JPS6141859A - 磁気冷凍装置 - Google Patents

磁気冷凍装置

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JPS6141859A
JPS6141859A JP16152084A JP16152084A JPS6141859A JP S6141859 A JPS6141859 A JP S6141859A JP 16152084 A JP16152084 A JP 16152084A JP 16152084 A JP16152084 A JP 16152084A JP S6141859 A JPS6141859 A JP S6141859A
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秀樹 中込
聡 安田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、磁気冷凍装置に係り、特に、効率の向上化を
図れ′るようにした磁気冷凍装置に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
従来、磁性体の磁気熱伍効果を利用した磁気冷凍装置が
知られている。磁気冷凍装置は、断熱消磁によって冷え
た磁性体で被冷却物から熱を奪わぜるようにしたもので
、通常の圧縮形冷凍機に較べて単位体積当りの冷凍能力
が高いという利点を備えている。
ところで、磁気冷凍装置の場合には、ガドリニウム・ガ
リウム・ガーネットで代表される磁性体、つまり作業物
質を磁場内に急速に導入して断熱磁化させ、このときに
作業物質で発生した熱を外部に逃がす排熱過程と、磁場
内に位置している作業物質を磁場外へ急速に導入して断
熱消磁させ、このときの作業物質の吸熱作用で被冷却物
を冷却する吸熱過程との2つの熱交換過程を交互に行な
わせる必要がある。このため、このような磁気冷凍装置
にあっては、一般に、作業物質を固定するとともに上記
作業物質の回りに超電導コイルからなる磁場発生装置を
固定しておき、断熱磁化のときには磁場発生装置を付勢
するとともに排熱系を動作させ、また断熱消磁のときに
は磁場発生vtl!の付勢を停止させるとともに排熱系
の動作を停止させ、このl1lillを交互に行なわせ
るようにしているこのような構成であると、電気的な制
−だけで冷凍サイクルを実行させることができるので全
体の小形化を因れること、作業物質が静止しているので
排熱行程の信頼性を高めることができることなどの利点
がある。
しかしながら、反面、磁場発生装置、つまり超電導コイ
ルをパルス付勢するようにしているので、この超電導コ
イルの付勢時における損失が大きく、冷凍効率が大幅に
低いと言う問題があった。
そこで、このような問題を解消するために、m場発生装
置を常に付勢しておき、代わりに作業物質を機械的に移
動させて上記磁場発生装置で発生した磁場内および磁場
外に交互に位置させることが考えられる。しかし、この
ように構成すると、作業物質を機械的に移動させる必要
があるので、排熱系を如何に構成するかと言う点が問題
となる。
〔発明の目的〕
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、磁場発生i置を常時付勢すると
ともに作業物質を移動させる方式を採用したものにあっ
て、断熱磁化時に作業物質から良好に排熱させることが
でき、もって冷凍効率の向上化を図れる磁気冷凍装置を
提供することにある。
(発明の概要〕 本発明に係る磁気冷凍装置は、常時磁場を発生する一対
の磁場発生装置と、これら磁場発生装置に一対一に対応
して設けられ上記各磁場発生装置で発生した磁場内に位
置しているときには発熱し、磁場外に位置しているとき
には吸熱して被冷却物を冷却する一対の作業物質と、こ
れら作業物質を対応する前記磁場内および磁場外へと交
互に機械的に直線動させる駆動機構と、前記各作業物質
が前記各磁場内に位置しているとき上記各作業物質に接
触する一対の良熱伝導性部材と、前記各作業物質で発生
した熱を前記各良熱伝導性部材を介して上記各作業物質
の位置している空間の外部へ排熱する手段とを具備し、
前記各磁場発生装置は、一方の磁場発生装置で発生した
磁場が他方の磁場発生装置で発生した磁場内に位置して
いる作業物質に対して磁気的影響を及ぼし得る相互間隔
もしくは発生磁場に設定されてなることを特徴としてい
る。
〔発明の効果〕
移動する作業物質から熱を奪って排熱する場合、排熱さ
せるための系を作業物質と一体に移動させることは構造
の複雑化を免れ得す、また断熱消磁時に排熱系から作業
物質に向けて熱が侵入するのを免れ得ない。
しかし、本発明装置のように、作業物質が磁場内に位置
しているときだけ上記作業物質に接触する良熱伝導性部
材を設け、この部材を介して排熱する構造であると、上
記良熱伝導性部材、つまり排熱系全体を作業物質と一体
に移動させる必要はない。これに加え、本発明装置では
、磁場発生装置、作業物質および良熱伝導性部材からな
る組を2組設け、かつ各磁場発生装置の相互間隔もしく
は発生磁場を前記関係に設定しているので、一方の磁場
発生装置で発生した磁場内に入った一方の作業物質は他
方の磁場発生装置で発生した磁場の影響を受けて良熱伝
導性部材に強制的に押付けられる。このため、作業物質
と良熱伝導性部材との間の熱抵抗を非常に小さくできる
。したがって、構造の複雑化をjB <ことなく良好な
排熱を行なわせることができる。また、断熱消磁時には
、作業物質と良熱伝導性部材とを距離的に離すことがで
きる。このため、断熱消磁時に良熱伝導性部材を介して
作業物質に熱が浸入するのを防止することができる。こ
のように、本発明によれば、構造の複雑化や熱侵入を抑
えた状態で、作業物質を移動させる方式の特徴、つまり
、この方式が本質的に欝えている冷凍効率が高い点を最
大限に発揮させることができる。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
第1図は、本発明に係る磁気冷凍装置をヘリウム液化装
置に組込んだ例を示すもので、この装置は、大きく別け
て、液化1ffi本体Aと、予冷冷凍[118とで構成
されている。そして、液化装置本体Aは、具体的には次
のように構成されている。
すなわち、図中1はヘリウム櫂を示している。
このヘリウム1!1は、外槽2と、この外槽2内を上下
方向に2分するように設けられた仕切り壁3と、この仕
切り壁3より下方の空間内に配置された内槽4とで構成
されている。そして、内槽4を取囲んでいる空IJ15
は、真空引きされて真!2匹熱層に形成されている。ま
た、内槽4は、その上壁4aだけが肉厚の厚い非磁性良
熱伝導材で形成されており、残りの部分が熱伝導性の悪
い部材で形成されている。
上記内槽4の土壁4aの21i所には、土壁4aの図中
上側空間と下側空間とを連通させる筒部6a16bが下
方に向けて平行に、かつ同一寸法に突設されている。こ
れら、筒部6a、6bは、上M4aを構成している部材
と同一材あるいはそれ以上に熱伝導性の良い部材で厚肉
に形成されたもので、その下端部から所定の長さの部分
7a、7bの内径が他の部分より小径に形成されている
そして、部分7a、7bの上下内端縁はそれぞれテーパ
面に形成されている。
内槽4内には、内槽4との間に真空断熱層を介してヘリ
ウム容器8が収容されている。このヘリウム容器8は、
非磁性良熱伝導材で全体が形成されたもので、具体的に
は次のように構成されている。すなわち、容器本体9と
、この容器本体9内を上下方向に2分するように設けら
れた仕切り壁10と、容器本体8の上W11に設けられ
、前記筒部6a、6bをそれぞれ非接触に嵌入させる孔
12a、12bと、これら孔12a、12bの縁部を仕
切り壁10の上面まで延長させる筒体13a、13bと
、これら筒体13a、13bの外周面に上下方向に2段
構成に突設された鍔部14a、14bおよび15a、1
5bとで構成されている。
そして、筒体13a、13bの外周で鍔部14a、14
bと上壁11との間には主磁場発生装置を構成する超電
導コイル16a、16bが装着されており、また、筒体
13a、13t)の外周で鍔部15a、15bと仕切り
壁10との間には補助磁場発生装置を構成する超電導コ
イル17a、Ijbがitされている。各超電導コイル
16a、16bおよび17a、17bはヘリウム容器8
内の底部に溜っている液体ヘリウムHを冷却源とし、ヘ
リウム容器構成材を介して所要の温度に冷却される。そ
して、超電導コイル16aと16bとは後述する作業物
質が一方のコイル内に位置しているとき、この作業物質
に他方のコイルで発生した磁場が影響を与え得る強度あ
るいは方向の磁場を発生するように構成されている。ま
た、超74導コイル17a、17bは、超電導コイル1
6a、16bの発生磁場とは逆向きの磁場を発生させ、
これ  ゛によって超′!Ii導コイル16a、16b
で発生した磁場の下側強度勾配を急峻化させるようにし
ている。
仕切り壁10の前記筒部6a、6bの下端面に対向する
位置には、部分7 a 17 bの内径より大きく、か
つ筒部6a、6bの外径より小さい孔18a、18bが
形成されている。そして、上記孔18a、18bの内縁
には、熱伝導性の悪い非磁性部材で形成された筒体19
a、19bの下端側が接続されており、これら筒体19
a、19bの上端側はI2!1部5a、6bの下端面に
それぞれ気密に接続されている。
前記仕切りM2Sの前記筒部6a、6bに対向する位置
には、筒体19a、19bの内径と同径の孔20a、2
0bが同軸的に設けである。そ、して、孔20a、20
bの縁部と筒部6a、6bの上縁部とは熱伝導性の悪い
非磁性部材で形成された筒体21a、21bによって気
密に接続されている。
すなわち、孔20a、筒体21a1筒部6a、筒体19
aおよび孔18aが同軸的に接続されて、仕切り13よ
り上方の空間22と液体ヘリウムHの収容されている空
間とを連通させるシリンダ23aが構成され、同様に孔
20b、筒体21b1筒部6b、筒体19bおよび孔1
8t)が同軸的に接続されて同様のシリンダ23bが構
成されているのである。
前記シリンダ23a、23b内には前記空間22側から
ロッド31a、31bが昇降自在に挿設されている。ロ
ッド31a、31bは、それぞれ熱伝導性の悪い非磁性
部材で前述した筒部6a、6bにおける部分7a、7b
の内径より数100[μm]小さい外径の円柱状に形成
されている。
そして、各ロッド31a、31bの下端部にはガドリニ
ウム・ガリウム・ガーネット等の磁性体をロッド31a
、31bの外径と等しい外径の円柱状に加工してなる作
業物質32a、32bが直列に介挿されている。
ロッド31a、31bの前記空間22内に位置する端部
には支持材33a、33bが取付けてあり、これら支持
材33a、33bの先端部には互いに対面する関係にラ
ック34a、34bが固定されている。そして、ラック
34aとラック34bとの間の中心位置には、紙面と直
交する方向に延びる軸35が図示しない軸受によって回
転自在に支持されている。軸35の外周でラック34a
とラック34bとの間に位置する部分には上記ラック3
4a、34bに共通に歯合するビニオン36が装着され
ている。なお、とニオン35と各ラック34a、34b
とは次のような関係に歯合している。すなわち、Oラド
31a、31bの下端部に介挿されている作業物質32
a、32bが丁度、第1図の作業物質32aのように筒
部6a(6b)の部分7a (7b)内に位置している
ときを上死点とし、また、作業物質32bのように仕切
り壁10と液体ヘリウムHの液面との間に位置している
ときを下死点とし、いずれかの作業物質が上死点に位置
しているときには他方の作業物質が下死点に位置する関
係が成立するように歯合している。
軸35の外周には第2図に示すように別のビニオン37
がVi看されており、このビニオン37はラック38と
歯合している。ラック38の一端部はロッド39の一端
側に連結されており、このロッド39の他端側はガス圧
によって動作する直線動機構40に連結されている。直
Ii!助機構4oは、両端が閉じられたシリンダ41と
、このシリンダ41内に軸方向に運動自在に収容された
ピストン(図示せず。)と、シリンダ41の両端部に内
部に通じる関係に接続されたガス案内管42 a 、−
42bとで構成されている。そして、上記ガス案内管4
2a、42bが外槽2の壁を気密に貫通して外部に導き
出されている。
内槽4の上壁4aの周縁部には厚肉部51が形成されて
おり、この厚内部51には開口部をたとえば横方向に向
けた円柱状の凹部52が形成されている。外槽2の側壁
で上記凹部52に対向する位置には、凹部52より大径
の孔53が形成されており、この孔53の周縁部には外
方へ突出するフランジ54が気密に接続されている。そ
して、上記フランジ54内を通して前記凹部52に予冷
冷凍tiBの吸熱部が熱的に接続されている。
予冷冷凍11Bは、蓄冷材として、たとえば鉛、磁性材
等を用いたギフオードマクマホン形の冷凛礪55と、こ
の冷凍礪55に圧縮された冷媒ガス、たとえばヘリウム
ガスを循環供給フる圧縮=SCとで構成されている。な
お、冷連礪55には接続用のフランジ57が設けてあり
、このフランジ57がシール部材を介してフランジ54
に接続され、これによって気密性が保たれている。
圧縮握56のガス送出口Sおよびガス導入口Tは、第2
図に示す駆動制御器60を介して直線動機構40のガス
案内管42a、42bに接続されている。駆11J 1
1 III器60は、圧Nは56のガス送出口Sを電磁
弁61を介してガス案内管42aに接続し、また、ガス
導入口T@l!1弁62を介してガス案内管42bに接
続し、ざらに、ガス送出口Sを電磁弁63を介してガス
案内管42bに接続し、ガス導入口Tをif磁弁64を
介してガス案内管42aに接続し、これら電磁弁61.
62.63.64を制御器65でオン、オフ制御するよ
うにしている。ill 10器65は、電磁弁61.6
2を一組とし、また、電磁弁63.64を一組として、
一方の組を°開”に制御しているときには他方の組を閉
”に制御し、各組を交互に゛開′°に11J IIIす
る信号を送出するように構成されている。
なお、第1図中66a、66bはシール機構を示してい
る。
次に、上記のように構成されたヘリウム液化装置の動作
を説明する。
まず、超電導コイル16a、16bI3よび17a、1
7bに1j前述した関係の磁場を発生させ得る永久N 
、lが流れているものとする。また、圧縮微56が動作
して予冷冷凍TINBが動作しているものとする。予冷
冷i1!搬Bが動作すると、内個4の上壁4aが十分低
温に冷却される。したがって、筒部6a、6bも低温に
冷却される。
このような状態で、駆動制御器60の制御器65を動作
開始させると、次のようになる。すなわち、1lJII
l器65は、まず、′R磁弁63.64を1if1″に
制御する。この結果、圧縮11156のガス送出口Sか
ら送り出された高圧ヘリウムガスの一部がif【…弁6
3を介してガス案内管42bに供給され、また、ガス案
内管42aが′R磁弁64を介してガス導入口Tに接続
される。このため、i櫟動樋僧40のピストンは第2図
中上方へと押し上げられる。そして、所定時間経過する
と制御器65は、電磁弁63.64を“閉”に制御し、
代わって電磁弁61.62を“開”に制御する。このた
め、ピストンは第2図中下方へと押し下げられる。この
ようにして、ピストンが周期的に往復動するので、ラン
ク38も第2図中実1iYで示すように往復動じ、これ
に伴って軸35が図中実線矢印Pで示すように往復回動
する。この結果、ロッド31a、31bが第2図中下方
 、Q2で示すように昇降する。すなわち、ロッド31
aが下降を開始するとロッド31bが上昇を開始する関
係にそれぞれが昇降する。このため、作業物質32a、
32bは、上死点と下死点との間を180度の位相差を
もって昇降することになる。上死点に位置しているとき
には、第1図中の作業物質32aに見られるように超電
導コイルの発生する磁場内に完全に位置している。した
がって、断熱磁化状態になる。一方、下死点に位置して
いるときには、第1図中の作業物質32bに見られるよ
うに磁場外に位置する。したがって、断熱消磁状態にな
る。
断熱消磁状態では、作業物質32b (32a)は吸熱
する。このため、液面上に漂っているヘリウムガスが作
業物質32b(32a)の表面に凝縮する。この凝縮に
よって形成された液滴が自然落下し、ここにヘリウムの
液化が達成される。
一方、作業物質32aに見られるように断熱磁化状態に
なると、作業物質32a (32b)は発熱する。この
熱は次のようにして外部に導かれる。
すなわち、作業物質32a、32bが上死点に位置して
いるときには、必ず筒部6a、6bの部分7a、7b内
に位置している。部分7a、7bの内径は、作業物質3
2a、32bの外径より僅かに大きい値に設定されてい
る。これに加え、部分7a内に位置した作業物質32a
には超′!fi導コイル16bで発生した磁場が影響を
与え、また、部分7b内に位置した作業物質32bには
超電導コイル16aで発生した磁場が影響を与える。こ
のため、作業物質32a、32bが部分7a、7b内に
位置しているときには、これら作業物質32a、32b
は、長尺のロッド31a131bのたわみも有効に手伝
って部分7a、7bの内表面に磁気力によって強制的に
押付けられることになる。
したがって、各作業物質32a、32bと部分7a、7
bとの間の熱抵抗が非常に小さくなる。この結果、作業
物質32a、32bで発生した熱は、部分7a、7b、
riA部6a、6b、上14aを介して速やかに予冷冷
凍IBへと排熱される。したがって、作業物質32a、
32bで発生した熱によってヘリウム容器8内が温度上
昇するようなことはなく、また、作業物質32a、32
bが所定の低温に常に予冷され、ここに良好な冷凍サイ
クルが実現されることになる。
そして、この場合には、常時磁場を発生させるとともに
作業物質32a、32bを移動させるようにしたことに
よる効果は勿論のこと、特に、断熱磁化時に作業物質3
2a、32bを隣接する磁場発生装置の磁場を用いて部
分7a、7b、つまり排熱用良熱伝導性部材に磁気力で
押付けるようにしているので、良好な排熱行程を実現で
き、作業物質32a、32bで発生した熱の影響をなく
すことができるので、結局、前述した効果が得られるこ
とになる。
なお、実施例のように主磁場発生装置と補助磁場発生装
置とを設け、補助磁場発生装置で磁場の縁部の強度勾配
を急峻化させるようにすると、作業物質が磁場外へ出る
のに必要な移動ストロークを小さくできる。したがって
、I!全全体小形化に寄与できる。また、実施例のよう
に、2つの作業物質を1つの駆動源を用いて排他的に昇
降させる方式であると、一方の作業物質が磁場から離れ
ようとしたとき、他方の作業物質が磁場に近付く関係と
なるので、一方の作業物質と一方の1i場との間に生じ
る磁気的吸引力で他方の作業vIJ質と他方の磁場との
間に生じる磁気的吸引力を結果的に減少させることがで
きる。したがって、駆動動力を少なくできる利点もある
。また、本発明は、上述した実施例のものに限らず、駆
動改構の主要部を外槽外に位置させたものにも適用でき
ることは勿論である。また、一対の磁場発生装置の相互
間隔の設定によって磁場の影響を互いに及ぼしあわせる
ようにしてもよい。また、ヘリウムの液化に限らず、各
種ガスの液化および各種物質の冷却用に使用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る磁気冷凍装置を組込ん
だヘリウム液化装置の主要部を一部切欠して示す側面図
、第2図は同装置のガス圧駆動系を取出して示す図であ
る。 A・・・液化装置本体、B・・・予冷冷凍d、1・・・
ヘリウム(a、2・・・外槽、4・・・内槽、6a、6
b・・・良熱伝導材で形成された筒部、8・・・ヘリウ
ム容器、16a、16b、17a、17b−FIL場発
生装置としての超電導コイル、23a、23b・・・シ
リンダ、31a、31 b−・・ロッド、32a、32
 b −・・作業物質、34a、34b、38 ・・・
ラック、36.37・・・ビニオン、40・・・直線動
礪溝、55・・・冷凍則、56・・・圧縮曙、6o・・
・駆動制御器。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 −3と

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)常時磁場を発生する一対の磁場発生装置と、これ
    ら磁場発生装置に一対一に対応して設けられ上記各磁場
    発生装置で発生した磁場内に位置しているときには発熱
    し、磁場外に位置しているときには吸熱して被冷却物を
    冷却する一対の作業物質と、これら作業物質を対応する
    前記磁場内および磁場外へと交互に機械的に直線動させ
    る駆動機構と、前記各作業物質が前記各磁場内に位置し
    ているとき上記各作業物質に接触する一対の良熱伝導性
    部材と、前記各作業物質で発生した熱を前記各良熱伝導
    性部材を介して上記各作業物質の位置している空間の外
    部へ排熱する手段とを具備し、前記各磁場発生装置は、
    一方の磁場発生装置で発生した磁場が他方の磁場発生装
    置で発生した磁場内に位置している作業物質に対して磁
    気的影響を及ぼし得る相互間隔もしくは発生磁場に設定
    されてなることを特徴とする磁気冷凍装置。
  2. (2)前記駆動機構は、主要部が、シリンダと、このシ
    リンダ内に収容され高圧ガスによって往復動するピスト
    ンと、このピストンの動きを前記作業物質に伝達する機
    構とで構成されたものであることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の磁気冷凍装置。
  3. (3)前記駆動機構は、1つの機構で前記各作業物質を
    、前記各磁場発生装置で発生した磁場内および磁場外へ
    と排他的に移動制御するものであることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項または第2項記載の磁気冷凍装置。
JP16152084A 1984-08-02 1984-08-02 磁気冷凍装置 Granted JPS6141859A (ja)

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