JP3248758B2 - 射出成形機における滞留樹脂の排出方法 - Google Patents
射出成形機における滞留樹脂の排出方法Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/1753—Cleaning or purging, e.g. of the injection unit
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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Description
有するプリプラ式射出成形機に係り、特に、射出部のプ
ランジャが移動するプランジャ通路に滞留した樹脂を排
出するための排出方法に関する。
要とする精密成形が要求される成形品は、材料の樹脂を
可塑化する可塑化部と、この可塑化部から送られる溶融
樹脂を金型に射出する射出部とを有するプリプラ式射出
成形機で成形され、射出部には往復動するプランジャが
設けられており、可塑化部から送り込まれた溶融樹脂に
よるプランジャの後退によって樹脂の計量が行われ、プ
ランジャが前進することにより樹脂は金型に射出され
る。プランジャは射出部のプランジャガイドであるプラ
ンジャ通路内を移動し、このプランジャ通路とプランジ
ャとの間にはクリアランスが存在する。
送り込まれた溶融樹脂はプランジャ通路とプランジャと
の間のクリアランスに入り込み、滞留することになる。
この滞留樹脂は、プランジャ通路内をプランジャが往復
動するため、樹脂やけの発生原因となり、これが金型に
射出充填されることによって樹脂やけを有する成形品が
できてしまう。例えば光学部品のような透明性が要求さ
れる成形品では、黒色化した樹脂やけ部分を有するもの
は製品価値を失う。
ャ通路とプランジャとの間のクリアランスに滞留した樹
脂を排出でき、これにより樹脂やけの発生を防止できる
ようにした射出成形機における滞留樹脂の排出装置およ
びその排出方法を提供するところにある。
塑化部で可塑化された溶融樹脂をプランジャの後退、前
進によってこの樹脂を計量、射出するための射出部に送
り込み、射出部に送り込まれた樹脂により、射出部中に
おけるプランジャ通路とプランジャとの間のクリアラン
スに滞留している樹脂をこのプランジャ通路と連通した
滞留樹脂排出路から押し出して排出することを特徴とす
るものである。
て説明する。図1は本実施例に係る射出成形機を示し、
この射出成形機は、可塑化部1と、射出部2とを有する
プリプラ式である。可塑化部1は、可塑化シリンダ3
と、この内部に回転自在に収納されたスクリュー4とを
有し、スクリュー4は油圧モータ5で回転する。また、
可塑化シリンダ3にはホッパー6が設けられ、このホッ
パー6から材料の樹脂が可塑化シリンダ3内に供給され
る。
成しているプランジャブロック7が結合され、プランジ
ャブロック7には垂直方向に延びるプランジャ通路8が
形成されている。このプランジャ通路8内にプランジャ
9が上下動自在に挿入され、プランジャガイドとなって
いるプランジャ通路8の上部の室は、可塑化部1から供
給される溶融樹脂が充填される樹脂充填室となってい
る。プランジャブロック7の下部には射出シリンダ10
が設けられ、この射出シリンダ10内のピストン11に
プランジャ9が連結され、このピストン11によりプラ
ンジャ9は上下動する。また、プランジャブロック7の
上部には、プランジャ通路8と連通した射出通路12を
有するノズル13が設けられている。
を介してプランジャ通路8と連通し、この樹脂供給路1
4は、プランジャブロック7内の通路14A,14B
と、プランジャブロック7に取り付けられたバルブブロ
ック15内に形成され、通路14A,14B間を繋ぐ通
路14Cとからなり、通路14Cは計量ストップバルブ
16で開閉される。計量ストップバルブ16にはバルブ
ブロック15に結合されたシリンダ17内の往復動する
ピストン18が連結されている。
ブブロック19が取り付けられ、バルブブロック19内
に形成された通路20Bはプランジャブロック7内の通
路20Aと接続され、これらの通路20A,20Bはプ
ランジャ通路8と連通した滞留樹脂排出路20を形成し
ており、この排出路20の終端部はバルブブロック19
の外面に開口した排出口20Cとなっている。通路20
Bは滞留樹脂排出バルブ21で開閉され、この排出バル
ブ21にはバルブブロック19に結合されたシリンダ2
2内のピストン23が連結され、ピストン23の往復動
で排出バルブ21は開閉動する。また、滞留樹脂排出路
20の通路20Aは、樹脂供給路14の通路14Bより
も下側において、プランジャ通路8と接続されている。
ジャ9の下端部には移動部材24が固定され、プランジ
ャ9と一体に移動するこの移動部材24は図示しない不
動部材に取り付けられている例えば磁気式あるいは光学
式等の位置スケール25と対向し、位置スケール25に
対する移動部材24の移動によりプランジャ9の後退位
置、換言すると、樹脂供給路14からプランジャ通路8
に供給されて溜まる溶融樹脂の量を計量できるようにな
っており、このため、移動部材24と位置スケール25
とにより、樹脂の量を計量するための計量手段26が構
成されている。
ら可塑化部1の可塑化シリンダ3内に供給された材料の
樹脂はスクリュー4の回転で混練されるとともに、可塑
化シリンダ3に設けられているヒーターにより可塑化さ
れ、溶融樹脂となる。この溶融樹脂はスクリュー4の回
転によって可塑化部1から樹脂供給路14を経て射出部
2側に送られることになり、このときには、シリンダ1
7のポート27の油圧は抜かれているため、図2の通
り、溶融樹脂の圧力によって計量ストップバルブ16は
開き、溶融樹脂は射出部2内のプランジャ通路8に流入
する。
には油圧の背圧が供給されており、また、可塑化部1の
スクリュー4が回転し始めたときにはシリンダ22のポ
ート29に油圧が供給され、このため、滞留樹脂排出バ
ルブ21は開いている。従って、樹脂供給路14からプ
ランジャ通路8に流入した溶融樹脂は、プランジャ通路
8とプランジャ9との間のクリアランス30に滞留して
いた樹脂を滞留樹脂排出路20に押し出しながらプラン
ジャ通路8に入り込むことになり、クリアランス30内
の滞留樹脂は排出口20Cから排出される。
て射出されずにクリアランス30に残って滞留していた
樹脂は、次回の射出成形サイクルのために可塑化部1か
ら射出部2に新たに送られてきた溶融樹脂によって排出
されることになり、プランジャ通路8内をプランジャ9
が移動するために樹脂やけの原因となる滞留樹脂は無く
なることになる。なお、以上において、プランジャ9に
はポート28からの油圧による背圧が作用しているた
め、プランジャ9は下降しない。
後、即ち、クリアランス30内の全ての滞留樹脂が排出
路20から排出された後、シリンダ22のポート31に
油圧が供給され、これにより排出バルブ21は閉じる。
この後も可塑化部1から溶融樹脂が射出部2のプランジ
ャ通路8に供給され、プランジャ通路8に溜まる溶融樹
脂の圧力によってプランジャ9はポート28からの背圧
に抗して下降する(図2の二点鎖線参照)。このプラン
ジャ9の下降量、換言すると、樹脂充填室としてのプラ
ンジャ通路8に溜まる溶融樹脂の量は計量手段26で常
時検出されており、この量が所定量に達すると、計量手
段26からの信号によりシリンダ17のポート27に油
圧が供給され、これにより計量ストップバルブ16が閉
じるとともに、油圧モータ5によるスクリュー4の回転
が停止する。
3に接触しており、この金型33に設けられたゲートカ
ッターあるいはスプルーカッターは閉じているため、プ
ランジャ通路8に供給された溶融樹脂がノズル13の先
端から漏れることはない。
高圧の油圧が供給され、これにより、プランジャ9は上
昇し、プランジャ通路8内の溶融樹脂はノズル13およ
び開いた前記カッターを経て金型のキャビティ内に射出
される。
ルごとに繰り返され、前回の射出成形サイクルにおいて
射出されずにプランジャ通路8とプランジャ9との間の
クリアランス30に残されていた樹脂は、次回の射出成
形サイクルで使用される溶融樹脂によって排出路20か
ら排出されるため、金型に射出される溶融樹脂には樹脂
やけの原因となる滞留樹脂は含まれず、このため、樹脂
やけ部分のない品質良好な成形品を得られる。
出部2とを有する従来のプリプラ式射出成形機に滞留樹
脂排出バルブ21付きの排出路20を設けるだけでよ
く、可塑化部1、射出部2の基本構造は変更する必要は
ないため、射出成形機に簡単な改良を加えるだけで容易
に製造できる。
スクリュー4を有するものとなっていたが、可塑化部の
形式はこれに限定されず、例えばプランジャ式のもので
もよい。
水平な可塑化部1が接続されていたが、これらの位置関
係はこれに限定されず、例えば水平な射出部に対して可
塑化部が斜めに接続されていてもよい。
6、排出バルブ21は油圧で作動するピストン18,2
3によって開閉動する形式のものであったが、これらの
バルブはこの形式に限定されず、例えばロータリーバル
ブ形式のものでもよい。
有する精密成形に適したプリプラ式射出成形機で射出成
形する場合において、前回の射出成形サイクルで射出部
のプランジャ通路とプランジャとの間のクリアランスに
滞留した樹脂を排出してから金型に溶融樹脂を射出充填
できるようになり、このため、この滞留樹脂を原因とす
る樹脂やけの発生を防止でき、品質良好な成形品を得ら
れるようになる。
機の断面図である。
いる状態を示す図1と同様の図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 可塑化部で可塑化された溶融樹脂をプラ
ンジャの後退、前進によってこの樹脂を計量、射出する
ための射出部に送り、この射出部に送り込まれた樹脂に
より、前記射出部中におけるプランジャ通路と前記プラ
ンジャとの間のクリアランスに滞留している樹脂をこの
プランジャ通路と連通した滞留樹脂排出路から押し出し
て排出することを特徴とする射出成形機における滞留樹
脂の排出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19063792A JP3248758B2 (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 射出成形機における滞留樹脂の排出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP19063792A JP3248758B2 (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 射出成形機における滞留樹脂の排出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0631775A JPH0631775A (ja) | 1994-02-08 |
JP3248758B2 true JP3248758B2 (ja) | 2002-01-21 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19063792A Expired - Fee Related JP3248758B2 (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 射出成形機における滞留樹脂の排出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3248758B2 (ja) |
-
1992
- 1992-07-17 JP JP19063792A patent/JP3248758B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0631775A (ja) | 1994-02-08 |
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