JPS6132914A - 電力ケ−ブルの製造方法 - Google Patents
電力ケ−ブルの製造方法Info
- Publication number
- JPS6132914A JPS6132914A JP15403184A JP15403184A JPS6132914A JP S6132914 A JPS6132914 A JP S6132914A JP 15403184 A JP15403184 A JP 15403184A JP 15403184 A JP15403184 A JP 15403184A JP S6132914 A JPS6132914 A JP S6132914A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- extrusion
- power cable
- cross
- density polyethylene
- crosslinking
- Prior art date
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- Pending
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- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
- Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は高密度ポリエチレンを架橋して絶縁層を形成す
るような電力ケーブルの製造方法に関する。
るような電力ケーブルの製造方法に関する。
(従来の技術)
プラスチック電力ケーブルの代表的なものは架橋によっ
て耐熱性の改善された架橋ポリエチレンケーブルである
が、ここに用いられているポリエチレンは通常低密度ポ
リエチレン(LDPI ) であシ、高密度ポリエチ
レ−:t (HDPR) は実用できる高電圧用の電
力ケーブルが製造されていないのが現状である。
て耐熱性の改善された架橋ポリエチレンケーブルである
が、ここに用いられているポリエチレンは通常低密度ポ
リエチレン(LDPI ) であシ、高密度ポリエチ
レ−:t (HDPR) は実用できる高電圧用の電
力ケーブルが製造されていないのが現状である。
(解決すべき問題点〕
高密度ポリエチレンは低密度ポリエチレンより電気衝撃
に対して強固で高い絶縁破壊強度を有するなど物性面で
は優れた特性を有するにもかかわらず、架橋処理がむづ
かしく、特に絶縁厚が肉厚となる高電圧用の電力ケーブ
ルでは架橋が困難なので架橋しないケーブルしか製造で
きず、架橋しないケーブルでは使用条件によっては耐熱
性が不充分で高電圧用には不向であると考えられている
。
に対して強固で高い絶縁破壊強度を有するなど物性面で
は優れた特性を有するにもかかわらず、架橋処理がむづ
かしく、特に絶縁厚が肉厚となる高電圧用の電力ケーブ
ルでは架橋が困難なので架橋しないケーブルしか製造で
きず、架橋しないケーブルでは使用条件によっては耐熱
性が不充分で高電圧用には不向であると考えられている
。
例えば放射線(通常は電子線)で架橋しようとする場合
、絶縁物が厚ければ内部まで放射線が到達しにくいので
肉厚な架橋絶縁層を形成するケーブルを製造することは
できない。
、絶縁物が厚ければ内部まで放射線が到達しにくいので
肉厚な架橋絶縁層を形成するケーブルを製造することは
できない。
又、通常のLDPRに於てはジクミルパーオキサイドの
如き有機過酸化物を配合しておき導体上に押出被覆した
後加熱架橋して製造されているが。
如き有機過酸化物を配合しておき導体上に押出被覆した
後加熱架橋して製造されているが。
HDPIにもT、+DP]1と同様な有機過酸化物を用
いて導体上に押出被覆し加熱架橋しようとすると、押出
機の内部でその押出熱(押出温度は通常140℃以上〕
によ勺架橋反応が進行して高密度ポリエチレンが除徐に
硬化して行き、押出被覆が次第に困難とな)、長尺ケー
ブルを安定的に製造することはできなかった。
いて導体上に押出被覆し加熱架橋しようとすると、押出
機の内部でその押出熱(押出温度は通常140℃以上〕
によ勺架橋反応が進行して高密度ポリエチレンが除徐に
硬化して行き、押出被覆が次第に困難とな)、長尺ケー
ブルを安定的に製造することはできなかった。
(解決する手段)
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、1
分半減期が190℃以上の有機過酸化物を用いることに
よシ高密度ポリエチレンの押出被覆を円滑に行ない、長
尺で、安定した品質の架橋。
分半減期が190℃以上の有機過酸化物を用いることに
よシ高密度ポリエチレンの押出被覆を円滑に行ない、長
尺で、安定した品質の架橋。
高密度ポリエチレン電力ケーブルを製造することを可能
ならしめたものである。
ならしめたものである。
(作用)
1分半減期温度が190℃以上の2.5−ジメチル−2
,5−ジ(1−プチルパニオキシ゛〕ヘキシン=3の如
き分解温度の高い有機過酸化物を用いているので、HD
PIli にこれを配合して押出しても押出温度の13
5°C〜160℃で前記過酸化物が熱分解を起すおそれ
がなく安定した押出を長時間連続的に行なうことができ
る。
,5−ジ(1−プチルパニオキシ゛〕ヘキシン=3の如
き分解温度の高い有機過酸化物を用いているので、HD
PIli にこれを配合して押出しても押出温度の13
5°C〜160℃で前記過酸化物が熱分解を起すおそれ
がなく安定した押出を長時間連続的に行なうことができ
る。
なおHDPIii の押出温度は一般に135℃〜1
60℃であシ、135℃未満ではHDPE の溶融粘度
は増大し、押出が困難となり、160℃を越えると押出
機内での架橋が進行し易くな夛押出が困難となる。
60℃であシ、135℃未満ではHDPE の溶融粘度
は増大し、押出が困難となり、160℃を越えると押出
機内での架橋が進行し易くな夛押出が困難となる。
押出被覆後の架橋加熱媒体としては水蒸気、窒素4ガス
等の不活性気体やシリコン油、溶融塩等の耐熱液体を用
いることができ、架橋剤残渣による絶縁体中のボイド発
生を防ぐための加圧下で用いることが望ましい。
等の不活性気体やシリコン油、溶融塩等の耐熱液体を用
いることができ、架橋剤残渣による絶縁体中のボイド発
生を防ぐための加圧下で用いることが望ましい。
(実施例〕
メルトインデックス1.2、結晶融点128℃、ベレッ
ト密度0.954 l / cm3のHDPEに分解温
度(1分半減期温度)の種々異なる有機過酸化物を2重
量部添加し、更に、0.2重量部の老化防止剤(チオビ
スフェノール系〕を加えて押出温度を変化させて押出検
討を行なった。
ト密度0.954 l / cm3のHDPEに分解温
度(1分半減期温度)の種々異なる有機過酸化物を2重
量部添加し、更に、0.2重量部の老化防止剤(チオビ
スフェノール系〕を加えて押出温度を変化させて押出検
討を行なった。
それらの押出状況を示せば表1のとおりである。
この表からHDPK の加工条件として1分半減期温度
が190℃、押出温度が135℃〜160°Cが望まし
いことが判る。
が190℃、押出温度が135℃〜160°Cが望まし
いことが判る。
次に本発明の実施例として表1の試料実−例2 。
の押出条件及び有機過酸化物を含有したHDPK に
よって電力ケーブルを製造した。 − 製造に消っては図示の如く導体断面積3′25HII2
の導体1上に、内部半導電層2、外部半導電層3と絶縁
層4(絶縁厚1’11!jI)とを同時押出によシ被覆
し、その後240℃の加熱加圧シリジン油中に導いて架
橋処理を行ない冷却して金属遮蔽層5及ヒ所定のシース
6(例えば塩化ビニルシニス)を施して電力ケーブルを
製造した。
よって電力ケーブルを製造した。 − 製造に消っては図示の如く導体断面積3′25HII2
の導体1上に、内部半導電層2、外部半導電層3と絶縁
層4(絶縁厚1’11!jI)とを同時押出によシ被覆
し、その後240℃の加熱加圧シリジン油中に導いて架
橋処理を行ない冷却して金属遮蔽層5及ヒ所定のシース
6(例えば塩化ビニルシニス)を施して電力ケーブルを
製造した。
又、比較例として架橋剤を入れなり高密度ポリエチレン
組成物及び従来の架橋剤(DGP )を入れた低密度ポ
リエチレン組成物を用いて上記の実施例に準じて内外半
導電層と同時押出し、架橋剤の入らないものはそのま\
冷却して電力ケーブルとし、架橋剤を入れた本のは、2
4 ’o=(3の加熱加圧シリコン油中に導いて架橋処
理後冷却して電力ケーブルを製造した。
組成物及び従来の架橋剤(DGP )を入れた低密度ポ
リエチレン組成物を用いて上記の実施例に準じて内外半
導電層と同時押出し、架橋剤の入らないものはそのま\
冷却して電力ケーブルとし、架橋剤を入れた本のは、2
4 ’o=(3の加熱加圧シリコン油中に導いて架橋処
理後冷却して電力ケーブルを製造した。
これらのケーブルについて絶縁破壊強度及び耐熱性を知
るためにその目安となる130℃でのインパルス破壊強
度及び140℃の高温下での加熱変形率を測定したとこ
ろ、下記の表2に示す結果を得た。
るためにその目安となる130℃でのインパルス破壊強
度及び140℃の高温下での加熱変形率を測定したとこ
ろ、下記の表2に示す結果を得た。
表 2
この表より本発明の電力ケーブルは絶縁破壊強度がよシ
一層強化され、耐熱性も向上していることが明らかであ
る。
一層強化され、耐熱性も向上していることが明らかであ
る。
(発明の効果)
本発明の方法は架橋剤として1分半減期が190℃以下
の有機過酸化物を使用したことにより高密度ポリエチレ
ンを用ν1ながら押出温度で早期加硫に基づく押出障害
や、長尺押出の際°の品質変動のおそれがなく、従って
押出後加熱架橋することによ)絶縁破壊強度等の電気特
性や耐熱性にも優れたポリエチレン電力ケーブルを製造
することができる。
の有機過酸化物を使用したことにより高密度ポリエチレ
ンを用ν1ながら押出温度で早期加硫に基づく押出障害
や、長尺押出の際°の品質変動のおそれがなく、従って
押出後加熱架橋することによ)絶縁破壊強度等の電気特
性や耐熱性にも優れたポリエチレン電力ケーブルを製造
することができる。
図は本発明の一実施例の電力ケーブルを示す断面図であ
る。
る。
Claims (1)
- 1分半減期が190℃以上の有機過酸化物を含む高密度
ポリエチレン組成物を導体の外部に押出被覆した後、加
熱加圧媒体中で架橋することを特徴とする電力ケーブル
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15403184A JPS6132914A (ja) | 1984-07-26 | 1984-07-26 | 電力ケ−ブルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15403184A JPS6132914A (ja) | 1984-07-26 | 1984-07-26 | 電力ケ−ブルの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6132914A true JPS6132914A (ja) | 1986-02-15 |
Family
ID=15575393
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15403184A Pending JPS6132914A (ja) | 1984-07-26 | 1984-07-26 | 電力ケ−ブルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6132914A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007527323A (ja) * | 2003-04-28 | 2007-09-27 | クランプトン,ステファン,ジェームス | 外骨格を有するcmmアーム |
JP2009200003A (ja) * | 2008-02-25 | 2009-09-03 | Swcc Showa Cable Systems Co Ltd | 高電圧電子機器用ケーブル |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS575003A (en) * | 1980-06-12 | 1982-01-11 | Fujikura Ltd | Method for producing core and clad type optical fiber of polycrystalline ionic crystal |
-
1984
- 1984-07-26 JP JP15403184A patent/JPS6132914A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS575003A (en) * | 1980-06-12 | 1982-01-11 | Fujikura Ltd | Method for producing core and clad type optical fiber of polycrystalline ionic crystal |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007527323A (ja) * | 2003-04-28 | 2007-09-27 | クランプトン,ステファン,ジェームス | 外骨格を有するcmmアーム |
JP4868235B2 (ja) * | 2003-04-28 | 2012-02-01 | ニコン メトロロジー エン.フェー. | Cmmアーム装置および方法 |
JP2009200003A (ja) * | 2008-02-25 | 2009-09-03 | Swcc Showa Cable Systems Co Ltd | 高電圧電子機器用ケーブル |
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