JPS6131564A - 躯体仕上壁及びその支持装置 - Google Patents
躯体仕上壁及びその支持装置Info
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- JPS6131564A JPS6131564A JP15100384A JP15100384A JPS6131564A JP S6131564 A JPS6131564 A JP S6131564A JP 15100384 A JP15100384 A JP 15100384A JP 15100384 A JP15100384 A JP 15100384A JP S6131564 A JPS6131564 A JP S6131564A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- finished wall
- finished
- wall material
- support plate
- Prior art date
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- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(イ)発明の技術分野
本発明は、躯体(建造物)の壁面を形成する仕上壁及び
その支持装置に関し、特に躯体の層間変位を吸収できる
ようにした躯体仕上壁及びその支持装置に関するもので
ある。
その支持装置に関し、特に躯体の層間変位を吸収できる
ようにした躯体仕上壁及びその支持装置に関するもので
ある。
(0)従来技術と問題点
近年、建造物等の躯体の壁面は、プレキャストコンクリ
ートパネル、天然石等を平板状成形した仕上壁材により
形成されるようになってきており、そして躯体に対する
仕上壁材の支持もモルタル固定方式に代えて金具を利用
して支持する方式になっている。
ートパネル、天然石等を平板状成形した仕上壁材により
形成されるようになってきており、そして躯体に対する
仕上壁材の支持もモルタル固定方式に代えて金具を利用
して支持する方式になっている。
第7図はこのような従来の躯体仕上壁の一部を示すもの
で、1は天然石2人造石等から成る仕上壁材である。こ
の仕上壁材1はl1体(建造物)2の階高Hに相当する
仕上壁材を複数個に分割したものであり、そして躯体2
に対する取付は、仕上壁材1の上下四ケ所を躯体2の壁
面に固着した金具3によって支持する構造になっている
。
で、1は天然石2人造石等から成る仕上壁材である。こ
の仕上壁材1はl1体(建造物)2の階高Hに相当する
仕上壁材を複数個に分割したものであり、そして躯体2
に対する取付は、仕上壁材1の上下四ケ所を躯体2の壁
面に固着した金具3によって支持する構造になっている
。
第8図は上記躯体2に対する仕上壁材lの支持構造の具
体例を示すもので、支持金具3はL字形の基板4と、こ
の基板4の水平部4aに固定した壁材支持片5と、この
支持片5の先端部に上下方向に直角に突設したピ″7′
6とから構成され、このようにした支持金具3は、その
基板4をアンカーボルト7とモルタル8により躯体2に
固着することによって取り付けられている。
体例を示すもので、支持金具3はL字形の基板4と、こ
の基板4の水平部4aに固定した壁材支持片5と、この
支持片5の先端部に上下方向に直角に突設したピ″7′
6とから構成され、このようにした支持金具3は、その
基板4をアンカーボルト7とモルタル8により躯体2に
固着することによって取り付けられている。
また、上記支持金具3により仕上壁材1を躯体2に支持
する場合は、上下方向に積み上げられる仕上壁材1の上
下端面に穿設した取付穴1a、1bを支持金具3のピン
6に係合し、上下四ケ所を支持することで行なわれ、そ
して相隣接する仕上壁材1.1の隙間には目地材9を充
填するようになっている。
する場合は、上下方向に積み上げられる仕上壁材1の上
下端面に穿設した取付穴1a、1bを支持金具3のピン
6に係合し、上下四ケ所を支持することで行なわれ、そ
して相隣接する仕上壁材1.1の隙間には目地材9を充
填するようになっている。
しかるに、地震振動により建造物に横揺れが生じた場合
、建造物の各階層間には、第7図に示すように横揺れの
大きさに応じた層間変位δが生じ、これに伴い躯体壁面
に一体に取り付けた上下の支持金具3間にも同様な層間
変位が生じることになる。このため、支持金具3と相対
移動のできない状態に結合された仕上壁材lに層間変位
が作用すると、躯体構造より脆弱な仕上壁材1に亀裂が
生じたり、破損されたり、あるいは支持部位の破損によ
って仕上壁材1が支持金具3から外れる虞があった。
、建造物の各階層間には、第7図に示すように横揺れの
大きさに応じた層間変位δが生じ、これに伴い躯体壁面
に一体に取り付けた上下の支持金具3間にも同様な層間
変位が生じることになる。このため、支持金具3と相対
移動のできない状態に結合された仕上壁材lに層間変位
が作用すると、躯体構造より脆弱な仕上壁材1に亀裂が
生じたり、破損されたり、あるいは支持部位の破損によ
って仕上壁材1が支持金具3から外れる虞があった。
(ハ)発明の目的
本発明は上記のような従来の問題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、躯体の階高方向
に配列される各仕上壁材を層間変位に対し追従移動可能
に支持する構造とすることにより、仕上壁材に亀裂、破
損のない、かつ躯体への支持が安全で確実な躯体仕上壁
及びその支持装置を提供するにある。
れたもので、その目的とするところは、躯体の階高方向
に配列される各仕上壁材を層間変位に対し追従移動可能
に支持する構造とすることにより、仕上壁材に亀裂、破
損のない、かつ躯体への支持が安全で確実な躯体仕上壁
及びその支持装置を提供するにある。
(ニ)発明の構成
上記目的を達成するために本発明の躯体仕上壁は、躯体
の階高に相当する仕上壁材を階高方向に複数個に分割し
、この各仕上壁材の下端を躯体に固定支持するとともに
、その上端を躯体に対し躯体層間変位に追従移動可能に
支持したものであり、かつその支持装置は、躯体の階高
方向に配列される仕上壁材を躯体に支持するものであっ
て、躯体壁面に固定される基板と、この基板の水平片に
固定され上記仕上壁材を下端から重量支持する固定支持
板と、上記基板の水平片に水平回動可能に取り付けられ
上記仕上壁材の上端を仕上壁材が躯体の層間変位に追従
移動できるよう支持する可動支持板とから構成したもの
である。
の階高に相当する仕上壁材を階高方向に複数個に分割し
、この各仕上壁材の下端を躯体に固定支持するとともに
、その上端を躯体に対し躯体層間変位に追従移動可能に
支持したものであり、かつその支持装置は、躯体の階高
方向に配列される仕上壁材を躯体に支持するものであっ
て、躯体壁面に固定される基板と、この基板の水平片に
固定され上記仕上壁材を下端から重量支持する固定支持
板と、上記基板の水平片に水平回動可能に取り付けられ
上記仕上壁材の上端を仕上壁材が躯体の層間変位に追従
移動できるよう支持する可動支持板とから構成したもの
である。
け)発明の実施例
以下、本発明の一実施例を図面について説明する。
第1図は本発明にかかる躯体仕上壁の一例を示すもので
、10は石材等から成形された仕上壁材であり、この仕
上壁材10は躯体11の壁面に縦。
、10は石材等から成形された仕上壁材であり、この仕
上壁材10は躯体11の壁面に縦。
横に平板状に配列されることによって躯体11の仕上壁
を形成するものであり、そして躯体11の階高Hに対応
する仕上壁は階高方向に三分割した3枚の仕上壁材10
によって構成され、この各仕上壁材10は、その上下方
向の互いの接合端に対向して躯体11の壁面に固着した
1対の支持装置12.12によって上下両端から支持さ
れている。
を形成するものであり、そして躯体11の階高Hに対応
する仕上壁は階高方向に三分割した3枚の仕上壁材10
によって構成され、この各仕上壁材10は、その上下方
向の互いの接合端に対向して躯体11の壁面に固着した
1対の支持装置12.12によって上下両端から支持さ
れている。
また、上記支持装置12は躯体11に層間変位δが生じ
たとき、これに追従して各仕上壁材10′を水平移動さ
せる機能を備えている。
たとき、これに追従して各仕上壁材10′を水平移動さ
せる機能を備えている。
第2図〜第4図は上記支持装置12の具体例を示すもの
で、この支持装置12は、躯体11の壁面にアンカーボ
ルト13及びモルタル14により固定される四角状の基
板15を備え、この基板15の前面中央には水平片16
が直角に一体に固着されているとともに、上記アンカー
ボルト13が挿通される3個のルーズホール17a〜1
7cが穿設され、さらに躯体11の壁面からの離間間隔
を調整する3本の調整用ポル)18a〜18cが直角に
蝮合されている。また、上記水平片16にはその左右方
向に延びる一対の長穴19a、19bが所望間隔離して
穿設されており、このようにした水平片16上には組付
は後溶接により固定される位置調整板2oが積層されて
いるとともに、位置調整板20には、上記水平片16の
一方の長穴19aに一致してこれより短い長穴21aと
、他方の長穴19bに一致する円穴21bがそれぞれ穿
設されており、さらに上記位置調整板2o上には、その
長穴21a及び円穴21bの部分に位置して固定支持板
、22及びこれより肉薄の可動支持板23の一端部がそ
れぞれ積層され、その積層基部には上記水平片16の長
穴19a、19bと直交する長大24.25が穿設され
ており、さらに固定支持板22の突出先端部には上方に
突出するピン26が、可動支持板23の突出先端部には
下方に突出するピン27がそれぞれ固着されている。上
記ピン26は仕上壁材10の下端面に形成した盲穴10
aに係合するものであり、また、ピン27は仕上壁材1
0の上端面に形成した盲穴10bに係合するものである
。
で、この支持装置12は、躯体11の壁面にアンカーボ
ルト13及びモルタル14により固定される四角状の基
板15を備え、この基板15の前面中央には水平片16
が直角に一体に固着されているとともに、上記アンカー
ボルト13が挿通される3個のルーズホール17a〜1
7cが穿設され、さらに躯体11の壁面からの離間間隔
を調整する3本の調整用ポル)18a〜18cが直角に
蝮合されている。また、上記水平片16にはその左右方
向に延びる一対の長穴19a、19bが所望間隔離して
穿設されており、このようにした水平片16上には組付
は後溶接により固定される位置調整板2oが積層されて
いるとともに、位置調整板20には、上記水平片16の
一方の長穴19aに一致してこれより短い長穴21aと
、他方の長穴19bに一致する円穴21bがそれぞれ穿
設されており、さらに上記位置調整板2o上には、その
長穴21a及び円穴21bの部分に位置して固定支持板
、22及びこれより肉薄の可動支持板23の一端部がそ
れぞれ積層され、その積層基部には上記水平片16の長
穴19a、19bと直交する長大24.25が穿設され
ており、さらに固定支持板22の突出先端部には上方に
突出するピン26が、可動支持板23の突出先端部には
下方に突出するピン27がそれぞれ固着されている。上
記ピン26は仕上壁材10の下端面に形成した盲穴10
aに係合するものであり、また、ピン27は仕上壁材1
0の上端面に形成した盲穴10bに係合するものである
。
また、上記互いに一致させた長穴19a、21a及び2
4には取付ボルト28が水平片16の下面側から座金2
9を介して挿通され、そして固定支持板22の上面側に
突出するボルト28の突出部には座金30を介してナツ
ト31が螺合されており、このナツト31を締め付ける
ことにより固定支持板22及び位置調整板20を水平片
16に固定できるようになっている。なお、固定支持板
22のピン26が仕上壁材10の盲穴10aに対し位置
決めされ、ボルト28とナツト31により締め付は固定
された後は、固定支持板22と水平片16は溶接により
一体化され、さらにボルト28とナツト31も部分溶接
され緩み止めされるものである。
4には取付ボルト28が水平片16の下面側から座金2
9を介して挿通され、そして固定支持板22の上面側に
突出するボルト28の突出部には座金30を介してナツ
ト31が螺合されており、このナツト31を締め付ける
ことにより固定支持板22及び位置調整板20を水平片
16に固定できるようになっている。なお、固定支持板
22のピン26が仕上壁材10の盲穴10aに対し位置
決めされ、ボルト28とナツト31により締め付は固定
された後は、固定支持板22と水平片16は溶接により
一体化され、さらにボルト28とナツト31も部分溶接
され緩み止めされるものである。
同様にして上記互いに一致させた長穴19b。
円穴21b及び長穴25には取付ボルト32が水平片1
6の下面側から座金33を介して挿通され、このボルト
32の可動支持板23側突出端部には座金34を介して
ナツト35が螺合されており、このナツト35を締め付
けることにより可動支持板23を水平片16に取り付け
、かつボルト32を支持軸にして位置調整板20の円穴
21bを中心に水平回動できるようにしである。なお、
可動支持板23のピン27が仕上壁材10の上端盲穴1
0bに対し位置決めされ、かつボルト32とナツト35
により締め付けられた後は、可動支持板23と座金34
は溶接により一体化され、さらにボルト32とナンド3
5も部分溶接され緩み止めされるものである。また、水
平片16と位置調整板20とは、仕上壁板10に対する
固定支持板22及び可動板23の位置決めがなされ、か
9ボルトナツトで締め付けた後に溶接により一体化され
るものである。
6の下面側から座金33を介して挿通され、このボルト
32の可動支持板23側突出端部には座金34を介して
ナツト35が螺合されており、このナツト35を締め付
けることにより可動支持板23を水平片16に取り付け
、かつボルト32を支持軸にして位置調整板20の円穴
21bを中心に水平回動できるようにしである。なお、
可動支持板23のピン27が仕上壁材10の上端盲穴1
0bに対し位置決めされ、かつボルト32とナツト35
により締め付けられた後は、可動支持板23と座金34
は溶接により一体化され、さらにボルト32とナンド3
5も部分溶接され緩み止めされるものである。また、水
平片16と位置調整板20とは、仕上壁板10に対する
固定支持板22及び可動板23の位置決めがなされ、か
9ボルトナツトで締め付けた後に溶接により一体化され
るものである。
次に、上記のように構成された支持装置12を利用して
仕上壁材10を躯体11の壁面に支持し、仕上壁を構成
する場合について述べる。
仕上壁材10を躯体11の壁面に支持し、仕上壁を構成
する場合について述べる。
まず、躯体11に打ち込んだ3本の゛アンカーポルト1
3に基板15の各ルーズホール17a〜17Cを嵌合し
、かつ座金36を介してナツト37を螺合する。その後
、調整用ボルト18a−18Cを躯体壁面に対し出し入
れ操作して躯体壁面と基板15間の間隔及び躯体壁面に
対する平行度等を調整し、さらに水平片16の水平度を
調整して、ナツト37を締め付は基板15を躯体11に
固定する。しかる後、基板15と座金36、及びアンカ
ーボルト13とナツト37とを部分溶接して一体化する
。そして、基板15と躯体壁面間の隙間にはモルタル1
4を充填する。このとき、水平片16の位置は階高方向
に配列される仕上壁材10の目地部分に対向している。
3に基板15の各ルーズホール17a〜17Cを嵌合し
、かつ座金36を介してナツト37を螺合する。その後
、調整用ボルト18a−18Cを躯体壁面に対し出し入
れ操作して躯体壁面と基板15間の間隔及び躯体壁面に
対する平行度等を調整し、さらに水平片16の水平度を
調整して、ナツト37を締め付は基板15を躯体11に
固定する。しかる後、基板15と座金36、及びアンカ
ーボルト13とナツト37とを部分溶接して一体化する
。そして、基板15と躯体壁面間の隙間にはモルタル1
4を充填する。このとき、水平片16の位置は階高方向
に配列される仕上壁材10の目地部分に対向している。
次に、水平片16の各長穴19a及び19bに下面側か
らボルト28及び32を挿通し、その各上方突出部には
位置調整板20及び固定支持板22又は可動支持板23
を重ね合わせてそれぞれの長大及び円穴を嵌合し、さら
に座金30及び34を介してナツト31及び35を螺し
仮止めする。
らボルト28及び32を挿通し、その各上方突出部には
位置調整板20及び固定支持板22又は可動支持板23
を重ね合わせてそれぞれの長大及び円穴を嵌合し、さら
に座金30及び34を介してナツト31及び35を螺し
仮止めする。
その後、躯体壁面に配列される仕上壁材10の上端面側
盲穴10bに可動支持板23の各ピン27を係合して可
動支持板23の位置決めを行ないナツト35を締め付け
ることで可動支持板23を水平片16に取り付ける。そ
して、仕上壁材10の下端側盲穴10aに固定支持板2
2のピン26が係合するように固定支持板22の位置決
めを行なった後、ナツト31を締め付ける。しかる後、
水平片16と位置調整板201位置調整板20と固定支
持板22.ボルト28とナツト31.ボルト32とナツ
ト35及びナツト35と座金34とを部分溶接して互い
を一体化する。
盲穴10bに可動支持板23の各ピン27を係合して可
動支持板23の位置決めを行ないナツト35を締め付け
ることで可動支持板23を水平片16に取り付ける。そ
して、仕上壁材10の下端側盲穴10aに固定支持板2
2のピン26が係合するように固定支持板22の位置決
めを行なった後、ナツト31を締め付ける。しかる後、
水平片16と位置調整板201位置調整板20と固定支
持板22.ボルト28とナツト31.ボルト32とナツ
ト35及びナツト35と座金34とを部分溶接して互い
を一体化する。
これにより、支持装置12が躯体壁に固定され、かつ固
定及び可動支持板22.23が位置決め保持された状態
では、固定支持板22が階高方向に配列される各仕上壁
材10を下端から支持し、かつ可動支持板23は仕上壁
材10の上端を支持することになる。即ち、固定支持板
22は仕上壁材10と一体になってその荷重を受け、ま
た、可動支持板23は仕上壁材10が倒れないように支
持し、可動支持板23には仕上壁材10の荷重が何等か
からない状態におかれる。そして、仕上壁材10の下端
は固定支持板22により2個所で支持され、かつ上端も
可動支持板23により2個所で支持される。なお、各仕
上壁材10間に生じる隙間にはシーリング材38が詰め
込まれている。
定及び可動支持板22.23が位置決め保持された状態
では、固定支持板22が階高方向に配列される各仕上壁
材10を下端から支持し、かつ可動支持板23は仕上壁
材10の上端を支持することになる。即ち、固定支持板
22は仕上壁材10と一体になってその荷重を受け、ま
た、可動支持板23は仕上壁材10が倒れないように支
持し、可動支持板23には仕上壁材10の荷重が何等か
からない状態におかれる。そして、仕上壁材10の下端
は固定支持板22により2個所で支持され、かつ上端も
可動支持板23により2個所で支持される。なお、各仕
上壁材10間に生じる隙間にはシーリング材38が詰め
込まれている。
従って、地震振動により躯体11に横揺れが発生し、こ
れにより下階と上階間の躯体11に第1図に示す如く層
間変位8が生じると、階高間に配置された各仕上壁材1
0は、固定支持板23で重量支持されているため、層間
変位量に応じて躯体11と一体に第1図の2点鎖線のよ
うにδ/3ずつ水平移動する。これに伴い仕上壁材10
の上端を支持する可動支持板23は円穴21bを中心に
してボルト31と一体に水平移動方向に回動される。こ
のため、層間変位による無理な力が仕上壁材10に作用
することがなくなり、仕上壁材10に亀裂を生じさせた
り、破壊等により落下するのを防止でき、安全性の高い
支持を実現できることになる。
れにより下階と上階間の躯体11に第1図に示す如く層
間変位8が生じると、階高間に配置された各仕上壁材1
0は、固定支持板23で重量支持されているため、層間
変位量に応じて躯体11と一体に第1図の2点鎖線のよ
うにδ/3ずつ水平移動する。これに伴い仕上壁材10
の上端を支持する可動支持板23は円穴21bを中心に
してボルト31と一体に水平移動方向に回動される。こ
のため、層間変位による無理な力が仕上壁材10に作用
することがなくなり、仕上壁材10に亀裂を生じさせた
り、破壊等により落下するのを防止でき、安全性の高い
支持を実現できることになる。
第5図及び第6図は本発明の仕上壁支持装置の他の実施
例を示すもので、基板15と水平片16とをアングル部
材40から構成し、このアングル部材40を一本のアン
カーボルト41と間隔調整ボルト18a〜18cにより
躯体11に固定するとともに、水平片16には上記第2
図及び第3図の場合と同様にピン26又は27を有する
固定支持板22及び可動支持板23を取り付けたもので
ある。
例を示すもので、基板15と水平片16とをアングル部
材40から構成し、このアングル部材40を一本のアン
カーボルト41と間隔調整ボルト18a〜18cにより
躯体11に固定するとともに、水平片16には上記第2
図及び第3図の場合と同様にピン26又は27を有する
固定支持板22及び可動支持板23を取り付けたもので
ある。
この実施例においては、上記第1の実施例と同様の効果
が得られるほか、基板及びその躯体への取付構造が簡単
にできる効果がある。
が得られるほか、基板及びその躯体への取付構造が簡単
にできる効果がある。
なお、本発明における仕上壁材支持装置は実施例の構造
のものに限定されず、要は仕上壁材lOを下端側から重
量支持する固定支持板と、仕上壁材10の上端側を支持
し層間変位につれて仕上壁材が水平移動できるようにす
る可動支持板を備えているものであれば、どのような構
造のものでも良い。
のものに限定されず、要は仕上壁材lOを下端側から重
量支持する固定支持板と、仕上壁材10の上端側を支持
し層間変位につれて仕上壁材が水平移動できるようにす
る可動支持板を備えているものであれば、どのような構
造のものでも良い。
また、上記実施例では階高に対応する仕上壁を3枚の仕
上壁材10で形成した場合について述べたが、これに限
定されるものではない。
上壁材10で形成した場合について述べたが、これに限
定されるものではない。
(勺発明の詳細
な説明した通り本発明によれば、躯体の仕上壁を構成す
る階高方向に配列された各仕上壁材を躯体の層間変位に
対し追従移動可能に支持する構造としたので、仕上壁材
に亀裂、破損のない仕上壁とすることができ、かつ躯体
への支持も安全で確実なものとすることができる。また
、階高に相当する仕上壁を複数枚に分割した仕上壁材に
より構成し、かつそれぞれを躯体の層間変位に対し追従
移動可能としているため、各パネル間の変位に対する追
従移動量が小さくなり、これに伴い層間変位による仕上
壁への影響がさらに軽減され、支持装置も小形、簡単化
できる。
る階高方向に配列された各仕上壁材を躯体の層間変位に
対し追従移動可能に支持する構造としたので、仕上壁材
に亀裂、破損のない仕上壁とすることができ、かつ躯体
への支持も安全で確実なものとすることができる。また
、階高に相当する仕上壁を複数枚に分割した仕上壁材に
より構成し、かつそれぞれを躯体の層間変位に対し追従
移動可能としているため、各パネル間の変位に対する追
従移動量が小さくなり、これに伴い層間変位による仕上
壁への影響がさらに軽減され、支持装置も小形、簡単化
できる。
第1図は本発明の躯体仕上壁の一例を示す一部の正面図
、第2図は本発明における仕上壁材支持装置の一例を示
す平面図、第3図は第1図の■−■線に沿う断面図、第
4図は本発明の支持装置を用いて仕上壁材を躯体に支持
した状態を示す縦断側面図、第5図は本発明の仕上壁支
持装置の他の実施例を示す正面図、第6図はそのVI−
VI線に沿う断面図、第7図は従来の躯体仕上壁の一部
の正面図、第8図はその支持装置を示す側面図である。 10・・・仕上壁材、11・・・躯体、12・・・支持
装置、13・・・アンカーボルト、15・・・基板、1
6・・・水平片、20・・・位置調整板、22・・・固
定支持板、23・・・可動支持板、26.27・・・ピ
ン、2’8.32・・・ボルト、31.35・・・ナン
ド。 m1図 第3図 第5図 第4図 第6図
、第2図は本発明における仕上壁材支持装置の一例を示
す平面図、第3図は第1図の■−■線に沿う断面図、第
4図は本発明の支持装置を用いて仕上壁材を躯体に支持
した状態を示す縦断側面図、第5図は本発明の仕上壁支
持装置の他の実施例を示す正面図、第6図はそのVI−
VI線に沿う断面図、第7図は従来の躯体仕上壁の一部
の正面図、第8図はその支持装置を示す側面図である。 10・・・仕上壁材、11・・・躯体、12・・・支持
装置、13・・・アンカーボルト、15・・・基板、1
6・・・水平片、20・・・位置調整板、22・・・固
定支持板、23・・・可動支持板、26.27・・・ピ
ン、2’8.32・・・ボルト、31.35・・・ナン
ド。 m1図 第3図 第5図 第4図 第6図
Claims (2)
- (1)躯体の階高に相当する仕上壁材を階高方向に複数
個に分割し、この各仕上壁材の下端を躯体に固定支持す
るとともに、その上端を躯体に対し躯体層間変位に追従
移動可能に支持したことを特徴とする躯体仕上壁。 - (2)躯体の階高方向に配列される仕上壁材を躯体に支
持するものであって、躯体壁面に固定される基板と、こ
の基板の水平片に固定され上記仕上壁材を下端から重量
支持する固定支持板と、上記基板の水平片に水平回動可
能に取り付けられ上記仕上壁材の上端を仕上壁材が躯体
の層間変位に追従移動できるよう支持する可動支持板と
から構成したことを特徴とする躯体仕上壁の支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15100384A JPS6131564A (ja) | 1984-07-20 | 1984-07-20 | 躯体仕上壁及びその支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15100384A JPS6131564A (ja) | 1984-07-20 | 1984-07-20 | 躯体仕上壁及びその支持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6131564A true JPS6131564A (ja) | 1986-02-14 |
Family
ID=15509160
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15100384A Pending JPS6131564A (ja) | 1984-07-20 | 1984-07-20 | 躯体仕上壁及びその支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6131564A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61261565A (ja) * | 1985-05-15 | 1986-11-19 | 鹿島建設株式会社 | 乾式石貼構造 |
JPS62144334U (ja) * | 1986-03-05 | 1987-09-11 | ||
JPS63190406U (ja) * | 1987-05-29 | 1988-12-07 | ||
JP2013185375A (ja) * | 2012-03-08 | 2013-09-19 | Kaiteki Keikaku Kk | コンテナハウスの結合構造 |
Citations (2)
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JPS5931341A (ja) * | 1982-08-11 | 1984-02-20 | 鹿島建設株式会社 | Pc板外壁 |
-
1984
- 1984-07-20 JP JP15100384A patent/JPS6131564A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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