JPS6141038B2 - - Google Patents

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JPS6141038B2
JPS6141038B2 JP4761080A JP4761080A JPS6141038B2 JP S6141038 B2 JPS6141038 B2 JP S6141038B2 JP 4761080 A JP4761080 A JP 4761080A JP 4761080 A JP4761080 A JP 4761080A JP S6141038 B2 JPS6141038 B2 JP S6141038B2
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JP
Japan
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product
locking device
sales
locking
movable member
Prior art date
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Application number
JP4761080A
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English (en)
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JPS56145490A (en
Inventor
Tetsuo Matsuda
Hiromu Ootsuka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Denki Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Denki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Sanyo Electric Co Ltd, Sanyo Denki Co Ltd filed Critical Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP4761080A priority Critical patent/JPS56145490A/ja
Publication of JPS56145490A publication Critical patent/JPS56145490A/ja
Publication of JPS6141038B2 publication Critical patent/JPS6141038B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は商品収納室に収納された商品を所定額
以上の貨幣の投入によつて取出し可能に成す自動
販売機の商品取出制御装置に関するものである。
従来この種の商品取出制御装置は所定の貨幣投
入によりロツク機構が動作して通常時商品を係止
して取出しを阻止する商品係止装置が作動可能と
なり商品の取出しを可能としていた。しかしなが
ら商品を途中まで引き抜いた後に他の商品に気移
りした場合または商品を引き損つた場合ロツク機
構が復帰して商品係止装置が係止され商品の取出
しが出来なくなる欠点を有していた。また所定貨
幣投入後に所望する商品が無いことに気付いたと
してもロツク機構が動作してしまうため他の商品
を購入せざるを得ない欠点を有していた。また第
7図に示す様に商品の取出し動作により作動する
商品係止装置7の作動杆13は、商品取出しの時
に可動部材19と可動部材19との間に割り込む
形で可動し、複数の商品係止装置7の中の何れか
1装置だけの選択作動を可能と成す様構成される
と共に、作動杆13が係合する前記可動部材1
9、19夫々の係合部19a及び係合部19bは
前記作動杆13の作動方向に対して斜めに形成さ
れていた。即ち互いに当接した可動部材19の係
合部19aと可動部材19の係合部19bとによ
つて略V字状の係合部が形成されるよう成されて
いた。従つて作動杆13は商品販売待期時に於い
て作動杆13の商品販売待期位置Aと前記略V字
状の係合部に当接する作動杆13の商品選択位置
Bとの間を可動出来るよう成されている。即ち貨
幣を投入する前の販売待期状態時に於いても販売
商品であるビン商品の頭部を商品取出口からある
程度引き出すことが可能であつた。従つて悪戯に
よりビン商品頭部の王冠が抜かれる不具合を有し
ていた。また貨幣の投入をしないにも拘らず悪戯
により商品を商品取出口から無理に引き出そうと
した場合、作動杆13が前記略V字状の係合部に
食込んだ状態となつて販売不良を発生、または正
規の顧客が貨幣の投入をしたとしても前記の悪戯
により途中まで引き出された商品を正規の販売待
期位置まで戻してやらない限り所望する商品の取
り出しが出来ない等の欠点を有していた。
本発明は上記の点を解消すべく成されたもので
あると共に多価格商品販売を可能な商品取出制御
装置を提供するものである。
以下本発明の実施例を図に基づき説明する。尚
従来例と同一符号の物は同一物または類似物を示
す。
1は飲料をビン詰めした商品2を多数収納し、
冷却装置3にて複数の傾斜棚4上の商品2を冷却
する自動販売機で、本体の前面に枢支した扉には
商品取出口5を開閉する様小扉6が設けられてい
る。7は垂直な基板8に設けた水平軸9に回動可
能に支持されて基板8の表側、即ち商品収納室1
0側に位置した商品係止装置で、その下端7aに
は商品2の小径部に当接するローラ11と基板8
を貫通した作動ビン12を有し、上端7bにも基
板8を貫通した作動杆13を有している。そして
基板8には商品係止装置7が図中反時計方向へ回
動したときの作動ピン12の逃げ溝14及び作動
杆13の逃げ溝15が夫々形成されている。16
は復帰装置であるバネ17にて常時上方へ付勢さ
れた作動部材で、基板8の裏側、即ち商品収納室
10外側において基板8に並行して上下移動でき
るよう基板8に回動自在に取付けた複数の案内ロ
ーラ18によつて上下移動路が作られている。1
9は作動部材16の基板8側に並設した可動部材
で、作動部材16に設けた上下方向の長孔20に
突起部21を摺動可能に嵌合してバネ22にて常
時上方へ付勢されていると共に下端には斜めに形
成された係合部23を形成している。24は作動
部材16に形成した横方向の溝であり、作動杆1
3が進入可能に形成されているが通常はバネ22
にて常時上方へ付勢された前記可動部材19上端
側部の係合部25が該溝24に対応位置して作動
杆13の進入を阻止している。26は貨幣選別計
数装置への所定額以上の貨幣投入に基づき通電さ
れる第1の電磁ソレノイドで、その動作杆26a
には連動部材27を連結している。28は一端を
基板8に回動自在に軸支せしめ他端を上下に並設
された最上位の前記可動部材19の上端に当接せ
しめた押圧部材で、中間部には前記連動部材27
の上端を回動自在に連結している。また押圧部材
28の軸支部には第1の電磁ソレノイド26の吸
引動作に抗するよう付勢された復帰部材としての
バネ29を設けている。30は電磁ソレノイド2
6が動作したときに中止スイツチ31を動作せし
めるよう連動部材27に設けて成る動作杆で、バ
ネ32にて常時下方、即ち中止スイツチ31方向
へ付勢されて成り、電磁ソレノイド26が通電さ
れて該ソレノイド26の動作杆26aがソレノイ
ド26に吸引されるその途中で動作杆30が中止
スイツチ31を動作し、また電磁ソレノイド26
への通電が断たれて該ソレノイド26の動作杆2
6aが前記バネ29によつて復帰するその途中で
中止スイツチ31から動作杆30が離脱し中止ス
イツチ31が復帰するよう構成している。一方、
押圧部材28は電磁ソレノイド26が吸引動作す
るとバネ29の弾性に抗して軸支部を支点に下方
へ動作され、可動部材19をバネ22の弾性に抗
して下方へ移動せしめて可動部材19の係合部2
3が作動部材16の溝24に対応位置するよう成
し作動杆13が溝24に進入可能に構成してい
る。即ち所定額以上の貨幣投入に基づき動作する
第1の電磁ソレノイド26にて作動して可動部材
19を動作せしめ商品係止装置7の作動杆13が
溝24に進入可能に成す第1ロツク機構33を形
成している。34は選択スイツチで、第1ロツク
機構33の動作に基づき作動杆13による溝24
への進入が可能と成る商品係止装置7の初期動作
可能時において、商品係止装置7が回動して溝2
4へ係合する初期動作時に作動ピン12にて動作
するよう成されている。35は基板8に設けた軸
36に下端を回動可能に支持した販売ロツク部材
で、上端を作動部材16の側面に設けた係止部3
7に係脱可能に成して上端が係止部37に係止し
て成る時は作動部材16の下動を阻止している。
また係止部37は回動自在に設けたローラから成
り販売ロツク部材35が該係止部37から容易に
離脱出来るよう構成している。38は軸36に回
動可能に支持したロツク部材で、一端を前記選択
スイツチ34及び後述する販売スイツチ59の動
作に基づき通電され動作する第2の電磁ソレノイ
ド39の動作杆39aに連結している。またロツ
ク部材38の所定位置には前記販売ロツク部材3
5に設けたロツク杆40を遊貫せしめた係止孔4
1を形成して成り該ロツク部材38の動作に連動
して販売ロツク部材35が動作するよう成すと共
にバネ42にてロツク杆40を電磁ソレノイド3
9の動作によるロツク部材38の動作方向へ弾止
せしめている。43は基板8に設けた軸44に上
端を回動可能に支持した復帰阻止ロツク部材で、
下端は作動部材16の側面に形成された係止部4
5にて係脱可能に成して下端が係止部45に係止
して成る時は作動部材16の上動を阻止してい
る。46は軸44に回動可能に支持したロツク部
材で、復帰阻止ロツク部材43に設けたロツク杆
47を遊貫せしめた係止孔48を有し、復帰阻止
ロツク部材43が連動して動作するよう成してい
る49は一端をロツク杆47に係止し他端をロツ
ク部材46に係止して成るバネで、ロツク杆47
を作動部材16と係止する方向へ弾性を有するよ
う成している。50は基板8に設けた軸51に中
間部を回動可能に支持した連結部材で、上端はロ
ツク部材38の下端に連結し、下端はロツク部材
46の上端に連結している。そして販売ロツク部
材35の上端が作動部材16に当接して成る時は
復帰阻止ロツク部材43の下端は作動部材16か
ら離れ、また販売ロツク部材35の上端が作動部
材16から離れて成る時は復帰阻止ロツク部材4
3の下端が作動部材16に当接する。即ち販売ロ
ツク部材35と復帰阻止ロツク部材43は作動部
材16に交互に当接するよう構成している。52
は基板8に設けた軸53に回動可能に支持した係
止部材で、前記ロツク部材38の上部で基板8方
向へ折曲したロツク部54を係止する段部55を
形成しており、先端部は作動部材16に重合する
位置まで延出して作動部材16に設けた解除部材
56が作動部材16が下方へ所定移動したとき当
接して段部55によるロツク部54の係止を解除
する関係にある。57は係止部材52と電磁ソレ
ノイド39の動作杆39aとの間に弾止して成る
復帰部材としてのバネで、係止部材52の先端部
は上方へまた動作杆39aは電磁ソレノイド39
の吸引動作に抗する方向、即ち上方へ弾性を有す
るよう成されている。即ち販売スイツチ59及び
選択スイツチ34の動作に基づき動作する第2の
電磁ソレノイド39にて動作して作動部材16に
交互に係脱する販売ロツク部材35及び復帰阻止
ロツク部材43によつて作動部材16の上下動を
制御する第2ロツク機構58を形成している。そ
して該第2ロツク機構58は作動部材16が下方
へ所定移動すると解除部材56によつて係止部材
52が動作されてロツク部54と段部55との係
止が解除され復帰部材であるバネ57の弾性によ
り復帰するよう構成している。59は販売スイツ
チで、作動部材16に上下動自在に設け且つバネ
60にて下方へ付勢された動作杆61によつて動
作されるものであり、作動部材16が下動して係
止部45に復帰阻止ロツク部材43の下端が係止
可能な位置に対応位置した時動作するよう構成し
ている。62は作動部材16が上動復帰したとき
に作動部材16に設けた解除部材63によつて動
作される販売終了スイツチである。
上記の構成による動作を第8図に示す電気回路
図を参考に説明する。第3図は販売待期状態であ
る。即ち溝24に可動部材19の係合部25が対
応位置して作動杆13の溝24への進入を阻止し
ている。従つて商品2を取り出そうとして第3図
にて右方へ商品2を引くと、商品係止装置7のロ
ーラ11が水平軸9を中心に反時計方向に回動せ
んとするが、商品係止装置7の作動杆13が可動
部材19の係合部25に当接して成り、回動を阻
止され商品の取出しが阻止される。
上記販売待期状態時において、貨幣選別計数装
置(コインメカ)64に貨幣が投入され、その投
入された貨幣が予め設定して成る高低二価格の高
価格以上であつた場合はコインメカ64の低価格
端子である端子a及び高価格端子である端子bか
ら夫々販売可信号が出力し、また投入貨幣が低価
格以上高価格未満であつた場合はコインメカ64
の低価格端子である端子aからのみ販売可信号が
出力するが、先ずその後者、即ち端子aからのみ
販売可信号が出力された場合の動作を説明する。
端子aから販売可信号が出力すると端子a→ダイ
オードD1→リレーR1→電源L2が閉路されリレー
R1が励磁される。これにより接点R1-1と接点R1
−2が閉じ第1の電磁ソレノイド26が励磁する。
このソレノイド26が励磁すると連動部材27が
第3図中下方へ引かれるため押圧部材28はバネ
29の弾性に抗して軸支部を中心に時計方向に回
動する。従つて動作杆30によつて中止スイツチ
31が動作し閉成する。一方、押圧部材28の回
動により上下に並設された可動部材19がバネ2
2の弾性に抗して下方へ押圧移動される。従つて
上下に並設された全ての可動部材19は長孔20
をガイドにして下動し各可動部材19の係合部2
3が作動部材16の溝24に夫々対応位置する。
この状態は第4図に示す。この状態において商品
2を第4図にて右方へ引き出すことによつて商品
係止装置7が反時計方向へ回動する。従つて作動
杆13は可動部材19の係合部23に係合しつつ
作動部材16の溝24に進入し該溝24の下面に
当接して作動部材16をバネ17の弾性に抗して
下方へ移動する。またその作動杆13が溝24に
進入し作動部材16が下動を始めると他の作動杆
13は溝24に進入することはできない。即ち複
数の商品係止装置7の内1装置だけが溝24に進
入可能である。前記作動部材16が作動杆13に
よつて下方へ移動を開始する商品係止装置7の初
期動作に入ると作動ピン12にて選択スイツチ3
4が動作し閉成する。そして更に作動杆13によ
り作動部材16が下動すると解除部材63による
販売終了スイツチ62への係合が解かれて販売終
了スイツチ62は閉成する。また更に作動部材1
6が下動して作動部材16の係止部45に復帰阻
止ロツク部材43の下端が係止可能な位置へ到達
すると動作杆61によつて販売スイツチ59が動
作する。この時、作動ピン12にて動作閉成され
た選択スイツチ34が低価格設定に対応する商品
であれば端子a→ダイオードD3→リレーR2→選
択スイツチ34→販売スイツチ59→電源L2
閉路されてリレーR2が励磁する。また作動ピン
12にて動作閉成された選択スイツチ34が高価
格設定に対応する商品であつた場合はコインメカ
64の高価格端子である端子bから販売可信号が
出力されていないためリレーR3が励磁せず、従
つて第2の電源ソレノイド39が励磁しない。こ
のため商品2を更に引き出そうとすると作動部材
16は僅かに下動するが販売ロツク部材35の上
端が作動部材16の係止部37へ係止され、それ
以上の下動、即ち後期作動は阻止される。このた
め商品2の取り出しは阻止され、顧客は投入貨幣
に対応した商品を引き出さざるを得ない。
低価格設定に対応する商品であればリレーR2
が励磁するためR2-1,R2-2,R2-3が閉じ、接点
2-4が開く。従つてリレーR2は電源L1→接点R2
−1→リレーR2→接点R2-2→販売終了スイツチ6
2→電源L2の閉路により自己励磁されると共に
電源L1→接点R2-3→中止スイツチ31→第2の
電磁ソレノイド39→電源L2の閉路により第2
の電磁ソレノイド39が励磁する。一方、接統R
2-3が閉じることにより電源L1→接点R2-3→入力
端子Cが閉路されコインメカ64に販売開始信号
が送達される。この販売開始信号が入力されると
出入力端子aからの販売可信号は断たれ電源L1
→接点R2-1→ダイオードD3→端子aにより選択
信号がコインメカ64に入力される。従つてもし
選択された商品が投入された貨幣額よりも多い場
合はその差額分の貨幣が返却される。一方、接点
2-4が開くことにより電源L1→接点R1-1→接点
2-4→接点R3-4→第1の電磁ソレノイド26→
電源L2が開路され電磁ソレノイド26が消磁す
る。前記第2の電磁ソレノイド39の励磁により
ロツク部材38が反時計方向へ回動しロツク部5
4が係止部材52の段部55に係止される。従つ
て販売ロツク部材35の上端は作動部材16の側
面から離脱すると共に復帰阻止ロツク部材43は
ロツク部材38の回動に連動して反時計方向へ回
動し下端が作動部材16の係止部45に係止す
る。このため作動部材16は上動復帰を阻止され
る。即ちこの状態において他の商品係止装置7に
係止されて成る商品に気移りがしたとしても作動
部材16の上動が復帰阻止ロツク部材43によつ
て阻止されるため作動杆13の第5図にて時計方
向への回動が阻止される。この状態を第5図に示
す。一方、前記した第1の電磁ソレノイド26の
消磁により押圧部材28がバネ29の弾性により
軸支部を中心に上動復帰する。従つて連結部材2
7に設けられた動作杆30は押圧部材28の上動
復帰の途中で中止スイツチ31から離脱する。こ
のため中止スイツチ31は開かれ、この中止スイ
ツチ31の開成により電源L1→接点R2-3→中止
スイツチ31→第2の電磁ソレノイド39→電源
L2が開路されて電磁ソレノイド39は消磁す
る。なお中止スイツチ31は電磁ソレノイド26
の消磁による押圧部材28の復帰途中で開かれる
ため第2の電磁ソレノイド39が励磁してロツク
部材38が回動し係止部材52の段部55にロツ
ク部54が係止される充分な第2の電磁ソレノイ
ド39の励磁時間を得られる。また一方、前記し
た販売可信号が断たれると所定の遅延時間後にリ
レーR1が消磁復帰し接点R1-1及び接点R1-2は開
かれる。
そして更に商品2の引き出し操作が成されて商
品係止装置7の後期作動が開始され作動部材16
が下動すると、作動部材16に設けた解除部材5
6が第2ロツク機構58の係止部材52の先端部
に当接し下方へ押圧する。従つて係止部材52は
第5図にてバネ57の弾性に抗して時計方広に回
動され段部55によるロツク部54の係止を解除
する。このためロツク部材38はバネ57の弾性
により時計方向へ回動復帰し、ロツク部材46は
ロツク部材38の回動に連動して時計方向へ回動
復帰する。従つて復帰阻止ロツク部材43は作動
部材16から離脱し販売ロツク部材35は作動部
材16に当接する。この時販売ロツク部材35の
上端は係止部37より上部の作動部材16側面に
当接する形となるため販売ロツク部材35の上端
は係止部37へ係止されない。この状態を第6図
に示す。そして更に商品2を引き出すと更に作動
部材16が所定寸法下動して商品2が商品取出口
5から取り出される。従つて商品2を係止してい
た商品係止装置7のローラ11が商品2から離脱
する。このため作動部材16はバネ17の弾性に
て上動復帰し、可動部材19はバネ22の弾性に
より上動復帰する。またこの作動部材16の上動
復帰に伴い先ず販売スイツチ59が復帰開成さ
れ、次に解除部材63が販売終了スイツチ62に
当接して該スイツチ62を開く。従つてリレー
R2の自己励磁が解除されて消磁し、これによつ
て接点R2-1,R2-2,R2-3が開き接点R2-4は閉じ
て復帰する。また更に選択スイツチ34が復帰開
成すると共に商品係止装置7の作動杆13は作動
部材16の溝24から離脱し可動部材19の係合
部25に係止され復帰する。
なお、設定された高価格以上の貨幣がコインメ
カ64へ投入され端子a及び端子bの夫々から販
売可信号が出力した場合も前記した動作説明と略
同様であり、高価格、低価格の何れの選択スイツ
チ34を動作した場合でも販売可能と成り、選択
された選択スイツチ34に対応したリレーR2
たはリレーR3が動作して販売を可能に成すもの
である。
次に貨幣投入後の返却動作を説明する。コイン
メカ64に所定の貨幣が投入され端子aと端子b
の夫々の端子から、また端子aのみから販売可信
号が出力されるとリレーR1が励磁し接点R1-1
び接点R1-2が閉じる。これにより電源L1→接点
1-1→接点R2-4→接点R3-4→第1の電磁ソレノ
イド26→電源L2が閉路して電磁ソレノイド2
6が励磁する。このため連動部材27が第3図中
下方へ引かれ押圧部材28はバネ29の弾性に抗
して軸支部を中心に時計方向へ回動する。従つて
この押圧部材28の回動により上下に並設された
可動部材19がバネ22の弾性に抗して下方へ押
圧移動され、各可動部材19の係合部23が作動
部材16の溝24に夫々対応位置して商品取出し
操作が可能となる。ここで顧客が商品の購入を止
めて図示しない貨幣返却ボタンを動作せしめると
コインメカ64の端子a及び端子bから夫々、ま
たは端子aだけから出力されていた販売可信号の
出力が中止されると共に投入された貨幣が返却さ
れる。一方、販売可信号が断たれることによりリ
レーR1が所定の遅延時間後消磁する。これによ
り接点R1-1及び接点R1-2が開成復帰する。従つ
て電源L1→接点R1-1→R2-4→接点R3-4→第1の
電磁ソレノイド26→電源L2が開路し電磁ソレ
ノイド26が消磁する。このため押圧部材28が
バネ29の弾性により軸支部を中心に上動復帰
し、この復帰と共に作動部材16はバネ17にて
上動復帰し、可動部材19はバネ22にて夫々復
帰する。従つて作動杆13は作動部材16の溝2
4から離脱されると共に可動部材19の係合部2
5に当接され販売待期状態に復帰する。なお、商
品取出し操作により作動部材16が下動し、動作
杆61によつて販売スイツチ59が動作閉成され
る以前であれば返却動作は可能である。即ち販売
スイツチ59の閉成によりリレーR2又はリレー
R3が励磁し、これにより接点R2-3又は接点R3-3
が閉成してコインメカ64の入力端子Cに販売開
始信号が送達される以前であれば前記した返却動
作が可能である。
本発明は上記実施例からも明らかな様に、販売
待期時に商品係止装置を可動部材によつて当接係
止せしめて商品係止装置の僅かな動作をも阻止す
るよう構成して成るものであるから従来の様に商
品の頭部を商品取出口からある程度引き出して王
冠を抜く等の悪戯を防止することが出来る。また
所定貨幣の投入に基づき第1ロツク機構が動作し
可動部材による商品係止装置の係止を解除して初
めて商品係止装置の作動杆が係合部へ進入可能に
成したものであるから販売待期時に悪戯により商
品を無理に引き出そうとしても作動杆が係合部へ
食い込むことがないので商品の不正取出しを阻止
できると共に作動杆の係合部への食い込みによる
販売不良等を防止できるものである。また更に所
定貨幣の投入により第1ロツク機構を動作せし
め、商品の引き出し操作により第2ロツク機構を
動作するよう成したものであるから第2ロツク機
構の動作前には投入貨幣の返却が可能であると共
にその返却動作した場合に第1ロツク機構が復帰
するよう構成され販売待期状態に復帰せしめるよ
う構成したものであるから所定貨幣投入後に所望
する商品のないことに気付いた場合でも投入貨幣
の返却が可能であり顧客に迷惑をかけることもな
くなる等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す機体の正面図、
第2図は同様の商品取出し制御装置の側面図、第
3図乃至第6図は同様の動作説明図、第7図は従
来例を示し、第8図は本発明の動作説明用の参考
電気回路図、第9図は同様のタイムチヤート図で
ある。 7……商品係止装置、16……作動部材、17
……バネ(復帰装置)、19……可動部材、26
……第1の電磁ソレノイド、33……第1ロツク
機構、34……選択スイツチ、35……販売ロツ
ク部材、39……第2の電磁ソレノイド、43…
…復帰阻止ロツク部材、56……解除部材、58
……第2ロツク機構、59……販売スイツチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 複数の商品取出口ごとに設けられ商品の取出
    しによつて作動する商品係止装置と、この商品係
    止装置に対向してスライド移動可能に配置され、
    かつ各商品係止装置と対応して形成された商品係
    止装置との係合用の係合部を有し、商品の引出し
    により商品係止装置と連動して作動する可動部材
    と、前記商品係止装置の動作により可動部材と共
    にスライド移動する作動部材と、販売待機時にお
    ける商品係止装置と前記係合部とが互いに向い合
    わないロツク位置に後退待機している可動部材を
    所定貨幣の投入に基づき互いに向い合うロツク解
    除位置へ移動する第1ロツク機構と、可動部材の
    ロツク解除位置で許容される商品の引出しに応動
    動作するように各商品係止装置に対応して設けた
    選択スイツチと、前記ロツク解除位置で作動部材
    をロツク可能にして所定引出量以上の商品の引出
    しを阻止し、動作された前記選択スイツチの設定
    価格が投入された貨幣と同額または低価格である
    条件で作動部材の該ロツク可能状態を解除すると
    ともに、該作動部材の戻り移動を阻止する第2ロ
    ツク機構とを備えたことを特徴とする自動販売機
    の商品取出制御装置。
JP4761080A 1980-04-10 1980-04-10 Commodity vending control device for automatic vending machine Granted JPS56145490A (en)

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