JPS6134095Y2 - - Google Patents

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JPS6134095Y2
JPS6134095Y2 JP17521181U JP17521181U JPS6134095Y2 JP S6134095 Y2 JPS6134095 Y2 JP S6134095Y2 JP 17521181 U JP17521181 U JP 17521181U JP 17521181 U JP17521181 U JP 17521181U JP S6134095 Y2 JPS6134095 Y2 JP S6134095Y2
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JP
Japan
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injection molding
resin
mold
spool
molding machine
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JP17521181U
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JPS5879328U (ja
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  • Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Producing Shaped Articles From Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はセラミツクス樹脂射出成形用金型の構
造に関するものであつて、連続的に射出成形を実
施する際、射出成形機内に残留するセラミツクス
樹脂分を、後続の射出成形用の原料と分離するこ
とによつて、内部亀裂等を生ずることのない成形
品を連続的に製造できるセラミツクス樹脂射出成
形用金型を提供するにある。
セラミツクス樹脂は、セラミツクス粉末と合成
樹脂を混合した混練物であつて、該混練物の均質
度は良好な成形品を得るために重要である。前記
セラミツクス樹脂の均質度はセラミツクス粉末の
粒度、セラミツクス粉末と合成樹脂との混合状
態、成形品に加わる圧力分布等の影響を受けるこ
とが知られており、そのためセラミツクス粉末の
粉砕、粉末の混合、合成樹脂との混練、さらに射
出成形条件等について種々検討されており、また
改善策も提案されているが、さらに射出成形機で
注入されるセラミツクス樹脂の状態も均質度に影
響する。
即ち、射出成形によつてセラミツクス樹脂を成
形する場合、射出成形機内での加熱状態、シエア
ーのかゝり方、滞留時間等によりセラミツクス樹
脂の混練物の温度分布、流動性、合成樹脂の劣化
度合が一律ではなく、1回の射出成形用として計
量され、混練され、加熱溶融されて均一状態に保
たれた加熱筒内のセラミツクス樹脂混練物は、射
出成形機の構造上金型内に注入された原料以外
に、射出成形機の先端部になお残留分が滞留して
いる。
前述のように射出成形機先端部に残留している
セラミツクス樹脂混練物は、射出成形機の加熱筒
内で加熱された状態で滞留しており、また最先端
部では空気に接触しているため温度低下さらに広
義の酸化状態となり、また該残留分は射出時の射
出成形機の設定圧力が加えられているため、セラ
ミツクス樹脂中の合成樹脂の劣化、温度状態によ
る流動性及び緻密さは、つぎの成形品製造のため
に射出成形機内へ送られるバージンレジンとは特
性を大きく異にする。
そして、つぎの成形品製造のために射出成形機
でセラミツクス樹脂を金型内に注入すると前記の
ようにバージンレジンと異なる状態のものが混合
されて金型内へ注入され、その結果均一な加圧を
行なつても、2つの異なる状態のセラミツクス樹
脂間に圧力分布の差を生じ、これが成形品の内部
微亀裂の原因となつて、爾後の脱脂、焼成工程時
に顕在化し、成形品の歩留悪化、成形品の強度低
下を生ずると云う欠点がある。
本考案は実用新案登録請求の範囲に記載した構
成とすることにより、異なる状態のセラミツクス
樹脂の混合を防止し、該混合に基因する成形品の
内部亀裂を皆無ならしめ、従つて成形品の強度低
下を生ぜず、また成形品の歩留を向上できるセラ
ミツクス樹脂射出成形用金型の構造を得ることが
できた。
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示した
ものであるが、つぎにこれら図面に基づいて本考
案を説明する。金型1固定金型2及び可動金型3
とから構成されており、固定金型2にスプール4
が形成されるていると共に、該スプール4の軸の
延長線方向の可動金型3の部分に空隙部5が形成
されている。該空隙部5は前記スプール4が可動
金型3に接当する径とほゞ同一径として形成され
ており、該空隙部5が前記スプール4と接当する
面の反対面よりゼツトピン6が挿通されており、
該ゼツトピン6は可動金型3を貫通して押出板7
に取付けられている。
また、前記空隙部5の容積は、射出成形機8の
加熱筒9内部中空部で、該加熱筒9内部に取付け
られているスクリユー10が、該加熱筒9の軸に
沿つてノズルヘツド11方向へ最も進行した際の
該加熱筒9内部とスクリユー10とで形成される
空隙部a及び前記ノズルヘツド11の内部中空部
bの容積の和と等しいか又はそれより大とされて
いる。尚、射出成形機8のノズルヘツド11に遮
断弁が取付けられている場合は、前記空隙部5の
容積は、遮断弁からノズルヘツド11までの通路
容積と同等か又はこれより大として形成すればよ
い。
さらに前記空隙部5の先端部側方に、前記スプ
ール4に連通するランナー12が形成されてお
り、該ランナー12の入口に相当する部分に、前
記空隙部5の外周に沿つて半月形の壁13がスプ
ール4方向へ突出形成されている。尚、第1図中
符号14はキヤビテイ、15はアウターパンチ、
16はガイドピン、17は押出しピンである。
本考案は以上の如き構成からなるものであつ
て、つぎに図示例によつてセラミツクス樹脂成形
品を製造する場合を説明すれば、金型1を型閉め
した後、射出成形機8の加熱筒9内のスクリユー
10を駆動装置(図示省略)によつて該加熱筒9
の軸に沿つて回転後退し、これに計量されたセラ
ミツクス樹脂のバージンレジンを注入し、射出成
形機8のノズルヘツド11を固定金型2のスプー
ル4先端部に接当した後、スクリユー10を駆動
装置で回転させながら加熱筒9の軸に沿つてノズ
ルヘツド11方向へ進行させる。
このとき、射出成形機8の加熱筒9の内部先端
部の空隙a及びノズルヘツド11内の空隙部bに
は、先に成形したセラミツクス樹脂成形品Mの残
留分が滞留しており、バージンレジンの注入によ
つて射出成形機8のノズルヘツド11からスプー
ル4内に注入され、該スプール4に続くランナー
12の入口に相当する部分に突出する壁13にさ
えぎられ、スプール4の先端に形成されている空
隙部5内へ注入される。
他方、該空隙部5はその容積が射出成形機8の
加熱筒9の先端部の空隙a及びノズルヘツド11
内の空隙部bとの和の容積と等しいかこれより大
に形成されているため、前記空隙部a及びbに残
存しているセラミツクス樹脂の滞留分の凡てが充
填される。
前記のように先の成形時の滞留分が空隙部5に
充填されれば、後続のバージンレジンはスプール
4からランナー12の入口に相当する部分に形成
されている壁13を越えてランナー12内へ流
れ、さらにキヤビテイ14内に注入されて充填さ
れる。この場合前記空隙部5内に充填されている
セラミツクス樹脂分は、壁13が障壁となつてラ
ンナー12内に流れるバージンレジンに混合され
るおそれはない。尚、前記壁13は空隙部5に充
填されているセラミツクス樹脂分がランナー12
内を流れるバージンレジンに混合するのを阻止で
きればよく、その形状は図示例のものに何等限定
されない。
従つて、キヤビテイ14内に注入されるセラミ
ツクス樹脂は、凡て新たに射出成形用8内へ注入
されたバージンレジンのみであるから、セラミツ
ク樹脂の均質度が保たれ、成形品の不均一な圧力
分布もなく、成形品の内部微亀裂が皆無であり、
製品の強度低下もない。
以上のように射出成形を行い加圧期間を経過し
た後射出成形機8を金型1より離脱し、同時に可
動金型3を固定金型2から離脱すれば、空隙部5
のセラミツクス樹脂がゼツトピン6先端で係止さ
れ、従つて該空隙部5と同時に固化したランナー
4のセラミツクス樹脂がランナー4から離脱し、
さらに押出ピン17を押出して押出板7を押出し
て、該押出板7に取付けられているゼツトピン6
及びアウターパンチ15で空隙部5、ランナー1
2及びキヤビテイ14内の成形品Mを可動金型3
から押出して成形品Mを取出すことができる。
以上のように射出成形を完了した後型開きして
成形品を取出した後、引続き射出成形を続行すれ
ばよい。この場合射出成形機8の加熱筒9の先端
空隙部a及びノズルヘツド11の空隙部b内には
常に前回の成形時のセラミツクス樹脂が滞留して
いるが、本考案の金型1では射出成形機8に新た
に計量されたバージンレジンを入れ常法に従つて
金型1内へバージンレジンを注入すれば、履歴の
異なる前回成形時の滞留セラミツクス樹脂は自動
的に後続のバージンレジンと分離でき、従つて均
質度が安定し、かつ、微亀裂のない成形品を連続
的に製造することができる。
以上の如く本考案はセラミツクス樹脂の射出成
形に当り、射出成形機内先端部に残留するセラミ
ツクス樹脂分を、後続の成形に使用するバージン
レジンに混合することなく自動的に分離すること
ができ、従つて成形品の微亀裂の発生はなく強度
の安定した成形品を連続的に成形することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の型閉め時の断面
図、第2図は第1図中の部分拡大図、第3図は第
2図中−線断面図である。 1:金型、2:固定金型、3:可動金型、4:
スプール、5:空隙部、6:ゼツトピン、7:押
出板、8:射出成形機、9:加熱筒、10:スク
リユー、11:ノズルヘツド、12:ランナー、
13:壁、14:キヤビテイ、15:押出板に取
付けられているアウターパンチ、16:ガイドピ
ン、17:押出しピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定金型にスプールが形成されており、該スプ
    ールに対接する可動金型の部分に、前記スプール
    の軸と同軸の空隙部が形成されており、前記空隙
    部のスプール側の先端部側方にランナーが形成さ
    れると共に、前記空隙部の先端部のランナー入口
    に相当する部分に、前記スプール方向へ突出する
    壁が形成されていることを特徴とするセラミツク
    ス樹脂射出成形用金型の構造。
JP17521181U 1981-11-25 1981-11-25 セラミツクス樹脂射出成形用金型の構造 Granted JPS5879328U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17521181U JPS5879328U (ja) 1981-11-25 1981-11-25 セラミツクス樹脂射出成形用金型の構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17521181U JPS5879328U (ja) 1981-11-25 1981-11-25 セラミツクス樹脂射出成形用金型の構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5879328U JPS5879328U (ja) 1983-05-28
JPS6134095Y2 true JPS6134095Y2 (ja) 1986-10-04

Family

ID=29967489

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17521181U Granted JPS5879328U (ja) 1981-11-25 1981-11-25 セラミツクス樹脂射出成形用金型の構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6056506A (ja) * 1983-09-09 1985-04-02 株式会社豊田中央研究所 射出成形方法及び装置

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Publication number Publication date
JPS5879328U (ja) 1983-05-28

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