JPS6140471B2 - - Google Patents
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- JPS6140471B2 JPS6140471B2 JP4838881A JP4838881A JPS6140471B2 JP S6140471 B2 JPS6140471 B2 JP S6140471B2 JP 4838881 A JP4838881 A JP 4838881A JP 4838881 A JP4838881 A JP 4838881A JP S6140471 B2 JPS6140471 B2 JP S6140471B2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B5/00—Electrostatic spraying apparatus; Spraying apparatus with means for charging the spray electrically; Apparatus for spraying liquids or other fluent materials by other electric means
- B05B5/16—Arrangements for supplying liquids or other fluent material
- B05B5/1608—Arrangements for supplying liquids or other fluent material the liquid or other fluent material being electrically conductive
- B05B5/1616—Arrangements for supplying liquids or other fluent material the liquid or other fluent material being electrically conductive and the arrangement comprising means for insulating a grounded material source from high voltage applied to the material
Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)
Description
本発明はメタリツク塗料供給方法およびメタリ
ツク塗装用静電塗装装置に関する。 従来より静電塗装装置は塗料流量を制御するた
めの塗料供給室を有する流量制御装置と、この塗
料供給室から塗料噴射ノズルに至る塗料供給通路
内に設けられた塗料供給遮断弁とを具備する。塗
料流量制御装置の塗料供給室は塗料供給導管並び
に塗料供給ポンプを介して塗料タンク内に連結さ
れ、塗料供給ポンプによつて汲上げられた塗料が
塗料供給導管、塗料供給室並びに塗料供給遮断弁
を介して塗料噴射ノズルから噴出される。静電塗
装装置本体は流量制御装置も含めて負の高電圧が
印加されるためにアースから浮かされており、更
に静電塗装装置は危険防止のために電流漏洩時に
高電圧を遮断するための高電圧遮断装置を具備し
ている。通常このような静電塗装装置では塗料供
給ポンプ並びに塗料タンクは電気的に接地されて
おり、従つてこのような静電塗装装置においてア
ルミニウム粉末の含有量の多いメタリツク塗料を
用いると静電塗装装置本体と塗料ポンプ間に発生
する電界の影響によつてアルミニウム粉末が塗料
供給導管内において互に橋絡し、その結果この橋
絡したアルミニウム粉末を介して電流が漏洩する
ために高電圧遮断装置が作動して負の高電圧が遮
断されるという問題を生ずる。このような問題を
解決するために塗料供給ポンプ並びに塗料タンク
を含む塗料供給系全体をアースから浮かせるよう
にした静電塗装装置が提案されているがこの静電
塗装装置では浮遊静電容量が大きくなるために放
電を生じた際の放電エネルギが大きくなるので危
険であるばかりでなく塗料供給系全体を接地され
ている物体から十分に離さなければならないので
装置のスペースが大きくなると共にコストが高く
なるという問題を生じる。 一方、アルミニウム粉末の橋絡を阻止するため
に(1)高電圧印加部と接地部間の塗料供給導管を長
くする方法、(2)高電圧印加部と接地部間の塗料供
給導管内の塗料流速を速める方法、(3)印加電圧を
低くする方法等が提案されている。しかしながら
上記(1)の方法では塗料供給導管を長くしなければ
ならないために塗料色替時の洗浄作用に時間がか
かるばかりでなく塗料並びに洗浄用シンナの消費
量が増大し、上記(2)の方法では塗料供給導管の内
径を小さくしなければならないために塗料供給圧
が異常に高くなつて耐圧性の問題が生じるばかり
でなく十分な塗料供給量が確保できなくなり、上
記(3)の方法では塗着効率が低下するといつた種々
の問題が生じる。 本発明は燃料供給系を接地したままで燃料供給
導管の長さを長くしたり或いは燃料供給導管の内
径を小さくすることなしに高い塗着効率を確保し
つつアルミニウム粉末の橋絡現象に基づく高電圧
遮断作用を阻止するようにしたメタリツク塗料供
給方法並びに静電塗装装置を提供することにあ
る。 以下、添附図面を参照して本発明を詳細に説明
する。 第1図を参照すると、回転霧化静電塗装装置本
体1は絶縁体2を介してスタンド3により支持さ
れ、従つてこの回転霧化静電塗装装置本体1はア
ースから浮かされている。この回転霧化静電塗装
装置本体1はハウジング4内において回転可能に
支持された回転軸5を具備し、この回転軸5の先
端部には噴霧頭6がナツト7によつて固締され
る。回転軸5は−60kVから−120kVの負の高電
圧を発生する図示しない高電圧発生装置に接続さ
れており、従つて噴霧頭6には回転軸5を介して
負の高電圧が印加される。第2図に示すように噴
霧頭6はカツプ状内周面8と、回転軸5周りに形
成された環状空間9を有し、この環状空間9内に
塗料噴射ノズル10のノズル口11が配置され
る。更に、環状空間9の最奥部にはその全周に亘
つて塗料流出孔12が形成される。ノズル口11
から高速度で回転する噴霧頭6の環状空間9内に
供給された塗料は噴霧頭6の回転により生ずる遠
心力によつて塗料流出孔12を通つてカツプ状内
周面8上に流出する。次いでこの塗料はカツプ状
内周面8上において薄い液膜となつて広がりなが
ら噴霧頭6の先端部に向けて前進し、噴霧頭6の
先端部から噴霧塗料が放出される。上述したよう
に噴霧頭6には負の高電圧が印加されており、従
つて塗料粒子は負電荷を帯びる。通常、被塗装面
は零電位となつているので塗料粒子は電気力によ
つて被塗装面に向けて吸引され、それによつて被
塗装面の装置が行なわれる。 一方、第1図並びに第2図に示されるように回
転霧化静電塗装装置本体1は塗料流電を制御する
ための流量制御装置13を有する。この流量制御
装置13はその内部に塗料供給室14と、塗料供
給ポート15の流量を調節する調節装置16とを
具備する。塗料供給ポート15は塗料管17を介
して塗料供給ノズル10に接続され、この塗料管
17内に塗料の供給遮断制御を行なう塗料供給遮
断弁18が設けられる。塗料供給室14は更に塗
料入口19と塗料流出口20とを具備し、この塗
料流入口19は塗料供給導管21を介して塗料タ
ンク22内のメタリツク塗料23内に連結され
る。この塗料供給導管21内にはスタンド24に
よつて支持された塗料供給ポンプ25が設けられ
る。これらの塗料供給ポンプ25並びに塗料タン
ク22は電気的に接地されている。一方、塗料供
給室14の塗料流出口20は塗料返戻導管26を
介して塗料タンク22内のメタリツク塗料23内
に連結され、この塗料返戻導管26の出口部には
第3図に示されるように絞り27が設けられる。
塗料供給ポンプ25は常時作動せしめられ、従つ
て塗料タンク22内のメタリツク塗料は塗料供給
導管21を介して塗料供給室14内に常時送り込
まれる。次いで塗料供給室14内に送り込まれた
メタリツク塗料は塗料返戻導管26を介して常時
塗料タンク22内に返戻され続ける。第2図にお
いて塗料供給遮断弁18が開弁せしめられると塗
料供給室14内の塗料が塗料管17を介して塗料
噴射ノズル10から噴射せしめられる。 一方、第1図に示されるように塗料供給導管2
1内には第1の塗料撹拌装置28が設けられ、塗
料返戻導管26内には第2の塗料撹拌装置29が
設けられる。これらの撹拌装置28,29は同一
の構造を有しており、従つて第4図を参照して第
1塗料撹拌装置28のみ構造について説明する。
第4図を参照すると撹拌装置28は円筒状ケーシ
ング30内において直列に固定配置された複数個
の撹拌捩れ部材31から構成される。各捩れ部材
31は軸方向に沿つて180゜捩られた捩れ薄板形
状をなしており、隣接する各捩れ部材31の接合
端面は互に直角をなしている。従つて撹拌装置2
8内を流れるメタリツク塗料は各捩れ部材31を
通過する際に旋回して撹拌され、次いで隣接する
捩れ部材31に流入するとメタリツク塗料流が2
分割されて混合される。このような旋回撹拌作用
と混合作用によりメタリツク塗料内のアルミニウ
ム粉末は強制的に撹拌される。従つて回転霧化静
電塗装装置本体1と塗料供給ポンプ25間に強電
界が生じてもこの撹拌作用によりアルミニウム粉
末が橋絡するのを阻止でき、その結果この橋絡し
たアルミニウム粉末を介して電流が漏洩するのを
阻止することができる。 次に本発明と従来技術の比較実験結果について
説明する。この実験は下記の第1表に示す塗料を
用いて第1表に示した塗料供給導管21を具えた
第1図に示す本発明の塗装装置と、第1図に示す
塗装装置から撹拌装置28,29並びに塗料返戻
導管26を取除いた従来の塗装装置とを用いて行
なつたものである。更に、実験は塗料を噴射
(400c.c./分)した場合と塗料を噴射しない場合に
ついてメタリツク塗料内のアルミニウム粉末が橋
絡したか否かを測定し、第2表においてアルミニ
ウム粉末が橋絡した場合を×印で示し、アルミニ
ウム粉末が橋絡しなかつた場合を〇印で示す。な
お、アルミニウム粉末が橋絡したか否かは高電圧
発生装置から回転霧化静電塗装装置本体1に供給
される電流を計測し、この電流値が所定値を起え
たときにアルミニウム粉末が橋絡したものとして
判断した。 下記の第2表から本発明による塗装装置はアル
ミニウム粉末の橋絡阻止について大きな効果があ
ることがわかる。 第 1 表 供試塗料 2コート1ベーク メタリツクシルバー塗料吹
付け時の塗料組成 樹脂:アルミニウム粉末:溶剤=17:3:80
(重量%) 粘度 20秒/フオードカツプ#3/20℃ 塗料供給導管 本発明とも従来装置とも長さ600mm(内径4.0
φ、外径6.0φ) 塗料返戻導管 本発明装置のみ 長さ600mm(内径4.0φ、外径
6.0φ)
ツク塗装用静電塗装装置に関する。 従来より静電塗装装置は塗料流量を制御するた
めの塗料供給室を有する流量制御装置と、この塗
料供給室から塗料噴射ノズルに至る塗料供給通路
内に設けられた塗料供給遮断弁とを具備する。塗
料流量制御装置の塗料供給室は塗料供給導管並び
に塗料供給ポンプを介して塗料タンク内に連結さ
れ、塗料供給ポンプによつて汲上げられた塗料が
塗料供給導管、塗料供給室並びに塗料供給遮断弁
を介して塗料噴射ノズルから噴出される。静電塗
装装置本体は流量制御装置も含めて負の高電圧が
印加されるためにアースから浮かされており、更
に静電塗装装置は危険防止のために電流漏洩時に
高電圧を遮断するための高電圧遮断装置を具備し
ている。通常このような静電塗装装置では塗料供
給ポンプ並びに塗料タンクは電気的に接地されて
おり、従つてこのような静電塗装装置においてア
ルミニウム粉末の含有量の多いメタリツク塗料を
用いると静電塗装装置本体と塗料ポンプ間に発生
する電界の影響によつてアルミニウム粉末が塗料
供給導管内において互に橋絡し、その結果この橋
絡したアルミニウム粉末を介して電流が漏洩する
ために高電圧遮断装置が作動して負の高電圧が遮
断されるという問題を生ずる。このような問題を
解決するために塗料供給ポンプ並びに塗料タンク
を含む塗料供給系全体をアースから浮かせるよう
にした静電塗装装置が提案されているがこの静電
塗装装置では浮遊静電容量が大きくなるために放
電を生じた際の放電エネルギが大きくなるので危
険であるばかりでなく塗料供給系全体を接地され
ている物体から十分に離さなければならないので
装置のスペースが大きくなると共にコストが高く
なるという問題を生じる。 一方、アルミニウム粉末の橋絡を阻止するため
に(1)高電圧印加部と接地部間の塗料供給導管を長
くする方法、(2)高電圧印加部と接地部間の塗料供
給導管内の塗料流速を速める方法、(3)印加電圧を
低くする方法等が提案されている。しかしながら
上記(1)の方法では塗料供給導管を長くしなければ
ならないために塗料色替時の洗浄作用に時間がか
かるばかりでなく塗料並びに洗浄用シンナの消費
量が増大し、上記(2)の方法では塗料供給導管の内
径を小さくしなければならないために塗料供給圧
が異常に高くなつて耐圧性の問題が生じるばかり
でなく十分な塗料供給量が確保できなくなり、上
記(3)の方法では塗着効率が低下するといつた種々
の問題が生じる。 本発明は燃料供給系を接地したままで燃料供給
導管の長さを長くしたり或いは燃料供給導管の内
径を小さくすることなしに高い塗着効率を確保し
つつアルミニウム粉末の橋絡現象に基づく高電圧
遮断作用を阻止するようにしたメタリツク塗料供
給方法並びに静電塗装装置を提供することにあ
る。 以下、添附図面を参照して本発明を詳細に説明
する。 第1図を参照すると、回転霧化静電塗装装置本
体1は絶縁体2を介してスタンド3により支持さ
れ、従つてこの回転霧化静電塗装装置本体1はア
ースから浮かされている。この回転霧化静電塗装
装置本体1はハウジング4内において回転可能に
支持された回転軸5を具備し、この回転軸5の先
端部には噴霧頭6がナツト7によつて固締され
る。回転軸5は−60kVから−120kVの負の高電
圧を発生する図示しない高電圧発生装置に接続さ
れており、従つて噴霧頭6には回転軸5を介して
負の高電圧が印加される。第2図に示すように噴
霧頭6はカツプ状内周面8と、回転軸5周りに形
成された環状空間9を有し、この環状空間9内に
塗料噴射ノズル10のノズル口11が配置され
る。更に、環状空間9の最奥部にはその全周に亘
つて塗料流出孔12が形成される。ノズル口11
から高速度で回転する噴霧頭6の環状空間9内に
供給された塗料は噴霧頭6の回転により生ずる遠
心力によつて塗料流出孔12を通つてカツプ状内
周面8上に流出する。次いでこの塗料はカツプ状
内周面8上において薄い液膜となつて広がりなが
ら噴霧頭6の先端部に向けて前進し、噴霧頭6の
先端部から噴霧塗料が放出される。上述したよう
に噴霧頭6には負の高電圧が印加されており、従
つて塗料粒子は負電荷を帯びる。通常、被塗装面
は零電位となつているので塗料粒子は電気力によ
つて被塗装面に向けて吸引され、それによつて被
塗装面の装置が行なわれる。 一方、第1図並びに第2図に示されるように回
転霧化静電塗装装置本体1は塗料流電を制御する
ための流量制御装置13を有する。この流量制御
装置13はその内部に塗料供給室14と、塗料供
給ポート15の流量を調節する調節装置16とを
具備する。塗料供給ポート15は塗料管17を介
して塗料供給ノズル10に接続され、この塗料管
17内に塗料の供給遮断制御を行なう塗料供給遮
断弁18が設けられる。塗料供給室14は更に塗
料入口19と塗料流出口20とを具備し、この塗
料流入口19は塗料供給導管21を介して塗料タ
ンク22内のメタリツク塗料23内に連結され
る。この塗料供給導管21内にはスタンド24に
よつて支持された塗料供給ポンプ25が設けられ
る。これらの塗料供給ポンプ25並びに塗料タン
ク22は電気的に接地されている。一方、塗料供
給室14の塗料流出口20は塗料返戻導管26を
介して塗料タンク22内のメタリツク塗料23内
に連結され、この塗料返戻導管26の出口部には
第3図に示されるように絞り27が設けられる。
塗料供給ポンプ25は常時作動せしめられ、従つ
て塗料タンク22内のメタリツク塗料は塗料供給
導管21を介して塗料供給室14内に常時送り込
まれる。次いで塗料供給室14内に送り込まれた
メタリツク塗料は塗料返戻導管26を介して常時
塗料タンク22内に返戻され続ける。第2図にお
いて塗料供給遮断弁18が開弁せしめられると塗
料供給室14内の塗料が塗料管17を介して塗料
噴射ノズル10から噴射せしめられる。 一方、第1図に示されるように塗料供給導管2
1内には第1の塗料撹拌装置28が設けられ、塗
料返戻導管26内には第2の塗料撹拌装置29が
設けられる。これらの撹拌装置28,29は同一
の構造を有しており、従つて第4図を参照して第
1塗料撹拌装置28のみ構造について説明する。
第4図を参照すると撹拌装置28は円筒状ケーシ
ング30内において直列に固定配置された複数個
の撹拌捩れ部材31から構成される。各捩れ部材
31は軸方向に沿つて180゜捩られた捩れ薄板形
状をなしており、隣接する各捩れ部材31の接合
端面は互に直角をなしている。従つて撹拌装置2
8内を流れるメタリツク塗料は各捩れ部材31を
通過する際に旋回して撹拌され、次いで隣接する
捩れ部材31に流入するとメタリツク塗料流が2
分割されて混合される。このような旋回撹拌作用
と混合作用によりメタリツク塗料内のアルミニウ
ム粉末は強制的に撹拌される。従つて回転霧化静
電塗装装置本体1と塗料供給ポンプ25間に強電
界が生じてもこの撹拌作用によりアルミニウム粉
末が橋絡するのを阻止でき、その結果この橋絡し
たアルミニウム粉末を介して電流が漏洩するのを
阻止することができる。 次に本発明と従来技術の比較実験結果について
説明する。この実験は下記の第1表に示す塗料を
用いて第1表に示した塗料供給導管21を具えた
第1図に示す本発明の塗装装置と、第1図に示す
塗装装置から撹拌装置28,29並びに塗料返戻
導管26を取除いた従来の塗装装置とを用いて行
なつたものである。更に、実験は塗料を噴射
(400c.c./分)した場合と塗料を噴射しない場合に
ついてメタリツク塗料内のアルミニウム粉末が橋
絡したか否かを測定し、第2表においてアルミニ
ウム粉末が橋絡した場合を×印で示し、アルミニ
ウム粉末が橋絡しなかつた場合を〇印で示す。な
お、アルミニウム粉末が橋絡したか否かは高電圧
発生装置から回転霧化静電塗装装置本体1に供給
される電流を計測し、この電流値が所定値を起え
たときにアルミニウム粉末が橋絡したものとして
判断した。 下記の第2表から本発明による塗装装置はアル
ミニウム粉末の橋絡阻止について大きな効果があ
ることがわかる。 第 1 表 供試塗料 2コート1ベーク メタリツクシルバー塗料吹
付け時の塗料組成 樹脂:アルミニウム粉末:溶剤=17:3:80
(重量%) 粘度 20秒/フオードカツプ#3/20℃ 塗料供給導管 本発明とも従来装置とも長さ600mm(内径4.0
φ、外径6.0φ) 塗料返戻導管 本発明装置のみ 長さ600mm(内径4.0φ、外径
6.0φ)
【表】
第5図並びに第6図に撹拌装置の別の実施例を
示す。この実施例では撹拌装置32がハウジング
33内を横切る一対の固定ステー34と、これら
ステー34によつて回転可能に支持された羽根車
35とにより構成される。この実施例ではハウジ
ング33内をメタリツク塗料が流れたときに羽根
車35が回転し、それによつてメタリツク塗料内
のアルミニウム粉末が撹拌される。 以上述べたように本発明によればアルミニウム
粉末の橋絡現象の発生を大巾に抑制できるので従
来では不可能であつた高電圧を用いて静電塗装す
ることができると共に塗料供給導管並びに塗料返
戻導管を短かくしてもアルミニウム粉末の橋絡を
抑制できるので塗装装置全体を小型化することが
できる。特に、回転霧化静電塗装装置では常時使
用電圧が−80kVから−100kVと高く、かつ高電
圧を印加した状態で塗料の供給作用を停止するこ
とがあるので本発明を回転霧化静電塗装装置に適
用すると大きな効果が得られる。また、塗料供給
系全体をアースから浮かせる必要がないので高電
圧印加部の浮遊静電容量は小さく、期くして放電
したとしても放電エネルギが小さなために高い安
全性を確保することができる。
示す。この実施例では撹拌装置32がハウジング
33内を横切る一対の固定ステー34と、これら
ステー34によつて回転可能に支持された羽根車
35とにより構成される。この実施例ではハウジ
ング33内をメタリツク塗料が流れたときに羽根
車35が回転し、それによつてメタリツク塗料内
のアルミニウム粉末が撹拌される。 以上述べたように本発明によればアルミニウム
粉末の橋絡現象の発生を大巾に抑制できるので従
来では不可能であつた高電圧を用いて静電塗装す
ることができると共に塗料供給導管並びに塗料返
戻導管を短かくしてもアルミニウム粉末の橋絡を
抑制できるので塗装装置全体を小型化することが
できる。特に、回転霧化静電塗装装置では常時使
用電圧が−80kVから−100kVと高く、かつ高電
圧を印加した状態で塗料の供給作用を停止するこ
とがあるので本発明を回転霧化静電塗装装置に適
用すると大きな効果が得られる。また、塗料供給
系全体をアースから浮かせる必要がないので高電
圧印加部の浮遊静電容量は小さく、期くして放電
したとしても放電エネルギが小さなために高い安
全性を確保することができる。
第1図は本発明による静電塗装装置の全体図、
第2図は回転霧化静電塗装装置の一部の側面断面
図、第3図は第1図のA部の拡大側面断面図、第
4図は第1図の撹拌装置の側面断面図、第5図は
撹拌装置の別の実施例の側面断面図、第6図は第
5図の羽根車の正面図である。 1……回転霧化静電塗装装置本体、6……噴霧
頭、10……塗料噴射ノズル、13……流量制御
装置、14……塗料供給室、18……塗料供給遮
断弁、21……塗料供給導管、25……塗料ポン
プ、26……塗料返戻導管、28,29,32…
…撹拌装置。
第2図は回転霧化静電塗装装置の一部の側面断面
図、第3図は第1図のA部の拡大側面断面図、第
4図は第1図の撹拌装置の側面断面図、第5図は
撹拌装置の別の実施例の側面断面図、第6図は第
5図の羽根車の正面図である。 1……回転霧化静電塗装装置本体、6……噴霧
頭、10……塗料噴射ノズル、13……流量制御
装置、14……塗料供給室、18……塗料供給遮
断弁、21……塗料供給導管、25……塗料ポン
プ、26……塗料返戻導管、28,29,32…
…撹拌装置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 静電塗装装置の塗料噴射ノズルに通ずる塗料
供給室に塗料タンクから塗料供給導管を介してメ
タリツク塗料を供給する方法において、上記塗料
タンクから塗料供給導管内に送り込まれたメタリ
ツク塗料を撹拌装置により撹拌した後に上記塗料
供給室内に連続的に供給し、更に該塗料供給室か
ら連続的に塗料返戻導管内に送り出されたメタリ
ツク塗料を撹拌装置により撹拌した後に上記塗料
タンク内に返戻するようにしたメタリツク塗料供
給方法。 2 静電塗装装置の塗料噴射ノズルに通ずる塗料
供給室を該塗料供給室内に常時連通する塗料供給
導管を介して塗料タンクに接続したメタリツク塗
装用静電塗装装置において、上記塗料供給導管内
にメタリツク塗料を撹拌するための撹拌装置を設
け、更に上記塗料供給室から塗料タンク内にメタ
リツク塗料を返戻するために該塗料供給室と塗料
タンクとを塗料返戻導管を介して常時連通すると
共に該塗料返戻導管内にメタリツク塗料を撹拌す
るための撹拌装置を設けたメタリツク塗装用静電
塗装装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4838881A JPS57165055A (en) | 1981-04-02 | 1981-04-02 | Supplying method of metallic paint and electrostatic spray painting device for applying the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4838881A JPS57165055A (en) | 1981-04-02 | 1981-04-02 | Supplying method of metallic paint and electrostatic spray painting device for applying the same |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57165055A JPS57165055A (en) | 1982-10-09 |
JPS6140471B2 true JPS6140471B2 (ja) | 1986-09-09 |
Family
ID=12801911
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4838881A Granted JPS57165055A (en) | 1981-04-02 | 1981-04-02 | Supplying method of metallic paint and electrostatic spray painting device for applying the same |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57165055A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01150085A (ja) * | 1987-12-07 | 1989-06-13 | Kiyohara Masako | 制御弁 |
JPH0324693Y2 (ja) * | 1986-06-27 | 1991-05-29 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2704851B2 (ja) * | 1994-12-27 | 1998-01-26 | エービービー・インダストリー株式会社 | 塗装装置における塗料チューブ用継手 |
JP6119987B2 (ja) * | 2013-08-02 | 2017-04-26 | 株式会社大気社 | 導電材分散塗料用の静電塗装装置 |
-
1981
- 1981-04-02 JP JP4838881A patent/JPS57165055A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0324693Y2 (ja) * | 1986-06-27 | 1991-05-29 | ||
JPH01150085A (ja) * | 1987-12-07 | 1989-06-13 | Kiyohara Masako | 制御弁 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57165055A (en) | 1982-10-09 |
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