JPS6133094A - カラ−表示装置の外部磁界消去装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はカラー表示装置の設置場所における磁界の影響
を除去する装置に係り、特にシャドウマスクの消磁用コ
イルに別攪線を設け、該捲線に設置環境磁界による影響
を低減する電流を供給する外部磁界消去装置に関する。

近年、各種情報処理装置の普及に伴い、各種の表示装置
が開発され、実用化されているが、特に表示内容を色別
に表示するためカラー表示装置が使用されている。

このカラー表示装置では一般にシャドウマスク方式のカ
ラーブラウン管を用いているが、高精密度表示が要求さ
れるため、赤、緑、青の３原色を発光する螢光ドツトの
密度が濃く、従ってシャドウマスクの穴の数も多い。こ
のシャドウマスクの穴間隔が小さくなるのに比例してコ
ンバージェンスずれ、ピユリティずれ、画面傾き等に対
する地磁気の影響が無視出来なくなって来ている。

周知のようにカラーブラウン管は表示面を南北方向に向
けた場合、地磁気の影響により、コンバージェンスずれ
、ピユリティずれは最大となり、又画面の傾きも発生す
る。そしてこの影響は電子ビームの飛距離が長く、地磁
気の影響を受けている時間の長い周辺部はど大きい。

〔従来の技術〕

従来のカラー表示装置においては、外部シールド及び内
部シールド等を用い、且つ水平方向磁界を零ガウスに設
定する等して調整されたカラーブラウン管を使用し、コ
ンバージェンス、ピユリティ、画面傾き等を調整する時
に、外部磁界の影響を極力押さえるように工夫している
。

しかし、カラー表示装置には設置した場所における外部
磁界の影響を除去する手段は特に設けられていない。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このため、工場から出荷する時の地磁気の影響は除去す
ることが出来ても、カラー表示装置の設置状態によって
は、地磁気の影響を免れず色ずれや画面傾斜が発生する
という問題がある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記問題点は、カラーブラウン管の周囲に取付けられる
消磁コイルに、該消磁コイルとは別の捲線を付加し、該
別ｔＳ線に流す電流の方向を選択するための手段と、該
電流の値を選択するための手段とを設けた、本発明によ
るカラー表示装置の外部磁界消去装置によって解決され
る。

〔作用〕 即ち従来から用いられているシャドウマスクの磁界を均
一化するための消磁コイルに、別に捲線を付加して設置
し、この別捲線に外部磁界を打ち消すような磁界を構成
させるため、適当な電流値の直流を磁界構成方向を反転
させて供給することを可能とし、カラー表示装置の設置
場所の外部磁界の状況に応じて、磁界の大きさと方向を
調整するものである。

上記と同一の効果を得るため、従来の消磁コイルを利用
する方法も考えられるが、該消磁コイルが必要とする起
磁力は数百アンペアターンと非常に大きく、この消磁コ
イルが動作中に前記外部磁界を打ち消す直流電流を重畳
することは、該直流電流供給回路が非常に大きくなり、
不経済となる。

又消磁コイルの動作は初期時のみであるため、その後で
外部磁界除去の直流電流を供給することも考えられるが
、ピユリティずれを防止することが出来ない。

〔実施例〕

第１図は本発明の一実施例を示す回路のブロック図であ
る。

電源１はカラー表示装置に電源が投入されると同時に、
可変抵抗８に直流電圧を印加する。トランジスタ６及び
７は可変抵抗８の調整位置によりベース電圧が変化し、
例えばトランジスタ６がオンとなると、そのベース電圧
に応じた電流値の直流電流を消磁コイル３内の捲線５に
対し、電源１の十端子からトランジスタ６、捲線５を経
てアースに流れるように供給する。この時トランジスタ
７はオフのままである。

又トランジスタ７がオンとなるとベース電圧に応した電
流値の直流電流を捲線５に対し、アースから捲線５、ト
ランジスタ７を経由し電源１の一端子に流れるように供
給する。この時トランジスタ６はオフのままである。

又同時に電源２も動作し、消磁コイル３内のシャドウマ
スク消磁用の捲線４に従来と同様に消磁電流を供給する
。

本実施例では捲線５は８０ターンで装置を南北方向（水
平磁界０．３ガウス）に向けた時の必要直流電流は±１
５０ｍＡである。これは一応の目安で設置場所における
状態により可変抵抗８の抵抗値を可変して、捲線５に流
れる電流値と、その方向を変えて主として地磁気の影響
が最低となるように１周接する。

このようにするとカラーブラウン管の周辺部程大きな磁
界を発生させ、地磁気によるコンバージェンスずれ、ピ
ユリティずれ及び画面傾きを防止することが出来る。

第２図は本発明の他の実施例を示す回路のブロック図で
、第１図に示す捲線４と電源２は省略しである。

電源１３の十端子から直流電圧が可変抵抗１２に印加さ
れ、この可変抵抗１２の調整値により、トランジスタ１
１がオンとなって、そのベース電圧に応じた電流値の直
流電流を、ダイオード１０を経てスイッチ９により捲線
５に流れる方向を変換し、捲線５を経由して電源１３の
一端子に戻るように供給する。

スイッチ９の切替えと、可変抵抗１２の調整はカラー表
示装置の設置場所における状態に応じて、前記同様に実
施する。

又ダイオード１０は、第１図に示す消磁コイル３内の１
＠線４に供給される消磁電流により、捲線５に誘起する
電圧からトランジスタ１１を保護する為のものである。

〔発明の効果〕

以上説明した如く、本発明は従来使用されている消磁コ
イルに別捲線を付加し、該別捲線に、カラー表示装置が
設置された場所により、影響を与える外部磁界を打ち消
すように、極性と電流値を変えて直流電流を供給するた
め、コンバージェンスずれ、ピユリティずれ及び画面傾
斜を最小にすることが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す回路のブロック図、 第２図は本発明の他の実施例を示す回路のブロック図で
ある。 図において １．２．１３は電源、３は消磁コイル、４．５は捲線、
　　　６，７．１１はトランジスタ、８．１２は可変抵
抗、９はスイッチ、 １０はダイオードである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. カラーブラウン管を用いたカラー表示装置において、該
   カラーブラウン管の周囲に取付けられる消磁コイルに、
   該消磁コイルとは別の捲線を付加し、該別捲線に流す電
   流の方向を選択するための手段と、該電流の値を選択す
   るための手段とを設けたことを特徴とするカラー表示装
   置の外部磁界消去装置。