JPS6136819Y2 - - Google Patents
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- JPS6136819Y2 JPS6136819Y2 JP1980103152U JP10315280U JPS6136819Y2 JP S6136819 Y2 JPS6136819 Y2 JP S6136819Y2 JP 1980103152 U JP1980103152 U JP 1980103152U JP 10315280 U JP10315280 U JP 10315280U JP S6136819 Y2 JPS6136819 Y2 JP S6136819Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bushing
- flange portion
- outer cylinder
- cylindrical
- elastic member
- Prior art date
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Links
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- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 17
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F1/00—Springs
- F16F1/36—Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers
- F16F1/38—Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers with a sleeve of elastic material between a rigid outer sleeve and a rigid inner sleeve or pin, i.e. bushing-type
- F16F1/3807—Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers with a sleeve of elastic material between a rigid outer sleeve and a rigid inner sleeve or pin, i.e. bushing-type characterised by adaptations for particular modes of stressing
- F16F1/3814—Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers with a sleeve of elastic material between a rigid outer sleeve and a rigid inner sleeve or pin, i.e. bushing-type characterised by adaptations for particular modes of stressing characterised by adaptations to counter axial forces
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G7/00—Pivoted suspension arms; Accessories thereof
- B60G7/02—Attaching arms to sprung part of vehicle
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Child & Adolescent Psychology (AREA)
- Springs (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、車輌等における枢軸連結部に防振用
として組み込まれる筒状ブツシユ組立体の所定箇
所から抜き出しを防止する装置に関する。
として組み込まれる筒状ブツシユ組立体の所定箇
所から抜き出しを防止する装置に関する。
従来のこの種の筒状ブツシユ組立体に、例え
ば、トレーリングアーム式車輪懸架装置における
サスペンシヨンメンバと車体との枢軸連結部に組
み込される筒状ブツシユ組立体がある。この筒状
ブツシユ組立体は、前記車体から下方に伸びる枢
軸を受け入れるための内筒と、該内筒を受け入れ
かつこれに固着される円筒状の弾性部材と、該弾
性部材を受け入れかつこれに固着される円筒状の
外筒とからなる。前記ブツシユ組立体は、前記外
筒が前記サスペンシヨンメンバのブツシユ取付部
の孔に受け入れられるように該ブツシユ取付部に
圧入されており、前記外筒と前記ブツシユ取付部
との摩擦力により該ブツシユ取付部に保持されて
いる。
ば、トレーリングアーム式車輪懸架装置における
サスペンシヨンメンバと車体との枢軸連結部に組
み込される筒状ブツシユ組立体がある。この筒状
ブツシユ組立体は、前記車体から下方に伸びる枢
軸を受け入れるための内筒と、該内筒を受け入れ
かつこれに固着される円筒状の弾性部材と、該弾
性部材を受け入れかつこれに固着される円筒状の
外筒とからなる。前記ブツシユ組立体は、前記外
筒が前記サスペンシヨンメンバのブツシユ取付部
の孔に受け入れられるように該ブツシユ取付部に
圧入されており、前記外筒と前記ブツシユ取付部
との摩擦力により該ブツシユ取付部に保持されて
いる。
このため、前記摩擦力に打ち勝つ強い外力が前
記外筒の軸線方向に作用すると前記ブツシユ組立
体は前記ブツシユ取付部から抜け出す恐れがあ
る。このブツシユ組立体の抜け出しを防止すべ
く、前記外筒に周方向外方へ突出する突起を形成
しまた前記ブツシユ取付部の前記孔の周面に前記
突起に係合可能な凹所を形成し、これによりいわ
ゆる止まりばめによつて前記ブツシユ組立体を前
記ブツシユ取付部に保持することが提案されて
い。しかしながら、前記した止まりばめでは、前
記したブツシユ組立体の抜け出しを確実に防止す
るのに困難がある上、さらに前記ブツシユ組立体
の圧入に大きな力を要し、またこの大きな圧入に
耐えるために前記取付部の強度を高める必要があ
る。
記外筒の軸線方向に作用すると前記ブツシユ組立
体は前記ブツシユ取付部から抜け出す恐れがあ
る。このブツシユ組立体の抜け出しを防止すべ
く、前記外筒に周方向外方へ突出する突起を形成
しまた前記ブツシユ取付部の前記孔の周面に前記
突起に係合可能な凹所を形成し、これによりいわ
ゆる止まりばめによつて前記ブツシユ組立体を前
記ブツシユ取付部に保持することが提案されて
い。しかしながら、前記した止まりばめでは、前
記したブツシユ組立体の抜け出しを確実に防止す
るのに困難がある上、さらに前記ブツシユ組立体
の圧入に大きな力を要し、またこの大きな圧入に
耐えるために前記取付部の強度を高める必要があ
る。
また、従来の前記した筒状ブツシユ組立体の他
の一つに前記外筒が前記弾性部材の径方向への圧
縮を許すべく一対の弧状部材からなる筒状ブツシ
ユ組立体がある。該筒状ブツシユ組立体は、前記
弧状部材間で前記弾性部材を径方向へ圧縮変形さ
せた状態で前記ブツシユ取付部の前記孔に圧入さ
れており、前記外筒すなわち各弧状部材と前記取
付部との摩擦力は前記弾性部材の弾性反発力に依
存している。このため、外筒が一対の弧状部材か
らなる前記ブツシユ取付部では特に、前記した抜
け出しが生じやすいという欠点があつた。
の一つに前記外筒が前記弾性部材の径方向への圧
縮を許すべく一対の弧状部材からなる筒状ブツシ
ユ組立体がある。該筒状ブツシユ組立体は、前記
弧状部材間で前記弾性部材を径方向へ圧縮変形さ
せた状態で前記ブツシユ取付部の前記孔に圧入さ
れており、前記外筒すなわち各弧状部材と前記取
付部との摩擦力は前記弾性部材の弾性反発力に依
存している。このため、外筒が一対の弧状部材か
らなる前記ブツシユ取付部では特に、前記した抜
け出しが生じやすいという欠点があつた。
本考案の目的は、前記した外筒と前記ブツシユ
取付部との間に摩擦力のみに依存することなく該
ブツシユ取付部に筒状ブツシユ組立体を確実に保
持し得る、筒状ブツシユ組立体のための抜け出し
防止装置を提供することにある。
取付部との間に摩擦力のみに依存することなく該
ブツシユ取付部に筒状ブツシユ組立体を確実に保
持し得る、筒状ブツシユ組立体のための抜け出し
防止装置を提供することにある。
本考案は、2つの部材の枢軸連結部に組み込ま
れ、一方の前記部材から伸びる枢軸を受けるため
の内筒と、該内筒を受け入れかつこれに固着され
る円筒状の弾性部材と、該弾性部材を受け入れか
つこれに固着される外筒とからなり、他方の前記
部材に設けられたブツシユ取付部の孔に圧入され
る筒状ブツシユ組立体の前記孔からの抜け出しを
防止する装置であつて、前記外筒の一端に設けら
れ前記取付部における前記孔の開口縁部に沿つて
径方向外方へ伸びるフランジ部と、前記取付部に
設けられた支持部と、該支持部に結合され、前記
開口縁部と共働して前記フランジ部を挾持するた
めの保持部材と、該保持部材と前記支持部とを着
脱可能に結合する手段とからなり、前記外筒の前
記フランジ部が前記開口縁部および前記保持部材
間で挾持されることにより、前記筒状ブツシユ組
立体が前記取付部の前記孔内に確実に保持される
ことを特徴とする。
れ、一方の前記部材から伸びる枢軸を受けるため
の内筒と、該内筒を受け入れかつこれに固着され
る円筒状の弾性部材と、該弾性部材を受け入れか
つこれに固着される外筒とからなり、他方の前記
部材に設けられたブツシユ取付部の孔に圧入され
る筒状ブツシユ組立体の前記孔からの抜け出しを
防止する装置であつて、前記外筒の一端に設けら
れ前記取付部における前記孔の開口縁部に沿つて
径方向外方へ伸びるフランジ部と、前記取付部に
設けられた支持部と、該支持部に結合され、前記
開口縁部と共働して前記フランジ部を挾持するた
めの保持部材と、該保持部材と前記支持部とを着
脱可能に結合する手段とからなり、前記外筒の前
記フランジ部が前記開口縁部および前記保持部材
間で挾持されることにより、前記筒状ブツシユ組
立体が前記取付部の前記孔内に確実に保持される
ことを特徴とする。
本考案が特徴とするところは、図示の実施例に
ついての以下の説明により、さらに明らかとなろ
う。
ついての以下の説明により、さらに明らかとなろ
う。
第1図には、本考案が適用される車輌用懸架装
置が全体に符号10で示されている。
置が全体に符号10で示されている。
図示の例では、前記懸架装置10はセミトレー
リングタイプであり、該懸架装置においては、縦
来よく知られているように、車輪の車軸12を回
転可能に支承するための一対のトレーリングアー
ム14は、それぞれの前端部に設けられた一対の
枢軸部16で、車体(第2図に符号42で示され
ている)の幅方向に沿つて配置されたリヤサスペ
ンシヨンメンバ18に上下方向へ揺動可能に結合
されている。
リングタイプであり、該懸架装置においては、縦
来よく知られているように、車輪の車軸12を回
転可能に支承するための一対のトレーリングアー
ム14は、それぞれの前端部に設けられた一対の
枢軸部16で、車体(第2図に符号42で示され
ている)の幅方向に沿つて配置されたリヤサスペ
ンシヨンメンバ18に上下方向へ揺動可能に結合
されている。
サスペンシヨンメンバ18の中央部には、プロ
ペラシヤフト(図示せず)から駆動力を受ける差
動歯車装置20が固定されており、該差動歯車装
置はその上部に設けられかつ該装置のトルク反力
を受け止めるためにサポートメンバ22を介して
前記車体に結合されている。差動歯車装置20の
両側からは各車軸12に自在継手24を介して駆
動力を伝えるためのドライブシヤフト26が伸び
る。
ペラシヤフト(図示せず)から駆動力を受ける差
動歯車装置20が固定されており、該差動歯車装
置はその上部に設けられかつ該装置のトルク反力
を受け止めるためにサポートメンバ22を介して
前記車体に結合されている。差動歯車装置20の
両側からは各車軸12に自在継手24を介して駆
動力を伝えるためのドライブシヤフト26が伸び
る。
前記各アーム14と前記車体との間には、従来
よく知られているように、コイルスプリングから
なる懸架ばね28および該懸架ばねの振動の減衰
を図るための緩衝器30が設けられている。両ト
レーリングアーム14間には、該アームの独立し
た揺動を抑制するために従来よく知られたスタビ
ライザバー32が設けられており、これにより車
輌の旋回走行時における前記車体の傾きが抑制さ
れる。
よく知られているように、コイルスプリングから
なる懸架ばね28および該懸架ばねの振動の減衰
を図るための緩衝器30が設けられている。両ト
レーリングアーム14間には、該アームの独立し
た揺動を抑制するために従来よく知られたスタビ
ライザバー32が設けられており、これにより車
輌の旋回走行時における前記車体の傾きが抑制さ
れる。
一対の揺動アーム14を揺動可能に支承する前
記サスペンシヨンメンバ18は、その両端で前記
車体に連結されており、この連結部に衝撃の緩和
および防振を目的として、本考案に係る筒状ブツ
シユ組立体34が組み込まれている。
記サスペンシヨンメンバ18は、その両端で前記
車体に連結されており、この連結部に衝撃の緩和
および防振を目的として、本考案に係る筒状ブツ
シユ組立体34が組み込まれている。
サスペンシヨンメンバ18の両端には、第1図
および第2図に示されているように、それぞれ筒
状ブツシユ組立体34を受け入れるための孔を規
定するブツシユ組立筒36が固定されている。ブ
ツシユ取付筒36は円形横断面を有し、その上下
両端のそれぞれの開口縁部には、径方向外方に伸
びる環状のフランジ部38,40が設けられてい
る。
および第2図に示されているように、それぞれ筒
状ブツシユ組立体34を受け入れるための孔を規
定するブツシユ組立筒36が固定されている。ブ
ツシユ取付筒36は円形横断面を有し、その上下
両端のそれぞれの開口縁部には、径方向外方に伸
びる環状のフランジ部38,40が設けられてい
る。
各ブツシユ取付筒36に受け入れられる前記ブ
ツシユ組立体34は、第2図に示したように、車
体42の下面に固定されかつその下方に伸びるボ
ルトからなる枢軸44を受け入れるための内筒4
6と、該内筒を受け入れるべくこれを取り巻いて
配置されかつ該内筒に固着される筒状の弾性部材
48と、該弾性部材を受け入れるべくこれを取り
巻いて配置されかつ該弾性部材に固着される外筒
50とからなり、該外筒の一端には絞り部52が
設けられまたその他端には径方向外方に伸びるフ
ランジ部54が設けられている。
ツシユ組立体34は、第2図に示したように、車
体42の下面に固定されかつその下方に伸びるボ
ルトからなる枢軸44を受け入れるための内筒4
6と、該内筒を受け入れるべくこれを取り巻いて
配置されかつ該内筒に固着される筒状の弾性部材
48と、該弾性部材を受け入れるべくこれを取り
巻いて配置されかつ該弾性部材に固着される外筒
50とからなり、該外筒の一端には絞り部52が
設けられまたその他端には径方向外方に伸びるフ
ランジ部54が設けられている。
前記弾性部材48は、その横断面を示す第3図
から明らかなように、ほぼ長円横断面を有し、ま
たその長径に対して互いに対称的に配置された一
対の分割溝56を有する。各分割溝56は弾性部
材48の一端より他端に達する。各分割溝56は
弾性部材48の長径方向に伸びかつ両端が円形部
に帰する細溝部56aおよび該細溝部の中央部分
より弾性部材48の短径方向外方に伸び該弾性部
材の外周面に開放する太溝部56bからなるT字
状横断面を有し、分割溝56により弾性部材48
の前記外周面はその軸線方向に分割されている。
から明らかなように、ほぼ長円横断面を有し、ま
たその長径に対して互いに対称的に配置された一
対の分割溝56を有する。各分割溝56は弾性部
材48の一端より他端に達する。各分割溝56は
弾性部材48の長径方向に伸びかつ両端が円形部
に帰する細溝部56aおよび該細溝部の中央部分
より弾性部材48の短径方向外方に伸び該弾性部
材の外周面に開放する太溝部56bからなるT字
状横断面を有し、分割溝56により弾性部材48
の前記外周面はその軸線方向に分割されている。
また、前記外筒50は、前記溝56により分割
された弾性部材48の前記外周面に沿つた半円横
断面を有する一対の弧状部材50aからなる分割
外筒である。各弧状部材50aの一端には前記絞
り部52が設けられ、またその他端には前記フラ
ンジ部54が設けられている。両弧状部材50a
は互いに対向して配置されかつ前記溝56の開放
部に対応して該開放部に一致した間隔をおいて配
置され、それぞれの弧状部材50aは前記弾性部
材48の前記外周面に固着されている。
された弾性部材48の前記外周面に沿つた半円横
断面を有する一対の弧状部材50aからなる分割
外筒である。各弧状部材50aの一端には前記絞
り部52が設けられ、またその他端には前記フラ
ンジ部54が設けられている。両弧状部材50a
は互いに対向して配置されかつ前記溝56の開放
部に対応して該開放部に一致した間隔をおいて配
置され、それぞれの弧状部材50aは前記弾性部
材48の前記外周面に固着されている。
前記ブツシユ組立体34は、その一対の弧状部
材50a間で弾性部材48をその長径方向へ圧縮
させることにより、前記太溝部56bの対向面を
近接させた状態で前記絞り部52より前記取付筒
36内に圧入されており、また前記内筒46は前
記枢軸44を受け入れている。
材50a間で弾性部材48をその長径方向へ圧縮
させることにより、前記太溝部56bの対向面を
近接させた状態で前記絞り部52より前記取付筒
36内に圧入されており、また前記内筒46は前
記枢軸44を受け入れている。
前記した圧入状態では、前記取付筒36の下方
フランジ部40の下面に前記外筒50のフランジ
部54の上面が当接されており、また、前記弾性
部材48の前記短径方向が第1図に矢印A−Aで
示される車輌の前後方向に一致し、該弾性部材が
前記短径方向に圧縮されることはない。従つて、
前記弾性部材48には、その横断面でみて前記車
輌の幅方向に伸びる一対の細溝部56aによつて
空所が保持されている。この空所は、従来よく知
られているように、ブツシユ組立体34のばね定
数にその径方向についての方向性を与え、これに
より、ブツシユ組立体36の内筒46および外筒
50間で前記車軸の前後方向に沿つて作用する外
力に対するばね定数は、前記車輌の幅方向に沿つ
て作用する外力に対してのそれよりも小さく設定
されている。また、前記分割外筒50すなわち一
対の弧状部材50aのそれぞれは弾性部材48の
前記圧入による弾性反撥力によりブツシユ取付部
であるブツシユ取付筒36に向けて押圧されてい
る。
フランジ部40の下面に前記外筒50のフランジ
部54の上面が当接されており、また、前記弾性
部材48の前記短径方向が第1図に矢印A−Aで
示される車輌の前後方向に一致し、該弾性部材が
前記短径方向に圧縮されることはない。従つて、
前記弾性部材48には、その横断面でみて前記車
輌の幅方向に伸びる一対の細溝部56aによつて
空所が保持されている。この空所は、従来よく知
られているように、ブツシユ組立体34のばね定
数にその径方向についての方向性を与え、これに
より、ブツシユ組立体36の内筒46および外筒
50間で前記車軸の前後方向に沿つて作用する外
力に対するばね定数は、前記車輌の幅方向に沿つ
て作用する外力に対してのそれよりも小さく設定
されている。また、前記分割外筒50すなわち一
対の弧状部材50aのそれぞれは弾性部材48の
前記圧入による弾性反撥力によりブツシユ取付部
であるブツシユ取付筒36に向けて押圧されてい
る。
前記枢軸44の下端は、第2図に示されている
ように、前記内筒46より突出し、該突出端には
前記弾性部材48の下端面に当接可能にこれと間
隔をおく板部材からなるロアストツパ58が嵌合
され、さらにナツト60が螺合されている。この
ナツト60の締め付けによりブツシユ組立体34
の内筒46は車体42に固定されている。ロアス
トツパ58は、第1図に示したように、前記車輌
の前部に向けて伸び、その先端で前記車体42に
固定されており、ロアストツパ58は、前記弾性
部材48の前記下端面に当接することにより該弾
性部材の両筒46,50間での過大な剪断変形を
防止すると共に、枢軸44の下端を支持する作用
をなす。また、前記取付筒36の上方フランジ3
8に対向する車体48の下面には、前記フランジ
部38に当接可能にこれと間隔をおく環状弾性体
からなるアツパストツパ62が設けられている。
ように、前記内筒46より突出し、該突出端には
前記弾性部材48の下端面に当接可能にこれと間
隔をおく板部材からなるロアストツパ58が嵌合
され、さらにナツト60が螺合されている。この
ナツト60の締め付けによりブツシユ組立体34
の内筒46は車体42に固定されている。ロアス
トツパ58は、第1図に示したように、前記車輌
の前部に向けて伸び、その先端で前記車体42に
固定されており、ロアストツパ58は、前記弾性
部材48の前記下端面に当接することにより該弾
性部材の両筒46,50間での過大な剪断変形を
防止すると共に、枢軸44の下端を支持する作用
をなす。また、前記取付筒36の上方フランジ3
8に対向する車体48の下面には、前記フランジ
部38に当接可能にこれと間隔をおく環状弾性体
からなるアツパストツパ62が設けられている。
前記分割外筒50のブツシユ取付筒36に対す
る軸線への滑りを防止すべく、前記ブツシユ取付
筒36には、支持部を構成するL字状部材64が
設けられ、該部材に関連して保持部材66が設け
られている。
る軸線への滑りを防止すべく、前記ブツシユ取付
筒36には、支持部を構成するL字状部材64が
設けられ、該部材に関連して保持部材66が設け
られている。
前記部材64の一側部64aは下方フランジ部
40近傍における前記取付筒36の外周面に固着
されており、その他側部64bは前記取付筒36
の径方向外方へ伸びる。前記他側部64bには、
雄ねじ部材であるボルト68のための雌ねじ孔を
規定する雌ねじ部材すなわちナツト70が固定さ
れている。
40近傍における前記取付筒36の外周面に固着
されており、その他側部64bは前記取付筒36
の径方向外方へ伸びる。前記他側部64bには、
雄ねじ部材であるボルト68のための雌ねじ孔を
規定する雌ねじ部材すなわちナツト70が固定さ
れている。
また、保持部材66はクランク状部材からな
り、その一端66aには前記ボルト68のための
挿通孔が形成されている。クランク状部材66の
一端66aはボルト68および該ボルトに螺合す
る前記ナツト70からなる結合手段により、支持
部64の他側部64bに着脱可能に結合されてお
り、これによりクランク状部材66の他端66b
は前記外筒50のフランジ部54を受けるべく該
フランジ部の径方向外方よりその底面に沿つて前
記外筒50の径方向内方へ向けて伸びる。
り、その一端66aには前記ボルト68のための
挿通孔が形成されている。クランク状部材66の
一端66aはボルト68および該ボルトに螺合す
る前記ナツト70からなる結合手段により、支持
部64の他側部64bに着脱可能に結合されてお
り、これによりクランク状部材66の他端66b
は前記外筒50のフランジ部54を受けるべく該
フランジ部の径方向外方よりその底面に沿つて前
記外筒50の径方向内方へ向けて伸びる。
従つて、前記取付筒36の前記ブツシユ組立体
34を圧入した後、前記結合手段68,70によ
り保持部材66の支持部64に結合することによ
り外筒50のフランジ部54すなわち両弧状部材
50aのフランジ部54を前記取付筒36の下方
フランジ部40と保持部材66の他端との間で挾
持することができ、前記取付筒36に対する前記
外筒50の周方向の滑りと共に軸線方向への滑り
を確実に防止することができ、これにより前記外
筒50と前記取付筒36との間にその軸線方向へ
の強い外力が作用しても該取付筒から外筒50が
抜け出すことはなく、この外筒の抜け出しによる
ブツシユ組立体34の防振および衝撃緩和機能の
低下を招くことはない。
34を圧入した後、前記結合手段68,70によ
り保持部材66の支持部64に結合することによ
り外筒50のフランジ部54すなわち両弧状部材
50aのフランジ部54を前記取付筒36の下方
フランジ部40と保持部材66の他端との間で挾
持することができ、前記取付筒36に対する前記
外筒50の周方向の滑りと共に軸線方向への滑り
を確実に防止することができ、これにより前記外
筒50と前記取付筒36との間にその軸線方向へ
の強い外力が作用しても該取付筒から外筒50が
抜け出すことはなく、この外筒の抜け出しによる
ブツシユ組立体34の防振および衝撃緩和機能の
低下を招くことはない。
さらに、前記取付筒36に対する前記外筒50
の保持は前記弾性部材48の弾性発撥力に依存し
ないことから、該弾性部材に従来に比較してやわ
らかな弾性部材を用いることができ、これにより
前記ブツシユ組立体の防振性の向上を図ることが
できる。
の保持は前記弾性部材48の弾性発撥力に依存し
ないことから、該弾性部材に従来に比較してやわ
らかな弾性部材を用いることができ、これにより
前記ブツシユ組立体の防振性の向上を図ることが
できる。
前記したところでは、前記取付筒36の下端開
口縁部に下方フランジ部40を設け、該下方フラ
ンジ部と支持部材66の端部66bとの間で外筒
50のフランジ部54を挾持した例について説明
したが、前記取付筒36の下方フランジ部40を
設けることなくその下端開口縁部と前記支持部材
66の端部66bとの間で前記外筒50のフラン
ジ部54を挾持することができる。
口縁部に下方フランジ部40を設け、該下方フラ
ンジ部と支持部材66の端部66bとの間で外筒
50のフランジ部54を挾持した例について説明
したが、前記取付筒36の下方フランジ部40を
設けることなくその下端開口縁部と前記支持部材
66の端部66bとの間で前記外筒50のフラン
ジ部54を挾持することができる。
また、前記したところでは、前記外筒50が一
対の弧状部材からなり、前記弾性部材48の一対
の分割溝56を有する筒状ブツシユ組立体につい
て説明したが、前記外筒が単一の円筒状部材から
なりかつ弾性部材が前記分割溝を有しない筒状ブ
ツシユ組立体に本考案を適用することができる。
対の弧状部材からなり、前記弾性部材48の一対
の分割溝56を有する筒状ブツシユ組立体につい
て説明したが、前記外筒が単一の円筒状部材から
なりかつ弾性部材が前記分割溝を有しない筒状ブ
ツシユ組立体に本考案を適用することができる。
さらに、前記したところでは、本考案を車輪懸
架装置のサスペンシヨンメンバと車体との枢軸連
結部に組み込まれる筒状ブツシユ組立体に適用し
た例について説明したが、これに限らず種々の枢
軸連結部に組む込される筒状ブツシユ組立体に適
用するこができる。
架装置のサスペンシヨンメンバと車体との枢軸連
結部に組み込まれる筒状ブツシユ組立体に適用し
た例について説明したが、これに限らず種々の枢
軸連結部に組む込される筒状ブツシユ組立体に適
用するこができる。
本考案によれば、前記したように、ブツシユ取
付部の開口縁部と前記ブツシユ取付部に結合され
る支持部材との間で筒状ブツシユ組立体の外筒の
フランジ部を挾持することにより、該外筒の前記
ブツシユ取付部からの抜け出しを防止することが
でき、これにより前記ブツシユ組立体の前記ブツ
シユ取付部の孔からの抜け出しを防止して前記ブ
ツシユ組立体の防振および衝撃緩和機能を充分に
発揮させることができる。
付部の開口縁部と前記ブツシユ取付部に結合され
る支持部材との間で筒状ブツシユ組立体の外筒の
フランジ部を挾持することにより、該外筒の前記
ブツシユ取付部からの抜け出しを防止することが
でき、これにより前記ブツシユ組立体の前記ブツ
シユ取付部の孔からの抜け出しを防止して前記ブ
ツシユ組立体の防振および衝撃緩和機能を充分に
発揮させることができる。
第1図は本考案に係る車輪懸架装置を示す斜視
図であり、第2図は第1図に示したサスペンシヨ
ンメンバと車体との枢軸連結部を一部を破断して
示す側面図であり、第3図は第2図に示した枢軸
連結部に組み込されるブツシユ組立体の組み込み
前の状態を示す横断面図である。 18,42:2つの部材(サスペンシヨンメン
バ、車体)、34:ブツシユ組立体、36:ブツ
シユ取付部、40:ブツシユ取付部のフランジ
部、44:枢軸、46:内筒、48:筒状弾性部
材、50,50a:外筒、54:外筒のフランジ
部、64:支持部、66:保持部材、68,7
0:結合手段。
図であり、第2図は第1図に示したサスペンシヨ
ンメンバと車体との枢軸連結部を一部を破断して
示す側面図であり、第3図は第2図に示した枢軸
連結部に組み込されるブツシユ組立体の組み込み
前の状態を示す横断面図である。 18,42:2つの部材(サスペンシヨンメン
バ、車体)、34:ブツシユ組立体、36:ブツ
シユ取付部、40:ブツシユ取付部のフランジ
部、44:枢軸、46:内筒、48:筒状弾性部
材、50,50a:外筒、54:外筒のフランジ
部、64:支持部、66:保持部材、68,7
0:結合手段。
Claims (1)
- 2つの部材の枢軸連結部に組み込まれ、一方の
前記部材から伸びる枢軸を受け入れるための内筒
と、該内筒を受け入れかつこれに固着される円筒
状の弾性部材と、該弾性部材を受け入れかつこれ
に固着される外筒とからなり、他方の前記部材に
設けられたブツシユ取付部の孔に圧入まれる筒状
ブツシユ組立体の前記孔からの抜け出しを防止す
る装置であつて、前記外筒の一端に設けられ前記
取付部における前記孔の開口縁部に沿つて径方向
外方に伸びるフランジ部と、前記取付部に設けら
れた支持部と、該支持部に結合され、前記開口縁
部と共働して前記フランジ部を挾持するための保
持部材と、該保持部材と前記支持部とを着脱可能
に結合する手段とからなる、筒状ブツシユ組立体
のための抜け出し防止装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980103152U JPS6136819Y2 (ja) | 1980-07-23 | 1980-07-23 | |
US06/200,023 US4370005A (en) | 1980-07-23 | 1980-10-23 | Device for preventing tubular bushing assembly from slipping out |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980103152U JPS6136819Y2 (ja) | 1980-07-23 | 1980-07-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5727545U JPS5727545U (ja) | 1982-02-13 |
JPS6136819Y2 true JPS6136819Y2 (ja) | 1986-10-25 |
Family
ID=14346523
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980103152U Expired JPS6136819Y2 (ja) | 1980-07-23 | 1980-07-23 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4370005A (ja) |
JP (1) | JPS6136819Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3768755D1 (de) * | 1986-10-17 | 1991-04-25 | Sanden Corp | Montierungsmechanismus fuer den kompressor einer fahrzeugklimaanlage. |
FR2682643B1 (fr) * | 1991-10-22 | 1994-02-04 | Hutchinson | Articulation elastique pour triangle de suspension avant de vehicule. |
US6513801B1 (en) * | 2002-07-24 | 2003-02-04 | The Pullman Company | Hinged/split reinforced clam shell bushing |
US8720920B2 (en) | 2012-08-29 | 2014-05-13 | Williams-Bayer Industries Inc. | Sleeve, sub-assembly, vehicular suspension assembly and methods for forming/assembling the same |
DE102016206220B4 (de) * | 2016-04-14 | 2023-04-20 | Ford Global Technologies, Llc | Hinterradaufhängung für Kraftfahrzeuge |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3133769A (en) * | 1961-04-13 | 1964-05-19 | Clevite Harris Products Inc | Permanently lubricated rubber bearing |
DE2643166A1 (de) * | 1975-11-03 | 1977-05-12 | United Technologies Corp | Elastomeres lager fuer hubschrauberrotor |
US4063787A (en) * | 1977-02-03 | 1977-12-20 | Thiokol Corporation | Cylindrical, flexible bearings |
-
1980
- 1980-07-23 JP JP1980103152U patent/JPS6136819Y2/ja not_active Expired
- 1980-10-23 US US06/200,023 patent/US4370005A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5727545U (ja) | 1982-02-13 |
US4370005A (en) | 1983-01-25 |
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