JPS6137410Y2 - - Google Patents

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JPS6137410Y2
JPS6137410Y2 JP10240583U JP10240583U JPS6137410Y2 JP S6137410 Y2 JPS6137410 Y2 JP S6137410Y2 JP 10240583 U JP10240583 U JP 10240583U JP 10240583 U JP10240583 U JP 10240583U JP S6137410 Y2 JPS6137410 Y2 JP S6137410Y2
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JP
Japan
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plate
cutting
levers
cut line
double
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JP10240583U
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JPS5985163U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は紙や布、合成樹脂フイルム、その他の
シート状目的物を切断するためのカツターに関す
る。
この種シート状の目的物を切断する従来の鋏で
は、第1〜3図に示す通り比較的厚肉な金属板1
に、鋭利な刃先2の特別加工が施されていると共
に、その非バネ性金属板1の板面をシート状目的
物Mの平坦表面と直交関係に臨ませて、その目的
物Mを挟み切るようになつている。つまり、第
2,3図のようにその開閉操作力が、金属板1の
板面と平行な相反方向Pから付与されるようにな
つている。ところが、これでは一対の金属板1が
その板面の全体的に摺れ合う関係にある処、その
摺れ合い開閉運動を行なえるよう、枢軸3によつ
て組付けられているため、切断作用中にシート状
目的物Mが、第2図の鎖線で示唆する矢印回転方
向へ不正に変化し、確実に切断されることなく、
その板面の相互空隙内に挟まれてしまいやすい。
このような事態は、その枢軸3による組付け上の
過大なガタツキや、永年使用中における刃先2の
劣化などによつて、ますます顕著に起生すること
となる。それにもまして、製作上刃先2の特別な
加工や、枢軸3による組付けなどを行なう必要が
あり、量産効果も最大限に期待することができな
い。
本考案はこのような問題点の抜本的解決を企図
しており、そのカツターの具体的構成を第4〜9
図の実施例に基いて詳述すると、10は焼入れ硬
化された比較的薄肉なバネ鋼板であり、その中央
部には輪郭形状ろ打抜き加工と一挙同時に、所定
長さ線分のカツト線11が刻入され、その一条に
よつて左右一対の刃板2に二等分されていると共
に、その刃板12のカツトエツジがそのまま刃先
cとして定められている。その場合、カツト線1
1は鋼板10の板面と非直角な角度αに刻入され
ており、以つてカツトエツジの稜線がそのまま鋭
利な刃先cとして摺れ合い作用するように定めら
れている。
13はそのカツト線11の刻入後続部分に打抜
き開口された曲げ起し案内孔、14は鋼板10を
平面から見た時、カツト線11と鋭角βとなして
交又するように、鋼板10の板面に付与された左
右一対の曲げ起しガイド線であり、このガイド線
14から上記両刃板12が相反方向へ曲げ起さ
れ、これによつて上記刃先cが常時V字拡開状に
保たれている。その板面からの曲げ起しによる開
大角度を、図示符号θによつて表わしている。そ
のため、紙や布、合成樹脂フイルム、その他のシ
ート状目的物Mへ、そのまま円滑に差し入れて使
うことができ、その鋼板10の拡開バネ力に抗し
乍ら、両刃板12を閉合操作することにより、互
いに刃先cを摺れ合わせて、目的物Mを切断する
ことができる。
その切断作用では第8,9図に示すように、鋼
板10における就中刃板12の板面がシート状目
的物Mの平坦表面と平行状態を保ち、その板面に
よつて全面密着状に目的物Mが挟み押えられ乍
ら、その刃先cの瞬間的摺れ合い作用により確実
に切断されるとになり、そのため目的物Mが刃板
12の肉厚面相互空隙内へ逃げ入る如く、不正に
変化するようなことはない。aはその両刃板12
の言わば開閉支点位置を示唆している。しかも、
両刃板12にはその刃先cが常に相互衝当する如
き、摺れ合い付勢される方向性の閉合操作力が与
えられるようになつているため、上記安定作用が
一層効果的に達成されることとなる。
即ち、上記鋼板10には操作レバー15の左右
一対も打抜き形成されており、そのレバー15が
各刃板12からカツト線11を横断する如き張り
出し延長状態として、相反する斜め上下方向へ連
続一体に曲げ起されて対峙している。そして、そ
の板面からの曲げ起し角度γが鋭角として、その
レバー15に指先を当てがい、刃板12の板面と
非直角な相反方向Fから押圧操作して、刃先cが
常に摺れ合い付勢される閉合力を与え得るように
なつている。第9図から明白なように両刃板12
は、その刃先cが摺れ合う瞬時の全体的平板状態
を越えて移動し、更に向かい合う他方のレバー1
5に言わば衝突するまで通過する。そのため、刃
先cによる危険なく且つ安定な開閉作用を営なま
せることができる。
以上のように、本考案のカツターではその構成
上、バネ鋼板10に所定長さ線分のカツト線11
を、その板面と非直角な角度αに刻入して、その
カツトエツジの稜線をそのままシート状目的物切
断用の鋭利な刃先cとして定め、そのカツト線1
1の一条により二等分された左右一対の刃板12
を、V字拡開状態となるように相反する上下方向
へ曲げ起し、その両刃板12から左右対称な一対
の開閉操作レバー15を、カツト線11を横断す
る如き張り出し延長状態として且つ板面と鋭角γ
をなして交叉するように、相反の斜め上下方向へ
連続一体に曲げ起して対峙させることにより、そ
の両レバー15を指先で互いに摘まみ押える如く
閉合操作した時、上記両刃板12の刃先cに自づ
と相互衝当する如き、摺れ合い付勢力を与えるよ
うに設定してあるため、冒頭に述べた第1〜3図
の従来例における問題点が悉く解消されるのであ
り、その量産効果も最大限に期待することができ
る。
即ち、そのカツターの本体をなす左右一対の刃
板12と、その開閉用操作レバー15の左右一対
は一体に連続していると共に、カツトエツジの稜
線をそのまま刃先cとして定めているため、バネ
鋼板10のプレス打抜きや曲げ加工のみで、両刃
板12の組付け枢軸や別途の機械的な刃先加工な
どを要することもなく、極めて簡易に且つ自動連
続的に量産することができる。
しかも、そのカツターの使用に当つては、両レ
バー15を指先で互いに摘まみ押える如く閉合操
作するようになつているので、手軽に携行して円
滑に使用することができると共に、その両レバー
15はカツト線11の刻入による刃先cの摺れ合
い部分を横断する張り出し延長状態に曲げ起され
て、左右対称形態に対峙しているため、その刃先
cの摺れ合い部分が上下方向から両レバー15に
よつて、使用上の危険なく被覆されることとな
り、上記閉合操作も極めて安全に行なえるのであ
る。
又、その切断作用についても、シート状目的物
Mを不正姿勢に変化させるようなことなく、確実
に且つ安定良く切断することができる。つまり、
本考案の刃先cはバネ鋼板10の板面と非直角な
角度αに刻入されたカツト線11により形作られ
ているため、特別な刃先加工を施すまでもなく鋭
利であり、そかも刃板12の板面と鋭角γをなし
て交叉するように、両レバー15が相反する斜め
上下方向へ曲げ起されているため、その両レバー
15に指先を当てがつて摘まみ押し、その両刃板
12を閉合操作しさえすれば、刃先cが自づと相
互衝当する如き摩擦力を受ける方向に付勢される
こととなり、従い挟み持つた目的物Mから刃先c
が左右横方向へ離反し合う如く逃げず、その目的
物Mを確実に挟み切ることができるわけである。
その場合、シート状目的物Mは両刃板12の板
面同志や、その刃板12の板面とレバー15の板
面との相互間で、安定良く挟み持たれることにな
り、そのため切断されずに廻つてしまう如く不正
変形することもない。
更に、バネ鋼板10から成る刃板12に、これ
と別個独立の操作レバーを取付けると仮定する
と、その刃板12は弾性変形すると共に、刃板1
2に対してはその板面と非直角な相反方向Fから
押圧操作力が付与されるため、レバーがその刃板
12との取付部分から容易に脱落したり、ガタつ
くおそれ大となる。この点、本考案の上記レバー
15は刃板12から連続一体に曲げ起されている
ので、そのような脱落やガタツキの心配が一切な
く、その耐用性を著しく向上できるばかりでな
く、別個なレバーを作成用意する必要もない。
上記のように、本考案ではレバー15によつて
安定良く開閉操作でき、切断使用上の危険もない
ので、その両レバー15による開閉操作を小刻み
に繰り返し乍ら、目的物Mに対して押し進めて行
くことにより、その目的物Mを切断する使用法の
ほかに、例えば若干閉合させた状態の両刃板12
で目的物Mを挟み持ちつつ、そのまま目的物Mに
対し一挙に引くことにより、その刃先cを所謂カ
ツターナイフのように作用させて切断する使用法
も採ることができるのであり、何れにしても紙工
芸や裁縫、包装袋の開封などに用いて便利と言え
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の鋏はを示す側面図、第2,3図
は第1図のX−X線に沿う切断作用を示す拡大断
面図、第4図は本考案の側面図、第5,6図は同
じく平面図と正面図、第7図は閉合操作状態の側
面図、第8,9図は第4図のY−Y線に沿う切断
作用の拡大断面図であつて、第2,3図と対応し
ている。 10……バネ鋼板、11……カツト線、12…
…刃板、15……操作レバー、c……刃先、M…
…目的物。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 バネ鋼板10に所定長さ線分のカツト線11
    を、その板面と非直角な角度αに刻入して、その
    カツトエツジの稜線をそのままシート状目的物切
    断用の鋭利な刃先cとして定め、そのカツト線1
    1の一条により二等分された左右一対の刃板12
    を、V字拡開状態となるように相反する上下方向
    へ曲げ起し、 その両刃板12から左右対称な一対の開閉操作
    レバー15を、カツト線11を横断する如き張り
    出し延長状態として且つ板面と鋭角γをなして交
    又するように、相反の斜め上下方向へ連続一体に
    曲げ起して対峙させることにより、その両レバー
    15を指先で互いに摘まみ押える如く閉合操作し
    た時、上記両刃板12の刃先cに自づと相互衝当
    する如き、摺れ合い付勢力を与えるように構成し
    たことを特徴とするカツター。
JP10240583U 1983-06-30 1983-06-30 カツタ− Granted JPS5985163U (ja)

Priority Applications (1)

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JP10240583U JPS5985163U (ja) 1983-06-30 1983-06-30 カツタ−

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JP10240583U JPS5985163U (ja) 1983-06-30 1983-06-30 カツタ−

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Publication Number Publication Date
JPS5985163U JPS5985163U (ja) 1984-06-08
JPS6137410Y2 true JPS6137410Y2 (ja) 1986-10-29

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ID=30241397

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JP10240583U Granted JPS5985163U (ja) 1983-06-30 1983-06-30 カツタ−

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5735471B2 (ja) * 2012-06-19 2015-06-17 株式会社アーツブレインズ 二重瞼形成用テープ又は糸用カッター

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JPS5985163U (ja) 1984-06-08

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