JPS6141070A - 車両用無段変速機の制御装置 - Google Patents

車両用無段変速機の制御装置

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JPS6141070A
JPS6141070A JP16227584A JP16227584A JPS6141070A JP S6141070 A JPS6141070 A JP S6141070A JP 16227584 A JP16227584 A JP 16227584A JP 16227584 A JP16227584 A JP 16227584A JP S6141070 A JPS6141070 A JP S6141070A
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JP
Japan
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engine
speed
continuously variable
variable transmission
rotational speed
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Application number
JP16227584A
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English (en)
Inventor
Takashi Hayashi
孝士 林
Setsuo Tokoro
節夫 所
Tomoyuki Watanabe
智之 渡辺
Takashi Shigematsu
重松 崇
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は回転速度とともに伝達トルクが増大する形式の
クラッチを介してエンジンに連結された車両用無段変速
機の制御装置に関するものである。
従来技術 遠心クラッチ制御方式により制御される磁粉クラッチあ
るいは機械式の遠心クラッチ等の回転速度とともに伝達
トルクが増大する形式のクラッチを介してエンジンに連
結される車両用無段変速機においては、一般に、車両の
発進に際して、その無段変速機の入力軸の回転速度が予
め定められた切換基準速度に達するまでは無段変速機の
速度比(出力軸回転速度/入力軸回転速度)を最小とす
る最小速度比制御を実行し、到達した後はアクセル操作
量、車速等の車両の運転状態に応じて無段変速機の速度
比を制御することにより、燃料消費効率を高める低燃費
制御を実行するように制御される。
発明が解決すべき問題点 しかしながら、斯る制御における切換基準速度は暖気状
態のエンジンがアイドル回転から立ち上がる場合におい
て、クラッチが略係合完了状態に至る回転速度に決定さ
れており、それ故、無段変速機はクラッチの係合完了と
同時に低燃費制御へ切り換えられるようになっているの
であるが、低温時、高地走行時或いはクーラー使用時等
のようにエンジンのアイドル回転速度が高められるファ
ーストアイドル時となると、クラッチの係合が完了状態
となる以前に半クラツチ状態のまま低燃費制御に切り換
えられる。低燃費制御は無段変速機の速度比を大きくな
る方向へ切り換えて、エンジンの低回転領域を用いるよ
うにするため、クラッチには大きな伝達トルクが要求さ
れてその入力回転軸と出力回転軸との回転差は接近せず
、アクセル操作量が小さくされるまでは半クラツチ状態
が長時間続くこととなる。このため、車両の発進時には
エンジン回転速度が高く駆動されて、燃料消費効率が低
下し、また振動および騒音が大きくな本発明は以上の事
情を背景として為されたものであり、その要旨とすると
ころは、前記エンジンがファーストアイドル状態である
ことを判定するファーストアイドル判定手段と、前記エ
ンジンがファーストアイドル状態であるときには前記切
換基準速度を増量補正する基準速度補正手段とを含むこ
とにある。
作用および第1発明の効果 このようにすれば、第1図のクレーム対応図に示すよう
に、エンジンがファーストアイドル状態であるときには
切換基準速度が増量補正されるので、車両発進時におい
て前記最小速度比制御から低燃費制御への切り換えが遅
くされる。それ故、クラッチの入力回転軸と出力回転軸
との回転速度差が小さくなってから低燃費制御が実行さ
れるので、車両発進時において半クラツチ期間が短縮さ
れてエンジン回転速度が従来に比較して低くされ、好ま
しい燃料消費効率が得らンるとともに、振動および騒音
が低減されるのでbる。
前記ファーストアイドル検出手段は、たとえば、アイド
ル時あるいは発進時のエンジンのクランク軸回転速度、
それと連結される無段変速機の入力軸の回転速度、アク
セル操作量、スロットル開度、吸気管負圧、燃料噴射量
等エンジンの要求負荷を表す量が予め定められた基準値
を超えたときをもって検出される。前記基準速度補正手
段は予め定められた一定の増分値を加えることにより前
記切換基準速度を増量補正するものであっても良いか、
アイドル時または車両発進時のエンジンの回転速度、無
段変速機の入力軸の回転速度、エンジンの要求負荷量、
要求負荷量に対応して決定される無段変速機の目標入力
回転速度の少なくとも一つを特徴とする請求められた関
係に基づいて切換基ンがファーストアイドル状態である
ことを判定するファーストアイドル判定手段と、前記エ
ンジンがファーストアイドル状態であるときには前記低
燃費制御の制御目標である前記無段変速機の入力軸の目
標回転速度を増量補正する目標回転速度補正手段を含む
ことにある。
作用および第2発明の効果 このようにすれば、第2図のクレーム対応図に示すよう
に、エンジンのファーストアイドル状態であるときには
低燃費制御の制御目標である無段変速機の入力軸の目標
回転速度を増量補正されるので、車両発進時において低
燃費制御に切り換えられた後のエンジン回転速度が従来
に比較して高く制御される。このため、ファーストアイ
ドル時に拘らず、クラッチの入力軸と出力軸との回転速
度差が速やかに小さくされて半クラツチ状態が従来に比
較して短くされ、好ましい燃料消費効率が得られるとと
もに、振動および騒音が抑制されるのである。
前記目標回転速度補正手段は、予め求められた一定の増
分値を加えることにより前記目標回転速度を補正するも
のであっても良いか、アイドル時または発進時の前記エ
ンジンの回転速度または無段変速機の入力軸の回転速度
、前記エンジンの要求負荷量の少なくとも一つを特徴と
する請求められた関係に基づいて、前記目標回転速度を
補正するものであっても良い。
実施例 以下、本発明の一実施例に基づいて詳細に説明する。
第3図は本発明の一実施例である制御装置を車両用ベル
ト式無段変速機等とともに示す図である。
図において、lOはエンジンであって、クラッチ12を
介してヘルド式無段変速機14の入力軸16と連結され
ている。クラッチ12は回転速度の増大とともに伝達速
度が増大する形式のものであって、所謂機械式の遠心ク
ラッチでも良いが、本実施例では遠心クラッチ制御が行
なわれる磁粉式電磁クラッチが用いられている。
クラッチ12はたとえば第4図に示すように構成される
。すなわち、エンジン10のクランクシャフト18の軸
端に固定されたフライホイール20は、駆動側回転体と
しての円環状のヨーク22を備えている。ヨーク22の
断面の中心部には円環状の励磁コイル24が埋設されて
おり、その励磁コイル24にはヨーク22とともに回転
するスリップリング26を介して図示しない給電ブラシ
から励磁電流が供給されるようになっている。ヨーク2
2の内側には被駆動側回転体であるロータ28がヘアリ
ング30を介して第1ラビリンス部材32により回転可
能に支持されている。この第1ラビリンス部材32はヨ
ーク22の一方の端面に固定され、それにはヨーク22
の内周面とロータ28の外周面との間に形成されたギヤ
ツブに磁気力によって充填されるべき磁粉をシールする
ための環状突起34が固定されている。この環状突起3
4とヨーク22の他方の端面に設けられた第2ラビリン
ス部材36とによって略密閉された環状空間が形成され
、磁粉の漏れが防止されている。
この磁粉は励磁コイル24に流される励磁電流に従って
磁界が形成されると、コーク22の内周面とロータ28
の外周面との間のギャップ内に充填され、第5図に示す
特性に従ってクランクシャフト18のトルクをその出力
軸へ、すなわちベルト式無段変速機14の入力軸16へ
伝達する。この入力軸16はその軸端において、ハブ3
8とスプライン嵌合されており、ハブ38は係合ショッ
クを吸収するためのダンパ40を介してロータ28と連
結されている。
ベルト式無段変速機14はエンジン10の回転を無段階
に変速して図示しない駆動輪に伝達するものであって、
入力軸16および出力軸42と、入力軸16に取り伺け
られた有効径か可変の入力側可変プーリ44と、出力軸
42に取り付けられた有効径か可変の出力側可変プーリ
46と、入力側可変プーリ44および出力側可変プーリ
46に巻き着けられた伝導ヘルド48と、入力側可変プ
ーリ44および出力側可変プーリ46の■溝幅を変更し
て有効径を変化させる油圧シリンダ50および52とを
備えた構成とされており、油圧シリンダ50および52
への作動油の給排に伴って、可変プーリ44および46
の有効径を変えることにより変速比が変更されるように
なっている。そして、それ等油圧シリンダ50および5
2への作動油の給排が油圧装置54によって行われるよ
うになっている。
油圧装置54は、オイルタンク56内の作動油をライン
圧制御弁58に圧送するポンプ60を備えている。ライ
ン圧制御弁58は、後述のマイクロコンピュータ70か
らのライン圧指令信号LPに基づいて戻り油路62への
戻り油量を調節し、ライン油路64のライン油圧を伝導
ヘルド48と、可変プーリ44.’46との滑りが生じ
ない必要かつ充分な圧力に調整し得る。出力側可変プー
リ46のV溝幅を変更する油圧シリンダ52に供給する
。速度比制御弁66は入力側可変プーリ44の■溝幅を
変更する油圧シリンダ50と油路68を介して接続され
ており、ライン油路64と油路68との間、およびライ
ン油路64と戻り油路62との間の開度を変更して油圧
シリンダ50に作動油を供給したりあるいは油圧シリン
ダ52内の作動油の排出を許容する。
前記エンジン10の吸気配管には、アクセルペダル72
によって開閉操作されるスロ・ノトル弁74が設けられ
ており、このスロ・ノトル弁74には、スロットル弁7
4の開度を検出してスロ・ノトル弁の開度θを表すスロ
ットル開度信号Sθをマイクロコンピュータ70に供給
する供給負荷量検出手段としてのスロットルセンサ76
か設けられている。また、エンジン10には回転センサ
78が設りられており、その回転センサ78からはエン
ジン10の実際の回転速度を表す回転信号SKかマイク
ロコンピュータ70に供給される。エンジンlOの回転
速度が暖気状態におけるアイドル回転速度よりも若干高
めに設定された基準値を超えたときに、エンジン10が
ファーストアイドル状態であることが判断されるのであ
る。ファーストアイドル状態であることを判断するため
には、無段変速機14の入力軸16の回転速度に基づい
て判断しても良く、あるいはエンジン10に対する要求
負荷量、たとえば、ペダル72の操作量、またはスロッ
トル弁74の開度θが予め定められた基準値を超えたと
きに、ファーストアイドル状態であると判断されるよう
にしても良い。また、エンジン10の冷却水がファース
トアイドル制御が必要な温度領域であることを検出する
ことによって判断しても良い。
ヘルド式無段変速機14には、その入力軸16および出
力軸42の回転速度を連結するための回転センサ80お
よび82がそれぞれ設けられており、それ等回転センサ
80および82からは入力軸16および出力軸42の回
転速度に対応した回転信号SKIおよびSK○がマイク
ロコンピュータ70に供給される。
マイクロコンピュータ70は所謂ECUと称されるもの
であってRPC,ROMおよびRAMを備え、CPUば
ROMに予め記憶されたプログラムに従ってRAMの一
時記憶機能を利用しつつ、入力信号処理を実行し、ライ
ン圧制御弁58および速度比制御弁66へライン圧指令
信号LPおよび速度比指令信号SRを供給するとともに
、クラッチ12に励磁駆動信号SEを供給する。
マイクロコンピュータ70はクラ、チ12の係合制御、
ヘルド式無断変速機14の速度比制御、ライン油圧制御
等を実行するものである。
次式(1)はクラッチ12の制御式を表すものである。
すなわち、マイクロコンピュータ70はエンジン10の
実際の回転速度とアイドル回転速度とが等しい場合には
クラッチ12に対して励磁電流を供給しないが、エンジ
ン10の実際の回転速度Neが増大するに伴ってアイド
ル回転速度N1dlとの差が大きくなると、その差に比
例して励磁電流をクラッチ12に供給する。すなわち、
クラッチ12はアイドル回転速度N idlからの回転
速度の増大に伴って伝達トルクか増大するように遠心制
御されるのである。
Vcl=K (Ne−Nidl )     ・・il
l但し、Vcl:制御電圧 Ne:エンジン10の実際の回転速度 N1dl  :エンジン10のアイドル時の回転速度 第6図はマイクロコンピュータ70の速度比制御a1)
およびライン圧制御の構成を示す制御ブロック線図であ
る。ブロック84においてはスロットルセンサ76によ
って検出されたスロットル開度θ、あるいはこれに加え
て車速に基づいて予め記憶された関係から無段変速機1
4の入力軸16の目標回転速度Ni“が算出される。減
算器86においては目標回転速度Ni“と実際の入力軸
16の回転速度Niとの偏差eが算出され、調節ブロッ
ク88においてその偏差eが小さくなるようにフィード
ハックゲイン等の制御量が定められ、速度比指令信号S
Rとして速度比制御弁66に供給される。このため、無
段変速機14の入力軸16の回転速度はブロック84に
おいて算出された目標回転速度Ni’となるように速度
比(No/Ni)制御されて燃料消費効率が高められる
。一方、ブロック90においては、スロットルセンサ7
6によって検出されたスロノ]・ルラミθと、無段変速
機14の入力軸16の実際の回転速度Niとに基づいて
予め求められた関係からエンジン10の実際の出力トル
クTeが算出され、ブロック92において算出された出
力トルクT eと無段変速機14の入力軸16の回転速
度Niと出力軸42の回転速度Noとに基づいて予め求
められた関係からライン油圧を調節するための制御量■
0が算出され、ライン圧制御弁58に出力される。この
ため、ライン圧制御弁58は油圧シリンダ52に供給す
るライン油圧を伝導ヘルド48の滑りが生じないように
必要かつ充分に制御し、動力損失を可及的に減少させる
以上のように構成された制御装置の作動を第7図のフロ
ーチャートに従って説明する。図はマイクロコンピュー
タ70によって実行されるプログラム中の本発明に関連
する要部を示すものであって他の部分は省略されている
まず、ファーストアイドル判定手段としてのステップS
1が実行されることによりファーストアイドル状態であ
るか否かが判断される。エンジン10がファーストアイ
ドル状態でない場合には、ステップS2が実行されて切
換基準回転速度βが暖気後の一般的状態において最適と
なるように予め定めら杵た値αとされるが、ステップS
1においてエンジン10がファーストアイドル状態であ
ると判断された場合には基準速度補正手段としてのステ
ップS3が実行されて、切換基準速度が通常状態の値α
に補正値Δαが加えられることによって増量補正され、
その増量した値に更新される。
そして、ステップS4が実行され、無段変速機14の入
力軸16の回転速度NiがステップS2またはS3にお
いて決定された切換基準速度βよりも大きいか否かが判
断され、大きくない場合には、換言すれば入力軸1Gの
回転速度が未だβに到達していない場合には、ステップ
S5の最低速度比制御が実行される。すなわち、ステッ
プS5においては無段変速機14の最低の速度比、例え
ば0゜4程度の速度比となるように速度比指令信号SR
が速度比制御弁66に供給され、これにより半クラツチ
状態においては無段変速機14の速度比は最低に維持さ
れる。無段変速機14の入力軸16の回転速度Niが切
換基準速度βに到達すると、ステップS6が実行されて
無段変速機14の低燃費制御か実行され、第13図に示
すように、最小速度比制御から切り換えられる。この低
燃費制御は前記第6図の制御ブロック線図に示すように
、車両が最低の燃費率で走行させられるための目標回転
速度Ni’がスロットル開度θ等の要求負荷量に応じて
最適値に決定され、その決定された目標回転速度Ni゛
と実際の入力軸16の回転速度Niとか一致するように
速度比が制御されるのである。したがって、ステップS
4乃至S6が速度比を調節する制御手段を構成している
のである。
このように、本実施例によれば、ファーストアイドル状
態である場合には、最低速度比制御から低燃費制御へ切
り換えるための切換基準速度が通常状態のものに比較し
て増量補正されるので、第14図の一点鎖線に示すよう
にクラッチ12の入力軸(クランクシャフト18)と出
力軸(入力軸16)との速度差が大幅に解消させられる
。それ故、車両発進時において半クラツチ期間かファー
ストアイドル時に拘らず大幅に短縮され、燃料消費効率
が改善されるとともに、振動および騒音が抑制される効
果が得られるのである。ここで、第14図の実線は、ク
ラッチ22の係合未完の状態で低燃費制御に切り換えら
れて、半クラツチ状態が長期間存在していた従来の状態
を示している。
次に、本発明の他の実施例を説明する。
前述の実施例において、エンジン、10のファーストア
イドル時においては、クラッチ12の半クラツチ期間を
短縮するために切換基準速度αが増量補正されるように
構成されているが、切換基準速度αを増量補正する替わ
りに、低燃費制御における目標回転速度N ilを増量
補正するようにしても良いのである。
たとえば、第9図に示すように、ステップS1)こおい
てファーストアイドル状態でないと判断された場合には
、ステップS7か実行され、実際のスロットル開度θに
基づいて予め記憶された関係からその回転速度N t 
lが決定される。このステップS7は前記第6図に示す
制御ブロック線図のブロック84に相当するものである
。ステップS1においてファーストアイドル状態である
と判断された場合には、目標回転速度補正手段としての
ステップS8が実行され、予め記憶された関係からスロ
ットル開度θに基づいて目標回転速度Ni“が決定され
る。このステップS8における関係は、ステップS7の
関係から決定された目標回転速度よりも増量補正された
目標回転速度Nj lが決定されるように定められてい
る。このように、ファーストアイドル時にはステップS
8において目標回転速度N I Tが増量補正されて定
められる結果、ステップS6の低燃費制御にファースト
アイト′ル時よりもエンジン10の回転速度が高められ
る結果、従来の場合に比較してクラッチ12の入力軸1
6と出力軸42との速度差が大幅に解消され、クラッチ
12の半クラツチ期間が短縮される。この結果、前述の
実施例と同様な効果が得られるのである。
また、第10図に示すように、ステップS1の実行に先
立ってステップS9を実行し、エンジン10に対する要
求負荷量、たとえばアクセルペダルア2の操作量Xaに
基づいて予め記憶された関係から、エンジン10の要求
馬力PS’を決定する一方、ステップS1においてファ
ーストアイドル状態でないと判断された場合にはエンジ
ン10の要求馬力PS’に基づいて予め求められた関係
から目標回転速度Ni“をステップS10において決定
する。しかし、ステップS1においてファーストアイド
ル状態であると判断された場合には、目標回転速度補正
手段としてのステップS、1)を実行し、予め求められ
た他の関係からエンジン10に対する要求馬力PS’に
基づいてステップS10による場合よりも増量補正され
た目標回転速度Ni“を決定する。
また、第1)図に示すようにしても良い。すなわち、ス
テップS1の実行に先立ってステップS12が実行され
、アクセルペダル72の操作量から求められた要求馬力
PS’に基づいて予め求められた関係から低燃費制御の
ための目標回転速度N1)が決定される。そして、ステ
ップS1においてファーストアイドルでないと判断され
た場合には、ステップS13か実行されステップ312
において求められた目標回転速度Ni“がそのまま更新
され、ステップS6における低燃費制御の目標値とされ
る。しかし、ステップSlにおいてファーストアイドル
状態であると判断された場合には目標回転速度補正手段
としてのステップS14か実行され、ステップS12に
おいて求められた目標回転速度Ni“に補正値ΔNiが
加算されて増量補正される。この補正値へNiが一定値
であっても良いか、アイドル時のエンジン10の回転速
度、若しくは入力軸16の回転速度、エンジン10に対
する要求負荷量、あるいは要求馬力に応して増加するよ
うにそれ等の少なくとも一つを特徴とする請求められた
関係に基づいて決定されても良い。
なお、ステップS6の低燃費制御は前記第6図の制御ブ
ロック線図に示す制御のみならず、第12図に示すよう
にも構成される。すなわち、ブロック94においてはア
クセルペダル72の19 作fitXaに基づいて予め
求められた関係からエンジン10の要求馬力PS’が求
められ、ブロック96においてはその要求馬力PS’に
基づいて予め求められた関係から、無段変速機14の入
力軸16の回転速度Niのフィードバンク制御のための
目標回転速度Ni゛が決定される。一方、ブロック98
においては、ブロック94において定められたエンジン
10の要求馬力PS°と無段変速機14の入力軸16の
回転速度Niを変数とする関数に基づいてエンジン10
の要求出力トルクTe’が決定される。以後、その目標
トルクTe’とエンジン10の実際のトルクTeとか一
致するようにフィードハック制御される。すなわち、減
算器100から出力される目標トルクTe“と実際のト
ルクTeとの偏差が零となるように制御フロック102
において制御量が決定され、この制御対応したスロット
ル開度が得られるようにスロットルアクチュエータ10
4が駆動される。
このような制御によれば、無段変速機14の入力軸16
のめならず、エンジン10のスロットル開度θが理想的
な値にフィードバック制御されるので一層高精度の低燃
費制御が得られるのである。
また、本実施例によれば、ブロック94および96が第
10図のフローチャートのステップS9および5IO1
第1)図のフローチャートのステップS12に相当する
ので、第10図および第1)図の実施例に示す制御に適
する。なお、本マイクロコンピュータ70が本制御ブロ
ック線図の制御構成に従って制御を実行する場合には、
スロットルセンサ76に代えてアクセルペダル72の操
作量を検出するアクセルペダル操作量センサを設ける必
要かある。
以−ヒ、本発明の一実施例について説明したが、本発明
はその精神を逸脱しない範囲において種々変更か加えら
れ得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明のクレーム対応図である。 第3図は本発明の一実施例の構成をエンジンおよび無段
変速機とともに示す回路図である。 第4図は本発明の磁粉式電磁クラッチの一例を示す正面
断面図である。第5図は第3図のクラソチの特性を示す
図である。第6図は第3図のマイクロコンピュータの制
御構成を示す制御ブロック線図である。第7図は第3図
のマイクロコンピュータの作動を示すフローチャートの
要部である。第8図は第7図のステップS3の他の例を
示す図である。第9図2第10図、第1)図は本発明の
他の実施例を示す第7図に相当する図である。第12図
は本発明の他の実施例を示す第6図に相当する図である
。第13図はエンジン暖気後の通常のクラッチ係合状態
を示すタイムチャートである。 第14図はエンジンのファーストアイドル時におけるク
ラッチの係合状態を示すタイムチャートを従来の場合と
対比して示す図である。 ステップS1:ファーストアイドル判定手段ステップS
3,33“:基準速度補正手段ステップS4,35.S
6:制御手段 ステップ38,31).S14:目標回転速度補正手段 筑5図 励臘常屍ICL 第1)図

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)回転速度とともに伝達トルクが増大する形式のク
    ラッチを介してエンジンに連結され、該エンジンの回転
    を無段階に変速して駆動輪に伝達する車両用無段変速機
    において、車両の発進に際して、該無段変速機の入力軸
    の回転速度が予め定められた切換基準速度に到達するま
    では該無段変速機の速度比を最小とする最小速度比制御
    を実行し、到達した後は車両の運転状態に応じて該無段
    変速機の速度比を調節することにより燃料消費効率を高
    める低燃費制御を実行する制御手段を有する制御装置で
    あって、 前記エンジンがファーストアイドル状態であることを判
    定するファーストアイドル判定手段と、 前記エンジンがファーストアイドル状態である時には、
    前記切換基準速度を増量補正する基準速度補正手段と を含むことを特徴とする車両用無段変速機の制御装置。
  2. (2)前記ファーストアイドル判定手段は、前記エンジ
    ンの回転速度、前記無段変速機の入力軸の回転速度、ま
    たは該エンジンの要求負荷量が予め定められた基準値を
    超えた時に、該エンジンがファーストアイドル状態であ
    ることを判定するものである特許請求の範囲第一項に記
    載の車両用無段変速機の制御装置。
  3. (3)前記基準速度補正手段は、予め定められた一定の
    増分値を加えることにより前記切換基準速度を補正する
    ものである特許請求の範囲第一項または第二項に記載の
    車両用無段変速機の制御装置。
  4. (4)前記基準速度補正手段は、前記エンジンの回転速
    度、前記無段変速機の入力軸の回転速度、または前記エ
    ンジンの要求負荷量、および該要求負荷量に対応して決
    定される前記無段変速機の目標入力軸回転速度、の少な
    くとも一つを変数とする予め求められた関数に基づいて
    、前記切換基準速度を補正するものである特許請求の範
    囲第一項または第二項に記載の車両用無段変速機の制御
    装置。
  5. (5)回転速度とともに伝達トルクが増大する形式のク
    ラッチを介してエンジンに連結され、該エンジンの回転
    を無段階に変速して駆動輪に伝達する車両用無段変速機
    において、車両の発進に際して、該無段変速機の入力軸
    の回転速度が予め定められた切換基準速度に到達するま
    では該無段変速機の速度比を最小とする最小速度比制御
    を実行し、到達した後は車両の運転状態に応じて該無段
    変速機の速度比を調節することにより燃料消費効率を高
    める低燃費制御を実行する制御手段を有する制御装置で
    あって、 前記エンジンがファーストアイドル状態であることを判
    定するファーストアイドル判定手段と、 前記エンジンがファーストアイドル状態であるときには
    、前記低燃費制御の制御目標である前記無段変速機の入
    力軸の目標回転速度を増量補正する目標回転速度補正手
    段と を含むことを特徴とする車両用無段変速機の制御装置。
  6. (6)前記ファーストアイドル判定手段は、前記エンジ
    ンの回転速度、前記無段変速機の入力軸の回転速度、ま
    たは該エンジンの要求負荷量が予め定められた基準値を
    超えた時に、該エンジンがファーストアイドル状態であ
    ることを判定するものである特許請求の範囲第五項に記
    載の車両用無段変速機の制御装置。
  7. (7)前記目標回転速度補正手段は、予め定められた一
    定の増分値を加えることにより前記目標回転速度を補正
    するものである特許請求の範囲第五項または第六項に記
    載の車両用無段変速機の制御装置。
  8. (8)前記目標回転速度補正手段は、前記エンジンの回
    転速度、前記無段変速機の入力軸の回転速度、または前
    記エンジンの要求負荷量の少なくとも一つを変数とする
    予め求められた関数に基づいて、前記目標回転速度を補
    正するものである特許請求の範囲第五項または第六項に
    記載の車両用無段変速機の制御装置。
JP16227584A 1984-07-31 1984-07-31 車両用無段変速機の制御装置 Pending JPS6141070A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62273187A (ja) * 1986-05-19 1987-11-27 ヤマハ発動機株式会社 車両用無段自動変速機の走行制御装置
JPS6361648A (ja) * 1986-08-29 1988-03-17 Fuji Heavy Ind Ltd 無段変速機の制御装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62273187A (ja) * 1986-05-19 1987-11-27 ヤマハ発動機株式会社 車両用無段自動変速機の走行制御装置
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