JPS6139714Y2 - - Google Patents

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JPS6139714Y2
JPS6139714Y2 JP6543980U JP6543980U JPS6139714Y2 JP S6139714 Y2 JPS6139714 Y2 JP S6139714Y2 JP 6543980 U JP6543980 U JP 6543980U JP 6543980 U JP6543980 U JP 6543980U JP S6139714 Y2 JPS6139714 Y2 JP S6139714Y2
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JP
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sensor
mounting member
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JP6543980U
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JPS56165529U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、プレス等へシート材、プレス等で
前加工された半製品などの被加工材を一枚ずつ送
り込む被加工材供給ライン上などに設置され、2
枚またはそれ以上の被加工材が重なり合つている
多重状態を検出する装置に関する。
従来技術とその問題点 多重状態検出装置は、被加工材(以下ブランク
という)の厚さを測ることによりその多重状態を
検出している。ブランクには厚さの非常に薄いも
のから厚いものまで種々あるので、薄いブランク
に対してはその厚さを非常に精度よく測定しなけ
れば多重状態かどうかを検出することはできない
し、一方、厚いものに関しては高精度に検出する
必要はないが、少なくともブランク2枚分の厚さ
を測定しなければならないので、測定範囲が広い
センサを必要とする。したがつて、1つのセンサ
で多重状態を検出しようとすれば、高精度でかつ
広範囲にわたつて厚さを測定できるセンサが必要
となるが、このようなセンサは非常に高価であ
る。
そこで考えられることは、測定範囲の異なる2
種類のセンサを準備し、ブランクの厚みに応じて
2種類のセンサのいずれかを選択して使用するよ
うにすれば、広範囲の厚さにわたつてブランクの
多重状態を検出することである。ところが、こう
した場合に、往々にしてつぎのような問題点が生
じてくる。第1に、一方のセンサを使用している
ときに、他方のセンサが測定の邪魔になる。第2
に、2つのセンサの測定の基準となる零点の設定
が困難である。
この考案の目的は、上記問題点を解消した多重
状態検出装置を提供することにある。
問題を解決するための手段 この考案による多重状態検出装置は、薄板用セ
ンサおよび厚板用センサが互いに横に並んでセン
サ取付部材に取付けられ、厚板用センサの検出棒
は、その下端が薄板用センサの検出端子の上下方
向移動ストロークの下限より被検出材料の少なく
とも2枚分の厚みに相当する距離だけ下方に位置
する下方位置と、同移動ストロークの上限より上
方に位置する上方位置との間でで昇降自在であ
り、検出棒が上方位置にあるときにその状態を保
持するように互いに係合離脱自在に係合する係合
部が検出棒およびセンサ取付部材にそれぞれ設け
られ、センサ取付部材が昇降フレームにこれに対
し昇降自在に支持され、昇降フレームを高さ調節
自在に昇降させるフレーム昇降装置が備えられて
いるものである。
実施例 以下、この考案の実施例を図面にもとずいて詳
細に説明する。
この明細書において、前後とはブランクの送り
方向(第1図の左から右)を基準とし、ブランク
の送られるがわを前、その反対がわを後と称し、
さらに左右とは前に向つていうものとする。
多重状態検出装置は、トランスフア・プレスの
アイドル・ステーシヨンに設置され、このステー
シヨンの受台1上に搬送されてきたブランクの多
重状態を検出するためのものであつて、受台1上
に配置されている昇降フレーム2と、これを高さ
調節自在に昇降させるフレーム昇降装置3とを備
えている。昇降フレーム2は下方を開口した縦長
の箱形をなし、その後壁には上下方向にのびたあ
り溝13が形成され、これに縦長方形板状センサ
取付部材12がはめ合わされている。昇降フレー
ム2の頂壁には、センサ昇降用エア・シリンダ1
4が下向きに取付けられており、そのロツド14
aは昇降フレーム2の内部を挿通してその下方に
突出し、突出端において連結部材15によつてセ
ンサ取付部材12に連結されている。フレーム昇
降装置3は、左右方向に互いに間隔をおいて並べ
られた一対の垂直案内棒6と、両案内棒6の間に
配置された垂直ねじ棒5と、両案内棒6に摺動自
在にはめ被せられるとともにねじ棒5にねじ合わ
されかつ昇降フレーム2と一体化されているねじ
部材11とを備えている。両案内棒6は図示しな
手段によつて支持されている固定フレームの上下
アーム4間に渡し止められ、ねじ棒5はその上下
端部寄りの部分において同アーム4に軸受7を介
してそれぞれ支持されている。ねじ棒5の下端は
下アーム4の下方に突出しており、その突出端に
はハンドル8が固定されている。ねじ棒5の上端
は上アーム4の上方に突出しており、その突出端
には固定部材9が連結されている。固定部材9
は、詳しく図示しないが、ねじ棒5の突出端をゆ
るく挿通させる締付孔およびこの締付孔に達する
切込みを有している。固定部材9には切込みと交
差するように締付ねじ10がねじ込まれており、
この締付ねじ10で切込みの両側の部分を締付け
ることにより、ねじ軸5が回転しないように固定
される。
センサ取付部材12の左縁下半部には略方形の
ブランク衝突防止板18がセンサ取付部材12と
直交しかつ同部材12よりその下部を下方に突出
させるように固定されている。ブランク衝突防止
板18の左側面には薄板用センサ20が取付ブラ
ケツト19を介して取付けられている。薄板用セ
ンサ20は、高精度の測定が可能であるゲージセ
ンサであつて、図示しないばねにより下向きに付
勢されている検出端子20aを有しており、これ
の移動量に比例する大きさの電気信号、たとえば
パルス、電圧などを出力する。常態では、検出端
子20aはそのほぼ全移動ストロークに相当する
距離だけブランク衝突防止板18の下端より下方
に突出している。ブランク衝突防止板18の右側
面には相互に間隔をおいて上下案内部材22が固
定されており、これらを厚板用センサ21の垂直
検出棒23が摺動自在に貫通している。厚板用セ
ンサ21は、検出棒23の他に、リミツト・スイ
ツチ25を備えており、リミツト・スイツチ25
は検出棒23の移動によつて作動するようにセン
サ取付部材12の後面に左向きに取付けられてい
る。検出棒23の下案内部材22を貫通している
部分を含む下部は、その上部より大径に形成され
ており、その大径部上端と上案内部材22下面の
間に圧縮コイルばね24が検出棒23にはめられ
た状態に介在されている。検出棒23の上端には
筒状ストツパ23aがはめ被せられて固定されて
いる。検出棒23は、ストツパ23aが上案内部
材23の上面に当接することによつて下向きの移
動が規制される下方位置と、図面に示す状態のよ
うに、検出棒23の下端がブランク衝突防止板1
8下端よりわずかに上方に位置する上方位置との
間で昇降自在であり、かつ常時ばね24によつて
下向きに付勢されている。検出棒23が下方位置
にあるときには、その下端は検出端子20aの移
動ストロークの下限より被検出ブランクBの数枚
分の厚みに相当する距離だけ下方に位置してい
る。検出棒23が上方位置にあるときにその状態
を保持するようにストツパ26に可動係合部26
が設けられるとともに、これに係合されている固
定係合部27がセンサ取付部材12の後面に設け
られている。検出棒23を回転させてその軸心の
まわりに可動係合部26を回転させることによ
り、両係合部26,26が互いに係合されかつそ
の状態が解除される。
厚さの薄いブランクBをプレス等に供給するさ
いのブランクの多重状態を検出する場合には、検
出棒23を引き上げて、両係合部26,27を係
合させておいて、ハンドル8によりねじ棒5を固
定させて昇降フレーム2の高さを調整してブラン
クBが存在しない状態で検出端子20aが受台1
の上面に接したときに薄板用センサ20の出力が
零を示すように、昇降フレーム2をセツトする。
このとき、センサ取付部材12は昇降フレーム2
に対して下限位置にある。こうした状態で、ブラ
ンクBが搬送されてくると、シリンダ14を作動
させてセンサ取付部材12を上昇させ、次に下方
に停止しているブランクB上に下降させる。そし
て、センサ取付部材12が下限に位置したときに
薄板用センサ20の出力を読取り、薄板用センサ
20の測定ストロークとあらかじめ設定されてい
るブランクBの厚さとを比較して、ブランクBの
1枚の厚さよりも所定値以上大きい場合に、多重
状態検出信号を出力する。薄板用センサ20の出
力の読取り、測定値と設定値の比較などは、よく
知られた電気回路により構成できる。
第4図は薄板用センサ20によるブランクの多
重状態検出操作時の検出端子20aの位置を示し
ており、第4図中イはブランクBがない場合、ロ
はブランクBが1枚で正常な場合、ハはブランク
Bが2枚重なつている場合であり、Sおよび2S
は上記ロハの場合の検出端子20aのストローク
を示している。上述のように、薄板用センサ20
は比較的狭い範囲であるが、ブランクBの厚さを
高精度に検出することができるので、厚さの薄い
ブランクBに対して効果的であり、ブランクBの
厚さの設定値を変えることにより、薄板用センサ
20の測定範囲の1/2の範囲(二重ブランクの場
合)で多重状態を検出することができる。
薄板用センサ20では検出しえない厚いブラン
クBの場合には、厚板用センサ21を使用する。
両係合部26,27の係合状態を解除すると、ば
ね24の力によつて検出棒23が押し下げられる
ので、その先端を受台1上面に当接させた状態
で、昇降フレーム2の高さ位置を、ストツパ23
a上端とリミツト・スイツチ25のレバーとの間
隔が検出すべきブランクBの厚さに合致するよう
に調整する。そして、ブランクBがブランク受台
1上に送られてるごとに、センサ取付部材12を
シリンダ14の作動により上昇させ、ブランクB
が停止したのち取付板12をその下限位置まで下
降させる。
第5図は厚板用センサ21によるブランクの多
重状態検出操作時の検出棒23、ストツパ23a
およびリミツト・スイツチ25の作動状態を示す
もので、第5図中イはブランクBが1枚で正常な
場合、ロはブランクBが2枚重なつている場合で
あり、T,2Tは検出棒23のストローク量を示
している。このようにブランクBが2枚以上重な
つている場合には、ストツパ23aがリミツト・
スイツチ25を作動させるのでこれによりブラン
クBの多重状態を検出することができる。検出棒
23の昇降ストロークは大きくとることができる
のでこのセンサ21は厚いブランクに対して有効
である。また、厚いブランクの場合には板厚を精
度よく検出する必要がないので、リミツト・スイ
ツチ25の検出信号によつて充分にブランクの多
重状態を検出することができる。
考案の効果 この考案による多重状態検出装置は、薄板用セ
ンサ20および厚板用センサ21が互いに横に並
んでセンサ取付部材12に取付けられ、厚板用セ
ンサ21の検出棒23は、その下端が薄板用セン
サ20の検出端子20aの上下方向移動ストロー
クの下限より被検出材料Bの少なくとも2枚分の
厚みに相当する距離だけ下方に位置する下方位置
と、同移動ストロークの上限より上方に位置する
上方位置との間で昇降自在であり、検出棒23が
上方位置にあるときにその状態を保持するように
互いに係合離脱自在に係合する係合部26,27
が検出棒23およびセンサ取付部材12にそれぞ
れ設けられているものであるから、両係合部2
6,27を係合させておいて検出棒23をその昇
降ストロークの上方位置に保持しておくことによ
り、薄板用センサ20による測定を厚板用センサ
21が邪魔になることなく行なうことができる
し、両係合部26,27の係合を解除した状態
で、厚板用センサ21による測定を薄板用センサ
20が邪魔になることなく行なうことができる。
さらに、多重状態検出装置は、センサ取付部材
12が昇降フレーム2にこれに対し昇降自在に支
持され、昇降フレーム2を高さ調節自在に昇降さ
せるフレーム昇降装置3が備えられているから、
昇降フレーム2の高さ調節を行なうことにより、
両センサ20,21の測定の基準となる零点の設
定を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図
は部分断面を含む側面図、第2図は正面図、第3
図は部分断面を含む平面図、第4図は薄板要セン
サによる検出状態の説明図、第5図は厚板用セン
サによる検出状態の説明図である。 2……昇降フレーム、3……フレーム昇降装
置、12……センサ取付部材、20……薄板用セ
ンサ、20a……検出端子、21……厚板用セン
サ、23……検出棒、26,27……係合部、B
……ブランク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 薄板用センサ20および厚板用センサ21が互
    いに横に並んで取付部材12に取付けられ、厚板
    用センサ21の検出棒23は、その下端が薄板用
    センサ20の検出端子20aの上下方向移動スト
    ロークの下限より被検出材料Bの少なくとも2枚
    分の厚みに相当する距離だけ下方に位置する下方
    位置と、同移動ストロークの上限より上方に位置
    する上方位置との間で昇降自在であり、検出棒2
    3が上方位置にあるときにその状態を保持するよ
    うに互いに係合離脱自在に係合する係合部26,
    27が検出棒23およびセンサ取付部材12にそ
    れぞれ設けられ、センサ取付部材12が昇降フレ
    ーム2にこれに対し昇降自在に支持され、昇降フ
    レーム2を高さ調節自在に昇降させるフレーム昇
    降装置3が備えられている多重状態検出装置。
JP6543980U 1980-05-12 1980-05-12 Expired JPS6139714Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6543980U JPS6139714Y2 (ja) 1980-05-12 1980-05-12

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6543980U JPS6139714Y2 (ja) 1980-05-12 1980-05-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56165529U JPS56165529U (ja) 1981-12-08
JPS6139714Y2 true JPS6139714Y2 (ja) 1986-11-13

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ID=29659589

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JP6543980U Expired JPS6139714Y2 (ja) 1980-05-12 1980-05-12

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0348489Y2 (ja) * 1985-11-27 1991-10-16
JPS62147641U (ja) * 1986-03-11 1987-09-18

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JPS56165529U (ja) 1981-12-08

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