JPS6139888A - 誘導電動機の制御方法 - Google Patents

誘導電動機の制御方法

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JPS6139888A
JPS6139888A JP15840284A JP15840284A JPS6139888A JP S6139888 A JPS6139888 A JP S6139888A JP 15840284 A JP15840284 A JP 15840284A JP 15840284 A JP15840284 A JP 15840284A JP S6139888 A JPS6139888 A JP S6139888A
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P27/00Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of supply voltage
    • H02P27/04Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of supply voltage using variable-frequency supply voltage, e.g. inverter or converter supply voltage
    • H02P27/048Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of supply voltage using variable-frequency supply voltage, e.g. inverter or converter supply voltage using AC supply for only the rotor circuit or only the stator circuit
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P2207/00Indexing scheme relating to controlling arrangements characterised by the type of motor
    • H02P2207/01Asynchronous machines

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  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 この発明は誘導□電動機(誘導機ともいう)の1次電流
(巻線電流又は固定子電流ともいう)の空間ベクトルを
磁束:ベクトルと同一方向の成分(磁 −化電流)とこ
れ膏直交する成分(トルク電流)とに分けて制御する。
いわゆるベクトル制御方式、特に□そのために必要な磁
束ベクトルの演算精度を高めることができる誘導機のベ
クトル制御方式に関する。
〔従来技術とその問題点〕
以下各図の説萌において同一の符号は同−又は相当部分
を示す。また論理“High“、 ” Lovr“は単
にH“、L″と記すこととする。
誘導機の高性能可変速運転を実現するベクトル制御にお
いて、制御の基準となる磁束ベクトルを正確に検出する
ことは重要である。磁束ベクトルを演算する実用的な方
法の1つとして、後述の参考文献(2)などに示されて
いる電流モデル方式がある。この方式は電動機巻線電流
とその巻線位置から磁束を演算する方法で、具体的には
、前記磁化電流の目標値(磁化電流目標値という)iM
*、トルク電流の目標値(トルク電流目標値という)i
T”と電動機定数から演算する構成が考えられる。この
方式は電動機停止状態から最高周波数領域まで演算可能
であるが、その演算式に電動機の二次時定数2%に電動
機温度に依存してその値が大幅に変化する二次抵抗編を
パラメータとして有しており、演算器の定数をこれに応
じて補正しなければ、磁束演算精度が劣るという欠点を
有している。この補正方法としては、磁束ベクトルを演
算する実用的な他の方法の1つである電圧モデル方式(
すなわち電動機端子電圧より逆起電力を演算し、これを
積分して磁束分成分を求める方式)により求められる磁
束ベクトルの大きさ、または角度を用いた補正方法、磁
束を代表する値2例えば2次誘起電圧、空隙誘起電圧、
1次誘起電圧等の電圧のベクトルの大きさまたは角度に
よる補正方法、または前者の補正方法を用い、電動機電
圧が小さくなる低周波数領域での電流モデル演算精度を
向上させる方法などが提案されている。(参考文献:(
1)特開昭57−79468号「非同期機の回転子抵抗
検出方法および装置J 、(21%開昭56−1151
90号[磁束の位相制御装置J 、(3)特開昭58−
139692号「誘導電動機の磁束ベクトル演算器J、
(41指願昭58−121654号「誘導電動機のベク
トル制御方式」)。
また本出願人による特願昭59− 号「誘導電動機の制御方式」(参考文献(5))−rは
電流モデル、電圧モデルアの各方式による演算磁束(の
大きさの偏差を零にする調節器を、速度の高い領域でか
つ負荷の重い領域でのみ動作させ、低速又は軽負荷領域
に入るときはこの調節器を不動作にする直前の調節器出
力を記憶させ、調節器の動作していない低速又は軽負荷
領域での磁束演算精度を向上させている。
次に第4図〜第7図を用いてこの制御方式(参考文献(
5))の概要と問題点を説明する。第4図は参考文献(
5)方式の回路構成を示すブロック図、第5図は第4図
における2次時定数補正回路101の細部構成を示すブ
ロック図、第6図は第5図における切換信号発生器90
の細部構成を示すブロック図、第7図は誘導電動機の磁
束および電流ベクトルを示すベクトル図である。第7図
において、誘導電動機の1次電流11は、回転子軸を中
心に回転する空間ベクトルとしてとらえることができる
これと同様に、1次電流によって生せしめられる回転子
鎖交磁束Φ2も回転子軸を中心にして回転する空間ベク
トルとしてとらえることができる。1次電流ベクトル!
、のつち磁束ベクトルΦ2と同一方向の成分は前記のよ
うに磁化電流iMと呼ばれており、直流機の界磁電流に
相当するものである。また、1次電流ベクトルのうち磁
束ベクトルに対して直角な方向の成分は前記のようにト
ルク電流iTと呼ばれ、直流機の電機子電流に相当する
ものである。誘導電動機におけるこれらの成分を互いに
独立に分離して制御することができるならば、直流機よ
りも安価でしかも堅牢な誘導電動機に対して直流機と同
等の可変速制御性能を発揮させることができる。
かかる原理にもとづいて誘導電動機を制御するのが、い
わゆる誘導電動機のベクトル制御と云われるものである
。なお、矢印(へ)を付したものはベクトル量を表わし
ているが、特にベクトル量を強調する場合を除いては、
以下、矢印による区別をしないものとする。
このような誘導電動機のベクトル制御を可能にするため
には、回転する磁束ベクトルの軸(磁束軸;M軸)を基
準として互いに直交する2つの成分の形で指令値が与え
られる1次電流ベクトルを、回転しない固定軸(α軸)
を基準とするベクトル量に変換する必要があることから
、磁束軸(M軸)の位置を検出しなければならないこと
がわかる。
なお、この固定軸(α軸)は、固定子の1つの相の巻線
軸にとるのが一般的である。こうすることによって、磁
束軸(M軸)の位置を、この固定軸(α軸)に対する回
転角度ψによって表わすことができる。そして、このよ
うな磁束ベクトルΦ2の位置角度ψ、または磁束ベクト
ルの大きさΦを演算により間接的に検出するのが前記電
流又は電圧モデル方式の磁束ベクトル演算器であり、誘
導電動機をベクトル制御するに尚たって、その制御性能
を左右する重要な役割を果すものである。
次に第4図において、101は2次時定数補正回路、2
06は乗算器、12は速度調節器、13゜203は割算
器、14,205はベクトル回転器、15は2相/3相
変換器、16は電流調節器、17はサイクロコンバータ
の如き電力変換装置、18は電流検出器、19は誘導電
動機、点線枠で囲まれる20は電流モデル式磁束演算器
、21は回転子位置検出器、22は速度検出器、23は
電圧検出器、24は電圧モデル式磁束演算器、201は
微分回路、202は比例要素、204は非線形関数発生
器、30は回転子位置検出器である。
すなわち磁束の大きさの設定値(磁束設定値)Φは割算
器13.及び後述の2次時定数補正回路11、微分回路
201.比例要素202に与えられ、微分回路201の
演算出力は磁化電流目標値1Mとなりベクトル回転器1
4に与えられる。一方、く調節演算を行な9)、その調
節出力としてのトルク目標値Tは割算器13を介してト
ルク電流目標値ITとしてベクトル回転器14に与えら
れると同時に負荷の大きさを表わす量として補正回路1
゜1にも与えられる。ベクトル回転器14は、これら固
定子電流ベクトルの目標値IM 、 ITと、演算器2
0を介して与えられる磁束ベクトルΦ2の単位べ(α−
β軸)を基準とする目標値11α、11β に変換する
2相/3相変換器15は、(1)式の如くして得られる
2相の目標値1.d 、 1.?を、次の(2)式の如
く3相の目標値1a + ’b + ”Cに変換する。
、苦   、 + 3g  =1.(z    7 1b−一査ita+Ti1X ・・・・・・・・・・・・・・・・・(2)i:” +
 1rC1” ”;’11”この目標値’a r lb
 + ’Cは、それぞれ電流調節器16a、16b、1
6cに導かれるので、各調節器では、電流検出器18a
、18b、18cを介して検出される電力変換装置17
の各相電流ia@’b+1(を、その目標値!a・−b
+1cにそれぞれ一致させるよう調節演算を行なう。
こうして、誘導電動機19のベクトル制御が行なわれる
が、かかる制御に必要な磁束ベクトルΦ。
の大きさを得るための磁化電流目標値iMと、固定軸(
α−β)からの角度位置■ψ、sinψとが破線枠20
で示される電流モデル式磁束演算器によって求められる
電流モデル式磁束演算器20において、微分回路201
には前記のように磁束設定値Φが入力され、次式(3)
の微分演算が行われて、磁化電流目標値IMが出力され
、ベクトル回転器14に与えられる。
、 苦 1M :(1/ 、rn/)(、1+S T、)Φ  
 ・、、、、・、、、、、・、、 (3)ただしh′は
誘導機の固定子回路と回転子回路間の相互インダクタン
ス、T2は回転子回路の電気時定数(2次時定数ともい
う)である。
また前記のように比例要素202にも磁束目標値Φ)入
力されて、値(Φ4/斃が演算出力され割(算器203
に除数として与えられる。他方割算器    203に
は被除数としてトルク電流目標値IX、!11人力され
るので、割算器203からは値(z7Φ”戸?が出力さ
れ乗算器206に与えられる。
乗算器206は他方後述のように2次時定数補正回路1
1から補正された2次時定数(の逆数。
以下この逆数の語を省略する>x/’r’tを入力して
いるので、乗算器206からは次式(4)に求づく演算
(乗算)により表わされる、すべり周波数ωR(=dψ
/dt−dθ/d 、t )に相当する出力が得られる
0m l =(J m /Φ) (1/T2 ) ”$
  −−−−−−(4)このスリップ周波数ω、4に相
当する量は、さらに非線形関数発生器204に導かれ、
その出力からは、□□□λ、sinλなる量が得られる
。なお、このとき、スリップ周波数ω3jとλとの間に
は、なる関係が成立する。非線形関数発生器204の出
力部λ、sinλは、回転子位置を表わす単位ベクトル
■θ、sinθとともにベクトル回転器205に導かれ
る。なお、単位−ベクトル(2)θ、thθは、誘導電
動機19の回転子軸に結合された回転子位置検出器21
および回転子位置演算器30によって求められる。ベク
トル回転器205は、 なる演算により、単位磁束ベクトルのα、β軸成分であ
る魚ψ、sinψを出力する。なお、ベクトル回転器2
05の出力は、前述の如く、ベクトル回転器14に与え
そられる。
一方、電圧モデル式磁束演算器24は、電圧検出器23
a 、23bを介して得られる電動機端子電圧の線間電
圧瞬時値vab、vbcと、電流検出器18a、18b
、18cを介して得られる電動様相電流ia r ib
 t ’Cから所定の演算をすることにより、α−β軸
を基準とする磁束ベクトルの大きさとしての磁束実際値
Φを出力し、2次時定数補正回路101に与える。
2次時定数補正回路101は電圧モデル式磁束演算器2
4から得られた磁束実際量Φ、磁束設定値Φ”、トルク
電流実際値i7“及び速度実際値nを入力し低速もしく
は軽負荷の領域とこれ以外の領域とに応じ異なった補正
を施した2次時定数1/T2を出力する回路で、その構
成は第5図および第6図に示される。
すなわち第5図において、90は切換信号発生器、52
は調節器、54.55は切換スイッチ、57は2次時定
数設定器、58はオペアンプ、53.56は加算点、5
9はコンデンサ、であり、切換スイッチ55.コンデン
サ59.オペアンプ58はいわめるサンプルホールド回
路SHを構成している。
この例では電圧モデル式磁束演算器24よりの磁束実際
値Φと磁束設定値Φとが一致するように調節器52が働
き、高速かつ高負荷時(高周波時ともいう、なおこのと
きは切換スイッチ54,55が点線位置に切換わる)、
2次時定数設定器57で設定された2次時定数(の逆数
の)設定値1/ T2に対して、加算点56にて、調節
器52の調節出力の加算によって補正が行われ、補正さ
れた2次時定数1/T2が出力される。
他方低速又は軽負荷の場合、前者の場合には電圧モデル
式磁束演算器24の演算精度低下の影響を防ぐために、
また後者の場合には後述のように調節器52の動作点の
偏位や飽和による機能喪失の影響を防ぐために、切換信
号発生器90は速度実際値nおよびトルク電流目標値i
−を入力し所定の速度レベル又は負荷レベルを下回った
条件で切換信号CHを出力し切換スイッチ54.55を
図の実線位置に切換え調節器52をその調節系から切離
す。これによりサンプルホールド回路SHは切換スイッ
チ55の切換の直前に調節器52から出力されていた調
節量としての補正量をコンデンサ59に記憶しオペアン
プ58を介し加算点56に与え、このようにして新たな
形で補正された2次時定数1/T2がこの補正回路10
1から出力される。
なお切換信号発生器90の内容の詳細は第6図に示され
ている。同図において、91.92は絶対値回路で、そ
れぞれトルク電流目標値jT“、速度実際値nが入力さ
れている。なお前記目標値1−1”は負荷の大きさを代
表するもので、この値iT”に代り、トルク電流実際値
iT又はトルク目標値もしくはトルク実際値などが用い
られることもある。また93.95は比較器、94は負
荷レベル設定器、96は速度レベル設定器、97はAN
D回路である。
トルク電流目標値iT−速度実際値nは絶対値回路91
.92により絶対値がとられ、それぞれ比較器93.9
5において、各レベル設定器94゜96の設定レベルと
比較され、比較器93.95の出力は、AND回路97
にて論理積がとられ、この出力信号としての切換信号C
Hは第5図における調節器52に対する動作もしくは不
動作信号。
及び切換スイッチ54.55を動作させる信号として用
いられる。なおここ、でスイッチ54.55が実線の位
置にあるとき、すなわち後述のように低速(低周波時)
又は軽負荷時には、前記切換信号CHによって調節器5
2の出力は零(すなわち不動作状態)に保持されている
ものとする。 レベル設定器94.96における負荷、
速度に対する設定レベルは通常定格の10%程度の低負
荷。
低速度のレベルに選ばれる。
次に第4図の制御回路の磁束補正動作の原理を述べる。
この例の電流モデル式磁束演算器20において、補正さ
れた2次時定数1/T2によるすべり周波数ω、lの補
正は乗算器206を通して行われる。このとき、重負荷
の場合には、トルク電流j7”が大きいため補正出力さ
れた2次時定数1/T2により変化する烙すべり周波数
ω、lの範囲が大きい0 たとえばこれらの回路をアナログ電子回路で実現したと
き、通常最大値をIOVとするので、重負荷のとき乗算
器206の被乗数としての入力信号レベル(前記(4)
式における( l m’/Q” ) I祷こ相当)がI
OVのとき乗数としての2次時定数1/T、が0≦(1
/Tり≦10vで変化すると出力のすべり周波数ω、1
のレベルは士7くω@1<10vと変化する。
一方軽食荷の場合、前記(1,/Φ)NTに相当する入
力信号レベルが2℃とき、2次時定数が前記のように変
化したとすると、すべり周波数ω、1のレベルはθ〜2
vと変化するのみである。
このように電流モデル式磁束演算器20で演算されるす
べり周波数ωsl(すなわちその演算磁束の位置角度の
補正に有効な信号)の変化中はトルク電流目標値17の
大きさに依存しているため、もし負荷の大きさと無関係
に調節器52の動作を続けた場合、特に無負荷時におい
ては、たとえ高速であっても、IT中0従ってω81中
Oつまり補正に有効な信号のレベルが極めて小さい値と
なっているのに対し、電圧モデル式磁束演算器24に検
出誤差があったり、各種演算回路にオフセット電圧があ
る場合、これらの誤差成分の値が前記の有効な信号に基
づく調節系の信号成分に比べ無視できない形で、換言す
れば磁□束設定値Φと実際値Φとの偏差がこの誤差成分
に占められる形で(つまり不正な偏差が調節器52に与
えることになる。このため例えばこの不正な偏差が長時
間持続されて調節器取2内のコンデンサ(図外)で積分
され、調節器52の動作点が正しい位置から偏位したり
、飽和して調節器としての機能を失ったりする可能性が
ある。
このとき無負荷で定常的に誘導機が運転されている場合
は、調節器の動作点が偏位したり飽和していることは、
特性に影響を与えないが、速度もしくは負荷が急激に変
化した場合、トルク電流目標値iT%s大きく変化する
ので、調節器52が偏位もしくは飽和状態から脱して正
常動作点で動作するようになるまでの時間、調節器52
を介して補正出力される2次時定数1/T2が真値とは
大幅に異なるようになり、すべり周波数演算に誤差を含
むことになる。この場合、真値より大きなすべり周波数
が与えられるため、磁束実際値Φが減少し、必要なトル
クを発生させるために多くのトルク電流が流れるなど過
渡的な特性の悪化をもたらす。
そこで第4図の制御回路では電流モデル演算磁束に対す
る補正の精度が低下する、低速又は軽負荷条件において
は、調節器52を、不動作状態とするとともに、その調
節系から切離し、毛→へ調節器を不動作とする直前の調
節出力を記憶して磁束補正に利用するという方法を用い
ている。
次に第4図〜第6図に基づいてこの補正動作を補足説明
すると、第6図においていまAND回路97の出力すな
わち切換信号CHが“H′のとき、高負荷、高速度側す
なわちスイッチ54.55が点線の位置で、かつ調節器
52は動作中となる。
次に速度nが速度レベル設定器96で設定された値より
小さいとき、比較器95の出力信号は#L″となり、従
ってAND回路97の出力すなわち切換信号CHも“L
“で、切換スイッチ54.55は実線の位置となり、オ
ペアンプ58の入力コンデンサ59には、スイッチ55
がオフする直前の調節器52の出力が記憶されている。
このとき、比較器93は H又は Lと負荷条件(トル
ク電流1Tltり大きさにより変化するが、比較器95
の出力”L“と論理積をとっているため切換信号CHに
は影響しない。また、速度nが上昇すると比較器95の
出力がH“となる。この領域では、比較器93の出力信
号により、切換スイッチ54.55がオン、オフする。
たとえばトルク電流目標値i^S負荷レベル設定器94
で設定されたレベルより小さいと、比較器93の出力は
“L“となるので、切換信号CHは L従って調節器5
2は不動作になると同時にその調節系から切離され、低
速領域と同様に調節器52が不動作になる直前の調節出
力をコンデンサ59が記憶し、この記憶された調節出力
が加算点56を介し乗算器206に与えられ、電流モデ
ル演算磁束の補正が行われる。
また負荷が前記設定レベルより増加すると、比較93の
出力信号は“H“、従って切換信号CHは“H“となり
、調節器52が動作状態に入るとともに、その調節系に
組込まれ、調節器52の調節出力が加算点56を介し乗
算器206に与えられ、電流モデル演算磁束の補正が行
われることとなる。
ところで上述の制御方式では軽負荷時には調節器52の
動作を停止し、その停止直前の調節出力を記憶し、この
記憶された固定値で補正された2次時定数1/T2を得
て電流ベクトル演算磁束の補正を行っている。しかしな
がら、もし微分回路201などにおける相互インダクタ
ンス1m′の設定誤差があったときには、この間調節器
52の調節機能停止のために磁束設定値Φと実際値Φと
の間に大きな偏差を生ずる場合がある。この場合定常的
な運転が継続されている場合は通常はあまり問題がない
が、 もし磁束実際値Φが設定値Φより大きく弱まっていると
したとき、急に負荷が加わった場合には誘導機に過大な
(トルク電流の)突流が流れたり、定常状態に落着くま
での過渡応答の時間が異常に長引くといった問題点が生
ずるし、またもし磁束実際値Φが設定値Φより過大とな
った場合には鉄損の異常増加を招くといった問題点が発
生する。
〔発明の目的〕
本発明の目的は電流モデル演算磁束と電圧モデル演算磁
束との大きさの偏差が0となるように調節を行う調節器
を介して2次時定数を補正し、これにより電流モデル演
算磁束の補正を行う誘導機のベクトル制御回路において
心、前記の欠点を除き軽負荷時においても磁束の値を所
定値に維持Φ すことのできる制御方式を提供することを目的とする。
〔発明の要点〕
本発明の要点は、誘導電動機の主として固定子電流から
電動機磁束ベクトルを演算する第1の磁束演算手段(電
流モデル式磁束演算器など)と、主として電動機端子電
圧を積分することにより電動機磁束ベクトルを演算する
第2の磁束演算手段(電圧モデル式磁束演算器など)と
、各演算手段にて演算される磁束ベクトルの大きさの差
を零とするように調節する調節手段(調節器など)とを
備え第1の磁束演算手段によって演算される磁束ベクト
ルを(2次時定数の補正量などを介して)補正して制御
を行う誘導電動機のベクトル制御方式において、 別途検出される電動機回転速度が高く、かつ別途検出さ
れる電動機電流又は負荷の大きさを代表する量(トルク
電流あるいはトルク自体の目標値。
実際値など)の値が小さいモード(第1のモードと呼ぶ
)のときは、前記調節手段の調節出力を、磁化電流の補
正を行う磁化電流補正手段(磁化電流目標値の加算点な
ど)に与え、第1のモード以外のモード(第2のモード
と呼ぶ)のときは、第1のモードから第2のモードに移
行する直前における前記調節手段の調節出力を記憶する
記憶手段(サンプルホールド回路など)を介して、記憶
された該調節出力を前記磁化電流補正手段に与えるよう
にした点にある。
〔発明の実施例〕
以下第1図〜第3図に基づいて本発明の詳細な説明する
。第1図は本発明における制御回路の構成例を示すブロ
ック図で第4図に対応し、第2図は第1図における磁束
・2次時定数補正回路301の細部構成例を示すブロッ
ク図で、この中で補正された2次時定数1/T2を出力
する機能部は第5図と対応している。
第3図は第2図における切換信号発生器50の細部構成
例を示すブロック図で、この中で切換信号CHを出力す
る機能部は第6図と対応している。
第1図において、第4図と異なる点は、新たな磁束・2
次時定数補正回路301が従来の2次時定数補正回路と
置換わり、また加算点302が附加され、この加算点3
02において従来の磁化電流目標値(微分回路201の
出力)に前記補正回路301から出力された磁化電流補
正量ΔfMを附加して新たな磁化電流目標値tZとし、
ベクトル回転器14に与えるようにした点である。
第2図において50は切換信号発生器、64゜65は切
換スイン1.68はオペアンプ、69はコンデンサで、
スイッチ65.コンデンサ69゜オペアンプ68は新た
なサンプルホールド回路SH1を構成している。なお新
たな切換信号発生器50からは従来と同様の切換信号C
Hが切換スイッチ54.55に与えられるほか、新たな
切換信号CHIが切換スイッチ64.65に、又同じく
切換信号CH2が調節器52に与えられている。
また第3図において、83は比較器、84は新たな負荷
レベル設定器、86はNOT回路、87は新たなAND
回路、82はOR,回路である。またAND回路97.
87及びOR回路82はそれぞれ前記切換信号CH,C
HI及びCH2を出力する。
次に第1図〜第3図の動作を説明する。入力信号として
のトルク電流目標値IT+及び速度実際値nは、第3図
のように絶対値回路91.92でそれぞれ絶対値がとら
れ、比較器93,95.83で設定器94,96.84
の設定レベルとそれぞれ比較される。94の設定レベル
は84の設定レベルより大きいものとする。速度が設定
器96で設定されたレベルより小さいとき(低速領域と
呼ぶ)には、比較器95の出力は“L#、よってAND
回路97.87の出力としての切換信号CH,CH1も
 L、従ってOR回路82の出力としての切換信号CH
2も Lとなり、これにより第2図における調節器52
は不動作となるとともに、切換スイッチ54.55及び
64.65は実線の位置にあり、この切換わりの直前に
おける調節器52の調節出力をサンプルホールド回路S
H,8H10入力コンデンサ59.69が記憶し、それ
ぞれ加算点56及び切換スイッチ64を介して、時間的
に固定した値として補正された2次時定数1/T2及び
磁化電流補正量△iMを出力する。
次に速度が設定器96の設定レベル以上(高速領域と呼
ぶ)で、トルク電流目標値i7”の大きさが設定器84
の設定レベル以下のとき(軽負荷時と呼ぶ)には、比較
器93,95,83.NOT回路86の出力はそれぞれ
“L“、′H“トH“、′H“となり、よってAND回
路97.87.OR回路82の出力(切換信号CH,C
HI 、CH2)はそれぞれ“L“、H“//H“とな
る。これにより調節器52は動作状態となってその調節
系に組込まれ、また切換スイッチ54.55は実線位置
のまま、他方切換スイッチ60.65は点線の位置に切
換えられる。従って調節器52は新たに磁束設定値Φ”
と磁束実際値(検出値)Φが一致するように磁化電流補
正量△IMを与える。
次にこの状態からトルク電流目標値IT”の大きさが、
設定器84の設定レベルよりも大きく、かつ設定器94
の設定レベルより小さい値となったとき(中負荷時と呼
ぶ)には、比較器93,95゜83の出力はそれぞれ“
L“、′H“、′L“、よってAND回路97.87.
OR回路82の出力(切換信号CH,CHI 、CH2
)は全て“L“となる。
これにより調節器52はふたたび不動作となると共に、
切換スイッチ54.55はそのまま(実線位置)、切換
スイッチ64.65は実線位置に戻る。これによりサン
プルホールド回路8H1は切換前の調節出力を記憶し、
この出力を磁化電流補正値ΔIMとして供給する。
次にこの状態からさらにトルク電流目標値j7”が増加
し、その大きさが設定器94の設定レベルより大きい値
となったとき(重負荷時と呼ぶ)には、比較器93,9
5.83の出力はそれぞれ“H“。
H、L、よってAND回路97.87.OR回路82の
出力(切換信号CH,CHI 、CH2)は“H“//
L“、′H“となる。これにより調節器52は再び動作
状態となってその調節系に組込まれ、切換スイッチ64
 、.65はその−まま(実線位置)、切換スイッチ5
4.55は点線位置に切換わり、調節器52は磁束設定
値Cを実際値Φが一致するように補正された2次時定数
1/T2を与える。
このように調節器52は高速領域における軽負荷時及び
重負荷時に、その調節系に組込まれ、その調節出力でそ
れぞれ磁化電流目標値iM+、2次時定数設定値1/T
2を調節補正する役割を果し、前記以外の条件では、前
記調節出力がそれぞれの補正に対応する記憶回路(サン
プルホールド回路SH1、SH)で記憶されて補正動作
に用いられ速度の大小、負荷の大小にかかわらず、正し
い磁束が演算できる。なお、通常、設定器96の設定レ
ベルは最大速度の約10%、同じく94の設定レベルは
最大負荷の約10%、同じく84の設定レベルは最大負
荷の約5%程度に選ばれる。以上の例では負荷レベル検
出にトルク電流目標値xT′を用いたが、これに代りト
ルク電流実際値iT+変換装置出力電流の整流値、速度
調節器の出力信号(トルク目標値)など負荷の大きさに
依存して単調変化する信号を用いることもできる。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように本発明では、電流モデル
方式、電圧モデル方式の各方式に基づく演算磁束の大き
さの差がOになるように、2次時定数及び磁化電流目標
値の補正を介して調節動作を行う調節器を設け、電流モ
デル方式に基づく演算磁束ベクトルを補正するようにし
、速度領域。
負荷条件に応じ次のような補正方法を用いている。
すなわち前記調節器による、2次時定数の補正を介する
磁束補正動作が不可能となる低速領域または、軽負荷領
域においては補正動作が停止する直前の補正信号(調節
出力)を記憶し、その記憶信号で2次時定数を補正しひ
き続き電流モデル演算磁束の補正をつづけるようにする
とともに、高速領域で軽負荷のときは上記調節出力で磁
化電流目標値の補正を介して磁束の(大きさの)補正動
作を行い、高速領域でさらに負荷が増大した場合、前記
調節出力を2次時定数の補正にふり向け、この際、調節
器52の調節系が切換わる直前の調節出力を記憶し、そ
の記憶信号でひき続さ磁化電流目標値を補正しつづける
ようにしたことにより、低速領域、軽負荷領域において
も、高速領域1重負荷領域と同様の高い磁束演算精度を
得ることができ、また負荷変動などに対する応答時間も
短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例としての制御回路の構成を示す
ブロック図、第2図は第1図の要部の細部構成例を示す
ブロック図、第3図は第2図の要部の細部構成例を示す
ブロック図、第4図は従来の制御回路の構成例を示すブ
ロック図、第5図は第4図の要部の細部構成例を示すブ
ロック図、第6図は第5図の要部の細部構成例を示すブ
ロック図、第7図は誘導機の磁束及び電流ベクトルを示
すベクトル図である。 12・・速度調節器、13,203・・割算器、14.
205・・・ベクトル回転器、15肩2相/3相変換器
、16・・電流調節器、17・・・電力変換装置、18
・電流検出器、19・・・誘導電動機(誘導機)、20
・・・電流モデル磁束演算器、21・0回転子位置検出
器、22・・・速度検出器、23・・・電圧検出器、2
4・・・電圧モデル磁束軸演算器、2o1・・・微分回
路、202・・・比例要素、2o4 関数発生器、20
6・・・乗算器、3o1・・・磁束・2次時定数補正回
路、302・加算点、5o・・・切換信号発生器、52
・・調節器、53.56−加算点、54,55゜64.
65・・切換スイッチ、57 ・2次時定数設定器、5
8.68・オペアンプ、59.69・・・コンデンサ、
8H,8Hトサンプルホ一ルド回路、82・−・OR回
路、86・・・NOT回路、91.92・・・絶対値回
路、84.94  負荷レベル設定器、96・・速度レ
ベル設定器、87.97.、、AND回路、83,93
.95  比較器、CH,CHI。 CH2切換信号。 オ 211 バ■ 牙5図 オ6図 T軸    β軸 オフ図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)誘導電動機の主として固定子電流から電動機磁束ベ
    クトルを演算する第1の磁束演算手段と、主として電動
    機端子電圧を積分することにより電動機磁束ベクトルを
    演算する第2の磁束演算手段と、各演算手段にて演算さ
    れる磁束ベクトルの大きさの差を零とするように調節す
    る調節手段とを備え第1の磁束演算手段によって演算さ
    れる磁束ベクトルを補正して制御を行う誘導電動機のベ
    クトル制御方式において、 別途検出される電動機回転速度が高く、かつ別途検出さ
    れる電動機電流又は負荷の大きさを代表する量の値が小
    さいモード(第1のモードと呼ぶ)のときは、前記調節
    手段の調節出力を、磁化電流の補正を行う磁化電流補正
    手段に与え、第1のモード以外のモード(第2のモード
    と呼ぶ)のときは、第1のモードから第2のモードに移
    行する直前における前記調節手段の調節出力を記憶する
    記憶手段を介して、記憶された該調節出力を前記磁化電
    流補正手段に与えるようにしたことを特徴とする誘導電
    動機の制御方式。
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