JPS6136298Y2 - - Google Patents
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- JPS6136298Y2 JPS6136298Y2 JP8744083U JP8744083U JPS6136298Y2 JP S6136298 Y2 JPS6136298 Y2 JP S6136298Y2 JP 8744083 U JP8744083 U JP 8744083U JP 8744083 U JP8744083 U JP 8744083U JP S6136298 Y2 JPS6136298 Y2 JP S6136298Y2
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- JP
- Japan
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- load
- load cell
- gravity
- center
- foot
- Prior art date
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- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 17
- 210000002683 foot Anatomy 0.000 description 54
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 30
- 210000003371 toe Anatomy 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 230000037396 body weight Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000001131 transforming effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、ゴルフスイング解析装置に関し、特
に、左足の垂直荷重及び右足の垂直荷重を検出す
る機能を備えたものである。
に、左足の垂直荷重及び右足の垂直荷重を検出す
る機能を備えたものである。
従来、この種のゴルフスイング解析装置には、
第1図及び第2図に示すものがあつた。図におい
て、ゴルフアーの左足1及び右足2を略直角二等
辺三角形の全荷重測定台3で支持し、この全荷重
測定台3の三角形の各頂点に、荷重−電圧変換装
置であるロードセル4Aとロードセル4Bとロー
ドセル4Cとを設け、このロードセル4Aとロー
ドセル4Bとロードセル4Cとをバツフアー5を
介して演算回路6に接続し、この演算回路6をX
−Yレコーダー7に接続しバツフアー5と演算回
路6とX−Yレコーダー7とによつて、重心計測
記録部8を形成している。
第1図及び第2図に示すものがあつた。図におい
て、ゴルフアーの左足1及び右足2を略直角二等
辺三角形の全荷重測定台3で支持し、この全荷重
測定台3の三角形の各頂点に、荷重−電圧変換装
置であるロードセル4Aとロードセル4Bとロー
ドセル4Cとを設け、このロードセル4Aとロー
ドセル4Bとロードセル4Cとをバツフアー5を
介して演算回路6に接続し、この演算回路6をX
−Yレコーダー7に接続しバツフアー5と演算回
路6とX−Yレコーダー7とによつて、重心計測
記録部8を形成している。
第1図及び第2図において、ゴルフアーのスイ
ング時には、ロードセル4Aとロードセル4Bと
ロードセル4Cとに垂直荷重が加わり、この垂直
荷重の荷重量に比例した電圧が、ロードセル4A
とロードセル4Bとロードセル4Cとに発生す
る。この電圧は、バツフアー5によつて増幅され
てから演算回路6に入力され、計算が行なわれ
る。この計算に供される計算式を次に示す。
ング時には、ロードセル4Aとロードセル4Bと
ロードセル4Cとに垂直荷重が加わり、この垂直
荷重の荷重量に比例した電圧が、ロードセル4A
とロードセル4Bとロードセル4Cとに発生す
る。この電圧は、バツフアー5によつて増幅され
てから演算回路6に入力され、計算が行なわれ
る。この計算に供される計算式を次に示す。
第3図において、点Aはロードセル4Aを、点
Bはロードセル4Bを、点Cはロードセル4Cを
各々示し、全荷重測定台3は略直角二等辺三角形
であり、この略直角二等辺三角形の各頂点に各ロ
ードセルを設けているのであるから、三角形
ABCは、辺AC=辺BC、∠ACB=90゜の直角二
等辺三角形となる。辺ABの中点をX−Y平面上
の原点Oとし、点AがXの正領域にくるように辺
ABをX軸上に位置させ、点CがYの正領域とな
るように線分OCをY軸上に位置させる。ゴルフ
アーのスイング時には、点A,点B,点Cに加わ
る垂直荷重は時々刻々変化する。時刻tにおい
て、点Aにかかる垂直荷重をRA(t)、点Bにか
かる垂直荷重をRB(t)、点Cにかかる垂直荷重
をRC(t)とし、OA=OB=OC=LOとし、体
全体の重心Gの座標を(XG,YG)とすると、X
軸方向の力のモーメントの釣り合いより、 RA(t)・(LO−XG) =RB(t)・(LO+XG)+RC(t)・XG となる。この式をXGについて解くと、 XG=RA(t)−RB(t)/RA(t)+RB(
t)+RC(t)・LO……(1) が得られる。次に、Y軸方向の力のモーメント
の釣り合いより、 RC(t)・(LO−YG) ={RA(t)+RB(t)}・YG となる。この式をYGについて解くと、 YG=RC(t)/RA(t)+RB(t)+RC(
t)・LO……(2) が得られる。
Bはロードセル4Bを、点Cはロードセル4Cを
各々示し、全荷重測定台3は略直角二等辺三角形
であり、この略直角二等辺三角形の各頂点に各ロ
ードセルを設けているのであるから、三角形
ABCは、辺AC=辺BC、∠ACB=90゜の直角二
等辺三角形となる。辺ABの中点をX−Y平面上
の原点Oとし、点AがXの正領域にくるように辺
ABをX軸上に位置させ、点CがYの正領域とな
るように線分OCをY軸上に位置させる。ゴルフ
アーのスイング時には、点A,点B,点Cに加わ
る垂直荷重は時々刻々変化する。時刻tにおい
て、点Aにかかる垂直荷重をRA(t)、点Bにか
かる垂直荷重をRB(t)、点Cにかかる垂直荷重
をRC(t)とし、OA=OB=OC=LOとし、体
全体の重心Gの座標を(XG,YG)とすると、X
軸方向の力のモーメントの釣り合いより、 RA(t)・(LO−XG) =RB(t)・(LO+XG)+RC(t)・XG となる。この式をXGについて解くと、 XG=RA(t)−RB(t)/RA(t)+RB(
t)+RC(t)・LO……(1) が得られる。次に、Y軸方向の力のモーメント
の釣り合いより、 RC(t)・(LO−YG) ={RA(t)+RB(t)}・YG となる。この式をYGについて解くと、 YG=RC(t)/RA(t)+RB(t)+RC(
t)・LO……(2) が得られる。
この(1)式及び(2)式によつて、時刻tにおける重
心Gの座標(XG,YG)は計算され、この計算の
結果はX−Yレコーダーに順次入力され、重心の
軌跡として記録される。この重心の軌跡の記録に
よつてゴルフアーのスイングを分析するわけであ
るが、重心の軌跡の記録だけでは、ゴルフアーの
スイングを分析するには不十分であつた。
心Gの座標(XG,YG)は計算され、この計算の
結果はX−Yレコーダーに順次入力され、重心の
軌跡として記録される。この重心の軌跡の記録に
よつてゴルフアーのスイングを分析するわけであ
るが、重心の軌跡の記録だけでは、ゴルフアーの
スイングを分析するには不十分であつた。
本考案は、ゴルフアーのスイングを精密に解析
できるゴルフスイング解析装置を提供することを
目的とする。
できるゴルフスイング解析装置を提供することを
目的とする。
以下、図面に従い本考案の実施例を説明する。
第4図及び第5図は本考案の実施例であり、第
1図及び第2図と同一番号は同一構成であるの
で、改めて説明することは省略し、第1図及び第
2図と異なるもののみについて説明する。図にお
いて従来例と異なるところは、略直角二等辺三角
形の左足用測定台9に三角形の各頂点でロードセ
ル10Dとロードセル10Eとロードセル10F
とを設け、これらのロードセル10Dとロードセ
ル10Eとロードセル10Fとを全荷重測定台3
で支持すると共に、バツフアー11を介して演算
処理装置12に接続し、さらに、略直角二等辺三
角形の右足用測定台13に三角形の各頂点でロー
ドセル14Hとロードセル14Iとロードセル1
4Jとを設け、これらのロードセル14Hとロー
ドセル14Iとロードセル14Jとを全荷重測定
台3で支持すると共に、バツフアー11を介して
演算処理装置12に接続し、この演算処理装置1
2を表示装置15に接続し、バツフアー11と演
算処理装置12と表示装置15とによつて重心計
測表示部16を形成し、また、インパクトリセツ
ト信号入力端17をペンUP−DOWN制御部18
に接続し、このペンUP−DOWN制御部18をX
−Yレコーダー7に接続し、バツフアー5と演算
回路6とX−Yレコーダー7とペンUP−DOWN
制御部18とによつて、総合重心計測記録部19
を形成していることである。
1図及び第2図と同一番号は同一構成であるの
で、改めて説明することは省略し、第1図及び第
2図と異なるもののみについて説明する。図にお
いて従来例と異なるところは、略直角二等辺三角
形の左足用測定台9に三角形の各頂点でロードセ
ル10Dとロードセル10Eとロードセル10F
とを設け、これらのロードセル10Dとロードセ
ル10Eとロードセル10Fとを全荷重測定台3
で支持すると共に、バツフアー11を介して演算
処理装置12に接続し、さらに、略直角二等辺三
角形の右足用測定台13に三角形の各頂点でロー
ドセル14Hとロードセル14Iとロードセル1
4Jとを設け、これらのロードセル14Hとロー
ドセル14Iとロードセル14Jとを全荷重測定
台3で支持すると共に、バツフアー11を介して
演算処理装置12に接続し、この演算処理装置1
2を表示装置15に接続し、バツフアー11と演
算処理装置12と表示装置15とによつて重心計
測表示部16を形成し、また、インパクトリセツ
ト信号入力端17をペンUP−DOWN制御部18
に接続し、このペンUP−DOWN制御部18をX
−Yレコーダー7に接続し、バツフアー5と演算
回路6とX−Yレコーダー7とペンUP−DOWN
制御部18とによつて、総合重心計測記録部19
を形成していることである。
本実施例の作用を、先ず、重心計測表示部16
について説明する。いま、第4図及び第5図にお
いて、ゴルフアーのアドレス時に、ロードセル1
0Dとロードセル10Eとロードセル10F、並
びに、ロードセル14Hとロードセル14Iとロ
ードセル14Jに垂直荷重が加わり、これらの垂
直荷重の荷重量に比例した電圧が、ロードセル1
0Dとロードセル10Eとロードセル10F、並
びに、ロードセル14Hとロードセル14Iとロ
ードセル14Jとに発生する。この電圧はバツフ
アー11によつて増幅されてから演算処理装置1
2に入力され、計算が行なわれる。この計算に供
される計算式を次に求める。
について説明する。いま、第4図及び第5図にお
いて、ゴルフアーのアドレス時に、ロードセル1
0Dとロードセル10Eとロードセル10F、並
びに、ロードセル14Hとロードセル14Iとロ
ードセル14Jに垂直荷重が加わり、これらの垂
直荷重の荷重量に比例した電圧が、ロードセル1
0Dとロードセル10Eとロードセル10F、並
びに、ロードセル14Hとロードセル14Iとロ
ードセル14Jとに発生する。この電圧はバツフ
アー11によつて増幅されてから演算処理装置1
2に入力され、計算が行なわれる。この計算に供
される計算式を次に求める。
第6図で、点Dはロードセル10Dを、点Eは
ロードセル10Eを、点Fはロードセル10Fを
各々示し、左足用測定台9は略直角二等辺三角形
であり、この略直角二等辺三角形の各頂点に各ロ
ードセルを設けているのであるから、三角形
DEFは、辺ED=辺EF、∠DEF=90゜の直角二
等辺三角形となる。また、点Hはロードセル14
Hを、点Iはロードセル14Iを、点Jはロード
セル14Jを各々示し、右足用測定台13は略直
角二等辺三角形であり、この略直角二等辺三角形
の各頂点に各ロードセルを設けているのであるか
ら、三角形HIJは、辺IH=辺IJ、∠HIJ=90゜の
直角二等辺三角形となる。線分FJの中点をX−
Y平面上の原点Oとし、Xの正領域に点Fが存在
するように線分FJをX軸上に位置させ、Yの正
領域に点Dが存在するようにY軸の向きを定め
る。ゴルフアーのアドレス時に点Dにかかる垂直
荷重をRD、点Eにかかる垂直荷重をRE、点Fに
かかる垂直荷重をRF、点Hにかかる垂直荷重を
RH、点Iにかかる垂直荷重をRI、点Jにかかる
垂直荷重をRJとし、ED=EF=IH=IJ=Lと
し、OE=OI=lとする。
ロードセル10Eを、点Fはロードセル10Fを
各々示し、左足用測定台9は略直角二等辺三角形
であり、この略直角二等辺三角形の各頂点に各ロ
ードセルを設けているのであるから、三角形
DEFは、辺ED=辺EF、∠DEF=90゜の直角二
等辺三角形となる。また、点Hはロードセル14
Hを、点Iはロードセル14Iを、点Jはロード
セル14Jを各々示し、右足用測定台13は略直
角二等辺三角形であり、この略直角二等辺三角形
の各頂点に各ロードセルを設けているのであるか
ら、三角形HIJは、辺IH=辺IJ、∠HIJ=90゜の
直角二等辺三角形となる。線分FJの中点をX−
Y平面上の原点Oとし、Xの正領域に点Fが存在
するように線分FJをX軸上に位置させ、Yの正
領域に点Dが存在するようにY軸の向きを定め
る。ゴルフアーのアドレス時に点Dにかかる垂直
荷重をRD、点Eにかかる垂直荷重をRE、点Fに
かかる垂直荷重をRF、点Hにかかる垂直荷重を
RH、点Iにかかる垂直荷重をRI、点Jにかかる
垂直荷重をRJとし、ED=EF=IH=IJ=Lと
し、OE=OI=lとする。
先ず、アドレス時の左足及び右足への体重のか
け方を検出する計算式を導出する。左足用測定台
9に加わる垂直荷重をWD、右足用測定台13に
加わる垂直荷重をWHとすると、垂直方向の力が
釣り合いにより、 WD=RD+RE+RF ……(3) WH=RH+RI+RJ ……(4) が成り立つ。(3)式より左足用測定台9に加わる垂
直荷重WDが、(4)式より右足用測定台13に加わ
る垂直荷重WHが各々得られ、WDとWHとを比べ
ることにより、左足および右足への体重の加え方
が検出できる。
け方を検出する計算式を導出する。左足用測定台
9に加わる垂直荷重をWD、右足用測定台13に
加わる垂直荷重をWHとすると、垂直方向の力が
釣り合いにより、 WD=RD+RE+RF ……(3) WH=RH+RI+RJ ……(4) が成り立つ。(3)式より左足用測定台9に加わる垂
直荷重WDが、(4)式より右足用測定台13に加わ
る垂直荷重WHが各々得られ、WDとWHとを比べ
ることにより、左足および右足への体重の加え方
が検出できる。
第2に、アドレス時の左足及び右足のつま先、
かかと方向への体重の加え方を検出する計算式を
導出する。左足の重心Pの座標を(XP,YP)、
右足の重心Qの座標を(XQ,YQ)とすると、重
心まわりのY軸方向の力のモーメントの釣り合い
により、 RD(L−YP)=(RE+RF)・YP RH(L−YQ)=(RI+RJ)・YQ となる。この式をYP、YQについて解くと、 YP=RD/WD・L ……(5) YQ=RH/WH・L ……(6) が得られる。(5)式でLは定数であり、WDをほぼ
一定と考えると、YPとRDとは、ほぼ比例関係に
あり、荷重がかかと方向へ加わつている時にRD
が大きく、左足の重心PのY座標YPは大とな
り、荷重がつま先方向へ加わつている時はYPは
小となる。(6)式より右足についても同様で、荷重
がかかと方向へ加わつている時はYQは大とな
り、荷重がつま先方向へかかつている時はYQは
小となる。このように、左足の重心PのY座標Y
Pによつて、アドレス時の左足のつま先、かかと
方向への体重の加え方が分かり、また、右足の重
心QのY座標によつて、アドレス時の右足のつま
先、かかと方向への体重の加え方が検出できる。
かかと方向への体重の加え方を検出する計算式を
導出する。左足の重心Pの座標を(XP,YP)、
右足の重心Qの座標を(XQ,YQ)とすると、重
心まわりのY軸方向の力のモーメントの釣り合い
により、 RD(L−YP)=(RE+RF)・YP RH(L−YQ)=(RI+RJ)・YQ となる。この式をYP、YQについて解くと、 YP=RD/WD・L ……(5) YQ=RH/WH・L ……(6) が得られる。(5)式でLは定数であり、WDをほぼ
一定と考えると、YPとRDとは、ほぼ比例関係に
あり、荷重がかかと方向へ加わつている時にRD
が大きく、左足の重心PのY座標YPは大とな
り、荷重がつま先方向へ加わつている時はYPは
小となる。(6)式より右足についても同様で、荷重
がかかと方向へ加わつている時はYQは大とな
り、荷重がつま先方向へかかつている時はYQは
小となる。このように、左足の重心PのY座標Y
Pによつて、アドレス時の左足のつま先、かかと
方向への体重の加え方が分かり、また、右足の重
心QのY座標によつて、アドレス時の右足のつま
先、かかと方向への体重の加え方が検出できる。
第3に、アドレス時の左足と右足との距離が検
出できる計算式を導出する。まず、左足の重心P
のX座標XP及び右足の重心QのX座標XQを求め
る。重心P及び重心QのまわりのX軸方向の力の
モーメントの釣り合いにより、 RF(L+l−XP)=(RD+RE)・(XP−l) R(L+l−|XQ|)=(RH+RI)・(XQ−l) となる。この式をXP、XQについて解くと、 XP=l+RF/WD・L ……(7) |XQ|=l+RJ/WH・L ……(8) となる。右足の重心QはXの負の領域にあるので
XQ<Oであるから、 XQ=−(l+RJ/WH・L) ……(9) となる。(5)式、(6)式、(7)式、(9)式より、左足の重
心P(XP、XP)、右足の重心Q(XQ、YQ)
は、 P(XP、YP)=P(l+RF/WD・L、RD/WD
・L)… …(10) Q(XQ、YQ) =Q(−(l+RJ/WH・L)、RH/WH・L
)……(11) となる。(10)式、(11)式より、左足と右足との距離
PQは、 として得られる。この(12)式より、アドレス時に左
足と右足との距離が検出できる。
出できる計算式を導出する。まず、左足の重心P
のX座標XP及び右足の重心QのX座標XQを求め
る。重心P及び重心QのまわりのX軸方向の力の
モーメントの釣り合いにより、 RF(L+l−XP)=(RD+RE)・(XP−l) R(L+l−|XQ|)=(RH+RI)・(XQ−l) となる。この式をXP、XQについて解くと、 XP=l+RF/WD・L ……(7) |XQ|=l+RJ/WH・L ……(8) となる。右足の重心QはXの負の領域にあるので
XQ<Oであるから、 XQ=−(l+RJ/WH・L) ……(9) となる。(5)式、(6)式、(7)式、(9)式より、左足の重
心P(XP、XP)、右足の重心Q(XQ、YQ)
は、 P(XP、YP)=P(l+RF/WD・L、RD/WD
・L)… …(10) Q(XQ、YQ) =Q(−(l+RJ/WH・L)、RH/WH・L
)……(11) となる。(10)式、(11)式より、左足と右足との距離
PQは、 として得られる。この(12)式より、アドレス時に左
足と右足との距離が検出できる。
第4に、アドレス時の左足と右足とを結ぶ直線
とゴルフボールとの距離が検出でできる計算式を
導出する。線分PQを含む直線gの方程式は、 Y−YP=YQ−YP/XQ−XP・(X−XP) となる。これを変形して、 (YQ−YP)・X+(XP−XQ) ・Y+XQ・YP−XP・YQ=O ……(13) となる。ゴルフボールが点Z(XZ、YZ)にお
かれるとすると、左足と右足とを結ぶ直線gとボ
ールとの距離dは、 となる。(14)式より、アドレス時に左足と右足
とを結ぶ直線とゴルフボールとの距離が分かる。
とゴルフボールとの距離が検出でできる計算式を
導出する。線分PQを含む直線gの方程式は、 Y−YP=YQ−YP/XQ−XP・(X−XP) となる。これを変形して、 (YQ−YP)・X+(XP−XQ) ・Y+XQ・YP−XP・YQ=O ……(13) となる。ゴルフボールが点Z(XZ、YZ)にお
かれるとすると、左足と右足とを結ぶ直線gとボ
ールとの距離dは、 となる。(14)式より、アドレス時に左足と右足
とを結ぶ直線とゴルフボールとの距離が分かる。
第5に、アドレス時のスタンスがオープンスタ
ンスかクローズスタンスかの区別と、このスタン
スの角度が検出できる計算式を導出する。ゴルフ
アーのスタンスの角度を、線分PQがX軸となす
角αとすると、 α=tan-1YP−YQ/XP−XQ ……(15) となる。ここで、α>Oの時がオープンスタン
ス、α=Oの時がスクウエアスタンス、α<0の
時がクローズスタンスである。この(15)式よ
り、アドレス時にスタンスがオープンスタンス
か、あるいはクローズスタンスかの区別と、この
スタンスの角度が検出できる。
ンスかクローズスタンスかの区別と、このスタン
スの角度が検出できる計算式を導出する。ゴルフ
アーのスタンスの角度を、線分PQがX軸となす
角αとすると、 α=tan-1YP−YQ/XP−XQ ……(15) となる。ここで、α>Oの時がオープンスタン
ス、α=Oの時がスクウエアスタンス、α<0の
時がクローズスタンスである。この(15)式よ
り、アドレス時にスタンスがオープンスタンス
か、あるいはクローズスタンスかの区別と、この
スタンスの角度が検出できる。
以上で示した計算式によつて、演算処理装置1
2で計算が行われ、その計算結果が表示装置15
に表示される。
2で計算が行われ、その計算結果が表示装置15
に表示される。
次に、総合重心計測記録部19の作用について
説明する。総合重心計測記録部19は、ペンUP
−DOWN制御部18と重心計測記録部8とによ
り形成されるが、重心計測記録部8の作用につい
ては従来例で説明してあるので、改めて説明する
ことは省略し、ペンUP−DOWN制御部18の作
用についてのみ説明する。従来例では、X−Yレ
コーダー7は、ゴルフアーのスイング時の重心の
軌跡を、アドレス時からインパクトを経てフオロ
ースルーに至るまで、連続して記録するものであ
つた。この記録によつてはインパクト時の重心の
位置を知ることができなかつた。本実施例では、
インパクト時には、インパクトリセツト信号入力
端17より、インパクトリセツト信号がペンUP
−DOWN制御部18に入力され、X−Yレコー
ダー7のペンが上昇し、チヤート紙より離れ、イ
ンパクトが終わるとペンが下降し、再びチヤート
紙に接する。したがつて、重心の軌跡は途中に断
線部分を持ち、この断線部分がインパクト時の重
心位置を示す。
説明する。総合重心計測記録部19は、ペンUP
−DOWN制御部18と重心計測記録部8とによ
り形成されるが、重心計測記録部8の作用につい
ては従来例で説明してあるので、改めて説明する
ことは省略し、ペンUP−DOWN制御部18の作
用についてのみ説明する。従来例では、X−Yレ
コーダー7は、ゴルフアーのスイング時の重心の
軌跡を、アドレス時からインパクトを経てフオロ
ースルーに至るまで、連続して記録するものであ
つた。この記録によつてはインパクト時の重心の
位置を知ることができなかつた。本実施例では、
インパクト時には、インパクトリセツト信号入力
端17より、インパクトリセツト信号がペンUP
−DOWN制御部18に入力され、X−Yレコー
ダー7のペンが上昇し、チヤート紙より離れ、イ
ンパクトが終わるとペンが下降し、再びチヤート
紙に接する。したがつて、重心の軌跡は途中に断
線部分を持ち、この断線部分がインパクト時の重
心位置を示す。
本考案は、以上詳述したように、特に、被測定
者の全荷重を測定する全荷重測定台に複数のロー
ドセルを設け、これらのロードセルをバツフアー
を介して演算回路へ接続し、この演算回路をX−
Yレコーダーへ接続してなるゴルフスイング解析
装置において、左足用荷重測定台及び右足用荷重
測定台の各々に複数のロードセルを設け、これら
の各々のロードセルを介して、全荷重測定台に左
足用測定台と右足用測定台とを載置すると共に、
これらの各々のロードセルをバツフアーを介して
演算処理装置へ接続し、この演算処理装置を表示
装置へ接続することを特徴とし、第1に、アドレ
ス時の左足及び右足への体重の加え方が検出で
き、第2に、アドレス時の左足及び右足のつま
先、かかと方向への体重の加え方が検出でき、第
3に、アドレス時の左足と右足との距離が検出で
き、第4に、アドレス時の左足と右足とを結ぶ直
線とゴルフボールとの距離が検出でき、第5に、
アドレス時のスタンスがオープンスタンスがクロ
ーズスタンスかの区別と、このスタンスの角度が
検出できる、すなわちゴルフアーのスイングを精
密に解析できるゴルフスイング解析装置である。
者の全荷重を測定する全荷重測定台に複数のロー
ドセルを設け、これらのロードセルをバツフアー
を介して演算回路へ接続し、この演算回路をX−
Yレコーダーへ接続してなるゴルフスイング解析
装置において、左足用荷重測定台及び右足用荷重
測定台の各々に複数のロードセルを設け、これら
の各々のロードセルを介して、全荷重測定台に左
足用測定台と右足用測定台とを載置すると共に、
これらの各々のロードセルをバツフアーを介して
演算処理装置へ接続し、この演算処理装置を表示
装置へ接続することを特徴とし、第1に、アドレ
ス時の左足及び右足への体重の加え方が検出で
き、第2に、アドレス時の左足及び右足のつま
先、かかと方向への体重の加え方が検出でき、第
3に、アドレス時の左足と右足との距離が検出で
き、第4に、アドレス時の左足と右足とを結ぶ直
線とゴルフボールとの距離が検出でき、第5に、
アドレス時のスタンスがオープンスタンスがクロ
ーズスタンスかの区別と、このスタンスの角度が
検出できる、すなわちゴルフアーのスイングを精
密に解析できるゴルフスイング解析装置である。
第1図は従来例の正面図、第2図は従来例のブ
ロツク図、第3図は従来例の荷重の作用図、第4
図は本実施例の正面図、第5図は本実施例のブロ
ツク図、第6図は本実施例の荷重の作用図を示
す。 3……全荷重測定台、4A,4B,4C……ロ
ードセル、5……バツフアー、6……演算回路、
7……X−Yレコーダー、9……左足用測定台、
10D,10E,10F……ロードセル、11…
…バツフアー、12……演算処理装置、13……
右足用測定台、14H,14I,14J……ロー
ドセル、15……表示装置。
ロツク図、第3図は従来例の荷重の作用図、第4
図は本実施例の正面図、第5図は本実施例のブロ
ツク図、第6図は本実施例の荷重の作用図を示
す。 3……全荷重測定台、4A,4B,4C……ロ
ードセル、5……バツフアー、6……演算回路、
7……X−Yレコーダー、9……左足用測定台、
10D,10E,10F……ロードセル、11…
…バツフアー、12……演算処理装置、13……
右足用測定台、14H,14I,14J……ロー
ドセル、15……表示装置。
Claims (1)
- 被測定者の全荷重を測定する全荷重測定台に複
数のロードセルを設け、これらのロードセルをバ
ツフアーを介して演算回路へ接続し、この演算回
路をX−Yレコーダーへ接続してなるゴルフスイ
ング解析装置において、左足用荷重測定台及び右
足用荷重測定台の各々に複数のロードセルを設
け、これらの各々ロードセルを介して、前記全荷
重測定台に左足用測定台と右足用測定台とを載置
すると共に、これらの各々のロードセルをバツフ
アーを介して演算処理装置へ接続し、この演算処
理装置を表示装置へ接続することを特徴とするゴ
ルフスイング解析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8744083U JPS602573U (ja) | 1983-06-08 | 1983-06-08 | ゴルフスイング解析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8744083U JPS602573U (ja) | 1983-06-08 | 1983-06-08 | ゴルフスイング解析装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS602573U JPS602573U (ja) | 1985-01-10 |
JPS6136298Y2 true JPS6136298Y2 (ja) | 1986-10-21 |
Family
ID=30217352
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8744083U Granted JPS602573U (ja) | 1983-06-08 | 1983-06-08 | ゴルフスイング解析装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS602573U (ja) |
-
1983
- 1983-06-08 JP JP8744083U patent/JPS602573U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS602573U (ja) | 1985-01-10 |
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