JP2612180B2 - 曲げ加工機の曲げ角度制御方法 - Google Patents

曲げ加工機の曲げ角度制御方法

Info

Publication number
JP2612180B2
JP2612180B2 JP63036225A JP3622588A JP2612180B2 JP 2612180 B2 JP2612180 B2 JP 2612180B2 JP 63036225 A JP63036225 A JP 63036225A JP 3622588 A JP3622588 A JP 3622588A JP 2612180 B2 JP2612180 B2 JP 2612180B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bending
upper die
work
bending machine
bending angle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63036225A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01210124A (ja
Inventor
亮介 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP63036225A priority Critical patent/JP2612180B2/ja
Publication of JPH01210124A publication Critical patent/JPH01210124A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2612180B2 publication Critical patent/JP2612180B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は板金材、特に薄板材の曲げ加工に用いる曲げ
加工機の曲げ角度制御方法に関するものである。
(従来技術) 従来、曲げ加工機を用いて薄板材を所定の角度に折り
曲げるには、予め何回かの折り曲げを試験的に行い、上
型と下型との間隔を調整し直すなど時間と労力をかけて
いた。特に曲げ加工においては熟練者を必要とするなど
能率向上には大きな隘路となっていた。
近年では曲げ加工機に角度制御装置を設けて、曲げ加
工を単純化しようとする試みが多くなされてきた。その
ような試みの一つに特開昭57−202928号公報に示された
折曲機がある。
(発明が解決しようとする課題) この折曲機は薄板材であるワークの折り曲げ角度をベ
ンディングインジケータによって検出し、この検出値に
より折曲部をフィードバック制御しようとするものであ
る。しかしながら、この方法ではベンディングインジケ
ータを常時ワークの表面に圧接させ、且つワークの折曲
方向に追従させなければならず、そのためにはベンディ
ングインジケータの移動量を検出するための検出器を設
けなければならず、その構造は複雑となり且つワークの
投入及び取出用の駆動装置を必要とするなどの欠点があ
るばかりか、装置全体が高価となり操作性も熟練度を要
する等の欠点があった。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、その
課題とするところは、簡単な構成で加工中の被加工物
(ワーク)の曲げ角度を検出し、この検出値で曲げ加工
機を制御し、予め設定した目標値に達すると曲げ加工機
を停止させることにより、熟練度を必要とせずに正確な
曲げ加工が行え、ワークの投入及び取出が容易に行える
曲げ加工機の曲げ角度制御方法を提供しようとするもの
である。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために、本発明は曲げ加工機の上
型に、上型の楔部(4a)の傾斜面に沿った被加工物の両
面側との距離を測定する距離測定検出手段を設け、前記
距離測定検出手段を上型の移動とともに移動させ、こ距
離測定検出手段からの信号を、予め設定した曲げ角度と
比較し、前記上型の移動を制御することを特徴とするも
のである。
(作用) 本発明に係る曲げ加工機の上型近傍に設けた距離測定
検出手段は、上型とともに移動しながら被加工物との距
離を測定し、この測定検出値を予め設定した目標値と比
較して上型の移動を制御するようにしたので、正確に被
加工物の折曲状態を確認し予め設定した曲げ角度に曲げ
加工することが可能となった。加えて、上型に設けられ
た距離測定検出手段が上型とともに移動するので、被加
工物と投入及び取出を簡単に行うことが可能となる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を第1図及び第2図により詳
細に説明する。第1図は曲げ角度制御方法を用いた曲げ
加工機の側面図で、第2図は曲げ角度制御方法のフロー
チャートである。
第1図において、1は曲げ加工機の本体で、本体1は
片柱形の構造である。本体1の片柱(フレーム)1aは中
空体で、上下には同方向に略同形のエプロン部が設けて
ある。下部エプロン1bは本体1を安定よく載置する台座
となっており、下部エプロン1bのフレーム1a取付反対側
には突出部1cが設けてある。この突出部1cには図示して
いない方形の貫通孔が設けてあって、この貫通孔を介し
て突出部1c上には後述する下型2が固設される。上述し
た下部エプロン1bに対し上部エプロン1dは一部中空構造
体となっており、下部エプロン1bより軽く造られていて
本体1を第1図のように立てても転倒しないように考慮
されている。前記上部エプロン1dの前記フレーム1a取付
反対側で、下部エプロン1bの突出部1cの中心垂直方向位
置には方形の貫通孔1eが設けてある。この貫通孔1eの上
方にはシリンダー3が設けてあって、このシリンダー3
内にはこれに嵌合するピストン3aが上下動するように組
み込まれている。このピストン3aには角形のロッド3bが
固着されており、このロッド3bの一方は前記貫通孔1eよ
り下方側に挿通されている。このロッド3bの下端側には
後述する上型4を着脱可能に取り付ける上型取付具5が
固着されており、シリンダー3内のピストン3aの上下動
に伴い上型取付具5も上下動するように構成されてい
る。
前記下型2は上面にV字形の溝部2aを設けたもので、
第1図の前後方向に長く形成され被加工材となるワーク
6の長手方向に合わされた雌型となっている。一方、上
型4は先端部が下型2のV字溝部2aに嵌合する雄型の楔
部4aで形成されており、下型2の長手方向の長さを有し
ている。この楔部4aの後方は支柱部4bが形成されてお
り、長手方向の中心部には前記上型取付具5に締着され
る取付部(図示せず)が設けてある。この上型4と下型
2の間にワーク6を投入してシリンダー3を下方向に作
動させると、ワーク6は上型4の楔部4aに押圧され、下
型2のV字溝部2aに係合して曲げられるようになってい
る。このときV字溝部2a上に発生するワーク6の折曲を
曲げ角度と呼称する。
上述した上型4の支柱部4bで楔部4aの傾斜面に沿った
両面側には、それぞれ対称位置に距離測定検出手段とな
るセンサー7A及び7Bが、上型4の長手方向に等間隔に複
数個が取り付けられている。センサー7Aは雄型の楔部4a
の左側(図上で)に曲げられてくるワーク6との距離を
測定するもので、センサー7B側は楔部4aの右側に曲げら
れてくるワーク6との距離を測定するものである。これ
らセンサー7A及び7Bでそれぞれ検出された検出値はワー
ク曲げ角度検出回路8に送達される。ワーク曲げ角度検
出回路8はセンサー7A及び7Bにそれぞれタイミング信号
を送る発信回路、各センサーからの検出値を記憶する記
憶回路、ゲート回路等より構成されている。このワーク
曲げ角度検出回路8の出力側には予め設定する目標値を
記憶する記憶回路及びワーク曲げ角度検出回路8より入
力した検出値と前記目標値とを比較する比較回路、アン
ド回路、プレスストロークの指示回路等で構成された目
標値比較回路9が設けてある。また、前記目標値比較回
路9の出力側にはプレスストローク制御装置10とOK信号
に基づいて曲げ加工機の作動を停止する装置(図示せ
ず)が設けてある。プレスストローク制御装置10は前記
シリンダー3内のピストン3aを制御するための装置であ
る。上記のワーク曲げ角度検出回路8,目標値比較回路9
及びプレスストローク制御装置10等は、いずれも本体1
のフレーム1a内に収納してある。
上述の構成になる曲げ加工機の作動について以下第1
図及び第2図を参照して説明する。曲げ加工を行うに当
り最初に目標値とする曲げ角度を目標値比較回路9に設
定する。この目標値は相当するワークの折曲位置の値に
算出換算されて目標値比較回路9に記憶される。この初
期状態では上型4は下型2より最も離れた上限位置にお
かれているので、下型2と上型4との間には介在する何
者もなく、ワーク6の投入は容易に行われる。次にワー
ク6の折曲位置を下型2のV字溝部2aの中央に合わせて
位置決めし、図示していない起動スイッチ(例えばフー
トバルブ)をONにすると、センサー7A及び7Bからの検出
信号は0の状態なので、プレスストローク制御装置10を
介してシリンダー3内のピストン3aの上側に圧縮流体が
作用し、ピストン3aを押し下げる。このピストン3aの下
降により上型4は急速に下降し、上型4の楔部4aはワー
ク6に当接し、ワーク6を下型2内に押圧する。この楔
部4aの押圧により折り曲がりはじめたワーク6は、上型
4の支柱部4bに設けられたセンサー7A及び7Bに接近し、
センサー7A及び7Bは現在位置の距離を測定検出して検出
信号を目標値比較回路9へ送達する。この検出信号によ
って上型4の下降は漸減的になるとともに、目標値比較
回路9内に記憶された予め設定された目標値と、センサ
ー7A及び7Bからの検出値を比較し、双方の値に差がある
ときはプレスストローク制御装置10を作動させる。ワー
ク6の曲げ角度が目標値に達すると、センサー7A及び7B
からの距離測定検出値が目標値に一致し、目標値比較回
路9はOK信号を出して曲げ加工機を停止させる。一方、
この停止信号によりプレスストローク制御装置10はピス
トン3aの上側に掛けた圧力流体を排除し、ピストン3aの
下側に圧力流体を流入させピストン3aを上昇させる。こ
のピストン3aの上昇によりワーク6に加えられた上型4
の押圧は解除され、ワーク6は所定の角度に正確に曲げ
加工され曲げ加工機より容易に取り出すことができる。
以下、上記動作を繰り返すことにより、ワーク6は常
に一定の正確さで曲げ加工される。
なお、上述の説明ではセンサー7A及び7Bがワーク6に
接触しないものとして説明したが、折曲げによってワー
ク6がセンサー7A及び7Bに接触した時、曲げ加工機を停
止するようにしても同様である。
(発明の効果) 本発明は以上詳細に説明したように、曲げ加工機の上
型に被加工物との距離を測定する距離測定検出手段を設
け、前記距離測定検出手段を上型の移動とともに移動さ
せ、この距離測定検出手段からの信号を、予め設定した
曲げ角度の目標値と比較し、前記上型の移動を制御する
ようにしたので、正確に被加工物の折曲状態を確認し、
予め設定した曲げ角度に曲げ加工することが可能とな
り、上型に設けられた距離測定検出手段が上型とともに
移動するので、被加工物の投入及び取出が容易となった
ばかりか、熟練度を必要とせず安価に提供できる等多く
の利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である曲げ角度制御方法を用
いた曲げ加工機の側面図、第2図は第1図のフローチャ
ートである。 4……上型 6……被加工物(ワーク) 7A,7B……距離測定検出手段(センサー) 9……目標値比較回路 10……プレスストローク制御装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】曲げ加工において、曲げ加工機の上型に、
    上型の楔部(4a)の傾斜面に沿った被加工物の両面側と
    の距離を測定する距離測定検出手段を設け、前記距離測
    定検出手段を上型の移動とともに移動させ、この距離測
    定検出手段からの信号を、予め設定した曲げ角度と比較
    し、前記上型の移動を制御することを特徴とする曲げ加
    工機の曲げ角度制御方法。
JP63036225A 1988-02-18 1988-02-18 曲げ加工機の曲げ角度制御方法 Expired - Lifetime JP2612180B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63036225A JP2612180B2 (ja) 1988-02-18 1988-02-18 曲げ加工機の曲げ角度制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63036225A JP2612180B2 (ja) 1988-02-18 1988-02-18 曲げ加工機の曲げ角度制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01210124A JPH01210124A (ja) 1989-08-23
JP2612180B2 true JP2612180B2 (ja) 1997-05-21

Family

ID=12463837

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63036225A Expired - Lifetime JP2612180B2 (ja) 1988-02-18 1988-02-18 曲げ加工機の曲げ角度制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2612180B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106670289A (zh) * 2017-02-22 2017-05-17 叶宝义 一种五金薄板高效率冲压设备
CN110026484A (zh) * 2019-04-29 2019-07-19 中电建武汉铁塔有限公司 开合角模具

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103464539B (zh) * 2013-08-27 2015-12-09 国家电网公司 转角接地扁铁专用折弯装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59160708A (ja) * 1983-03-04 1984-09-11 Komatsu Ltd 折曲げ機の曲げ角度検出制御装置
JPS62248514A (ja) * 1986-04-23 1987-10-29 Amada Co Ltd 折曲げ角度補正装置
JPS632687A (ja) * 1986-06-24 1988-01-07 株式会社東芝 位置ずれ修正装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106670289A (zh) * 2017-02-22 2017-05-17 叶宝义 一种五金薄板高效率冲压设备
CN106670289B (zh) * 2017-02-22 2018-07-27 温州天一五金制造有限公司 一种五金薄板高效率冲压设备
CN110026484A (zh) * 2019-04-29 2019-07-19 中电建武汉铁塔有限公司 开合角模具

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01210124A (ja) 1989-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4936126A (en) Press brake with a displacement sensor of electric signal output
US4131008A (en) Device for measuring the bending angles in plate-bending machines
EP1902793B1 (en) Method for changing force gain in a die cushion control and die cushion control apparatus
JP4216505B2 (ja) リベット締結又は孔打ち抜きのための方法及び該方法を実行するための装置
JP2612180B2 (ja) 曲げ加工機の曲げ角度制御方法
JP2004504949A (ja) 曲げプレスを運転する方法および曲げプレス、特にプレスブレーキ
JP3537059B2 (ja) プレスのダイハイト補正装置
EP1218138B1 (en) Pneumatic weld head
US6826939B2 (en) Method and device for detaching plate thickness in press
EP1277529B1 (en) Bending method and bending apparatus
JPH04251614A (ja) プレスブレーキ
JP7069143B2 (ja) プレス装置
KR20010097966A (ko) 이종부품의 압입고정장치와 그 방법
US20090199614A1 (en) Forming tool and method for positioning the forming tool
JPH0557353A (ja) 板材の曲げ加工方法
JP2508011Y2 (ja) 曲げ加工機の金型
JP2537291Y2 (ja) プレスブレーキ用金型
JP2016205824A (ja) 材料試験機
JPH0649374Y2 (ja) プレスブレーキのラム下死点検出装置
CN217032427U (zh) 一种用于测量节气门轴的轴向窜动间隙的测量装置
JPH05177560A (ja) パイプの圧入方法とその装置
GB2219669A (en) Press brake with a displacement sensor
JPS633690B2 (ja)
JP4454127B2 (ja) 曲げ加工方法及びその装置
JP3242694B2 (ja) ワーク曲げ角度測定装置