JPS6136005Y2 - - Google Patents

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JPS6136005Y2
JPS6136005Y2 JP13633480U JP13633480U JPS6136005Y2 JP S6136005 Y2 JPS6136005 Y2 JP S6136005Y2 JP 13633480 U JP13633480 U JP 13633480U JP 13633480 U JP13633480 U JP 13633480U JP S6136005 Y2 JPS6136005 Y2 JP S6136005Y2
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JP
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water
conductor
soluble
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rust preventive
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は応力腐食断線の防止処理を施した架空
絶縁電線に関する。
近年、硬銅より線を導体とする架空絶縁電線
に、異常断線事故が多発している。
この原因は、大気中の腐食性ガスを含んだ雨水
が、導体の接続部や端末部等から、電線被覆内部
に侵入して、導体を腐食して酸化物が発生し、こ
こに何らかの応力が加わることによつて孔食へ発
達し、やがて断線に至るものと言われている。応
力腐食による断線防止対策のために、最近ではよ
り合わせ導体の間隙に防錆剤を混合したジエリー
状の防水コンパウンドを充填する、所謂水密形の
絶縁電線が発表されているが、これは導体と雨水
との接触を断つ目的をある程度果し得ても、混合
した防錆剤が、雨水や防水コンパウンド中からほ
とんど溶出しないために十分にその効果を発揮す
ることが出来ない。さらに端末処理作業におい
て、導体上に付着した多量のジエリー状コンパウ
ンドが作業に支障をきたす難点も有している。
本考案は、かかる点に着目して成されたもの
で、より導体と絶縁体又はセパレータとの間隙お
よび該導体の素線間隙に、水溶性の防錆剤と接着
剤とを割浸した繊維体を設けることにより、端末
処理作業の困難性を解消するとともに、応力腐食
断線に対して有効な対策線を提供しようとするも
のである。
以下、本考案を一実施例の図面に基づいて説明
する。図において、1は硬銅線7本より丸形導体
であるが、円形圧縮導体であつても良い。2は水
溶性防錆剤と水溶性接着剤とを含浸した繊維体で
ある。
該繊維体は、少なくとも水溶性防錆剤濃度が
0.2重量%以上、水溶性接着剤濃度が3.0重量%以
上になるように調整され水あるいはアルコール等
の溶液中へ浸漬後、乾燥して形成したものであ
る。
繊維体2は、1の導体をより合わせる際、より
導体の各間隙部に対して50〜100%の充填率にな
るように、より込まれる。
さらに繊維体2に含浸させる水溶性防錆剤は、
ベンゾトリアゾール、モノエタノールアミン塩や
ベンゾトリアゾール・ジエチルアミン塩、ベンゾ
トリアゾール・シクロヘキシルアミン塩、ベンゾ
トリアゾール・モルホリン塩、ゾンゾトリアゾー
ル、イソプロピルアミン塩、ベンゾトリアゾー
ル・ジイソプロピルアミン塩、メチルベンゾトリ
アゾール、シクロヘキシルアミン塩等があげられ
る。
同じく含浸させる水溶性接着剤は、ポリビニル
アルコール、ポリエチレンオキサイド、ゼラチ
ン、ニカワ、メチルセルロース、エチルセルロー
ス、デキストリン等があげられる。
又、繊維体は、より線間隙部に充填されること
から、その形状は糸あるいはひも状であることが
望ましい。その材質は化学繊維であつても天然繊
維であつても良い。
第1図において繊維体2をより込んだ導体1上
にセパレータ3が施されているが、これに特願昭
54−138939(特開昭56−63707)の如き防錆処理
をその表面に施したセパレータを用いると、本考
案の効果は一層向上する。このセパレータ3の外
周にはさらに架橋ポリエチレン絶縁層4が押出被
覆されている。一方、第2図は、繊維体2をより
込んだ導体1の外周に直接、塩化ビニル絶縁層
4′が押出被覆された本考案のもう一つの実施例
である。
上述したように本考案においては、前記水溶性
接着剤が繊維体を介してより線間隙部分に充填さ
れているので、該接着剤が導体内部へ侵入する腐
食性ガスを含んだ有害な雨水を吸収するととも
に、自ら膨潤し、あるいは粘性液体と化し、間隙
部を封じて雨水の侵入を抑制する。
さらに繊維体2においては、水溶性防錆剤を接
着剤で必要量固定しているために、有害な雨水が
侵入しても、水溶性防錆剤が溶出し、瞬時に導体
と反応してその表面に防食皮膜を形成するので、
導体の酸化を防止して応力腐食割れを生ずること
がない。
本考案は、端末処理作業においてもかかる構成
のために、従来のジエリー状防水コンパウンドを
用いた水密形絶縁電線に比較して、容易にその作
業をおこなうことができる利点を有しているので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案の架空絶縁電線のそれ
ぞれ異なる実施例を示す横断面図である。 1……導体素線、2……水溶性防錆剤と水溶性
接着剤と含浸した繊維体、3……セパレータ、4
……絶縁体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 硬銅線のより導体と絶縁体又はセパレータとの
    間隙および該導体の素線間隙に、水溶性防錆剤と
    水溶性接着剤とを含浸した繊維体を設けたことを
    特徴とする架空絶縁電線。
JP13633480U 1980-09-24 1980-09-24 Expired JPS6136005Y2 (ja)

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JP13633480U JPS6136005Y2 (ja) 1980-09-24 1980-09-24

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JPS5758224U JPS5758224U (ja) 1982-04-06
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