JPH01210763A - マルチ冷凍機の給油系統 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は複数台の圧縮機を搭載したマルチ冷凍機に係り
、特に高圧側に潤滑油を保有し高低圧の差圧により給油
するスクリュー圧縮機に好適なマルチ冷凍機の給油系統
に関する。

（従来の技術〕 従来の装置は、特開昭６１−２００４８６号に記載のよ
りに複数台の圧縮機に対して油分離器と油ストレーナを
共有する構成となっていた。従って、共通の油分離器に
よって例えば圧縮機１台のみが停止し、その他が運転し
ている状態から残りの１台の圧縮機が起動する際に高い
吐出圧力の状態からの起動となり、起動不良の問題が残
されていた。また、共通の油ストレーナの詰まりにより
複数台の圧縮機全てが停止する不都合があった。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術は、複数台の圧縮機を搭載したマルチ冷凍
機において、各圧縮機の運転・停止制御時に例えば１台
のみ停止で残りの圧縮機は全て運転状態にあるときから
、最後の１台を起動する際には高い吐出圧力と低い吸入
圧力が与えられる為に、起動不良の問題がある点につい
て配慮がされておらず、そのときの運転状態により起動
不良の問題があった。

また、複数台の圧縮機に共通の油ストレーナを所有して
いるために、核油ストレーナが目詰りした場合は複数台
の圧縮機全てを停止させる不都合があった。

本発明の目的は複数台の圧縮機を搭載したスフ１、、二
ｆ、　−ｒ　ｔｖ　ｆ冷凍機。給油系統やおい１、前、
の起動不良等の不都合を排除し、安定した良好な給油状
態を実現する事にある。

〔課題を解決するための手段〕　− 上記目的は複数台の圧縮機を搭載したスクリュー式マル
チ冷凍機において各圧縮機に付属の油分離器を設置し、
かつ吐出ガスと分離した潤滑油の出口配管に逆上弁を設
ける事により達成される。

また、油ストレーナを各圧縮機に付属する事により、共
通の油ストレーナの場合の如く目詰りによる複数台の圧
縮機が全て停止する不都番は回避する事が出来る。

さらに、各圧縮機に付属の油ストレーナから圧縮機への
給油系統中に電磁弁を介する事により独立した給油系統
の制御を可能とした。

〔作用〕 例えば、１台の圧縮機が停止で残りの圧縮機全てが運転
状態にあるときに、前述の停止状態にある圧縮機が起動
する際には、該圧縮機の冷媒及び油系統において、該圧
縮機に付属の油分離器からの冷媒ガス出口側の逆止弁、
潤滑油出口側の逆止弁及び、該圧縮機に付属の油ストレ
ーナから圧縮機への給油系統中に設けられた電磁弁等の
作用により停止中の該圧縮機の冷媒及び油系統はバラン
ス圧力に保持されている為誤動作することなくスムース
な起動が可能となる。

また、各圧縮機に付属の油ストレーナを設置する事によ
り、共通の油ストレーナの如く目詰りにより複数台の圧
縮機が同時に全て停止する不都合は回避する事が出来る
。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図により説明する。

本図は２台のスクリュー圧縮機を搭載したスクリュー式
マルチ冷凍機の給油系統に適用した場合の一実施例で、
吸入ガスは吸入逆上弁１３より圧縮機１，２に導びかれ
所定の圧力まで圧縮後吐出される。次に、油分離器３．
４で潤滑油と分離された吐出ガスは吐出逆止弁１１を介
して凝縮器１２に導入されて凝縮し、準冷媒出口より低
圧側機器（図示せず）へ供給される。

一方、油分離器３．４で吐出ガスと分離された潤滑油は
給油逆止弁５、油タンク１０を介して油冷却器６に導入
され、所定の温度まで冷却された後、油ストレーナ７．
８及び電磁弁９を介して圧縮機１．２の各摺動部等へ給
油される。

本実施例による動作としては、例えば２台の圧縮機１．
２が運転状態から容量制御により圧縮機２が停止した場
合には、圧縮機２の電磁弁９が閉となり、また油分離器
４の吐出逆止弁と給油逆止弁５及び圧縮機２の吸入逆止
弁、１３の作用により、圧縮機２と油分離器４が運転状
態にある圧縮機１側と遮断されて成る一定のバランス圧
力ヲ保ツことになる。このことにより次に再び圧縮機２
が起動する場合には、起動が容易なバランス圧力か、ら
の起動とすることが可能となり、過度な圧力比からの起
動不良を回避する事が出来る。

また、油ストレーナについては圧縮機１に対してけ油ス
トレーナ７を、′圧縮機２に対しては油ストレーナ８を
それぞれ専用に設置しである事から、複数台の圧縮機に
対して共通の油ストレーナ１台を設置した第２図に示す
従来の実施例の如き油ストレーナの目詰りによる全ての
圧縮機が停止するといった不都合は回避する事が出来る
。

上記の如く、油分離器３．４の潤滑油出口側の給油逆止
弁５と各圧縮機に付属の油ストレーナ７．８から圧縮機
比２へ、、の給油系統中に設けた′１磁弁９の作用によ
り、複数台の圧縮機が任意に運転、停止制御されても、
停止された圧縮機及び油分離器を他の系統から完全に遮
断する事が可能となり、前述の再起動時の起動を容易に
するバランス圧力の保持、或いは従来例の如く共通の油
分離器から停止して！る圧縮機への冷媒寝込み等の不安
定要素を排除する事が可能となり、安定した確実なスク
リュー式マルチ冷凍機の給油系統を提供することができ
る。

〔発明の効果〕

本発明によれば、複数台の圧縮機を搭載したマルチ冷凍
機の給油系統を各圧縮機毎に給油逆止弁と電磁弁で独立
させる事が出来るたため、複数台の圧縮機の任意の圧縮
機が停止してもその圧縮機系統をバランス圧力に保持す
ることが可能となり、次の再始動を容易にする効果と、
また不必要に他の系統へ冷媒が寝込み移動する事を防止
する効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の２台の圧縮機を搭載した場
合のサイクル系統図、第２図は同じく２台の圧縮機を搭
載した場合の従来例を示すサイクル系統図である。 １・・・圧縮機　　２・・・圧縮＠　　３・・・油分離
器４・・・油分離器　　５・・・給油逆止弁　　６・・
・油冷却器　　７・・・油ストレーナ　　８・・・油ス
トレーナ９・・・電磁弁　　１０・・・油タンク　　１
１・・・吐出逆止弁　　１２・・・凝縮器　　１３・・
・吸入逆止弁。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、複数のスクリュー圧縮機とこの圧縮機に付属する内
   装式或いは外装式の油分離器と、共通の油冷却器、各圧
   縮機に付属する油ストレーナ及び凝縮器より成るスクリ
   ュー式マルチ冷凍機において、各圧縮機に付属の油分離
   器の濡滑油出口に逆止弁を設け、また各圧縮機に付属の
   油ストレーナ出口側の給油系統に電磁弁を設けたことを
   特徴とするマルチ冷凍機の給油系統。