JPS6137406B2 - - Google Patents

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JPS6137406B2
JPS6137406B2 JP53026058A JP2605878A JPS6137406B2 JP S6137406 B2 JPS6137406 B2 JP S6137406B2 JP 53026058 A JP53026058 A JP 53026058A JP 2605878 A JP2605878 A JP 2605878A JP S6137406 B2 JPS6137406 B2 JP S6137406B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vanguard
synthetic rubber
impact
rubber plate
outer peripheral
Prior art date
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Expired
Application number
JP53026058A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54119726A (en
Inventor
Kenji Tokuoka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYORITSU KENKYUSHO KK
Original Assignee
KYORITSU KENKYUSHO KK
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Publication date
Application filed by KYORITSU KENKYUSHO KK filed Critical KYORITSU KENKYUSHO KK
Priority to JP2605878A priority Critical patent/JPS54119726A/ja
Publication of JPS54119726A publication Critical patent/JPS54119726A/ja
Publication of JPS6137406B2 publication Critical patent/JPS6137406B2/ja
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  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、衝撃緩衝装置に関する。更に詳しく
は、車道の分流点、バリヤー陸橋脚などの構造物
前方の道路面上に設置される衝突車両に対する衝
撃緩衝装置に関する。
従来、車道の分流点などには、コンクリート製
のバリヤーあるいはそれに代る構造物が設置され
ている。これらの構造物の頂面には点滅灯などが
設けられており、危険表示がなされているがそれ
にもかかわらず運転を誤つてこれらの構造物に自
動車が衝突すると、硬質のコンクリート構造物に
直接車体が衝突するため強い衝撃が与えられ、そ
こに打当エネルギーが発生して自動車および上記
構造物が破壊し、同時に人身事故を多発させてい
る。
具体的には、例えば自動車が速度80Km/hrで上
記コンクリート製構造物に衝突した場合、そこに
生ずる打当エネルギー(衝撃エネルギー)は約
20t−M以上となる。また、衝突した自動車がそ
の反動で他の車線にとび出し、そこに後続車両が
重なるように追突するなどの二次障害事故が発生
する。更に、コンクリート製構造物が破壊される
と、それの復旧工事に多くの時間と費用とを要す
るばかりではなく、それが復旧される迄の間分
流、危険または注意などの表示が不明確となるな
どの欠陥をもたらしている。
本発明者は、かかる問題点を根本的に解決させ
るべく種々の検討を行なつた結果、外周側壁面が
外周側壁面が合成ゴム板よりなる枠状体の内部に
充填された半硬質ポポリウレタン発泡材の中央部
分に形成させた少くとも1個の空洞部内に砂を一
杯に詰め前記発泡材で形成された頂面および合成
ゴム板外周側壁面に再帰反射シートあるいは螢光
シートがゼブラ模様に接着されている緩衝体を、
通行区分を区画すべき構造物前方の道路面上に前
衛体および後衛体として2個縦方向に間隔をおい
て接着させた衝撃緩衝装置が、上記課題を効果的
に解決させるものであることを見出した。
本発明に係る衝撃緩衝装置の一態様について、
その製造法に触れながら、図面を参照しながら説
明する。
図面の第3〜4図は、かかる衝撃緩衝装置の中
心線縦断面図および中心線横断面図である。第1
〜2図に示される前衛体A、誤後衛体Bの外周側
壁面4,4′は、例えば厚さ3mm程度の合成ゴム
板5,5′好ましくはポリウレタンゴム板を用
い、これを前衛体および後衛体の外周側壁面形状
を形成させる型枠の内周側壁面にそれぞれあてが
うように貼り付け、各合成ゴム板の継目を接着固
定して枠状体を作る。これらの合成ゴム板の内側
全壁面には、半硬質ポリウレタン発泡材が密着さ
れるようにプライマーが塗布されている。
枠状体は、衝撃緩衝装置が設置される車道の幅
員、分流点のノーズの広さなどによつてそれぞれ
異なつた大きさに設定される。また、前衛体と後
衛体とでは、その形状および大きさも異なる。例
えば、第3〜4図に図示された態様にあつては、
正面を半円形とし、頂面を斜面としその高さを正
面側から背面側に高くしてある前衛体の場合、正
面側高さを約50cm、背面側高さを約70cmとし、幅
約40cm、奥行約70cmに設定され、また後衛体は高
さ約70cm、幅約40cm、奥行約80cmに設定される。
この例は、3車線以下の分流ノーズに設置する場
合であり、その設置個所の状況などによつて種々
に変更される。
このような形状および大きさの前衛体および後
衛体を形成すべき緩衝体を作る課程において、内
部に秒6を詰める空洞部が少くとも1個、図示さ
れた態様では前衛体に1個の空洞部7が、また後
衛体には2個の空洞部7,7′がそれぞれ中央部
分に形成される。
空洞部の形成は、第5図に示されるような注入
口13,13′を有する空箱8,8′を、適当な面
上に設置された枠状体内側に注入口側が下になる
ように取り付けることにより行われる。これらの
注入口および空箱は、いずれも硬質の段ボール紙
を用いて形成され、注入口先端には環状フランジ
が設けられており、この部分が緩衝体の底面に位
置するように逆さにして取り付けられる。空箱の
大きさは、この空箱によつて形成される空洞部と
合成ゴム板との間の空間距離が、一般に約10cm程
度になるように設定される。
このようにして形成される空間9,9′内に
は、上方よりポリウレタン材料を流し込み、型枠
の頂部に蓋枠をかぶせてから発泡させ、半硬質ポ
リウレタン発泡材10,0′が合成ゴム板の内側
全壁面へ密着させるように充填させる。
ポリウレタン発泡体は、その硬質度によつて可
撓性、半硬質および硬質の3種類に分類され、荷
重をかけると変形しそれをとり除くと変形が回復
する可撓性ポリウレタン発泡体とある程度迄は荷
重がかかつても殆んど変形しない硬質ポリウレタ
ン発泡体との中間的な変形性を示しかつ弾力性の
ある半硬質ポリウレタン発泡体がここでは発泡材
として用いられる。
その後、緩衝体は形成用枠体からとりはずさ
れ、このような発泡材で形成された頂面および底
面ならびに合成ゴム板から形成されている外周側
壁面の内、底面部分を除く全表面に再帰反射シー
ト、螢光シートがゼブラ模様に接着される。
例えば、前衛体として用いる緩衝体には、接着
すべき全表面に再帰反射シート11(3M社製高
輝度再帰反射シートなど)を、また後衛体として
用いる緩衝体には螢光シート12を適宜再帰反射
シートと組み合せて、それぞれゼブラ模様に接着
させる。このようにして接着されたゼブラ模様の
上には、更に透明性の艶出し塗料、例えばアクリ
ル系合成樹脂塗料を塗布して、被膜層を設けるこ
ともできる。
最後に、緩衝体をひつくり返し、それらの底面
に位置する注入口13,13′,13″より、それ
ぞれ砂6、好ましくは乾燥状態の硅砂を一杯に詰
め込み、発泡体製蓋14,14′,14″でシール
する。
このように構成される緩衝体は、分流点、バリ
ヤー、陸橋脚などの通行区分を区画すべき構造物
前方の道路面上に、前衛体および後衛体として2
個縦方向に約10〜15cm程度の間隔をおいて固定す
ることにより、衝突車両に対する衝撃緩衝装置を
形成させる。固定は、接着剤、好ましくはウレタ
ン系接着剤に硅砂を混合したものを用いて行われ
る。
図面の第1〜2図には、本発明に係る衝撃緩衝
装置の一態様が平面図および左側面図として示さ
れている。前衛体Aは、その底面の内の正面1側
の1/3程度は固定させず、残りの2/3程度の面積部
分だけを舗装面C上に接着固定させてもよい。ま
た、一般に底面全体が接着固体される後衛体B
は、例えばこれをコンクリート製バリヤーDなど
の構造物の正面に設置する場合には、バリヤーD
および地覆台Eのいずれか一方または両方に後衛
体の背面3′が接するように設置することがで
き、あるいは背面側底部を切り欠いた形状のもの
とし、その切欠部を地覆台に搭載するような状態
で設置することができる。
前記寸法例の前衛体Aの場合には、空洞部の体
積は約0.028m3となり、そこに詰め込まれる砂の
重量は約50Kgとなり、前衛体Aの総重量は約80Kg
となる。また、後衛体Bの場合には、これらの値
がそれぞれは約0.04m2、約70Kgおよび約115Kgと
なる。その上、外周側壁面を形成している合成ゴ
ム板と半導質ポリウレタン発泡材層とは堅固に一
体化されており、また底面側を含めた各周面側の
発泡材層は他の部分の発泡材層よりも密度が高
く、堅固な層が自然に形成されるので、このよう
な底面を舗装面C上に接着固定したとき、車両の
衝突により生ずる衝撃および荷重に対して前衛体
および後衛体は十分に耐えることができ、舗装面
上から離脱するようなことはない。
また、外周側壁面は、表面が滑り易くかつ弾性
性を有している合成ゴム板であるので、運転を誤
つて前衛体に衝突し、その瞬間に打当重量(衝撃
重量)ならびに打当エネルギーを受けても、簡単
に破壊されるようなことはない。しかも、合成ゴ
ム板よりなる外周側壁面の内部は、衝撃に対して
順応してそれを受け止める半硬質の粘り強い発泡
材層がクツシヨン材として肉厚に充填されてお
り、更にその内部に設けられた空洞部には砂が一
杯詰め込まれているので、全体として衝撃に対し
て一切強力な抵抗をせず、打当エネルギーを分散
させるように構成されており、変形に対しても復
元性を有している。
更に、前衛体底面の正面側1/3程が接着され
ず、遊動面となつている場合に、衝突時に前衛体
Aはバンパーの衝撃によつて押圧され、この遊動
面の前部は圧縮されても、発泡材層の内部で砂は
動揺しながら全体で衝撃を受け止め、打当エネル
ギーを分散させて、衝撃を緩衝させることができ
る。
このようにして、強い衝撃で発生した打当重量
と打当エネルギーとをまず前衛体が吸収した後、
前衛体から間隔をおいて設置された後衛体に衝突
する。
後衛体は、前衛体とは別体であり、しかも両者
わずかな間隔をおいて設置されているので、上記
前衛体の打当重量、打当エネルギーの吸収効果に
より、後衛体に直接強力な衝撃を与えることなく
衝撃を更に緩衝させ、車両を停止させることがで
きる。
このように、前衛体および後衛体よりなる衝撃
緩衝装置は、全体がクツシヨン性材料で構成さ
れ、強力な衝撃に対しても前衛体が順応して強い
反発力を起さずに車体を安全に誘導し、後衛体で
それを停止させるので、追従車両の交通に支障を
与えるようなことはない。また、前衛体、後衛体
が破壊されても、そこに散乱するものは発泡材と
砂とであるので、二次障害が発生するようなこと
は全くない。更に、破壊された衝撃緩衝装置の交
換も用意である。
衝撃緩衝装置の視認性についても、黒色の合成
ゴム板に幅10cm程度の再帰反射シトまたはそれと
螢光シートとを全面的にゼブラ模様に接着固定し
ているので昼夜に関係なく良好であり、更に前衛
体の正面を半円形の曲面とし、また頂面を斜面と
することによつてその視認性は更に高められる。
前衛体および後衛体の頂面部分には、融雪用の電
熱装置を取り付けることもできる。また後衛体の
頂面部分には点滅表示灯を設置することもでき
る。その上、全表面に再帰反射シート、螢光シー
トの離脱防止を兼ねて艶出透明塗料を塗布する
と、表面の汚染が簡単に洗浄され、常に鮮明な視
認性が確保される。
本発明に係る衝撃緩衝装置は、それが本来目的
とする衝撃緩衝作用にすぐれているばかりではな
く、視認性の点においてもすぐれ、単独人身事故
を防止し、交通の円滑化に多大に寄与するという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1〜2図は、それぞれ本発明に係る衝撃緩衝
装置の一態様の平面図および左側面図である。第
3〜4図は、それぞれ衝撃緩衝装置の一態様の中
心線縦断面図および中心線横断面図である。ま
た、第5図は、空洞部の形成に用いられる空箱の
斜視図である。 (符号の説明)、A……前衛体、B……後衛
体、C……舗装面、D……バリヤー、E……地覆
台、4……外周側壁面、5……合成ゴム板、6…
…砂、7……空洞部、8……空箱、9……空間、
10……発泡体、11……再帰反射シート、12
……螢光シート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 外周側壁面が合成ゴム板よりなる枠状体の内
    部に充填された半硬質ポリウレタン発泡材の中央
    部分に形成された少くとも1個の空洞部内に砂を
    一杯に詰め、前記発泡材で形成された頂面および
    合成ゴム板外周側壁面に再帰反射シートあるいは
    螢光シートがゼブラ模様に接着されている緩衝体
    が、通行区分を区画すべき構造物前方の道路面上
    に前衛体および後衛体として2個縦方向に間隔を
    おいて接着された衝突車両に対する衝撃緩衝装
    置。
JP2605878A 1978-03-09 1978-03-09 Shock absorbing method Granted JPS54119726A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2605878A JPS54119726A (en) 1978-03-09 1978-03-09 Shock absorbing method

Applications Claiming Priority (1)

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JP2605878A JPS54119726A (en) 1978-03-09 1978-03-09 Shock absorbing method

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54119726A JPS54119726A (en) 1979-09-17
JPS6137406B2 true JPS6137406B2 (ja) 1986-08-23

Family

ID=12183072

Family Applications (1)

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JP2605878A Granted JPS54119726A (en) 1978-03-09 1978-03-09 Shock absorbing method

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6119015U (ja) * 1984-07-09 1986-02-04 ト−グ安全工業株式会社 クツシヨンドラム
JPH0376936A (ja) * 1989-04-10 1991-04-02 Sanyo Kiki Kk 作業機と自走台車との着脱装置
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4980834A (ja) * 1972-12-11 1974-08-05
JPS5121323A (ja) * 1974-08-12 1976-02-20 Energy Absorption System

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