JPS6131809Y2 - - Google Patents

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JPS6131809Y2
JPS6131809Y2 JP17951480U JP17951480U JPS6131809Y2 JP S6131809 Y2 JPS6131809 Y2 JP S6131809Y2 JP 17951480 U JP17951480 U JP 17951480U JP 17951480 U JP17951480 U JP 17951480U JP S6131809 Y2 JPS6131809 Y2 JP S6131809Y2
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air
grinding
vibration
grip
compressed air
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JP17951480U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、工具本体に内装した振動付与機構を
該本体に組付けたグリツプ部を介して供給される
圧縮エアのエア圧によつて駆動させ、該本体の下
端に一体的に組付けた研削部材に振動を付与する
ことにより研削作業を行なうようにした空気圧式
研削工具に関し、特に研削作業時に上記グリツプ
部を介して手に振動が伝わらないようにするグリ
ツプ部の防振構造に関するものである。
従来より、この種空気圧式研削工具は緻密な研
削作業を行なえることから家具の研削作業、ある
いは自動車のボデイーの補修部分の研摩作業等に
広く用いられている。
ところで、上記従来のものにおいては、研削作
業時に振動が付与される工具本体とこの本体を手
で保持するため該本体に組付けられているグリツ
プ部との間は防振用ゴムを介して結合されてはい
るものの必ずしも完壁な防振効果が得られていな
いものであつた。したがつて、研削作業時に上記
グリツプ部を把持した際上記振動によつて上記グ
リツプ部の把持状態は不安定なものとなり、前記
研削部材を被研削部材面に押付ける力が不均一に
なる。この結果、被研削部材面の研削状態、すな
わち仕上り状態もまちまちになる欠点を有するも
のであつた。
そこで、本考案は上記従来の欠点を解消するた
めに提案されたものであり、研削作業時に工具本
体に付与される振動がグリツプ部を介して手に伝
わることを防止し得るようにすることを目的とす
る。
そして、本考案の要旨とするところは、工具本
体内に内装した振動付与機構を該本体に組付けた
グリツプ部を介して供給される圧縮エア圧によつ
て駆動させ、該本体の下端に一体的に組付けた研
削部材に振動を付与することにより研削作業を行
なうようにした空気圧式研削工具において、上記
グリツプ部の外表面に振動吸収部材を装着すると
ともにこの振動吸収部材と上記グリツプ部の外表
面との間に上記グリツプ部内のエア通路と連通す
る圧縮エア貯留室を形成し、研削作業時に上記グ
リツプ部を上記振動吸収部材及び上記エア貯留室
内の圧縮エア層を介して把持し得るようにしたこ
とを特徴とするものである。
以下、本考案の一実施例を図面に基づき具体的
に説明する。
第1図は本考案に係る空気圧式研削工具の拡大
縦断側面図、第2図は第1図のA−A線断面図、
第3図は第1図のB−B線断面図である。
この研削工具1の工具本体2は横断面方形状に
形成されてなる。この本体2の下端には円筒状の
凹状部3が形成されており、該凹状部3をOリン
グ4を介して円盤状の底蓋5によつて閉塞するこ
とによつて振動付与機構6の駆動エアが供給され
る円筒状の駆動室7が形成されている。この駆動
室7の中央部位には上記振動付与機構6を構成す
るアンバランスロータ8の回転子9の回転中心軸
を構成する円筒状のカラー10が上記本体2と一
体となるように上記底蓋5側において止めネジ1
1によつて固着されている。
上記回転子9は、第2図に示す如く横断平面ダ
ルマ形状をなすように二個の板状体からなる環状
体12,13を一体連結し構成してなる。そし
て、上記一方の環状体12はベアリング14を介
して上記カラー10に組付けられている。また、
他方の環状体13には略円柱形状の重錘15が着
脱自在となるように組付けられている。
上記重錘15は、上記環状体13の内周部13
aに係合する小径接合部16と、上記環状体13
の上面部13Aに係合する上方ウエイト部17
と、上記環状体13の下面部13Bに係合する下
方ウエイト部18とからなり、上記上方ウエイト
部17の上端面17A及び上記下方ウエイト部1
8の下端面18Aと前記駆動室7内の上下壁面7
A,7Bとの間、そして上記各ウエイト部17,
18の周側面17C,18Cと前記駆動室7内の
周壁面7Cとの間に空隙が形成されるように配さ
れている。なお、上記各ウエイト部17,18の
径は上記環状体13の内周部13aの径よりも小
さく形成されており、該内周部13aを介して上
記重錘15が上記環状体13から取り外し得るよ
うに構成されている。また、上記各ウエイト部1
7,18の肉厚、あるいは径を変更することによ
つて、上記重錘15のウエイトを可変調整するこ
とができる。
一方、上記他方の環状体13の外方端部13b
は前記駆動室7内の周壁面7C全周に亘つて形成
されている環状のスリツト19内に該スリツト1
9の上下壁面19A,19B及び側壁面19Cと
の間に空隙が形成されるように嵌装されている。
そして、このスリツト19の一部には前記工具
本体2に形成されている第1のエア供給通路20
と連通する駆動エア供給口21が開設されてい
る。一方、前記底蓋5の中央部近傍には複数のエ
ア排出口22が開設されており、このエア排出口
22からはき出される排出エアは上記底蓋5と前
記工具本体2の下端に装着される研削部材60の
取付板23との間に形成されている円筒形状の消
音室24及び前記工具本体2の後端部(第1図中
右端部)に穿設されている小径の排気孔25を介
して大気に放出される。なお、上記排気孔25の
穿設部位は上記工具本体2の前端部あるいは側端
部であつてもよい。
一方、上記工具本体2の上端中央部位にはグリ
ツプ支持部となる円筒体26が突設されている。
そして、この円筒体26には上記本体2を手で保
持するための円筒状のグリツプ部27が組付けら
れている。このグリツプ部27は横断面円形状の
ヘツド部28とこのヘツド部28の下端周囲部に
突設した円筒状のホルダ部29とこのホルダ部2
9の内方に位置するとともに上記ヘツド部28の
下端中央部に突設した円筒状の軸部30とからな
る。上記ホルダ部29は前記円筒体26の上部外
周部位に形成されている大径の環状溝部31に嵌
装した大径Oリング32を介して前記円筒体26
の外周部に嵌合支持されるとともに、上記軸部3
0は前記円筒体26の下部内周部位に形成されて
いる小径の環状溝部33に嵌装した小径Oリング
34を介して前記円筒体26の内周部に嵌挿支持
されている。
なお、上記大径Oリング32は上記大径の環状
溝部31の底部と該大径Oリング32の内周部と
の間に環状の第1のダンパ用エア通路35が形成
されるように嵌装されるとともに、上記小径Oリ
ング34も上記小径の環状溝部33の底部と該小
径Oリング34の外周部との間に環状の第2のダ
ンパ用エア通路36が形成されるように嵌装さ
れ、さらに上記軸部30は該軸部30の外周部と
前記円筒体26の内周部との間に第3のダンパ用
エア通路37が形成されるよう空間部を間に置き
前記円筒体26内に嵌挿されている。そして、こ
れら各ダンパ用エア通路35,36,37には、
研削作業時、圧縮エアが充填される。
一方、上記グリツプ部27のヘツド部28には
上記本体2内に圧縮エアを供給するための第2の
エア供給通路38が形成されている。そしてこの
エア供給通路38は開閉切換バルブ39を介して
上記軸部30内のエア導通路90に接続されてい
る。すなわち、上記第2のエア供給通路38は上
記開閉切換バルブ39及び上記エア導通路90を
介して前記本体2内に形成されている第1のエア
供給通路20に接続される構成となつている。
上記開閉切換バルブ39はバルブピストン40
とこのピストン40を摺動自在に密嵌するバルブ
シリンダ41とによつて構成され、上記バルブピ
ストン40は一端側にOリング42を嵌着してな
る開閉ピストン部43を有するとともに他端側に
操作ピストン部44を有し、これら各ピストン部
43,44を接合ステム部45によつて連結し構
成したものである。
そして、上記バルブピストン40全体は、上記
操作ピストン部44の端部に設けられている半球
状の突起46と係合する横断面扇形状の操作レバ
ー47の押圧操作によつて第1図中矢印A方向に
摺動操作さる。すると、上記開閉ピストン部43
は上記第2のエア供給通路38と上記エア導通路
90との間を開口し、上記第2のエア供給通路3
8の開口部38aに螺着される図示しないエアプ
ラグを介して該エア供給通路38内に供給されて
来る圧縮エアは上記エア導通路90、第3のダン
パ用エア通路37、第1のエア供給通路20及び
スリツト19を介して前記駆動室7内に供給され
る。なお、上記第2のエア供給通路38内には上
記バルブピストン40の復帰補助用スプリング7
0が配設されている。
そして、上記操作レバー47の押圧操作を解放
すると上記バルブピストン40全体は上記開閉ピ
ストン部43の端面に作用する圧縮エアのエア圧
によつて第1図中矢印B方向に摺動操作され、上
記開閉ピストン部43は上記第2のエア供給通路
38とエア導通路90との間を閉塞し、前記駆動
室7内への圧縮エアの供給は絶たれる。
一方、上記操作レバー47は上記ヘツド部28
に開設した開口部49内を垂直に貫通するように
挿入支持された支持ピン50によつて保持されて
いる。
また、上記操作レバー47には該レバー47を
押圧操作状態で保持するロツク機構51が備えら
れている。
また、上記グリツプ部27にはヘツド部28、
ホルダ部29の外表面及び上記エアプラグ全体を
覆うゴム、スポンジ、発泡部材等の軟質材からな
る振動吸収部材80が装着されている。なお、8
0aはエアホース挿通穴である。
この振動吸収部材80は、ヘツド部28側にお
いては該部材80の内壁80Aから膨出する環状
リブ81と上記ヘツド部28の上面28Aに形成
したリブ嵌合用の環状溝82との係合関係によつ
て位置決めされるとともに、ホルダ部29側にお
いては上記振動吸収部材80の下端を内方に折曲
形成し構成してなる環状の掛止部83をホルダ部
29の下端縁29aに係合させることにより位置
決めされてなる。
また、上記ヘツド部28の上面28Aの中央部
位には円筒形状の凹84が形成されており、この
凹部84を形成することにより、上記ヘツド部2
8の上面28Aと上記振動吸収部材80との間に
は円筒形状の第1の密閉空間部85が形成される
ことになる。また、上記ホルダ部29の外周面2
9Aには環状の凹溝部86が形成されており、こ
の凹溝部86を形成することにより、上記ホルダ
部29の外周面29Aと上記振動吸収部材80と
の間には環状の第2の密閉空間部87が形成され
ることになる。なお、これら各空間部85,87
は図示しないエア連通路を介して接続されてい
る。
そして、上記第1の空間部85は小孔のエア連
通孔88を介して前記バルブシリンダ41内と連
通している。すなわち、前記開閉切換バルブ39
が開動作すると、上記空間部85には前記第2の
エア供給通路38内の圧縮エアが上記バルブシリ
ンダ41内及びエア連通孔88を介して供給さ
れ、該空間部85は圧縮エア貯留室となる。
なお、上記空間部85に圧縮エアが供給される
と上記第2の空間部87にも前記エア連通路を介
して圧縮エアが供給され、この空間部87も圧縮
エア貯留室となる。
すなわち、前記操作レバー47を第1図中矢印
A方向に押圧操作することにより前記振動付与機
構6を駆動させた時、上記各空間部85,87に
は圧縮エアが供給貯留する状態となる。したがつ
て、工具本体2内に付与される振動がもしグリツ
プ部27に伝わつて来てもこの振動を上記各空間
部85,87の圧縮エア層、そして振動吸収部材
80で吸収することができるので、上記グリツプ
部27を把持する手に振動が伝わることなく安定
した把持状態が得られ、所望の通りの研削作業を
行なうことができる。
なお、上記工具本体2の下端には上記取付板2
3に固着されたクツシヨン材となる保護部材52
を介してサンドペーパ等の研削部材60が装着さ
れてなる。
このように、本考案によれば、研削作業時に工
具本体に付与される振動がグリツプ部を介して手
に伝わるようなことはなく、グリツプ部の安定し
た把持状態が得られる。したがつて、研削部材を
被研削面に押付ける力も均一にすることができ、
被研削部材面の仕上り状態も一定となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す空気圧式研削
工具の拡大縦断側面図、第2図は第1図のA−A
線断面図、第3図は第1図のB−B線断面図であ
る。 1……空気圧式研削工具、2……工具本体、6
……振動付与機構、27……グリツプ部、28…
…ヘツド部、28A……上面、29……ホルダ
部、29A……外周部、60……研削部材、80
……振動吸収部材、85……第1の密閉空間、8
7……第2の密閉空間部、88……エア連通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 工具本体内に内装した振動付与機構が該本体に
    組付けたグリツプ部を介して供給される圧縮エア
    のエア圧によつて駆動させ、該本体の下端に一体
    的に組付けた研削部材に振動を付与することによ
    り研削作業を行なうようにした空気圧式研削工具
    において、上記グリツプ部の外表面に振動吸収部
    材を装着するとともにこの振動吸収部材と上記グ
    リツプ部の外表面との間に上記グリツプ部内のエ
    ア通路と連通する圧縮エア貯留室を形成し、研削
    作業時に上記グリツプ部を上記振動吸収部材及び
    上記エア貯留室内の圧縮エア層を介して把持し得
    るようにしたことを特徴とする空気圧式研削工具
    におけるグリツプ部の防振構造。
JP17951480U 1980-12-16 1980-12-16 Expired JPS6131809Y2 (ja)

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JP17951480U JPS6131809Y2 (ja) 1980-12-16 1980-12-16

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JP17951480U JPS6131809Y2 (ja) 1980-12-16 1980-12-16

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JPS57102741U JPS57102741U (ja) 1982-06-24
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