JPS61373A - サポ−タ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、バレー、テニス等のスポーツ競技等において
スライディングしたとき、床面あるいは地面と接した部
分の熱溶融等による損傷、穴あきなどが生じにくい゛耐
久性に優れたサポータ−に関するものである。

〈従来技術〉 従来知られているサホーターは、サポータ−を身に付け
たときの感触あるいはムレを防止するための通気性を向
上せしめんとするものあるいはサポータ−に保温性ある
いは加温性を付与せんとするものなどが知られている。

たとえば前者の１例としては［関節の曲りの外側を覆う
部分の裏面を起毛面に形成し、曲りの内側を＆５部分に
は地編組織中に適宜の大きさと間隔で拡大網目による通
気孔を形成したメリヤス編製のサポータ−Ｊ（ｌ！＃開
昭５２−１０５０３５号公報）が知られている。

後者の１例としては［筒状または帯状サポータ一本体に
活性戻粉と鉄粉との混合体などのもみほぐすことで発熱
する粉末状起熱剤を偏平な袋に収納した柔軟な発熱性バ
ットを袋状部と一体成型した保温用サポータ−」（特開
昭５４−１５４６３８号公＠）などが知られている。

〈発明の目的〉 本発明は、これらの問題点を解決し、Ｊｌｌ熟熱溶融対
する耐久性に優れたサポータ−を提供するものである。

〈発明の構成〉 すなわち本発明は円筒状編物構造体からなるサポータ−
の被摩擦部分において全コース数の１ミ３以上を構成す
る糸条が耐熱溶融性繊維を含有し、かつコース力向に３
０％以上の伸長率を有することを特徴とするサポータ−
である。

本発明に於ては、ひじまたは膝部の関節を保膿し、かつ
運動機能を阻害することのないような構造体であること
が必須璧件の１であり、その為にはひじまたは膝部を核
うのに適し、かつ伸縮性を出しやすい円筒状の編物−構
造体を用いることが１喪である。円筒状の編物構造体の
作成方法としてはひじ部または膝部の太さに適した直径
の丸編俵で成型する方法や、丸編や後編で編成された編
地を裁断。

縫製により適当な直径の円筒状に成型する方！　　　　
　　　法がある。不発明の検討過程で伸縮性を有する織
物を用いて検討したが、伸縮量が十分でなく、かつ厚さ
が博くひじまたは膝部の保護作用が不十分であり、かつ
収縮力が大きい為に人体を圧迫する力が強すぎて、サポ
ータ−用素材としては不適尚であった１、 本発明に於て最も重壁な点は実質的に摩擦面に接する部
分で編地の全コース数の１ミ３以上を形成する糸条が耐
摩擦熱溶融性繊維を含有することである。サポータ−を
着用中に床面又はグランド面に接する部分の温度は３０
０℃〜５００℃に達することが知られている。このよう
な温度に達するとポリエステルやナイロンの如き繊維を
用いたサポータ−は表面が溶融して穴があき、また場合
によっては皮屑に火傷を負う場合がある。また木綿やウ
ール等の繊維では溶融は生じないが、この高温の為に＃
＆維が劣化して容易に破損が生じる。

本発明者は、こ゛のような問題を解決するため鋭意検討
した結果、被ｌ＃擦部分において隣り合う３コースのう
ちの少くとも１コース以上を構成する糸条が耐熱溶融性
繊維を含有するごとく構成せしめればこの問題か解決す
ることを見出した。ここに耐熱溶融性繊維としては、た
とえば３００℃の乾熱雰囲気中で１０分間熱処理したと
きの糸条の残存強度が２９／ｄ以上である繊維、たとえ
ば全芳香族ポリアミド系繊維、あるいはメラミンーホル
ムアルテヒド＆（脂等を用い耐熱溶融処理を施したポリ
エステル繊維あるいはポリアミド繊維等である。

全芳香族ポリアミド系繊維としては、たとえばポリパラ
フェニレンテレフタレート、ポリメタフェニレンイソフ
タ−ルアミド又は下記繰返し単位ｉｌｌ〜（４１からな
る芳香族ポリエーテル７ミ　ド繊維学１１獣である。

Ｒ，Ｒ。

Ｒ，０ 〔式中、ＡｒＩＩ　Ａｒ４　＋　Ａｒｓは同一でも相異
なってもよく、結合鎖が共に同軸方向または平行軸方向
に伸びている芳香族性炭素ｍ残基。

最大間隔を表わす環原子によって結合しなければならな
い芳香族性炭素ｍ残基およびこれらの組合せを表わす。

”４１　Ａｒ、は同一でも相異なつセもよ（、パラフェ
ニレン基。

＋２！−１１３１−１１４１＝　１００モル丸とする場
合％（３）は０〜９０モル％、（４）は５〜５０モル％
、好マし芳香族性炭素塊残基とはたとえば１．４−フェ
ニレン、１，４−ナフチレンなどを意味し、結合鎖が平
行軸方向に伸びている芳香族性炭素環残基とは、たとえ
ば１．５−ナフチレン。

２．６−ナフチレンなどを意味する。炭素数５以下のフ
ルキル基としては、メチル基、エチル基、プルピル基、
ブチル基、ペンチル基すどが挙げられるが、好ましくは
メチル基である。以上の芳香族性炭素環残基および芳香
族性複素環残基には炭素原子に置換基を結合していても
よい。このような置換基には、ハｐグン基（たとえば炭
素、臭素、フッ素）、低級アルキル基（たとえばメチル
、エチル、インプルピル、ノルマルプロピル基）、低ａ
フルコキシ基（たとえばメトキシ、エトキシ基）。

シアノ基、アセチル基、ニド−基などが挙げられ、好ま
しくは塩素基とメチル基である。

本発明で、実質的に摩擦面に接する部分とは、サポータ
−としてひざまたは膝部に着用ｈ　　　　　中、主に床
面又はグランド面に接する可能性のある部分を意味し、
これは第１図に示した斜線部１に相当する。耐熱溶融性
繊維の使用に当っては必らずしも実質的に摩擦面に接す
る部分で、すべての糸条が耐熱溶融性繊維を含有する糸
条である必要はな（、実質的に摩擦面に接する部分の編
地の隣り合う３コースのうちの少（とも１コース以上を
占めれば良い。例えば、３コースに１又は２コースの如
く用いてもよく、残りのコースにはナイロン。

ポリエステル、木綿、レーヨン尋のいかなる繊維を用い
ても良い。耐熱溶融性繊維含有糸条と非含肩糸榮とから
なる３コースの配列はいずれの３コースも同じ配列にす
るのが好ましい。たとえば、隣り合う３コースのうちの
ｔ７ｇ１：Ｉ−スに耐熱浴融性繊維含有糸条な配列させ
たものを繰り返すのが好ましい。又、実質的に摩擦面Ｋ
ｍする部分以外の編地にはどのような繊維を用いても良
い。

特に本発明の目的である摩擦面の耐熱溶融性を向上させ
る為に１特Ｋ　ｉｉｔ熱浴熱浴練性繊維有する糸条を特
に表面ＫＭ在させることは有効であり、この為に＠成の
際、耐熱溶融性繊維含有糸条な低張力で、他の糸条を高
張力で編成する等の方法が効果的である。

耐熱溶融性繊維を含有する糸条の形成方法としては、耐
熱溶融性繊維と他の糸条、例えばポリエステル、ナイρ
ン、木綿、レーヨ涛からなる繊維との混紡、混繊２合撚
、引揃え。

カバリングなどの方法を用いることができる。

これらの複合化工程において主に耐熱溶融性繊維が糸条
表面に存在するようにすることが望ましい。又、編成の
際、耐熱溶融性繊維とその他の繊維とを引揃え、編地表
面圧耐熱溶融性繊維が王として配置されるように供給す
る。耐熱溶融性繊維１００％で用いても良い。

また本発明のサボークーでは運動する人体に対する来秋
な追随性を具備させるため、コース方向の伸長率か３〇
九以上であることが必要である一３０％未満では追随性
が不足して着用中に抵抗感が強（、サポータ−として好
ましくない。なおここで、伸長率とは牛で引き伸ばした
ときに引張抵抗が急激に太き（なるときの伸び率に相当
する。物理測定では５礪巾の布帛に１．５ユの応力をか
けたときの伸びから算出される。このような伸長率を得
る為の組織としてはリプ編が最も適している。

ＩＸＩ　＋２ｘｌ　１３Ｘ１　＋２ｘ２等の組織で表側
にリブが多く出る方が望ましい。また、運動中の人体に
対する追随性あるいはフィツト性を向上させる為に、ポ
リウレタンやゴムなどの弾性糸あるいはこれらをカバリ
ング系として挿入編みをして伸縮性を改良すること　　
　。

が望ましい。さらに編組織の改良として、耐熱溶融性繊
維を含む糸条と、含まない糸条を交互に！成する場合、
特に、摩擦面に接する部分で、第２図（ｂ）に示すごと
（耐熱溶融性繊維を含まない糸条２を編成させないで耐
熱溶融性繊維を含む糸条３で編成される編地に挿入させ
た形態とし、実質的に編地表面が耐熱溶融性繊維を含む
糸条で覆われた構造とするのが望ましい。

サポータ−の運動機能の向上の為には、別の方法として
、ひじまたは膝部の背部Ｋｍる部分でひじまたは膝を屈
曲させたときに内部へ折り込まれる部分の圧縮性、折込
み性を良くするには、出来るだけ薄くすることが効果的
であり、その為には＃轟する部分に於て、１コース毎に
編成を行なわすに挿入編みにして、全体の厚さを薄（す
る方法等がある。本発明を基本構造としたサポータ−の
構造は、種々考えられるが、具体的な例を第３図（ａ）
〜（ｄ）　Ｋ示す。第３図についてさらＫくわしく説明
する。６ｔ）では、筒状編物４に耐熱溶融性線維を含む
糸条３が全コースの１７３以上を占める絹地部分５およ
び耐熱溶融性繊維を含まない糸条からなる編地部分５を
有し、これを実質的）Ｃ１擦面に接する部分となし、こ
の絹地部分５の裏面に、／＜イル糸を表面に有する筒状
編地６の中に発泡ポリウレタン樹脂７を充４　　　　　
　　填した構造体を筒状編物４の、上、下端部で縫着し
たものである。（ｂ）は（ａ）と同様の筒状編物４のう
ち実質的に隊擦面に接する部分の編地部分５の裏面に於
て、パイル糸を表面に有する編地６を筒状編物４の長さ
方向に平行に縫着し、耐熱溶融繊維を含む編地部分５と
編地６の間忙発泡ポリウレタン７を充填し、Ｉｉ地５と
編地６を耐熱溶性繊維を含有する織地部分５と含有しな
い編地部分５′からなる筒状編物４の上、下端で縫着し
たものである。（ａ）。

（ｂ）　Ｋ於て、筒状編物４は一枚の布から形成されて
いても良（、また摩擦面ＶＣ接する部分の絹地部分５と
接しない部分の織地部分５′とを縫着して筒状編地を形
成しても臭い。（ｅ）は筒状編物４０表面の一部に１摩
擦面に接する部分を形成する絹地部分５を発泡ポリウレ
タン７をはさむように貼合せ縫着したものである。

（ｄ）は（ｃ）の構造に於て筒状編物４の内側で、絹地
部分５に相浩する部位にパイル糸を有する編地６に縫着
したものである。

〈発明の効果〉 上述のごとく詳細に説明したごとく構成せしめた結果、
本発明は以下のごとき効果を有する。

ａ８８本発明サポータ−を用いて運動した場合に床面あ
るいは地面をサポータ−が摩擦した場合、摩擦部分が％
に耐熱性の高い繊維で表面を徨われているので、摩擦部
分が＊＊熱九より熱溶融して損傷されるということがな
い。

ｂ１本発明のサポータ−を用いて運動した場合、人体の
運動に対するサポータ−の追随性が良いので運動を阻害
しない。

、ｃ、　　本発明のサポータ−に第３図に示したごとき
クッション性を具備せしめた場合は、ひじあるいはひざ
に付けたサポータ−に強い摩擦力、＠撃力が加わった場
合、サポータ−が摩擦力、衝撃力をやわらげるので人体
が受ける擦過傷、火傷、打撲傷等を防止することができ
る。

実施例１ ３ケの給糸口を有する円ｉ型リプ編機を用い、＃１の給
糸口に繊度１．５ｄｅ＋繊維長５１翻のポリメタフェニ
レンインフタ−ルアミド繊維（コーネックス繊維［Ｆ］
；蕾人■製）からなる２０／−の紡績糸２本を引揃えて
給糸し、第２の給糸口に繊度１５０ｄｅ、４８フイラメ
ントのポリエチンンテン７タンート仮撚加工糸を２本引
揃えて供給した。又＠３の給糸口に繊度７０ｄｅのポリ
ウレンン繊維を木綿糸（３０／−）でカバリングした弾
性糸を６０！Ｘ伸長状態で挿入し、１／１リプ編物を編
成して、コース方向の伸度が６０％の筒状編地を作成し
た。なおこのときのフーネックス■繊維を３００℃で１
０分間熱処理した後の強度は３．２１１　／　ｄｅであ
った。

一方木綿の紡績糸３０／−で編成した天竺筒編の中に厚
さ１　ｃｍ　、巾１０ｃＩＩの直方体のポリウレタンフ
ォームを充填し、骸筒編の上下端を前記筒状編地の内側
の上下端に縫い付けて、サホーターを作成した。このサ
ポータ−を着用して床面でスライディングを繰返しても
溶融による穴あきがなく、良好な熱溶融耐久性を示した
。

実施例２〜５１比較例１〜３ 実施例において、３ケの給糸口に第１表に示した耐熱溶
融性繊維を含有する糸条囚、耐熱溶融性繊維を含まない
糸条（ロ）、ポリウレタンカバリング糸（Ｃ）をそれぞ
れ第１給糸口、第２給糸口、第３給糸口に供給したこと
および糸条囚と糸条（Ｂ）のフィード比率（Ａ）　／　
（Ｂ）を変更した以外は、実施例１と同様に実施してそ
れぞれのサポータ−を得た。

得られたサポータ−のコース伸度および熱溶融耐久性の
評価結果を同様に第１表に示した。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明のサポータ−の斜視図である。 第２図は、本発明のサポータ−の編組織を示す図である
。 第２図（ａ）は通常の編地である。 第２図（ｂ）は緯糸挿入編地である。 第３図（ａ）〜（ｄ）は、本発明の他の実施Ｍ様を示す
側断面図である。 工は床面または地面と接する可能性のある部分、２は耐
熱溶融性繊維を含まない糸条、３は耐熱溶融性繊維を含
有する糸条、４は筒状編物、５は耐熱溶融性繊維を含有
する糸条３が全コースの１／３以上を占める編地部分、
６は表面にバイル糸を有する絹地部分、７は発泡ポリウ
レタン樹脂である。 １１１１．Ｉ 笑へ図 ・見２艷 多３頭 手続補正書 昭和５９年６り≧６日

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 円筒状編物構造体からなるサポーターの被摩擦部分にお
   いて隣り合う３コースのうちの少くとも１コース以上を
   構成する糸条が耐熱溶融性繊維を含有し、かつコース方
   向に３０％以上の伸長率を有することを特徴とするサポ
   ーター