JPS6141402A - 合成樹脂製履物台の製造方法 - Google Patents
合成樹脂製履物台の製造方法Info
- Publication number
- JPS6141402A JPS6141402A JP16371184A JP16371184A JPS6141402A JP S6141402 A JPS6141402 A JP S6141402A JP 16371184 A JP16371184 A JP 16371184A JP 16371184 A JP16371184 A JP 16371184A JP S6141402 A JPS6141402 A JP S6141402A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- foam
- mold
- synthetic resin
- footwear
- density
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、合成樹脂製履物台及びその製造方法に関す
るものである。
るものである。
合成樹脂製履物台は既に広く用いられている。
このような履物台は合成樹脂の発泡体で作られている。
発泡体で作られる理由は、発泡体で作ると軽量になるか
らである。ところが、発泡体で作ると、それだけ摩耗し
やすくなるばかりでなく、その他の機械的強度も弱くな
る。このように軽量と強度とは互いに相反する要求であ
る。そこで、実際は、発泡倍率に適当な妥協点を求めて
、合成樹脂ごとに適当な倍率に発泡させて履物台を製造
して来た。
らである。ところが、発泡体で作ると、それだけ摩耗し
やすくなるばかりでなく、その他の機械的強度も弱くな
る。このように軽量と強度とは互いに相反する要求であ
る。そこで、実際は、発泡倍率に適当な妥協点を求めて
、合成樹脂ごとに適当な倍率に発泡させて履物台を製造
して来た。
合成樹脂を発泡させて履物台を作るには、未発泡の発泡
性樹脂を型内に入れ、型内で発泡させて成形することが
古く行なわれた。しかし、この方法によるときは、発泡
成形ごとに発泡状態に差異が生じて製品の均一を期し難
く、シかも成形能率が悪くて、採算に合わなかった。
性樹脂を型内に入れ、型内で発泡させて成形することが
古く行なわれた。しかし、この方法によるときは、発泡
成形ごとに発泡状態に差異が生じて製品の均一を期し難
く、シかも成形能率が悪くて、採算に合わなかった。
これに代って、予じめ合成樹脂の発泡板を作っておき、
これを裁断して履物台の形状とし、必要に応じて貼り合
わせて履物台とすることが行なわれた。この方法による
ときは、製品の均一を期することはできるが、履物台の
側面が裁断したままの状態で残って不恰好であることを
免れなかった。
これを裁断して履物台の形状とし、必要に応じて貼り合
わせて履物台とすることが行なわれた。この方法による
ときは、製品の均一を期することはできるが、履物台の
側面が裁断したままの状態で残って不恰好であることを
免れなかった。
また、発泡体を裁断してこれを貼り合わせるときは、発
泡倍率の異なるものを貼り合わせ底に発泡倍率の小さい
層が来るようにして耐摩耗性を向上させ、内部に発泡倍
率の大きい層を設けて軽量にすることもできる。しかし
、この場合には、これら層の合わせ面で発泡倍率が急激
に変わることとなるので、大きな発泡倍率の変更は困難
であり、従って結局耐摩耗性と軽量とを同時に満足させ
るような履物台を製造することができなかった。
泡倍率の異なるものを貼り合わせ底に発泡倍率の小さい
層が来るようにして耐摩耗性を向上させ、内部に発泡倍
率の大きい層を設けて軽量にすることもできる。しかし
、この場合には、これら層の合わせ面で発泡倍率が急激
に変わることとなるので、大きな発泡倍率の変更は困難
であり、従って結局耐摩耗性と軽量とを同時に満足させ
るような履物台を製造することができなかった。
そこで、この発明者は、軽量であって摩耗に強く、且つ
外観も美麗な履物台を得ようと企てた。
外観も美麗な履物台を得ようと企てた。
そのために、従来は、発泡したシートを裁断して足の底
形にしただけで、あとは貼り合わせることとしただけの
ものを履物台として来たところ、さらにこうして裁断し
たものを足の底形の型窩を持った型内に入れて、これを
加熱し加圧して型内で成形することを試みた。その結果
、このようにすると、得られた成形物は表面に発泡倍率
の低い表皮部分が形成され、中心部分が高倍率に発泡し
たままで残り、しかも表皮部分から中心部分へ向い発泡
倍率の変化が徐々に行なわれ、ここに良好な履物台の得
られることがわかった。とくに、型内で成形後、型を水
に接触させて急冷すると、低倍率の表皮部分、従って高
密度の表皮部分が厚く形成され、中心部分へ向っての密
度変化が緩慢な履物台の得られることが確認された。こ
の発明は、このような知見に基づいて完成されたもので
ある。
形にしただけで、あとは貼り合わせることとしただけの
ものを履物台として来たところ、さらにこうして裁断し
たものを足の底形の型窩を持った型内に入れて、これを
加熱し加圧して型内で成形することを試みた。その結果
、このようにすると、得られた成形物は表面に発泡倍率
の低い表皮部分が形成され、中心部分が高倍率に発泡し
たままで残り、しかも表皮部分から中心部分へ向い発泡
倍率の変化が徐々に行なわれ、ここに良好な履物台の得
られることがわかった。とくに、型内で成形後、型を水
に接触させて急冷すると、低倍率の表皮部分、従って高
密度の表皮部分が厚く形成され、中心部分へ向っての密
度変化が緩慢な履物台の得られることが確認された。こ
の発明は、このような知見に基づいて完成されたもので
ある。
この発明は、履物台という物に関する発明と、履物台の
製造方法という製造方法の発明とを含んでいる。このう
ち、物に関する発明は、足の底形をした合成樹脂製発泡
体から成り、発泡体は表面部分が高密度となり内部が低
密度に発泡しており、高密度部分が発泡体の全表面にわ
たって存在し、発泡体中心部の低密度部分の1.3倍以
上の密度を持ち、少なくとも厚み1厘以上にわたって存
在していることを特徴とする、合成樹脂製履物台を要旨
とするものである。
製造方法という製造方法の発明とを含んでいる。このう
ち、物に関する発明は、足の底形をした合成樹脂製発泡
体から成り、発泡体は表面部分が高密度となり内部が低
密度に発泡しており、高密度部分が発泡体の全表面にわ
たって存在し、発泡体中心部の低密度部分の1.3倍以
上の密度を持ち、少なくとも厚み1厘以上にわたって存
在していることを特徴とする、合成樹脂製履物台を要旨
とするものである。
また、製造方法に関する発明は、発泡剤が含まれている
未発泡の合成樹脂を、樹脂の軟化点以上で且つ発泡剤が
気化又は分解する温度以上に加熱して発泡させ、発泡樹
脂を裁断して足の底形にし、足の底形の型窩を持った型
内に裁断された発泡体を入れて加熱するとともに加圧し
て成形し、その後直ちに型を常温以下の水に接触させて
急冷することを特徴とする、合成樹脂製履物台の製造方
法を要旨とするものである。
未発泡の合成樹脂を、樹脂の軟化点以上で且つ発泡剤が
気化又は分解する温度以上に加熱して発泡させ、発泡樹
脂を裁断して足の底形にし、足の底形の型窩を持った型
内に裁断された発泡体を入れて加熱するとともに加圧し
て成形し、その後直ちに型を常温以下の水に接触させて
急冷することを特徴とする、合成樹脂製履物台の製造方
法を要旨とするものである。
まず、製造方法の詳細を説明する。合成樹脂としては、
原理的には熱可塑性合成樹脂であれば、どのような合成
樹脂でも使用できるわけであるが、履物台としての機械
的諸性質を考慮すると、今までのところ、エチレン酢酸
ビニル共重合体が最適であるとされて来たので、以下は
主としてエチレン酢酸ビニル共重合体(以下、EVAと
いう)を例に取って説明する。
原理的には熱可塑性合成樹脂であれば、どのような合成
樹脂でも使用できるわけであるが、履物台としての機械
的諸性質を考慮すると、今までのところ、エチレン酢酸
ビニル共重合体が最適であるとされて来たので、以下は
主としてエチレン酢酸ビニル共重合体(以下、EVAと
いう)を例に取って説明する。
発泡剤としても、合成樹脂の種類に応じて色々なものを
用いることができる。発泡剤としては、大きく分けて、
第一に、合成樹脂の軟化点よりも低い沸点を有し、且つ
合成樹脂を単に膨潤させるだけの有機化合物があり、第
二に合成樹脂の軟化点以上で分解してガスを発生する化
合物がある。
用いることができる。発泡剤としては、大きく分けて、
第一に、合成樹脂の軟化点よりも低い沸点を有し、且つ
合成樹脂を単に膨潤させるだけの有機化合物があり、第
二に合成樹脂の軟化点以上で分解してガスを発生する化
合物がある。
この発明方法ではその何れをも使用することができる。
前者の例は、プロパン、ブタン、ペンタン等の脂肪族炭
化水素類、メチルクロライド、フレオン等のハロゲン化
脂肪族炭化水素類、シクロヘキサンのような脂環族炭化
水素類である。後者の例は、ジニトロソペンタメチレン
テトラミン、アゾジカルボアミド、重炭酸ソーダ等であ
る。
化水素類、メチルクロライド、フレオン等のハロゲン化
脂肪族炭化水素類、シクロヘキサンのような脂環族炭化
水素類である。後者の例は、ジニトロソペンタメチレン
テトラミン、アゾジカルボアミド、重炭酸ソーダ等であ
る。
合成樹脂のうち、前述のEVAや、ポリエチレン、ポリ
プロピレンのようなオレフィン系合成樹脂は、これをよ
く発泡させようとすると、発泡剤のほかに架橋剤を用い
る必要がある。架橋剤としては、一般に有機過酸化物が
用いられるが、とくに好適なのはジクミルパーオキサイ
ドである。
プロピレンのようなオレフィン系合成樹脂は、これをよ
く発泡させようとすると、発泡剤のほかに架橋剤を用い
る必要がある。架橋剤としては、一般に有機過酸化物が
用いられるが、とくに好適なのはジクミルパーオキサイ
ドである。
発泡体の製造過程をEVAが使用された場合について説
明すると、つぎのとおりである。EVAとして酢酸ビニ
ル含有量が15重量%のものを用い、EVA100重量
部に発泡剤としてジニトロソペンタメチレンテトラミン
6重量部、架橋剤としてジクミルパーオキサイド1,4
重量部を加え、さらにこれに充填剤、着色剤を混合し、
この混合物を90℃のミキシングロールで25分間混練
し、厚さ1wn程度の未発泡のシートとする。未発泡シ
ートを幅500間長さ700rtrmの大きさに切り、
これを平板状型窩を持った型内に入れ、160−170
℃、150 Kg/cdの圧力下に15ないし20分間
加熱し、圧力を除くと同時に発泡させて発泡したシート
を得る。このシートは、2倍ないし30倍、普通6倍程
度に発泡している。
明すると、つぎのとおりである。EVAとして酢酸ビニ
ル含有量が15重量%のものを用い、EVA100重量
部に発泡剤としてジニトロソペンタメチレンテトラミン
6重量部、架橋剤としてジクミルパーオキサイド1,4
重量部を加え、さらにこれに充填剤、着色剤を混合し、
この混合物を90℃のミキシングロールで25分間混練
し、厚さ1wn程度の未発泡のシートとする。未発泡シ
ートを幅500間長さ700rtrmの大きさに切り、
これを平板状型窩を持った型内に入れ、160−170
℃、150 Kg/cdの圧力下に15ないし20分間
加熱し、圧力を除くと同時に発泡させて発泡したシート
を得る。このシートは、2倍ないし30倍、普通6倍程
度に発泡している。
この発泡したシートを足の底形に裁断する。この発泡し
たシートが厚みの大きいものであるときは、これをスラ
イスして厚みの薄いものとする。
たシートが厚みの大きいものであるときは、これをスラ
イスして厚みの薄いものとする。
スライスは、同じ厚みにするとは限らず、一部が厚く他
部に向って漸次薄くなるようにスライスすることもある
。また、2色以上の複数色から成る履物台を作ろうとす
るときは、異色の発泡板を重ね接着又は融着して成形用
発泡板とする。こうして作られた成形用発泡板を成形型
に入れる。成形型は足形の発泡板を丁度収容するだけの
型窩を持っている。但し、成形型は発泡板の厚み方向に
圧縮できる余裕を持っている。また、成形型は、型窩壁
面に履物底用の意匠をつけるための模様を備えている。
部に向って漸次薄くなるようにスライスすることもある
。また、2色以上の複数色から成る履物台を作ろうとす
るときは、異色の発泡板を重ね接着又は融着して成形用
発泡板とする。こうして作られた成形用発泡板を成形型
に入れる。成形型は足形の発泡板を丁度収容するだけの
型窩を持っている。但し、成形型は発泡板の厚み方向に
圧縮できる余裕を持っている。また、成形型は、型窩壁
面に履物底用の意匠をつけるための模様を備えている。
足形に裁断された発泡板を成形型に入れ型を閉じたのち
、型を合成樹脂の軟化点以上分解温度以下に加熱する。
、型を合成樹脂の軟化点以上分解温度以下に加熱する。
この温度は、樹脂として例えばEVAを用いた場合には
、120ないし180℃である。加熱は3〜10分間、
好ましくは約6分間行なう。こうして発泡板の成形が行
なわれる。この間に、裁断された発泡板は、軟化される
とともにさらに発泡しようとするが、型窩壁により押圧
されて、表面に高密度部分を形成する。
、120ないし180℃である。加熱は3〜10分間、
好ましくは約6分間行なう。こうして発泡板の成形が行
なわれる。この間に、裁断された発泡板は、軟化される
とともにさらに発泡しようとするが、型窩壁により押圧
されて、表面に高密度部分を形成する。
こうして成形した後、直ちに成形型を急冷する。
成形後、暫らく空気中に放置して型を徐冷することは好
ましくない。急冷には常温以下の水を用いるのがよい。
ましくない。急冷には常温以下の水を用いるのがよい。
好ましいのは、0℃ないし一15℃の食塩水を噴霧して
急冷することである。また、好ましいのは、0℃ないし
一15℃の食塩水を3分程度噴霧して冷却したのち、引
き続いて0℃ないし5℃の普通の水をさらに成形型に噴
霧して、型の冷却を二段にわたって引き続いて行なうこ
とである。その後、型を開いて成形されたものを型から
取り出す。こうして履物台を成形物として得るのが、こ
の発明方法である。
急冷することである。また、好ましいのは、0℃ないし
一15℃の食塩水を3分程度噴霧して冷却したのち、引
き続いて0℃ないし5℃の普通の水をさらに成形型に噴
霧して、型の冷却を二段にわたって引き続いて行なうこ
とである。その後、型を開いて成形されたものを型から
取り出す。こうして履物台を成形物として得るのが、こ
の発明方法である。
この発明方法によって得られた履物台は、表面が溶融さ
れていて、裁断によって生じた粗い面を表面に露出させ
ていない。従ってその表面が美麗である。その上に、こ
の履物台を切断して断面を見ると、第1図に示すように
、表面部分aが低倍率に発泡して高密度となり、中心部
すが高倍率に発泡して低密度となっている。しかも、高
密度部分から低密度部分への移り変わりは徐々に行なわ
れており、明瞭な分れ目が認められない。また、履物台
としては、普通最小の厚みTが数馴、サンダル台では1
0m以上あるが、そのうち表面から厚みが少なくとも1
酊以上の部分が高密度となり、高密度部分の密度が中心
の低密度部分の1.3倍以上、好ましい場合には1.5
倍以上になっている。
れていて、裁断によって生じた粗い面を表面に露出させ
ていない。従ってその表面が美麗である。その上に、こ
の履物台を切断して断面を見ると、第1図に示すように
、表面部分aが低倍率に発泡して高密度となり、中心部
すが高倍率に発泡して低密度となっている。しかも、高
密度部分から低密度部分への移り変わりは徐々に行なわ
れており、明瞭な分れ目が認められない。また、履物台
としては、普通最小の厚みTが数馴、サンダル台では1
0m以上あるが、そのうち表面から厚みが少なくとも1
酊以上の部分が高密度となり、高密度部分の密度が中心
の低密度部分の1.3倍以上、好ましい場合には1.5
倍以上になっている。
このような高密度部分が履物台の全表面にわたり、厚さ
1m以上に及んでいる点で、この履物台は今ままでに類
例がない。
1m以上に及んでいる点で、この履物台は今ままでに類
例がない。
1例を挙げると、第2図に示したような従来の履物台を
型に入れて成形し、第1図に示したようなこの発明の履
物台を得た場合の物性の差は、次のとおりである。第2
図の履物台は密度0.147y / ccに一様に発泡
したEVAの発泡板をスライスするとともに裁断し、色
の異なる発泡板を接着又は融着して作った従来の履物台
である。
型に入れて成形し、第1図に示したようなこの発明の履
物台を得た場合の物性の差は、次のとおりである。第2
図の履物台は密度0.147y / ccに一様に発泡
したEVAの発泡板をスライスするとともに裁断し、色
の異なる発泡板を接着又は融着して作った従来の履物台
である。
この履物台は、爪先部分の厚みPが22m+++、踵部
分の厚みQが28mm5全長しが260mmである。
分の厚みQが28mm5全長しが260mmである。
このような従来の履物台を成形して第1図に示したよう
な履物台を作った。第1図の履物台は、爪先部分の厚み
が13mm5踵部分の厚みが20mm。
な履物台を作った。第1図の履物台は、爪先部分の厚み
が13mm5踵部分の厚みが20mm。
全長が260mmである。
第2図の従来品では、表面部分の硬度Hs(Asker
−C)が43、引張強度16Kgf/d、伸び200%
、引裂強度6Kgf/砿であり、アクロン式摩耗試験(
角度15度、荷重2ボンド、摩耗輪A40、試験ずり3
300回、予備すり300回)で摩耗量が2.89cc
/3300回であり、密度0゜147 (i!/CCで
あった。これに対し、第1図のこの発明品では、表面部
分の硬度Hsが60、引張強度20 Kgf /cd、
伸び200%、引裂強度8Kgf/amであり、摩耗試
験では摩耗量が1.12CC/3300回であり、密度
については表面から1〜2端の厚みの部分が0.318
!2 /CC,表面から2〜4謂の厚み部分(bの周
辺部分)が0.206り/cc、表面から8〜13wn
の中心部分Xが0.161y / ccであった。この
ように、この発明品は、厚み方向に圧縮して成形された
結果、全体の長さ及び重量は変わらないが、密度が表面
において高く中心部において低く、シかも徐々に変化し
ているために、表面硬さ、引張強度、ぢ[裂強度、耐摩
耗性が何れも向上しており、しかも外観が美麗で履き心
地もよく、従って履物台として格段にすぐれていると認
められた。
−C)が43、引張強度16Kgf/d、伸び200%
、引裂強度6Kgf/砿であり、アクロン式摩耗試験(
角度15度、荷重2ボンド、摩耗輪A40、試験ずり3
300回、予備すり300回)で摩耗量が2.89cc
/3300回であり、密度0゜147 (i!/CCで
あった。これに対し、第1図のこの発明品では、表面部
分の硬度Hsが60、引張強度20 Kgf /cd、
伸び200%、引裂強度8Kgf/amであり、摩耗試
験では摩耗量が1.12CC/3300回であり、密度
については表面から1〜2端の厚みの部分が0.318
!2 /CC,表面から2〜4謂の厚み部分(bの周
辺部分)が0.206り/cc、表面から8〜13wn
の中心部分Xが0.161y / ccであった。この
ように、この発明品は、厚み方向に圧縮して成形された
結果、全体の長さ及び重量は変わらないが、密度が表面
において高く中心部において低く、シかも徐々に変化し
ているために、表面硬さ、引張強度、ぢ[裂強度、耐摩
耗性が何れも向上しており、しかも外観が美麗で履き心
地もよく、従って履物台として格段にすぐれていると認
められた。
このように、高密度部分が履物台の全表面にわたって存
在し、とくに履物台の側面Cにも存在することは、履物
台としての性能を高めることとなる。すなわち、表面が
高密度となっているために、履物台として使用したとき
表面が摩耗し難く、シかも内部が低密度となっているの
で、全体として軽量である。さらに、その高密度の表面
部分が履物台の側面にまで及び、その側面の高密度部分
が履物台の上面及び下面の高密度部分と一体になってい
るので、履物台としてのクッション性がよい。
在し、とくに履物台の側面Cにも存在することは、履物
台としての性能を高めることとなる。すなわち、表面が
高密度となっているために、履物台として使用したとき
表面が摩耗し難く、シかも内部が低密度となっているの
で、全体として軽量である。さらに、その高密度の表面
部分が履物台の側面にまで及び、その側面の高密度部分
が履物台の上面及び下面の高密度部分と一体になってい
るので、履物台としてのクッション性がよい。
かくして、この発明方法によって得られた履物台は、軽
量であって且つ摩耗し難いばかりでなく、クッション性
にすぐれている。この発明方法ハ、このような利点を持
った履物台が容易に得られる
量であって且つ摩耗し難いばかりでなく、クッション性
にすぐれている。この発明方法ハ、このような利点を持
った履物台が容易に得られる
第1図は、この発明に係る履物台の一部切欠斜視図であ
る。第2図は、従来からある履物台の斜視図である。
る。第2図は、従来からある履物台の斜視図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、足の底形をした合成樹脂製発泡体から成り、発泡体
は表面部分が高密度となり内部が低密度に発泡しており
、高密度部分が発泡体の全表面にわたつて存在し、発泡
体中心部の低密度部分の1.3倍以上の密度を持ち、少
なくとも厚み1mm以上にわたつて存在していることを
特徴とする、合成樹脂製履物台。 2、発泡剤が含まれている未発泡の合成樹脂を、樹脂の
軟化点以上で且つ発泡剤が気化又は分解する温度以上に
加熱して発泡させ、発泡樹脂を裁断して足の底形にし、
足の底形の型窩を持つた型内に裁断された発泡体を入れ
て加熱するとともに加圧して成形し、その後直ちに型を
常温以下の水に接触させて急冷することを特徴とする、
合成樹脂製履物台の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16371184A JPS6141402A (ja) | 1984-08-02 | 1984-08-02 | 合成樹脂製履物台の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16371184A JPS6141402A (ja) | 1984-08-02 | 1984-08-02 | 合成樹脂製履物台の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6141402A true JPS6141402A (ja) | 1986-02-27 |
JPS6329521B2 JPS6329521B2 (ja) | 1988-06-14 |
Family
ID=15779180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16371184A Granted JPS6141402A (ja) | 1984-08-02 | 1984-08-02 | 合成樹脂製履物台の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6141402A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018143802A (ja) * | 2013-02-13 | 2018-09-20 | アディダス アーゲー | スポーツ衣料用の緩衝要素を製造するための方法 |
WO2020044506A1 (ja) * | 2018-08-30 | 2020-03-05 | 株式会社アシックス | 靴底用部材、及び、靴 |
US10639861B2 (en) | 2016-05-24 | 2020-05-05 | Adidas Ag | Sole mold for manufacturing a sole |
US11407191B2 (en) | 2016-05-24 | 2022-08-09 | Adidas Ag | Method for the manufacture of a shoe sole, shoe sole, and shoe with pre-manufactured TPU article |
US11470913B2 (en) | 2015-02-05 | 2022-10-18 | Adidas Ag | Plastic component and shoe |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5014671U (ja) * | 1973-05-31 | 1975-02-15 | ||
JPS51118544A (en) * | 1975-04-12 | 1976-10-18 | Onishi Shoji Kk | Core material made of foamed synthetic resin |
JPS52125585A (en) * | 1976-04-14 | 1977-10-21 | Nippon Rubber Co | Production of footwear bottom |
JPS5435792U (ja) * | 1977-08-15 | 1979-03-08 | ||
JPS5479754A (en) * | 1977-12-07 | 1979-06-26 | Tatsuo Fukuoka | Method of making footgear |
JPS5555834A (en) * | 1978-10-19 | 1980-04-24 | Sumitomo Chem Co Ltd | Method for obtaining molding from bridge forming ethylene foam polymer sheet |
JPS58105703A (ja) * | 1981-12-19 | 1983-06-23 | 株式会社アシックス | 靴底の製造法 |
JPS6057843A (ja) * | 1983-09-09 | 1985-04-03 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | 感光体 |
-
1984
- 1984-08-02 JP JP16371184A patent/JPS6141402A/ja active Granted
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5014671U (ja) * | 1973-05-31 | 1975-02-15 | ||
JPS51118544A (en) * | 1975-04-12 | 1976-10-18 | Onishi Shoji Kk | Core material made of foamed synthetic resin |
JPS52125585A (en) * | 1976-04-14 | 1977-10-21 | Nippon Rubber Co | Production of footwear bottom |
JPS5435792U (ja) * | 1977-08-15 | 1979-03-08 | ||
JPS5479754A (en) * | 1977-12-07 | 1979-06-26 | Tatsuo Fukuoka | Method of making footgear |
JPS5555834A (en) * | 1978-10-19 | 1980-04-24 | Sumitomo Chem Co Ltd | Method for obtaining molding from bridge forming ethylene foam polymer sheet |
JPS58105703A (ja) * | 1981-12-19 | 1983-06-23 | 株式会社アシックス | 靴底の製造法 |
JPS6057843A (ja) * | 1983-09-09 | 1985-04-03 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | 感光体 |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018143802A (ja) * | 2013-02-13 | 2018-09-20 | アディダス アーゲー | スポーツ衣料用の緩衝要素を製造するための方法 |
US11135797B2 (en) | 2013-02-13 | 2021-10-05 | Adidas Ag | Methods for manufacturing cushioning elements for sports apparel |
JP2022037178A (ja) * | 2013-02-13 | 2022-03-08 | アディダス アーゲー | スポーツ衣料用の緩衝要素を製造するための方法 |
US11945184B2 (en) | 2013-02-13 | 2024-04-02 | Adidas Ag | Methods for manufacturing cushioning elements for sports apparel |
US11470913B2 (en) | 2015-02-05 | 2022-10-18 | Adidas Ag | Plastic component and shoe |
US12089698B2 (en) | 2015-02-05 | 2024-09-17 | Adidas Ag | Cushioning element and shoe |
US10639861B2 (en) | 2016-05-24 | 2020-05-05 | Adidas Ag | Sole mold for manufacturing a sole |
US10974476B2 (en) | 2016-05-24 | 2021-04-13 | Adidas Ag | Sole mold for manufacturing a sole |
US11407191B2 (en) | 2016-05-24 | 2022-08-09 | Adidas Ag | Method for the manufacture of a shoe sole, shoe sole, and shoe with pre-manufactured TPU article |
US11964445B2 (en) | 2016-05-24 | 2024-04-23 | Adidas Ag | Method for the manufacture of a shoe sole, shoe sole, and shoe with pre-manufactured TPU article |
WO2020044506A1 (ja) * | 2018-08-30 | 2020-03-05 | 株式会社アシックス | 靴底用部材、及び、靴 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6329521B2 (ja) | 1988-06-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5147589A (en) | Method of making a shoe sole of thermoplastic materials | |
US4694589A (en) | Elastomeric shoe innersole | |
US4627178A (en) | Molded shoe innersole | |
US4581187A (en) | Method of manufacturing a molded composite elastomeric foam sheet innersole | |
US4674204A (en) | Shock absorbing innersole and method for preparing same | |
RU2328509C2 (ru) | Сшитая пена, имеющая структуру внутренних полостей, и способ ее получения | |
US4910886A (en) | Shock-absorbing innersole | |
US4245410A (en) | Foamed ski boot | |
KR100618383B1 (ko) | 입체형 신발 갑피용 가교발포 성형체의 제조방법 | |
CA2263485A1 (en) | Polymer structures with enhanced properties | |
JPS6141402A (ja) | 合成樹脂製履物台の製造方法 | |
KR100571874B1 (ko) | 필름형상의 가교발포용 이브이에이 기초화합물을 이용한 신발 부품의 성형방법 및 그 방법에 의하여 제조된 신발부품 | |
KR200404223Y1 (ko) | 신발 갑피용 기초원단 | |
JP2004136018A (ja) | 発泡長靴及びその製造方法 | |
WO2012057347A1 (ja) | 樹脂組成物、架橋発泡体、履き物用部材および履き物 | |
KR100618384B1 (ko) | 입체형 신발 갑피용 가교발포 성형체의 제조방법 | |
JP2001002820A (ja) | 熱成形用発泡シート及び果菜用容器 | |
CN112873937A (zh) | 一种多性能鞋底的制造方法 | |
JPH0375131A (ja) | 熱可塑性合成樹脂無架橋連続気泡発泡体の熱押圧成形体 | |
GB2250465A (en) | Moulding shoe soles | |
KR100256181B1 (ko) | 이질재료영역을 갖는 사출발포물 | |
JP2008529581A (ja) | 立体型靴甲皮用架橋発泡成形体の製造方法 | |
JPH02198823A (ja) | 少なくとも二つのポリオレフィンシート及び細胞状組織の中間挿入体から成る複合断熱材の造形品を熱成形によって製造する方法 | |
JPH0246804A (ja) | スリツパ等履物用踵部芯の製法 | |
JPS62212123A (ja) | 成形体 |