 また、このフアイルの記録・消去は、予め定め
られた実行プログラムに従つて、全て電子計算機
200が自動的に処理する。 即ち、このフアイルに記録された工具番号は工
具格納棚への搬入完で消去し、パレツト番号は該
当する工具が全て工具格納棚から搬出された時点
で消去するように、予めプログラムされている。 (b) マガジンフアイル (MGF) 第25図 このフアイルには、第1図のマシニングセンタ
1,2及び3の工具貯蔵マガジンがそれぞれ貯蔵
する汎用工具のすべての番号が記録される。即
ち、記録番地Aにはマシニングセンタの機械番号
が、記録番地T1,……,Toには該当機械番号の
マシニングセンタに保有される全汎用工具番号が
それぞれ記録される。なお、このフアイルへの記
録は、第19図のタイプライタ201及びテープ
リーダ202などの入力手段から、予め入力され
るものである。 第19図の電子計算機200が、前記ワークパ
レツト供給プログラムの処理過程で、次加工用ワ
ークパレツト(たとえばPxn−又はPyn)の呼
び出し指令をパレツト・スタツカー制御回路21
1に伝達すると(第32図のブロツク852)、
第34図〜第37図のフロチヤート図に示される
手順で、電子計算機200は継続するプログラム
処理を開始する。 即ち、第19図の電子計算機200は磁気ドラ
ム205からクレーンPフアイルを読み出し、下
記に列挙する処理を行う。 (a) 第34図のブロツク596に従つて、クレー
ンPフアイルのパレツト番号記録番地d〜kの
うちで先頭番地dが空かどうかを確認する。即
ち、マシニングセンタから呼び出されているワ
ークパレツトの有無をここで確認する。 この場合、該フアイルの工具番号記録番地a
〜cに工具格納棚へ搬入すべき特殊工具の番号
が記録されているならば、搬入指令を第19図
の工具・スタツカークレーン制御回路213に
伝達し直ちに該当工具を工具格納棚に搬入させ
る。 本考案一実施例では、ワークパレツトの場合
も、特殊工具の場合も、格納棚に搬入されるワ
ークパレツト及び特殊工具が、搬出されるワー
クパレツト及び特殊工具より、常に優先するよ
うにプログラムされる。従つて、格納棚からの
ワークパレツト及び特殊工具搬出入時には、電
子計算機200は必ず搬入パレツト及び特殊工
具の有無を確認する。 (b) パレツト番号記録番地の先頭dが空の場合
(第34図のブロツク597及び598)、現在
までのマシニングセンタ群から呼び出されてい
るワークパレツトが無いということであるか
ら、今呼び出し中の次加工用ワークパレツト番
号Pxn−(Pyn)を該先頭記録番地dに記録
する。 (c) パレツト番号記録番地の先頭dが空でない場
合(第34図のブロツク597及び604)、
既にマシニングセンタから呼び出されているワ
ークパレツトが有り、第1図のスタツカークレ
ーン19a及び19bはそのワークパレツトに
使用される特殊工具及び更生した汎用工具の搬
出動作を続行中である。従つて、今呼び出し中
の次加工用ワークパレツト番号Pxn−
(Pyn)は、該フアイルのパレツト番号記録番
地のうち末だ記録されていない空番地に記録さ
れる。また、この場合、先頭番地dに記録され
ているパレツト番号に使用する特殊工具及び更
生した汎用工具が全て格納棚から搬出されてし
まうと、電子計算機200は該番号を抹消し、
記録番地e以後に記録されるパレツト番号をス
テツプアツプする(第34図のブロツク60
5,606)。 かくして、第19図の電子計算機200は、後
記する特殊工具供給用制御回路208のレジスタ
Aに次加工用のワークパレツト番号Pxn−2
(Pyn)を記憶させ(第34図のブロツク59
9)、また次加用ワークパレツトPxn−2(Pyn)
を呼び出している工作機械の番号(たとえばマシ
ニングセンタ1)を第23図のパレツトフアイル
から探し出し(呼び出し中の機械番号には呼び出
し表示がつけられている)前記特殊工具供給制御
回路208のレジスタBに記憶させ(第34図の
ブロツク600)、さらに次加工用のワークパレ
ツトPxn−2(Pyn)に使用する工具番号T1,…
…Toを所要切削時間TM1,……,TMoと共に第
24図のツールフアイルから抽出し前記特殊工具
供給制御装置208のメモリCに記憶させる(第
34図のブロツク601)。 加えるに、第19図の電子計算機200は、第
34図のブロツク602に従つて、次加工用ワー
クパレツトPxn−2(Pyn)を呼び出しているマ
シニングセンタ1の工具貯蔵マガジンに貯蔵せし
めた汎用工具の番号を、マガジンフアイル(第2
5図)から抽出して、前記特殊工具供給制御回路
208のメモリDに記憶させる。 第19図の特殊工具供給制御回路208の具体
的構成は第29図、第30図の制御ブロツク図に
示されているが、該回路には下記に列挙する記憶
回路が用意されている。 (a) レジスタA(第29図の750) レジスタAには、前記したように、第22図
のクレーンPフアイルのパレツト番号記録番地
の先頭に記録されたワークパレツト番号が記憶
されるが、これは電子計算機が第34図のブロ
ツク600,601及び602プログラム処理
を行う場合のキーワードとするためである。 (b) レジスタB(第30図の237) レジスタBには、レジスタAのワークパレツ
ト番号に対応して、第23図のパレツトフアイ
ルから抽出された呼び出し中の機械番号(たと
えばマシニングセンタ1)を記憶するが、これ
は供給用工具移送装置を選択する場合に利用す
るためである。 (c) メモリC(第29図の234) メモリCには、レジスタAのワークパレツト
番号に対応して、第24図のツールフアイルか
ら抽出された使用工具番号T1〜Toと所要切削 時間M1〜TMoを記憶する。 (d) メモリD(第29図の235) メモリDには、レジスタAのワークパレツト
番号を呼び出している工作機械番号に対応し
て、第25図のマガジンフアイルから抽出され
た汎用工具番号T1〜T9を記憶する。 以上は、電子計算機がプログラム処理の過程で
記憶操作を行なわしめるものであるが、第19図
のタイプライタ201、テープリーダ202から
入力して情報を記憶させるものとしては、次に掲
げるものがある。 (e) TTMメモリ(第26図、第29図) 該メモリには、群管理システムに投入される
ワークを加工するための全使用工具の番号と使
用工具毎の寿命時間LT2、使用累計時間LT1
び寿命判定(0:寿命 1:使用可能)などの
情報を記憶する。 また、作業者が操作盤を利用して情報を記憶さ
せるものとしては、次に掲げるものがある。 (f) STMメモリ(第27図、第29図) 該メモリは、工具格納棚16a,16b(第
1図)に模擬した特殊工具番号記録番地を有し
ている。従つて、作業者が格納位置を指定して
工具を格納棚に搬入すると、格納棚に付設され
たパレツト番号読取装置が搬入工具の番号を読
み取り、該番号が格納位置に相当する番地に記
憶される。また、この場合、工具が搬出せしめ
られると、記憶は抹消せしめられる。 さらに、特殊工具供給制御回路で自動的に記憶
消去するものとして、次に掲げるものがある。 (g) CRNMメモリ(第28図、第30図) 該メモリは、特殊工作機械(たとえばマシニ
ングセンタ1)から要求される特殊工具及び更
生した汎用工具が使用される順序で記憶され
る。 かくして、第34図のブロツク602に記載の
プログラム処理を終了すると、電子計算機200
は、第34図及び第35図のブロツク603に従
つて、第19図の特殊工具供給制御回路208に
特殊工具供給指令252(第29図)を伝達す
る。 第29図に於いて、特殊工具供給指令252が
駆動回路230に伝達されると、第35図のブロ
ツク608に基ずいて該駆動回路230の読出し
指令でメモリC234に記憶されている使用工具
の番号が、使用される順序に従つて、1つだけ一
致回路236及び238にそれぞれ与えられる。
第29図に於いては、この工具番号をToとして
いる。 また同時に、第29図の駆動回路230から、
マシニングセンタ1の工具頂蔵マガジンに貯蔵さ
れる汎用工具の番号を記憶しているメモリD23
5に読出し指令が与えられる。この読出し指令
は、或る一定の周期で連続的にメモリDに与えら
れるので、メモリDからは汎用工具番号が逐次一
致回路238に与えられる。従つて、第35図の
ブロツク609に基ずいて、一致回路238で
は、メモリCから与えられた工具番号Toとメモ
リDから次々と与えられる汎用工具番号Toとが
比較される。 この比較の結果に基ずいて、特殊工具供給制御
回路208〔第19図)は、第35図のブロツク
610,611,612及び613の処理回路と
ブロツク614,615,616,618,61
9,620及び626,627の処理経路のいず
れかのプログラム処理を行う。 〔A〕 使用工具番号Toと汎用工具番号Toとの
比較の結果、メモリDに記憶される汎用工具T
o′の中に使用工具番号Toと一致するものがな
い場合は、使用工具Toは工具貯蔵マガジンの
汎用工具ではなく、第35図のブロツク614
に従つて、該使用工具番号ToはSTMメモリ2
31に記憶されていて格納棚の格納済の特殊工
具番号To″と比較される。 即ち、駆動回路230はSTMメモリ231
の記録番地を順次指定し、そのつどSTMメモ
リ231から特殊工具番号(実際は更生済汎用
工具番号も含まれている)To″を一致回路23
6に伝達する。 (a) この比較の結果、使用工具番号ToがSTM
メモリ231の工具番号To″と一致しない場
合は、使用工具Toは工具格納棚に格納され
ていないので、第35図のブロツク626に
従つて駆動回路230から工具要給指令25
4がゲートG5に与えられ、該ゲートG5を経
由した該当使用工具Toが要求工具として工
具室でランプ表示される。また、前記工具要
求指令254は負数回路240の接続ゲート
を開く。 また比較の結果、使用工具番号ToがSTM
メモリ231の工具番号To″と一致した場合
は、使用工具Toは工具格納棚に格納されて
いるので、第35図のブロツク616に従つ
て、一致信号246はゲート回路241に与
えられて負数回路240及びゲートG2の接
続ゲートを開く。 (b) 第35図のブロツク618を処理するため
に、前記一致回路236の一致信号246
は、ゲートG1を経て、切削実行処理回路2
45にTTMメモリ書込み指令251として
与えられると共に、ゲートG6にも寿命計算
指令250として与えられて該ゲートを開
く。 従つて、前記メモリC234から所要切削
時間TMoが切削実行処理回路245の演算
回路に与えられる。一方、メモリC234か
らは工具番号ToがTTMメモリ239に与え
られので、該TTMメモリから工具番号To
該当する使用時間累計LT1と寿命時間LT2
切削実行処理回路245の演算回路に与えら
れると共に、工具番号Toも切削実行処理回
路245に与えられる。 ここに、演算回路は、前記使用時間累計
LT1と所要切削時間TMoとの加算回路、該加
算回路の出力(LT1+TMo)を寿命時間LT2
から減算すると共に減算結果〔LT2−(LT1
+TMo)〕の正負を判定する制御回路とから
なる。 かくして、切削実行処理回路245では、
切削実行時間の演算処理が行なわれ、その結
果は、前記TTMメモリ書込み指令251に
よつて、直ちに該メモリに記録更新される。 (c) また、第35図のブロツク619に従つ
て、前記メモリC234から工具番号To
TTMメモリ239に与えられているので、
該TTMメモリから工具番号Toに対する寿命
判定信号256(寿命に達したときは0値、
寿命に達していないときは1値)がゲート
G2,G3及びG4に与えられる(第35図のブ
ロツク620)。 この場合、寿命判定信号256をゲート
G2,G3及びG4に与えるタイミングは、(a)項
で記載の切削実行処理回路245の記録更新
が終了した後でなければならないので、
TTMメモリ239にはそのための遅延機能
が設けられている。 前記TTMメモリ239から判定信号0値
が出されると、第35図のブロツク627の
ように、ゲートG3及びG4は開かれ、該ゲー
トに与えられた前記工具番号Toは負数回路
240で負数に変換された前記ゲート回路2
41を経て特殊工具メモリ回路242に与え
られると共に、該番号ToはゲートG4を経て
工具室に更生を要する特殊工具として要求さ
れる。 前記TTMメモリ239から判定信号1値
が出されると、ゲートG2のみが開かれ、メ
モリC234に記憶される特殊工具番号To
はそのままの数字で特殊工具メモリ回路24
2に与えられる。 (d) 前記一致回路236からの一致信号246
は、またゲートG1を経て駆動回路N230
にも与えられる。この場合の一致信号は、メ
モリC234の指定番地を1つステツプアツ
プし該ステツプアツプ番地に記憶される使用
工具番号To+1をメモリC234から続出
すためのステツプアツプ指令253と、
STMメモリ231から前記したように順次
工具番号を読み出す作用を停止するための読
出し中止指令249とになる。 この読出し中止指令249は、前項(a)〜(c)
までの処理が完全に遂行された後には解除さ
れかつ読出し開始指令ともなるべきものであ
るが、このタイミングを設けるために駆動回
路230には遅延機能が付加されている。 〔B〕 第35図のブロツク609に於いて、比
較回路238で使用工具番号Toと汎用工具番
号To′との比較の結果、メモリDに記憶される
汎用工具To′の中に使用工具番号Toと一致す
るものがある場合は、使用工具Toは工具貯蔵
マガジンの汎用工具であり、第35図のブロツ
ク611,612及び613に従つて、寿命に
達した汎用工具のみが特殊工具に準じて扱われ
ることになる。 即ち、一致信号248はゲート回路241に
与えられて負数回路240との接続ゲートのみ
に開かれる。 かくして、第35図のブロツク610,61
1,612に従つて、使用工具Toの寿命判定
が行なわれるが、このプロセスは第35図のブ
ロツク618,619及び620と全く同様で
ある。また、判定の結果、寿命に達成した場合
にのみゲートG3が開かれるので、負数回路2
40で負数に変換された寿命達成汎用工具が特
殊工具メモリ回路242に与えられかつ工具室
に要求される(第35図のブロツク613,6
27)。 以上の如くして、第35図のブロツク62
1,622に従つて、次加工用ワークパレツト
Pxn−1(またはPyn)のワークを加工するた
めの全使用工具は、使用順序に従つて逐次的
に、マシニングセンタに貯蔵の汎用工具か或い
は工具格納棚に格納の特殊工具もしくは更生し
た汎用工具かの区分がなされ、さらに工具寿命
到達有無が確認される。 前記したように、特殊工具メモリ回路242
には、使用される全ての特殊工具の工具番号と
汎用工具で寿命に達した工具の工具番号が、使
用される順序で、記憶される。該特殊工具メモ
リ回路242には、CRNMメモリ(第28
図)と同一の記憶回路が用意されており、該回
路242に記憶される負数の工具番号は要求工
具が格納棚に補充されると自動的に正数に変換
される。 さらに、該回路242には駆動回路230の
特殊工具検索終了指令255に基ずいて、前記
記憶回路の記憶内容の正負数判定を行う判定回
路が含まれ、記憶内容の全特殊工具及び更生を
要する汎用工具の番号が正数になると(第35
図のブロツク623,624)、該判定回路か
ら工具格納棚番地検索指令273が第30図の
駆動回路260に与えられる(第35図のブロ
ツク625)。第36図のブロツク628に基
ずいて、駆動回路260は、CRNMメモリ2
61に記憶される特殊工具の工具番号Toの先
頭を一つだけ一致回路263に読み出すと共
に、STMメモリ262(第27図)の記憶番
地をX1Y1〜X1Y8、X2Y1〜X2Y8……X10Y1
X10Y8の順に指定し、該番地に記憶される特殊
工具及び更生した汎用工具の工具番号To′を、
或る一定の周期で連続的に、一致回路263に
読み出す。一致回路263からの一致信号27
0(第36図のブロツク629)は下記に列挙
する3つの制御系に伝達され、それぞれ適切な
処理が行なわれる。 (a) 第36図のブロツク630に従つて、前記
一致信号270は、特殊工具搬入状況確認指
令269として、電子計算機200に与えら
れる。電子計算機200はこの指令に基ずき
第19図の磁気ドラム205から前記クレー
ンPフアイル(第22図)を読し出し、該フ
アイルの格納棚搬入工具番号記録番地(a),
(b),(c)に搬入すべき工具番号が記録されてい
るかどうかを確認する(第36図のブロツク
631)。 記録されている場合は、第36図のブロツ
ク632に従つてスタツカークレーン19a
及び19b(第1図)が工具搬入中なので、
搬入動作が完了するまで特殊工具供給制御装
置のプログラム処理は中断される(第36図
のブロツク633)。 記録されていない場合若しくは工具搬入が
完了した場合は、第36図のブロツク634
に従つて電子計算機200から特殊工具搬出
のためのクレーン運転指令272(第30
図)が、工具スタツカークレーン制御回路2
13に伝達される。 (b) この間、前記一致信号270は、駆動回路
260に与えられ、STMメモリ262から
の工具番号読出しが中断される。 (c) さらに、第36図のブロツク636に従つ
て前記一致信号270がゲートG7に与えら
れて該ゲートは開かれるので、一致信号が出
されたときの工具格納棚の棚番地271が、
駆動回路260から、工具スタツカークレー
ン制御回路213に伝達される。 かくして、第4図のスタツカークレーン(たと
えば19b)は、台車71bを下部レール72b
に案内させ、キヤリエツジ75を垂直ガイド74
に案内させて、フオーク76を所定の棚番地へ移
動させる。フオーク76が、所定棚番地へ位置決
めされると、フオーク76は指定された特殊工具ホ
ルダ(たとえば第4図に於いて54)を掬い上
げ、格納棚から取り出すと、特殊工具搬出位置2
2に搬送し、定位置に載置する。 次に、第30図の工具スタツカークレーン制御
回路213から特殊工具搬出完了指令274がゲ
ートG8と駆動回路260にそれぞれ送出され
る。駆動回路260に与えられる該指令は、
CRNMメモリ261から後続する次の特殊工具
番号又は更生した汎用工具番号To+1を読み出
す指令でありかつSTMメモリ262から再び一
定周期で連続的に工具番号To′を続し出す指令で
ある。 従つて前記工具番号To+1とToとの比較が再
開される。 一方、ゲートG8は特殊工具搬出完了指令27
4で開かれるので、レジスタBに記憶されている
呼び出し中の工作機械番号(たとえばマシニング
センタ1)が供給用工具移送装置制御回路214
に伝達される。従つて該当工作機械専用の供給用
工具移送装置駆動回路267−1に発動指令が出
される。 供給用工具移送装置20cが第1図の特殊工具
搬出位置22近傍に来ると、第18a図の電動式
直動装置183によつて連結軸170aが左方向
に移動せしめられる。従つて、伸縮リンク機構を
有する伸縮装置182は伸長し、フツク181が
上下案内軸180a,180b,180cに案内
されて下降する。フツク181が、特殊工具搬出
位置22に待機せしめられている特殊工具ホルダ
のT形溝80(第6図)のレベルまで下降する
と、前記伸縮装置182の引掛軸185がロツク
ピン189の切欠部191に当接し、ロツクピン
189はバネ190に逆つて上方に持ち上げられ
る。さらに、第17図の電動機168の始動に伴
つて、レール24cのチエン164と噛合するス
プロケツトホイール163が回転するので、ボデ
イ本体165aが移動し、前記フツク181のT
形部193(第18b図)は特殊工具ホルダのT
形溝80に挿入される。レール24cを移動する
前記供給用工具移送装置20cの停止位置には、
第17図の分岐点確認装置350と同等な検出装
置が設けられており、また各作動機構部には、作
動完了確認のための検出装置がそれぞれ設けられ
ているので、各作動機構部の動作は、これら検出
装置の信号に基ずいて、すべて第30図の供給用
工具移送装置駆動回路267−1でシーケンス制
御される。 次に、第18a図の電動式直動装置183の出
力軸が右行し、連結軸170aが連結部184と
共に右行するので、前記伸縮装置182は縮小さ
れ、フツク181は特殊工具ホルダと共に上昇す
る。この場合、第18a図の引掛け軸185とロ
ツクピン189の切欠部191の当接が解放され
るので、バネ190によつてフツク181のT形
部193と特殊工具ホルダのT形溝80とが固定
される(第18b図)。 以上の動作が完了すると、第17図Bの電動機
168が始動するので、ボデイ本体165aは、
第1図の矢印の方向に移動する。 供給用工具移送装置20cが、工具待機装置
(たとえば13a)に持ち来たされると、第17
図の分岐点確認装置350に、ローラ軸161b
の突出部161Cが当接し、電動機168は停止
する。 次に、再び第18a図の電動式直動装置183
が作動し、特殊工具ホルダはフツク181と共
に、第3図の特殊工具待機装置13a頂部に待機
しているエレベーテングキヤリア144(第15
図)のフオーク部143上に、下降する。 このとき、第14a図のように、特殊工具待機
装置13aの頂部にあるロツク解除装置518の
クラツチ板523aとフツク181のクラツチ板
525aとは丁度対向せしめられるようになつて
おり、相互の爪の配置関係も第14b図に示さる
ようになつている。特殊工具待機装置13a頂部
に位置する特殊工具番号識別装置156(第14
a図)が、特殊工具ホルダの識別符号板81に記
録された工具番号Toを読み取ると、該番号は第
30図に示すように電子計算機200に検知番号
275として伝達される。 電子計算機200は、第36図のブロツク63
7を実行すべく、該検知番号275に基ずいて、
第19図の磁気ドラム205から、前記ツールフ
アイル(第24図)を読み出し、前記レジスタA
(第29図)に記憶されるパレツト番号Pxn−2
又はPynの使用工具番号Toと前記検知番号27
5とを比較する。 比較の結果、一致しなければ(第36図のブロ
ツク638,640)、特殊工具待機装置13a
(第1図)に搬入された特殊工具は誤つたものと
して、作業者に取除きの要求が出される。 比較の結果、一致するならば、(第36図のブ
ロツク638,639)、電子計算機200は、
第30図の特殊工具待機位置駆動回路264に作
動指令を出すと共に、供給用工具移送装置駆動回
路267−1に帰還指令500を出する。 かくして、第37図のブロツク641に従つ
て、第14a図のラツク524が作動して、ピニ
オン557を介してクラツチ板523aを第14
c図のように時計方向に回動させるので、第14
a図のクラツチ板523aの爪523b(第14
b図)がフツク181のクラツチ板525aの爪
525bに係合して該爪525bを第14c図の
ような角度位置に持ち来たす。従つて、クラツチ
板525aと連結されるとピニオン556が、第
18a図において時計方向に回動され、該ピニオ
ン556に噛合するラツク555を介してロツク
ピン189が上方に引上げられる。 即ち第18b図のフツク181のT形部193
と特殊工具ホルダのT形溝80とのクランプ状態
が解除される。 さらに、第3図の供給用工具移送装置20c
は、電動機168(第17図)を始動させ、フツ
ク181のT形部193(第18b図)を特殊工
具ホルダT形溝80から抜き出す。 次に第18a図の電動式直動装置183が作動
してフツク181を上昇せしめると、第1図(及
び第4図)の特殊工具搬出位置22に向けて前記
供給用工具移送装置20cは帰還する。 一方、第30図の特殊工具待機位置駆動回路2
64に作動指令が出されると、第37図のブロツ
ク642に従つて、第15図の液圧室151cに
圧油が供給されて、ピストンロツド151b先端
部と垂直案内軸141の切欠部528aとの係合
は解除される。しかる後、油圧モータ145が始
動し、ウオーム147、ウオーム歯車146を介
してスプロケツトホイール148が回転する。 従つて、第15図のエレベーテングキヤリヤ1
44は、下降を始める。キヤリヤ144が若干下
降した時点で、液圧室151c内の圧油が戻り側
に接続され、ピストン151aはバネ153に押
圧される。従つて、ピストンロツド151bの先
端は垂直案内軸141の外周に接触せしめられ
る。前記エレベーテイングキヤリヤ144の下降
に伴つて、ピストンロツド151bの先端が特殊
工具ホルダの高さに等しいピツチで複数個削設さ
れている切欠部の次の切欠部528bと係合する
と、ドツク529と係合確認リミツトスイツチ5
30との踏接で、第8図の油圧モータ145は停
止する。 かくして、第1図の工具格納棚18a,18b
から、必要な特殊工具または更生した汎用工具が
供給される毎に、前記エレベーテイングキヤリヤ
144は1ピツチづつ下降するようになつてい
る。 このように、エレベーテイングキヤリヤ144
を1ピツチづつ下降させるのは、前記供給用工具
移送装置が複数個に互つて連結されている場合複
数個の工具を連続的に工具機位置に供給すること
から、工具供給時間を大巾に短縮するためであ
る。 このようにして、第30図の特殊工具待機位置
駆動回路264は、第37図のブロツク643〜
662のフローチヤートに従つて、特殊工具待機
装置のシーケンス動作を制御する。 即ち、第37図のブロツク643に従つて、第
30図のCRNMメモリ261の工具番号記録番
地が全て空かどうかを調べ、特殊工具及び更生し
た汎用工具の格納棚からの供給が全て終了したか
どうか確認する。 (a) 確認の結果、終了していない場合には、第3
7図のブロツク648に従つて、第15図のエ
レベーテイングキヤリヤ144が下降端リミツ
トスイツチ142aに踏接しているかどうか調
べ、第3図の案内側板50aと50bとからな
る特殊工具ホルダ収納案内路が工具ホルダで満
杯かどうか確認する。満杯でなければ、第37
図のブロツク641,642及び643のプロ
セスを経て、後続する工具ホルダを前記案内路
に収納させれば良い。満杯ならば、第37図の
ブロツク647に従つて、第3図の案内側板5
1aと51bからなる特殊工具ホルダ収納案内
路が特殊工具ホルダで満杯かどうか調べる。 (b) 第37図のブロツク644で、特殊工具及び
更生した汎用工具の格納棚からの供給が全て終
了したどうか確認した結果、終了した場合は、
第37図のブロツク646に従つて、第15図
の液圧室151cに圧油が供給され、ピストン
ロツド151b先端部と垂直案内軸141の切
欠部528jとの係合は解除される。しかる
後、油圧モータ145が始動し、エレベーテン
グキヤリヤ144は下降を始める。キヤリヤ1
44が下端切欠部528nより若干手前まで下
降して来ると、液圧油151c内の圧油が戻り
側に接続されピストン151aはバネ153に
押圧される。さらに、エレベーテングキヤリヤ
144の継続する下降動作に伴つて、ピストン
ロツド151b先端部が前記下端切欠部528
nと係合し、油圧モータ145は停止する。 かくして、エレベーテングキヤリヤ144が
最下部まで下降し停止すると、該キヤリヤ14
4のフオーク部143に積み重ねられた特殊工
具ホルダのうち最下に位置する特殊工具ホルダ
54aが、第13図のように、最下部ESに持
ち来たされる。 しかる後、第37図のブロツク647に従つ
て、第3図の案内側板51aと51bからなる
特殊工具収納案内路が特殊工具ホルダで満杯か
どうかを調べる。 この満杯かどうかを調べるために、第30図の
特殊工具待機位置駆動回路264は、第7図の供
給確認リミツトスイツチ120とステツプアツプ
確認リミツトスイツチ500とが双方とも特殊工
具ホルダで踏接されているかどうか確認する。 確認の結果(第37図のブロツク650)、前
記2つのリミツトスイツチが双方とも踏接状態に
あり、収容案内路が満杯ならば第30図の特殊工
具待機位置駆動回路264の動作シーケンスは一
時中断する(第37図のブロツク651)。 また前記確認の結果(第37図のブロツク65
0)、満杯でないのならば、第37図のブロツク
652に従つて、第13図に示す特殊工具待機装
置の油圧シリンダ220の液圧室216に圧油が
供給され、ピストンロツド221が繰り出され
る。従つて、最下部ESに位置する特殊工具ホル
ダ54aから上の他の特殊工具ホルダ(たとえば
54b〜54d)は、前記ピストン221の先端
部で受け止められる。しかる後、油圧シリンダ2
23の出力軸が、図に於いて、左方向に突き出さ
れ、最下部ESに位置する特殊工具ホルダ54a
はスプロケツト219に対し左側寄りの位置まで
移送される。 次に、第15図に示す特殊工具待機装置のエレ
ベーテイングキヤリヤ144の液圧室151cに
再び圧油が供給され、ピストンロツド151bの
先端が垂直案内軸141の下端切欠部528nか
ら解除せしめられると、油圧モータ145は下降
時とは逆な方向に始動し、エレベーテングキヤリ
ヤ144は上昇する。液圧室151cに供給され
ている圧油は、キヤリヤ144が若干上昇してか
ら戻り側に接続されるので、前記エレベーテング
キヤリヤ144が特殊工具ホルダ1個分だけ上昇
したとき、ピストンロツド151bと切欠部52
8mとが係合し油圧モータ145の回転は停止す
る。かくして、第15図のフオーク部143は、
特殊工具ホルダ54bの下面に接触し、第13図
に示す特殊工具待機装置の油圧シリンダ220の
液圧室217に圧油が供給され、ピストンロツド
221は引込められる。従つて、特殊工具ホルダ
54bは、エレベーテングキヤリヤ144のフオ
ーク部143に載置されることになるので、第1
5図の油圧モータ145を再始動させエレベーテ
ングキヤリヤ144を下降させることにより、特
殊工具ホルダ54bを第13図の最下部ESに持
ち来たす。 次に、第37図のブロツク653に従つて、第
7図の油圧モータ133を始動させると、チエー
ン135に設けられたローラ137が第13図に
示される特殊工具待機装置の収納案内路から突き
出された特殊工具ホルダ54aに当接し、該特殊
工具ホルダ54aは第3図の特殊工具移送台52
上を案内部53に案内され、案内側板51a,5
1bからなる特殊工具ホルダ収納案内路(特殊工
具収納装置13)の最下部(第7図ET点)に持
ち来たされ、供給確認リミツトスイツチ120に
当接する(第7図)。 第37図のブロツク653のプロセスに於いて
は、第3図の特殊工具移送台52の長さによつ
て、変形したシーケンスを組むことが出来る。 即ち、前記特殊工具移送台52の長さが比較的
短い場合は、前記した動作シーケンスで良いが、
特殊工具移送台52が長い場合は、前移送台52
上も工具収納エリヤとして使用出来るので、前記
した第37図のブロツク652のプロセスを移送
台52の収納能力限度内で複数個に互つて連続的
に行うことも可能である。 次に、第37図のプロツク654に従つて、第
7図の油圧シリンダ130が作動して垂直上下台
131を上昇せしめ、今特殊工具収納装置13の
特殊工具ホルダ収納案内路の最下部ETに持ち来
たされた特殊工具ホルダ54aは、第7図の特殊
工具ホルダ55hの位置まで持ち掲げられる。た
だし、この場合、エレベーテングキヤリヤ125
が下降端に位置していて、フオーク510を繰り
出し特殊工具ホルダ55hを支えている時は、第
37図のブロツク654のプロセスは、エレベー
テングキヤリヤ125がステツプアツプするま
で、一時中断する。 前記特殊工具ホルダ54aの下面がストツパ1
21に係止されると、油圧シリンダ130によつ
て垂直上下台131は下際し、元の位置に戻る。 また、第37図のブロツク655に従つて、第
30図の特殊工具待機位置駆動回路264は、今
持ち上げた特殊工具ホルダ54aが最後のもので
あるかどうは調べるため、第13図の次加工用工
具確認リミツトスイツチ712と特殊工具ホルダ
(たとえば54b)の踏接有無を確認する。 (a) 確認の結果、前記踏接が生じていれば、今持
ち上げた特殊工具ホルダ54aが最後のもので
はなく後続する特殊工具ホルダが存在すると看
做せるので、第37図のブロツク661に従つ
て、今持ち上げた特殊工具ホルダ54aと第9
図の特殊工具収納装置13のエレベーテングキ
ヤリヤ125とが隣接状態にあるかどうか調べ
られる。 即ち、エレベーテングキヤリヤ125は、現
在マシニングセンタ1で加工中のワークパレツ
トに使用される特殊工具及び更生した汎用工具
のホルダのうち最後の特殊工具ホルダ(たとえ
ば55h)を持ち上げるために設けられている
ものであり、その持ち上げ動作のタイミング
は、ワークパレツトの切削撮作業の進行に依存
している。 従つて、第9図の油圧シリンダ130が、次
加工用ワークパレツトに使用すべき特殊工具を
次々と持ち上げると、当然持ち上げた次加工に
用いる特殊工具ホルダ54aとエレベーテング
キヤリヤ125との間に干渉が生ずる。 本考案の一実施例では、エレベーテングキヤ
リヤ125には、第9図のように近接確認リミ
ツトスイツチ710が設けられているので、該
リミツトスイツチ710と持ち上げられた特殊
工具ホルダ54aのネジヘツド225との踏接
有無によつて、第37図のブロツク661を確
認することが出来る。もし隣探接していなけれ
ば、第37図のブロツク652〜655のプロ
セスに従つて後続する特殊工具ホルダ54bが
特殊工具収納装置13の工具収納案内路に納め
られる。また隣接している場合には、第37図
のブロツク651に従つて、後続する特殊工具
ホルダ54bを第13図の特殊工具待機装置1
3aのES点から特殊工具移送台52に移し変
える動作は中断される。 (b) 第13図の次加工用工具確認リミツトスイツ
チ712と特殊工具ホルダ(たとえば54b)
との踏接が生じなくなると、持ち上げた特殊工
具ホルダ(たとえば54d)が最後のものと看
做せるので、第37図のブロツク657に従つ
て、第30図の特殊工具待機位置駆動回路26
4は、電子計算機200を介して現在加工中の
ワークパレツトPxn−1の加工用完了信号有無
と確認する。もし、該加工完了信号が、第19
図のマシニングセンタ制御回路207−1から
伝達されていないならば、特殊工具待機位置駆
動回路264のシーケンス処理は前記加工完了
信号が得られるまで中断する。また、前記加工
完了信号が、前記マシニングセンタ制御回路2
07−1から伝達されているならば、第37図
のブロツク659に従つて、第9図に示すよう
に、特殊工具収納装置13の頂部に位置するエ
レベーテングキヤリヤ125の油圧モータ50
9を始動させ、ウオーム507、ウオーム歯車
506をそれぞれ介してピニオン505を回転
させることにより、フオーク510を右方向に
に移動させる。移動端リミツトスイツチ511
aがフオーク510の切欠部514aと合致し
たところで、第8図の油圧シリンダ152の液
圧室151cに圧油が導入され、ピストンロツ
ド151bと垂直案内軸124bの上端切欠部
150aとの係合が解除される。しかし後、油
圧モータ145の始動に伴つて、エレベーテン
グキヤリヤ125は下降を開始し、第9図のよ
うに下降端まで持ち来される。下降端リミツト
スイツチ515の信号によつて、第8図の油圧
モータ145は停止すると共に、第9図の油圧
モータ509が始動して、フオーク510は左
行しながら待機している特殊工具ホルダの下面
に接触する。 次に、第37図のブロツク660に従つて、
第8図の油圧モータ145が下降時とは反対方
向に始動し、エレベーテングキヤリヤ125と
共に、特殊工具ホルダ54a〜54dを持ち上
げ、最上位の特殊工具ホルダ54aが第10図
の上昇端リミツトスイツチ537に踏接すると
該油圧モータ145は停止する。 かくして、次加工用ワークパレツトPxn−2
(Pyn)を加工するのに必要な特殊工具及び再
生した汎用工具は、全て準備されたことにな
る。 3 工具交換プログラム 本考案に基づく工具交換プログラムは、工作
機械固有の工具貯蔵マガジンに収容される汎用
工具の工具交換動作と機外から供給される特殊
工具の工具交換動作との関連動作プログラムで
ある。 第31図には、該工具交換プログラムを実行
するために用意された工具交換制御回路700
(第19図)の制御ブロツク図が示されてい
る。 また、該工具交換プログラムのプロセスが、
第38図のフローチヤートに示されている。 第1図のマシニングセンタ1が或る工具の使
用を完了するか、若しくは現加工中のワークパ
レツトPxn−1の全加工が終了して、次加工用
ワークパレツトPxn−2(またはPyn)の機械
テーブル取付けが完了すると、第19図のマシ
ニングセンタ制御回路207−1から完了信号
が電子計算機200に伝達され、第38図のブ
ロツク663に従つて、該電子計算機200か
ら第19図の工具交換制御回路700に工具交
換指令が与えられる。 第19図の工具交換制御回路700には、第
31図にも示されるように、工具交換プログラ
ムを処理するために下記に列挙する記憶回路が
用意されている。 (a) メモリC(第31図の281) これは、前記特殊工具供給制御回路208
(第19図)のものと同一なもので、ワーク
パレツトPxn−2(Pyn)に対応してツール
フアイル(第24図)から抽出された使用工
具番号T1〜Toと所要切削時間TM1〜TMo
使用順序に従つて記憶する。 (b) CRNMメモリ(第31図の282) これは、前記特殊工具供給制御回路208
(第19図)のものと同一なもので、ワーク
パレツトPxn−2(Pyn)を加工するに必要
な特殊工具及び更生した汎用工具の番号を全
て使用順序に従つて記憶する。 (c) レジスタF(第31図の283) 主軸に挿着されている工具の番号(たとえ
ばTd)を記憶する。 (d) レジスタG(第31図の284) これから使用される、次工程用工具番号
(たとえばTd+1)を記憶する。 (e) レジスタH(第31図の285) 次工程に続いて使用される、続次工程用工
具番号(たとえばTd+2)を記憶する かくして、工具交換指令301が第31図の駆
動回路280に読出し指令229として与えられ
ると、メモリC281に記憶されている使用工具
番号のうち先頭工具番号が、前記工具交換指令3
01で開かれたゲートG9を経由して、判断回路
302に伝達される。判定回路302は、第38
図のブロツク664に従つて、前記工具交換指令
301がワークパレツトPxn−2に対して最初の
ものであるか若しくは2番目以降のものであるか
どうかを、判別する機能を有する。 従つて、該判定回路302は、レジスタF,
G,Hからの空確認信号303,304,305
の有無によつて、該判定回路302に与えられた
工具番号を前記レジスタF,G,Hの何処にシフ
トするべきか決定する。 即ち、レジスタF,G及Hから空確認信号30
3,304及び305を受けると、判定回路30
2に与えられた工具番号を一致回路288及びレ
ジスタGにシフトし、レジスタG及びHからのみ
空確認信号304,305を受けると、判定回路
302に与えられた工具番号をレジスタHにシフ
トする。又レジスタHからのみ空確認信号を受け
ると、与えられた工具番号をレジスタHにシフト
し、レジスタF及びHからのみ空確認信号を受け
ると、与えられた工具番号をレジスタGにシフト
する。 第38図のブロツク665に従つて、工具交換
指令301が最初のものである時は、レジスタ
F,G,Hの内容は全て空であるから、メモリC
から読み出された先頭工具番号(たとえばT1)
がレジスタG及び一致回路288に与えられる。 一方、前記駆動回路280からは、前記工具交
換指令301によつて、CRNMメモリの記憶番
地が連続的に該CRNMメモリ282に出力され
るので、CRNMメモリ282から特殊工具番号
及び更生した汎用工具番号Toが一致回路288
に次々と与えられる。かくして、第38図のブロ
ツク666に従つて、一致回路288は、前記工
具番号T1とToとを比較する。以下、比較結果に
基ずく制御系の処理を説明する。 (a) 比較の結果(第38図のブロツク667)、
工具番号T1と特殊工具番号又は更生した汎用
工具番号Toとが一致しない場合、工具T1はマ
シニングセンタ1の工具貯蔵マガジンに貯蔵さ
れている汎用工具であるから、第38図のブロ
ツク668に従つて、駆動回路280の
CRNMメモリ282の読出し完了指令312
がゲートG17を経て工具貯蔵マガジン駆動回
路292に与えれ、第2図のマガジン駆動装置
36によつて工具貯蔵マガジン37は回動を開
始する。第2図のツインアーム38の近傍に
は、工具交換準備位置TC1が用意され、該位置
に工具番号検知装置293(第31図)が設け
られている。かくして、マガジン回動に伴つ
て、工具番号検知装置293から読取られる工
具番号がTβが一致回路294(第31図)に
次々と伝達される。一致回路294には、レジ
スタGからゲートG19を経て工具番号T1が与え
られているので、前記工具番号TβとT1との
比較がなされる。 一致回路294から一致信号311が出され
ると、該信号はマガジン停止指令317となつ
て工具貯蔵マガジン駆動回路292に与えら
れ、第2図の工具貯蔵マガジン37は停止する
と共に、工具T1が工具交換準備位置TC1に持ち
来たされる。また一致信号311は、判定回路
302のレジスタ空信号221で開かれたゲー
トG26を経由して、メモリCステツプアツプ指
令220として駆動回路280に伝達される。
また、該ステツプアツプ指令220は、ゲート
G11及びG12に与えられた該ゲートを開く。従つ
て、メモリC281の次の番地に記憶される次
工程用工具T2が、レジスタF及びHの空確認
信号に基ずいて、レジスタGに与えられる。ま
た、レジスタGに記憶されていた工具番号T1
はレジスタFにシフトされる。 一方前記工具T1が、第38図のブロツク6
68に従つて、マシニングセンタ1の工具貯蔵
マガジンの工具交換準備位置TC1(第2図)に
持ち来たされると、呼び出し完了指令318が
工具交換回路290に伝達される。 かくして、第38図のブロツク669に従つ
て、第2図のツインアーム38及びツールキヤ
リヤ39で工具T1の転送及び移送が行なわ
れ、該工具T1はスパイダーアーム40の左側
工具把持装置41L(第3図)に把持せしめら
れる。(第10図)。さらに、第38図のブロツ
ク670,671に従つて、該スパイダーアー
ム40は、ツールキヤリヤ39から工具T1
引き抜き、90゜旋回して、該工具T1を主軸頭
30の主軸に挿着する。 かくして、第31図の工具交換回路290は
電子計算機200に工具交換完了信号223を
与える。かくして、電子計算機200は、第3
8図のブロツク672に従つて、第19図のマ
シニングセンタ制御回路207−1に切削情報
を伝達し、マシニングセンタ1に切削加工を開
始させる。 前記一致回路288による工具番号T1とTo
との比較の結果(第38図のブロツク66
7)、工具番号T1と特殊工具番号又は更生した
汎用工具番号Toとが一致した場合、工具T1
特殊工具又は更生した汎用工具であるから、一
致信号310は特殊工具交換準備回路291に
伝達されると共に、駆動回路280に読出し停
止指令227として伝達される。駆動回路28
0は、該読出し停止指令227を受けると、
CRNMメモリ282の工具番号読出し動作を
停止する。 上記(b)項に記載のように、特殊工具交換準備回
路291に作動指令が入ると、第38図のブロツ
ク673に従つて、第3図の工具収納装置13に
収納されている特殊工具ホルダ(たとえば55a
〜55f)のうち工具T1を有する最上部の特殊
工具ホルダ55aが、第10図及び第12図のダ
ブテール案内93に案内されながら、油圧シリン
ダ60でR点からT点に押し出され且つ移動体5
7に移し変えられる。このように、移動体57へ
の移し変えが終了すると、第10図、第12図の
油圧シリンダ60の出力軸が後退し、第9図のエ
レベーテングキヤリヤ125が、第12図のよう
に、後続する特殊工具ホルダ55bを特殊工具収
納装置13の頂上部に持ち上げる。 次に、第10図及び第12図の油圧シリンダ5
9が、ダブテール案内56に沿つて移動体57を
押圧し、T点からQ点に移動させる。 特殊工具ホルダ55aがQ点まで移動せしめら
れると、第38図のブロツク674に従つて、第
31図の特殊工具交換準備回路291は、既に主
軸に特殊工具または更生した汎用工具が挿着され
ているかどうか調べなければならないが、この場
合工具T1は最初の工具であるから、第38図の
ブロツク675,669のプロセスを経由するこ
とになる。従つて、第10図のQ点に移動せしめ
られた特殊工具ホルダ55aは、待機しているフ
オーク部94a,94bに挟持されるので、第1
1図の油圧モータ95の始動に伴つて、歯車99
がラツク100を介してシフター98を、第10
図において、左方向に移動させる。 従つて、シフター98のフオーク部94aと9
4bで挟持されている特殊工具ホルダ55aは、
ダブテール案内538と案内539に沿つて、Q
点から0点まで移送される。 かくして、特殊工具ホルダ55aに保持される
特殊工具又は更生された汎用工具T1は、スパイ
ダーアーム40の右側工具把持装置41R
(TC3)に把持される。 しかる後、第3図の回転形クランプ装置62の
出力軸113(以下第10図及び第16図)が繰
り出され、先端係合部111が特殊工具ホルダに
螺着せしめているネジヘツド225と係合する。
さらに、クランプ装置62は、ロツクネジ83を
時計方向に回転させ、ホルダ116を、図におい
て、上方に押し上げることにより係止片118が
枢動ピン119の周りに枢動せしめられる。従つ
て、係止片118の先端と前記特殊工具又は再生
した汎用工具T1のプルスタツド120突起部と
の係合が解除される。 かくして、第31図の工具交換準備位置完了指
令319が特殊工具準備回路291から工具交換
回路290に伝達されるので、第3図のスパイダ
ーアーム40は、特殊工具又は更生した汎用工具
T1を特殊工具ホルダ55aから抜き出し、反時
計方向に270゜旋回させて主軸頭30の主軸30
aに挿着する。 また、前記工具交換準備位置完了指令319
は、第31図のように、レジスタ空信号221で
開かれているゲートG26を経て、メモリCステツ
プアツプ指令220となつて駆動回路280に伝
達されると共に、これに基ずいて次工程用工具
T2がレジスタGにシフトされかつレジスタGに
記憶されていた工具番号T1がレジスタFにシフ
トされる。これは、前記(a)に記載のものと全く同
一である。 前記したように、特殊工具又は更生した汎用工
具番号が主軸に挿着されると、第31図の工具交
換回路290から電子計算機200に工具交換完
了信号223が伝達され、該電子計算機200
が、第38図のブロツク672に従つて、第19
図のマシニングセンタ制御回路207−1に切削
情報を伝達し、マシニングセンタ1に加工作業を
開始させる。 さらに、前記工具交換完了信号223は、
CRNMメモリ読出し指令226となつて駆動回
路280に与えられる(第31図)と共に、ゲー
トG13に与えられて該ゲートを開く。従つて、第
38図のブロツク666に再度帰還して、レジス
タGに記憶されている次工程工具番号T2
CRNMメモリ282から読み出される特殊工具
番号及び更生した汎用工具番号Toとが一致回路
288で比較される。 以下、第38図のブロツク667,668,6
69のプロセスとブロツク667,673,67
4のプロセスは主軸に挿着された工具T1の場合
と全く同一である。 しかしながら、第38図のブロツク667,6
68,669のプロセスの場合、ブロツク670
については、第31図の電子計算機200からの
工具交換指令301が切削開始に伴つて既に消滅
しているので、第38図のブロツク677に従つ
て、次工程工具T2は第3図及び第10図の工具
交換位置TC2にツールキヤリヤ39で持ち来たさ
れ、現使用中工具T1の使用が終了するまで一時
的に待機せしめられる。 この場合、第31図一致回路294から一致信
号311がゲート26に与えられるが、レジスタ
ー空信号221はレジスタF,H空状態にあると
きのみ1値をとるようにゲートが組み合せられて
いので、この場合はゲート26は閉断されてい
る。従つて、ゲートG26からメモリCのステツプ
アツプ指令220は出力されない。 一方、第38図のブロツク667,673及び
674のプロセスの場合、ブロツク674に従つ
て、次工程工具T2が第10図の移動体57に移
し変えられた時(T点)、移し変え確認リミツト
スイツチ535の作動信号に応じて第31図の特
殊工具交換準備回路291は第10図のO点に先
行する特殊工具ホルダ55aが位置しているかど
うか確認する(第38図のブロツク675)。 (a) 確認の結果、特殊工具ホルダ55aが位置し
ている場合は、該工具ホルダ55aの工具T1
が既に主軸に挿着され、加工に従事しているこ
とになるから、第38図のブロツク676に従
つて、第31図の特殊工具交換準備回路291
が返還用工具移送装置駆動回路720に退避指
令721を伝達し、第39図aに示す如く、第
10図のO点に位置する特殊特殊工具ホルダ5
5aを、返還用工具移送装置21C(第1図)
が上方(第39図bのO′点)に吊り上げて退
避させる。しかる後、第10図及び第11図の
油圧モータ95によつて、シフター98と共に
フオーク部94a,94bがQ点まで移行す
る。 第11図の右側リミツトスイツチ546が作
動すると、油圧モータ95が停止すると共に、
第10図の油圧シリンダ59によつて移動体5
7上の特殊工具ホルダ55bがQ点まで移送さ
れ、該工具ホルダ55bが待機しているフオー
ク94a,94bに挟持される。 さらに、第39図bに示す如く、第10図の
油圧モータ95によつてシフター98は左行
し、前記特殊工具ホルダ55bをO点まで持ち
来たし、次工程工具T2をスパイダーアーム4
0の右側工具把持装置41R(TC3)に把持さ
せる。また、回転形クランプ装置62で工具
T2のクランプを解除する。 かくして、第31図の特殊工具交換準備回路
291から工具交換準備位置完了指令319が
工具交換回路290に伝達され、第39図cに
示すように、第10図のスパイダーアーム40
は次工程工具T2をホルダ55bから引抜き、
180゜旋回して、該工具T2を工具交換位置TC2
に持ち来たし、現加工中の工具T1が使用完了
するまで一時待機する(第38図のブロツク6
77)。 (b) 第38図のブロツク675に従つて、先行す
る特殊工具ホルダ55aが位置していない場合
は、次工程工具T2を有する特殊工具ホルダ5
5bは、第38図のブロツク675,669,
670及び677に従つて、R点からT,Q点
を経てO点に持ち来たされ、工具T2はスパイ
ダーアーム40によつて工具交換位置TC2に待
機せしめられる。 前記(a),(b)項の場合、第31図の特殊工具交換
準備回路291から工具交換準備位置完了指令3
19がゲートG26に与えられるが、前記したよう
に、該ゲートG26からメモリCステツプアツプ指
令220が出力されないのは前記した通りであ
る。 マシニングセンタ1で工具T1による加工作業
が終了すると、該終了信号は、第16図の制御回
路207−1から電子計算機200に伝へられ
る。電子計算機は、直ちに工具交換制御回路70
0に、工具交換指令301(以下第31図)を伝
達する(第38図のブロツク663)。 該工具交換指令301によつて、ゲートG9
開かれかつ読出し指令229でメモリC281の
番地がステツプアツプされると、メモリC281
から続次工程工具番号T3が判定回路302に与
えられる。判定回路302は、レジスタF及びレ
ジスタGが共に空でないことから、該続次工程工
具番号T3をレジスタH285にシフトする。次
に、第38図のブロツク678に従つて、駆動回
路280には、工具交換指令に基ずくCRNMメ
モリの読出し指令229が与えられているので、
駆動回路280の指示により、CRNMメモリ2
82から工具番号Toが逐次連続的に、ゲートG10
を経て、一致回路287に与えられる。一致回路
287には、既に、レジスタF283から工具番
号T1Bが与えられているので、工具番号T1とTo
との比較が行なわれる。 以下、前記比較結果に基ずいた制御系の処理に
ついて、列挙して説明する。 〔A〕 比較結果(第38図弐ブロツク679)、
工具番号T1とToとが一致したときは、第38
図のブロツク683に従つて、一致信号306
は、工具交換回路290に与えられ、さらに使
用済工具番号T1と共にマガジンフアイル確認
指令307となつて電子計算機200に与えら
れる。 工具交換回路290が一致信号306を受け
とると、第38図のブロツク681に従つて、
第3図のスパイダーアーム40は、主軸30a
に挿着されている使用済工具T1を主軸から抜
き出し、90゜旋回して、アーム40の左側工具
把持装置41L(工具交換位置TC2)に把持さ
れている次工程工具T2を主軸30aに挿着す
る。 挿着が完了すると、第38図のブロツク68
2に従つて、工具交換回路290から工具交換
完了信号223が電子計算機200に与えら
れ、マシニングセンタ1は工具T2による加工
を開始する。 電子計算機200は前記マガジンフアイル確
認指令307を受けとると、第19図の磁気ド
ラム205からマガジンフアイル(第25図)
を読み出し、レジスタBに記憶された機械番号
(たとえばマシニングセンタ1)に該当する記
憶番地に前記工具番号T1が記録されているか
どうか確認しなければならない。 (a) 確認の結果(第38図のブロツク68
4)、フアイルに工具番号T1が記録されてい
る場合は、工具T1(この工具は、特殊工具
または更生して汎用工具として機外から搬送
されたものである)は、汎用工具でかつ再研
削された新しい工具であるから、第38図の
ブロツク685に従つて、工具貯蔵マガジン
に貯蔵されている寿命到達工具と交換されな
ければならない。従つて、電子計算機は、工
具番号T1有指令309をゲートG24に与え、
該ゲートを開く。 また、前記工具交換回路290から出され
た工具交換完了信号223は、前記した如
く、電子計算機からの有指令309で開かれ
ているゲートG24にも伝達されるので、ゲー
トG24の出力信号は寿命達成汎用工具として
更生した汎用工具との取換え指令として、前
記工具交換回路290及び工具貯蔵マガジン
駆動回路292に伝達される。 第42図のa〜gには、発寿命達成汎用工
具と更生した汎用工具との取換え動作パター
ンが示されている。 これによると、第3図及び第10図のスパ
イダーアーム40は前進してから180゜旋回
して、待機中のツールキヤリヤ39の工具挿
入孔39aに使用済かつ更生した工具T1
挿着する(第42図b,c)。さらに、ツー
ルキヤリヤ39は、第2図に於いて左方向に
案内体42に案内されて移動し、使用済かつ
更生した工具T1をツインアーム38の近傍
位置に待機せしめる。 また、第38図のブロツク686に従つ
て、第2図の工具貯蔵マガジン37も駆動装
置36によつて回動され、第31図の番号検
知装置293によつて次々と読取られた工具
番号Tβと前記レジスタF283からゲート
回路295を経由して与えられた使用済かつ
更生した工具番号T1との比較が、一致回路
294においてなされる。このようにして、
工具貯蔵マガジンに貯蔵されている更生を要
する工具T1Lが工具交換準備位置TC1(第2
図)に持ち来たされると、汎用工具呼び出し
指令318が工具交換回路90に伝達され、
第2図のツインアーム38がマガジンに貯蔵
されかつ工具寿命に達した工具T1と再研削
済の新しい工具T1との交換を行う(第38
図のブロツク687)。 第38図のブロツク688に従つて、ツー
ルキヤリヤ39に挿着された寿命到達工具
T1Lが第3図及び第10図のスパイダーアー
ム40の左側把持装置41L(TC2)に持ち
来たされかつ把持される(第42図d)。 (a‐1) 次に、第38図のブロツク689に
従つて、主軸に挿着された工具T2が特殊
工具又は更生された汎用工具として機外か
ら持ち来たされたものかどうか調べるた
め、第10図のO点に、工具T2を把持し
ていた特殊工具ホルダ55bが待機してい
るかどうか確認する。 即ち、第31図の工具交換回路290
が、特殊工具交換準備回路291から返還
用工具移送装置駆動回路720に特殊工具
退避指令721が出されているかどうかを
調べる。 (a‐2) 若し、第38図のブロツク690及
び694の如く、前記退避指令721が出
されているとすれば、工具交換回路290
は特殊工具交換準備回路291に作動指令
を伝達して、第42図cに従つて、第10
図の油圧モータ95を作動させ、シフター
98を右行させる。シフター98の切欠部
549が、第11図の中間リミツトスイツ
チ545に踏接すると、油圧モータ95は
停止し、現在加工中の工具T2の特殊工具
ホルダ55bを第10図のP点に位置決め
する。 さらに、第38図のブロツク695に従
つて、第42図cのように、返還用移送装
置駆動回路720に特殊工具退避解除指令
722を伝達し、該移送装置21Cで上方
に一時退避せしめられていた特殊工具ホル
ダ55aを第10図のO点に下降させる
(第42図d)。 また、第10図の油圧モータ95を作動
させシフター98を左行させる。シフター
98のフオーク部94bは、既に待機して
いる特殊工具ホルダ55aの側面に傾斜面
94Cが当ると、シフター98の左行に伴
つて引込むような構造になつており、シフ
ター98の右行時には特殊工具ホルダの側
面に当接可能となる、所謂一方向係止体で
ある。従つて、該フオーク部94a及び9
4bは、再び第10図のO点に位置してい
る特殊工具ホルダ55aを両側面から挟持
することが出来る。 第38図のブロツク696に従つて、第
31図の特殊工具交換準備回路291から
返還用工具移送装置駆動回路720に退避
指令721を伝達し、該工具移送装置21
Cで現在加工中の工具T2の特殊工具ホル
ダ55bを上方に退避させる(第42図
e)。 第38図のブロツク697に従つて、第
11図左端リミツトスイツチ544から第
31図の工具交換回路290に作動指令が
伝達され、第10図のスパイダーアーム4
0はツールキヤリヤ39から更生を要する
汎用工具T1Lを抜き出し、180゜旋回し
て、該工具T1Lを特殊工具ホルダ55aに
挿着する(第42図e)。 しかる後、第38図のブロツク698に
従つて、特殊工具交換準備回路291に、
第10図の油圧モータ95を作動させ、シ
フター98と共に特殊工具ホルダ55aを
P点まで右行させる。また、第38図のブ
ロツク699に従つて、返還用工具移送装
置駆動回路720に退避解除指令722を
伝達し、第42図eの如く上方に退避せし
めていた特殊工具ホルダ55b(現在加工
中の工具T2を把持していた工具ホルダ)
を、第10図のO点に下降させる(第42
図g)。 (a‐3) 一方、第38図のブロツク690,
691の如く、特殊工具交換準備回路29
1から辺還用工具移送装置駆動回路720
に退避指令721が出されておらず、使用
済工具T1と次加工工具T2との交換によつ
て、主軸に挿着された工具T2が汎用工具
で工具貯蔵マガジン供給されたものである
場合は、第10図の工具交換準備位置TC3
には、使用済で更生した汎用工具T1の特
殊工具ホルダ55aが待機せしめられてい
ることになる。従つて、更生を要する汎用
工具T1Lは、そのままスパイダーアーム4
0によつて、特殊工具ホルダ55aに挿着
される。 以下、第42図d〜gの点線ブロツクで表
示されているように、第38図のブロツク6
92に従つて、特殊工具ホルダ55aは第1
0図のP点までシフター98で移行せしめら
れることは、第38図のブロツク698のプ
ロセスと全く同一である。 かくの如くして、第10図のP点に移行さ
れた特殊工具ホルダ55aは、第1図の特殊
工具搬入位置23に、返還用工具移送装置2
1Cで返還されるが(第38図のブロツク6
93,700)この場合、電子計算機200
に工具返還指令561が伝達され、電子計算
機200はクレーンPフアイル(第22図)
の返還用工具移送装置21Cの搬入工具番号
記録番地aに工具番号T1を記録する。また
この場合は、更生を要する工具であるから工
具室に更生要求の指示をしても良い。 (b) 第38図のブロツク684に従つて、マガ
ジンフアイル(第25図)に使用済工具番号
T1が記録されていない場合は、使用済工具
T1は更生した汎用工具でなく特殊工具であ
るから、第31図の工具番号T1無指令30
8と工具交換完了指令223に基ずき、第4
0図a〜dの動作態様に示される如く第3図
のスパイダーアーム40は工具交換動作に準
じて使用済工具T1を特殊工具ホルダ55a
に戻すことになる。しかしながら、この場合
でも、第38図のブロツク689に従つて、
主軸に挿着された工具T2が特殊工具である
場合は、ブロツク694〜700のプロセス
に順じて第31図の特殊工具交換準備回路2
91を作動させなければならないことは勿論
である(第42図a〜g)。 〔B〕 第38図のブロツク679に従つて、第
31図のレジスタFに記憶されている使用済工
具番号T1とCRNMメモリ282から読出され
る工具番号Toとの比較の結果、工具番号T1
oとが一致しない時は、該使用済工具T1は工
具貯蔵マガジンに返還すべきもので、駆動回路
280からCRNMメモリ読出し完了信号23
0が、ゲートG23を経由して、工具交換回路2
90に与えられる。 かくして、第38図のブロツク681に従つ
て、第3図のスパイダーアーム40は、主軸に
挿着されている使用済工具T1を主軸から抜き
出し、90゜旋回して、アーム40の左側工具把
持装置41L(工具交換位置TC2)に把持され
ている次工程工具T2をを主軸に挿着する。 挿着が完了すると、第38図のブロツク68
2に従つて、工具交換回路290から工具交換
完了信号223が電子計算機200に与えら
れ、マシニングセンタ1は工具T2による加工
を開始する。 また、該使用済工具T1は汎用工具であるか
ら、前記CRNMメモリ読出し完了指令230
がゲートG23及びゲート回路295を経由して
工具貯蔵マガジン駆動回路292に与えられ
る。さらに、レジスタFに記憶される工具番号
T1がゲート回路295を経由して一致回路2
94に与えられる。 かくして、第2図の工具貯蔵マガジン37の
工具T1貯蔵番地が工具交換準備位置TC1に持ち
来される。 また、工具交換回路290からの工具交換完
了信号223は、工具貯蔵マガジンへの転送指
令314として再び工具交換回路290に返還
される。かくして、第2図及び第3図のスパイ
ダーアーム40は270゜旋回して、該アームの
工具交換位置TC2に待機中のツールキヤリヤ3
9の工具挿入孔に、該使用済工具T1を転送す
る。該使用済工具T1を受取つたツールキヤリ
ヤ39は、案内体42に案内されて、ツインア
ーム38の近傍位置に移動する。さらに、該ツ
インアーム38は、ツールキヤリヤ39の使用
済工具T1を工具交換準備位置TC1に待機中の工
具T1貯蔵番地(工具貯蔵マガジン37)に挿
着する。 第38図のブロツク681に従つて、第31図
の工具交換回路290から工具交換回路信号22
3が出されると、該完、了信号223はゲート
G13に与えられる。従つて、該ゲートG13からは、
CRNMメモリ読出し指令226が駆動回路28
0に与えられ、またゲートG11及びG12にレジスタ
シフト指令がそれぞれ与えられる。 かくして、レジスタGに記憶されている工具番
号T2がレジスタFに、レジスタHに記憶されて
いる工具番号T3がレジスタGにシフトされると
共に、前記工具交換完了信号223で開放された
ゲートG13を経由してレジスタGにシフトされた
工具番号T3が一致回路288に与えられる。ま
た、駆動回路280に与えられたCRNMメモリ
読出し指令226に基ずいて、該駆動回路280
でCRNMメモリの記憶番地が連続的に指定さ
れ、CRNMメモリ282から記憶されている特
殊工具及び更生した汎用工具の番号Toが一致回
路288に与えられる。 以下、続次工程工具T3を第3図及び第10図
の工具交換位置TC2に持ち来たし待機させるプロ
セスは、工具番号T2を工具交換位置TC2に持ち来
たした場合と全く同一である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案一実施例の機械配置図、第2
図は、本考案一実施例に使用されるマシニングセ
ンタの外観図。第3図は、本考案一実施に基ずく
特殊工具収納装置及び特殊工具待機装置の外観
図。第4図は、工具格納棚及びスタツカークレー
ンの外観図。第5図は、返還用工具移送装置の外
観図。第6図は、特殊工具ホルダの外観図。第7
図は、特殊工具収納装置の縦断面図、第8図は、
第7図のA−A線に沿う横断面図。第9図は、第
7図のB−B線に沿う縦断面図。第10図は、工
具着脱装置の平面図。第11図は、第10図のC
−C線に沿う横断面図。第12図は、特殊工具収
納装置の頂上部に関する正面図。第13図は、特
殊工具待機装置の縦断面図。第14a図は、特殊
工具待機装置の頂上部に関する拡大縦断面図。第
14b、第14c図は、ロツク解条装置のクラツ
チ部に関する部分平面図。第15図は、第13図
のD−D線に沿う縦断面図。第16図は、特殊工
具ホルダの縦断面図。第17図は、供給用(返還
用)工具移送装置の横断面図。第18a図は、工
具移送装置の伸縮装置の縦断面図。第18b図
は、フツク部の横断面図。第19図は、本考案一
実施例における電子計算機結合ブロツク図、第2
0図は、マシンバツフアフアイルのモデル図。第
21図は、コンバアフアイルのモデル図、第22
図は、クレーンPフアイルのモドル図。第23図
は、パレツトフアイルのモデル図、第24図は、
ツールフアイルのモデル図。第25図は、マガジ
ンフアイルのモデル図。第26図は、TTMメモ
リのモデル図。第27図は、STMメモリのモデ
ル図。第28図は、CRNMメモリのモデル図。
第29,30図は、第19図の特殊工具供給制御
回路のブロツク図。第31図は第19図の工具交
換制御回路のブロツク図。第32〜38図は、本
考案一実施例の作動フローチヤート図。第39〜
42図は、特殊工具及び更生を要する汎用工具の
工具交換動作図。 図に於いて、1,2,3……マシニングセン
タ、13,14,15……特殊工具収納装置、1
3a,14a,15a……特殊工具待機装置、1
6a,16b……パレツト格納棚、17……スタ
ツカークレーン、18a,18b……工具格納
棚、19a,19b……スタツカークレーン、2
0a,20b,20c……供給用工具移送装置、
21a,21b,21c……返還用工具移送装
置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数の工具を収納する第1工具貯蔵装置と、該
    第1工具貯蔵装置と工具を受渡しすべく設けられ
    た第1工具交換準備位置との間で工具を往復搬送
    する第1搬送装置と、前記第1工具交換準備位置
    と主軸との間で工具の自動交換を行う自動工具交
    換装置とを有する工作機械において、前記工作機
    械から離れた位置に配置され複数工具の収納可能
    な第2工具貯蔵装置と、該第2工具貯蔵装置と前
    記自動工具交換装置により工具を受渡しすべく設
    けられた第2工具交換準備位置との間で工具を往
    復搬送する第2搬送装置と、前記第1工具交換準
    備位置と前記第2工具交換準備との間で前記自動
    工具交換装置により工具を往復受渡し搬送して前
    記第1工具貯蔵装置と前記第2工具貯蔵装置の工
    具を入れ換えるように制御する制御装置とからな
    る工作機械の工具自動搬送装置。
JP5194083U 1983-04-07 1983-04-07 工作機械の工具自動搬送装置 Granted JPS5997841U (ja)

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