JPS6135331Y2 - - Google Patents

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JPS6135331Y2
JPS6135331Y2 JP1982169168U JP16916882U JPS6135331Y2 JP S6135331 Y2 JPS6135331 Y2 JP S6135331Y2 JP 1982169168 U JP1982169168 U JP 1982169168U JP 16916882 U JP16916882 U JP 16916882U JP S6135331 Y2 JPS6135331 Y2 JP S6135331Y2
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JP
Japan
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mold
groove
vibrator
copper plate
cooling water
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JP1982169168U
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JPS5973058U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 連続鋳造、特に鋼の連続鋳造に関しては既に確
立された技術があり、それなりの成果を挙げてい
る。溶鋼が鋳片へと凝固してゆく過程は主として
モールド(鋳型)と呼ばれる熱の良導体製の筒の
中で行なわれ、その際未だ内部の大部分が未凝固
状態の鋳片とモールドとの剥離をよくするため、
鋳造方向と並行にオシレーシヨンと通称される揺
動をモールド全体に与えるのが普通である。その
場合の問題としてオシレーシヨン・マークと称す
る波状の表面性状が鋳片に生じ、その波面を起点
とする表面欠陥が発生しやすい。これを防ぐため
には10KHzオーダーの高に周波数でモールド表面
を微振動させ、前述のオシレーシヨンに代えるこ
とが有効であり、特願昭54−85574(特開昭56−
11165号公報)などの方法がこの手段を採用して
いる。
本考案はこのような高周波振動を与えるモール
ド装置の具体的構造に関するものである。一般
に、モールドは非常に大きな質量を持ち、また冷
却水で冷却することから次のような問題が発生し
やすい。
1 振動させたい薄肉部分から漏洩する振動成分
がそれ以外の部分に吸収され、加振点から離れ
るにつれて振巾が小さくなること、 2 振動させたい薄肉部分の機械的固有振動と加
振系の電気的振動とのマツチングが非常に困
難、 3 冷却水系の微少ギヤツプにキヤビテーシヨ
ン・エロージヨンが生じやすい。
従来この種のモールドでは経済性および保守性
の観点から1個または数個の振動子をモールドの
外部に設置し、ホーンと呼ばれる振動伝播機構を
用いて振動させたい薄肉部へ導いていたが、その
場合も前述の問題点1)〜3)は解決されていな
かつた。
本考案は振動させたいモールド薄肉部に密着さ
せかつ冷却水溝を構成するように配設した水浸形
振動子によつて振動させたい部分を強制的に加振
させることにより、上記1)〜3)の問題点を一
挙に解決しようとするものである。
次に図面によつて本考案の構造と効果を詳細に
説明する。
第1図aは本考案装置の実施例である。図にお
いて、1−1,1−1′は長辺用モールド銅板、
1−2′1−2′は短片用モールド銅板を示す。2
はモールド銅板に密着した状態で使用される冷却
箱であり、図示しない多数のボルトでモールド銅
板に固定される。2−1,2−1′はそれぞれ冷
却水の出入口であり、入口2−1よりモールド銅
板側冷却水溝3に入つた冷却水はモールド銅板1
−1と振動子4を冷却した後出口2−1′より排
水される。この様子を示すのが第1図bであり、
冷却水は矢印7のように流れる。
振動子4は振動させたいモールド銅板面に接着
され、それ以外の面にはクツシヨン材5−1〜5
−3などを貼り、振動が伝わりにくゝかつ水の存
在する空間を満たすように処置する。ここでは示
さない振動子の他の面にもクツシヨン材を貼る。
第1図cは振動子4の詳細であり、磁歪型振動
子の例を示す。4−1はコアであり、4−2はコ
イルである。振動子4,4′,4″…はモールド銅
板の振動させたい薄肉部分に冷却水溝3とほヾ等
しい間隔をあけ、冷却水溝を確保するよう配設さ
れる。以上長辺の一面にのみついて述べたが、他
の長辺及び短辺も同一構造とするものである。
次にこの装置の効果を述べる。振動子はモール
ド銅板の振動させたい面に、クツシヨン材5−1
により押圧され完全に密着しており、かつ矩形状
または三角形状の広い振動面を有する振動子を間
隔をつめて、多数配設しているため部分的に薄肉
となつている“振動させたい面”の共振周波数と
無関係に強制的にあるいは共振状態のいずれにお
いても加振することができる。
なお、振動子の配設間隔を常用周波数に相当す
るモールド銅板内板波々長の1/2の整数倍とし、
隣り合う振動子間で振動の位相が同相となるよう
かつ周波数も同一となるよう制御することが省エ
ネルギー上有効であるが、本装置の場合必ずしも
必要条件ではない。
さらに、クツシヨン材5−1により振動面を完
全に密着させているので振動子と銅板の間に隙間
ができない。なお、あつ、その隙間部に生じる、
冷却水と振動によるキヤビテーシヨンエロージヨ
ンがなくなり、キヤビテーシヨンエロージヨンに
よる振動面の浸触からの、振動子の銅板との隙間
拡大がなくなる。
このように本考案は振動子と銅板を広い面で、
かつ、常に密着し加振できるので、加振効率が非
常に良い。
また、本装置では前述した他技術のようにモー
ルド装置の外側に、突出した大型振動子を設置す
る必要もなく、市販の小型振動子を利用できるこ
と、更に、振動子のうち鋳造中に破損するものが
あつても他の振動子によりある程度の振動が付与
されるため鋳造を直ちに中断する必要もない。
以上本装置は前述の問題点の全てを解決する実
用的なものであることが明らかである。
なお更に、冷却水溝と平行に振動子を多数配設
し、モールド全体を振動させる態様とすることも
可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本考案の実施例を示す全体説明図、
第1図bはa図の部分詳細図、第1図cは振動子
の拡大説明図である。 1−1,1−1′……長辺用モールド銅板、1
−2,1−2′……短辺用モールド銅板、2……
冷却箱、3……冷却水溝、4……振動子、5……
クツシヨン材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鋳型側壁に高周波振動付与機構を設け、鋳型内
    壁表面に微振動を与える如くなした連続鋳造機用
    鋳型に於て、鋳型銅板の背部に溝部を形成し、該
    溝部内に矩形状または三角形状の振動面を有する
    振動子を複数個配設し、該振動子間に隙間を設け
    て冷却水溝を形成するとともに、前記溝部底面と
    前記振動面を密着させ、さらに該振動面を押圧
    し、かつ振動子を溝部に挾持するクツシヨン材を
    設けてなることを特徴とする連続鋳造機用鋳型。
JP16916882U 1982-11-10 1982-11-10 連続鋳造機用鋳型 Granted JPS5973058U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16916882U JPS5973058U (ja) 1982-11-10 1982-11-10 連続鋳造機用鋳型

Applications Claiming Priority (1)

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JP16916882U JPS5973058U (ja) 1982-11-10 1982-11-10 連続鋳造機用鋳型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5973058U JPS5973058U (ja) 1984-05-17
JPS6135331Y2 true JPS6135331Y2 (ja) 1986-10-14

Family

ID=30369640

Family Applications (1)

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JP16916882U Granted JPS5973058U (ja) 1982-11-10 1982-11-10 連続鋳造機用鋳型

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5611165A (en) * 1979-07-06 1981-02-04 Nippon Steel Corp Mold for continuous casting of metal
JPS5611156A (en) * 1979-07-09 1981-02-04 Nippon Steel Corp Mold for continuous casting of metal

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5611165A (en) * 1979-07-06 1981-02-04 Nippon Steel Corp Mold for continuous casting of metal
JPS5611156A (en) * 1979-07-09 1981-02-04 Nippon Steel Corp Mold for continuous casting of metal

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JPS5973058U (ja) 1984-05-17

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