JPS6135359Y2 - - Google Patents

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JPS6135359Y2
JPS6135359Y2 JP1983014357U JP1435783U JPS6135359Y2 JP S6135359 Y2 JPS6135359 Y2 JP S6135359Y2 JP 1983014357 U JP1983014357 U JP 1983014357U JP 1435783 U JP1435783 U JP 1435783U JP S6135359 Y2 JPS6135359 Y2 JP S6135359Y2
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JP
Japan
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piston
large diameter
diameter portion
bolster
slide
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JP1983014357U
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JPS59124697U (ja
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  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はプレス機械の振動防止装置に関わり、
更に詳細にプレス機械のいわゆるブレーキスルー
防止装置に関するものである。
上記したブレーキスルーとは、例えば第1,
2,4図に示したようなC形フレームのメカニカ
ルプレス1などで板材を打抜くような場合に、プ
レスの可動工具である上型3(パンチ)が固定工
具である下型5(ダイ)との間に板材を挾んで押
圧する力の作用点が上部フレームを支承するサイ
ドフレーム7とずれて片持ち状態になつているた
めに、矢印9,11に示したようにC形の開口部
が広がるように歪む現象が発生する。
この歪みは板材が剪断された時にサイドフレー
ム7の弾性復元作用でもとの状態にもどろうと
し、次に行き過ぎて上記した開口部がむしろ狭く
なるようにまで進み以後は減衰振動的に第3図に
示した元の状態に復帰する。
上記ではサイドフレーム7だけが歪むように記
載したが、実際はパンチ3を支えるパンチプレー
ト13スライド15や図示省略したコネクテイン
グロツド、クランクシヤフト、ベアリングなどが
すべて強い応力を受け、ダイ5の方はダイプレー
ト17、ボルスター19などが応力を受けるので
ある。
これらによる各部の歪みが板材の剪断時に瞬間
的に開放されるから、プレスの歪み部分全体から
大きな音響が発生し、開口部が狭まつてパンチ3
とダイ5との軸心が一致しないままでダイ5の内
壁にパンチ3が傾斜して衝突するために型が破損
するなどの不都合をともなつたのである。
以上のような現象をブレーキスルー現象或いは
単にブレーキスルーと呼び、特にC形フレームの
プレスに発生し易く、騒音公害の防止と工具寿命
の延長と製品品質向上などの対策が望まれていた
のである。
本考案は上記した主としてブレーキスルーにも
とづく振動を防止して従来の不都合を解消すべく
なされたもので、以下に図面にもとづいてその好
適実施例を詳細に説明する。
初めに第5図、第6図によつて本考案の実施例
装置について説明する。
振動防止装置21はプレス1の可動工具である
パンチ3を備えた可動部の一部であるスライド1
5に交換自在にとりつけたブロツク23を備え、
他方固定工具であるダイ5を固着したボルスター
19にはピストン装置25とピストン27の移動
を規制する流体装置29を設けてある。
ピストン27はピストンキヤツプ31を螺着し
ていて、ピストンキヤツプ31は螺合調整によつ
て上下に位置を調整自在である。止めねじ33に
よつて所望の位置に固定されている。
流体装置29は油圧シリンダよりなり、前記ピ
ストン装置25のピストン27がその軸方向に貫
通して移動可能であつて、中央の大径部35の移
動範囲は圧力室37になつており、ボルスター1
9に当面するピストン27の軸心には気室39が
設けてあつて、流体装置29の底蓋41との間に
弾機43を圧縮して設けてある。
また圧力室37の上端面と下端面には外部から
作動油を補充し、且つ冷却のために循環させる取
出口45と吸入口47とが設けてある。
またピストン27の大径部35を上下に連通す
る安全弁49がボール51と弾機53をともなつ
て設けてあり、大径部35の放射方向には弾機5
5とプランジヤー57と油室59とからなる圧力
保障弁61が設けてある。
上記のような振動防止装置21をパンチプレー
ト13とダイプレートとに設けた実施例が第1図
に示したプレス1であり、スライド15とボルス
ター19に取りつけた実施例が第2図に示したプ
レス1であり、更にサイドフレーム7から張り出
した上部フレーム63の下面とボルスター19と
の間に設けた実施例が第3図に示したプレス1で
ある。
もとより振動防止装置21は左右一対に限るも
のでなく、前後左右に複数対を設けることも自由
である。
以上詳記した本考案の実施例装置に関連して、
例えばプレス1の上部フレーム63の先端部にお
ける任意の点P(第3図参照)の上下方向の振動
位置を縦軸に、時間を横軸としてグラフ的に示し
たのが第4図であつて、零点はプレス1が作動し
ていない時にP点の占める位置である。
図にP′で示したのは被加工材の表面にパンチ3
が接した時を表わしている。
P′から時間が経過すると被加工材の反力によつ
て上部フレーム63の先端は上方に移動し、剪断
によりブレーキスルーが発生するQ点から本装置
を実施していないと実線で示したように急激に下
降し、零点を過ぎて上部フレーム63の先端側が
狭まるようになる。
その後は実線で示したように減衰振動に乗つて
やがて零点に停止する。
この場合の最初の急激な下降時に前記したよう
に大きな音響と工具破損が発生していたのであ
る。
本考案の実施例装置を実施した場合は第4図に
破線で示したようになる。
即ち第5図でスライド15にとりつけたブロツ
ク23がブレーキスルーによつてピストン装置2
5を急激に押圧しても、圧力室37内の作動油
は、ピストン27の大径部35と流体装置29の
間の狭い通路を通つてしか圧力室37の上部へ移
動できないからP点は緩やかに下降して第4図に
R点で示した位置に進むのである。
R点は零点より僅かに下方であつて、発生する
音響は小さくパンチ3とダイ5の心ずれも小さい
から従来装置のような不都合をともなうことはな
い。
当然短時間に振動は、減衰して零となるのであ
る。
更に本実施例装置は安全弁49と圧力保障弁6
1とを備えているからピストン27の大径部35
が流体装置29の内壁に焼けつくようなトラブル
はなく、極端なブレーキスルー現象に対して本装
置が破損することはないのである。
以上のごとき実施例の説明より理解されるよう
に、要するに考案の要旨は実用新案登録請求の範
囲に記載のとおりである。その記載より明らかな
ように、本考案においては、プレス機械における
スライドあるいはボルスターの少なくとも一方に
設けたシリンダの圧力室内にピストンの大径部を
摺動自在に嵌合して設けると共に大径部の外周面
とシリンダの内周面との間に僅かな間隙を形成し
てなり、かつピストンの端部を他方側に当接自在
に設けると共にピストンを他方側へ弾機によつて
付勢してなるものである。そして、付勢力に抗し
てピストンが移動されるときの圧力室内の異常な
圧力上昇によつて開かれる安全弁を大径部に設け
て安全性を確保してなるものである。
したがつて、開口部が広がるように弾性変形し
ていたフレームが、プレス機械による板材の打抜
きが行なわれた瞬間に元の状態に復帰しよとする
とき、前記ピストンが付勢力に抗して移動される
こととなるが、ピストンの大径部とシリンダの内
周面との間を作動油が流動することにより、ピス
トンの復帰は緩慢となり、フレームの瞬間的な復
帰が抑制され、いわゆるブレーキスルー現象を防
止できるものである。
特に、本考案によれば、ピストンの大径部の外
周面とシリンダの内周面との間を作動油が流動す
る構成であり、かつ大径部に安全弁を設けた構成
であるから、全体的構成をコンパクト化でき、か
つ従来のプレス機械にも容易に実施し得るもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の装置をパンチフレームとダイ
フレームの間に設けた実施例の説明図、第2図は
同上スライドとボルスターの間に設けた実施例の
説明図、第3図は同上上部フレームとボルスター
の間に設けた実施例の説明図、第4図はブレーキ
スルーの前後における上部フレーム上の1点Pの
変位を示したグラフ、第5図は本考案の実施例の
一部断面正面図、第6図は第5図の部分の拡大
図である。 図面の主要部分を表わす符号の説明、1……プ
レス、7……サイドフレーム、15……スライ
ド、19……ボルスター、21……振動防止装
置、23……ブロツク、25……ピストン装置、
29……流体装置、35……大径部、37……圧
力室、61……圧力保障弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プレス機械におけるスライド15あるいはボル
    スター19の少なくとも一方側に装着したシリン
    ダに形成された圧力室37内にピストン27の大
    径部35を摺動自在に嵌合して設けると共に大径
    部35の外周とシリンダの内周面との間に僅かな
    間隙を形成して設け、上記ピストン27の端部を
    ボルスター19あるいはスライド15の他方側と
    当接自在に設けると共にピストン27を他方側へ
    弾機43により付勢して設け、上記付勢力に抗し
    てピストン27が移動されるときの圧力室37内
    の圧力上昇によつて開かれる安全弁49を、ピス
    トン27における大径部35の両端面間を連通可
    能に大径部35に設けてなることを特徴とするプ
    レス機械の振動防止装置。
JP1435783U 1983-02-04 1983-02-04 プレス機械の振動防止装置 Granted JPS59124697U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1435783U JPS59124697U (ja) 1983-02-04 1983-02-04 プレス機械の振動防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1435783U JPS59124697U (ja) 1983-02-04 1983-02-04 プレス機械の振動防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59124697U JPS59124697U (ja) 1984-08-22
JPS6135359Y2 true JPS6135359Y2 (ja) 1986-10-14

Family

ID=30145722

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1435783U Granted JPS59124697U (ja) 1983-02-04 1983-02-04 プレス機械の振動防止装置

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JP (1) JPS59124697U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5421590A (en) * 1977-07-15 1979-02-17 Amp Inc Electric connecting element

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5421590A (en) * 1977-07-15 1979-02-17 Amp Inc Electric connecting element

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JPS59124697U (ja) 1984-08-22

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