JPS6141390A - 原料噴出装置 - Google Patents

原料噴出装置

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JPS6141390A
JPS6141390A JP15541684A JP15541684A JPS6141390A JP S6141390 A JPS6141390 A JP S6141390A JP 15541684 A JP15541684 A JP 15541684A JP 15541684 A JP15541684 A JP 15541684A JP S6141390 A JPS6141390 A JP S6141390A
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JP
Japan
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flow
raw material
lip
flow path
hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP15541684A
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English (en)
Inventor
治義 藤原
俊美 田島
貴司 坂東
哲夫 牧野
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は抄紙機に応用できる原料噴出装置に関するもの
である。
(従来技術) 第3図は従来の抄紙機における原料噴出装置の側断面図
である。原料噴出装置は、配管で送られて来た原料液を
抄紙機の中方向に流量分配して原料液中の繊維を分散し
、中方向に細長い開孔口から開度を調整して、走行する
ワイヤ上に均一な流量、厚みとして噴出する装置である
さて第3図において配管で送られて来た原料液は、先細
りの矩形断面のヘソグー管1を流れ、90゜方向変換し
て多数の管2からなるチューブバンク3及びその下流の
鎮静室4で中方向の流量分配がなされる。また上板5と
下板6で区画されるスライス室は、上流側の一端が多孔
板7に保持された巾方向通しのシート8によって複数の
狭い流路に分割され、多孔板の穴を出た流れは、この流
路で攪拌が行なわれ、原料液中の繊維が混合による均質
化によって分散される。
開孔口の開度の粗調整は、ジヤツキ9を伸縮し、上板5
を支点10の回りに回動して調整する。また開度の微調
整は、中方向に150mmピンチ程度に配置されたジヤ
ツキ11、調整棒12、連結金具13にて、中方向に伸
びるスライスリップ14を撓ませて調整する。
ジェットの噴出偏向角(下板の内表面の延長線に対する
ジェット下面のなす角)βは、ガイド長さくスライスリ
ップ先端から下板の先端までの水平圧MD Lにより変
わることから、部材15をジヤツキ16を使って回転し
、上板5を水平方向に−動かすことによってガイド長さ
■、を変え、開孔口から噴出したジェットがワイヤ上に
着地する位置を調整していた。
しかしながら前記従来の原料噴出装置には次のような欠
点があった。即ち、チューブ又は穴のみの原料分配方式
では、穴から出た噴流速度と、ランド部との流速が均一
化するためにはかなりの距離が必要で、穴部とランド部
間で噴流により誘引される渦が発生し、この渦は不安定
で、大きさも一定せず、スライスジェットの流速が時間
的あるいは中方向で変動する原因となっていた。また原
料の攪拌を行ない、渦流を発生させて繊維分散を行なう
と、遠心力により繊維は渦の外側方向に移動するため、
濃度差ができる。更に繊維は流速の速い方が受ける力が
大きいので、流速の速い方から遅い方に引きぬかれて濃
度差ができるので、濃度を上げると分散が悪かった。
従来のスライスリップは、バネと調整金具でスライド面
に保持されていたが、摩擦力があるため、ジヤツキを押
したときと引いたときで、スライスリップの動きにヒス
テリシスがあり、また調整金具の爪部とスライスリップ
の凹部が当っているだけであったので、ジヤツキの作動
量とスライスリップの先端の動き量に誤差が生じていた
。このスライスリップで流れが絞られるが、上板とスラ
イスリップの接合部で、流れによどみ部があってよごれ
が付着しやすく、また流れに乱れが発生し、ジェットの
表面が乱れる原因になっていた。
更に従来ジェットの噴出方向を、ヘッドボックスで調整
する方法として、ガイド長さLを変えて行なう方法があ
ったが、この方法では、ガイド長さを十分にとることが
できず、ワイヤへの着地が巾方向で均一になりにくい等
の問題があった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は前記従来の問題点を解決し、高品質の紙を抄造
できる原料噴出装置を提供しようとするものでる。
(問題点を解決するための手段及び作用)このため本発
明は、多孔板の穴の下流に、同穴径よりも流路の深さが
小さい中方向に伸びる流路を直結し、同多孔板の穴の出
口で流路が絞られた原料分配装置と、流路の断面積が徐
々に増加減少を繰り返す巾方向通しの流路の原料分配装
置と、取付部が本体に固定され、取付部と先端部の間に
曲げ剛性の弱い部分を有し、先端部の接液面で流れが滑
らかに絞られたリップと、組になるリンクのそれぞれの
リンクの長年方向の延長線がスライスリップ開孔口付近
で交叉し、本体全体が回動し、原料液の噴出方向を調整
する装置から構成されるようにしてなるものである。
(実施例) 以下本発明の実施例を図面について説明すると、第り図
及び第2図は本発明の実施例を示す。
先ず原料分配部について説明すると、第1図において原
料液は中方向先細りになった矩形のヘッダー17を流れ
、90度方向変換して穴の入口に丸みがつけられた多孔
板18の穴19を通り、上板20とホルダー21、ホル
ダー21と22、ホルダー22と下板23で形成された
全中通しの狭いスリット状流路24に入る。多孔板18
の穴の出口は、上板20、ホルダー21、ホルダー22
、下板23のそれぞれの一部の面で塞がれており、これ
らの接合面で流れは絞られている。スリット状流路24
0入口の流路深さは、多孔板18の穴19の径よりも小
ざい。またスリット状流路24の出口付近25で更に流
れが全中通して絞られている。
次に繊維の濃度均質部について説明すると、プレート2
6はホルダー21.22の台形溝の中に上流側の一端を
保持され、運転中は流体圧力により図示するようにセン
タリングされる。上板2゜とプレート26、プレート2
6同志、プレート26と下板23によって流路の形状が
等しい流路28が3つ形成されている。
分配部を出た原料は、流路が急拡大した攪拌室27で繊
維を混合し、繊維濃度の均質化を行ない、その後攪拌に
よる流れの乱れを急速に収束する加速部を設け、渦を消
滅させる。
次に短い減速部29を設けたのち、同様に流路が急拡大
した攪拌室30、加速部31を設け、さらに繊維が混合
し、渦を消滅させて次の加減速流路32へ原料ば流され
る。
次に繊維分散部について説明すると、この流路は断面積
が徐々に滑らかに増加する区間33止、減少する区間3
4が繰り返し設けられ、流れが壁面から剥離しない形状
である。またプレート26の下流端で流路は1つの流路
に合流し、この合流した流路でも流路の断面積は徐々番
こ滑らかに増加、減少を繰り返す。
次に加減速流路32における繊維分散について説明する
と、流路の断面を変化させることにより、ここを流れて
いる紙原料液の流れに加速及び減速を起こす。紙原料液
中のフロックが加速域にある時、上流側流速は低く、下
流側流速は高いため、フロックは引きはなされて分散す
る。また減速域では、流速の高低が逆になるため、フロ
ックは平均進行方向と直角方向、即ち中方向及び厚み方
向に押し延ばされる。これを繰り返すことにより、フロ
ックは細分化されて行き、繊維は紙原料液中で均一に分
散することになる。
また流路32の断面積を変化させることにより、ここを
流れている紙原料液流れに加速及び減速を起こすと、紙
原料液中のフロックは、水の流れから力を受けて加速及
び減速されるが、フロックの中心部の繊維密度は高く、
周辺部は密度が低いため、その部分によって繊維が水の
流れから受ける力が異なる。中心部では繊維が重なり合
っているので、加減速時に水から受ける力が弱く、周辺
部では大きい。
このためフロックが加速域にあるとき、周辺部は流れの
進行方向に拡がり、他方減速域にあるときは、周辺部は
流れの上流方向に拡がる。これを繰り返すことにより、
周辺部からフロックは拡散されて行き、繊維ば紙原料液
中で均一に分散することになる。フロックの中心部でも
密度差のある所、又は結合の弱い所があれば、前記理由
によりそごから分割も行なわれる。
流れの加速区間では、1MNの進行方向の先頭部の方が
後続部よりも速い流れの中にあって、それぞれ流れと共
に移動させられようとするが、繊維長さは変らないため
、後続部は先頭部に引っ張られて後からついて行く。こ
のようなメカニズムによって加速区間では、繊維は流れ
の平均進行方向に向く。
一方流れの減速区間では、繊維の進行方向の後続部の方
が先頭部よりも速い流れの中にあって、それぞれ流れと
共に移動させられようとするため、前記と同じ原理であ
るが、逆の関係となり、後続部はその繊維の先頭部に追
いつく様に進行するため、繊維は進行方向の向きと少し
でも異なっているときは回転させられる。また進行方向
に完全に向いている繊維であったとしても、球の如(流
体抵抗的に完全に対称でないため、後から押されると回
転力が働く。このようなメカニズムにより減速区間では
繊維の向きが無方向になる。
次に開度調整装置について第1図及び第2図により説明
すると、ノズルリップ36の取付部37は、上板20に
ボルトで固定されており、開度の粗調節及び中方向の開
度wX調整と共にリップの撓みによって行なう構造とな
っている。また取付部37と先端部38の間には、剛性
の弱い部分39がある。ノズルリップ先端接液面40は
なめらかな絞り形状である。粗調節は第2図に示すジヤ
ツキ41を伸縮させて、開度調整装置42の全体を支点
43廻りに回動し、調整棒44でノズルリップ36の先
端を撓ませる。
開度微調整は中方向に並んだジヤツキ45で調整棒44
の長手方向に伸縮させて行なう。調整棒44とリップ先
端部は、くさび4Gで結合されて遊びがない構造になっ
ている。一方すツブ開度調節及びリップ巾方向微調整は
、油圧モータ等により遠隔にて操作できる。また抄紙機
のリール前に設置された秤量計からの坪量信号値から、
ワンプ中方向微調整を自動的に行なうシステムにするこ
とも可能である。
次に原料噴出装置の全体姿勢調節装置を第2図について
説明すると、原料噴出装置の本体は、リンク機構49を
伴ったウオームジヤツキ52で支持されている。またリ
ンク48とリンク機構49の長手方向を延長した交点5
0は、噴出口で交叉している。
このような2つのリンク配置によって、ジヤツキ51を
伸縮させることにより、原料噴出装置全体は、交点50
を中心として近僚的に回動するので、原料液のジェット
の噴出角度は噴出口を中心に角度を調整できる。更にリ
ンク機構49を構成しているウオームジヤツキ52を伸
縮させると、原料噴出装置の本体は支点53を中心とし
て回動するので、ジェットの出発点の高さも調整出来る
(発明の効果) 以上詳細に説明した如く本発明は構成されているので、
流路抵抗が巾方向でより均一になり、分配性能を向上で
きる。また多孔板の穴を出た噴流の拡がりがよくなり、
全中通しの流路の出口で番よ、速度がより均一な膜状の
流れが得られる。更Gこ巾方向で不規則な流れが発生せ
ず、中方向で均一な攪拌が可能で、繊維濃度の均質化が
行なわれる。
また噴出液の着地点、着地角度を容易Gこ調整でき、抄
造する紙の種類、原料濃度、抄速等の進ム)番こよるワ
イヤ上への着地点、着地角度の最適イ直を容易に見い出
すことができるので、地合のよむ)紙力え抄造できる等
の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す原料噴出装gcこおける
原料分配部の側断面図、第2Iよ本発明の実施例を示す
原料噴出装置の側断面図、第3図番ま従来の原料噴出装
置の側断面図であ。 図の主要部分の説明

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  多孔板の穴の下流に、同穴径よりも流路の深さが小さ
    い巾方向に伸びる流路を直結し、同多孔板の穴の出口で
    流路が絞られた原料分配装置と、流路の断面積が徐々に
    増加減少を繰り返す巾方向通しの流路の原料分散装置と
    、取付部が本体に固定され、取付部と先端部の間に曲げ
    剛性の弱い部分を有し、先端部の接液面で流れが滑らか
    に絞られたリップと、組になるリンクのそれぞれのリン
    クの長手方向の延長線がスライスリップ開孔口付近で交
    叉し、本体全体が回動し、原料液の噴出方向を調整する
    装置から構成された原料噴出装置。
JP15541684A 1984-07-27 1984-07-27 原料噴出装置 Pending JPS6141390A (ja)

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JP15541684A JPS6141390A (ja) 1984-07-27 1984-07-27 原料噴出装置

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JP15541684A JPS6141390A (ja) 1984-07-27 1984-07-27 原料噴出装置

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JPS6141390A true JPS6141390A (ja) 1986-02-27

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ID=15605517

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JP15541684A Pending JPS6141390A (ja) 1984-07-27 1984-07-27 原料噴出装置

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