JPS6131215Y2 - - Google Patents

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JPS6131215Y2
JPS6131215Y2 JP1551282U JP1551282U JPS6131215Y2 JP S6131215 Y2 JPS6131215 Y2 JP S6131215Y2 JP 1551282 U JP1551282 U JP 1551282U JP 1551282 U JP1551282 U JP 1551282U JP S6131215 Y2 JPS6131215 Y2 JP S6131215Y2
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JP
Japan
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gear
planetary gear
reduction
support
diameter bearing
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JP1551282U
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JPS58118339U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、主として舶用に使用される減速逆転
機であつて、遊星歯車を設けて大減速を可能とし
たものに関する。
第1図は、従来この種の遊星歯車式減速逆転機
の構造を示しており、図において、1は出力軸で
あつて、この出力軸1にフランジ2を一体形成
し、遊星歯車3は、該フランジ2側面に突設した
支軸4にて支持している。他方、この遊星歯車3
を駆動する減速大歯車5は、出力軸1の外周及び
ケース6より突設した筒状ボス7へ、軸受9,9
を介して、円板形の支持フレーム8,8を回転自
在に支持し、この円板形支持フレーム8,8で、
両側より挾むようにして支持し、減速大歯車5の
内歯部5aを遊星歯車3へ、外歯部5bをこの減
速大歯車5へ動力を伝える小歯車10へ、更に、
遊星歯車3を、前記筒状ボス7外周の太陽歯車1
1へ噛合し、これによつて、減速大歯車5から遊
星歯車3を介して出力軸1へ動力を伝えるように
している。
このような従来構造においては、減速大歯車5
を、特別の大形部材である円板形支持プレート8
を介して支持しており、しかも、この支持プレー
ト8は出力軸1回りの軸受9,9を介して支持さ
れるため軸方向のスペースを必要とし、その分だ
け軸方向寸法が長く、全体に大型化する欠点があ
つた。本考案は、このような従来の欠点を解消
し、減速大歯車を支持するための大形部材が不要
で、軸方向寸法が短縮され、全体にコンパクトに
構成することのできる遊星歯車式減速逆転機を提
供することを目的とするもので、その構成を図示
の一実施例に基づいて説明すると以下の通りであ
る。
第2図において、21は減速逆転機ケースであ
つて、この減速逆転機ケース21の上半部には、
該ケース21の前、後側壁21a,21b間に中
間軸22が軸架され、同じく下半部には、中間壁
21cと前側壁21a間に入力軸23が、同じく
中間壁21cと後側壁21b間に出力軸24が、
互いに前後同芯に軸架されている。入力軸23
は、その前側壁21aより突出して、機関側に連
結される入力軸継手25が取付けられ、同じくケ
ース21内において入力歯車26が、この入力軸
23と一体に形成されている。本実施例の中間軸
22は、1つの中間伝動ユニツトとしての後進ユ
ニツト27を構成する一部の構成要素となるもの
であつて、この中間軸22には、この前部側に中
間入力歯車28が嵌着され、後部側に減速小歯車
29が遊嵌されている。30は、中間入力歯車2
8側面のシリンダへ挿入した油圧ピストン、31
は、同じく中間入力歯車28側面へ固着した筒状
のクラツチハウジングで、このクラツチハウジン
グ31内には、減速小歯車29の延長ボス29a
が突出しており、これらクラツチハウジング31
内周と延長ボス29a外周とに、前記油圧ピスト
ン30によつて圧接される多板クラツチ板32が
取付けられ、これらによつて、中間入力歯車28
から減速小歯車29への動力を嵌脱する油圧クラ
ツチ33を構成している。また、第3図で示すよ
うに、この後進ユニツト27の側方には、同じく
中間入力歯車34と減速小歯車35、及び、両者
をつなぐ油圧クラツチ36とを備えた略同一構造
の前進ユニツト37が配置され、該前進ユニツト
37の中間入力歯車34が、前記入力歯車26に
噛合して動力を伝達され、更に、この前進ユニツ
ト37の中間入力歯車34から後進ユニツト27
の中間入力歯車28を駆動するようにしている。
他方、出力軸24には、まず、減速逆転機ケー
ス21内において、その前端部に筒状ボス38が
嵌着され、出力軸24前端は、この筒状ボス38
を介して中間壁21cへ軸受39を介して支持さ
れている。そして、この筒状ボス38外周には、
前記軸受39の後方部において、半径外方に突出
する円板型の遊星歯車支え40が一体形成されて
いる。42は、その両端を小径とした段付きボル
ト形状の支軸であつて、その一端が、遊星歯車支
え40の円周方向に適宜間隔をおいて形成したネ
ジ穴42へ螺着され、これによつて、支軸41は
後方へ突出している。43,43は、その一端に
大径フランジ44を備えた一対の筒状部材であつ
て、これらの筒状部材43,43は、そのフラン
ジ44,44側を外側にして支軸41へ遊転自在
に外嵌されて、そのフランジ44外周を半径外方
に突出する大型軸受外周面45とし、両フランジ
44,44間の筒状部外周を小径軸受外周面46
とした遊介輪47に構成されている。そして、こ
の小径軸受外周面46には、直径方向へ半割され
た一対からなる遊星歯車48が遊嵌され、他方の
大径軸受外周面45,45には、その遊星歯車4
8を覆うようにして、リング状の減速大歯車49
が遊転自在に外嵌されており、両フランジ44,
44間において、減速大歯車49内周に形成した
内歯部49aが遊星歯車48へ噛合し、同じ減速
大歯車9外周の外歯部49bが、前記後進ユニツ
ト27と前記ユニツト37の減速小歯車29,3
5へ噛合している。50は、遊星歯車支え40へ
取付けた支軸41の先端小径部を挿通して、ナツ
ト51によつて、遊星歯車支え40と所定の間隔
を保持すべく固定した環状プレートである。ま
た、これら遊星歯車支え40及び環状プレート5
0と遊介輪47側面との間には、間座53,53
が介装されている。なお、54は、前記支軸41
と同様に両端を小径とした段付きボルト形状の間
隔保持軸で、その一端が遊星歯車支え40へ螺着
され、他端が、環状プレート50へ挿通されて、
ナツト55にて締付け保持されている。
次に、出力軸24を支持する減速逆転機ケース
後側壁21bの開口部には、筒状に形成された太
陽歯車ボス56が外方より挿入され、該太陽歯車
ボス56の前端は、円錐状の絞り部56bを介し
て、環状プレート50内周と出力軸24外周の隙
間より遊星歯車48内方へ突出し、その外周に形
成した太陽歯車57が遊星歯車48へ噛合してい
る。図中、58は、太陽歯車ボス56の外端へ形
成してケース後側壁21bの外側面へ当接した取
付けフランジ、59は、この取付けフランジ58
外側面へ当接されて、上記開口部を覆う蓋であつ
て、これらの取付けフランジ58と蓋59とは、
同一のボルト60によつて共締め固定されてい
る。61は、出力軸24の外端へ固着されて、図
外のプロペラ軸へ連結される出力軸継手である。
さて、上記の構成において、入力軸23へ伝達
された機関からの動力は、前述したように入力歯
車26を介して前進ユニツト37における中間入
力歯車34を駆動し、この中間入力歯車34を介
して後進ユニツト27の中間入力歯車28を常時
回転させる。この状態で、前進ユニツト37と後
進ユニツト27の一方のクラツチ36,33を嵌
入すると、その減速小歯車35,29の一方が回
転し、これによつて減速大歯車49が、遊介輪4
7の大径軸受外周面45上を回転し、この間でま
ず第1段の減速が行なわれる。この時、減速大歯
車49は、その内歯部49aを介して遊星歯車4
8を回転させるが、太陽歯車57が固定されてい
ることから、該遊星歯車48は、この太陽歯車5
7上を転動しつつ遊星歯車支え40を介して、出
力軸24を回転させ、この段階で第2段の減速が
行われる。
なお、本実施例では、遊星歯車48を半割状と
し、また遊介輪47も一対の筒状部材43,43
からなる半割状としているが、これらは組立上の
必要からであつて、組立さえできれば夫々一体で
あつてもよい。
第3図は、上記第2図の大減速機構に代えて、
通常減速を採用した場合であつて、この場合に
は、第2図の構造から、太陽歯車ボス56、遊星
歯車48、支軸41、環状プレート50、遊介輪
47及び減速大歯車49を取除き、別に用意した
減速歯車62前側面の凹部62aを遊星歯車支え
40へ嵌合し、支軸41を取付けていたネジ穴4
2を利用して、ボルト63で締付け固定してい
る。また、前記間隔保持軸54部分にはピン64
を挿込んでいる。太陽歯車ボス56部分には短尺
のスペーサ65を介装している。
本考案は以上の構成であり、このように、本考
案によれば、支軸へ外嵌した遊介輪の小径軸受外
周面と大径軸受外周面とで遊星歯車と減速大歯車
の双方を支持しており、したがつて、第1図従来
の如く、減速大歯車支持用のプレートを出力軸或
いは太陽歯車ボスで支持するものと異なつて、遊
介輪は、支軸の長さを少しだけ延長して取付けれ
ばよく、軸方向寸法が短縮化され、全体にコンパ
クトに構成できる効果があると共に、上記遊星歯
車及び減速大歯車等を取付けた支軸部分を取り外
せば、減速大歯車を遊星歯車支えへ直接取付ける
ことができ、それ故、このような遊星歯車を有し
ない通常減速にも適用できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来例を示す減速逆転機要部の縦断
面図、第2図は、本考案実施例を示す減速逆転機
全体の縦断面図、第3図は、同じく歯車の配置構
造を示す概略側面図、第4図は本考案を通常減速
に使用した場合の要部縦断面図である。 24……出力軸、41……支軸、45……大径
軸受外周面、46……小径軸受外周面、47……
遊介輪、48……遊星歯車、49……減速大歯
車、49a……内歯部、49b……外歯部、57
……太陽歯車。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 伝動軸上に、該伝動軸の半径外方に突出する遊
    星歯車支えを設け、この遊星歯車支えの側面に突
    設した支軸へ、小径軸受外周面とこの小径軸受外
    周面両側に大径軸受外周面とを備えた遊介輪を遊
    嵌し、この遊介輪の小径軸受外周面へ遊星歯車
    を、大径軸受外周面へ減速大歯車を各々外嵌する
    とともに、前記減速大歯車内周の内歯部を遊星歯
    車へ、外歯部を、該減速大歯車へ動力を伝達する
    他の伝動歯車へ、更に、遊星歯車を回転しない太
    陽歯車へ噛合したことを特徴とする遊星歯車式減
    速逆転機。
JP1551282U 1982-02-05 1982-02-05 遊星歯車式減速逆転機 Granted JPS58118339U (ja)

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JPS58118339U JPS58118339U (ja) 1983-08-12
JPS6131215Y2 true JPS6131215Y2 (ja) 1986-09-11

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