JPS6136786Y2 - - Google Patents

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JPS6136786Y2
JPS6136786Y2 JP19131280U JP19131280U JPS6136786Y2 JP S6136786 Y2 JPS6136786 Y2 JP S6136786Y2 JP 19131280 U JP19131280 U JP 19131280U JP 19131280 U JP19131280 U JP 19131280U JP S6136786 Y2 JPS6136786 Y2 JP S6136786Y2
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JP
Japan
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compressor
oil
compressors
pipe
crankcase
Prior art date
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Expired
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JP19131280U
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JPS57112084U (ja
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  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はマルチコンプレツサ型冷凍機、特に
冷凍機に付設した油分離器の返油回路に関する。
シヨーケースのように年間を通じて稼働する冷
蔵設備に用いる冷凍機として、冬期など冷凍負荷
の低減に伴つて冷凍機の容量制御を行い、かつ電
力節減を図るようにした頭記マルチコンプレツサ
型冷凍機が広く採用されている。かかる冷凍機は
第1図のように、複数台のコンプレツサ1,2の
吐出管および吸込管を互に並列接続し、コンデン
サ3、膨張弁4、およびエバポレータ5とともに
冷凍回路6を構成する。またコンプレツサ1と2
は均圧均油管7を介してクランクケース11,2
1の相互間を連通接続している。そして冷凍負荷
の高い期間中はコンプレツサ1と2を並列運転
し、冬期のように冷凍負荷が低減した場合に、2
台のコンプレツサのうち1台を停止して残る1台
に負荷を集中させて、いわゆる片肺運転により容
量制御を行う。
この場合に運転制御上、2台のコンプレツサ1
と2に予め運転優先順位を例えばコンプレツサ1
を上位、コンプレツサ2を下位に定めておき、運
転時には先にコンプレツサ1を運転開始し、冷媒
回路の低圧側圧力を検出量として該圧力が高い時
には次にコンプレツサ2を運転させる。またコン
プレツサ1と2を運転している状態から冷凍負荷
の低減に伴つて低圧側圧が降下すれば、まずコン
プレツサ2を先に停止して容量制御を行う。した
がつて容量制御を行つている運転状態では、運転
優先順位が下位のコンプレツサ2は停止したまま
となる。この結果、コンプレツサ2のクランクケ
ース21の温度は低下し、クランクケース内に落
ち込んだ冷媒が潤滑油内に多量に溶け込む。この
ような状況のもとで負荷の増加によりコンプレツ
サ2を再起動すると、始動の際にはクランク室内
の圧力が減ずるのでホーミングが生じ、油は冷媒
といつしよにピストンを経由して外部へもち去ら
れ、クランク室内の油量が極端に減少して油切れ
運転状態を引き起す。このためにコンプレツサは
焼付,ロツク等の不具合を発生するに至る恐れが
ある。
かかる問題の対策として、従来は一般にクラン
クケースヒータを設け、コンプレツサの停止時に
はヒータに通電してクランクケースを加熱し、冷
媒の多量な溶け込み防止を図つていた。しかしな
がら停止中にヒータ通電を行うことは容量制御に
よる節電効果を半減するのみならず、クランクケ
ースヒータそのものが高価であるし、更に加えて
ヒータに対しては断線、メグテスト等も行わねば
ならず、保守点検にも手間が掛かる難点がある。
本考案は上記の点にかんがみなされたものであ
り、その目的はクランクケースヒータを省略し、
通常の冷凍機に付設して用いる油分離器からの返
油を巧巧みに利用して、安価かつ確実に容量制御
時に停止しているコンプレツサのクランクケース
温度をほぼ運転時と同程度に維持し、冷媒の多量
な溶け込み防止を図つたマルチコンプレツサ型冷
凍機を提供することにある。
かかる目的は本考案により、冷凍機の高圧吐出
管に油分離器を介挿するとともに、該油分離器よ
り引出した返油管を容量制御の際に運転停止され
る側の運転優先順位が下位のコンプレツサへ返油
するように接続したことにより達成される。
以下本考案を図示実施例に基づき詳述する。
まず第2図の実施例において、冷凍回路6にお
けるコンプレツサ1,2の高圧側吐出管路には周
知の油分離器8が介挿され、かつ油分離器8から
引出した返油管9が容量制御の過程で運転が停止
される運転優先順位下位のコンプレツサ2のクラ
ンク室21に接続されている。したがつてコンプ
レツサ2を停止して片肺運転を行つている状態で
も、一方の運転中のコンプレツサ1を通じて吐出
される高温,高圧ガスより分離された高温の油が
点線矢印のように停止中のコンプレツサ2へ戻
り、クランクケース21を加温する。それ故にク
ランクケース21は低温とならず、運転中とほぼ
同様な温度を維持してクランクケース内の油に多
量の冷媒が溶け込むのを防止できる。しかも従来
のクランクケースヒータ方式に較べて極めて安価
に実施できる。なおコンプレツサ1と2との相互
間の均圧均油は均圧均油管7によつて維持され
る。
第3図は第2図と異なる実施例を示す。なお第
3図はコンプレツサユニツトを上方から見た平面
図として描いている。この実施例によれば、均圧
均油管7と運転優先順位が下位のコンプレツサ2
のクランクケース21とを接続する箇所に設置さ
れている均圧均油管止弁10にサービスポートを
設け、ここに油分離離器8から引出した返油管9
を接続したものである。したがつて常時は開放さ
れている弁10を介して返油管9とコンプレツサ
2のクランクケース21と均圧均油管7の三者が
相互に導通し合い、先の実施例と同様に高温の返
油が容量制御で停止されたコンプレツサ2のクラ
ンクケース21を加温するとともに、併せてコン
プレツサ1との間で均圧均油を行わせることがで
きる。
以上述べたように本考案によれば、油分離器の
返油管をマルチコンプレツサユニツトを構成する
複数台のコンプレツサのうち、容量制御の際に停
止される運転優先順位が下位のコンプレツサへ接
続して返油を行うことにより、クランクケースヒ
ータを用いることなしに停止中のコンプレツサの
クランクケース内温度の低下を防いで、冷媒の多
量を溶け込みの防止を図つたものであり、これに
より安価で信頼性の高いマルチコンプレツサ型冷
凍機を提供することができる。
なお図示実施例はコンプレツサが2台のものに
ついて述べたが、3台のコンプレツサで構成した
冷凍機にも適用実施できることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図はマルチコンプレツサ型冷凍機の冷媒回
路図、第2図および第3図はそれぞれ異なる本考
案実施例の構成回路図である。 1,2……コンプレツサ、7……均圧均油管、
8……油分離器、9……返油管。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 均圧均油管を介してクランク室の相互間を連
    通した複数台のコンプレツサの吐出管および吸
    込管を並列接続し、かつ各コンプレツサに運転
    優先順位を定め、冷凍負荷の低減に伴い一部の
    コンプレツサの運転を停止して容量制御を行う
    マルチコンプレツサ型冷凍機において、高圧吐
    出管路に油分離器を設けるとともに、該油分離
    器より引出した返油管を容量制御の際に運転停
    止される側の運転優先順位が下位のコンプレツ
    サへ返油するように接続したことを特徴とする
    マルチコンプレツサ型冷凍機。 2 実用新案登録請求の範囲第1項に記載の冷凍
    機において、返油管を運転優先順位下位のコン
    プレツサのクランクケースに接続したマルチコ
    ンプレツサ型冷凍機。 3 実用新案登録請求の範囲第1項に記載の冷凍
    機において、返油管を運転優先順位下位のコン
    プレツサと均圧均油管との接続部へサービスポ
    ートを設けけて接続したマルチコンプレツサ型
    冷凍機。
JP19131280U 1980-12-27 1980-12-27 Expired JPS6136786Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP19131280U JPS6136786Y2 (ja) 1980-12-27 1980-12-27

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JP19131280U JPS6136786Y2 (ja) 1980-12-27 1980-12-27

Publications (2)

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JPS57112084U JPS57112084U (ja) 1982-07-10
JPS6136786Y2 true JPS6136786Y2 (ja) 1986-10-24

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