JPS6137275Y2 - - Google Patents

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JPS6137275Y2
JPS6137275Y2 JP1983194905U JP19490583U JPS6137275Y2 JP S6137275 Y2 JPS6137275 Y2 JP S6137275Y2 JP 1983194905 U JP1983194905 U JP 1983194905U JP 19490583 U JP19490583 U JP 19490583U JP S6137275 Y2 JPS6137275 Y2 JP S6137275Y2
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JP
Japan
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smoke
pipe
smoking
temperature
tar
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JP1983194905U
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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本考案は食肉、魚貝類等の食品を燻煙処理して
燻製品を製造する際に生ずる有害なタール成分を
除去する機構を備えた燻煙装置に関するものであ
る。
b 従来技術 従来、この種の燻煙装置においては、木材チツ
プの不完全燃焼によつて発生する燻煙中には発ガ
ン性物質とみられる有害なタール成分が含まれて
いるため、タール成分除去装置が使用されてい
る。実公昭57−43508号公報にもこうした装置が
開示されており、この装置は、発生した煙をいつ
たん煙室に送り、煙室に設けた洗浄ノズルからの
水シヤワーによつてタール成分を除去するもので
あるが、装置が複雑となり小型化が困難である。
また実公昭47−4985号公報において水フイルタを
使用したタール成分除去装置が提案されている
が、この装置では燻煙の通過量によつて決まる周
期で定期的に水を交換する必要がありタール除去
の割合を常時均一にすることができず、均一な燻
製品の製造が困難である。また、燻煙からタール
成分が完全に除去されると食品に燻製品特有のつ
やがつかなくなつてしまう欠点がある。
c 考案の目的 本考案の目的は燻煙に含まれる有害なタール成
分を簡単な機構で、しかも特別の装置を必要とし
ないきわめて効率よく除去すると共に該タール成
分の除去量を変更できる燻煙装置を提供すること
である。
d 考案の構成 上述の目的を考慮して、本考案は、食品を内蔵
して燻煙処理するための燻煙室と、木材チツプを
不完全燃焼させる加熱装置を備えた発煙器と、発
煙器で発生した煙を燻煙室に導く導煙管を有し、
該導煙管内の煙を管外から冷却する冷却器と、導
煙管内の煙の温度に対応する温度を検知して冷却
器の運転を制御する感温部材と、導煙管内の煙の
冷却により生じたタール成分を排出するタール成
分排出装置とを備えたことを特徴とするものであ
る。
e 実施例 次に本考案の燻煙装置の好適な実施例を図面を
参照しながら詳細に説明する。
第1図において、箱形に形成されほぼ密閉され
た燻煙室1の底板5に設けられた開口部5aには
熱伝導性の良い金属(例えばステンレス鋼)から
成り且つ表面積を増大できる伸縮自在の第1蛇復
管10の一端が接続され、第1蛇復管10の他端
はタール貯留筒12の上端開口部13に接続され
ている。燻煙室の上板6の開口部6aには、魚貝
類等の食品7を燻煙処理した後の煙を排出する排
煙筒8が接続されている。排煙筒8には排出され
る煙の量を制御する排煙弁9が設けられている。
タール貯留筒12は円筒形のほぼ密閉された金属
管から成り、その円形断面の直径方向を基台板1
1に垂直に向けるように配設されている。タール
貯留筒12の下部の開口部14には排出弁16を
介してタール貯留筒内のタールを排出する排出管
15が接続されている。第1蛇復管10はタール
貯留筒12からの煙を燻煙室1に導く第1導煙路
3を形成している。タール貯留筒12、排出管1
5、排出弁16は第1蛇復管10内の煙の冷却に
より生じたタール成分を排出するタール成分排出
装置を構成する。
第1燻腹管10と同様の材質及び表面積を増大
できる伸縮自在の構造を有する第2蛇復管20の
一端はタール貯留筒12の側部の開口部31に接
続され、他端は箱形でほぼ密閉された発煙器33
から伸び発煙器の煙を案内する案内管32の端部
に接続されている。発煙器33の発煙室2を形成
する壁の回りには該発煙室内の木材チツプ24を
不完全燃焼するための加熱装置、例えば発熱ヒー
タ21が配設されている。また発煙室内の温度を
検知して発熱ヒータ21の動作を制御するための
第1感温サーモ28が配設されている。発煙室
2、発熱ヒータ21、第1感温サーモ28は発煙
器33の主要部を構成する。また第1蛇復管10
は第1導煙路3の煙を冷却する煙冷却装置を構成
する。
以上のように構成された第1図の燻煙装置の作
用を次に説明する。
発煙用木材チツプ24は発熱ヒータ21により
不完全燃焼されて煙を発生する。この時の発煙室
2内の温度は第1感温サーモ28により制御され
ている。発生した煙は第2蛇復管20により形成
された第2導電路17、タール貯留筒12、第1
導煙路3を通つて燻煙室1に送られる。燻煙室2
で発生した煙中には発ガン性があると言われてい
る有害なタール成分が含まれているが、このター
ル成分は、熱伝導性の良い金属から成る第1蛇復
管10で構成された第1導煙路3を煙が通過する
間に煙と第1蛇復管10の外気との熱交換作用に
よつて液化し、第1蛇復管10からタール貯留筒
12に落下する。こうしてタール成分を除去され
た燻煙により燻煙室1内の食品7が燻煙処理され
る。燻煙処理完了後は排煙弁9を開放し排煙筒8
を通じて燻煙室内に残留している煙を排出する。
そして排出弁16を適宜開放しタール貯留筒12
に貯留したタールを排出する。
第1図においては、第1蛇復管10を熱伝導性
の良い金属で構成し且つ表面積が大きいので第1
導煙路3の煙と外気とが熱交換し易く煙中のター
ル成分が効率よく簡単に除去される。また導煙路
3,17を伸縮自在の蛇復管で構成したので燻煙
室1、タール貯留筒12、発煙器33の接続がき
わめて容易にできる。
第2図には第1図の装置を利用して構成された
本考案の燻煙装置の実施例が示されている。この
実施例では、第1導煙路を形成する第1導管25
の周辺にこの管を冷却する冷却フアン26を有す
る冷却器を配設し、燻煙室1の底板の開口部に接
続された第1導管接続部の近傍の導管外周壁に、
第1導管内の煙の温度に対応する導管の温度を検
知して冷却フアン26を有する冷却器の動作を制
御する感温部材(第2感温サーモ)29を配設し
ており、その他の実施例の構成は第1図に示され
た構成とほぼ同じである。ここで第1導管25及
び第2導管30は蛇復管でも直管でも良い。第2
図に示された実施例においては、冷却フアン26
により第1導煙路の煙の温度を強制的に下げるの
で、煙をより確実に冷却できタール成分の除去が
より効率よく行なえる。また冷却フアン26の運
転を第2感温サーモ29により制御する事によ
り、タール成分を除去する量を任意に変更でき
る。燻煙からタール成分が完全に除去されると食
品に燻煙製品特有のつやがつかなくなつてしまう
欠点があるが、タール成分を除去する量を任意に
可変することによりこうした欠点を防止できる。
上述の第2図の実施例において、第1導管2
5、冷却フアン26及び第2感温サーモ29は第
1導煙路の煙を冷却する煙冷却装置を構成する。
この第2図の実施例では煙を冷却する手段として
フアンを使用するいわゆる空冷方式を採用してい
るが、制水弁を備え水道水を供給する水冷管を第
1導管の回りに巻き付け、第2感温サーモにより
制水弁の開閉制御を行なつても同様の効果が得ら
れる。
f 考案の効果 以上のように本考案の燻煙装置は、発煙器で発
生した煙を燻煙室に導く間に該煙を冷却する装置
を設けて煙中に含まれる有害なタール成分を液化
させて除去すると共に該タール成分の除去量を冷
却装置の運転を制御する感温部材により変更でき
るため構造がきわめて簡単であり且つ効率よくタ
ール成分を除去でき、また従来のように水等のタ
ール成分除去用触媒を使用していないため、触媒
の交換を必要としない有用な装置である。また燻
煙からタール成分が完全に除去されると食品に燻
製品特有のつやがつかなくなつてしまう欠点があ
るが、本考案によればタール成分を除去する量を
任意に可変することによりこうした欠点を防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は燻煙装置の断面図、第2図は本考案の
燻煙装置の実施例を示した略断面図である。 1……燻煙室、2……発煙室、3……第1導煙
路、5……燻煙室底板、6……燻煙室上板、7…
…食品、8……排煙筒、9……排煙弁、10……
第1蛇復管(導煙管)、11……基台板、12…
…タール貯留筒、15……排出管、16……排出
弁、17……第2導煙路、20……第2蛇復管、
21……加熱装置(加熱ヒータ)、24……木材
チツプ、25……第1導管(導煙管)、26……
冷却フアン、28……第1感温サーモ、29……
第2感温サーモ(感温部材)、33……発煙器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 食品を内蔵して燻煙処理するための燻煙室1
    と、木材チツプ24を不完全燃焼させる加熱装
    置21を備えた発煙器33と、発煙器33で発
    生した煙を燻煙室1に導く導煙管を有し、該導
    煙管内の煙を管外から冷却する冷却器と、導煙
    管内の煙の温度に対応する温度を検知して冷却
    器の運転を制御する感温部材29と、導煙管内
    の煙の冷却により生じたタール成分を排出する
    タール成分排出装置とを備えたことを特徴とす
    る燻煙装置。 2 導煙管が熱伝導性の良い金属管で構成された
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の燻煙装置。 3 金属管が導煙管の長さを変更でき且つ金属管
    の表面積を増大できる伸縮自在の蛇復管10で
    構成されたことを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第2項記載の燻煙装置。 4 導煙管はその長さを変更でき且つ金属管の表
    面積を増大できる伸縮自在の蛇復管で構成され
    たことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の燻煙装置。
JP19490583U 1983-12-20 1983-12-20 燻煙装置 Granted JPS60104092U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19490583U JPS60104092U (ja) 1983-12-20 1983-12-20 燻煙装置

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JP19490583U JPS60104092U (ja) 1983-12-20 1983-12-20 燻煙装置

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Publication Number Publication Date
JPS60104092U JPS60104092U (ja) 1985-07-16
JPS6137275Y2 true JPS6137275Y2 (ja) 1986-10-28

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ID=30418784

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JP19490583U Granted JPS60104092U (ja) 1983-12-20 1983-12-20 燻煙装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013081443A (ja) * 2011-10-11 2013-05-09 Hisamitsu Yoshioka 食品に燻煙の香りを付着させる装置。

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS515512U (ja) * 1974-07-01 1976-01-16

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