JPS6137923Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6137923Y2 JPS6137923Y2 JP1983017811U JP1781183U JPS6137923Y2 JP S6137923 Y2 JPS6137923 Y2 JP S6137923Y2 JP 1983017811 U JP1983017811 U JP 1983017811U JP 1781183 U JP1781183 U JP 1781183U JP S6137923 Y2 JPS6137923 Y2 JP S6137923Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust gas
- water
- economizer
- drum
- gas economizer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000007789 gas Substances 0.000 claims description 63
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 37
- 238000011084 recovery Methods 0.000 claims description 9
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 8
- 229920006395 saturated elastomer Polymers 0.000 claims description 3
- 239000002918 waste heat Substances 0.000 claims description 3
- 239000008400 supply water Substances 0.000 claims 1
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 description 7
- 230000008020 evaporation Effects 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- QAOWNCQODCNURD-UHFFFAOYSA-N Sulfuric acid Chemical compound OS(O)(=O)=O QAOWNCQODCNURD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 2
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 2
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- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は内燃機関における排ガス熱回収装置に
係り、特に、排ガスエコノマイザを付設したもの
に最適な内燃機関における排ガス熱回収装置に関
する。
係り、特に、排ガスエコノマイザを付設したもの
に最適な内燃機関における排ガス熱回収装置に関
する。
デイーゼル機関やガスターピンなどの内燃機関
の排ガスを熱源として蒸気を発生させ、この発生
蒸気を雑用蒸気として使用するものに排ガス熱回
収装置がある。
の排ガスを熱源として蒸気を発生させ、この発生
蒸気を雑用蒸気として使用するものに排ガス熱回
収装置がある。
第1図は従来の排ガス熱回収装置の一例を示す
系統図である。内燃機関より排出される排ガス通
路1に排ガスエコノマイザ蒸発部3を有する排ガ
スエコノマイザ2が設られる。排ガスエコノマイ
ザ2にはドラム(蒸気分離ドラムまたはボイラの
蒸気ドラム)4内の水がポンプ5によつて供給さ
れ、気水混合流体として再びドラム4に戻され
る。ドラム4は排ガスエコノマイザ2に接続され
ると共に排ガスエコノマイザより必要熱量の供給
を受け、発生した蒸気を雑用機器6(油加熱器、
暖房装置等)に供給する。雑用機器6で使用済の
蒸気は、ドレンタンク7に蓄えられ、更にポンプ
8によつてボイラ4に送られる。
系統図である。内燃機関より排出される排ガス通
路1に排ガスエコノマイザ蒸発部3を有する排ガ
スエコノマイザ2が設られる。排ガスエコノマイ
ザ2にはドラム(蒸気分離ドラムまたはボイラの
蒸気ドラム)4内の水がポンプ5によつて供給さ
れ、気水混合流体として再びドラム4に戻され
る。ドラム4は排ガスエコノマイザ2に接続され
ると共に排ガスエコノマイザより必要熱量の供給
を受け、発生した蒸気を雑用機器6(油加熱器、
暖房装置等)に供給する。雑用機器6で使用済の
蒸気は、ドレンタンク7に蓄えられ、更にポンプ
8によつてボイラ4に送られる。
運転に際しては、ドラム4にポンプ8によつて
所定量の水を供給したのち、ポンプ5を稼動させ
て排ガスエコノマイザ2にドラム4内の水を供給
する。排ガスエコノマイザ2で排ガスの熱エネル
ギーによる熱交換が行われ、気水混合流体となり
ドラム4に送り出される。ドラム4内で気水分離
が行われ、所定圧力の蒸気が雑用機器6に供給さ
れる。雑用機器6で使用済の蒸気は、ドレンタン
ク7およびポンプ8を介してドラム4に再度送り
込まれる。
所定量の水を供給したのち、ポンプ5を稼動させ
て排ガスエコノマイザ2にドラム4内の水を供給
する。排ガスエコノマイザ2で排ガスの熱エネル
ギーによる熱交換が行われ、気水混合流体となり
ドラム4に送り出される。ドラム4内で気水分離
が行われ、所定圧力の蒸気が雑用機器6に供給さ
れる。雑用機器6で使用済の蒸気は、ドレンタン
ク7およびポンプ8を介してドラム4に再度送り
込まれる。
ところが、第1図に示した排ガスエコノマイザ
は、第2図の実線のような温度特性を有してい
る。一般に、排ガスエコノマイザの蒸発部におけ
る気水混合蒸気(循環水)出口の飽和温度tsと
ガス出口温度Toとのターミナル温度差Δt1は15
℃〜20℃以上が通常であり、これ以下にすると排
ガスエコノマイザは、双曲線的な面積増加を来た
すため実用的ではない。従つて、排ガス出口温度
Toはドラム圧力Psにより必然的に決定され、
(ts+15℃〜20℃)以下に下げることができな
い。このため、廃熱の回収が充分でなかつた。
は、第2図の実線のような温度特性を有してい
る。一般に、排ガスエコノマイザの蒸発部におけ
る気水混合蒸気(循環水)出口の飽和温度tsと
ガス出口温度Toとのターミナル温度差Δt1は15
℃〜20℃以上が通常であり、これ以下にすると排
ガスエコノマイザは、双曲線的な面積増加を来た
すため実用的ではない。従つて、排ガス出口温度
Toはドラム圧力Psにより必然的に決定され、
(ts+15℃〜20℃)以下に下げることができな
い。このため、廃熱の回収が充分でなかつた。
本考案の目的は、排ガス廃熱の回収熱量の増加
を図つた内燃機関における排ガス熱回収装置を提
供するものである。
を図つた内燃機関における排ガス熱回収装置を提
供するものである。
本考案は、排ガスエコノマイザのガス出口温度
Toを下げるために予熱部を排ガスエコノマイザ
に設け、給水を硫酸腐食防止が可能な温度にまで
加熱するようにしたものである。
Toを下げるために予熱部を排ガスエコノマイザ
に設け、給水を硫酸腐食防止が可能な温度にまで
加熱するようにしたものである。
第3は本考案の一実施例を示す系統図であり、
第1図に示したと同一物であるものには同一符号
を付したので重複する説明は省略するが、排ガス
エコノマイザ蒸発部3の排ガス側の下流に排ガス
エコノマイザ予熱部10を設けると共に、排ガス
エコノマイザ予熱部10と排ガスエコノマイザ蒸
発部3に送るドラム4よりの循環水の流量を調整
する制御弁11を設け、排ガスエコノマイザ予熱
部10には循環水と給水の両方を供給するように
した構成が第1図のものと相違する。
第1図に示したと同一物であるものには同一符号
を付したので重複する説明は省略するが、排ガス
エコノマイザ蒸発部3の排ガス側の下流に排ガス
エコノマイザ予熱部10を設けると共に、排ガス
エコノマイザ予熱部10と排ガスエコノマイザ蒸
発部3に送るドラム4よりの循環水の流量を調整
する制御弁11を設け、排ガスエコノマイザ予熱
部10には循環水と給水の両方を供給するように
した構成が第1図のものと相違する。
以上の構成において、排ガスエコノマイザ蒸発
部3にはポンプ5よりの循環水が制御弁11を介
して供給され、排ガスエコノマイザ予熱部10に
は給水ポンプ8より供給される給水qfとポンプ
5によつてドラム4から吸引された循環水の一部
qrとが混合熱交換されたものが供給され、この
供給水が内燃機関の排ガスQgとの熱交換を行な
つて生成した飽和水をドラム4に送る。一方、排
ガスエコノマイザ予熱部10の給水入口側の温度
tiを温度検出器12で検出し、給水qfが増量した
際に給水入口温度tiの低下を防止する為に制御
弁11を開いて循環水の流量を増量し、給水入口
温度tiを上げる。これにより排ガスエコノマイ
ザのチユーブ表面の硫酸低温腐食を避けることが
できる。
部3にはポンプ5よりの循環水が制御弁11を介
して供給され、排ガスエコノマイザ予熱部10に
は給水ポンプ8より供給される給水qfとポンプ
5によつてドラム4から吸引された循環水の一部
qrとが混合熱交換されたものが供給され、この
供給水が内燃機関の排ガスQgとの熱交換を行な
つて生成した飽和水をドラム4に送る。一方、排
ガスエコノマイザ予熱部10の給水入口側の温度
tiを温度検出器12で検出し、給水qfが増量した
際に給水入口温度tiの低下を防止する為に制御
弁11を開いて循環水の流量を増量し、給水入口
温度tiを上げる。これにより排ガスエコノマイ
ザのチユーブ表面の硫酸低温腐食を避けることが
できる。
ここで、本考案による回収熱量増加を第2図を
用いて説明する。図中の諸記号は下記のように定
義する。
用いて説明する。図中の諸記号は下記のように定
義する。
Ti……排ガスエコノマイザの排ガス入口温
度。
度。
Tp…… 〃 〃 〃 出口温度
Tn……排ガスエコノマイザの予熱部10と蒸
発部3との間の排ガス温度 ti……排ガスエコノマイザ予熱部10の給水
入口温度 ts……排ガスエコノマイザ蒸発部3の循環水
の飽和温度 tf……給水ポンプ出口給水温度 Δt1……排ガスエコノマイザの蒸発部3の排
ガス出口温度Tp(またはT′m)と循環
水出口温度tsとのターミナル温度差 図より明らかな如く、排ガスエコノマイザ予熱
部10によつてti→tsに給水温度を上昇させる
ことによつて排ガス出口温度をTp→T′pに下げる
ことができ、排熱の回収熱量(即ち蒸気発生量)
の増加が可能となる。従来の同規模システムと同
一回収熱量(蒸気発生量)ベースで比較すると、
第2図の破線の如き特性となり、排ガスエコノマ
イザの排ガス出口側におけるガスと給水・缶水と
のターミナル温度差が大きくなり、排ガスエコノ
マイザの伝熱面積を大幅に節減できる。
発部3との間の排ガス温度 ti……排ガスエコノマイザ予熱部10の給水
入口温度 ts……排ガスエコノマイザ蒸発部3の循環水
の飽和温度 tf……給水ポンプ出口給水温度 Δt1……排ガスエコノマイザの蒸発部3の排
ガス出口温度Tp(またはT′m)と循環
水出口温度tsとのターミナル温度差 図より明らかな如く、排ガスエコノマイザ予熱
部10によつてti→tsに給水温度を上昇させる
ことによつて排ガス出口温度をTp→T′pに下げる
ことができ、排熱の回収熱量(即ち蒸気発生量)
の増加が可能となる。従来の同規模システムと同
一回収熱量(蒸気発生量)ベースで比較すると、
第2図の破線の如き特性となり、排ガスエコノマ
イザの排ガス出口側におけるガスと給水・缶水と
のターミナル温度差が大きくなり、排ガスエコノ
マイザの伝熱面積を大幅に節減できる。
以上より明らかなように本考案によれば、排ガ
スエコノマイザ予熱部を設けることによつて、排
熱量の増加を図ることができると共に、エコノマ
イザの伝熱面積を節減できる。
スエコノマイザ予熱部を設けることによつて、排
熱量の増加を図ることができると共に、エコノマ
イザの伝熱面積を節減できる。
第1図は従来の排ガス熱回収装置の一例を示す
系統図、第2図は従来および本考案に係る排ガス
エコノマイザの温度特性図、第3図は本考案の一
実施例を示す系統図である。 1……排ガス通路、2……排ガスエコノマイ
ザ、3……排ガスエコノマイザ蒸発部、4……ド
ラム、5,8……ポンプ、6……雑用機器、7…
…ドレンタンク、10……排ガスエコノマイザ予
熱部、11……制御弁、12……温度検出器。
系統図、第2図は従来および本考案に係る排ガス
エコノマイザの温度特性図、第3図は本考案の一
実施例を示す系統図である。 1……排ガス通路、2……排ガスエコノマイ
ザ、3……排ガスエコノマイザ蒸発部、4……ド
ラム、5,8……ポンプ、6……雑用機器、7…
…ドレンタンク、10……排ガスエコノマイザ予
熱部、11……制御弁、12……温度検出器。
Claims (1)
- ドラムより抽気した飽和水を排ガスエコノマイ
ザに供給して該エコノマイザで内燃機関より排出
される排ガスの廃熱エネルギーを回収したのち前
記ドラムで気水分離した蒸気を雑用蒸気として用
いる排ガス熱回収装置において、前記排ガスエコ
ノマイザに設けられると共に前記ドラムに供給す
る給水と前記ドラムより抽気した飽和水との混合
水が供給される排ガスエコノマイザ予熱部と、前
記給水に混合される前記飽和水の流量を調節し前
記排ガスエコノマイザ予熱部入口の混合水温度を
一定に保つ制御弁とを設けたことを特徴とする内
燃機関における排ガス熱回収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1781183U JPS59124801U (ja) | 1983-02-09 | 1983-02-09 | 内燃機関における排ガス熱回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1781183U JPS59124801U (ja) | 1983-02-09 | 1983-02-09 | 内燃機関における排ガス熱回収装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59124801U JPS59124801U (ja) | 1984-08-22 |
JPS6137923Y2 true JPS6137923Y2 (ja) | 1986-11-04 |
Family
ID=30149037
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1781183U Granted JPS59124801U (ja) | 1983-02-09 | 1983-02-09 | 内燃機関における排ガス熱回収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59124801U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5495804A (en) * | 1978-01-12 | 1979-07-28 | Babcock Hitachi Kk | Cold corrosion preventing method of forced circulating boiler equipment |
JPS5784903A (en) * | 1980-11-14 | 1982-05-27 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Exhaust gas heat recovery steam generator |
-
1983
- 1983-02-09 JP JP1781183U patent/JPS59124801U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5495804A (en) * | 1978-01-12 | 1979-07-28 | Babcock Hitachi Kk | Cold corrosion preventing method of forced circulating boiler equipment |
JPS5784903A (en) * | 1980-11-14 | 1982-05-27 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Exhaust gas heat recovery steam generator |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59124801U (ja) | 1984-08-22 |
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