JPS6142534B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6142534B2
JPS6142534B2 JP57208132A JP20813282A JPS6142534B2 JP S6142534 B2 JPS6142534 B2 JP S6142534B2 JP 57208132 A JP57208132 A JP 57208132A JP 20813282 A JP20813282 A JP 20813282A JP S6142534 B2 JPS6142534 B2 JP S6142534B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
weight
organic polymer
composition
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP57208132A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5998637A (ja
Inventor
Yukinari Fuminomori
Tetsuya Nakada
Shingo Tokuda
Masanobu Nakamura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Soda Co Ltd
Original Assignee
Osaka Soda Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Soda Co Ltd filed Critical Osaka Soda Co Ltd
Priority to JP57208132A priority Critical patent/JPS5998637A/ja
Publication of JPS5998637A publication Critical patent/JPS5998637A/ja
Publication of JPS6142534B2 publication Critical patent/JPS6142534B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は擬似餌用有機質ポリマー組成物に関す
る。
延縄漁法等の漁労用餌としては、現在イカ、サ
バ、アジ、サンマ、イワシなどの魚が直接使用さ
れているが、これらの餌は、供給が不安定で価格
変動が大きいことやこれらの餌の保存に冷凍を必
要とすること、更に現場での餌の釣針への取付け
作業が必ずしも能率的でないといつた様々な問題
点が存在している。そのため取付け操作が簡単で
しかも保存性の高い安価な人工餌の検討がこれま
でに種々試みられたが、擬似餌として十分な機能
を有するものは未だ得られていない。例えば、擬
似餌として従来知られているポリ塩化ビニルやポ
リウレタンなどの合成樹脂に、毛糸、木綿などの
繊維を混合して作られたものは、これ自体が非常
に硬く、感触的にも真の釣り餌とはほど遠いもの
であり、また通常擬似餌中に混入される誘引性物
質の誘引効果も十分に発揮され得なかつた。擬似
餌として要求される条件としては、強度、柔軟
性、表面の感触等が真の釣り餌に近似すると共
に、適宜加えられる誘引性物質を水中に長時間放
出させることなどが必要である。本発明はこのよ
うな擬似餌として好ましい機能を備えた組成物を
提供することを目的としている。
本出願人は、先に非水溶性有機質ポリマーと水
溶性有機質ポリマーよりなる組成物が上記諸条件
を満足する擬似餌用組成物として有効であること
を見出し出願した。本発明者らは、この組成物
に、更に親水性水不溶性有機質ポリマーを配合す
ると使用時における初期の効果が著しく向上する
ことを見出したものである。すなわち、本発明
は、非水溶性有機質ポリマーと水溶性有機質ポリ
マーとの混合物に親水性水不溶性有機質ポリマー
を含有させたことを特徴とする擬似餌用有機質ポ
リマー組成物である。
本発明の非水溶性有機質ポリマーとしては、樹
脂状もしくはゴム状のポリマーの単独あるいはこ
れらの混合ポリマーが挙げられる。
樹脂状ポリマーとしては、ポリ塩化ビニル、ポ
リ酢酸ビニル、ポリメタクリレート、ポリ塩化ビ
ニリデン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
ウレタン、ポリスチレン、スチレン−アクリロニ
トリル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体
などが挙げられ、ゴム状ポリマーとしては、ニト
リルゴム、ポリクロロプレンゴム、エピクロルド
リンゴム、アクリルゴム、塩素化ポリエチレンゴ
ム、クロロスルホン化ポリエチレンゴムなどの極
性ゴムが特に好ましく、その他天然ゴム、イソプ
レンゴム、エチレン−プロピレンゴム、スチレン
−ブタジエンゴム、ポリブタジエンゴム、ブチル
ゴムなどの非極性ゴムが用いられる。水溶性有機
質ポリマーとしては、ポリエチレンオキサイド、
ポリアクリル酸塩、ポリヒドロキシ低級アルキル
アクリレート又はメタクリレート、ポリ低級アル
コキシ低級アルキルアクリレート又はメタクリレ
ート、ポリアクリルアミド、ポリビニルピロリド
ンやメチルセルロース、カルボキシ化メチルセル
ロースなどの水溶性セルロース誘導体、水溶性で
んぷん誘導体、ポリビニルアルコールあるいはそ
の誘導体などが用いられる。特に上記非水溶性有
機質ポリマーと相溶性のあるものが好ましい。
本発明に用いられる親水性水不溶性有機質ポリ
マーとしては、ポリエチレンオキサイド、ポリア
クリル酸塩、ポリヒドロキシ低級アルキルアクリ
レート又はメタクリレート、ポリ低級アルコキシ
低級アルキルアクリレート又はメタクリレート、
ポリアクリルアミド、ポリビニルピロリドン、ポ
リビニルアルコール又はその誘導体などの水溶性
ポリマーを架橋により水不溶化せしめたもの、セ
ルロースあるいはデンプン誘導体にアクリル酸塩
をグラフト化したもの、ポリビニルアルコールと
ポリアクリル酸塩のブロツク共重合体などが挙げ
られる。これらのポリマーは、吸水性はあるが、
水には全く不溶性であり、本発明においては、吸
水量が、テイーバツグ法(ポリマー1gを不織布
製袋に封入し、一定時間水浸漬後の重量変化を測
定する方法)による室温における10分間の脱イオ
ン水浸漬後で、ポリマー1g当り、0.2〜1000
g、好ましくは20〜1000gのものが使用に適す
る。
上記架橋化ポリマーとしては、上記水溶性ポリ
マーをベンゾイルパーオキサイド、メチルエチル
ケトンパーオキサイド、t−ブチルパーオクトエ
ート、クメンハイドロパーオキサイド、ジクミル
パーオキサイドの如き有機過酸化物の存在下、反
応温度20〜160℃で架橋化せしめたもの、あるい
は放射線照射により架橋化せしめたものなどがあ
り、更には水溶性ポリマーに対して10重量%以下
のコモノマーの共存下に上記架橋を行わしめて製
造されたものも含まれる。コモノマーとしては、
エチレングリコールジアクリレート又はジメタク
リレート、プロピレングリコールジアクリレート
又はジメタクリレート、ジエチレングリコールジ
アクリレート又はジメタクリレート、ジプロピレ
ングリコールアクリレート又はジメタクリレー
ト、1・2−ブチレングリコールジメタクリレー
ト、1・3−ブチレングリコールジメタクリレー
ト、1・4−ブチレングリコールジメタクリレー
ト、ジビニルベンゼン、ジビニルエーテル、マレ
イン酸ジアリル、フタル酸ジアリル、マレイン酸
アリルビニルなどが挙げられる。コモノマーとし
てアリルグリシジルエーテル、グリシジルアクリ
レート又はメタクリレートの如き不飽和エポキシ
ドを用いた場合は、これらモノマーと共重合する
上記水溶性ポリマーと共重合させた後、上記有機
酸化物で架橋せしめて用いられる。
本発明組成物には、上記の各ポリマーの他に魚
類を誘引する物質、列えば蛍光性物質、魚油類、
魚粉類、魚臭性のある化学物質、その他の任意の
誘引効果を発揮する物質を配合すると擬似餌とし
ての効果がより一層発揮されるので好ましい。
また、強度、柔軟性、加工性、保存安定性、そ
の他擬似餌としての性能を保持するために本発明
組成物に更に、軟化剤、可塑剤、滑剤、充填剤、
加工助剤、老化防止剤、防腐剤、防黴剤、顔料等
の配合剤を添加することができる。
本発明組成物より得られた擬似餌は、これを水
中に投下すると、親水性水不溶性有機質ポリマー
が急速に水を吸収膨潤して適度の柔軟性が付与さ
れると共に、直ちに水溶性有機質ポリマーが浸出
溶解しはじめて擬似餌表面に適度なぬめり性を与
え、真の餌に非常に近似した外観状態を形成す
る。この場合、魚類を誘引する物質が混入されて
いると、水溶性有機質ポリマーの浸出溶解に伴つ
て該誘引性物質が水中に拡散し餌としての効果を
より一層発揮する。
親水性水不溶性有機質ポリマーの水中での吸水
速度及び吸水量は、その架橋度と組成物中の含有
量に依存し、又水溶性有機質ポリマーの水中への
溶出速度は、分子量と組成物中の含有量に依存す
る。これら親水性水不溶性有機質ポリマーと水溶
性有機質ポリマーの選択及び含有量は、これら二
成分と非水溶性有機質ポリマーとの三成分の組合
わせによつてそれぞれ異なるが、これらは実験的
に定めることができる。組成物中の各ポリマーの
割合は、通常、非水溶性有機質ポリマー10〜98重
量%、水溶性有機質ポリマー45〜1重量%、親水
性水不溶性有機質ポリマー45〜1重量%の範囲に
ある。
本発明組成物に任意に配合することのできる誘
引性物質は、全ポリマー量に対して50重量%以下
添加することができる。前述したように、本発明
組成物は、親水性水不溶性有機質ポリマーによる
高吸水保持性と水溶性有機質ポリマーによる水中
への浸出現象があるため、誘引性物質の添加量は
微量でもその効果は大きい。
本発明組成物は、これを適当な混合機で混合し
た後、通常行われる如き加工手段によつて成形さ
れる。例えば、金型成形加工、押出加工、吹込成
形加工、射出成形加工、カレンダー加工などがあ
る。又成形品は、補強のため織布、不織布等の補
強材を張合わせることもできる。本発明組成物中
の非水溶性有機質ポリマーのみを架橋させる架橋
剤を添加して成形の際該ポリマーを架橋させても
よい。
本発明の組成物は、これを成形加工して、例え
ば海藻類等に模した誘引材として使用することも
できる。
以下実施例によつて説明する。
実施例 1 エピクロルヒドリンゴム(エピクロルヒドリン
−エチレンオキサイド共重合体)100重量部、分
子量200万のポリエチレンオキサイド10重量部、
架橋ポリエチレンオキサイド(アリルグリシジル
エーテル3重量%を共重合し、パーオキサイド架
橋した分子量150万のもの。テイーバツグ法によ
る吸水量300g)20重量部、粉末状イカ20重量部
よりなる組成物を混合した後、90℃で押出成形
し、幅30mm、長さ100mm、厚さ2mmの短冊状シー
トを作製した。
このシートを海水に浸漬して経時重量増加を測
定したところ、3時間で2.50倍、24時間で3.65倍
となつた。因みに、上記組成物中、架橋ポリエチ
レンオキサイド20重量部を含まぬ以外は同様にし
て作製したシートの海水浸漬重量増加は、3時間
後1.50倍、24時間後1.60倍であつた。
本発明の24時間浸漬後の上記シートを海水より
引き揚げて観察したところ、弾力のある柔軟な形
体を保持しており、釣針にかけても保持しうる充
分な強度を有していた。また表面に充分なぬめり
性とイカ臭とが存在し、擬似餌として使用するに
充分な効果を有していることが確認された。
実施例 2 ペースト用ポリ塩化ビニル100重量部、可塑剤
(ジオクチルフタレート)100重量部、メチルセル
ロース100重量部、錫系安定剤1.5重量部、発光体
(ZnS系)5重量部、アクリル酸塩をグラフト化
したデンプン(三洋化成工業社製「サンウエツ
ト」、吸水量1000g)20重量部、イカ油5重量部
よりなる組成物を混合し、180℃で5分間金型成
形して長さ100mm、径30mm、厚さ1mmの円筒状物
を作製した。
これを海水に24時間浸漬したところ、重量増加
は、1.40倍となつて、その表面はぬめりとイカ臭
とが残存しており、擬似餌としての効果が持続し
ていることが確認された。
実施例 3 中高ニトリルゴム100重量部、架橋ポリアクリ
ル酸ナトリウム(製鉄化学工業社製「アクアキー
プ」、吸水量800g)10重量部、可塑剤(ジオクチ
ルフタレート)20重量部、重合度15000〜20000の
ポリアクリル酸ナトリウム10重量部、魚粉15重量
部よりなる組成物を混合し、金型成形して長さ
100mmの魚体状成形物を作製した。
これを海水中に投入して24時間経過後の状態観
察を行つたところ、重量増加は2.50倍であり、そ
の表面は充分なるぬめり性と魚臭を保有し、成形
物自体は擬似餌として使用するに充分な強度と柔
軟性を保持していた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 非水溶性有機質ポリマーと水溶性有機質ポリ
    マーとの混合物に親水性水不溶性有機質ポリマー
    を含有させたことを特徴とする擬似餌用有機質ポ
    リマー組成物。
JP57208132A 1982-11-27 1982-11-27 擬似餌用有機質ポリマ−組成物 Granted JPS5998637A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57208132A JPS5998637A (ja) 1982-11-27 1982-11-27 擬似餌用有機質ポリマ−組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57208132A JPS5998637A (ja) 1982-11-27 1982-11-27 擬似餌用有機質ポリマ−組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5998637A JPS5998637A (ja) 1984-06-07
JPS6142534B2 true JPS6142534B2 (ja) 1986-09-22

Family

ID=16551159

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57208132A Granted JPS5998637A (ja) 1982-11-27 1982-11-27 擬似餌用有機質ポリマ−組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5998637A (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4826691A (en) * 1987-08-03 1989-05-02 Berkley, Inc. Carrier for fish attractant
JPH04287633A (ja) * 1991-03-13 1992-10-13 Fumatsugen Honpo:Kk 疑似餌用誘魚剤
US6827930B2 (en) 2002-09-06 2004-12-07 Carolina Lunker Sauce, L.L.C. System for attracting fish
JP4615366B2 (ja) * 2005-05-09 2011-01-19 錦城護謨株式会社 ソフトルアー
US8883231B2 (en) * 2007-02-27 2014-11-11 Pure Fishing, Inc. Packaged artificial soft baits
KR100965617B1 (ko) * 2009-06-12 2010-06-23 최명길 낚시 인조 미끼용 시트 및 이의 제조방법

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4935551A (ja) * 1972-08-09 1974-04-02

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4935551A (ja) * 1972-08-09 1974-04-02

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5998637A (ja) 1984-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4731247A (en) Artificial fish baits with sustained release properties
US5170580A (en) Sponge lure
Po Water-absorbent polymers: a patent survey
JPS56118446A (en) Antistatic resin composition
DE602004008961D1 (en) Superabsorptionsfähiges polymer
JPS6094047A (ja) 水生動物用の餌
KR910016824A (ko) 중합체 입자의 제조방법
CA2450180A1 (en) Disposable, buoyant scented lure
JPS6142534B2 (ja)
NL8601318A (nl) Werkwijze voor het bereiden van een water-absorberende hars.
KR960031495A (ko) 코어 및 그라프트된 쉘을 포함하는 에멀션 중합체 및 그 제조방법
US5360415A (en) Anti-infective catheter
JPS6142533B2 (ja)
JPS60153738A (ja) 擬似餌用有機質ポリマ−組成物
JPH0892020A (ja) 抗菌性高吸水性樹脂
JP2003518572A (ja) 対水保護装置
JP2592567B2 (ja) 水膨潤性ゴム
JP3558899B2 (ja) 水系ゲルおよびその物品
JP3678280B2 (ja) 複合構造を有する高塩水吸収性繊維及びその製造法
JP2802092B2 (ja) 優れた耐塩性を有する吸水剤
JPS59118050A (ja) 集魚剤及びこれを用いた集魚具
JPH0940837A (ja) 水膨潤性ゴム
JPS5964650A (ja) 吸水性フイルム
GB1272584A (en) Process for deodorising polymers of unsaturated esters
JPH03297340A (ja) 集魚剤組成物