JPS6142611Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6142611Y2 JPS6142611Y2 JP1980023793U JP2379380U JPS6142611Y2 JP S6142611 Y2 JPS6142611 Y2 JP S6142611Y2 JP 1980023793 U JP1980023793 U JP 1980023793U JP 2379380 U JP2379380 U JP 2379380U JP S6142611 Y2 JPS6142611 Y2 JP S6142611Y2
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- JP
- Japan
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- bag
- artificial organ
- pressure
- port
- artificial
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- External Artificial Organs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本考案は水あるいは生理食塩液等を充填した人
工臓器の血液あるいは透析液等の導入あるいは排
出のためのポート部に装着され、高圧蒸気滅菌時
の充填液の膨脹分を収容し人工臓器内外の圧力を
平衡せしめて人工臓器の損傷を避けるための、人
工臓器の高圧蒸気滅菌用圧力平衡袋に関する。
工臓器の血液あるいは透析液等の導入あるいは排
出のためのポート部に装着され、高圧蒸気滅菌時
の充填液の膨脹分を収容し人工臓器内外の圧力を
平衡せしめて人工臓器の損傷を避けるための、人
工臓器の高圧蒸気滅菌用圧力平衡袋に関する。
〈従来の技術〉
人工臓器の滅菌法としてエチレンオキサイドあ
るいはホルムアルデヒド等の有害残留成分を伴わ
ない高圧蒸気滅菌が広く採用されているが、滅菌
時の人工臓器充填液の膨脹に原因する人工臓器内
圧上昇を緩和するために、従来、弾性中空袋を人
工臓器のポート部に装着する方法が行われている
が、この方法は、人工臓器内に該中空袋の弾性に
応じた加圧が行われるために、高温下での滅菌で
人工臓器のケーシングに変形や破損を生じる危険
性があつた。
るいはホルムアルデヒド等の有害残留成分を伴わ
ない高圧蒸気滅菌が広く採用されているが、滅菌
時の人工臓器充填液の膨脹に原因する人工臓器内
圧上昇を緩和するために、従来、弾性中空袋を人
工臓器のポート部に装着する方法が行われている
が、この方法は、人工臓器内に該中空袋の弾性に
応じた加圧が行われるために、高温下での滅菌で
人工臓器のケーシングに変形や破損を生じる危険
性があつた。
またこの危険性を無くするために中空袋として
極薄肉の弾性中空袋を使用した場合には該中空袋
の破裂を生じ易いという欠点が認められている。
極薄肉の弾性中空袋を使用した場合には該中空袋
の破裂を生じ易いという欠点が認められている。
本考案は上記問題点に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、無理なく人工臓器内の
圧力上昇を緩和させることができる経済的な圧力
平衡袋を提供することにある。
その目的とするところは、無理なく人工臓器内の
圧力上昇を緩和させることができる経済的な圧力
平衡袋を提供することにある。
〈問題点を解決するための手段〉
すなわち本考案の圧力平衡袋は前記の問題点を
解決するために、開口部を人工臓器のポート部に
気密に装着可能な筒状に形成した平板状袋体であ
つて、該袋体の内面を粗面に形成した構造を採用
している。
解決するために、開口部を人工臓器のポート部に
気密に装着可能な筒状に形成した平板状袋体であ
つて、該袋体の内面を粗面に形成した構造を採用
している。
〈作 用〉
本考案の圧力平衡袋は上記のように構成されて
いるので、圧力平衡袋の筒状部を液充填人工臓器
の少なくとも１ケのポート部に装着せしめ、他の
ポート部をキヤツプ等によつて密閉して高圧蒸気
滅菌を行つた場合、膨脹して人工臓器外に溢出し
た充填液は、圧力平衡袋の平板状袋部を容易に拡
張して該袋部に流入し、人工臓器の内外の圧力を
平衡させるので、人工臓器の損傷を防ぐことがで
きる。
いるので、圧力平衡袋の筒状部を液充填人工臓器
の少なくとも１ケのポート部に装着せしめ、他の
ポート部をキヤツプ等によつて密閉して高圧蒸気
滅菌を行つた場合、膨脹して人工臓器外に溢出し
た充填液は、圧力平衡袋の平板状袋部を容易に拡
張して該袋部に流入し、人工臓器の内外の圧力を
平衡させるので、人工臓器の損傷を防ぐことがで
きる。
〈実施例〉
次に図面に基づいて本考案の実施例について説
明する。
明する。
第１図は本考案の一実施例にかかわる圧力平衡
袋の平面図、第２図は第１図のＡ−Ａ断面図であ
る。
袋の平面図、第２図は第１図のＡ−Ａ断面図であ
る。
第１図および第２図に示すように本考案の圧力
平衡袋１は対向面が密着あるいは密着に近い状態
の平板状袋部２と、この袋部２の開口部を形成し
人工臓器のポート部に気密に装着可能な筒状に形
成された筒状部３とからなつている。
平衡袋１は対向面が密着あるいは密着に近い状態
の平板状袋部２と、この袋部２の開口部を形成し
人工臓器のポート部に気密に装着可能な筒状に形
成された筒状部３とからなつている。
圧力平衡袋１は、液体非浸透性の合成樹脂たて
えばポリプロピレンやポリカーボネート、ポリス
チレン系エラストマー、ポリウレタン系エラスト
マーなどで製せられるが、これらは滅菌前の保存
期間中に袋の内面がくつついてしまい、高圧蒸気
滅菌時に平板状袋部２が膨脹せず、人工臓器を損
傷することがあるので、くつつき防止のためにた
とえばエンボス加工などにより内面が粗面に形成
されている。
えばポリプロピレンやポリカーボネート、ポリス
チレン系エラストマー、ポリウレタン系エラスト
マーなどで製せられるが、これらは滅菌前の保存
期間中に袋の内面がくつついてしまい、高圧蒸気
滅菌時に平板状袋部２が膨脹せず、人工臓器を損
傷することがあるので、くつつき防止のためにた
とえばエンボス加工などにより内面が粗面に形成
されている。
高圧蒸気滅菌を行う場合には、圧力平衡袋の筒
状部３を液充填人工臓器の少なくとも１ケのポー
ト部に装着せしめ、他のポート部をキヤツプ等に
よつて密閉して行う。この場合、人工臓器への充
填液は、気泡発生に原因する平板状袋部２の過大
化および人工臓器内壁への気泡付着を防止するた
めに、脱気した充填液を使用するのが好ましい。
状部３を液充填人工臓器の少なくとも１ケのポー
ト部に装着せしめ、他のポート部をキヤツプ等に
よつて密閉して行う。この場合、人工臓器への充
填液は、気泡発生に原因する平板状袋部２の過大
化および人工臓器内壁への気泡付着を防止するた
めに、脱気した充填液を使用するのが好ましい。
〈効 果〉
以上述べてきたことから明らかなように本考案
の圧力平衡袋は次のような利点を有する。
の圧力平衡袋は次のような利点を有する。
(1) 平板状袋部の内面を粗面に形成してあるので
容易かつ確実に該袋部を拡張させることがで
き、従つて無理なく人工臓器内の圧力上昇を緩
和させることができる。
容易かつ確実に該袋部を拡張させることがで
き、従つて無理なく人工臓器内の圧力上昇を緩
和させることができる。
(2) 合成樹脂チユーブの一端を融着等の手段によ
つて封止し、筒状部以外を加熱延伸プレスする
ことによつて容易に製造できるので、安価に提
供することができる。
つて封止し、筒状部以外を加熱延伸プレスする
ことによつて容易に製造できるので、安価に提
供することができる。
第１図は本考案の一実施例にかかわる圧力平衡
袋の平面図、第２図は第１図のＡ−Ａ断面図であ
る。 主な符号の説明、１：圧力平衡袋、２：平板状
袋部、３：筒状部。
袋の平面図、第２図は第１図のＡ−Ａ断面図であ
る。 主な符号の説明、１：圧力平衡袋、２：平板状
袋部、３：筒状部。
Claims (1)
- 開口部を人工臓器のポート部に気密に装着可能
な筒状に形成した平板状袋体であつて、該袋体の
内面を粗面に形成したことを特徴とする人工臓器
の高圧蒸気滅菌用圧力平衡袋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1980023793U JPS6142611Y2 (ja) | 1980-02-25 | 1980-02-25 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1980023793U JPS6142611Y2 (ja) | 1980-02-25 | 1980-02-25 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56125247U JPS56125247U (ja) | 1981-09-24 |
| JPS6142611Y2 true JPS6142611Y2 (ja) | 1986-12-03 |
Family
ID=29619886
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1980023793U Expired JPS6142611Y2 (ja) | 1980-02-25 | 1980-02-25 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6142611Y2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53101890A (en) * | 1977-02-18 | 1978-09-05 | Asahi Chemical Ind | Enclosed container for highhpressure steam sterilization |
| JPS5486967A (en) * | 1977-12-21 | 1979-07-10 | Kawasumi Lab Inc | Fine particle cleaning tool and method of draining same |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6039013Y2 (ja) * | 1977-05-26 | 1985-11-21 | 帝人株式会社 | 医用機器の熱滅菌用緩衝袋 |
-
1980
- 1980-02-25 JP JP1980023793U patent/JPS6142611Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53101890A (en) * | 1977-02-18 | 1978-09-05 | Asahi Chemical Ind | Enclosed container for highhpressure steam sterilization |
| JPS5486967A (en) * | 1977-12-21 | 1979-07-10 | Kawasumi Lab Inc | Fine particle cleaning tool and method of draining same |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56125247U (ja) | 1981-09-24 |
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