JPS6131591A - 連続孔の穿孔方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は堅牢な脆性物体に連続孔を穿孔する方法に関す
る。

〔従来技術〕

従来、岩石等の堅牢な脆性物体を静的破砕剤を用いて破
砕する場合、自由面を多くして破砕効果を高めるスリッ
トをつ（るために、クローラドリル、手持ちさく岩槻等
打撃式穿孔機を用いて、計画線に沿って連続孔（円形の
穿孔を連続させてスリットとしたもの）をつくっていた
。然し、この方法は、穿孔機がトップハンマ一式で、打
撃部がビットの直上にないこと、又ロッドか細くたわむ
こと、穿孔中にビットが首をふること等のため孔内りを
起しやすく、そのため穿孔と穿孔の間に堀り残しく穿孔
残部）が発生した。その発生防止や穿孔残部の再穿孔は
難しく、連続孔をつくることは非常に困難であった。

〔発明の目的〕

本発明は上記従来の連続孔の穿孔方法の欠点を除去し、
容易に確実に脆性物体に連続孔をつくることを可能とす
る連続孔の穿孔方法を提供することを目的とする。

〔発明の概要〕

本発明の連続孔の穿孔方法は、孔内打撃穿孔機を用いて
、任意の計画線上に、各穿孔の外周が隣接する穿孔の外
周と交わるように穿孔して、各穿孔を連続させることを
特徴とするものである。以下実施例に基いてその詳細を
説明する。

〔発明の実施例〕

本発明の連続孔の穿孔方法においては、従来連続孔の穿
孔のために使用されていたクローラドリル等のトップハ
ンマ一式の穿孔機を使用せず、孔内打撃式穿孔機（ダウ
ンザホールドリル）を使用することに一つの特徴がある
。本発明者は、孔内打撃式穿孔機が、打撃部がビットの
直上にあるため孔面りしにくいこと、及び本体が穿孔径
に近く太いことにより、たわみ等がなく穿孔方向を安定
させること等連続孔の穿孔のためにすぐれた特性を有す
ることを見出し、これを連続孔の穿孔に利用した。

孔内打撃式穿孔機を用いて連続孔を穿孔する手順の詳細
は次の通りである。

イ）継続して穿たれる各穿孔が、常に先に穿った穿孔と
交わるように穿孔する方式： 第１図１（平面図）はその説明図である。図において、
（ａ）　、　（ｂ）　、　（Ｃ）は作業の順序を示し、
Ｒは破砕すべきコンクリート、岩石等の脆性物体、Ｌは
連続穿孔計画線、数字の符号は穿孔（点線は予定位置、
実線は穿孔後）を示す。

（１）まず、図（ａ）　Ｋ示す如く堅牢な脆性物体Ｒの
任意の計画線り上に、任意の向きに穿孔１を穿つ。

この第１穿孔を穿つために限り、孔内打撃式穿孔機以外
の穿孔機を使用することも可能である。計画線は破砕の
要求に応じ１列の場合も複数列の場合もある。穿孔径、
穿孔長、列の間隔等は対象物により適宜決定される。

（２）次に、図（ａ）の点線で示す２の位置に、孔の外
周が先に穿った穿孔１の外周と交わるように穿孔２を穿
つ。穿孔は図（ｂ）の如く連続する。

（３）同様にして、穿孔６を穿ち、穿孔４を穿ち、この
ように必要な回数を繰返して連続孔を形成する。

口）穿孔径よりも小さい間隔をおいて先に設けた複数の
穿孔の各２孔の中間に、外周を両者と交わらせて穿孔を
穿つ方式： 第２図（平面図）はその説明図である。図の符号Ｒ，Ｌ
は第１図と同じものを示し、又数字の符号は穿孔を示し
、１は先に設けた穿孔、２は穿孔１を連続させる穿孔で
ある。

（１）まず、図（ａ）の如く脆性物体Ｒの計画線り上に
穿孔径よりも小さい間隔をおいて複数の穿孔１を穿つ。

このような先に設ける穿孔１を穿つために限り、孔内打
撃式穿孔機以外の穿孔機を使用することも可能である。

（２）次に、複数の先に設けた穿孔の各２孔の中間、図
（ａ）の点線２で示す位置に、夫々外周が先に設けた穿
孔の外周と交わる穿孔２を穿ち、図（１））に示す如（
連続させて連続孔を形成する。

（３）上記と別の手段として、図（Ｃ）の如く、先に穿
孔径より小さい間隔をおいて２箇の穿孔１を設け、次に
点線で示す２の位置に穿孔を穿ち、図（ｄ）の如く両者
を連続させ、引続いて前記６箇の穿孔の連続した連続孔
から前記間隔をおいた穿孔１−２を穿ち、更に点線で示
した２−２の位置にこれらを連続させる穿孔２−２を穿
ち、このような手順を順次繰返して連続孔を延長すると
いう手順をとることも出来るー 以上述べたイ）及び口）の手順は、これを任意に組合せ
て用いることも可能である。尚、孔内打撃式穿孔機に一
定の方向を与え、穿孔面りを防止するために、片側或い
は両側の連結すべき孔中に欠円パイプ又はＨ型鋼を挿入
してガイドとしてもよい。又、任意時に孔内打撃式穿孔
機に孔壁保護管（ケーシング）を使用することも出来る
。

次に、本発明の方法を実施して連続孔を穿孔した１例に
ついて述べる。

トンネル掘進無発破工法の、自由面として連続孔（スリ
ット）を使用する方法において、穿孔のために従来のク
ローラドリルの使用に代えて、孔内打撃式穿孔機を使用
した。

実施場所：吉沢石灰工業（株）太叶鉱山蓑輪鉱区坑内２
５５ＭＬ 穿孔仕様：孔径３１１朋φ　孔数１０ 連続孔巾乙７００＋ｎｇ孔長２，０００間備　　考：穿
孔面り防止用Ｈ型鋼及び孔壁保護管を一部使用す。

上記の連続孔の穿孔に、本発明の穿孔方法を適用し、そ
の結果、穿孔残部の発生は１件もなく連続孔が穿孔出来
、後続作業も順調に行なうことが出来た。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明の連続孔の穿孔方法の適用に
より、穿孔的りがなく連続孔をつくることが容易となり
、又穿孔残部の発生をなくすることが出来、再穿孔の必
要もなくなり、確実に所望の連続孔を得ることが出来る
ようになった。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の連続孔の穿孔方法の穿孔手
順の説明図（平面図）で、図（ａ）　、　（ｂ）　、　
（Ｃ）　１（ｄ）は手順の進行を示す。 Ｒ：脆性物体、Ｌ：穿孔計画線、１．１−２：先に設け
る穿孔、２．２−２：先の穿孔１に交わる穿孔、３，４
：継続して穿たれる穿孔。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 孔内打撃穿孔機を用いて、任意の計画線上に、各穿孔の
   外周が隣接する穿孔の外周と交わるように穿孔して、各
   穿孔を連続させることを特徴とする連続孔の穿孔方法。