JPS6135253A - 改ざん防止文字の印刷装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 一産業上の利用分野− この発明は、手形や小切手等を電子計算機を用いて発行
する際に用いられる印刷装置に関するもので、通常文字
の印刷と共に金額を表示する数字を改ざん防止文字で印
刷できるようにした印刷装置に関するものである。

一従来の技術− 手形、小切手等の金券を発行する場合に゛は、従、来、
チェックライタを用いて所定の用紙に金額を図形文字に
て印刷し、この図形文字に対応して用紙に凹凸を形成す
ることにより、発行された金券の金額が改ざんされるの
を防止するようにしている。

チェックライタは第４図や第５図に示すように、外周に
数字が刻設された活字輪１とこれに対向する圧接軸２ま
たは圧接ピン３とで用紙４を挟圧することにより、手形
５等の金額欄６に数字を印刷するとともに、活字輪１の
文字の面に形成された凹凸により紙面に凹凸を形成して
印刷された金額が改ざんされないようにするものである
。ここで、第４図に示すものは、複数の活字輪を有して
金額を表す数字の全桁を一時に印刷するものであり、第
５図に示すものは、一対の活字輪と圧接ピンにより用紙
を長手方向に送りながら数字を一字ずつ印刷してゆくも
のである。

しかしながら、チェックライタによる場合は、手形や小
切手の金額の印刷が手作業により行われるので、非能率
的であるばかりでなく、ミスも発生し易い問題がある。

手形や小切手には、金額の他に振出人や発行日などが記
載されており、これらの記載データを電子計算機から与
えてやれば事務能率を大幅に改善することができるので
、手形や小切手を電子計算機のプリンタで直接発行した
いという要求が生じてきている。

しかし、電子計算機システムに備えられている通常のプ
リンタでは、改ざん防止文字を印刷することはできない
、そこで、第５図に示すような活字輪と圧接ビンの一対
をプリンタの用紙通路に設け、第５図と同様に用紙を長
手方向に送りながら改ざん防止文字を印刷できるように
したプリンタが提唱されており、また、ワイヤドツトイ
ンパクト型のプリンタにおいて、ワイヤを用紙の同一箇
所に何度も衝打して用紙に凹凸を形成することにより当
該文字の改ざんを不可能にしようとする手段が提唱され
ている（例えば特開昭５８−１０４７６６号、特開昭５
９−２９１８２号）。

−発明が解決しようとする問題点− 手形や小切手には、振出人や発行日あるいは支払ノリ１
日や支払場所等、金額以外の各種事項が記載されるが、
これら金額以外の記載事項は、改ざん防止用の特殊文字
ではなく、通常文字で印刷して問題ない。そこで、手形
や小切手を電子計算機のプリンタで発行する場合には、
これら金額以外の記載事項をプリンタに備えられている
通常の印刷ユニットで印刷するが、金額を改ざん防止用
の特殊文字で印刷するために用紙４を第５図に示すよう
に長手方向に給送すると、金額以外の記載事項の印刷を
通常の行ｉ１１位の印刷で行うことが出来なくなり、イ
メージ印刷処理となるため、該印刷処理が複雑となり、
印刷に時間がかかるという問題が生ずる。

また、ワイヤを同一箇所で何度も衝打して改ざん防止文
字を印刷する手段では、用紙にチェックライタを使用し
た場合のように明確な凹凸を形成できる訳ではないから
、改ざん防止文字として必ずしも満足すべきものではな
く、同一箇所に何度も印字動作が行われるので、印刷処
理に時間がかかるという欠点もある。

この発明は、金額を改ざん防止文字で印刷した手形や小
切手等を能率よく印刷処理できるプリンタを得ることを
目的としてなされたもので、特に多数の手形や小切手を
電子計算機からのデータに基づいて自動的に能率良く印
刷処理できるプリンタを得ることを目的としている。

一問題点を解決するための手段− 上記目的を達成する為に、本発明のプリンタは、給紙部
から徘祇部に至る用紙通路に通常文字印刷ユニットと特
殊文字印刷ユニットとの２組の印刷ユニットを有してい
る。通常文字印刷ユニットは、一般のプリンタに用いら
れているワイヤドツト、インクジェット、熱転写等の印
刷ユニットである。

特殊文字印刷ユニットは、活字輪と圧接ビンとで用紙を
挟圧して用紙の凹凸を伴う改ざん防止文字を形成するも
ので、用紙通路を横断する方向に往復移動するキャリア
に搭載されて設けられる。活字輪と圧接ビンとは、通路
の定位置に保持された用紙の前縁または後縁を囲む如く
伸びて対向しており、キャリアには活字輪をインデック
ス駆動する駆動機構と所定のタイミングで活字輪と圧接
ビンとを押接させる駆動機構とが設けられている。

−作用− このような構造のプリシタで手形や小切手を印刷する際
には、給紙部から送り込まれた用紙にまず通常文字印刷
ユニットで金額以外の記載事項を印刷してから次いで特
殊文字印刷ユニットで金額を改ざん防止文字で印刷する
か、あるいは逆に、特殊文字印刷ユニットで金額を印刷
してから通常文字印刷ユニットで金額以外の記載事項を
印刷することとなる。この場合、特殊文字印刷ユニット
は通常文字印刷ユニットに比べて印刷速度が遅いけれど
、特殊文字印刷ユニットで印刷すべき文字の量と通常文
字印刷ユニットで印刷すべき文字の量との差がその印刷
速度の差にほぼ見合うので、用紙を順次送り込んでやれ
ば両印刷ユニットはほぼ等しいサイクルタイムで並行し
て作動し、能率よく印刷処理がおこなわれる。

また、改ざん防止用の特殊文字は、用紙を保持ローラ等
で停止保持した状態で特殊文字印刷ユニットをトラバー
スさせながら行われるので、体裁よくかつ正確な位置に
印刷できるばかりでなく、用紙の長手直角方向に用紙を
給送することができるので、印刷ユニットを行単位で制
御して印刷を行わせることができるから、制御が容易と
なり、処理速度も早くできる。

一実施例− 第１図ないし第３図は本発明のプリンタの一実施例を示
したものである。第１図はプリンタ装置全体を示す側面
図で、７は給紙部、８は通常文字の印刷ユニット、９は
特殊文字の印刷ユニット、１０は徘紙部である。

給紙部７において、１１は昇降自在に設けたホ゛　　ツ
バ、１２はホッパ１１に積重された印刷用紙、１３は積
重用紙１２の前縁の位置を規制する前面ガイド、１４は
積重用紙１２の上面に当接しているピックローラ、１５
は分離ローラ、１６は分離ローラ１５に弾圧されている
摩擦パッド、１７は給紙ローラであり、ピックローラ１
４で送り出された用わ（１２が分離ローラ１５と摩擦バ
ッド１６との間を通過して１枚に分離され、給紙ローラ
１７に挟持されて通常文字印刷ユニット８へと送られて
行く。

開示実施例の通常文字印刷ユニット８は、シリアル型の
ワイヤドツト式印刷ユニットで、１８はプラテン、１９
．２０はプラテン１８と平行に装架されたガイドロフト
、２工はガイドロッド１９゜２０に慴動自在に装着され
たキャリア、２２はキャリア２１に搭載されてプラテン
１８に対向している印刷ヘッド、２３．２４は印刷ユニ
ットの前後に配置された紙送りローラである。キャリア
２１は、図示しない駆動機構によりガイドロッド１９．
２０に沿って往復駆動され、印刷へフド２２は、キャリ
ア２１の移動に従う所定のタイミングにおいて指令され
たワイヤをプラテン１８に衝打し、例えば２４Ｘ２４の
ドツトマトリックスにより通常文字を印刷する。

２５は連帳用紙給送用のピン駆動装置、２６．２７は単
票用紙給送用のローラ、２８は連帳と単票との用紙通路
切り換えガイドである。手形や小切手の用紙は勿論単票
用紙であるから、その印刷処理時には切り換えガイド２
８が斜立状態となって通常文字印刷ユニット８から送り
出される用紙をローラ２６．２７の方へと案内する。

特殊文字印刷ユニット９は、用紙通路を横断する方向に
装架されたガイトロ７ド２９．３０に沿って往復移動す
るキャリア３１に搭載されており、周面に￥、※、０な
いし９の文字が凸段された活字輪３２と該活字輪に対向
する圧接ピア３３とにより用紙を挟圧して凹凸のある改
ざん防止文字を印刷する。キャリア３１の直上には、保
持ローラ３４が設けられており、用紙はこの保持ローラ
３４で停止状態で保持されて印刷される。すなわち、手
形又は小切手用紙がローラ２７から送り出されてその先
端が保持ローラ３４に達したことが光電センサ３５で検
知されると、保持ローラ３４は所定量回転した後停止し
て用紙の金額記載＋ｒｉ１６が活字輪３２と圧接ピン３
３との間に位置するように保持し、金額欄の印刷が行わ
れる。第２図は特殊文字印刷ユニット９部分の概要を示
す斜視図で、３７は−１−ヤリア３１を駆動するベルト
装置、３８はその５１ス動用電動機である。

第３図は、活字輪３２および圧接ビン３３の駆動機構を
示したもので、３９は活字輪３２に固着された軸、４０
−は軸３９に固着されたエンコーダ、４１は一方向クラ
ッチ４２を介して軸３９に装着された歯車であり、一方
向クラッチ４２は、歯車４１が図示矢印の方向に回動し
たときのみ当該回動を軸３９に伝達する。圧接ビン３３
は、キャリアフレー１１４３に固着されたガイド４４に
摺動自在に嵌装され、その基端にレバー４５の一端が長
孔を以て４区着されている。レバー４５とクランク型の
レバー４６とは、ピン４７．４８によりキャリアフレー
ム４３に枢支されており、リンク４９により枢支連結さ
れている。５０はキャリアフレーム４３に軸支されたカ
ム軸で、５１はカム、５２は一方向クラッチ５３を介し
てカム軸５０に装着された歯車である。５４はリンク４
９とキャリアフレーム４３とに張架された引張バネであ
る。

一方向クラッチ５３は、歯車５２が図示矢印の方向に回
動したときのみその回動をカム５１に伝達し、該方向の
カム５１の回動によりリンク４９とレバー４６の枢着部
が押動され、リンク４９がトグルリンクの如く作動して
圧接ピン３３を活字輪３２に向けて押動させる。

５５はパルスモータ、５６はその出力軸に固設された歯
車であり、歯車５６と４１とは噛合しており、歯車５６
と５２とは中間歯車５７を介して噛合している。そして
パルスモータ５５が図示矢印ａの方向に回転すれば該回
転は一方向クラッチ４２を経て活字輪３２に伝達されて
活字輪３２上の文字の選択がおこなわれ、パルスモータ
５５が図示矢印すの方向に回転すれば該回転は一方向ク
ラッチ５３を経てカム５１に伝達されて印刷動作が行わ
れる。

エンコーダ４０は、活字輪３２の回転角を検知して印刷
活字を位置決めするために設けられたものであり、印刷
動作の確認は、光電センサ５８によりレバー４６の揺動
動作を検知することにより行なわれる。圧接ピン３３が
一動作して一文字の印刷が行われると、ベルト装置３７
によりキャリア３１が一文字分移動し、その間に活字輪
３２を回動させて次に印刷すべき数字を圧接ピン３３に
対向させ、順次印刷を行って行く。この間、用紙は保持
ローラ３４に把持されて停止状態を保っている。

圧接ピン３３は、活字輪３２に対向して用紙１２の反対
側に設けられねばならないので、キャリア３１には用紙
１２挿通用の切欠５９が形成され、圧接ピン３３は用紙
１２の前縁を囲むように用紙１２の裏側へと伸びている
。金額欄の印刷が終了すれば、キャリア３１は用紙通路
の側方に退避し、保持ローラ３４が再び回転して用紙１
２を排紙部ｌＯへと落下させる。

排紙部１０は、排紙ローラ６０とスタッカ６１とからな
り、印刷処理済みの用紙は排紙ローラ６０によりスタッ
カ６１上へと順次送り出されて積重状態でスタックされ
る。

上記一連の印刷処理において、通常文字印刷ユニット８
と特殊文字印刷ユニット９とは並行して動作し、１枚の
手形用紙が特殊文字印刷ユニ・ノド９で金額欄の印刷が
行われる間に、次の手形用紙に通常文字印刷ユニット８
で金額欄以外の記載事項が印刷される。印刷ユニット８
．９における処理が終了すれば、給紙部７は次の用紙を
通常文字印刷ユニット８へと送り込み、通常文字印刷ユ
ニット８で処理された用紙は特殊文字印刷ユニ９．ト９
へ、特殊文字印刷ユニット９で処理された用紙はスタッ
カ６１へと送られる。この動作を順次行うことにより、
改ざん防止文字を含む手形や小切手の印刷処理が自動的
に能率良く行われてゆくこととなる。

一発明の効果− 以上のように本発明のプリンタは、通常文字の印刷ユニ
ットと改ざん防止文字の印刷ユニットとを有しており、
電子計算機からのデータに基づいて両印刷ユニットが並
行して印刷処理を行う構成としたので、自動給紙装置を
用いることにより、多量の手形や小切手の発行を正確か
つ能率よく行うことができる。また、手形や小切手用紙
を長手方向と直角の方向に供給して印刷処理を行うもの
であるから、行ｊｉ’＋位の印刷制御が可能で、制御が
容易であり、処理速度も早くできる。また、改ざん防止
文字を活字輪と圧接ピンとで印刷形成するものであるか
ら、文字や用紙の凹凸を鮮明に形成することができ、一
対の活字輪と圧接ピンを停止状態で保持された用紙の行
方向に移動させながら印刷を行わせるようにしたので、
印刷位置を正確に制御することができ、通常文字の印刷
ユニットとほぼ等しいサイクルタイムで待ち時間を生ず
ることな（、比較的簡単な装置で改ざん防止文字を印刷
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本発明の印刷装置の一実施例を示
したもので、第１図は印刷装置全体を示す側面図、第２
図は特殊文字印刷ユニット部分の概要を示す斜視図、第
３図は活字輪および圧接ピンの駆動機構を示す斜視図で
ある。第４図および第５図は従来例を示す斜視図である
。 図中、７は給紙部、８は通常文字の印刷ユニット、９は
特殊文字の印刷ユニット、１０は排紙部、３１はキャリ
ア、３２は活字軸、３３は圧接ピン、３４は保持ローラ
、３７はベルト装置、３８は電動機、４０はエンコーダ
、４４はガイド、４５はレバー、４６はクランク型のレ
バー、４７．４８はピン、４９はリンク、５１はカム、
５４は引張バネ、５５はパルスモータである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）給紙部から排紙部に至る用紙通路に通常文字印刷
   ユニットと特殊文字印刷ユニットとが設けられており、
   特殊文字印刷ユニットは、用紙通路を横断する方向に往
   復移動するキャリアに搭載され、用紙通路の定位置に保
   持された用紙の前縁または後縁を囲む如く伸びて対向す
   る活字輪と圧接ピンとの対を有し、かつ、活字輪をイン
   デックス駆動する駆動機構と所定のタイミングで活字輪
   と圧接ピンとを押接させる駆動機構とを有している、改
   ざん防止文字の印刷装置。