JPS6136660Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は間仕切装置における上レールと支柱との
取付部構造の改良に関するもので、その要旨とす
る点は単位長さの上レール１…を連結する連結金
具２と支柱３の上端部に取付けられる固定金具４
とを用いて支柱３の上部と上レール１との連結を
簡単且つ確実に行えるようにした点にある。

以下添付図面にて本案を詳説すれば、上レール
１は、接合端面を開口して少なくとも接合端下面
に、両側に屈曲下縁５，５を残して開口溝を形成
した杆状からなり、連結金具２は、前記上レール
１の各接合端開口に内嵌し得る断面コ字形で、両
側板６，６が前記上レール１内側面に当接し、下
板７が該上レール１内下面に当接し、位置決めが
確実にできるとともに、下板７長さ方向両側端に
前記上レール１下面の開口溝と連通する位置に切
欠８を形成している。一方固定金具４は縦板９と
横板１０とによつてアングル型に形成され横板１
０には所定の間隔をおいて立片１１，１１を上記
連結金具２の切欠８，８内に嵌合可能となしてい
る。支柱３の上レール１への取付けは、両単位上
レール１，１の接合端に連結金具２を嵌合し、該
連結金具２に固定金具４をその立片１１，１１を
連結金具２の切欠８，８に嵌挿し、固定金具４の
孔１２を通じて連結金具２の下板７上面に予め設
けた固定ナツト１３にネジ１４を下側から螺合さ
せることによつて固定金具４と連結金具２を定着
して取付け、もつて連結金具２の下板７と固定金
具４の横板１０との間に両上レール１，１の屈曲
下縁５，５を挟持することにより両単位上レール
１，１を連結し、支柱３上端部の取付孔５を通じ
てネジ１６を固定金具４の縦板９の内側に固定し
たナツト１７に螺合することにより着脱可能に取
付けられるものである。

尚、支柱３の下端と下レール（図示せず）の連
結には、前記した支柱上端部の上レールへの連結
を容易にするために支柱の高さを調節できるよう
な連結構造を適用するもので例えば支柱下端と下
レールとの間にアジヤスター及びアジヤスターボ
ルトを設け該アジヤスターボルトを回転させるこ
とによつてアジヤスター及び支柱３を昇降調節と
なす等公知の構成を適用するものとする。又、支
柱３と間仕切パネル（図示せず）との関係は、間
仕切を表、裏２枚パネルによつて中空構造となし
た場合には支柱３を中空部内に位置させ支柱３に
表、裏のパネルを適宜の公知手段にて取付ける
か、若しくは各単位間仕切の接合部に支柱を位置
さてもよく、この場合各単位間仕切の幅と前記し
た単位上レール１の長さを一致させると支柱３の
取付け位置が自ずと決定され施工を容易にする。

以上のようになる本案の間仕切装置における上
レールと支柱との取付部構造は、上レール１，１
連結用の連結金具２と支柱３上端に取付けられる
固定金具４とをネジ１４にて締着するだけの簡単
な構成、操作によつて上レール１と支柱３の連結
を強固なものとすることができ、もつて耐震性及
び間仕切強度の向上に優れた効果があり、又支柱
と上レールの連結に際して連結金具２の下板７と
固定金具４の横板１０とによつて上レール１，１
の屈曲下縁５，５を挟持するので上レール１，１
の連結を一層確実にするとともに、連結金具の下
板長さ方向両端部に切欠を設け、固定金具に該切
欠に嵌合可能な立片を設けている為、連結金具と
固定金具を螺合締着した場合、前記切欠と前記立
片が嵌合して、該固定金具を取付けた支柱の水平
方向の回転を規制することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案の１実施例を示す要部の分解斜視
図、第２図は同じく連結状態を示す要部縦断面
図、第３図は第２図中のＸ−Ｘ断面図である。 １……上レール、２……連結金具、３……支
柱、４……固定金具、５……屈曲下縁、８……切
欠、１１……立片、１４……ネジ、１６……ネ
ジ。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 間仕切用支柱３と、 接合端面を開口して少なくとも接合端下面に、
   両側に屈曲下縁５を残して開口溝を形成した杆状
   の単位上レール１と、 該上レール１の各接合端開口に内嵌でき且つ開
   口溝よりも大なる巾を有する板体を有してなり、
   該板体下面が前記屈曲下縁５に当接するととも
   に、前記上レール１下面の開口溝と連通する位置
   に切欠８を設けた連結金具２と、 支柱３の上端部に取付け可能で、上面に前記連
   結金具２の切欠８に嵌入可能な立片１１を上向き
   に突設してなる固定金具４と、 連結金具２、固定金具４を貫通して締結するた
   めのネジ１４と、 よりなることを特徴とする間仕切装置における
   上レールと支柱との取付部構造。