JPS6132847B2 - - Google Patents

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JPS6132847B2
JPS6132847B2 JP50135748A JP13574875A JPS6132847B2 JP S6132847 B2 JPS6132847 B2 JP S6132847B2 JP 50135748 A JP50135748 A JP 50135748A JP 13574875 A JP13574875 A JP 13574875A JP S6132847 B2 JPS6132847 B2 JP S6132847B2
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JP
Japan
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transistor
port
terminal
resistor
current
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JP50135748A
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JPS5171756A (ja
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Otsutoo Fuooruman Yohanesu
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Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips Electronics NV
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Publication date
Priority claimed from NL7414850A external-priority patent/NL7414850A/xx
Priority claimed from NL7416482A external-priority patent/NL7416482A/xx
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Publication of JPS5171756A publication Critical patent/JPS5171756A/ja
Publication of JPS6132847B2 publication Critical patent/JPS6132847B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H11/00Networks using active elements
    • H03H11/02Multiple-port networks
    • H03H11/40Impedance converters
    • H03H11/42Gyrators

Landscapes

  • Amplifiers (AREA)
  • Networks Using Active Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、閉ループ内に設けられ、それぞれ2
個の端子を有する第1ポートおよび第2ポート
と、4個のインピーダンス素子と、前記2つのポ
ートに結合された2個の増幅器とを具える非可逆
回路網に関するものである。
ここに、2つのポートを有する非可逆回路網
は、一方のポートがインピーダンスZで終端され
ている場合、他方のポートは+k/Z(k>0)
のインピーダンスを有する回路網を意味してい
る。この種の回路網はジヤイレータである。知ら
れているように、ジヤイレータは、一方のポート
に接続されたキヤパシタンスを合成インダクタン
スに変換し、このインダクタンスは他方のポート
に接続されたキヤパシタンスと共に共振回路を構
成する。このジヤイレータは、ジヤイレータ定数
kを変えることによて、合成インダクタンスの大
きさを原則として変化させることができるという
特性を有していることが知られている。このこと
は、抵抗の設定を変えることにより非常に簡単な
方法でジヤイレータ共振回路を離調しうることを
意味している。
このような装置の有用性に対する一般的な基準
は、ジヤイレータによつて実現される共振回路の
特性係数Qの大きさである。バイポーラモノリシ
ツク構造を有効に用いることによつて、周波数を
数オクターブにわたつて同調でき、しかも比較的
大きいQを有するジヤイレータ共振回路が実現で
きる。
上述した種類の非可逆回路網は、“I.E.E.会
報”第115巻、No,11,1969年11月、1842ページ
第9d図によつて公知になつている。この公知の
ジヤイレータ形非可逆回路網では、増幅器は演算
増幅器によつて構成されている。閉ループは、第
1ポートの第1端子と、第1インピーダンス素子
と、第2インピーダンス素子と、第3インピーダ
ンス素子と、第2ポートの第1端子および第2端
子と、第4インピーダンス素子と、第1ポートの
第2端子とを具えている。第1ポートの第1端子
と第2ポートの第1端子との間に、増幅器が設け
られている。第2ポートの第2端子と、第1イン
ピーダンス素子および第2インピーダンス素子の
接続点との間に、第2増幅器が設けられている。
この公知のジヤイレータは、2個の演算増幅器
を具えている。既知のように、この演算増幅器
は、縦続接続された数個のトランジスタ増幅段を
具えることが多い。処理すべき信号はこれら増幅
段のすべてを通過しなければならないので、信号
は、増幅段の数に基づく遅延を受けるようにな
る。そのため、この遅延に関係する増幅器の総合
遮断周波数は、用いる増幅段の数に基づくように
なる。増幅段を多く用いるほど、総合遮断周波数
は低くなる。既知のように、トランジスタあたり
の遮断周波数および増幅器ほ遮断周波数は、トラ
ンジスタの静止電流(quiescent current)を増
加させることにより、増大させることができる。
しかし、このことは次のことを意味している。す
なわち、増幅器の消費電力が非常に増大し、これ
は増幅器がチツプ上に集積化されている場合には
特に不所望なものである。さらに、トランジスタ
増幅器はループ内に設けられている。高周波発振
を防止するためには、増幅器は6dB/オクターブ
よりも小さいロールオフを示さなければならな
い。このことは、固有(specific)周波数範囲で
は、ただ1つの時定数を有効とすることができる
ことを示している。このことは、増幅段の時定数
が互いに大きな差を有することを意味している。
総合遮断周波数は、最も低い遮断周波数を有する
トランジスタ増幅段により決定される。
要約すると、演算増幅器が増幅器として用いら
れる事実、および演算増幅器がループ内に設けら
れている事実によつて、ジヤイレータは高周波数
および最大許容消費電力において比較的大きいQ
が必要となり、したがつて特殊な応用にはあまり
適していない。さらに、演算増幅器の複雑さのた
めに、ジヤイレータをチツプ上に集積化した場
合、ジヤイレータがチツプの大半の面積を占める
という欠点がある。
本発明の目的は、上述の欠点を除去した非可逆
回路網を提供することにある。
本発明非可逆回路網は、前記各増幅器をトラン
ジスタで構成し、前記閉ループを、第1ポートの
第1端子と、第1インピーダンス素子と、第2イ
ンピーダンス素子と、第3インピーダンス素子
と、第2ポートの第1端子および第2端子と、第
4インピーダンス素子と、第1ポートの第2端子
との順序で形成し、第1トランジスタのベース―
コレクタ路を第2ポートの第2端子と第1ポート
の第1端子との間に設け、第1トランジスタのエ
ミツタを定電位点に結合し、第2トランジスタの
コレクタ―エミツタ路を第2ポートの第1端子と
第1ポートの第2端子との間に設け、第2トラン
ジスタのベースを第1インピーダンス素子及び第
2インピーダンス素子の接続点に接続するように
したことを特徴とするものである。
本発明は、4個の抵抗と2個の増幅器とによつ
て、12の異なるジヤイレータを実現でき、これら
12の可能なジヤイレータのうちの1つは、電流源
のような追加の電源装置および多くの追加の抵抗
を用いることなく、2個のトランジスタだけで構
成できるという認識に基づいてなしたものであ
る。
以下、図面に基づいて本発明を説明する。
第1図は、ポート1,2,3,4,5,6を具
える3ポート非可逆回路網を示す。この非可逆回
路網はサーキユレータ形である。サーキユレータ
は、すべての2ポート間での信号伝達が一方向の
みに可能であるという特性を有している。ポート
3,4に入力信号を供給すると、ポート1,2だ
けに出力信号が発生する。ポート5,6には信号
は現われない。このことを矢印aで示す。ポート
1,2に入力信号を供給すると、ポート5,6だ
けに出力信号が現われる。この場合、ポート3,
4には信号は現われない。これを矢印bで示す。
ポート5,6に入力信号を供給すると、ポート
3,4だけに出力信号が現われ、ポート1,2に
は信号は現われない。このサーキユレータは、例
えば、いわゆるハイブリツド回路網として電話回
路に用いることができる。ポート1,2,3,
4,5,6の1つを抵抗で終端すると、この非可
逆回路網はジヤイレータとなる。このジヤイレー
タは、前述したように、一方のポートに接続され
たキヤパシタンスを合成インダクタンスに変換
し、この、合成インダクタンスは他方のポートに
接続したキヤパシタンスと共に共振回路を構成す
る。
第2図は、本発明に基づくジヤイレータを示
す。このジヤイレータは、第1トランジスタ10
と第2トランジスタ11とを具えている。閉ルー
プは、第1ポート1,2の第1端子2と、抵抗1
5と、抵抗14と、抵抗12と、第2ポート3,
4と、抵抗13と、第1ポート1,2の第2端子
とを具えている。抵抗12と抵抗14との接続点
を定電位点に接続する。トランジスタ11のベー
スを抵抗14と抵抗15との接続点に接続する。
トランジスタ11のコレクタを、第2ポート3,
4の端子3に接続する。トランジスタ11のエミ
ツタを、第1ポート1,2の端子1に、および抵
抗13を経て第2ポートの端子4に接続する。第
2ポートの端子4を、抵抗16を経て定電位に、
およびトランジスタ10のベースに接続する。ト
ランジスタ10のエミツタを定電位点に接続し、
トランジスタ10のコレクタを、第1ポート1,
2の第2端子2に接続する。このジヤイレータの
動作は次の通りである。これは、ジヤイレータの
交流動作をより詳細に調べることであり、ジヤイ
レータの交流動作は、定電位点+および−を相互
に接続するものと考えることができることを意味
している。トランジスタ10のベース―エミツタ
信号電圧が無視できるものとすれば、抵抗12に
かかる電圧V1はボルトに等しくなる。したがつ
て、V1/R12アンペアに等しい電流が抵抗12を
流れる。ここにR12は抵抗12の抵抗値であ
る。この電流は、トランジスタ11のコレクタか
ら定電位点+へ流れる。電流i1が、端子3からト
ランジスタ11のコレクタへ流れる。トランジス
タ10のベース電流を無視すると、端子4に流れ
る電流i1は抵抗13を矢印の方向に流れる。した
がつて、トランジスタ11を流れる電流は、 i1−i2=i1−V1/R12 に等しい。これは次の関係を与える。
i2=V/R12 (1) 抵抗15を流れる電流は、V2/R15に等しい。
ここに、R15は抵抗15の抵抗値である。トラ
ンジスタ11のベース電流を無視すると、抵抗1
5を流れる電圧は抵抗14を流れ、この結果抵抗
14にかかる電圧は、 V2・R14/R15ボルト に等しい。同じ電圧が抵抗13に現われる。この
電圧によつて、前記電圧をR13で割つた値に等
しい電流が抵抗13を流れる。ここに、R13は
抵抗13の抵抗値である。この電流は、i1に等し
く方向が反対であるため、次の関係が得られる。
i1=−V/R13・R14/R15 (2) 前記(1)式および(2)式による簡単な計算によつ
て、次のことが明らかとなる。すなわち、ポート
の1つをインピーダンスZで終端すると、他のゲ
ートには次式で示すインピーダンスZPが測定さ
れる。
P=+R12,R13,R15/R14・1/Z=
k/Z(3) 上式(3)から、キヤパシタンスをポート1,2に
接続する場合には、ポート3,4にはインダクタ
ンスが測定されることがわかる。また、キヤパシ
タンスをポート3,4に接続する場合には、ジヤ
イレータ共振回路が得られる。
(1)式及び(2)式に従つてポート電流、i1及びi2
導出するために、トランジスタ10及び11は無
限電流増幅率β及び無限相互コンダクタンスSを
有し、従つて信号ベース電流及び信号ベース―エ
ミツタ電圧は無視し得るものとする。しかし実際
には電流増幅率β及び相互コンダクタンスSは無
限大ではないため、トランジスタ10及び11の
信号ベース電流及び信号ベース―エミツタ電圧を
考慮する必要がある。これがため、(1)式及び(2)式
によるポート電流i1及びi2に対しては僅かな補正
が行われるようになる。この場合には、次式で示
す関係が適用される。R12=R15=Rおよび
R13=R14=2Rの場合には、共振回路に対
し次の関係式が用いられる。
ω=1/RC・(1−1/SR) (4) 1/Q=4/β+3/SR+2/SR16 (5) ここに、ωは共振周波数であり、Qは共振曲
線の鋭さを示す特性係数(quality factor)であ
り、Cは2つのポートに接続した2個のキヤパシ
タンスの容量であり、Sはトランジスタ10およ
び11の傾き(slope)であり、βはベース―コ
レクタ電流増幅率であり、R16は抵抗16の抵
抗値である。式(4)及び(5)から明らかなように、無
限電流増幅率β及び無限相互コンダクタンスSに
対し、共振周波数ω=1/RCとなり、特性係
数はQ=∞となる。トランジスタ11のベースと
コレクタとの間にキヤパシタンス17を設けるこ
とによつて、Qを周波数とはほとんど無関係にす
ることができる。関係式(4)から、共振周波数はト
ランジスタのβとは無関係であることがわかる。
さらにまた、抵抗14にいくつかのダイオードを
直列に設けることによつて、共振周波数をトラン
ジスタの傾きSに無関係にすることができる。第
2図には、ダイオード20,21,22を示す。
ダイオードを設けるという手段によつて、共振周
波数は、すべてのトランジスタパラメータとは無
関係となる。第2図に示すジヤイレータは非常に
簡単であり、したがつて集積化するには非常に適
している。さらに、固有周波数に対し比較的大き
いQでは、消費電力は非常に小さくなる。
単一のトランジスタ10と11の代りに、等価
トランジスタを用いることができる。第3図は、
このような等価トランジスタの例を示す。等価ト
ランジスタは、トランジスタ30と31とを具え
ている。PNPトランジスタ31のエミツタ―コレ
クタ路を、等価トランジスタのコレクタ端子Cと
エミツタ端子Eとの間に設ける。トランジスタ3
0のコレクタ―エミツタ路を、トランジスタ31
のベースとコレクタとの間に設ける。トランジス
タ31のベースとエミツタとの間に、抵抗32を
設ける。トランジスタ30のベースBは、また等
価トランジスタのベースを構成する。
さらに、抵抗の代りに、抵抗およびコンデンサ
より成るさらに複雑なインピーダンス素子を用い
ることもできる。これは、例えば、トランジスタ
内の移相を補償する必要がある場合である。
第4図は、本発明ジヤイレータ形の非可逆回路
網の他の実施例を示す。このジヤイレータは、第
1トランジスタ10と第2トランジスタ11とを
具えている。閉ループは、第1ポート1,2の第
1端子2と、抵抗15と、抵抗14と、抵抗12
と、第2ポート3,4と、抵抗13と、第1ポー
ト1,2の第2端子1とを具えている。抵抗12
と抵抗14との接続点を定電位点に接続する。ト
ランジスタ11のベースを、抵抗14と15との
接続点に接続する。トランジスタ11のコレクタ
を、第2ポート3,4の端子3に接続する。トラ
ンジスタ11のエミツタを、第1ポート1,2の
第2端子1に、および抵抗13を経て第2ポート
の端子4に接続する。第2ポートの端子4を、ト
ランジスタ10のベースに、およびトランジスタ
23のコレクタ―エミツタ路を経て定電位点に接
続する。トランジスタ10のエミツタを定電位点
に接続し、トランジスタ10のコレクタを第1ポ
ート1,2の第1端子2に接続する。トランジス
タ23のベースを、ダイオード28を経て定電位
点に、およびダイオード27と抵抗18との直列
接続を経て異なる定電位点に接続する。第1ポー
トの第1端子2と第2ポートの第1端子3との間
に、トランジスタ24のベース―コレクタ路を設
ける。トランジスタ24のエミツタを、抵抗19
を経て定電位点に接続する。第1ポート1,2を
キヤパシタンス25で終端し、第2ポート3,4
をキヤパシタンス26で終端する。第4図のジヤ
イレータの動作は次の通りである。これは、ジヤ
イレータの交流動作をより詳細に調べることであ
り、ジヤイレータの交流動作は、定電位点+およ
び−を相互に接続するものと考えることができる
ことを意味している。トランジスタ10のベース
―エミツタ信号電圧が無視できるものとすれば、
抵抗12にかかる電圧はV1ボルトに等しくな
る。したがつて、V1/R12アンペアに等しい電流
が抵抗12を流れる。ここにR12は抵抗12の
抵抗値である。この電流は、トランジスタ11の
コレクタから定電位点+へ流れる。電流i1が、端
子3からトランジスタ11のコレクタへ流れる。
トランジスタ10のベース電流を無視すると、端
子4に流れる電流i1は、また抵抗13を流れる。
したがつて、、トランジスタ11を流れる電流
は、 i1−i2=i1−V1/R12 に等しい。これは次の関係を与える。
i2=V/R12 (6) 抵抗15を流れる電流は、V2/R15に等しい。
ここに、R15は抵抗15の抵抗値である。トラ
ンジスタ11のベース電流を無視すると、抵抗1
5を流れる電流は抵抗14を流れ、その結果抵抗
14にかかる電圧は、 V2・R14/R15ボルト に等しい。同じ電圧が抵抗13に現われる。この
電圧によつて、前記電圧をR13で割つた値に等
しい電流が抵抗13を流れる。ここに、R13は
抵抗13の抵抗値である。この電流は、電流i1
等しく方向が反対であるため、次の関係が得られ
る。
i1=V/R13・R14/R15 (7) 前記(6)式おむび(7)式による簡単な計算によつて、
次のことが明らかとなる。すなわち、ポートの1
つをインピーダンスZで終端すると、他のポート
には次式で示すインピーダンスZPが測定され
る。
P=+R12,R13,R15/R14・1/Z=
k/Z(8) 上式(8)から、キヤパシタンス25をポート1,2
に接続する場合には、ポート3,4にはインダク
タンスが測定されることがわかる。また、キヤパ
シタンス26をポート3,4に接続する場合に
は、ジヤイレータ共振回路が得られる。
(6)式及び(7)式に従つてポート電流i1及びi2を導
出するために、トランジスタ10及び11は無限
電流増幅器率β及び無限相互コンダクタンスSを
有し、従つて信号ベース電流及び信号ベース―エ
ミツタ電圧は無視し得るものとする。しかし実際
には電流増幅率β及び相互コンダクタンスSは無
限大ではないため、トランジスタ10及び11の
信号ベース電流及び信号ベース―エミツタ電圧を
考慮する必要がある。これがため、(6)式及び(7)式
によるポート電流i1及びi2に対しては僅かな補正
が行われるようになる。この場合には、次式で示
す関係が適用される。R12=R15=R及びR
13=R14=2Rの場合には、共振回路に対し
次の関係式が用いられる。
ω=1/RC・(1−1/SR) (9) 1/Q=4/β+3/SR+2/SR16 (10) ここに、ωは共振周波数であり、Qは共振曲
線の鋭さを示す特性係数であり、Cは2つのポー
トに接続したキヤパシタンスの容量であり、Sは
トランジスタ10および11の傾きであり、βは
ベース―コレクタ電流増幅率ありR16は電流源
23のインピーダンス値である。
(10)式より、用いるトランジスタが好適でない場
合には、Qの大きさが制限されることがわかる。
(10)式には、傾きSとベース―コレクタ電流増幅率
βが含されており、これらの大きさは無限であ
る。簡単な計算によつて、トランジスタ24のエ
ミツタ―コレクタ路を流れる電流i3は次式に等し
くなる。
第4図からV2=i/jωCであるため、上式は 上記(6)式を代入すると、 ここに、Cはキヤパシタンス25と26の容量
値であり、R19は抵抗19の抵抗値であり、ω
は角周波数である。さらに、簡単な計算によつ
て、電流i3をトランジスタ11のコレクタに供給
することにより、特性係数を改善することができ
ることがわかる。。トランジスタ24を設けるこ
とにより、特性係数は次の関係式を有することが
わかつた。
1/Q′=1/Q+tgδ (12) tgδ=+{1+R14/R15}/R19・1/ωC
(13) ここにQ′は得られた特性係数であり、Qは(10)
式に基づく特性係数である。この特性係数Q′は
ポート電流i2から得ることができる。即ち、トラ
ンジスタ24のコレクタ電流i3に対し、ポート電
流i2は次式で表わすことができる。
ここに、 トランジスタ23の代りに、普通の抵抗を用い
ることができる。この場合、この抵抗は、トラン
ジスタ10のベースと負定電位点との間に接続す
る。
抵抗18の抵抗値を、抵抗13と14の抵抗値
の和に等しくなるように選ぶことにより、電源電
圧が異なる場合、ジヤイレータの2つの枝路に流
れる電流が等しいように自動的に調整することが
できる。前記2つの枝路の第1枝路は抵抗12
と、トランジスタ11のコレクタ―エミツタ路
と、抵抗13と、トランジスタ23の、コレクタ
―エミツタ路との直列続により形成され、第2枝
路は抵抗14と、抵抗15と、トランジスタ10
のコレクタ―エミツタ路との直列接続によつて形
成される。さらに、トランジスタ11のベースと
コレクタとの間にキヤパシタンス33を設けるこ
とによつて、特性係数Qを周波数とはほとんど無
関係となるようにすることができる。(9)式から、
共振周波数はトランジスタのβとは無関係である
ことがわかる。さらに、抵抗14に直列にいくつ
かのダイオードを設けることによつて、共振周波
数をトランジスタの傾きSとは無関係にすること
ができる。第4図には、ダイオード40,41,
42を示す。このようにダイオードを設けること
によつて、共振周波数は、すべてのトランジスタ
パラメータとは無関係となる。第4図に示すジヤ
イレータは非常に簡単であり、したがつて集積化
するには非常に適している。さらに、固有周波数
に対し比較的大きいQでは、消費電力は非常に小
さくなる。
第4図において、抵抗14を除去し、トランジ
スタ11のベースと定電位点との間にポートを設
けると、サーキユレータが得られる。
単一のトランジスタ10と11の代りに、第3
図に示す種類の等価トランジスタを用いることも
できる。
さらに、抵抗の代りに、抵抗およびコンデンサ
より成るより複雑なインピーダンス素子を用いる
ことができる。これは例えばトランジスタによつ
て生じる移相を補償する必要がある場合である。
【図面の簡単な説明】
第1図は3ポート非可逆回路網を示す図、第2
図は本発明の実施例であるジヤイレータ形の非可
逆回路網を示す図、第3図は第2図の回路網に用
いる等価トランジスタを示す図、第4図はさらに
他の実施例であるジヤイレータ形非可逆回路網を
示す図である。 1,2,3,4,5,6…ポート、10…第1
トランジスタ、11…第2トランジスタ、12,
13,14,15,16,18,19…抵抗、1
7,25,26,33…キヤパシタンス、20,
21,22,27,28,40,41,42…ダ
イオード、23,24,30,31…トランジス
タ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 閉ループ内に設けられ、それぞれ2個の端子
    を有する第1ポートおよび第2ポートと、4個の
    インピーダンス素子と、前記2個のポートに結合
    された2個の増幅器とを具える非可逆回路網にお
    いて、前記各増幅器をトランジスタで構成し、前
    記閉ループを、第1ポートの第1端子2と、第1
    インピーダンス素子15と、第2インピーダンス
    素子14と、第3インピーダンス素子12と、第
    2ポートの第1端子3および第2端子4と、第4
    インピーダンス素子13と、第1ポートの第2端
    子1とで形成し、第1トランジスタ10のベース
    ーコレクタ路を第2ポートの第2端子4と第1ポ
    ートの第1端子2との間に設け、第1トランジス
    タ10のエミツタを定電位点に結合し、第2トラ
    ンジスタ11のコレクタ―エミツタ路を第2ポー
    トの第1端子3と第1ポートの第2端子1との間
    に設け、第2トランジスタ11のベースを第1イ
    ンピーダンス素子15及び第2インピーダンス素
    子14の接続点に接続するようにしたことを特徴
    とする非可逆回路網。 2 特許請求の範囲1記載の非可逆回路網におい
    て、第1ポートの第1端子2と第2ポートの第1
    端子3との間に、第3トランジスタ24のベース
    ―コレクタ路を設け、このトランジスタ24のエ
    ミツタを、インピーダンス素子19を経て定電位
    点に接続するようにしたことを特徴とする非可逆
    回路網。
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DE2548961A1 (de) 1976-05-20
CA1055127A (en) 1979-05-22
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FR2291644A1 (fr) 1976-06-11

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