JPS6134030A - プラスチツク成形品 - Google Patents
プラスチツク成形品Info
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- JPS6134030A JPS6134030A JP59156569A JP15656984A JPS6134030A JP S6134030 A JPS6134030 A JP S6134030A JP 59156569 A JP59156569 A JP 59156569A JP 15656984 A JP15656984 A JP 15656984A JP S6134030 A JPS6134030 A JP S6134030A
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- JP
- Japan
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- copolymer
- ethylene
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- block copolymer
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- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
イ)発明の目的
(産業上の利用分野)
この発明はプラスチック成形品に関する。さらに詳しく
は、柔軟で透明性及び高温強度に優れかつ毒性の低い樹
脂を基材とするプラスチック成形品に関する。
は、柔軟で透明性及び高温強度に優れかつ毒性の低い樹
脂を基材とするプラスチック成形品に関する。
(従来の技術)
従来、食品包装材、医療器具等の分野における透明で柔
軟な成形品を得る成形用樹脂組成物として種々のものが
提案され実用化されている。
軟な成形品を得る成形用樹脂組成物として種々のものが
提案され実用化されている。
これらのうち、軟質ポリ塩化ビニルを用いた樹脂組成物
及び成形品は柔軟性、透明性にすぐれ引張強度も200
#/cd程度あり、且つ120°C程度の高温下でも形
状を維持しその際にも充分な強度を有しているため高温
殺菌が可能であり、一般包装産業分野のみならず食品包
装、医療器具等にも広く用いられている。しかし軟質ポ
リ塩化ビニルは通常大量の可塑剤を含有しているため徐
々に可を剤が逸散して硬化し、ことに包装袋、チューブ
等に於ては内容物に可塑剤が移行して衛生上問題を生じ
る恐れがある。また成形物に残留する塩化ビニルモノマ
ー量を極度に減少させないと衛生上問題を生じる恐れが
あった。
及び成形品は柔軟性、透明性にすぐれ引張強度も200
#/cd程度あり、且つ120°C程度の高温下でも形
状を維持しその際にも充分な強度を有しているため高温
殺菌が可能であり、一般包装産業分野のみならず食品包
装、医療器具等にも広く用いられている。しかし軟質ポ
リ塩化ビニルは通常大量の可塑剤を含有しているため徐
々に可を剤が逸散して硬化し、ことに包装袋、チューブ
等に於ては内容物に可塑剤が移行して衛生上問題を生じ
る恐れがある。また成形物に残留する塩化ビニルモノマ
ー量を極度に減少させないと衛生上問題を生じる恐れが
あった。
この点に関し、可塑剤を含まず透明性、柔軟性等の諸物
性を備えた成形用樹脂組成物として、スチレン−ブタジ
ェン−スチレンブロックコポリマー、スチレン−イソプ
レン−ブタジェンコポリマー等のブロックポリマーをさ
らに水添処理して得られる水添ブロックコポリマーをベ
ースとしこれにポリプロピレン及びエチレン−酢酸ビニ
ル共重合樹脂を配合してなる混合樹脂や、同じく上記水
添ブロックコポリマー類をベースとしこれにポリプロピ
レン及びエチレンアクリレートを配合してなる混合樹脂
が提案されている(特開昭54−88950号公報、特
開昭59−74158号公報)。
性を備えた成形用樹脂組成物として、スチレン−ブタジ
ェン−スチレンブロックコポリマー、スチレン−イソプ
レン−ブタジェンコポリマー等のブロックポリマーをさ
らに水添処理して得られる水添ブロックコポリマーをベ
ースとしこれにポリプロピレン及びエチレン−酢酸ビニ
ル共重合樹脂を配合してなる混合樹脂や、同じく上記水
添ブロックコポリマー類をベースとしこれにポリプロピ
レン及びエチレンアクリレートを配合してなる混合樹脂
が提案されている(特開昭54−88950号公報、特
開昭59−74158号公報)。
(発明が解決しようとする問題点)
上記、水添ブロックコポリマー、ポリプロピレン及び、
エチレン−酢酸ビニル共重合体又はエチレン−アクリレ
ート共重合体を用いた混合樹脂は前述の如く、種々の用
途に有用である。しかしながら、例えば輸液バックなど
は、基本的に袋状成形体とチューブ状成形体とからなる
成形品パーツを組合せた構成からなるためこれらの接合
を必要としており、上記混合樹脂を用いた輸液バックの
作製もヒートシール、超音波シール、インパルスシール
等の物理的手段によってこれら成形品パーツを接合一体
化することにより行なわれているが、接合処理自体が困
難であるという問題点があった接合処理をより簡便に行
なうためには、接着剤を用いることが望ましいが、上記
混合樹脂に対する適当な接着剤は従来見当らず、例えば
、ゴム系の溶液タイプ接着剤、酢酸ビニル系及びアクリ
ル酸エステル系のエマルジョン及び溶液系接着剤、ウレ
タン系溶液タイプ接着剤等の公知の接着剤を用いても実
用上満足できる接着強度は得られず接合一体化できなか
った。
エチレン−酢酸ビニル共重合体又はエチレン−アクリレ
ート共重合体を用いた混合樹脂は前述の如く、種々の用
途に有用である。しかしながら、例えば輸液バックなど
は、基本的に袋状成形体とチューブ状成形体とからなる
成形品パーツを組合せた構成からなるためこれらの接合
を必要としており、上記混合樹脂を用いた輸液バックの
作製もヒートシール、超音波シール、インパルスシール
等の物理的手段によってこれら成形品パーツを接合一体
化することにより行なわれているが、接合処理自体が困
難であるという問題点があった接合処理をより簡便に行
なうためには、接着剤を用いることが望ましいが、上記
混合樹脂に対する適当な接着剤は従来見当らず、例えば
、ゴム系の溶液タイプ接着剤、酢酸ビニル系及びアクリ
ル酸エステル系のエマルジョン及び溶液系接着剤、ウレ
タン系溶液タイプ接着剤等の公知の接着剤を用いても実
用上満足できる接着強度は得られず接合一体化できなか
った。
この発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、簡便
に接合一体化されたプラスチック成形品を提供しようと
するものである。
に接合一体化されたプラスチック成形品を提供しようと
するものである。
本発明者らは、鋭意研究を行なった結果、上記混合樹脂
の成形品パーツを接合するに際し、該混合樹脂の構成樹
脂成分の一つである水添ブロックコポリマーの有機溶媒
溶液を接着剤的に用いることにより、これらの成形品パ
ーツが優れた接着強度で接合一体化される事実を見出し
た。
の成形品パーツを接合するに際し、該混合樹脂の構成樹
脂成分の一つである水添ブロックコポリマーの有機溶媒
溶液を接着剤的に用いることにより、これらの成形品パ
ーツが優れた接着強度で接合一体化される事実を見出し
た。
(ロ)発明の構成
かくしてこの発明によれば、下記範囲の樹脂組成:
a)芳香族ビニルイし金物の重合体からなる両端ブロッ
クと共役ジエン系重合体からなる中間ブロックとからな
るブロック共重合体の両端ブロックが共重合体中10〜
40重量%でその10%以下が水添されてなりかつ中間
ブロックが90%以上水添されてなるブロック共重合体
:30重量%〜90重量%、 b)融点150°C以上のアイソタクチックポリプロピ
レン又はそれを主成分とする共重合体:5重1%〜40
重量%、及び c)79!J し )含j15%以上のエチレン−アク
リレート共重合体、又はビニルエステル含量5%以上の
エチレン−ビニルエステル共重合体:5重量%〜40重
量%、 からなる複数の成形品パーツから構成され、これらの成
形品パーツが、上記ブロック共重合体a)の有機溶媒溶
液を接着剤として接合一体化されてなるプラスチック成
形品が提供される。
クと共役ジエン系重合体からなる中間ブロックとからな
るブロック共重合体の両端ブロックが共重合体中10〜
40重量%でその10%以下が水添されてなりかつ中間
ブロックが90%以上水添されてなるブロック共重合体
:30重量%〜90重量%、 b)融点150°C以上のアイソタクチックポリプロピ
レン又はそれを主成分とする共重合体:5重1%〜40
重量%、及び c)79!J し )含j15%以上のエチレン−アク
リレート共重合体、又はビニルエステル含量5%以上の
エチレン−ビニルエステル共重合体:5重量%〜40重
量%、 からなる複数の成形品パーツから構成され、これらの成
形品パーツが、上記ブロック共重合体a)の有機溶媒溶
液を接着剤として接合一体化されてなるプラスチック成
形品が提供される。
この発明のプラスチック成形品は、少なくとも2以上の
成形品パーツからなるものでかつこれらが一体化された
ものである。具体的な成形品パ−ツとしてはシート状成
形体、袋状成形体、チューブ状成形体、その他種々の異
形品等が挙げられる。
成形品パーツからなるものでかつこれらが一体化された
ものである。具体的な成形品パ−ツとしてはシート状成
形体、袋状成形体、チューブ状成形体、その他種々の異
形品等が挙げられる。
もちろんこれらの成形品パーツはそれ自体ヒートシール
や超音波シール等で接合された部分を有していてもよい
。この発明の対象とするプラスチック成形品の代表例と
しては、上記混合樹脂からなる袋状成形体とチューブ状
成形体とを接合一体化したバック状成形品が挙げられる
。かかるバンク状成形品はその高い透明性、優れた柔軟
性、高い高温強度及び無毒性(可胆剤未含有〕を備えた
ものでありことに輸液バック、血液バック等の医療用バ
ックとして有用なものである。かようなこの発明のバッ
ク状成形品の一例を第1図に示した。
や超音波シール等で接合された部分を有していてもよい
。この発明の対象とするプラスチック成形品の代表例と
しては、上記混合樹脂からなる袋状成形体とチューブ状
成形体とを接合一体化したバック状成形品が挙げられる
。かかるバンク状成形品はその高い透明性、優れた柔軟
性、高い高温強度及び無毒性(可胆剤未含有〕を備えた
ものでありことに輸液バック、血液バック等の医療用バ
ックとして有用なものである。かようなこの発明のバッ
ク状成形品の一例を第1図に示した。
図に尉いて(1)はこの発明の輸液バックを示すもので
8本のチューブ状成形体(2)の先端をそれぞれ袋状成
形体(3)の孔部(4)に嵌合しこの孔部(4)とチュ
ーブ状成形体(2)との接触部(嵌合部月こ前記ブロッ
ク共重合体の有機溶媒溶液を塗布し乾燥することにより
得られたもので、それにより袋状成形体(3)とチュー
ブ状成形体(2)とが接合一体化されてなるものである
。
8本のチューブ状成形体(2)の先端をそれぞれ袋状成
形体(3)の孔部(4)に嵌合しこの孔部(4)とチュ
ーブ状成形体(2)との接触部(嵌合部月こ前記ブロッ
ク共重合体の有機溶媒溶液を塗布し乾燥することにより
得られたもので、それにより袋状成形体(3)とチュー
ブ状成形体(2)とが接合一体化されてなるものである
。
この発明の成形品パーツの基材樹脂となる混合樹脂にお
けるa)成分は、共役ジエン共重合体からなる中間ブロ
ック(90〜60重量%)とその両端の芳香族ビニル化
合物の重合体からなる両端ブロック(10〜40重量%
)とから成るブロック共重合体を水添処理して得られた
水添ブロック共重合体である。上記両端ブロックを構成
する芳香族ビニル化合物の重合体としてはポリスチレン
、ポリ−α−メチルスチレン、ポリ−p−メチルスチレ
ン、ポリクロルスチレン等のスチレン系重合体があるが
その分子量としては数平均分子量5000〜12500
0のものが適しており最も好ましいのはポリスチレンで
ある。一方中間ブロックを構成する共役ジエン系重合体
としてはポリブタジェン、ポリイソプレン、ポリクロロ
プレン等があるがその分子量としては数平均分子量とし
て10000〜aoooooのものが適しており、特に
好ましいのはポリブタジェン及びポリイソプレンである
。
けるa)成分は、共役ジエン共重合体からなる中間ブロ
ック(90〜60重量%)とその両端の芳香族ビニル化
合物の重合体からなる両端ブロック(10〜40重量%
)とから成るブロック共重合体を水添処理して得られた
水添ブロック共重合体である。上記両端ブロックを構成
する芳香族ビニル化合物の重合体としてはポリスチレン
、ポリ−α−メチルスチレン、ポリ−p−メチルスチレ
ン、ポリクロルスチレン等のスチレン系重合体があるが
その分子量としては数平均分子量5000〜12500
0のものが適しており最も好ましいのはポリスチレンで
ある。一方中間ブロックを構成する共役ジエン系重合体
としてはポリブタジェン、ポリイソプレン、ポリクロロ
プレン等があるがその分子量としては数平均分子量とし
て10000〜aoooooのものが適しており、特に
好ましいのはポリブタジェン及びポリイソプレンである
。
上記ブロック共重合体を水素添加することにより本発明
に使用するブロック共重合体が得られる。
に使用するブロック共重合体が得られる。
その際両端ブロックの水添割合は10%以下、中間ブロ
ックの水添割合は90%以上であることが必要である。
ックの水添割合は90%以上であることが必要である。
ことに中間ブロックの水添割合は95%以上であること
が好ましい。これはすなわち例えば中間ブロックがポリ
ブタジェンである場合には水添物はエチレン−ブチレン
共重合体構造となり、中間ブロックがポリイソプレンの
場合には水添物はエチレン−プロピレン共重合体構造と
なり全体としての耐熱性、耐候性が向上し、ことにこの
発明の成形品のすぐれた耐熱性(高温強度)に結びつく
からである。な詔、両端ブロックは15〜26重量%で
あることが好ましい。
が好ましい。これはすなわち例えば中間ブロックがポリ
ブタジェンである場合には水添物はエチレン−ブチレン
共重合体構造となり、中間ブロックがポリイソプレンの
場合には水添物はエチレン−プロピレン共重合体構造と
なり全体としての耐熱性、耐候性が向上し、ことにこの
発明の成形品のすぐれた耐熱性(高温強度)に結びつく
からである。な詔、両端ブロックは15〜26重量%で
あることが好ましい。
本発明に用いるブロック共重合体a)はクレイトンG−
1650.クレイトンG−1652,クレイトンG−1
657.クレイトンG−1658(いづれもシェル化学
製ン等の名称で容易に入手可能である。また、これらの
ブロック共重合体は一種のものに限らず二種以上組合せ
て用いてもよい。
1650.クレイトンG−1652,クレイトンG−1
657.クレイトンG−1658(いづれもシェル化学
製ン等の名称で容易に入手可能である。また、これらの
ブロック共重合体は一種のものに限らず二種以上組合せ
て用いてもよい。
次に本発明に用いるb)成分のポリプロピレンは融点1
50℃以上のアイソタクチックポリプロピレン又はそれ
を主体とした共重合体であり一般に成形材料として使用
されているものがそのまま使用可能である。共重合体と
してはプロピレンとエチレン、1−ブテン等のα−オレ
フィンとのブロックコポリマーやランダムコポリマーが
使用出来るが本発明の組成物の柔軟性を維持するために
は柔軟なものが好ましく特にランダムコポリマーが適し
ている。
50℃以上のアイソタクチックポリプロピレン又はそれ
を主体とした共重合体であり一般に成形材料として使用
されているものがそのまま使用可能である。共重合体と
してはプロピレンとエチレン、1−ブテン等のα−オレ
フィンとのブロックコポリマーやランダムコポリマーが
使用出来るが本発明の組成物の柔軟性を維持するために
は柔軟なものが好ましく特にランダムコポリマーが適し
ている。
次に本発明に用いる成分C)のエチレン−アクリレート
共重合体はアクリレート含量が5%以上であることが必
要である。アクリレート含量が5%以下では組成物自体
の透明性が低下し組成物の柔軟性も不充分である。本発
明に用いるエチレン−アクリレート共重合体に使用され
るアクリレートとしてはメチルアクリレート、エチルア
クリレート、ブチルアクリレート、2−エチルへキシル
アクリレート等があるがこれらに相当するメタクリル酸
エステルも包含される。最も好ましいのはメチルアクリ
レート及びエチルアクリレートである。一方、成分C)
としてはビニルエステル含量5%以上のエチレン−ビニ
ルエステル共重合体を用いることもできる。かようなエ
チレン−ビニルエステル共重合体におけるビニルエステ
ルとしてはギ酸ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、酪酸ビニル、ステアリン酸ビニル等があるが最も好
ましいのは酢酸ビニルである。なお、共重合物中のこれ
らアクリレート又はビニルエステルの最大の含量は特に
規制するものではないが、30%程度までが適当である
。なお、低温柔軟性、高温強度、安定性等の点でエチレ
ン−アクリレート共重合体を用いるのが好ましい。
共重合体はアクリレート含量が5%以上であることが必
要である。アクリレート含量が5%以下では組成物自体
の透明性が低下し組成物の柔軟性も不充分である。本発
明に用いるエチレン−アクリレート共重合体に使用され
るアクリレートとしてはメチルアクリレート、エチルア
クリレート、ブチルアクリレート、2−エチルへキシル
アクリレート等があるがこれらに相当するメタクリル酸
エステルも包含される。最も好ましいのはメチルアクリ
レート及びエチルアクリレートである。一方、成分C)
としてはビニルエステル含量5%以上のエチレン−ビニ
ルエステル共重合体を用いることもできる。かようなエ
チレン−ビニルエステル共重合体におけるビニルエステ
ルとしてはギ酸ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、酪酸ビニル、ステアリン酸ビニル等があるが最も好
ましいのは酢酸ビニルである。なお、共重合物中のこれ
らアクリレート又はビニルエステルの最大の含量は特に
規制するものではないが、30%程度までが適当である
。なお、低温柔軟性、高温強度、安定性等の点でエチレ
ン−アクリレート共重合体を用いるのが好ましい。
この発明は、上記のごとき混合樹脂からなる複数の成形
品パーツを上記ブロック共重合体a)の有機溶媒溶液を
用いて接着接合した点を最も特徴とするものである。
品パーツを上記ブロック共重合体a)の有機溶媒溶液を
用いて接着接合した点を最も特徴とするものである。
かかるブロック共重合体a)の有機溶媒溶液としては、
該ブロック共重合体を5〜30重量%含有するものが適
している。5重量%未満では接着強度が不充分で好まし
くな(、また30重量%を越えると溶液の粘度が高くな
りすぎ、均一な表面塗布が難かしく、又泡の混入等が起
り易く好ましくない。最も好ましい濃度は、8〜151
!凰%である。また、該有機溶媒溶液の溶媒としては、
ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族系溶m、ヘキ
サン等の炭化水素系溶媒、クロロホルム、1.2−ジク
ロルエタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒、シクロヘキ
サノン等のケトン系溶媒、テトラヒドロフラン等のエー
テル系溶媒などが適当である。
該ブロック共重合体を5〜30重量%含有するものが適
している。5重量%未満では接着強度が不充分で好まし
くな(、また30重量%を越えると溶液の粘度が高くな
りすぎ、均一な表面塗布が難かしく、又泡の混入等が起
り易く好ましくない。最も好ましい濃度は、8〜151
!凰%である。また、該有機溶媒溶液の溶媒としては、
ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族系溶m、ヘキ
サン等の炭化水素系溶媒、クロロホルム、1.2−ジク
ロルエタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒、シクロヘキ
サノン等のケトン系溶媒、テトラヒドロフラン等のエー
テル系溶媒などが適当である。
上記有機溶媒溶液を、意図する複数の成形品パーツの接
合部に塗布し乾燥することにより所望の成形品を得るこ
とができる。塗布はディッピングやへケ塗りで行なって
もよいが、通常、接合部分に該溶液を滴下することによ
り、より簡便に行なうことができる。
合部に塗布し乾燥することにより所望の成形品を得るこ
とができる。塗布はディッピングやへケ塗りで行なって
もよいが、通常、接合部分に該溶液を滴下することによ
り、より簡便に行なうことができる。
なお本発明に用いる混合樹脂には上記必須主要樹脂成分
のほかに用途に応じ、柔軟性、透明性、高温強度、成形
性及び安全性を阻害しない程度の量の各種の可塑剤、ブ
ロッキング防止剤、シール性改良剤、熱安定剤、酸化防
止剤、紫外線吸収剤、滑剤、結晶核剤、着色剤等を含有
させることも可能である。
のほかに用途に応じ、柔軟性、透明性、高温強度、成形
性及び安全性を阻害しない程度の量の各種の可塑剤、ブ
ロッキング防止剤、シール性改良剤、熱安定剤、酸化防
止剤、紫外線吸収剤、滑剤、結晶核剤、着色剤等を含有
させることも可能である。
(実施例〕
以下、この発明を実施例により詳説するがこれによりこ
の発明は限定されるものではない。
の発明は限定されるものではない。
実施例−1
被着体として、下記組成のブレンド物の厚さ06820
シートを使用した。
シートを使用した。
a)ブロック共重合体
(1)クレイトンG−165287重量%(シェル化学
展) (i) // 1657 20 /
/(ll) b)ポリプロピレン 201/(融点16
5°Cのランダムコポリマー)C)エチレン−エチルア
クリレート 共重合体 28 ノl(日本ユニカ
ー製のNUC−6220,エチルアクリレート含量7%
) なお、クレイトンG−1652及びクレイトンG−16
57は両端ブロックがポリスチレンで中央水添ブロック
がエチンンーブチレン共重合体であるブロック共重合体
であり、ポリスチレンとエチレン−ブチレン共重合体と
の比率はG−1652が28対72、G−1657が1
4対86である。
展) (i) // 1657 20 /
/(ll) b)ポリプロピレン 201/(融点16
5°Cのランダムコポリマー)C)エチレン−エチルア
クリレート 共重合体 28 ノl(日本ユニカ
ー製のNUC−6220,エチルアクリレート含量7%
) なお、クレイトンG−1652及びクレイトンG−16
57は両端ブロックがポリスチレンで中央水添ブロック
がエチンンーブチレン共重合体であるブロック共重合体
であり、ポリスチレンとエチレン−ブチレン共重合体と
の比率はG−1652が28対72、G−1657が1
4対86である。
またG −1652の20重量%トルエン溶液の粘度(
77’F)は、550CPである。
77’F)は、550CPである。
上記シートを室温で完溶する有機溶剤はなく、又市販の
各種接着剤をテストしたがいづれもT−剥離強度Ikg
/25%以下で全く不充分であった。
各種接着剤をテストしたがいづれもT−剥離強度Ikg
/25%以下で全く不充分であった。
これに対し、クレイトンG−1650(シェル化学展;
クレイトンG−1652と同じく、両端ブロックがポリ
スチレンで中央水添ブロックがエチレン−ブチレン共重
合体であるブロック共重合体で、その比率が28対72
であり、かつ、20重量%トルエン溶液の粘度(77″
F)が1500CPのもの)を下記溶剤に下記濃度で溶
解させた溶液を作製し、これを用いて上記シートの接着
性を評価した。その結果を併せて下表に示した。
クレイトンG−1652と同じく、両端ブロックがポリ
スチレンで中央水添ブロックがエチレン−ブチレン共重
合体であるブロック共重合体で、その比率が28対72
であり、かつ、20重量%トルエン溶液の粘度(77″
F)が1500CPのもの)を下記溶剤に下記濃度で溶
解させた溶液を作製し、これを用いて上記シートの接着
性を評価した。その結果を併せて下表に示した。
いづれも良好な結電が得られているが、特に濃度5%以
上での接着強度が優秀である。
上での接着強度が優秀である。
比較例−1
接着剤に用いる樹脂として、実施例−1のクレイトンG
−1650の代りにカリフレックスTR−1101(シ
ェル化学製6両端ブロックがポリスチレンで、中間ブロ
ックがポリブタジェンで前者対後者の比率が30/70
のブロック共重合体ンを用い10%のベンゼン及びシク
ロヘキサノン溶液を作製して、実施例−1のシートの接
着試験を行なった。いづれも、接着面は簡単に手ではが
れ全く不充分なものであった。
−1650の代りにカリフレックスTR−1101(シ
ェル化学製6両端ブロックがポリスチレンで、中間ブロ
ックがポリブタジェンで前者対後者の比率が30/70
のブロック共重合体ンを用い10%のベンゼン及びシク
ロヘキサノン溶液を作製して、実施例−1のシートの接
着試験を行なった。いづれも、接着面は簡単に手ではが
れ全く不充分なものであった。
実施例−2
被着体として、実施例−1のC)のエチレン・アクリレ
ート共重合体の代りにエチレン−酢酸ビニル共重合体(
日本ユニカー製のDQDJ−1830、酢酸ビニル含j
llO%)を用いて厚さ0.82%のシートを作製した
。このシートを実施例−1の接着剤(クレイトンG−1
650の10%ベンゼン溶液)を用いて接着した所、T
−剥離強度6.O勿/25%と満足すべきものであった
。
ート共重合体の代りにエチレン−酢酸ビニル共重合体(
日本ユニカー製のDQDJ−1830、酢酸ビニル含j
llO%)を用いて厚さ0.82%のシートを作製した
。このシートを実施例−1の接着剤(クレイトンG−1
650の10%ベンゼン溶液)を用いて接着した所、T
−剥離強度6.O勿/25%と満足すべきものであった
。
実施例−3
被着体として、下記組成のブレンド物の厚さ0.86%
のシート及び外径8%、内径6%のチューブを使用した
。
のシート及び外径8%、内径6%のチューブを使用した
。
a)ブロック共重合体
(1)クレイトンG−165242重量%(II)
/l 1657 25 //b)
ポリプロピレン 15 /l(融点16
5°Cのランダムコポリマー)C)エチレン・エチルア
クリ レート共重合体 18//(日本ユニカ
ーDPDJ−6182、エチルアクリレート含量15%
) dノ 滑 剤 0.8
部このシート二枚からヒートシールにより袋を作製した
。出口2ケ所は巾12.5%のうすいテフロンフィルム
を挾み、この部分のシールを行わず開口部とした。この
袋の出口2ケ所に上記チューブをさしこみ、クレイトン
G−1650の15%ベンゼン溶液をスポイトで吸い上
げ、接合部にたらして接着を行なった所数分のうちに強
固な接着を行なうことが出来た。
/l 1657 25 //b)
ポリプロピレン 15 /l(融点16
5°Cのランダムコポリマー)C)エチレン・エチルア
クリ レート共重合体 18//(日本ユニカ
ーDPDJ−6182、エチルアクリレート含量15%
) dノ 滑 剤 0.8
部このシート二枚からヒートシールにより袋を作製した
。出口2ケ所は巾12.5%のうすいテフロンフィルム
を挾み、この部分のシールを行わず開口部とした。この
袋の出口2ケ所に上記チューブをさしこみ、クレイトン
G−1650の15%ベンゼン溶液をスポイトで吸い上
げ、接合部にたらして接着を行なった所数分のうちに強
固な接着を行なうことが出来た。
(ハ)発明の効果
以上述べたごとく、この発明のプラスチック成形品は、
複数の成形品パーツが特定の接着剤で接合されているた
め、強固に一体化されたものである。そのため、成形品
を使用する場においても簡便に成形品パーツを組合せて
構成することができる。そしてかようなプラスチック成
形品は、その有する透明性、柔軟性、高温強度、無毒性
等の点でことに医療器具の分野の成形品として好適であ
る0
複数の成形品パーツが特定の接着剤で接合されているた
め、強固に一体化されたものである。そのため、成形品
を使用する場においても簡便に成形品パーツを組合せて
構成することができる。そしてかようなプラスチック成
形品は、その有する透明性、柔軟性、高温強度、無毒性
等の点でことに医療器具の分野の成形品として好適であ
る0
第1図は、この発明のプラスチック成形品の具体例を示
す斜視図である。 (1)・・・輸液バック、 (2)・・・チューブ
状成形体、(3)・・・袋状成形体、 (4)・・
・孔部。
す斜視図である。 (1)・・・輸液バック、 (2)・・・チューブ
状成形体、(3)・・・袋状成形体、 (4)・・
・孔部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、下記範囲の樹脂組成: a)芳香族ビニル化合物の重合体からなる両端ブロック
と共役ジエン系重合体からなる中間ブロックとからなる
ブロック共重合体の両端ブロックが共重合体中10〜4
0重量%でその10%以下が水添されてなりかつ中間ブ
ロックが90%以上水添されてなるブロック共重合体:
30重量%〜90重量%、 b)融点150℃以上のアイソタクチックポリプロピレ
ン又はそれを主成分とする共重合体:5重量%〜40重
量%、及び c)アクリレート含量5%以上のエチレン−アクリレー
ト共重合体、又はビニルエステル含量5%以上のエチレ
ン−ビニルエステル共重合体:5重量%〜40重量%、 からなる複数の成形品パーツから構成され、これらの成
形品パーツが、上記ブロック共重合体a)の有機溶媒溶
液を接着剤として接合一体化されてなるプラスチック成
形品。 2、複数の成形品パーツが、袋状成形体及びチューブ状
成形体からなる特許請求の範囲第1項記載のプラスチッ
ク成形品。 3、ブロック共重合体a)の有機溶媒溶液が、5〜30
重量%濃度の有機溶媒溶液である特許請求の範囲第1項
記載のプラスチック成形品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59156569A JPS6134030A (ja) | 1984-07-26 | 1984-07-26 | プラスチツク成形品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59156569A JPS6134030A (ja) | 1984-07-26 | 1984-07-26 | プラスチツク成形品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6134030A true JPS6134030A (ja) | 1986-02-18 |
JPH034569B2 JPH034569B2 (ja) | 1991-01-23 |
Family
ID=15630638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59156569A Granted JPS6134030A (ja) | 1984-07-26 | 1984-07-26 | プラスチツク成形品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6134030A (ja) |
-
1984
- 1984-07-26 JP JP59156569A patent/JPS6134030A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH034569B2 (ja) | 1991-01-23 |
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