JPS6131933Y2 - - Google Patents

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JPS6131933Y2
JPS6131933Y2 JP10284782U JP10284782U JPS6131933Y2 JP S6131933 Y2 JPS6131933 Y2 JP S6131933Y2 JP 10284782 U JP10284782 U JP 10284782U JP 10284782 U JP10284782 U JP 10284782U JP S6131933 Y2 JPS6131933 Y2 JP S6131933Y2
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container
sheet material
shaft
cam
arms
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Description

【考案の詳細な説明】 びん、金属製かん、その他の容器の周囲部に、
模様や商標を印刷した軟質合成樹脂又はその他の
シート材料を巻着することにより、このシート材
料を、ラベル兼容器防護膜として、又必要に応
じ、このシート材料の一部により、びん等の蓋部
の周囲部を覆うことによつて、キヤツプシールと
して使用することは、広く行われている。
しかし、このようなシート材料を容器に巻着さ
せるための従来のほとんどの装置は、容器が単純
な円筒形である場合にしか使用できず、容器の側
面に凹凸があつたり、又は容器の側面形が曲線状
をなすような場合等には、シート材料の左右の側
縁部の接着が不完全となるものが多かつた。
本考案は、側面に凹凸があつたり、又は側面形
が曲線状をなすような各種の変形容器にも、シー
ト材料を確実に巻着することのできるようにした
装置を提供することを目的とするもので、以下、
添付図面に示す実施例に基づいて説明する。
1は回転体をなす搬送テーブルで、概ね、上下
方向をなす主軸2と、この主軸2の上部、中位部
および下部にそれぞれほぼ水平をなすように固着
された上部円板3、中位部円板4および下部円板
5等とからなつている。
主軸2の下部は、底板6の中央に立設された軸
支筒7内に、適宜の軸受8,9をもつて回転可能
として嵌挿されるとともに、底板6の下方におい
て、図示しない歯車その他の伝動機構を介して、
モータその他の動力源に連係されている。
主軸2の上端部は、円筒形の上部覆板10にお
ける上端部閉塞板10aの中央に、適宜の軸受1
1,11を介して嵌挿されている。
この上部覆板10は、底板6の前後左右に立設
された支柱12,12,12,12の各上端に、
適宜のブラケツトをもつて吊支され、搬送テーブ
ル1のほぼ上半部を覆つている。
搬送テーブル1における下部円板5と中位部円
板4との間には、第2図に明示するように、主軸
2を中心とする円周方向に、等間隔をもつて、複
数(図示の実施例においては6個としてある)の
単位巻着装置A〜Fが配設されている。
なお、図示の実施例においては、各単位巻着装
置A〜Fは、すべて同一構造、同一寸法としてあ
るので、以下の説明では、例示的に1つの単位巻
着装置Bについてのみ詳述することとする。
単位巻着装置Bは、第1図から第3図に明示す
るように、容器保持体(以下単に保持体と呼ぶ)
14を備えている。
保持体14は、上端を搬送テーブル1における
中位部円板4の下面に、かつ下端を下部円板5の
上面にそれぞれ固着されるとともに、中位部に左
右方向に突出する側方突出部14a,14bを備
えている。保持体14における外方側面の中央に
は、容器Xの側面の一部が嵌入し得るとともに、
平面形が弧状をなす上下方向の凹溝14cが切設
されている。
保持体14における左右の側方突出部には、上
下方向の軸15,16が、それぞれ回動自在とし
て貫挿されている。
各軸15,16の上端部は、中位部円板4に、
軸受17,17をもつて軸承され、かつ軸15,
16の下端は、下部円板5に設けられた軸受1
8,18を介して、その下方に突出している。
各軸15,16の上部および下部適所には、第
2図に明示するように、平面形が概ね弧状をなす
巻込み腕19,20,21,22が、それぞれ各
軸15,16と一体的に回動するように止着され
ている。なお、軸15に止着された巻込み腕1
9,20と軸16に止着された巻込み腕21,2
2とは、取付位置を若干上下にずらせることによ
つて、左右の巻込み腕19と21、20と22が
互いにかみ合わないようにしてある。
上部の巻込み腕19,21と中位部円板4との
間における各軸15,16まわりには、ねじりコ
イルばねとしたばね23,24が巻回されてい
る。各ばね23,24の上端は、中位部円板4に
止着されるとともに、ばね23,24の下端は、
各巻込み腕19,21に係着され、これらのばね
23,24によつて、左右の巻込み腕19,2
1、およびそれらと一体をなす軸15,16、巻
込み腕20,22等には、互いに内方に向かう回
動力が付勢されている。
左方の軸15における下部の巻込み腕20と下
部円板5との間、および右方の軸16における下
部の巻込み腕22と保持体14の側方突出部14
bの下面との間には、それぞれ従動腕25,26
が、回動自在として嵌装されている。
各従動腕25,26の遊端適所と巻込み腕2
0,22の遊端適所とには、引張りコイルばね2
7,28の各端部が適宜止着され、各巻込み腕2
0,22の回動に伴い、従動腕25,26がこれ
らのばね27,28に引張られて、軸15,16
まわりに回動するようにしてある。
なお、各巻込み腕19,20,21,22の内
側縁および各従動腕25,26の遊端内縁は、容
器Xの側面形状にほぼ補形をなす形状とするとと
もに、各巻込み腕20,22を左右に開いた場
合、各巻込み腕20,22の遊端内縁と各軸1
5,16とを結ぶ線より内側に、各従動腕25,
26の遊端内縁が突出するような関係としてあ
る。
従つて、容器Xまわりに、後述するシート材料
Yを巻回する場合、軸15,16の回動により、
まず従動腕25,26が、容器Xの側面にシート
材料Yを介して当接し、その後、巻込み腕20,
22等が容器Xまわりに巻きつくことになる。
下部円板5の下方に突出する各軸15,16の
下部には、第3図に明示するように、上下2個の
歯車29,30,31,32がそれぞれ嵌装され
ている。
大径の歯車29は、軸15に回転自在として遊
嵌されるとともに、小径の歯車30は、軸15に
対して固着され、また小径の歯車31は、軸16
に対して固着されるとともに、大径の歯車32
は、軸16に回転自在として遊嵌されている。
なお、上方の歯車29と31同士、および下方
の歯車30と32同士は、互いに歯合している。
歯車30の上面には、アーム33が固着され、
該アーム33の遊端部上面には、転子34が上下
方向のピン35をもつて軸着されている。歯車3
1の下面には、アーム36が固着され、該アーム
36の遊端部下面には、転子37が上下方向のピ
ン38をもつて軸着されている。
転子34は、底板6に固着された円筒形の下部
覆板39における上端内面に、主軸2と同心状を
なすように固着された環状のカム40の内面によ
つて形成されるカム面40aに当接されている。
転子37は、軸支筒7に固着された円板形のカム
41の外周面によつて形成されるカム面41aに
当接されている。
各カム40,41のカム面40a,41aは、
直線状に展開した場合、第5図に示すような軌跡
を描く形状としてある。これによつて、例えば単
位巻着装置Bが、搬送テーブル1とともに主軸2
まわりに回動する際、転子34がカム面40aに
沿つて転動する。このカム面40aの形状によ
り、転子34を介して、アーム33および歯車2
9が軸15まわりの所望方向に回動し、さらに歯
車31を介して、軸16がばね24に抗して回動
することにより、巻込腕21,22等を開かせた
り、又はばね24により、巻込み腕21,22等
を閉じさせたりすることができる。
また、転子37とカム41のカム面41aとの
係合により、アーム36を所望方向に回動し、ア
ーム36→歯車32→歯車30を介して、軸15
をばね23に抗して回動して、巻込み腕19,2
0を開かせたり、又はばね23により巻込み腕1
9,20を閉じさせたりすることができる。
保持体14の左右には、真空吸引ブロツク(以
下単にブロツクと呼ぶ)42,42が設けられて
いる。
各ブロツク42は、上端を中位部円板4の下面
に、かつ下端を下部円板5の上面にそれぞれ固着
されるとともに、中位部に、保持体14における
左右の側方突出部14a,14bとほぼ同一高さ
をなす外向突出部42aを備えている。
ブロツク42における外向突出部42aの遊端
面右側部には、上下2段の真空吸引孔43,43
が穿設されるとともに、ブロツク42の左側面に
は、上下2段の吸盤44,44が固着されてい
る。
真空吸引孔43,43、吸盤44,44は、ブ
ロツク42内に穿設された適宜の連通孔45,4
6を介して、それぞれ導管47,48に連通され
ている。
また、導管47,48は、第1図に明示するよ
うに、下部円板5に放射状に穿設された上下方向
の孔49,50に接続されている。
さらに孔49,50は、下部円板5の下面に密
接するべく、軸支筒7に固着された扇形板51の
上面に切設された弧状の溝52,53に、それぞ
れ連通したり、離れたりするようになつている。
すなわち、扇形板51に切設された溝52,5
3は、例えば第2図において、主軸2を中心とし
て後方から左側方までに至る90゜〜150゜の角度
をなす弧状とし、これにより、下部円板5の回転
に伴つて、孔49,50が、第2図における後方
から左側方に至る90゜〜150゜の範囲内にあると
きは、孔49,50と溝52,53とが連通し、
それ以外のときには、孔49,50は大気に開放
されるようにしてある。
さらに溝52,53は、扇形板51の下面に接
続された導管54,55を介して、図示しない真
空吸引装置に接続されている。
なお図示の実施例においては、1つの単位巻着
装置Bにおける保持板14の左方のブロツク42
における真空吸引孔43,43と、同保持板14
の右方のブロツク42に固着された吸盤14,4
4とをもつて、1つの単位巻着装置Bにおける真
空吸着装置を構成するものとしてある。
すなわち、1つのブロツク42における真空吸
引孔43,43と吸盤44,44とは、設計上同
一ブロツク42に設けられてはいるが、別の単位
巻着装置を構成するものとしてある。
こうして、保持体14、軸15,16、巻込み
腕19〜22、従動腕25,26、歯車29〜3
2、真空吸引孔43,43、吸盤44,44等を
もつて、1つの単位巻着装置Bを構成している。
第1図および第4図に明示するように、搬送テ
ーブル1における上部円板3と中位部円板4との
間には、各単位巻着装置A〜Fに対応する位置
に、それぞれ、軸56と、角柱状の案内棒57と
が上下方向を向くように、かつ放射方向に適宜の
間隔をもつて固着されている。
軸56には、摺動体58が上下方向に摺動可能
として嵌装されている。この摺動体58の内端面
には、案内棒57の左右の側面に沿つて上下方向
に転動する左右1対のローラ59,59が、ピン
60,60をもつて軸着されるとともに、摺動体
58の外端面には、転子61が、主軸2を中心と
する求心方向を向くピン62をもつて軸着されて
いる。
転子61は、上部覆板10の下端に固着された
適宜の取付板63をもつて、主軸2と同心状に支
持された円筒形のカム64における上端面に形成
されたカム面64aに当接されている。
カム64におけるカム面64aは、直線状に展
開した場合、第5図に示すような軌跡を描く形状
としてある。これにより、搬送テーブル1の回転
に伴つて、転子61とカム64との係合により、
摺動体58は、軸56および案内棒57に沿つて
所望時期に上下に摺動する。
摺動体58の外端面下部には、下方を向く当て
板65の上端部が固着されている。
当て板65は、容器Xの側面形と補形をなす弧
状の横断平面形状をなし、摺動体58が最も下降
したとき、保持体14の凹溝14c内に嵌入され
た容器Xの露出側面の一部に外接する状態で、下
端が下部円板5の周縁部上面に切設された平面形
が弧状の凹溝66内に嵌入するとともに、摺動体
58が最も上昇したときには、下端が中位部円板
4とほぼ同一高さに位置するようなものとしてあ
る。
しかして、軸56、案内棒57、摺動体58、
転子61、カム64等をもつて、当て板移動手段
が構成されている。
67は、各単位巻着装置A〜Fに、模様又は商
標等を印刷され、かつ適宜の寸法に切断された軟
質合成樹脂又はその他の材料製のシート材料Y
を、1枚ずつ供給するシート材料供給装置をなす
シート材料供給ローラである。
シート材料供給ローラ67は、第2図に明示す
るように、搬送テーブル1の後方における適宜の
固定体に軸68着されている。
69は、容器供給路70より送られてくる各容
器Xを、1個ずつ各単位巻着装置A〜Fにおける
保持板14の凹溝14c内に、シート材料Yを介
して嵌入するように供給する容器供給ローラで、
搬送テーブル1の後方左部における適宜の固定体
に軸71着されるとともに、外周面に等間隔をも
つて、容器嵌入溝69a,69a,69aが切設
されている。
しかして、容器供給ローラ69、容器供給路7
0等をもつて容器供給装置が構成されている。
72は、各単位巻着装置A〜Fにおける保持板
14の凹溝14c内に嵌入された各容器Xを、容
器取出し路73に沿つて送給する容器取出しロー
ラで、搬送テーブル1の後方右部における適宜の
固定体に軸74着され、かつその外周面には、等
間隔をもつて、容器嵌入溝72a,72a,72
aを切設されている。
容器取出路73には、各保持体14における側
方突出部14a,14bの上下の空隙部内に突入
する適宜の案内板75が設けられている。
シート材料供給ローラ67、容器供給ローラ6
9、および容器取出しローラ72は、それらのロ
ーラの周速と、搬送テーブル1上の保持体14の
外周面の周速とがほぼ等しくなるように、図示し
ない歯車等の適宜の連繋手段により、互いに同期
連動されている。
76,77(第2図参照)は、容器Xが保持体
14から脱落するのを防止するための案内片で、
それぞれ搬送テーブル1内に若干突入するよう
に、図示を省略した適宜の固定装置をもつて、搬
送テーブル1の左右の両側部における適宜の固定
体に固定されている。
78は、接着装置をなす接着剤供給装置で、搬
送テーブル1の前方左部における適宜の固定体に
枢着され、1回転するごとに、各単位巻着装置A
〜Fにおける左方の巻込み腕19,20等によ
り、容器Xまわりに巻回されたシート材料Yの左
側縁部に、所定量の接着剤を塗着するようにした
型のものとしてある。
79は、押圧ローラ装置で、この押圧ローラ装
置79は、搬送テーブル1の前方右部における適
宜の固定体に、上下方向の軸80をもつて枢着さ
れたレバー81の遊端に、上下方向の軸82をも
つてローラ83を軸着し、このローラ83を、レ
バー81の遊端近傍と適宜の固定体(図示を省
略)との間に介設された圧縮コイルばね84をも
つて、搬送テーブル1上に保持された容器Xの外
側面に向かつて押圧し、容器Xに巻回されたシー
ト材料Yの左右の側縁部の接着を確実にするよう
にしたものである。
なお、85は、ローラ83が必要以上に搬送テ
ーブル1内に突入するのを防止するための調節ね
じで、その遊端がレバー81の基端側縁に当接す
るように、適宜の固定板86に螺着されている。
次に、本考案の装置の作動について説明する。
第2図における各単位巻着装置A〜Fがある位
置を、加工工程路(主軸2を中心とする保持体1
4等の円周方向の軌跡)におけるイ〜ヘ位置と
し、この加工工程路を直線状に展開した場合のイ
〜ヘ位置における1つの単位巻着装置(仮りにA
とする)と、カム40,41,64、当て板65
等との関係を第5図に示すものとする。
なお、第1図から第4図に示す実施例において
は、搬送テーブル1を回転体としてあるので、加
工工程路は無端回走路となつているが、仮りに上
記イ位置を加工工程路における始点とし、かつロ
〜ヘ位置を経て再びイ位置に戻つたときを終点と
する。
まず、単位巻着装置Aが第2図および第5図に
示すイ位置にあるとき、巻込み腕19〜22が左
右に開いた状態で、シート材料Yが、シート材料
供給ローラ67により、保持体14の外周面に供
給される。
このとき、シート材料Yの右端部は、吸盤4
4,44により吸着されるとともに、シート材料
Yの左端部は、真空吸引孔43,43により吸着
され、シート材料Yは、保持体14の外周面まわ
りに張着される。
このときには、当て板65は上方に引き上げら
れた状態となつている。
次に、搬送テーブル1が、第2図における反時
計方向に若干回動し、単位巻着装置Aがロ位置を
通過するのに伴つて、容器供給ローラ69より、
容器Xが保持体14における凹溝14c内に、シ
ート材料Yを介して嵌入される。
この場合、シート材料Yの左右の端部は、真空
吸引孔43,43および吸盤44,44により引
張されているので、シート材料Yがゆがんだり、
脱落したりすることはない。
単位巻着装置Aが、ロ位置を経てハ位置に至る
間には、上方より当て板65が下降し、容器Xの
側面に密接するとともに、転子37とカム41と
の関係により、軸15がばね23の付勢力によつ
て内向きに回動し、まず従動腕25がシート材料
Yの左半部を容器Xの側面に押しつけ、次いで巻
込み腕19,20が、シート材料Yの左側縁部を
当て板65の外面に巻きつける。
またこの間に、転子34とカム40との関係に
より、左方の従動腕26および巻込み腕21,2
2等も、内方に向かつて若干回動する。
ハ位置においては、当て板65の外面に巻回さ
れたシート材料Yの左側縁部に、接着剤供給装置
78によつて接着剤が塗着する。
単位巻着装置Aが、さらにハ位置よりニに至る
と、右方の従動腕26および巻込み腕21,22
等も完全に容器Xまわりに巻回し、シート材料Y
の右半部を容器Xまわりに巻きつけ、かつシート
材料Yの右側縁部を、当て板65の外周面上にお
いてシート材料Yの左側縁部上に重ね合せ、それ
らを仮接着する。
単位巻着装置Aがニ位置からホ位置に至るまで
の間には、左右の巻込み腕19,20,21,2
2が左右に若干開くが、従動腕25,26は、ま
だシート材料Yを容器Xの側面に押しつけた状態
を維持している。
ホ位置においては、当て板65とローラ83と
によつて、シート材料Yの左右の側縁部は互いに
圧着されて完全に接着される。
さらに、単位巻着装置Aがホ位置からヘ位置に
至る間は、左右の巻込み腕19〜22および従動
腕25,26は完全に開くとともに、当て板65
は上方に移動する。
単位巻着装置Aがヘ位置より再びイ位置に戻る
までの間には、シート材料Yを巻着された容器X
は、容器取出しローラ72の容器嵌入溝72aに
嵌合するとともに、案内板75に当接し、容器取
出しローラ72によつて、容器取出し路73に沿
つて搬送される。
他方、空となつた単位巻着装置Aにおける保持
体14には、イ位置において、再びシート材料供
給ローラ67より新たなシート材料Yを供給さ
れ、第2回目の加工工程に入る。
以上から明らかなように、本考案の装置による
と、容器Xへのシート材料Yの巻着時には、容器
Xに当て板65を当接し、その当て板65の外周
面上において、シート材料Yの左右の側縁部を互
いに接着するようにしてあるので、容器Xの側面
に凹凸があつたり、又は容器Xの側面が曲線状を
なすような場合にも、それらのまわりにシート材
料Yを巻回し、かつシート材料Yの左右の側縁部
を完全に接着することができるとともに、当て板
65の上下動をはじめとして、容器Xへのシート
材料Yの巻着動作等をすべて容易に自動化するこ
とができるので、極めて有意義である。
また、本考案の装置においては、当て板65に
よつて、容器Xが保持体14から脱落するのを防
止することができるので、案内片76,77等を
搬送テーブル1の全周に設ける必要がないなどの
利点もある。
さらに本考案においては、巻込み腕19,2
0,21,22の他に従動腕25,26を設け、
該従動腕25,26により、巻込み腕19,2
0,21,22に先立つてシート材料Yを容器X
の側面に押しつけるようにしてあるので、シート
材料Yを適確に容器Xに密接させることができ、
シート材料Yが巻込み途中で位置ずれを起こした
り、脱落したりする恐れを防止することができ
る。
なお、本考案においては、搬送テーブル1を回
転体とせず、直線状に移動するものとするととも
に、カム40,41,64のカム面40a,41
a,64a等を第5図に示すような直線状のもの
としたり、接着装置を、接着剤供給装置78によ
らず、ヒータ、高周波装置、超音波装置等によ
り、シート材料Yの左右の側縁部を加熱融着する
型の装置とするなど、幾多の変化変形が可能であ
る。
第6図に示すように、容器X′の胴部が樽形に
膨出するような場合、当て板65a′,65b′を上
下2分割型とし、かつそれらの遊端内側面を、容
器X′の胴部の形状に補形をなす尖先形とし、容
器X′にシート材料Yを巻回する場合に、上述の
実施例における当て板移動手段と同様な手段によ
り、これらの当て板65a′,65b′を上下内向き
に移動させるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の装置の一実施例を示す一部
切欠正面図、第2図は、第1図の線−に沿う
横断平面図、第3図は、第1図の線−に沿う
縦断面図、第4図は、第1図の線−に沿う横
断平面図、第5図は、本考案の装置の作動を説明
するためのもので、第1図から第4図に示す実施
例における加工工程路を、直線状に展開した場合
の各部の位置関係を示す作動説明図、第6図は、
当て板の変形例を示すもので、該当て板を容器に
当接したときの中央縦断面図である。 1……搬送テーブル、2……主軸、3……上部
円板、4……中位部円板、5……下部円板、6…
…底板、7……軸支筒、8,9……軸受、10…
…上部覆板、10a……上端部閉塞板、11……
軸受、12……支柱、13……ブラケツト、14
……保持体、14a,14b……側方突出部、1
4c……凹溝、15,16……軸、17,18…
…軸受、19,20,21,22……巻込み腕、
23,24……ばね、25,26……従動腕、2
7,28……ばね、29,30,31,32……
歯車、33,36……アーム、34,37……転
子、35,38……ピン、39……下部覆板、4
0,41……カム、40a,41a……カム面、
42……真空吸引ブロツク、43……真空吸引
孔、44……吸盤、45,46……連通孔、4
7,48……導管、49,50……孔、51……
扇形板、52,53……溝、54,55……導
管、56……軸、57……案内捧、58……摺動
体、59……ローラ、60……ピン、61……転
子、62……ピン、63……取付板、64……カ
ム、64a……カム面、65……当て板、66…
…凹溝、67……シート材料供給ローラ、68…
…軸、69……容器供給ローラ、69a……容器
嵌入溝、70……容器供給路、71……軸、72
……容器取出しローラ、72a……容器嵌入溝、
73……容器取出し路、74……軸、75……案
内板、76,77……案内片、78……接着剤供
給装置、79……押圧ローラ装置、80……軸、
81……レバー、82……軸、83……ローラ、
84……ばね、85……調節ねじ、86……固定
板、A〜F……単位巻着装置、X……容器、Y…
…シート材料、イ〜ヘ……位置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 容器Xを加工工程路に沿つて搬送する搬送テ
    ーブル1と、 該搬送テーブル1上に固着され、かつ外側面
    に容器Xの側面の一部が嵌入し得る凹溝14c
    が形成された容器保持体14と、 前記加工工程路の始点寄りの適宜の固定部に
    固定され、前記容器保持体14における凹溝1
    4cの前面にシート材料Yを供給するシート材
    料供給装置と、 前記加工工程路における前記シート材料供給
    装置より後段側の適宜の固定部に固定され、前
    記容器保持体14における凹溝14c内を、前
    記シート材料Yを挾んで容器Xを嵌入させるべ
    く、容器Xを供給する容器供給装置と、 前記容器保持体14における凹溝14c内に
    嵌入された容器Xの露出側面の一部に当接する
    位置と、前記容器Xから離れた位置との間に移
    動しうるようにして、前記搬送テーブル1に保
    持された当て板65と、 前記容器保持体14の左右両側部に枢着さ
    れ、かつ前記加工工程路に沿う容器Xの進行に
    伴つて、互いに左右方向に開閉し、もつて、前
    記シート材料Yの左右の側縁部が、前記当て板
    65の外面において互いに重ね合わされるべ
    く、シート材料Yを前記容器Xおよび当て板6
    5のまわりに巻回させる巻込み腕19〜22
    と、 前記巻込み腕19〜22と同軸的に開閉自在
    に設けられ、かつ前記巻込み腕19〜22とば
    ね27,28により連結され、巻込み腕19〜
    22に先立つて、シート材料Yを容器Xの側面
    に押しつける従動腕25,26と、 前記当て板65を、容器Xの露出側面に当接
    する位置と、容器Xから離れた位置との間を移
    動させる当て板移動手段と、 前記容器Xおよび当て板65のまわりに巻回
    されたシート材料Yの互いに重ね合わされた左
    右の側縁部を互いに接着させる接着装置と、 前記加工工程路における終点寄りの適宜の固
    定部に固定され、前記シート材料Yが巻着され
    た容器Xを、搬送テーブル1から取り出す容器
    取出し装置 とを備えることを特徴とする容器にシート材
    料を巻着する装置。 (2) 搬送テーブル1を、回転式のものとしたこと
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項に
    記載の装置。 (3) 搬送テーブル1を、直線状に移動する型のも
    のとしたことを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第(1)項に記載の装置。 (4) 当て板移動手段が、搬送テーブルに固定され
    た上下方向の軸56と、該軸の軸線方向に摺動
    可能として嵌装され、かつ当て板65を保持す
    る摺動体58と、加工工程路と平行をなしかつ
    上下に蛇行するカム面64aを備えるカム64
    と、前記摺動体58の適所に軸着され、かつ前
    記カム64のカム面64a上を転動する転子6
    1とを備えることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第(1)項ないし第(3)項のいずれかに記載
    の装置。
JP10284782U 1982-07-07 1982-07-07 容器にシ−ト材料を巻着する装置 Granted JPS5859709U (ja)

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JPS5859709U JPS5859709U (ja) 1983-04-22
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