JPS6136029A

JPS6136029A - 車輌用シ−ト

Info

Publication number: JPS6136029A
Application number: JP15979984A
Authority: JP
Inventors: Eiji Masutani; 英二増谷
Original assignee: Tokyo Seat Co Ltd
Current assignee: TS Tech Co Ltd
Priority date: 1984-07-30
Filing date: 1984-07-30
Publication date: 1986-02-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は車輌用シートに係るものである。

（従来技術）従来の車輌用シートは、前後方向の加速度大のときに対
して辻転渚の身体を支持するサポート性と、長時間シー
トに座ったときに疲れないという居住性、或は車輌の操
作性を共に向上させることは困難であるとされていた。

即ち、第１０図の従来のシートは、シートクンジョンａ
の後方にシートバックｂを設け、シートクッションａの
略中夫に凹部Ｃを形成し、凹部Ｃとシートバックｂで身
体の上半身と腰部をサボートシていた。しかして、前後
方向の加速度に対しては、前記凹部Ｃの前側の大腿部が
当接する大腿支持部ｄを凹部Ｃに対して盛り上げて形成
し、サポート性を向上させるためには、この大腿支持部
ｄを高い形状にしたり、また、固くしていた。

（発明が解決しようとする問題点）゛　しかしながら、前記のように大腿支持部ｄを極端に
高−＜、あるいは固くしてしまうと、ブレーキやクラッ
チペダル等を踏み込む操作に支障を来たし、また、大腿
部の血行が悪くなり、疲労のもとになって、操作性、居
住性が悪くなった。

（問題を解決するための手段）本発明は、前記問題を解決し、前後方向の加速度に対し
、運転状態に応じて素早く大腿支持部ｄの高さ、固さく
反発力）を変化させて、サポート性の向上を図るととも
に、操作性及び居住性の向上を図ったもので、座席用の
シートフレーム８の上部にスプリング９を左右方向に設
け、該スプリング９の上方にクッション材１０を設け、
該クッション材１０の外周を表皮部材１１により被覆し
たものにおいて、前記スプリング９の下側に空気を封入
したエアバック１２を設け、該エアバック１２には前後
方向の加速゛度大のとき自動的に閉塞する加速度検知バ
ルブ１４を接続した車輌用シートの構成を要旨とするも
のである：本発明の一実施例を図により説明すると、第９図で１は
車輌用のシート、２はシートバックである。シートバッ
ク２の上部にはへラドレス、ト３を取付ける。４はシー
トクッションであるシー）・クッション４は、その後部
の略中央部に着座した人の臀部を支持する臀部支持部５
を設ける。臀部支持部５は四角形状の凹みにより形成し
、臀部支持部５の前側には大腿部を支持する大腿支持部
６を設ける。大腿支持部６は臀゛部支持部５より前側に
至るに従い高くなるように傾斜して形成する。７は臀部
支持部５、大腿支持部６の左右両側に設けた膨山部であ
り、左右方向の加速度に対し、身体をホールドするもの
である。

シートクッション４の゛内部構造は、第２図、第３図に
示すように、矩形の箱型形状に形成したフレーム８の上
部にいわゆるスプリング９を左右方向に設け、スプリン
グ９の上部にクッション材１０を載置して、該クッショ
ン材１ｏの表面に表皮部材１１を被覆する。

しかして、大腿支持部６の下方のスプリング９の下方の
フレーム８内には、エアバック１２を設ける。エアバッ
ク１２は側方からみると略７三角形（第１図）または四
角形状に形成し、大腿支持部６の左右方向の幅と同じか
やや広く形成し、内部に空気を封入して形成する。エア
パンク１２の側部には通気パイプ１３の先端を接続し、
通気パイプ１３の基部はフレーム８内のエアバック１２
の側部に設けた加速度検知バルブ１４に接続する。加速
度検知バルブ１４は箱型形状に形成し、底面１５は中央
部が低く、両側が高くなるように緩く傾斜して形成し、
後壁１６に前記通気パイプ１３の基部を接続し、前壁１
７には前方に突出する吸気兼排気／＜イブ１８の基部を
接続する。通気パイプ１３と吸気兼排気パイプ１８を接
続した後壁１６と前壁１７の部分には、それぞれ加速度
検知バルブ１４の吸排気口２０．２１を形成する。即ち
、第４図、第６図に示すように斜め上方よりエアバック
１２を押圧したとき、エアバック１２内の空気は加速度
検知バルブ１４の後方の吸排気口２０から流入し、前方
の吸排気口２１に排気されるようにして、加速度の加わ
る方向と反対方向に空気が検知バルブ１４内を流れるよ
うにする。

加速度検知バルブ１４内にはボール２２を入れる。ボー
ル２２は加速度検知バルブ１４の吸排気口２０．２１の
それぞれの径より大きく形成し、加速度検知バルブ１４
内を自由に転がって吸排気口２０．２１を開けたり塞い
だりする。加速度検知バルブ１４は、シート１に着座し
た人が前後方向の加速度によりクッション材ｌＯの下方
にあるエアバック１２を押圧したとき、エアバック１２
内の空気が通気パイプ１３から吸気兼排気パイプ１８へ
流れるのを検知して、加速度検知バルブ１４を開閉する
ものである。ボール２２は、その場所に留まろうとする
力ｇより加速度りのほうが大きいとき転がり、力ｇより
加速度りのほうが小さいときは転がらないから、加速度
検知バルブ１４の底面１５の傾斜を変えることにより、
検知バルブ１４の作動するときを調節しておく。

しかして、エアバック１２の上部には引上体２３を設け
る。引上体２３は、押圧されるとエアバック１２内の空
気は減少するから、押圧が解除されたときにスプリング
９の反発力を利用して、エアノヘツク１２の上面を持ち
上げエアバック１２内に空気を送り込むためのものであ
る６引上体２３は帯状に形成し、エアバック１２の上面
と引上体２３の下面との間にスプリング９を挟んでエア
バック１２の前後方向に両端部を固着する。

（作用）次に作用を述べる。

シート１のシートクッション４に着座して、車輌をゆっ
くり走行させているときは、身体に急激な加速度が加わ
らないから、大腿支持部６の下方にあるエアバック１２
はクラッチ等のペダルの踏み込み操作等により押圧され
るとゆっくり内部の空気を排出する。排出された空気は
通気パイプ１３の吸排気口２０がら加速度検知バルブ１
４内にゆっくり流入するから、吸排気口２１．吸気兼排
気パイプ１８により排気される。

しかして、大腿支持部６の部分が抑圧が解除されると、
スプリング９はエアバック１２の上面と引上体２３の下
面との間に挟まれているから、スプリング９は反発力に
よって上動し引上体２３を上方に持ち上げ、エアバック
１２の上面を引っ張り上げる。従って、エアバック１２
は、吸気兼排気パイプ１８、加速度検知バルブ１４、通
気パイプ１３を介してエアバック１２内に空気を吸引す
る。従って、通常の走行時には、大１１ｉ１支持部６の
部分は適宜上下動するから、操作性・居住性が向上する
。

しかして、急発進・急停車・悪路走行などにより急激な
加速度が大腿支持部６の部分に掛ってスプリング９がエ
アバック１２を強く押圧すると、エアバック１２内の大
量の空気が一度に通気パイプ１３．吸排気口２０を通っ
て加速度検知バルブ１４内に流入しようとするが、この
空気の流れによりポール２２は吸排気口２１に対し強く
押圧されて、吸排気口２１を塞ぐから、エアバック１２
内の空気は流出しない。従って、エアバック１２はスプ
リング９．クッション拐ｌＯを持ち上げるよう６に作用
して、身体をサポートする。特に、前後方向の加速度に
対しては、加速度検知バルブ１４内のポール２２が慣性
により吸排気口２１側に底面１５を転がり、同時に吸排
気口２０から吸排気口２１に流れ出ようとする空気によ
りポール２２は吸排気口２１を確実に塞ぐから、エアバ
ック１２内の空気は排出されずに確実に身体をサポート
する。

（効果）従来の車輌用シートは、前後方向の加速度大のときに対
して運転者の身体を支持するサポート性と、長時間シー
トに座ったときに疲れないという居住性、或は車輌の操
作性を共に向上させることは困難であるとされていた。

しかるに、本発明は、座席用のシートフレーム８の上部
にスプリング９を左右方向に設け、該スプリング９の上
方にクッション材１０を設け、該クッション材１０の外
周を表皮部材１１により被覆したものにおいて、前記ス
プリング９の下側に空気を封入したエアバック１２を設
け、該エアバック１２には前後方向の加速度大のとき自
動的に閉塞する加速度検知バルブ１４を接続した車輌用
シートの構成を要旨としたから、４１前後方向の加速度に対して、運転状態に応じて身体
をサポートするからサポート性の向上とともに操作性、
居住性も向上する。

口、スプリング９とエアバック１２により上下方向の衝
撃に対処するから乗り心地が良くなり、居住性が向上す
る。

という効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は要部の透視図、第２図シートクッションの縦断
側面図、第３図は要部斜視図、第４図、第５図は作用状
態図、第６図、第７図は加速度検知バルブの作用状態図
、第８図はポールの作用状態図、第９図はシートの全体
斜視図、第１０図は公知側図である。符号の説明 ■・・・シート、２・・・シートバック、３・・・ヘッ
ドレスト、４・・・シートクッション、５・・・臀部支
持部、６・・・大腿支持部、７・・・膨出部、８・・・
フレーム、９・・・スプリング、１０・・・クッション
材、１１・・・表皮部材、１２・・・エアバック、１３
・・・通気パイプ、１４・・・加速度検知バルブ、１５
・・・底面、１６・・・後壁、１７・・・前壁、１８・
・・吸気兼排気パイ゛ブ、２０・・・吸排気口、２１・
・・吸排気口、２２・・・ポール、２３・・・引上体。

Claims

【特許請求の範囲】

座席用のシートフレーム８の上部にスプリング９を左右
方向に設け、該スプリング９の上方にクッション材１０
を設け、該クッション材１０の外周を表皮部材１１によ
り被覆したものにおいて、前記スプリング９の下側に空
気を封入したエアバック１２を設け、該エアバック１２
には前後方向の加速度大のとき自動的に閉塞する加速度
検知バルブ１４を接続した車輌用シート。