JPS6140945B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6140945B2
JPS6140945B2 JP12378178A JP12378178A JPS6140945B2 JP S6140945 B2 JPS6140945 B2 JP S6140945B2 JP 12378178 A JP12378178 A JP 12378178A JP 12378178 A JP12378178 A JP 12378178A JP S6140945 B2 JPS6140945 B2 JP S6140945B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hand
needle
view
hands
sectional
Prior art date
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Expired
Application number
JP12378178A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5550184A (en
Inventor
Tadao Enomoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Watch Co Ltd
Priority to JP12378178A priority Critical patent/JPS5550184A/ja
Publication of JPS5550184A publication Critical patent/JPS5550184A/ja
Publication of JPS6140945B2 publication Critical patent/JPS6140945B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は軟質−硬質金属の2層クラツド材を用
いて製造された時計用針に関するものである。 従来、時計用針の材料として、黄銅、リン青銅
等の金属が用いられていた。しかし、総厚100μ
以下の薄針を従来の製造方法及び材料で製造する
場合、ムーブの針軸と針ハカマ部との押込嵌合の
際に実用上充分な固定力が得られない。又、針上
面模様付(ダイヤカツト等)及び針の形状加工
(プレス抜)工程において反り変形による平担度
不良等により、要求される外観と機能品質を有
し、且安定した量産展開は困難である。更に近年
時計の薄型化が進むにつれ、針においても薄型
で、従来の各種模様、表面仕上げ品質を有したも
のが要求されている。 本発明は上記の如き問題を解決し、薄肉でしか
も装飾性が高く、機能的にも安定した品質の時計
用針を提供することを目的とするものである。 本発明による針は軟質−硬質金属の2層クラツ
ド材を使用したことを特徴とするものである。 以下図面に基づき本発明の実施例について説明
する。第1図乃至第3図は本発明による分針、時
計、秒針の完成平面図及びその断面図である。 1は針本体部、1′は時分針のハカマ部、2は
黄銅のハカマ部で秒針にカシメ固定されたもので
ある。第4図は針材料であるクラツド帯材の一部
断面図で、3は軟質金属でできた針の表面層であ
り模様付及び表面仕上げ加工を容易にする。4は
硬質金属でできた裏打層で、ムーブ針軸との嵌合
固定力向上及び針の形状加工(プレス抜)工程並
びに針表面模様付(型抜、ダイヤカツト、ホーニ
ング等)工程における反り、ビレ等の変形及び秒
針体をハカマ2にカシメ固定する際に発生する凸
変形を各々防止する効果を有する。 第5図乃至第8図は従来の針材料を用いて薄時
分針及び秒針を製造した場合の加工及び品質上の
問題を説明する概略図である。第5図は時分針6
をムーブメント針軸7に嵌合固定した状態の断面
図で、dは針軸へ針を押込固定した際にハカマ部
が変形した変化量を示す。このような状態になる
と針軸7と針6との嵌合固定力が弱くなり、針軸
の回転に針が追従出来なくなり時刻表示精度を悪
くする。更に、変化量dが大きくなると針は自然
落下し機能を果さなくなる。第5図の点線の状態
はdの変化量を見込んだ針を針軸押込用治具を用
いて強引に押込んだ状態を示す。このようにする
ことにより嵌合固定力は一時的に向上するが長期
的な確認によれば除々に嵌合固定力低下がみられ
る。第6図は秒針体とハカマとをカシメる場合の
工程を示し、8はカシメ棒、9は針、10はハカ
マである。第7図は秒針体9とハカマ10とをカ
シメ固定した状態を示し、eはカシメの際に生じ
た変形凸部を示し外観をすこぶる悪くしている。
第8図は時、分針の完成断面図で、は反り変形
量を示す。この変形は針の形状プレス加工、表面
模様付及び仕上げ加工の際に発生したものであ
る。当然秒針についても云えることであり、従来
の針材料を用いて薄くすれば薄くするほど変形量
は増大する。本発明はこのような欠点も除去する
ことができる。 以下本発明の実施例を説明する。表面層として
の軟質金属は銅(Cu)、黄銅(BS)、アルミニウ
ム(Al)、亜鉛(Zn)、金(Au)であり、裏打層
の硬質金属はベリリウム銅(BeCu)及びリン青
銅(PBS)である。之等の金属を組合せて下記の
三種の実施例にまとめることができる。 尚各金属はその合金も含む。 実施例 1 Cu−BeCu、BS−BeCu Cu−PBS BS−PBS 実施例 2 Al−BeCu、Zz−BeCu Al−PBS Zn−PBS 実施例 3 Au−BeCu、Au−PBS このような実施例により時、分針及び秒針を作
る場合の総厚と各金属層の最適厚み比率は下表の
通りである。
【表】
【表】 第9図は実施例1で製造された完成薄時分針の
一部断面図、第10図は完成薄秒針の一部断面図
である。11は仕上げメツキ層を示す。上記材料
を用いることにより前記問題を解決し、従来の時
分針及び秒針の製造方法、設備を変更することな
く総厚50〜100μmの時分針及び30〜50μmの秒
針の製造が可能となつた。 実施例2においては材料の表面層に両性金属が
クラツドされているので、陽極酸化処理及び着色
処理が可能であり、各種の色調を有した総厚50〜
100μmの時分針及び30〜50μmの秒針の製造が
可能となつた。 実施例3では表面層3に貴金属である金をクラ
ツドしてあることにより仕上げメツキ作業が省け
るばかりでなく、非常にシヤープな針形状及び目
付品質を有した針が得られる。 本発明によれば、表面層の軟質金属の厚みの範
囲を10μmから80μm、裏打層の硬質金属の厚み
の範囲を20μmから80μmでそれぞれ組合せ、総
厚が30μmから100μmの2層クラツド材を針材
として使用することにより、従来の量産及び品質
上の反り変形等の諸問題を解決し非常に表現力豊
かな総厚が50μmから100μmの薄時分針及び30
μmから50μmの薄秒針の製造が量産上容易にな
り、しかも従来の製造工程を変えることなく可能
であり、実用上の効果は多大なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは本発明により作られた分針の平
面図及び断面図、第2図a,bは同じく時針の平
面図及び断面図、第3図a,bは同じく秒針の平
面図及び断面図、第4図は本発明によるクラツド
帯材の一部断面図、第5図は従来の時分針をムー
ブに固定した断面図、第6図は秒針とハカマのカ
シメ工程の概略図、第7図は秒針とハカマをカシ
メた断面図、第8図は完成時分針の断面図、第9
図は本発明の一実施例の完成時分針の一部断面
図、第10図は本発明の他の実施例の完成秒針の
一部断面図である。 1……針本体部、1′……時分針のハカマ部、
2……秒針のハカマ部、3……表面層、4……裏
打層、6……針、7……針軸、8……カシメ棒、
9……針、10……ハカマ、11……メツキ層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 表面層を軟質金属の銅、黄銅、アルミニウ
    ム、亜鉛又は金の何れか一種とし、裏打層を硬質
    金属のベリリウム銅又はリン青銅とし、前記表面
    層の厚みの範囲を10μmから80μm、前記裏打層
    の厚みの範囲を20μmから80μmとしてそれぞれ
    組合せ、総厚が30μmから100μmとなるように
    した2層クラツド材を用いて製造された時計用
    針。
JP12378178A 1978-10-07 1978-10-07 Hand for timepiece Granted JPS5550184A (en)

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JP12378178A JPS5550184A (en) 1978-10-07 1978-10-07 Hand for timepiece

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JPS5550184A JPS5550184A (en) 1980-04-11
JPS6140945B2 true JPS6140945B2 (ja) 1986-09-11

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